JP6930442B2 - 車両の内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の内燃機関に関する。
特許文献1の内燃機関は、内部に複数の気筒が区画されたシリンダブロックと、シリンダブロックの上端面に固定されたシリンダヘッドとを備えている。このシリンダヘッドの内部には、シリンダブロックの各気筒へと吸気を導くための複数の吸気ポートが区画されている。シリンダヘッドの吸気ポートには、それぞれ、インテークマニホールドが接続されている。また、インテークマニホールドには、吸気を一時的に貯めておくためのサージタンクが接続されている。
特許文献1の内燃機関におけるサージタンクには、板状の支持プレートが固定されている。支持プレートは、ブラケットの一端部に固定されている。ブラケットの他端部は、シリンダブロックに固定されている。すなわち、サージタンクは、ブラケットや支持プレートによって支持されている。
特開平7‐332182号公報
特許文献1の内燃機関においては、気筒内での燃料の燃焼や車両の移動等に伴う振動によってサージタンクが振動することがある。そこで、サージタンクの振動を抑制するためのダイナミックダンパを取り付けることが考えられる。
ここで、特許文献1の内燃機関において、仮に、サージタンクに対してダイナミックダンパを直接取り付けたとする。この場合、サージタンクによってダイナミックダンパを支持することになるため、ダイナミックダンパの大きさや重量がサージタンクの剛性に応じて制限されてしまう。その結果、所望の制振特性を有するダイナミックダンパを取り付けできないことがある。一方、特許文献1の内燃機関において、仮に、ブラケット等にダイナミックダンパを取り付けたとする。この場合、ブラケットの剛性が高いため、サージタンクが振動してもブラケットがそれほど振動しない。その結果、サージタンクの振動がブラケットを介してダイナミックダンパに伝わりにくく、ダイナミックダンパの制振効果が十分に発揮されないおそれがある。
このように特許文献1のような内燃機関にダイナミックダンパを適用するにあたっては、ダイナミックダンパを十分な剛性の部材で支持しつつ、当該ダイナミックダンパによってサージタンクの振動を適切に抑制できる構造が求められる。
上記課題を解決するための車両の内燃機関は、内部に複数の気筒が区画されたシリンダブロックと、前記シリンダブロックの上端面に固定されるとともに前記複数の気筒に接続される複数の吸気ポートが内部に区画されたシリンダヘッドと、前記複数の吸気ポートに接続されたインテークマニホールドと、前記インテークマニホールドに接続されるとともに吸気を一時的に貯めておくためのサージタンクと、前記サージタンクを前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドの少なくとも一方に連結するブラケットと、前記サージタンクの振動を抑制するためのダイナミックダンパとを備えている内燃機関であって、前記ブラケットからは支持部材が延びているとともに、当該支持部材は前記サージタンクに固定されており、前記支持部材の材質は、前記サージタンクの材質よりも剛性が高い材質であり、前記ダイナミックダンパで制振できる振動の方向を制振方向としたとき、当該制振方向における前記支持部材の曲げ剛性は、前記制振方向における前記ブラケットの曲げ剛性よりも低くなっており、前記ダイナミックダンパは、前記支持部材における前記ブラケットとの固定位置よりも前記サージタンク側に固定されている。
上記構成では、ブラケットによって、サージタンクが適切に支持される。また、上記構成では、ブラケットよりも曲げ剛性の低い支持部材にダイナミックダンパが固定されている。したがって、支持部材は、ダイナミックダンパの制振方向においてブラケットよりも振動しやすい。そして、ダイナミックダンパが支持部材とともに振動することにより、サージタンクの制振効果を適切に発揮できる。また、支持部材の材質は、サージタンクの材質よりも剛性の高い材質である。そのため、ダイナミックダンパをサージタンクに直接的に取り付けるよりも、ダイナミックダンパの重量等が制限されにくい。
上記構成における前記内燃機関が車両に搭載された状態において、前記ダイナミックダンパの前記制振方向は、車両の前後方向の振動を抑制できる方向になっており、前記支持部材と前記サージタンクとの固定位置は、前記ブラケットと前記サージタンクとの固定位置よりも車幅方向における前記サージタンクの重心側に位置していてもよい。
車両においては、一般に車両の前後方向の加速度の変化が起きやすい。この車両の前後方向の加速度の変化に伴って、サージタンクにも車両の前後方向の加速度が作用するため、サージタンクには車両の前後方向の振動が生じやすい。上記構成では、例えば、車幅方向においてサージタンクの一端部に支持部材が固定されている構成に比べて、サージタンクに車両の前後方向の振動が生じた際に、サージタンクの振動が支持部材を介してダイナミックダンパに伝達されやすい。これにより、ダイナミックダンパによるサージタンクにおける車両の前後方向の制振効果が、サージタンク全体に及びやすい。その結果、上記構成では、ダイナミックダンパによってサージタンクにおける車両の前後方向の振動を適切に抑制できる。
