JP2002242643A - 船外機 - Google Patents
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- JP2002242643A JP2002242643A JP2001036749A JP2001036749A JP2002242643A JP 2002242643 A JP2002242643 A JP 2002242643A JP 2001036749 A JP2001036749 A JP 2001036749A JP 2001036749 A JP2001036749 A JP 2001036749A JP 2002242643 A JP2002242643 A JP 2002242643A
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1824—Number of cylinders six
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
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- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 V型エンジンを搭載した船外機のおいて、2
列のシリンダヘッドカバー内の空間を有効利用したい。 【解決手段】 シリンダ、燃焼室を形成するシリンダブ
ロック、シリンダヘッド、カム室を形成するシリンダヘ
ッドカバー10A,10Bを備え、これ等を平面視でV
型に2列備える4ストロークV型多気筒エンジンを搭載
する船外機において、クランク室と連通するブリーザ室
26を、Vバンクの一方の列にカム室に形成し、ブリー
ザ室をスロットル弁の吸気上流側に接続し、他方のVバ
ンクの列のカム室に、クランク室と連通する油分分離室
36を設け、カム室をスロットル弁の吸気下流側に通路
を介して接続し、該通路に吸気下流側に開くクランク室
内換気用制御弁50(PCV弁)を設けた船外機。
列のシリンダヘッドカバー内の空間を有効利用したい。 【解決手段】 シリンダ、燃焼室を形成するシリンダブ
ロック、シリンダヘッド、カム室を形成するシリンダヘ
ッドカバー10A,10Bを備え、これ等を平面視でV
型に2列備える4ストロークV型多気筒エンジンを搭載
する船外機において、クランク室と連通するブリーザ室
26を、Vバンクの一方の列にカム室に形成し、ブリー
ザ室をスロットル弁の吸気上流側に接続し、他方のVバ
ンクの列のカム室に、クランク室と連通する油分分離室
36を設け、カム室をスロットル弁の吸気下流側に通路
を介して接続し、該通路に吸気下流側に開くクランク室
内換気用制御弁50(PCV弁)を設けた船外機。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面すV型のエン
ジンを統制した船外機において、2列のカム室を利用し
て夫々をブリーザ室、油分分離室として吸気上流側、下
流側に接続し、各カム室の室内容積を有効に利用するこ
とができるようにした船外機に関するものである。
ジンを統制した船外機において、2列のカム室を利用し
て夫々をブリーザ室、油分分離室として吸気上流側、下
流側に接続し、各カム室の室内容積を有効に利用するこ
とができるようにした船外機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】船外機において新気導入によるクランク
室の換気機構として特開平5−214921号公報の技
術が開示されている。この技術は、新気PCV弁(クラ
ンク室内換気用制御弁「ポジティブ クランクケース
ベンチレーション」:以下PCV弁と記す)37(公報
中の符号を用いる。以下同じ)はクランク室に接続し、
シリンダヘッド側ブリーザ室30からの2系統のPCV
32,35弁は、スロットル弁上流側と下流側とに接続
されている。又特開平6−117270号公報において
も、ブリーザ室を備えるエンジンを搭載した船外機が開
示されている。
室の換気機構として特開平5−214921号公報の技
術が開示されている。この技術は、新気PCV弁(クラ
ンク室内換気用制御弁「ポジティブ クランクケース
ベンチレーション」:以下PCV弁と記す)37(公報
中の符号を用いる。以下同じ)はクランク室に接続し、
シリンダヘッド側ブリーザ室30からの2系統のPCV
32,35弁は、スロットル弁上流側と下流側とに接続
されている。又特開平6−117270号公報において
も、ブリーザ室を備えるエンジンを搭載した船外機が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平5−2
14921号公報では、ブリーザ室30は、シリンダボ
ア範囲の容積(1つのシリンダ列のシリンダヘッドカバ
