JPH02223427A - 被覆体の製造方法 - Google Patents

被覆体の製造方法

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JPH02223427A
JPH02223427A JP1298505A JP29850589A JPH02223427A JP H02223427 A JPH02223427 A JP H02223427A JP 1298505 A JP1298505 A JP 1298505A JP 29850589 A JP29850589 A JP 29850589A JP H02223427 A JPH02223427 A JP H02223427A
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thermosetting
reactive acrylic
adherend
parts
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弘 阿部
Akitaka Miyake
三宅 顕隆
Natsuki Morishita
森下 夏樹
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、表面に硬質の被膜が設けられた被覆体の製造
方法に関し、さらに詳しくは、装飾、表示用等として被
覆用シートが表面に貼付けられ硬化された被覆体の製造
方法に関する。
(従来の技術) 家具、鋼板等の物品表面を保護する場合、あるいは物品
に装飾または表示を施す場合には、シート材料を粘着剤
又は接着剤を用いてそれらの物品表面に貼付ける方法が
一般に採用されている。また、粘着剤や接着剤を用いな
い場合には、例えば、特開昭53−61486Jij公
報に開示されているように、シート材料を加熱し、軟化
した状態のシート材料を真空成形によって物品表面に被
覆する方法が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) 接着剤等を用いてシート材料な被着体表面に貼付ける場
合には、シート材料に接着剤等を塗工する工程が必要と
なるので、製造工程が複雑となり、また被膜の硬度が接
着剤層の硬さに影響されて被膜の硬度が低下するおそれ
がある。
真空成形機を用いてシート材料を被着体表面に被覆する
方法では、接着剤等の塗工工程が不要であって生産性を
向上することができ、また用いた接着剤層の硬さに被膜
の硬度が影響されることはないが、この方法で形成され
る被膜の接着性は一般に低く、またシート材料を軟化す
る必要があるので、比較的柔軟なシート材料な用いるこ
とが必要となり、その結果被膜の硬度が充分でなく、被
膜に傷が付き易いという欠点がある。
本発明は上記従来の欠点を解決するものであり、その目
的とするところは、接着剤等を塗工する必要がなくて生
産性を向上することができ、また硬質の被膜が形成され
た被覆体の製造方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の被覆体の製造方法は、重量平均分子量がi o
 o、 o o o〜1.000.000であり常温で
固体状の反応性アクリル樹脂と、ブロックイソシアネー
トとを主成分とする熱硬化性樹脂組成物にて形成される
未硬化状態の熱硬化性被覆用シートを、50℃〜250
℃に加熱した被着体表面に被覆し、硬化させることを特
徴としており、そのことにより上記目的が達成される。
以下、本発明の詳細な説明する、 本発明の熱硬化性被覆用シートは、熱硬化性樹脂組成物
にて形成される未硬化状態の熱硬化性被覆用シートであ
り、熱硬化性樹脂組成物の組成は重量平均分子量が10
0,000〜1,000,000であり常温で固体状の
反応性アクリル樹脂と、ブロックイソシアネートとを三
成分としている。
上記反応性アクリル樹脂は、複数の水酸基、カ アミノ基、又は/及lレボキシル基を有するアクリル系