上記構成における車両の上下方向において、前記サージタンクは、前記シリンダブロックよりも上側に位置しており、車両の前後方向において、前記ダイナミックダンパは、前記サージタンクよりも後側に位置していてもよい。
車両においては、一般に、急加速するときの加速度よりも、急減速するときの加速度(減速度)の方が大きくなりやすい。また、車両が前側に進む速度は、車両が後側に進む速度よりも大きくなりやすい。したがって、車両が前側に進んでいる場合において急減速したときには、ダイナミックダンパに対して車両前側に向う大きな慣性力が作用することがある。仮に、ダイナミックダンパが比較的に強度の低いサージタンクのみに取り付けられていると、サージタンクにおけるダイナミックダンパとの固定位置が破損してダイナミックダンパが脱落することがある。上記構成のように、ダイナミックダンパがサージタンクの本体部よりも後側に位置していると、脱落したダイナミックダンパが前側に吹き飛んで他の部品に接触してしまうこともある。このような構成において、ダイナミックダンパを、サージタンクの材質よりも剛性の高い材質の支持部材に固定することは、上述したダイナミックダンパの脱落や他の部品との接触を抑制する上で非常に効果的である。
上記構成において、前記ダイナミックダンパは、前記支持部材と前記サージタンクとの固定位置において固定されていてもよい。
上記構成では、支持部材においてサージタンクの振動が最も伝達されやすい位置にダイナミックダンパが固定されている。これにより、ダイナミックダンパの制振効果を最大化できる。
車両の前側から内燃機関を視た正面図。 車両の後側から内燃機関を視た背面図。 図2に示す内燃機関の拡大図。 図3における4−4線での断面図。
以下、本発明の実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。先ず、本発明が適用されたV型の内燃機関100の概略構成を説明する。なお、以下の説明では、内燃機関100が車両に搭載されているものとし、当該車両の前後、左右、上下を方向の基準として説明する。
図1に示すように、内燃機関100は、車両の前側から視たときに全体としてV字形状になったシリンダブロック10を備えている。シリンダブロック10におけるV字の上側部分には、その内部に複数の気筒11が区画されている。シリンダブロック10の一方側のバンク(V字の片側)には3つの気筒11Rが区画されている。3つの気筒11Rは、クランクシャフト43の回転中心であるクランクジャーナル43cよりも車両の右側(図1における左側)に位置している。また、シリンダブロック10の他方側のバンクには3つの気筒11Lが区画されている。3つの気筒11Lは、クランクシャフト43の回転中心であるクランクジャーナル43cよりも車両の左側(図1における右側)に位置している。なお、図1では、3つの気筒11Rのうちの1つのみを図示し、3つの気筒11Lのうちの1つのみを図示している。
シリンダブロック10におけるV字の下側部分には、6つの気筒11に接続する収容空間12が区画されている。当該収容空間12には、クランクシャフト43が収容されている。シリンダブロック10の下端面には、エンジンオイルを貯留するためのオイルパン33が固定されている。
シリンダブロック10における各気筒11Rの内部には、当該気筒11R内で往復動作するピストン41が配置されている。ピストン41は、コネクティングロッド42を介してクランクシャフト43におけるクランクピン43aに連結されている。クランクピン43aは、クランクアーム43bを介してクランクシャフト43の回転中心であるクランクジャーナル43cに連結されている。また、同様に、シリンダブロック10における各気筒11Lの内部には、当該気筒11L内で往復動作するピストン41が配置されている。ピストン41は、コネクティングロッド42を介してクランクシャフト43におけるクランクピン43aに連結されている。クランクピン43aは、クランクアーム43bを介してクランクシャフト43の回転中心であるクランクジャーナル43cに連結されている。
シリンダブロック10におけるV字のうちの車両の右側(図1における左側)の上端面には、第1シリンダヘッド21が固定されている。第1シリンダヘッド21の下端面のうちの気筒11Rに対向する部分は、上側に向かって燃焼室22が窪んでいる。第1シリンダヘッド21は、3つの気筒11Rに対応して合計3つの燃焼室22を備えている。
第1シリンダヘッド21の内部には、外部から吸気を導入するための吸気ポート23が区画されている。吸気ポート23の下流端は、燃焼室22に開口している。すなわち、吸気ポート23は、燃焼室22を介して気筒11Rに接続されている。吸気ポート23の上流端は、第1シリンダヘッド21における車幅方向中央側(V字の中央側)において開口している。第1シリンダヘッド21は、3つの燃焼室22に対応して合計3つの吸気ポート23を備えている。
