JPH0334845A - 硬化性シート - Google Patents

硬化性シート

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JPH0334845A
JPH0334845A JP17040289A JP17040289A JPH0334845A JP H0334845 A JPH0334845 A JP H0334845A JP 17040289 A JP17040289 A JP 17040289A JP 17040289 A JP17040289 A JP 17040289A JP H0334845 A JPH0334845 A JP H0334845A
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三宅 顕隆
Hiroshi Abe
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、各種の被着体を被覆し、熱または光によって
硬化させられて均一・な硬化被膜を形成する硬化性シー
トに関する。
(従来の技術) 近年、物品の装飾や表示のため、塗料に代えてシート材
料が多く用いられるようになった。そのうち硬度や耐擦
傷性に優れるものとして熱硬化性および/または光硬化
性のシートが挙げられるが、凹凸面等の三次元曲面に貼
付し得るにはシートに柔軟性が要求される。
この種のシートとじて、たとえば特公昭60−2163
0号公報に、熱可塑性の樹脂質および/またはゴム質か
らなる自己支持性の連続層内に、常温で固体状のラジカ
ル反応性不飽和化合物を含む粉末と常温で固体状のラジ
カル反応開始剤を含む粉末とが固体粒子の形態で分散保
持されたjJll熱硬化1iJ能なシート材料が提案さ
れている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記特許公報で開示されたシート材料は、自己
保持性を具備するものの、柔軟であるためにシート面積
が大きくなった場合や連続シートとした場合に取扱い性
が悪くなるという問題があった。
本発明は、熱硬化性または光硬化性のシートを長尺の巻
物シートや広幅シー1〜として用いる場合などの取扱い
性を改善し、それによって機械的方法で連続的に取り扱
うことが可能な硬化性シー1〜を提供することを目的と
する。
(y7.題を解決するための手段) 本発明の硬化性シートは、未硬化または半硬化状態の熱
または光硬化性樹脂シートの少なくとも一端をその他の
部分よりも硬化させたものであり、これにより上記目的
が達成される。
このような硬化性シートは、手や機械で硬化された部分
を扱うことで取扱い性が向上する。したがって、シート
が柔軟で裂けやすい場合(腰の弱いシー1− )でも良
好に取り扱うことができるようになる。特に、シートを
離型紙から剥離する際やシートを貼付する際に優れた性
質を有する。
本発明は未硬化あるいは半硬化状態の熱硬化性または光
硬化性樹脂シートが自重で伸びる材料や、離型紙からの
剥離時に伸びる拐料からなる場合に好適に適用すること
ができる。
本発明に用いられる未硬化あるいは半硬化状態の熱硬化
性シートは、前述の特公昭60−21630号のシート
や、例えば、水酸基、アミノ基、カルボキシル基のうち
少なくとも1種類を有するアクリル系樹脂とプロソクイ
ソシア不一ト、メラミン等の架橋剤とからなる未硬化ま
たは半硬化状態の熱硬化性シート等やポリエステル系樹
脂よりなり、水酸基、カルボキシル基のうち少なくとも
1種類を有するポリエステル系樹脂とゾ1コンクイソシ
アネート、メラミン等の架橋剤とからなる未硬化または
半硬化状態の熱硬化性シートや、また、未硬化あるいは
半硬化状態の光硬化性シートは、例えば熱可塑性のアク
リル樹脂等と反応性モノマー、光増感剤とからなるシー
ト等である。これらの熱硬化性シートはブロソクされて
いないイソシアネト、メラ≧ン、エポキシ等の架橋剤を
含まセることによって多少初1υ1硬化反応さセた(B
ステージ)状態の熱硬化性シートを用いることも可能で
あるので、あらゆる成形方法で成形される熱硬化性シー
トを使用することができる。
初期硬化率は、例えばアクリル樹脂に含まれる水酸基、
アミノ基、カルホキシル基の官能基トータルの官能基の
反応率(架橋率)により決定される。例えば真空密着成
形や圧空成形のようにシトを展延させて三次元曲面に貼
り付けるような場合は、シートの展延性を良好にするこ
と、例えばシート成形温度で100%程度の伸びがある
ような状態にすることが好ましく、そのためには官能基
の反応率が0.01〜0.4程度であることが好ましい