ポリマーであり、常温(25℃)で固体状の重合体であ
る。このような反応性アクリル゛樹脂は、例えば、(メ
タ)アクリル酸エステルモノマーと、スチレンモノマー
と、2−とドロキシエチル(メタ)アクリレートのよう
な水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルモノマー
 2−アミノエチル(メタ)アクリレートのようなアミ
ノ基を有する(メタ)アクリル酸エステルモノマー又は
/及び(メタ)アクリル酸のようなカルボキシル基を有
するモノマーとを共重合させて得られる。反応性アクリ
ル樹脂の重量平均分子量は、開始剤を用いて重合反応を
行う場合の条件により変化させることが可能であり、本
発明に用いられる反応性アクリル樹脂は、その重量平均
分子量が100.000〜1゜θo o、 o o o
の範囲のものが選択される。M量平均分子量が100,
000を下回ると、得ら引た熱硬化性被覆用シートはシ
ート形状を保持することか困難となる。従って、貼付は
作業時の延伸に対して充分な伸びが得られず、場合によ
っては割れやヒビ割れが発生する。逆に、重量平均分子
量が1,000,000を上回ると、ブロックイソシア
ネートと混合された上記樹脂組成物は成形性に劣り、被
使用シートを調製することが困翰となる。
上記ブロックイソシアネートは、反応性アクリル樹脂を
硬化させるために、加熱反応型硬化剤として用いられる
。こむで、ブロックイソシアネートとは、分子内に二個
以上のイソシアネート基を持つインシアネート化合物の
イソシアネート基を、フェノール、オキシム、ε−カプ
ロラクタム、マロン酸エステルなどのブロック剤でブロ
ックした化合物を意味する。上記イソシアネート化合物
としては、例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネートなどの単量体、
またはこれらのトリメチロールプロパン付加体、イソシ
アヌレート変性体、カルボジイミド変性体などがある。
ブロックイソシアネートは、加熱により上記ブロック剤
が脱離し、生じたイソシアネート基が反応性アクリル樹
脂の官能基(水酸基とアミノ基とカルボキシル基との総
和。
官能基価は水酸基価とアミノ基価と酸価の総和であり、
アミノ基価は、重合時に添加するアミノ基の量を水酸基
価と同様に計算もしくは、アミ7基を亜硝酸と反応させ
水酸基に変えて定量した値。酸価は、重合時に添加する
カルボキシル基の量を水酸基の量と同様に計算もしくは
、カルボキシル基をKOH等で定量した値)と架橋反応
を起こす。ブロックイソシアネートの含有量は、反応性
アクリル樹脂に含まれる官能基(水酸基とアミノ基とカ
ルボキシル基との総和。
官能基価は水酸基価とアミノ基価と酸価の総和であり、
アミン基価は、重合時に添加するアミ7基の量を水酸基
価と同様に計算もしくは、アミノ基を亜硝酸と反応させ
水酸基に変えて定量した値。酸価は、重合時に添加する
カルボキシル基の量を水酸基の量と同様に計算もしくは
、カルボキシル基をKOH等で定量した値)と、ブロッ
クイソシアネートに含まれるイソシアネート基との比が
0.5〜1.5となるような範囲に調整されるのが好ま
しく、さらに好ましくは0゜8〜1.2の範囲である。
また、熱硬化性樹脂組成物には、室温で固体状の熱可塑
性樹脂、反応性アクリルオリゴマーのような反応性オリ
ゴマー、充填剤、老化防止剤、着色剤などが含有されて
もよい。
熱硬化性樹脂組成物が室温で固体状の熱可塑性樹脂を含
有する場合には、熱硬化性被覆用シートの可撓性を向上
させてシートの取り扱い時にヒビ割れ等の発生を減少さ
せ、取り扱い性を良くすることができる。熱可塑性樹脂
としては、反応性アクリル樹脂と相溶性が良い、例えば
、アクリル系、ポリエステル系、ポリフッ化ビニリデン
系、スチレン系、ポリ塩化ビニル系樹脂などが好適に使
用される。熱可塑性樹脂は、反応性アクリル樹脂の固形
分100重量部に対して1〜30重量部添加されるのが