第1シリンダヘッド21の内部には、外部へ排気を排出するための排気ポート24が区画されている。排気ポート24の上流端は、燃焼室22に開口している。排気ポート24の下流端は、第1シリンダヘッド21における車幅方向外側(V字の外側)において開口している。第1シリンダヘッド21は、3つの燃焼室22に対応して合計3つの排気ポート24を備えている。
シリンダブロック10におけるV字のうちの車両の左側(図1における右側)の上端面には、第2シリンダヘッド26が固定されている。第2シリンダヘッド26の下端面のうちの気筒11Lに対向する部分は、上側に向かって燃焼室27が窪んでいる。第2シリンダヘッド26は、3つの気筒11Lに対応して合計3つの燃焼室27を備えている。
第2シリンダヘッド26の内部には、外部から吸気を導入するための吸気ポート28が区画されている。吸気ポート28の下流端は、燃焼室27に開口している。すなわち、吸気ポート28は、燃焼室27を介して気筒11Lに接続されている。吸気ポート28の上流端は、第2シリンダヘッド26における車幅方向中央側(V字の中央側)において開口している。第2シリンダヘッド26は、3つの燃焼室27に対応して合計3つの吸気ポート28を備えている。
第2シリンダヘッド26の内部には、外部へ排気を排出するための排気ポート29が区画されている。排気ポート29の上流端は、燃焼室27に開口している。排気ポート29の下流端は、第2シリンダヘッド26における車幅方向外側(V字の外側)において開口している。第2シリンダヘッド26は、3つの燃焼室27に対応して合計3つの排気ポート29を備えている。
第1シリンダヘッド21の上端面には、当該第1シリンダヘッド21の上端面を覆う第1ヘッドカバー31が固定されている。また、第2シリンダヘッド26の上端面には、当該第2シリンダヘッド26の上端面を覆う第2ヘッドカバー32が固定されている。
第1シリンダヘッド21と第2シリンダヘッド26との間には、接続体35が配置されている。接続体35は、第1シリンダヘッド21の吸気ポート23に接続される3つの第1接続管36と、第2シリンダヘッド26の吸気ポート28に接続される3つの第2接続管37とで構成されている。第1接続管36及び第2接続管37は、車両下側に向かうほど車幅方向に離間するように延びている。なお、この実施形態では、3つの第1接続管36及び3つの第2接続管37が一体成形されて接続体35を構成している。
接続体35の上端面(上流端)には、外部からの吸気を複数の通路に分岐させるインテークマニホールド51が固定されている。インテークマニホールド51における上流側の一部は筒状の集合部52になっており、当該集合部52よりも下流側は6つの分岐管53に分岐している。6つの分岐管53のうちの3つは、接続体35における第1接続管36に接続されており、他の3つは、接続体35における第2接続管37に接続されている。集合部52は、分岐管53から車幅方向左側(図1における右側)に向かうように略車幅方向に延びている。
インテークマニホールド51における集合部52の上流端には、吸気を一時的に貯めておくためのサージタンク56の本体部57が接続されている。サージタンク56の本体部57は、全体として筒形状になっている。本実施形態では、サージタンク56及びインテークマニホールド51が樹脂材によって一体的に成形されている。また、本実施形態では、車両上下方向において、サージタンク56は、シリンダブロック10、第2シリンダヘッド26、及び第2ヘッドカバー32よりも上側に位置している。
サージタンク56の上流端には、外部から導入する吸気量を制御するためのスロットルバルブを有するスロットルバルブ機構45が接続されている。図1では、スロットルバルブ機構45の内部に配置されるスロットルバルブの図示を省略している。
第1シリンダヘッド21の排気ポート24及び第2シリンダヘッド26の排気ポート29には、外部へ排気を排出するための排気管46が固定されている。詳細な図示は省略するが、第1シリンダヘッド21の3つの排気ポート24には、それぞれ3つの分岐管が接続されており、これら3つの分岐管が下流側で1つの第1排気管46aに集合している。同様に、第2シリンダヘッド26の3つの排気ポート29には、それぞれ3つの分岐管が接続されており、これら3つの分岐管が下流側で1つの第2排気管46bに集合している。そして、第1排気管46a及び第2排気管46bが下流側において集合して集合排気管46cになっている。
次に、サージタンク56の構成及びその周辺構成について具体的に説明する。
図1に示すように、サージタンク56における本体部57は、上流側に位置する上流側本体部57aと当該上流側本体部57aよりも下流側に位置する下流側本体部57bとに大別できる。図2に示すように、上流側本体部57aは、接続体35及びインテークマニホールド51の後方において、全体として車幅方向に延びている。この実施形態では、上流側本体部57aの上流側が車両の右側、下流側が車両の左側となっている。上流側本体部57aの下流端からは、車両の前側に向かって下流側本体部57bが延びている。図1に示すように、下流側本体部57bは、インテークマニホールド51よりも車両左側であって、第2ヘッドカバー32の上方に位置している。すなわち、サージタンク56は、インテークマニホールド51を、車両後側及び左側から取り囲むように延びている。下流側本体部57bの下流端は、インテークマニホールド51における集合部52の上流端に接続されている。