ブレス成形やインサートインジェクション等のようにシ
ートに圧力がかかる成形方法の場合は官能基の反応率を
0.2〜0.9種度にすることが好ましい。これらの値
は反応性アクリル樹脂のTg (ガラス転移点)や成形
する温度により適性範囲が多少変化することがある。
水酸基及びア鎚ノ基及びカルボキシル基の官能基のうち
少なくとも1種以上を有するアクリル系樹脂とは、水酸
基及び第1級アミノ基及びカルボキシル基のうち少なく
とも1種以上を有するアクリル系ポリマーであり、常温
で固体状の重合体である。このような反応性アクリル樹
脂は、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ートや4ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の水
酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルモノマーと2
−アミノエチル(メタ)アクリレートや3アミノプロピ
ル(メタ)アクリレート等のアミノ基を有する(メタ)
アクリル酸エステルモノマーと(メタ)アクリル酸のよ
うなカルボキシル基を有する(メタ)アクリル酸とのう
ち少なくとも1種の官能基の組合せの中から選ばれたモ
ノマー材料と、その他(メタ)アクリル酸エステルやス
チレン誘導体モノマー等やマレイン酸系モノマー等とを
各種過酸化物や連鎖移動剤等を触媒とし重合させて得ら
れる。
本発明に用いられる反応性アクリル樹脂は、重量平均分
子量(軸)が100,000〜i、 ooo、 ooo
の範囲のものが選択される。重量平均分子量がioo、
oo。
を下回ると、得られたシート材料はシート形状を保持す
ることが困難となる。重量平均分子量が1゜ooo、o
ooを上回ると、得られたシート材料が成形性に劣り(
例えば溶剤キャスティングの場合、溶液粘度が高くなり
樹脂を低濃度でしかキャスティングできないし、シート
の膜厚制御や凹凸の除去がしにくい。)、被覆用シート
を調製することが困難になる。また、これらの反応性ア
クリル樹脂は、硬化後の硬度の関係から、例えば鉛筆硬
度法で8以上の場合はTgが一20〜80°Cの範囲内
で、官能基価[0115価とNH□基価(N82価:重
合時添加するNi1□基の量を011価と同様の計算で
算出したもの、もしくはNH2基を亜硝酸と反応させ0
11基に変えて定量したもの)とC0OH,1価(Co
o)1価:重合性添加するC 00 I+基の量をOH
価と同様の計算で算出したもの、もしくはCOO1+基
をKO)1で滴定した値)]の総和が20〜200の範
囲のものが好ましい。しかし、余り高くない表面硬度、
例えば鉛筆硬度法で2B以下(23°C)の場合は、こ
の範囲外であっても適用可能である。
ブロックイソシアネートについては、分子内に一個以上
、のイソシアネート基を持つイソシアネート、例えばト
リレンジイソシアホー1−、ジフェニルメタンジイソシ
アネート、ヘキザメヂレンジアミンジイソシアネート、
イソホロンジイソシアネー l・等の単量体あるいは変
性体のイソシアネート基をブロック(マスク)したもの
で、ブロック成分としてはフェノール類のほかオキシム
、ラクタム、マロン酸エステル等のようなものが用いら
れる。このブロックイソシアネートは加熱によりブロッ
クがはずれ、それによってはしめてイソシアホー14が
反応し硬化剤としての役割を示すものである。ブロック
イソシアネートと反応1生アクリル摺脂との配合比は、
カルボ−トシル鮎の数(CO(111価)/イソシアネ
ート基の数(NCO価’) −0,5〜2.0となるよ
うに、好ましくは、0.8〜1,2となるようにする。
ブロックされていないイソシアネートは分子内に2個以
上のイソシアネート基を持つイソシアネート化合物で、
例えばトリレンジイソシアネート、シフェニルメタンイ
ソシアイ;−1−、ナフタレンジイソシアネート、トリ
ジンジイソシア不一ト、トリフェニルメタントリイソシ
アネー1〜、トリス(イソシアネートフェニル)チオフ
ォスフアイ[・、1) l−フェニレンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、ビス(イソシアネー
トメチル)シクロヘキサン、ジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リ
ジンジイソンアネー1・、トリメチル−\+ザメチレン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等の単
量体又はこれら単量体のトリメチロールプlコバン付加
体、イソシアヌレートi 検体、ビウレット変性体、カ