好ましく、より好ましくは5〜20重量部である。熱可
塑性樹脂の添加量が1重量部より少なくなると可撓性の
向上があまり望めず、また添加量が30重量部より多く
なるとシートの展延性、硬度が劣るようになる。
熱硬化性樹脂組成物がアクリルポリオールオリゴマーを
含有する場合には、上記熱可塑性樹脂と同様に熱硬化性
被覆用シートの可撓性を向上させてシートの取り扱い性
を良くすることができる。このアクリルポリオールオリ
ゴマーは、前述のアクリルポリオール同様複数の水酸、
基を有するアクリル系ポリマーであり、常温で固体、も
しくは固溶体状の重合体が好ましい。このようなアクリ
ルポリオールオリゴマーは、例えば、(メタ)アクリル
酸エステルモノマーと、スチレン誘導体モノマーと、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートのような水酸
基を有する(メタ)アクリル酸エステルモノマーとを共
重合させて得られる。アクリルポリオールオリゴマーは
、主と17でアクリレート繰り返し単位からなり、その
分子鎖に水酸基を有するオリゴマーであって、重量平均
分子量が1,000〜10゜000のものが好適に用い
られる。反応性アクリルオリゴマーの重量平均分子量が
1.000を下回ると、得られた熱硬化性被覆用シート
の柔軟性が低下し、貼付は作業時に割れや、ヒビを生じ
易い。逆に、重量平均分子量が10,000を上回ると
、可塑化効果がでなくなる。また、反応性アクリルオリ
ゴマーは、反応性アクリル樹脂の固形分100重量部に
対して、1〜100重量部添加されるのが好ましく、よ
り好ましくは1〜50重量部である。オリゴマーの添加
量が1重量部より少なくなると熱硬化性被覆シートの柔
軟性が乏しくなる。逆に、オリゴマーの添加量が100
重量部より多くなると粘度が低下して流動性が高くなる
ため、シート形状を保持することが困錐となる。
上記反応性アクリルオリゴマーと熱可塑性樹脂は単独で
使用されてもよいし、併用されてもよい。また、反応性
アクリルオリゴマーを使用する場合には、上記ブロック
イソシアネートの含有量は、反応性アクリル樹脂及び反
応性アクリルオリゴマーに含まれる官能基と、ブロック
イソシアネートに含まれるイソシアネート基との比が0
.5〜1.5となるような範囲に調整されるのが好まし
く、さらに好ましくは0.8〜1.2の範囲である。
上記着色剤としては、通常の塗装で用いられる顔料、染
料等が使用できる。例えば、顔料では、酸化チタン、酸
化鉄、カーボンブラック、シアニン系顔料、キナクリド
ン系顔料など、染料ではアゾ系染料、アントラキノン系
染料、インジゴイド系染料、スチルベン系染料などがあ
り、またアルミフレーク、ニッケル粉、金粉、銀粉等の
金属粉などを添加してもよい。高隠蔽−1゜ 性を有する着色剤を用いる場合には、総着色剤の量は、
樹脂の固形分100重量部に対して、2〜100重量部
の範囲が好ましい。
上記各成分を混合して熱硬化性樹脂組成物が得られ、こ
の熱硬化性樹脂組成物にて熱硬化性被覆用シートが形成
される。
このようにして構成される熱硬化性被覆用シートは任意
の方法で製造されて良い。例えば、反応性アクリル樹脂
と、ブロックイソシアネートと、必要に応じて上記した
他の成分及び適当な有機溶剤とを混合する。次に、この
ようにして得られた混合物をシリコーン離型剤で離型処
理されたフィルム上に塗工し、次いで加熱乾燥し、その
後フィルムを剥離することにより、熱硬化性被覆用シー
トが得られる。
次に、上記熱硬化性被覆用シートを用いて被覆体を製造
する方法を説明する。
被着体としては、プラスチック、金属、木材、ガラス及
び塗装面などがあげられる。熱硬化性被覆用シートを上
記被着体表面に貼付けるには、手貼りの他、種々の貼付
は方法が採用できるが、シートを50°C〜250°C
に加熱した被着体表面に被覆するものである。加熱温度
が50°C未満の場合には、充分な接着性が得られず、
250℃を超える場合には被膜が溶けるおそれがある。