図4に示すように、サージタンク56における上流側本体部57aの下面からは、車両の下側に向かって板状の第1支持板58aが突出している。図2に示すように、第1支持板58aは、上流側本体部57aの延設方向中央よりも左側に位置している。この実施形態では、第1支持板58aは、第2ヘッドカバー32及び第2シリンダヘッド26の後方に位置している。図3に示すように、第1支持板58aの面方向は、車両前後方向に対して直交している。第1支持板58aにおける車幅方向の両側の縁からは、車両の後側に向かって板状の第1リブ58cが突出している。第1リブ58cは、第1支持板58aの車両上下方向の全体に亘って延びている。第1支持板58aの下端部からは、車両の後側に向かって略円筒形状の第1ボス58bが突出している。第1ボス58bの後端面は、第1リブ58cの後端と略同じ位置まで延びている。また、第1ボス58bの後端面は、車両前後方向において、第2シリンダヘッド26の後端面と略同じ位置にある。第1ボス58bの内部には、図示しない金属製のインサートナットが固定されている。
図3に示すように、サージタンク56における第1ボス58bの後端面には、サージタンク56を第2シリンダヘッド26に連結する鋼鉄製のブラケット60が固定されている。ブラケット60は、車両の上下方向に延びる略長方形板状の連結板61を備えている。連結板61の面方向は、車両前後方向に対して直交している。連結板61における車両の上側端部には、当該連結板61の厚み方向にボルト孔61aが貫通している。また、連結板61における車両の下側端部には、当該連結板61の厚み方向にボルト孔61bが貫通している。連結板61における車両の左側の縁からは、車両の後側に向かって略四角板状の第1接続板62が突出している。第1接続板62は、上下方向において連結板61の全体に亘って延びている。また、連結板61における車両の右側の縁からは、車両の後側に向かって略四角板状の第2接続板63が突出している。第2接続板63は、上下方向において連結板61の全体に亘って延びている。第2接続板63の突出先端縁(後端縁)からは、車両の右側に向かって略四角板状の固定板64が延びている。固定板64の上下方向の寸法は第2接続板63の上下方向の寸法よりも短くなっており、固定板64は第2接続板63における上側の一部から延びている。固定板64には、当該固定板64の厚み方向にボルト孔64aが貫通している。
図3に示すように、ブラケット60の上端部は、連結板61のボルト孔61a及びサージタンク56における第1ボス58bのインサートナットにボルト92が挿通されることで、サージタンク56における第1ボス58bに固定されている。本実施形態では、ブラケット60における連結板61とサージタンク56における第1ボス58bとの当接位置が、ブラケット60とサージタンク56との固定位置である。
ブラケット60の下端部は、連結板61のボルト孔61b及び第2シリンダヘッド26の後端部に設けられたねじ孔26aにボルト93が挿通されることで、第2シリンダヘッド26に固定されている。
図4に示すように、サージタンク56における上流側本体部57aの下面からは、車両の下側に向かって板状の第2支持板59aが突出している。第2支持板59aは、車両の前後方向において、第1ボス58bよりも車両の後側に位置している。図2に示すように、第2支持板59aは、上流側本体部57aの延設方向において、第1支持板58aよりも上流側本体部57aの中央側に位置している。図4に示すように、第2支持板59aの面方向は、車両前後方向に対して直交している。第2支持板59aにおける車幅方向の両側の縁からは、車両の後側に向かって板状の第2リブ59cが突出している。第2リブ59cは上下方向において第2支持板59aの全体に亘って延びており、第2リブ59cの上端部は上流側本体部57aにまで至っている。第2支持板59aの下端部からは、車両の後側に向かって略円筒形状の第2ボス59bが突出している。第2ボス59bの後端面は、第2リブ59cの後端よりも車両の後側であって、サージタンク56における上流側本体部57aの後端よりも後側に位置している。第2ボス59bの内部には、金属製のインサートナット91が固定されている。
図3に示すように、ブラケット60における固定板64には、板状の支持部材70が固定されている。支持部材70は、ブラケット60における固定板64から、サージタンク56における第2ボス59bに向かって、全体として車両の右斜め上側に向かって延びている。
図3に示すように、支持部材70は、ブラケット60における固定板64の後面に当接する板状の第1固定部71を備えている。第1固定部71には、当該第1固定部71の厚み方向にボルト孔71aが貫通している。第1固定部71における車両の右側の縁からは、車両の右側に向かって板状の接続部72が延びている。図4に示すように、接続部72は、車両の右側ほど車両の後側に向かうように延びている。図3に示すように、接続部72における車両の右側の縁からは、車両の右側に向かって板状の第2固定部73が延びている。第2固定部73には、当該第2固定部73の厚み方向にボルト孔73aが貫通している。図4に示すように、第2固定部73は、サージタンク56における第2ボス59bの後端面に当接している。図3に示すように、車両前後方向の後側から視たときに、支持部材70の大部分は、ブラケット60における固定板64の縁よりも車両の右側に位置するように延びている。