ルボシイごド変検体、ウレタン変性体、ア「1フアネ一
ト変性体等がある。このイソシアネートの添加量は、シ
ートの成形方法により異なるが、反応性アクリル樹脂の
官能基価に対してlIc0が官能基価:  NC0= 
1 : 0.01〜0.9程度である。
メラミン系架橋剤は、メラミンをはしめ尿素、チオ尿素
、グアニジン、グアナミン、アセトグアナミン、ヘンゾ
グアナミン、ジシアンシア5ド、グアナミン等の多官能
のアミノ基を有する材料とホルムアルデヒドを反応させ
たトリメチロールメラミン、ヘキサメチロールメラ旦ン
、ジメチロール尿素ジメチロールグアニジン、ジメチロ
ールアセトグアナミン、ジメチロールヘンゾグアナミン
等をブチルアルコールやプロピルアルコール等のアルコ
ールと反応させたエーテル化メラミン樹脂のことである
。これらメラごン系架橋剤の添加量は、イソシアネート
のように反応性アクリル樹脂の官能基価に対して央まっ
た値が取りにくく、添加する際はシート作成の前に予備
実験を行い冷力ロ量を決めるのが好ましい。このシート
化については、反応性アクリル樹脂の官能基価に対して
官能基価:OR(エーテル価)=]:0.1〜1.2程
度が好ましい。
エポキシ系架橋剤は、エポキシ基を複数含む多価アルコ
ールのグリシジル化合物のことであり、ルイス酸触媒と
ともに用いられる。例えばブタンエンシジオキシド、ヘ
キザシンシオキシト”やフタル酸のジグリシジルエステ
ル、ビスフェノールAのジグリシジルエーテル、ヒスフ
ェノール−Fのジグリシジルエーテル、パラアミノフェ
ノールのトリグリシジルエーテルアミン、アニリンのジ
グリシジルエーテル、フェニレンジアミンのテI・ラグ
リシジルエーテル、スルホンアミドのジグリシジルエー
テル、グリセリンのトリグリシジルエーテル等のグリシ
ジル化合物やポリエーテル変性ジグリシジル、ポリエス
テル変性ジグリシジル、・シレタン変性ジグリシジル化
合物(重合体)やビニルシクロヘキセフジオキサイ1′
、ジシクロペン0 タジエンジオキサイド等である。このエポキシの添加量
は、反応性アクリル樹脂の官能基価に対して、官能基:
  Cll2CII□O(エポキシ基) −1:o、o
l〜0.9程度が好ましい。
これら初期硬化架橋剤の添加量については、上記に述べ
た量が好ましいが、実際は用いる反応性アクリル樹脂の
反応性により反応性アクリル樹脂の官能基と架橋剤同士
、例えばメラミン系架橋剤同士、メラミン系架橋剤とエ
ポキシ系架橋剤等の反応が起こるので実際の添加量につ
いては予備実験を行ってから決定する方が好ましい。
この熱硬化性シートの膜厚に付いては、シートの被着体
への貼付性や被着体への機能付与により異なるが、シー
トを凹凸のある表面への貼付性の観点から20から50
0μm程度の範囲が好ましいが、平面への貼付では5か
ら1 、000μm程度の範囲でも好ましい。
これらシートには接着層を積層して用いる場合がある。
これらの接着層をシートに積層する場合の材料としては
、熱硬化性シーI−との密着性(界1 面の馴染のがよい)に優れる、例えばEVA系HM(ホ
ットメルト)接着剤、313系HM接着剤、アクリル系
HM接着剤、不飽和ポリエステル系の未架橋物、アクリ
ル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、後硬化アクリル粘着
剤等が挙げられる。
未硬化あるいは半硬化状態の光硬化性シートとじては、
例えば熱可塑性アクリル樹脂と反応性ビニルモノマーと
光増感剤とを主成分とするものがある。
熱可塑性アクリル樹脂とはポリアクリル酸エステルのこ
とであり、通常はポリメタアクリル酸メチル、または、
メタアクリル酸メチルとアクリル酸ブチル等との共重合
体が用いられるが、その他の(メタ)アクリル酸エステ
ルの(共)重合体でも適用できる。
反応性ビニルモノマーについては、熱可塑性アクリル樹
脂との相溶性の良好な祠利として(メタ)アクリル系、
スチレン系の材料が適している。例えばアクリル系では
、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸2 ヘンシル、2−エトキシエチル(メタ)アクリレ−1−
、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレー
トなどの1官能タイプから16−ヘキサシオールジ(メ
タ)アクリレート、ネオベンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ボリプロビレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリメチルプロパントリ (メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ (メタ)アクリレート