ーの大きさ)に止まる。
14921号公報では、ブリーザ室30は、シリンダボ
ア範囲の容積(1つのシリンダ列のシリンダヘッドカバ
ーの大きさ)に止まる。
【0004】本発明は、従来の船外機の以上の課題を解
決すべくなされたもので、その目的とする処は、V型多
気筒エンジンを搭載した船外機において、ブリーザ室と
して、油分分離室の各室の室内容積を有効に活用し得る
船外機を提供し、又燃料ポンプとPCV弁側の油分分離
室とを合理的に配置することができるようにした船外機
を提供することにある。
決すべくなされたもので、その目的とする処は、V型多
気筒エンジンを搭載した船外機において、ブリーザ室と
して、油分分離室の各室の室内容積を有効に活用し得る
船外機を提供し、又燃料ポンプとPCV弁側の油分分離
室とを合理的に配置することができるようにした船外機
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、シリンダ、燃焼室を形成するシリンダブ
ロック、シリンダヘッド、カム室を形成するシリンダヘ
ッドカバーを備え、これ等を平面視でV型に2列備える
4ストロークV型多気筒エンジンを搭載する船外機にお
いて、クランク室と連通するブリーザ室を、Vバンクの
一方の列にカム室に形成し、該ブリーザ室をスロットル
弁の吸気上流側に接続し、他方のVバンクの列のカム室
に、クランク室と連通する油分分離室を設け、該カム室
をスロットル弁の吸気下流側に通路を介して接続し、該
通路に吸気下流側に開くクランク室内換気用制御弁(P
CV弁:ポジティブ クランクケース ベンチレーショ
ン)を設けたことを特徴とする。
に請求項1は、シリンダ、燃焼室を形成するシリンダブ
ロック、シリンダヘッド、カム室を形成するシリンダヘ
ッドカバーを備え、これ等を平面視でV型に2列備える
4ストロークV型多気筒エンジンを搭載する船外機にお
いて、クランク室と連通するブリーザ室を、Vバンクの
一方の列にカム室に形成し、該ブリーザ室をスロットル
弁の吸気上流側に接続し、他方のVバンクの列のカム室
に、クランク室と連通する油分分離室を設け、該カム室
をスロットル弁の吸気下流側に通路を介して接続し、該
通路に吸気下流側に開くクランク室内換気用制御弁(P
CV弁:ポジティブ クランクケース ベンチレーショ
ン)を設けたことを特徴とする。
【0006】請求項1では、2列のシリンダヘッドカバ
ーのカム室内の夫々を、ブリーザ室、吸気下流側と接続
するPCVを備える油分分離室としたので、夫々必要と
する容積を容易に確保することができる。特にPCVを
備える油分分離室を、ブリーザ室としたカム室とは別個
のカム室に専用として形成するので、油分分離用のラビ
リンス等を形成して、油分分離を確実に行い得るに必要
な容積を確保することができる。
ーのカム室内の夫々を、ブリーザ室、吸気下流側と接続
するPCVを備える油分分離室としたので、夫々必要と
する容積を容易に確保することができる。特にPCVを
備える油分分離室を、ブリーザ室としたカム室とは別個
のカム室に専用として形成するので、油分分離用のラビ
リンス等を形成して、油分分離を確実に行い得るに必要
な容積を確保することができる。
【0007】請求項2は、請求項1において、一方のシ
リンダヘッドには、カムシャフトで駆動される燃料ポン
プを設けたことを特徴とする。
リンダヘッドには、カムシャフトで駆動される燃料ポン
プを設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2では、燃料ポンプと、PCV側の
油分分離室を合理的に配置することができる。
油分分離室を合理的に配置することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図においてFrは船外機の前方を、Rrは
同後方を示す。図1は、船外機の上部の説明的縦断側面
図、図2は同横断平面図である。これら図面に基づいて
船外機の概略を説明する。
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図においてFrは船外機の前方を、Rrは
同後方を示す。図1は、船外機の上部の説明的縦断側面
図、図2は同横断平面図である。これら図面に基づいて
船外機の概略を説明する。
【0010】船外機1は、外観を構成する最上部のエン
ジンカバー2、この下方のマウントケース3、図示しな
いがこの下方のエンクステンションケース、この下方
で、スクリューを備えるギヤケース等から構成され、マ
ウントケース3と下方のエクステンションケースとの間
には、船外機1を船体の船尾に取付、支持するスターン
ブラケット5を備える。エンジンカバー2及びアンダー
カバー2aで囲まれた空間内をエンジンルーム4とす
る。
ジンカバー2、この下方のマウントケース3、図示しな