支持部材70の材質は、ブラケット60と同じ鋼鉄である。すなわち、支持部材70の材質は、サージタンク56の材質である樹脂よりも、剛性の高い材質である。また、支持部材70の板厚は、ブラケット60における連結板61及び固定板64の板厚よりも薄くなっている。したがって、車両前後方向における支持部材70の曲げ剛性は、車両前後方向におけるブラケット60の曲げ剛性よりも低くなっている。なお、ここでいう材質の剛性とは、材質のヤング率のことである。また、曲げ剛性とは、部材の曲げ変形のしにくさのことであり、部材の断面二次モーメント及びその部材の材質のヤング率の積によって決まる値のことである。
図4に示すように、支持部材70における第1固定部71は、当該第1固定部71のボルト孔71a及びブラケット60(固定板64)のボルト孔64aに挿通されたボルト94と、固定板64の前側に位置するナット95によって、ブラケット60における固定板64に固定されている。本実施形態では、ボルト94及びナット95の間に挟持されている部分がブラケット60と支持部材70との固定位置である。
図4に示すように、支持部材70における第2固定部73の後側には、サージタンク56の振動を抑制するためのダイナミックダンパ80が配置されている。ダイナミックダンパ80は、略円筒形状になっており、当該円筒の軸線が車両前後方向に沿うように配置されている。略円筒形状のダイナミックダンパ80における車両前後方向の前端面は、支持部材70における第2固定部73に当接している。なお、上述したように、第2ボス59bの後端面はサージタンク56における上流側本体部57aの後端よりも後側に位置しているため、ダイナミックダンパ80は、サージタンク56よりも後側に位置している。略円筒形状のダイナミックダンパ80の中央には、ボルト孔81が区画されている。ダイナミックダンパ80は、図示しない内部の錘が円筒形状の軸線方向に振動することによってサージタンク56を制振する。本実施形態では、ダイナミックダンパ80によって制振できる振動の方向である制振方向が、車両前後方向に沿うようになっている。
ダイナミックダンパ80のボルト孔81には、ボルト96が挿通されている。ボルト96は、支持部材70(第2固定部73)のボルト孔73a、及びサージタンク56における第2ボス59bのインサートナット91に挿通されている。すなわち、本実施形態では、ダイナミックダンパ80が、支持部材70とサージタンク56との固定位置においてこれらと一体的に固定されている。また、本実施形態では、支持部材70における第2固定部73とサージタンク56における第2ボス59bとの当接位置が支持部材70とサージタンク56との固定位置である。
上述したように、第2支持板59aは、上流側本体部57aの延設方向(車幅方向)において、第1支持板58aよりも上流側本体部57aの中央側に位置している。また、車幅方向におけるサージタンク56の重心は、上流側本体部57aの延設方向(車幅方向)の中央部よりもやや車両左側に位置している。したがって、車幅方向におけるサージタンク56の重心は、第2支持板59aの近傍に位置している。すなわち、本実施形態において、支持部材70とサージタンク56との固定位置は、ブラケット60とサージタンク56との固定位置よりも車幅方向におけるサージタンク56の重心側に位置している。
本実施形態の作用及び効果について説明する。
内燃機関100では、シリンダブロック10における気筒11内での燃料の燃焼や車両の移動等に伴う振動によってサージタンク56が振動することがある。上記実施形態では、このようなサージタンク56の振動は、ダイナミックダンパ80によって制振される。
ここで、仮に、支持部材70を備えることなく、サージタンク56における第2ボス59bに対してダイナミックダンパ80を直接取り付けたとする。この場合、サージタンク56における第2支持板59aや第2リブ59cのみによってダイナミックダンパ80が支持されることになる。しかも、上記実施形態では、第2支持板59a及び第2リブ59cを含めたサージタンク56全体が比較的に剛性の低い樹脂で形成されている。そのため、ダイナミックダンパ80の大きさや重量が、樹脂製の第2支持板59a及び第2リブ59cで支持できる大きさや重量によって制限されてしまう。
また、仮に、ブラケット60に対してダイナミックダンパ80を直接取り付けたとする。しかし、ブラケット60は剛性の高い鋼鉄製である上、第1接続板62や第2接続板63が補強用のリブとして機能するため、車両前後方向の曲げに対する曲げ剛性が高い。したがって、サージタンク56が振動してもブラケット60がそれほど振動しない。その結果、サージタンク56の振動がブラケット60を介してダイナミックダンパ80に伝わりにくく、ダイナミックダンパ80の制振効果が十分に発揮されないことがある。