特に、被着体表面は70〜150℃の範囲で加熱されて
いるのが好ましい。
被着体が板状の場合には、第1図に示すように、加熱さ
れた被着体2の上面にシート1を重ね、ゴムローラー3
を用いて被着体2にシート1を圧着するのが好ましい。
また、被着体2が立体的な部材である場合には、第2図
に示すように、真空成形機6を用いるのが好ましい。こ
の真空成形機6は、密閉な箱体7内にシート1を支持す
る支持部8を設けると共に、支持部8の下面にヒーター
9を設け、またシート1側へ被着体2を上昇させる昇降
自在な昇降台12を設け、箱体7内に連通ずる連通管1
0に真空ポンプ11を設けて構成されたものである。
この真空成形機6によれば、ヒーター9によって被着体
2及びシート1を加熱17、次いで昇降台12を上昇さ
せることにより、被着体2の周囲にシート1を被覆し、
この状態で被着体2側の箱体7内を減圧状態とすること
により、シート1を被着体2に貼付けることができる。
上記ヒーター9の加熱温度は被着体2の表面温度が50
〜250℃となるように調整するものである。
(実施例) 以下に本発明の実施例に基づいて詳細に説明する。
実施例1 アクリルポリオール(日本触媒四製、アロタン2040
−145 ニガラス転移温度40℃、重量平均分子量3
39,000.OHHBO2を固形分で100重量部(
以下部という)、アクリルポリオールオリゴマー 製、二カライドH870ニガラス転移点−20℃、重量
平均分子量2, 2 0 0〜2, 5 0 0、OH
価200)を30部及びブロックイソシアネ・−ト(武
田薬品工業■製、クケネー)B8 1 5N:水添ジフ
ェニルメタンジイソシアネートのオキシムブロック体、
NC0%7.3)を固形分として86部(上記のアクリ
ルポリオール及びアクリルポリオールオリゴマーの水酸
基に対し、1、0当量のイソシアネート基を有する)を
撹拌しながら混合した。この混合物をシリコーン離型剤
で#型処環さねたポリエチレンテレフタレートフィルム
(創研化工■製、膜厚50μm)の離型面に塗工し、8
0℃にて5分間乾燥させ、その後フィルムを泰J離する
ことにより、未硬化状態の熱硬化性被覆用シートを得た
。得られた熱硬化性被覆用シートの厚みは約50μmで
あった。
このようにして得られた熱硬化性被覆用シートの密着性
及び硬度を測定した。
密着性は、熱硬化性被覆用シートから長方形状の試験片
( 1 0 tx X 2 0 tx )を裁断【、、
コノ試験片を100℃のオーブンに1時間入れておいた
ステンレス板に貼り合わせて圧着プレスした後、160
℃で30分間加熱12て反応させた。
放冷後、形成された被膜の表面に1u間隔の切れ目を基
盤目状に縦、横11本づつ入れ、これに市販の粘着テー
プを貼付け、次いでテープを剥離して基盤目片の残留%
を調べた。その結果、100/100の結果を得た。ま
た、硬度はJIS K5400に準じて鉛筆硬度で評価
した。
その結果、硬度はHであった。
また、得られた熱硬化性被覆用シートの貼付は性を評価
1.た。シートから円形状(直径3゜α)の試験片を裁
断し、この試験片を第2図に示した真空成形機6を用い
て、70’Cに加熱したステンレス板に貼付けた。16
0℃で30分熱硬化させた後、上記基盤目試験を行った
。その結果、100/100の結果を得た。また、硬度
はHであった。。
実施例2 アクリルポリオール(日本触媒■製、アロタン2040
−145 ニガラス転移温度40℃、重量平均分子量3
39.000 )を固形分で100部及びブロックイソ
シアネート(武田薬品工業■製、タケネートB−815
N:水添ジフェニルメタンジイソシアネートのオキシム
ブロック体、NC0%7.3)を固形分として49部(
上記のアクリルポリオールの水酸基に対し、1.0当量
のイソシアネート基を有する)を用いた以外は、実施例
1と同様にして50μm厚の熱硬化性被覆用シートを得
た。
得られた熱硬化性被覆用シートの密着性及び硬度を実施
例1と同様に試験した。その結果、密着性は基盤目試験