いがこの下方のエンクステンションケース、この下方
で、スクリューを備えるギヤケース等から構成され、マ
ウントケース3と下方のエクステンションケースとの間
には、船外機1を船体の船尾に取付、支持するスターン
ブラケット5を備える。エンジンカバー2及びアンダー
カバー2aで囲まれた空間内をエンジンルーム4とす
る。
【0011】6はエンジンで、前後方向中間部のシリン
ダブロック7、シリンダブロック7のスカート部7cの
後方に配設され、クランクシャフト11をクランク室内
に内装したクランクケース8、後方に配設されたシリン
ダヘッド9、これの後方に配置されたシリンダヘッドカ
バー10からなる。図1で明らかなように船外機のエン
ジン2は、クランクシャフト11が縦置きのバーチカル
エンジンであって、シリンダブロック7には、横向きの
シリンダ7a…(…は複数を表す。以下同じ)が複数上
下の並びに、実施の形態では上下に3気筒配設されてお
り、各シリンダ7a…に内装したピストン7b…は、縦
向きのクランクシャフト11にコンロッドを介して連結
されており、シリンダヘッド9には、各シリンダ7a…
と対応するように燃焼室9a…夫々が設けられている。
ダブロック7、シリンダブロック7のスカート部7cの
後方に配設され、クランクシャフト11をクランク室内
に内装したクランクケース8、後方に配設されたシリン
ダヘッド9、これの後方に配置されたシリンダヘッドカ
バー10からなる。図1で明らかなように船外機のエン
ジン2は、クランクシャフト11が縦置きのバーチカル
エンジンであって、シリンダブロック7には、横向きの
シリンダ7a…(…は複数を表す。以下同じ)が複数上
下の並びに、実施の形態では上下に3気筒配設されてお
り、各シリンダ7a…に内装したピストン7b…は、縦
向きのクランクシャフト11にコンロッドを介して連結
されており、シリンダヘッド9には、各シリンダ7a…
と対応するように燃焼室9a…夫々が設けられている。
【0012】エンジン6は、図2に示すように平面視V
型エンジンであって、左右の2列のシリンダブロック5
の夫々上下に横向きにシリンダが3個づつ設けられ、4
ストロークV型6気筒エンジンである。左右のシリンダ
ブロック7,7毎にシリンダヘッド9,9及びシリンダ
ヘッドカバー10,10を備える。図1に示しようにシ
リンダヘッド10の後方には、縦向きにインテークマニ
ホールド12を配設する。インテークマニホールド12
は、図2に示すようにエンジン6の平面視で後方に開い
たVバンクSの間から後方に延び、且つ上下方向に延び
るように設けられている。
型エンジンであって、左右の2列のシリンダブロック5
の夫々上下に横向きにシリンダが3個づつ設けられ、4
ストロークV型6気筒エンジンである。左右のシリンダ
ブロック7,7毎にシリンダヘッド9,9及びシリンダ
ヘッドカバー10,10を備える。図1に示しようにシ
リンダヘッド10の後方には、縦向きにインテークマニ
ホールド12を配設する。インテークマニホールド12
は、図2に示すようにエンジン6の平面視で後方に開い
たVバンクSの間から後方に延び、且つ上下方向に延び
るように設けられている。
【0013】上記したインテークマニホールド12の後
方には、吸気用の外気取入れガイド13が設けられてい
る。上記インテークマニホールド12は、図2に示すよ
うに左右方向に幅があって前後方向は薄いチャンバー状
をなす。シリンダヘッド9,9側には、該シリンダヘッ
ド9,9の吸入ポートと接続する吸入管12a,12a
が設けられており、吸入管12a,12aはエンジンの
VバンクS内に臨む。
方には、吸気用の外気取入れガイド13が設けられてい
る。上記インテークマニホールド12は、図2に示すよ
うに左右方向に幅があって前後方向は薄いチャンバー状
をなす。シリンダヘッド9,9側には、該シリンダヘッ
ド9,9の吸入ポートと接続する吸入管12a,12a
が設けられており、吸入管12a,12aはエンジンの
VバンクS内に臨む。
【0014】図1に示すように、エンジン6の上面で、
シリンダヘッド9の上面にはカムシャフトプーリ14
が、シリンダブロック7の後部上面にはガイドプーリ1
5、又スカート部7cの上面には、クランクシャフト1
1で駆動される第1駆動プーリ16が夫々設けられる。
カムシャフトプーリ14と第1駆動16との間にはタイ
ミングベルト17を掛け回し、クランクシャフト11で
図示しないカムシャフトを駆動する。図1において18
は、カムシャフトプーリ14のカバーである。
シリンダヘッド9の上面にはカムシャフトプーリ14
が、シリンダブロック7の後部上面にはガイドプーリ1
5、又スカート部7cの上面には、クランクシャフト1
1で駆動される第1駆動プーリ16が夫々設けられる。
カムシャフトプーリ14と第1駆動16との間にはタイ
ミングベルト17を掛け回し、クランクシャフト11で
図示しないカムシャフトを駆動する。図1において18