図3に示すように、本実施形態では、ダイナミックダンパ80は、サージタンク56の材質よりも剛性の高い支持部材70によって支持されている。そのため、本実施形態では、ダイナミックダンパ80をサージタンク56に直接的に取り付けるよりも、ダイナミックダンパ80の重量等が制限されにくい。その結果、サージタンク56を制振するために所望の制振特性を有するダイナミックダンパ80を取り付けできる。具体的には、サージタンク56は、当該サージタンク56の固有振動数に近い周波数で振動しやすい。この固有振動数に対して高い制振特性を有するダイナミックダンパ80が相応に重量のあるものであったとしても、当該ダイナミックダンパ80を支持部材70で適切に支持できる。
また、本実施形態では、支持部材70の板厚が比較的に薄く、且つ、支持部材70は、第1固定部71と接続部72との境界部分や、接続部72と第2固定部73との境界部分で曲げられている。そのため、支持部材70は、上記境界部分を曲げの稜線として曲がりやすく、ダイナミックダンパ80の制振方向である車両前後方向においてブラケット60よりも振動しやすい。これにより、ダイナミックダンパ80は、ダイナミックダンパ80がブラケット60に固定されている場合に比べて、支持部材70とともに振動することにより、サージタンク56の制振効果を適切に発揮できる。
ところで、車両においては、一般に車両の前後方向の加速度の変化が起きやすい。そして、この車両の前後方向の加速度の変化に伴って、サージタンク56にも車両の前後方向の加速度が作用するため、サージタンク56には車両の前後方向の振動が生じやすい。本実施形態では、ブラケット60から延びている支持部材70は、車幅方向におけるサージタンク56の重心に対して比較的に遠い第1支持板58a側から、車幅方向におけるサージタンク56の重心に対して比較的に近い第2支持板59a側に向かって延びている。そして、ダイナミックダンパ80は、支持部材70に固定されているため、ダイナミックダンパ80がブラケット60に固定されている構成に比べて、車幅方向におけるサージタンク56の重心に近い側に位置する。そのため、本実施形態では、例えば、車幅方向において、サージタンク56の上流側本体部57aの車両左側の端部に第2支持板59aが位置している構成に比べて、サージタンク56に車両の前後方向の振動が生じた際に、サージタンク56の振動が支持部材70を介してダイナミックダンパ80に伝達されやすい。そして、ダイナミックダンパ80によるサージタンク56における車両の前後方向の制振効果が、サージタンク56の全体に及びやすい。その結果、本実施形態では、ダイナミックダンパ80によってサージタンク56における車両の前後方向の振動を適切に抑制できる。
また、車両においては、一般に、急加速するときの加速度よりも、急減速するときの加速度(減速度)の方が大きくなりやすい。また、車両が前側に進む速度は、車両が後側に進む速度よりも大きくなりやすい。したがって、車両が前側に進んでいる場合において急減速したときには、ダイナミックダンパ80に対して車両前側に向う大きな慣性力が作用することがある。仮に、ダイナミックダンパ80が比較的に強度の低いサージタンク56における第2ボス59bのみに取り付けられていると、サージタンク56における第2支持板59aや第2リブ59cが破損してダイナミックダンパ80が脱落することがある。特に、ダイナミックダンパ80がサージタンク56よりも後側に位置していると、脱落したダイナミックダンパ80が前側に吹き飛んで他の部品に接触してしまうこともある。特に、上記実施形態では、いわゆるV型の内燃機関100であるため、第1シリンダヘッド21と第2シリンダヘッド26との間の空間には、燃料噴射弁や蒸発燃料を導くためのパージ配管等が配置されることがある。このような部材にダイナミックダンパ80が接触すると、内燃機関100の故障に繋がり得る。このような内燃機関100の構成において、ダイナミックダンパ80を、サージタンク56の材質よりも剛性の高い支持部材70に固定することは、上述したダイナミックダンパ80の脱落や他の部品との接触を抑制する上で非常に効果的である。
本実施形態では、ダイナミックダンパ80が、支持部材70とサージタンク56との固定位置において固定されている。すなわち、本実施形態では、ダイナミックダンパ80が、支持部材70においてサージタンク56の振動が最も伝達されやすい位置に固定されている。これにより、本実施形態では、ダイナミックダンパ80の制振効果を最大化できる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態において、ダイナミックダンパ80の制振方向を変更してもよい。例えば、ダイナミックダンパ80の制振方向が車両前後方向に対して上下方向に傾斜していてもよい。ダイナミックダンパ80の制振方向が傾斜していたとしても、車両前後方向の成分を有する制振方向であれば、ダイナミックダンパ80はサージタンク56の前後方向の振動を制振できる。