、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートな
どの多官能タイプが適用できる。スチレン系では、スチ
レン、α−メチルスチレン、αエチルスチレン、p−メ
チルスチレン、P−メトキシスチレン、p−フェニルス
チレン、p−工l・キシスチレン、p−クロロスチレン
、m−クロロスチレン、0−クロロスチレンなどの各種
スチレ゛/誘導体が適用できる。これらモノマーの添加
量は、アクリルポリオールおよびアクリルポリオールと
熱可塑性アクリル樹脂との固形分100部に3 対して、20〜200部となるように、好ましくは、4
0〜150部となるようにする。また、反応性ビニルモ
ノマーば一種に限らず、二種、三種と組合わせることが
できる。
光増感剤は、通常用いられるものであれば適用できるが
、ヘンジインアルキルエーブル系、アセトフェノン系、
ヘンシフエノン系、チオキサントン系などがよく用いら
れる。例えば、ヘンジインエーテル系では、ベンジル、
ベンヅイン、ペンヅインメチルエーテル、ヘンゾインエ
チルコニーテル、ヘンゾインインイソブロビルエーテル
など、アセトフェノン系では、2,2° −シエ)・キ
シアセトフェノン、22゛ −ジブトキシアセトフェノ
ン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、p
−ter−ブチル1〜リクロロアセトフェノンなど、ヘ
ンシフエノン系でば、−\ンヅフエノン、4−クロロヘ
ンシフエノン、44” −ジクロロヘンソフェノン、3
3−ジメチル−4−メトキシベンヅフェノン、ジベンゾ
スベロンなど、チオキサントン系では、チオキサントン
、2−クロロチ第4 キリン)・ン、2−メチルチオキサントン、2−イソプ
ロピルチオキサントン、2−エチルアントラキノンなど
がある。加える光増感剤の量については、それぞれの材
料により適性量が異なるが、反応性ビニルモノマー量1
00部に対して、0.!l+−2,0部の範囲内が好ま
しい。また、光増感剤は一種に限らず、二種、三種と組
み合わせることができる。
また、この熱硬化性シート材料または光硬化性シート材
料には、顔料、染料等の着色剤が含まれることもある。
着色剤については、通常の塗装で用いられる顔料、染料
等が使用できる。例えば顔料では、酸化チタン、酸化鉄
、カーボンブラック、シアニン系顔料など、染料では、
アブ系染料、アントラキノン系染料、イソジゴイド系染
料、スチルヘン系染料等があり、および、アルミフレー
ク、二ソゲル粉、金粉、銀初等の金属粉がある。着色剤
の量については、高1!!蔽性を有するものである場合
、ソート材料の固形分100部に対して、総着色剤量と
して、l−100部の範囲が好ましい。
これら熱硬化性シート材料には、表面制御や高5 機能化等のために、さらに無機充填剤や金属+A料、老
化防止剤や肪錆剤等が含まれても構わない。
またこれらのシートには接着剤層を設けてもよく、二層
、三層で用いられる場合もある。
この熱硬化性シートあるいは光硬化性シートは、上記材
$4を有m溶剤等に十分に溶解攪拌させコンマロールや
コンマリバース等のキャスティンク方法により工程紙(
通常はシリコーンで離型処理したPET:ポリエチレン
テレフタレートや紙等)上にコーティングし、溶剤除大
のための乾燥を行い、作成される。または、光硬化性シ
ートではカレンダー底形等の一般的なシート作成法でも
作成される。
上記シートは巻物として保存され、巻物をほどいて使用
する場合には例えば第1図、第2図および第3図のよう
にシートの片側端部あるいは両側端部を半硬化あるいは
完全に硬化して用いる。1は半硬化あるいは完全硬化し
た部分を示し、2は未硬化あるいは半硬化した部分を示
している。
上記シートを短冊状として保存したり使用した6 すする場合には、例えば第4図および第5図のよ・うに
シート・の一部を半硬化あるいは完全に硬化して用いる
熱硬化性シートの場合に、シートの両側あるいは片側の
みを半硬化させる方法として例えばコンマロール等のキ
ャスティングの際、シートの両側あるいは片側には常温
反応性の架橋剤を、それ以外の部分には加熱反応性の架
橋剤を用いてシート製造を行・う方法が挙げられる。ま
た、通常に製造したソートは側面(例えば片側、両側、
外周全てなど)を力n熱プレスでプレスして半硬化また
は完全に硬化させる方法がある。光硬化性シートの場合
には、例えば半硬化させる部分にのみ光を照射する方法
がある。