は、カムシャフトプーリ14のカバーである。
【0015】エンジン6の前部を構成するクランクケー
ス8の上部前面には発電機(交流発電機:ACG)19
を駆動軸を縦向きとして取付、支持する。発電機19
は、発電機のボディ上部、中間部、下部にかけて縦長の
冷却風吸入用スリットを備える。発電機19の上面に
は、発電機駆動用の被動プーリ20を備え、一方、前記
したクランクシャフト11の上端には第2駆動プーリ2
1を第1駆動プーリ16と同軸に上下に設け、該第2駆
動プーリ21と被動プーリ20とをタイミングベルト2
2で連結し、クランクシャフト11の動力で発電機19
を駆動する。図2において9b,9bはエキゾーストマ
ニホールドで、図1に示す排気管23に接続し、排気管
23はマウントケース3から下方のエクステンションケ
ース内に垂下され、下方に排気する。
ス8の上部前面には発電機(交流発電機:ACG)19
を駆動軸を縦向きとして取付、支持する。発電機19
は、発電機のボディ上部、中間部、下部にかけて縦長の
冷却風吸入用スリットを備える。発電機19の上面に
は、発電機駆動用の被動プーリ20を備え、一方、前記
したクランクシャフト11の上端には第2駆動プーリ2
1を第1駆動プーリ16と同軸に上下に設け、該第2駆
動プーリ21と被動プーリ20とをタイミングベルト2
2で連結し、クランクシャフト11の動力で発電機19
を駆動する。図2において9b,9bはエキゾーストマ
ニホールドで、図1に示す排気管23に接続し、排気管
23はマウントケース3から下方のエクステンションケ
ース内に垂下され、下方に排気する。
【0016】以上のエンジン6の上に配設され、V字形
の左右の端部にある前記カムシャフトプーリ14の上方
のカバー18で覆われる部分を除く前方のベルト・プー
リ機構上には、ボックス状の吸気箱である吸気消音装置
23を配設し、吸気消音装置23は、図2で明らかなよ
うに後方を向いて開口する筒状の接続口23aと、これ
の両側に配設され、後方に向いて開口する筒状の外気取
入れ口23b,23bを備える。前部には、プーリ2
0、ベルト22及びプーリ21の前部を覆う前片23c
を備える。
の左右の端部にある前記カムシャフトプーリ14の上方
のカバー18で覆われる部分を除く前方のベルト・プー
リ機構上には、ボックス状の吸気箱である吸気消音装置
23を配設し、吸気消音装置23は、図2で明らかなよ
うに後方を向いて開口する筒状の接続口23aと、これ
の両側に配設され、後方に向いて開口する筒状の外気取
入れ口23b,23bを備える。前部には、プーリ2
0、ベルト22及びプーリ21の前部を覆う前片23c
を備える。
【0017】吸気消音装置23の後部で、前記した接続
口23aの一側寄り部分にはM吸気消音装置23の消音
室23d内と連通する接続部24を設ける。消音室23
d内の接続部24近傍には、図1に示すようにフィルタ
ー25を内装し、接続部24を有する側のシリンダヘッ
ド10Aのカム室内10a内にはブリーザ室26を設け
る。ブリーザ室26と接続口24とをブリーザ通路を構
成する配管27で連通、接続し、ブリーザ室26内のブ
ローバイガス中のミストやオイル分をフィルター25で
浄化し、図2において25aは、フィルター交換時に着
脱する蓋体である。
口23aの一側寄り部分にはM吸気消音装置23の消音
室23d内と連通する接続部24を設ける。消音室23
d内の接続部24近傍には、図1に示すようにフィルタ
ー25を内装し、接続部24を有する側のシリンダヘッ
ド10Aのカム室内10a内にはブリーザ室26を設け
る。ブリーザ室26と接続口24とをブリーザ通路を構
成する配管27で連通、接続し、ブリーザ室26内のブ
ローバイガス中のミストやオイル分をフィルター25で
浄化し、図2において25aは、フィルター交換時に着
脱する蓋体である。
【0018】吸気消音装置23の接続口23aは図2に
示したように平面視VバンクSの中央部に後方を向いて
開口する。接続口23aは、エンジン上方で、これの下
流部に配設したスロットル弁装置28の吸気道上流部に
接続し、スロットル弁装置28の吸気道の下流部は、低
速エアの制御弁であるEACV取り付けスペーサ29を
介してインテークマニホールド12に接続する。従っ
て、一方のシリンダヘッドカバー10A内のカム室10
a内に形成したブリーザ室26は、ブリーザ通路27
(配管)を介して吸気消音室23d内に連通し、これに
より、ブリーザ室26はスロットル弁28の吸気系路の
上流側と連通、接続する。尚図において30はスロット
ル弁装置28のスロットル弁の開度を制御するコントロ
ールケーブルである。
示したように平面視VバンクSの中央部に後方を向いて
開口する。接続口23aは、エンジン上方で、これの下
流部に配設したスロットル弁装置28の吸気道上流部に
接続し、スロットル弁装置28の吸気道の下流部は、低