・さらに、ダイナミックダンパ80の制振方向を車幅方向や車両上下方向に沿うようにしてもよい。このようにダイナミックダンパ80の制振方向が車幅方向に沿っている場合には、車幅方向における支持部材70の曲げ剛性が、車幅方向におけるブラケット60の曲げ剛性よりも低くなっていればよい。同様に、ダイナミックダンパ80の制振方向が車両上下方向に沿っている場合には、車両上下方向における支持部材70の曲げ剛性が、車両上下方向におけるブラケット60の曲げ剛性よりも低くなっていればよい。
・上記実施形態において、支持部材70及びブラケット60は適宜変更できる。例えば、支持部材70の板厚は、ブラケット60における連結板61及び固定板64の板厚以上の厚みになっていてもよい。この場合にも、ブラケット60における第1接続板62及び第2接続板63によって、車両前後方向におけるブラケット60の曲げ剛性を比較的に大きくできる。その結果、車両前後方向における支持部材70の曲げ剛性が、車両前後方向におけるブラケット60の曲げ剛性よりも低くなっていればよい。
また、第1接続板62及び第2接続板63が省略され、連結板61から固定板64が延びているブラケット60を採用してもよい。このブラケット60においても、例えば、支持部材70の板厚が、ブラケット60における連結板61及び固定板64の板厚よりも薄くなっていることで、車両前後方向における支持部材70の曲げ剛性が、車両前後方向におけるブラケット60の曲げ剛性よりも低くなっていればよい。
さらに、支持部材70及びブラケット60の材質を変更することで、車両前後方向における支持部材70の曲げ剛性が、車両前後方向におけるブラケット60の曲げ剛性よりも低くなっていてもよい。
また、支持部材70及びブラケット60の形状を変更することにより、両者の曲げ剛性を調整してもよい。例えば、支持部材70において当該支持部材70の厚み方向に貫通する溝を設けることで、車両前後方向における支持部材70の曲げ剛性を低くしてもよい。また、支持部材70における接続部72として、車両前後方向に複数回湾曲するような波型形状の板材を採用することで、車両前後方向における支持部材70の曲げ剛性を低くしてもよい。これらのようにして車両前後方向における支持部材70の曲げ剛性が、車両前後方向におけるブラケット60の曲げ剛性よりも低くなっていてもよい。
・上記実施形態において、例えば、車両前後方向におけるサージタンク56の振動を十分に抑制できるのであれば、ブラケット60とサージタンク56との固定位置が、支持部材70とサージタンク56との固定位置よりも車幅方向におけるサージタンク56の重心側に位置していてもよい。また、ダイナミックダンパ80の制振方向が車幅方向や車両上下方向に沿う場合、ブラケット60とサージタンク56との固定位置が、支持部材70とサージタンク56との固定位置よりも車幅方向におけるサージタンク56の重心側に位置していてもよい。
・上記実施形態において、シリンダブロック10に対するサージタンク56の位置は変更してもよい。例えば、直列気筒の内燃機関を採用する場合等には、シリンダブロック10に対してサージタンク56が車両の前側や車幅方向外側に位置していてもよい。
・上記実施形態において、ブラケット60の固定構成は適宜変更できる。例えば、ブラケット60における連結板61と第2シリンダヘッド26とを溶接によって固定してもよい。また、同様に、ブラケット60における固定板64と支持部材70における第1固定部71とを溶接によって固定してもよい。このように溶接されている場合には、ブラケット60における固定板64と支持部材70における第1固定部71とが溶接によって接続されている部分が、ブラケット60と支持部材70との固定位置である。
・上記実施形態において、ブラケット60と支持部材70とが一体に形成されていてもよい。例えば、一枚の金属板に対して板金加工を行うことで、ブラケット60及び支持部材70を形成してもよい。この場合にも、車両前後方向における支持部材70の曲げ剛性が、車両前後方向におけるブラケット60の曲げ剛性よりも低くなっていればよい。なお、この構成においては、車両前後方向における曲げ剛性の境界部分がブラケット60と支持部材70との固定位置である。
・上記実施形態において、支持部材70に対するダイナミックダンパ80の固定位置は適宜変更できる。例えば、図3に示すように、支持部材70におけるブラケット60との固定位置よりもサージタンク56における第2ボス59b側であれば、支持部材70における第1固定部71、接続部72、及び第2固定部73の範囲でダイナミックダンパ80の固定位置を適宜変更できる。
・上記実施形態において、サージタンク56に対するダイナミックダンパ80の位置は適宜変更できる。例えば、サージタンク56における第2ボス59bの後端面が上流側本体部57aの後端よりも前側にある場合には、ダイナミックダンパ80はサージタンク56よりも後側に位置しない。この場合においても、ダイナミックダンパ80によって車両前後方向におけるサージタンク56の振動を抑制できればよい。
・上記実施形態において、支持部材70に対するダイナミックダンパ80の固定構成は適宜変更できる。例えば、ダイナミックダンパ80の前端面と支持部材70における第2固定部73の後端面とを接着固定してもよい。