で100/100の結果を得た。また、鉛筆硬度はHで
あった。
比較例1 実施例1と同様にして得られた熱硬化性被覆用シートを
、室温のステンレス板に圧着プレスし、その後160℃
で30分間加熱した以外は、実施例1と同様にして試験
した。その結果、基盤目試験は85/100の結果を得
た。また、鉛筆硬度はHであった。
比較例2 アクリル系粘着剤(綜研化学■製、SKゲインP−44
)100部及びその硬化剤(綜研化学■製、L−45)
0.51部からなる30μmの粘着剤層を熱硬化性被覆
用シートに積層し、この粘着剤層をステンレス板に貼り
合わせた他は、実施例1と同様にして試験した。その結
果、基盤目試験は100/100の結果を得た。また、
鉛筆硬度は5Bであった。
比較例3 実施例1と同様にして得られた熱硬化性被覆用シートか
ら円形(直径30cII)の試験片を裁断し、実施例1
と同様に真空成形機を用いて室温でステンレス板に貼付
けた。160℃で30分熱硬化させた後、被膜の密着性
と硬度を測定した。その結果、基盤目試験では93/1
00の結果を得た。捷た、鉛筆硬度はHであった。
実施例3 酢酸エチル300部に、反応性アクリル樹脂(メタアク
リル酸メチルとメタアクリル酸とアクリル酸2−アミノ
エチルの共重合体、Mw492.000、Tg35℃、
CoOH価40とNHt価40)固形分100部に、ブ
ロックイソシアネート(武田薬品工業製、タケネートB
87ON、イソホロンジイソシアネートのオキシムブロ
ックN G O= 12.6%)34部(この架橋剤は
上記反応性アクリル樹脂の官能基に対し、03g当量の
イソシアネート基を有する)を加え撹拌しながら混合し
た。この混合物をシリコーン離型処理したポリエチレン
テレフクレーートを作成した。シートの厚みは、80μ
mであった。
密着性は、熱硬化性被覆用シートから長方形状の試験片
(10zX20cm)を裁断し、この試験片を1008
Cのオープンに1時間入れておいたステンレス板tこ貼
り合わせて圧着プレスした後、160℃で30分間加熱
して反応させた、放冷後、形成された被膜の表面に1闘
間隔の切れ目を基盤目状に縦、横11本づつ入れ、こ力
に市販の粘着テープを貼伺け、次いでテープを#l離し
て基盤目片の残留%を調べた。その結果、100/10
0の結果を得た。また、硬度はJIS  K5400に
準じて鉛筆硬度で評価l、た。
その結果、硬度はHであった。
また、得られた熱硬化性被覆用シートの貼付は性を評価
した。シートから円形状(直径30at)の試験片を裁
断し、この試験片を第2図に示した真空成形機6を用い
て、70℃に加熱したステンレス析に貼付けた。160
℃で30分熱硬化させた後、上記基盤目試験を行った。
その結果、100/100の結果を得た。また、硬度は
Hであった。
実施例4 酢酸エチル300部に、反応性アクリル樹脂(メタアク
リル酸メチルとメタアクリル酸とアクリル酸2−アミノ
エチルの共重合体、MW−565、000、Tg35℃
、CoOH価40とNHf価40)を固形分100部に
、反応性アクリルオリゴマー(アクリル酸メチル、メタ
アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸グチル、
メタアクリル酸の共重合体、Mw=4,000、Tg−
10℃、OH価100、CoOH価40)を固形分30
を部、ブロックイソシアネート(武田薬品工業製、タケ
ネー)B−815N、水添ジフェニルメタンジイソシア
ネートのケトオキシムブロックN G O7,3%)7
5部(この架橋剤は上記反応性アクリル樹脂と反応性ア
クリルオリゴマーとの官能基に対し、1.0当量のイン
シアネート基を有する)をよく撹拌12ながら混合した
。この混合物をシリコーン離型処理したポリエチレンテ
レ7クレート(PET)フィルムの離型面にアプリケー
ターで塗工し、80℃にて5分間乾燥し熱硬化性シート
を作成した。
シートの厚みは、80μmであった。