速エアの制御弁であるEACV取り付けスペーサ29を
介してインテークマニホールド12に接続する。従っ
て、一方のシリンダヘッドカバー10A内のカム室10
a内に形成したブリーザ室26は、ブリーザ通路27
(配管)を介して吸気消音室23d内に連通し、これに
より、ブリーザ室26はスロットル弁28の吸気系路の
上流側と連通、接続する。尚図において30はスロット
ル弁装置28のスロットル弁の開度を制御するコントロ
ールケーブルである。
【0019】図3は、エンジン要部の拡大断面図であ
る。図は図2における上方のシリンダブロック7B、シ
リンダヘッド9B、シリンダヘッドカバー10Bを示し
ており、31はスパークプラグ、32,32は吸気弁、
33,33は排気弁を示し、スパークプラグ31は点火
コイル付きキャップ31aを備え、シリンダヘッド9の
外側(横向きの上面)とシリンダヘッドカバー10との
間にはカム34a…を備えるカムシャフト34が上下に
架設されており、カムシャフト34は前記したカムシャ
フトプーリ14で駆動され、35はバルブロッカーアー
ムである。以上のシリンダヘッドカバー10とシリンダ
ヘッド9との間にはカム室36が他側と同様に形成さ
れ、シリンダヘッドカバー10の内頂面には、シリンダ
ヘッド9B側のカム室36内に突出するオイル分離片3
7…を設け、該カム室36内に油分分離室とする。
る。図は図2における上方のシリンダブロック7B、シ
リンダヘッド9B、シリンダヘッドカバー10Bを示し
ており、31はスパークプラグ、32,32は吸気弁、
33,33は排気弁を示し、スパークプラグ31は点火
コイル付きキャップ31aを備え、シリンダヘッド9の
外側(横向きの上面)とシリンダヘッドカバー10との
間にはカム34a…を備えるカムシャフト34が上下に
架設されており、カムシャフト34は前記したカムシャ
フトプーリ14で駆動され、35はバルブロッカーアー
ムである。以上のシリンダヘッドカバー10とシリンダ
ヘッド9との間にはカム室36が他側と同様に形成さ
れ、シリンダヘッドカバー10の内頂面には、シリンダ
ヘッド9B側のカム室36内に突出するオイル分離片3
7…を設け、該カム室36内に油分分離室とする。
【0020】図4は、図1の矢視4方向から見た図で、
エンジンカバー2、外気取入れガイド13を除いた状態
の説明図、図5は、図4からインテークマニホールドを
除いて示した図である。図4において、インテークマニ
ホールド12には、上部の前面に吸気口12bが、又左
右方向の中間部〜下部にはエンジンの各シリンダの燃焼
室の吸入口に繋がるポート12c…が設けられている。
図で明らかなようにシリンダヘッド10,10は、左右
に10A,10Bと2列配設されており、船外機の右側
(図の右側)を10Aとし、カム室内を前記したブリー
ザ室26とし、船外機の左側(図の左側)を前記した油
分分離室36とする。シリンダヘッド10A,10Bの
上方に配設した18,18は、前記したカムシャフトプ
ーリ14のカバーである。
エンジンカバー2、外気取入れガイド13を除いた状態
の説明図、図5は、図4からインテークマニホールドを
除いて示した図である。図4において、インテークマニ
ホールド12には、上部の前面に吸気口12bが、又左
右方向の中間部〜下部にはエンジンの各シリンダの燃焼
室の吸入口に繋がるポート12c…が設けられている。
図で明らかなようにシリンダヘッド10,10は、左右
に10A,10Bと2列配設されており、船外機の右側
(図の右側)を10Aとし、カム室内を前記したブリー
ザ室26とし、船外機の左側(図の左側)を前記した油
分分離室36とする。シリンダヘッド10A,10Bの
上方に配設した18,18は、前記したカムシャフトプ
ーリ14のカバーである。
【0021】図ではスパークプラグ31は点火コイル付
きキャップ31a…が左右のシリンダヘッドカバー10
A,10Bの外側に配設されているのが示されており、
又EACVのソレノイド弁のような弁装置29aがスペ
ーサ29の側方に延出した支持部29bに支持されてい
るのが示されている。
きキャップ31a…が左右のシリンダヘッドカバー10
A,10Bの外側に配設されているのが示されており、
又EACVのソレノイド弁のような弁装置29aがスペ
ーサ29の側方に延出した支持部29bに支持されてい
るのが示されている。
【0022】図5で更に詳細に説明すると、右側のシリ
ンダヘッドカバー10A内には、前記したブリーザ室2
6が形成され、これの上端部に接続部26aを設け、接
続部26aに配管27の上流部を繋げてブリーザ通路と
し、配管27は前記したように吸気消音装置23の接続
口24に繋がる。ブリーザ室26と吸気消音装置の消音
室23dとは配管27で連通した結果、ブリーザ室26
内にブローバイガスは配管26を通って消音室23d内
に流入しする。この際、ブローバイガスに含まれるミス