・上記実施形態において、ブラケット60の下端部の固定位置は適宜変更できる。例えば、ブラケット60の形状や寸法を変えることにより、ブラケット60の下端部を、第2シリンダヘッド26に代えてシリンダブロック10に対して固定してもよい。また、ブラケット60の下端部を、第2シリンダヘッド26及びシリンダブロック10に対して固定してもよい。
・上記実施形態において、インテークマニホールド51やサージタンク56の形状は適宜変更してもよい。例えば、サージタンク56が、インテークマニホールド51を、車両後側及び右側から取り囲むように延びていてもよい。具体的には、サージタンク56における上流側本体部57aの上流側が車両の左側、下流側が車両の右側となっており、サージタンク56における下流側本体部57bが第1ヘッドカバー31の上方に位置していてもよい。この場合には、ブラケット60の下端部を第1シリンダヘッド21に対して固定してもよい。
・上記実施形態において、インテークマニホールド51及びサージタンク56が別の部材として成形され、インテークマニホールド51に対してサージタンク56が固定されていてもよい。
・上記実施形態において、インテークマニホールド51及びサージタンク56は、金属製であってもよい。この場合にも、支持部材70の材質がサージタンク56の材質よりも剛性が高い材質であればよい。
10…シリンダブロック、11…気筒、11L…気筒、11R…気筒、12…収容空間、21…第1シリンダヘッド、22…燃焼室、23…吸気ポート、24…排気ポート、26…第2シリンダヘッド、26a…ねじ孔、27…燃焼室、28…吸気ポート、29…排気ポート、31…第1ヘッドカバー、32…第2ヘッドカバー、33…オイルパン、35…接続体、36…第1接続管、37…第2接続管、41…ピストン、42…コネクティングロッド、43…クランクシャフト、43a…クランクピン、43b…クランクアーム、43c…クランクジャーナル、45…スロットルバルブ機構、46…排気管、46a…第1排気管、46b…第2排気管、46c…集合排気管、51…インテークマニホールド、52…集合部、53…分岐管、56…サージタンク、57…本体部、57a…上流側本体部、57b…下流側本体部、58a…第1支持板、58b…第1ボス、58c…第1リブ、59a…第2支持板、59b…第2ボス、59c…第2リブ、60…ブラケット、61…連結板、61a…ボルト孔、61b…ボルト孔、62…第1接続板、63…第2接続板、64…固定板、64a…ボルト孔、70…支持部材、71…第1固定部、71a…ボルト孔、72…接続部、73…第2固定部、73a…ボルト孔、80…ダイナミックダンパ、81…ボルト孔、91…インサートナット、92…ボルト、93…ボルト、94…ボルト、95…ナット、96…ボルト、100…内燃機関。

Claims (4)

  1. 内部に複数の気筒が区画されたシリンダブロックと、前記シリンダブロックの上端面に固定されるとともに前記複数の気筒に接続される複数の吸気ポートが内部に区画されたシリンダヘッドと、前記複数の吸気ポートに接続されたインテークマニホールドと、前記インテークマニホールドに接続されるとともに吸気を一時的に貯めておくためのサージタンクと、前記サージタンクを前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドの少なくとも一方に連結するブラケットと、前記サージタンクの振動を抑制するためのダイナミックダンパとを備えている内燃機関であって、
    前記ブラケットからは支持部材が延びているとともに、当該支持部材は前記サージタンクに固定されており、
    前記支持部材の材質は、前記サージタンクの材質よりも剛性が高い材質であり、
    前記ダイナミックダンパで制振できる振動の方向を制振方向としたとき、当該制振方向における前記支持部材の曲げ剛性は、前記制振方向における前記ブラケットの曲げ剛性よりも低くなっており、
    前記ダイナミックダンパは、前記支持部材における前記ブラケットとの固定位置よりも前記サージタンク側に固定されている
    ことを特徴とする車両の内燃機関。
  2. 前記内燃機関が車両に搭載された状態において、
    前記ダイナミックダンパの前記制振方向は、車両の前後方向の振動を抑制できる方向になっており、
    前記支持部材と前記サージタンクとの固定位置は、前記ブラケットと前記サージタンクとの固定位置よりも車幅方向における前記サージタンクの重心側に位置している
    請求項1に記載の車両の内燃機関。
  3. 車両の上下方向において、前記サージタンクは、前記シリンダブロックよりも上側に位置しており、
    車両の前後方向において、前記ダイナミックダンパは、前記サージタンクよりも後側に位置している
    請求項2に記載の車両の内燃機関。
  4. 前記ダイナミックダンパは、前記支持部材と前記サージタンクとの固定位置において固定されている
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車両の内燃機関。
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