半硬化あるいは完全硬化した部分■と未硬化あるいは半
硬化した部分2との適性な硬化の割合はシートにより異
なるが、シートの自重による伸びがかなり大きい場合、
例えば、取扱い温度時の応力−ひすみ(S−S )曲線
で100%伸びに対して0.5kg/c+fl以下(1
00%モジュラス値)の場合で7 10〜50%硬化させる。(硬化部分が100%モジ−
1−ラスで1.0kg以上だと取扱い性が良好になる。
)以下に本発明の実施例について説明する。なお、以下
の説明で「部」とあるのは固形分の重量部を意味する。
(実施例1) アクリルポリオール(日本触媒■製アロタン2040−
1.32 、7g=20°C,旧−365,000 、
固形分39%、固形分100%での水酸基価so) i
oo部と、ブロックイソシアネート架橋剤(代用薬品工
業0(1)製タゲネート887ON 、イソホロンジ・
イソシアネートのオキシムブロック体、イソシアネー目
2.6%、固形分60%)29部とを攪拌しながら混合
した(溶液1a)。
アクリルポリオール(アロタン2040−132 ) 
100部と、プロソクイソシアネー1・架橋剤(タゲネ
ー) B87ON) 20部(0,7当量)と、ブロソ
クされていないイソシアネート架橋剤(日本ポリウレタ
ン工業■製コロ不−1〜HL、3モルのへキサメチレン
ジイソシアネートと1モルの1−リメチロールブlコ8 パンを反応させたもの、固形分75%、イソシアネーH
,2,5%)11部(0,3当量)とを攪拌しながら混
合した(溶液1−b)。
アプリケーターに仕切りを設けることによってシー1へ
の両側に溶液1−bを、シートの中央に溶液1−aを、
シリコーン離型処理されたポリエチレンテレフタレート
フィルム(創研化工■製、膜厚4071m)の離型面に
それぞれ塗工し、80°Cで10分間乾燥さ−せ第1図
および第3図のような熱硬化性シートを得た。
(実施例2) アクリルポリオール(日本触媒■製アロクン2040−
145、Tg−40°C,旧−267,000、固形分
30%、固形分100%での水酸基価80) 100部
と、アクリルポリオールオリゴマー(日本カーバイト■
製ニカライト+1870、Tg=i5°C,Mw= 2
,200〜2,500、固形分99.2%、水酸基価2
00 ) 30部と、プロソクイソシアネート(日本ポ
リウレタン工業■製コロネート2515、ヘキサメチレ
ンジイソシアネートのイソシアヌレートのε−カプロラ
クタムブロック9 体、イソシアネー目0.6%、固形分80%)75部(
0,95当量)と、ブロソクされていないイソシアネー
ト架橋剤(コロホー1−HL) 3部(0,05当量)
とを攪拌しながら混合した(溶液2)。
シリコーン離型処理されたポリエチレンテレフタレート
フィルl、の離型面に上記溶液2を塗工し、80°Cで
10分間乾燥させ、熱硬化性シー1□ (50a++x
50cm)を得た。
このシートの周囲(端から5cm)を160°Cで5分
間0.2 kgf/cJで加熱プレスし、第4図のよう
な熱硬化性シートを得た。
(比較例1) 実施例1て作成した溶液1−aをシリコーン離型処理さ
れたポリエチレンテレフタレートフィルムの離型面に塗
工し、80“Cで10分間乾燥させて熱硬化製シートを
得た。
(比較例2) 実施例2で作成した溶液2を用いて比較例1と同様にし
て熱硬化性シートを得た。
(評価) 0 離型フィルムからの剥離: 実施例1,2のソートを巻物については第6図のよ・つ
cこ、短冊に一ついては第7図のように半硬化部分1を
支持してPETフィルム3から剥離したがシート・の伸
びはほとんどなかった。
比較例1,2のシートは、同様の操作を行ったところP
 l”u Tフィルム3からの剥離時にシートが延伸し
てしまった。
(発明の効果) 本発明によれば、未硬化あるいは半硬化状態の熱硬化性
または光硬化性シートの取扱い性が改善され、連続的か
つ機械的にシートを取扱うことが容易になる。
−4−、一区間−(12)JJi説、勿−第1図ないし
第5図は本発明の実施例(ごよる硬化性シートの説明図
、第6図および第7図は本発明の硬化性シートと比較例
の硬化性シートとの効果の差異を評価するために行った
操作の説明図である。
1・・半硬化あるいは完全硬化した部分、2・・・未1 硬化あるいは半硬化した部分。
以 り

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、未硬化または半硬化状態の熱または光硬化性樹脂シ
    ートの少なくとも一端をその他の部分よりも硬化させて
    なる硬化性シート。
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