トやオイル分等はフィルター25で除去され、浄化され
たブローバイガスが吸気系路のスロットル弁28の上流
側に供給される。
ンダヘッドカバー10A内には、前記したブリーザ室2
6が形成され、これの上端部に接続部26aを設け、接
続部26aに配管27の上流部を繋げてブリーザ通路と
し、配管27は前記したように吸気消音装置23の接続
口24に繋がる。ブリーザ室26と吸気消音装置の消音
室23dとは配管27で連通した結果、ブリーザ室26
内にブローバイガスは配管26を通って消音室23d内
に流入しする。この際、ブローバイガスに含まれるミス
トやオイル分等はフィルター25で除去され、浄化され
たブローバイガスが吸気系路のスロットル弁28の上流
側に供給される。
【0023】又吸気消音室23d内の新気は、図5の矢
印aで示すようにシリンダヘッド10A内のブリーザ室
26内に流入する場合があり、吸気消音室23d内新気
がブリーザ室26からカム室36へ、そしてカム室36
から不図示のシリンダブロック内ブリーザ通路を経てク
ランク室内に供給されることとなる。
印aで示すようにシリンダヘッド10A内のブリーザ室
26内に流入する場合があり、吸気消音室23d内新気
がブリーザ室26からカム室36へ、そしてカム室36
から不図示のシリンダブロック内ブリーザ通路を経てク
ランク室内に供給されることとなる。
【0024】一方、図の左側のシリンダヘッドカバー1
0B内のカム室36には、前記したようにオイル分分離
室が形成され、シリンダヘッドカバー10Bの上端部に
は、インテークマニホールド12に連通するPCV弁5
0(クランク室内換気用制御弁ポジティブ クランクケ
ース ベンチレーション弁)を設ける。PCV弁50
は、オイル分分離室36内とインテークマニホールド1
2の室12d内とを接続する。
0B内のカム室36には、前記したようにオイル分分離
室が形成され、シリンダヘッドカバー10Bの上端部に
は、インテークマニホールド12に連通するPCV弁5
0(クランク室内換気用制御弁ポジティブ クランクケ
ース ベンチレーション弁)を設ける。PCV弁50
は、オイル分分離室36内とインテークマニホールド1
2の室12d内とを接続する。
【0025】図6は、インテークマニホールド12の一
部を破断して示す後面図である。上部の中央部に配設し
た12eはEACV取付スペーサ29用の取付座で、図
の左側の左右方向内側寄り部分に通孔12fを介して吸
気負圧センサ38を設置し、その外側部には2個の筒状
通路部12g,12hを設け、内側の通路部12hには
配管39を接続し、該配管39を不図示の高圧燃料配管
のレギュレータ用の負圧チューブとする。外側の筒状通
路部12gを配管40の下流部に接続し、該配管40の
上流部は、前記したPCV弁50を介して前記の油分分
離室36に接続する。
部を破断して示す後面図である。上部の中央部に配設し
た12eはEACV取付スペーサ29用の取付座で、図
の左側の左右方向内側寄り部分に通孔12fを介して吸
気負圧センサ38を設置し、その外側部には2個の筒状
通路部12g,12hを設け、内側の通路部12hには
配管39を接続し、該配管39を不図示の高圧燃料配管
のレギュレータ用の負圧チューブとする。外側の筒状通
路部12gを配管40の下流部に接続し、該配管40の
上流部は、前記したPCV弁50を介して前記の油分分
離室36に接続する。
【0026】図5で示したように、左側のシリンダヘッ
ド10B内の油分分離室36内のブローバイガスは、矢
印bに示すようにPCV50を介して配管40によりイ
ンテークマニホールド12の室内12dに流入する。こ
のブローバイガスは、前記した右側のブローバイガスと
異なって、吸気系路においてスロットル弁28の下流側
の吸気系路に流入することとなる。このブーロバーガス
中のオイル成分であるが、前記したようにバッフル片3
7…のラビリンス作用で分離され、オイル分やミスト分
を含まないガスがインテークマニホールド12に流入す
る。
ド10B内の油分分離室36内のブローバイガスは、矢
印bに示すようにPCV50を介して配管40によりイ
ンテークマニホールド12の室内12dに流入する。こ
のブローバイガスは、前記した右側のブローバイガスと
異なって、吸気系路においてスロットル弁28の下流側
の吸気系路に流入することとなる。このブーロバーガス
中のオイル成分であるが、前記したようにバッフル片3
7…のラビリンス作用で分離され、オイル分やミスト分
を含まないガスがインテークマニホールド12に流入す
る。
【0027】又前記した右側のシリンダヘッド10Bの
後面の外面(頂部外面)には、その下部に燃料ポンプ4
1を取付、支持する。燃料ポンプ41は、油分分離室3
6を有する側のシリンダヘッド10Bに配置され、該燃
料ポンプ41はカムシャフトで駆動される。これによ