得られた熱硬化性被覆用シートの密着性及び硬度を実施
例3と同様に試験した。その結果、密着性は基盤目試験
で100/100の結果を得た。また、鉛筆硬度は2H
であった。
実施例5 酢酸エチル300部に、反応性アクリル樹脂(メタアク
リル酸メチルとメタアクリル酸2−ヒドロキシエチルと
アクリル酸エチルの共重合体、M w = 250.0
00.7g15℃、06価40とCoOH価20)を固
形分100部に、反応性アクリルオリゴマー(同上)を
固形分20部、ブロックイソシアネート(同上)54部
(この架橋剤は上記反応性アクリル樹脂と反応性アクリ
ルオリゴマーとの官能基に対し、1.0当量のイソシア
ネート基を有する)をよく撹拌しながら混合した。この
混合物をシリコーン離型処理したPETフィルムの離型
面にアプリケーターで塗工し180°Cにて5分間乾燥
し熱硬化性シートを作成した。シートの厚みは、100
μmであった。
得られた熱硬化性被覆用シートの密着性及びた。また鉛
筆硬度はHであった。
実施例6 酢酸エチル300部に、反応性アクリル樹脂(メタアク
リル酸メチルとメタアクリル酸2−ヒドロキシエチルと
アクリル酸の共重合体、MW250、000.7g15
℃、06価40とC00H価40)固形分100部に、
反応性アクリルオリゴマー(アクリル酸メチルとメタア
クリル酸2−アミノエチルとアクリル酸とメタアクリル
酸メチルとの共重合体、Mw=8,000、Tg−10
℃、NHz価60、CoOH価30)を固形分10部、
ブロックイソシアネート(1に同じ)55部(この架橋
剤は上記反応性アクリル樹脂と反応性アクリルオリゴマ
ーとの官能基に対し、1.0当景のイソシアネート基を
有する)と、イソシアネート(日本ポリフレタン工業製
、コロネートL、3モルのトリレンジイソシアネートと
1モルのトリメチロールプロ/曵ンとを反F5すせたポ
リイソシアネート、NGO=13.0%)を固形分で1
2部(反応性アクリル樹脂の官能基の30%が初期硬化
)をよく撹拌しながら混合した。この混合物をシリコー
ン離型処理したPETフィルムの離型面にアプリケータ
ーで塗工し、80℃にて5分間乾燥し熱硬化性シートを
作成した。シートの厚みは、200μmであった。
得られた熱硬化性被覆用シートの密着性及び硬度を実施
例3と同様に試験した。その結果、密着性は基盤目試験
で100/100の結果を得た。また、鉛筆硬度はHで
あった。
(発明の効果) 本発明は、上述t、た構成であるので、粘着剤又は接着
剤を用いることなく、シートを物品表面に強固に貼付け
ることができ、従来のように接着剤等の塗工工程が不要
で被覆体の生産性を向上することができ、15かも接着
剤の影響を受けることがなく被膜の硬度が低下するのを
防ぐことができる。また、硬化した後では、物品表面に
強固な被膜を形成することができ、表面に傷の付き難い
被覆体を得る仁とができる。ざらに、上記熱硬化性被覆
用シートは、加熱前の状態では、展延性、可撓性に優れ
ているので、多少の凹凸や曲面を有する被着表面に17
わ”の生じない良好な被膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
@1図はローラーで熱硬化性被覆用シートを板状の被着
体表面に貼付けている状態を示す斜視図、第2図は真空
成形機の概略図である。 1・熱硬化性被覆用シート、2・被着体。 以  上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、重量平均分子量が100,000〜1,000,0
    00であり常温で固体状の反応性アクリル樹脂と、ブロ
    ックイソシアネートとを主成分とする熱硬化性樹脂組成
    物にて形成される未硬化状態の熱硬化性被覆用シートを
    、50℃〜250℃に加熱した被着体の表面に被覆し、
    硬化させることを特徴とする被覆体の製造方法。
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