り、燃料ポンプ41とPCV弁側の油分分離室36とを
合理的に配置することができる。
後面の外面(頂部外面)には、その下部に燃料ポンプ4
1を取付、支持する。燃料ポンプ41は、油分分離室3
6を有する側のシリンダヘッド10Bに配置され、該燃
料ポンプ41はカムシャフトで駆動される。これによ
り、燃料ポンプ41とPCV弁側の油分分離室36とを
合理的に配置することができる。
【0028】図7は、PCV弁50の一例を示す縦断面
図である。シリンダヘッドカバー10Bの頂部10cに
支持孔10dを設け、該支持孔10dに筒状バルブボデ
ィ51を嵌合する。ボディ51の縦向きの通路52の内
底部には弁孔53を設ける。通路52内には、上部に小
径部54を備え、縦向きに嵌合された軸部55の基端部
には弁体56を備える。基端部の弁体56上面と、ボデ
ィ51の頂部10c上に露出したフランジ部51aを介
して上から嵌合、装着した口金部材57の内部通路58
の上流端部に設けた段孔部59の周辺部との間にバネ6
0を介装する。
図である。シリンダヘッドカバー10Bの頂部10cに
支持孔10dを設け、該支持孔10dに筒状バルブボデ
ィ51を嵌合する。ボディ51の縦向きの通路52の内
底部には弁孔53を設ける。通路52内には、上部に小
径部54を備え、縦向きに嵌合された軸部55の基端部
には弁体56を備える。基端部の弁体56上面と、ボデ
ィ51の頂部10c上に露出したフランジ部51aを介
して上から嵌合、装着した口金部材57の内部通路58
の上流端部に設けた段孔部59の周辺部との間にバネ6
0を介装する。
【0029】口金部材57は状半部が直角に曲って形成
されており、これの下流端部57aに配管40の上流端
部40aを嵌合、装着し、インテークマニホールド12
内と油分分離室36とを連通、接続する。弁座56はバ
ネ60で下方に弾圧、付勢されており、弁座56は弁孔
53を綴じている。ところで、インテークマニホールド
12内の負圧は配管40を介してPCV弁50に作用
し、バネ60のセット圧よりも負圧が高くなるか、又は
クランク室内圧が高くなるとバネ60に抗して弁体56
を上動させ、弁孔53は開き、油分分離室36とインテ
ークマニホールド12内とは連通し、油分分離室36内
のブローバイガスは吸気系路のスロットル弁28の下流
側に供給されることとなる。
されており、これの下流端部57aに配管40の上流端
部40aを嵌合、装着し、インテークマニホールド12
内と油分分離室36とを連通、接続する。弁座56はバ
ネ60で下方に弾圧、付勢されており、弁座56は弁孔
53を綴じている。ところで、インテークマニホールド
12内の負圧は配管40を介してPCV弁50に作用
し、バネ60のセット圧よりも負圧が高くなるか、又は
クランク室内圧が高くなるとバネ60に抗して弁体56
を上動させ、弁孔53は開き、油分分離室36とインテ
ークマニホールド12内とは連通し、油分分離室36内
のブローバイガスは吸気系路のスロットル弁28の下流
側に供給されることとなる。
【0030】以上、本実施の形態を説明したが、PCV
弁の具体的構造は上記に限られず任意であり、又油分分
離室のバッフル片(オイル分のセパレータ)の具体的構
成は任意である。
弁の具体的構造は上記に限られず任意であり、又油分分
離室のバッフル片(オイル分のセパレータ)の具体的構
成は任意である。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、シリンダ、燃焼室を形成するシリン
ダブロック、シリンダヘッド、カム室を形成するシリン
ダヘッドカバーを備え、これ等を平面視でV型に2列備
える4ストロークV型多気筒エンジンを搭載する船外機
において、クランク室と連通するブリーザ室を、Vバン
クの一方の列にカム室に形成し、該ブリーザ室をスロッ
トル弁の吸気上流側に接続し、他方のVバンクの列のカ
ム室に、クランク室と連通する油分分離室を設け、該カ
ム室をスロットル弁の吸気下流側に通路を介して接続
し、該通路に吸気下流側に開くクランク室内換気用制御
弁(PCV弁:ポジティブ クランクケース ベンチレ
ーション)を設けた。
する。請求項1は、シリンダ、燃焼室を形成するシリン
ダブロック、シリンダヘッド、カム室を形成するシリン
ダヘッドカバーを備え、これ等を平面視でV型に2列備
える4ストロークV型多気筒エンジンを搭載する船外機
において、クランク室と連通するブリーザ室を、Vバン
クの一方の列にカム室に形成し、該ブリーザ室をスロッ
トル弁の吸気上流側に接続し、他方のVバンクの列のカ
ム室に、クランク室と連通する油分分離室を設け、該カ
ム室をスロットル弁の吸気下流側に通路を介して接続
し、該通路に吸気下流側に開くクランク室内換気用制御
弁(PCV弁:ポジティブ クランクケース ベンチレ
ーション)を設けた。
【0032】請求項1では、平面視V型4ストロークエ
ンジンを備える船外機において、V型に配置された2列
のシリンダヘッドカバーのカム室内の夫々を、ブリーザ
室、吸気下流側と接続するPCVを備える油分分離室と
したので、夫々必要とする容積を容易に確保することが
できる。特にPCVを備える油分分離室を、ブリーザ室
としたカム室とは別個のカム室に専用として形成するの
で、油分分離用のラビリンス等を形成して、油分分離性
能を大幅に向上することができ、油分分離を確実に行い
得るに必要な容積を確保することができる。又又本発明
では、2列のシリンダヘッドカバー内の各カム室を、一
方を吸気上流側に繋がるブリーザ室とし、他方を吸気下
流側に繋がるPCV弁を介装した油分分離室とすること
で、各カム室内の容積を有効利用することができる。
ンジンを備える船外機において、V型に配置された2列
のシリンダヘッドカバーのカム室内の夫々を、ブリーザ
室、吸気下流側と接続するPCVを備える油分分離室と
したので、夫々必要とする容積を容易に確保することが
できる。特にPCVを備える油分分離室を、ブリーザ室
としたカム室とは別個のカム室に専用として形成するの
で、油分分離用のラビリンス等を形成して、油分分離性
能を大幅に向上することができ、油分分離を確実に行い
得るに必要な容積を確保することができる。又又本発明
では、2列のシリンダヘッドカバー内の各カム室を、一
方を吸気上流側に繋がるブリーザ室とし、他方を吸気下
流側に繋がるPCV弁を介装した油分分離室とすること
で、各カム室内の容積を有効利用することができる。
【0033】請求項2は、請求項1において、一方のシ
リンダヘッドには、カムシャフトで駆動される燃料ポン
プを設けたことを特徴とする。
リンダヘッドには、カムシャフトで駆動される燃料ポン
プを設けたことを特徴とする。
【0034】請求項2では、燃料ポンプと、PCV側の
油分分離室を合理的に配置することができる。特に請求
項2では、燃料ポンプが設けられた側の油分分離室をP
CV弁を介してスロットル弁の下流側に接続し、より容
量の大きいブリーザ室をスロットル弁の吸気上流側に接
続しているので、ブローバイガスから十分に油分が除去
でき、スロットル弁への油分の付着が少なくてすむ。
油分分離室を合理的に配置することができる。特に請求
項2では、燃料ポンプが設けられた側の油分分離室をP
CV弁を介してスロットル弁の下流側に接続し、より容
量の大きいブリーザ室をスロットル弁の吸気上流側に接
続しているので、ブローバイガスから十分に油分が除去
でき、スロットル弁への油分の付着が少なくてすむ。
【図1】船外機の上部の説明的縦断側面図
【図2】船外機の上部の説明的横断平面図
【図3】エンジン要部の拡大断面図
【図4】図1の矢視4方向から見た図で、エンジンカバ
ー、外気取入れガイドを除いた状態の説明図
ー、外気取入れガイドを除いた状態の説明図
【図5】図4からインテークマニホールドを除いて示し
た図
た図
【図6】インテークマニホールドの一部を破断して示す
後面図
後面図
【図7】PCV弁の一例を示す縦断面図
1…船外機、 6…エンジン、 7…シリンダブロッ
ク、 9…シリンダヘッド、 10…シリンダヘッドカ
バー、 11…クランクケース、 12…スロットル弁
下流の吸気系であるインテークマニホールド、 26…
ブリーザ室、 28…スロットル弁、 34…カムシャ
フト、 36…油分分離室、 41…燃料ポンプ、 5
0…PCV弁、 S…Vバンク。
ク、 9…シリンダヘッド、 10…シリンダヘッドカ
バー、 11…クランクケース、 12…スロットル弁
下流の吸気系であるインテークマニホールド、 26…
ブリーザ室、 28…スロットル弁、 34…カムシャ
フト、 36…油分分離室、 41…燃料ポンプ、 5
0…PCV弁、 S…Vバンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津坂 治男 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 渡辺 秀雄 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G015 AA01 AA03 AA05 AA08 AB01 BD12 BD13 BD23 BD24 BD28 BE02 BE03 BE05 CA05 3G024 AA72 BA29 DA03 DA09 DA19 DA23 EA11
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ、燃焼室を形成するシリンダブ
ロック、シリンダヘッド、カム室を形成するシリンダヘ
ッドカバーを備え、これ等を平面視でV型に2列備える
4ストロークV型多気筒エンジンを搭載する船外機にお
いて、 クランク室と連通するブリーザ室を、Vバンクの一方の
列にカム室に形成し、該ブリーザ室をスロットル弁の吸
気上流側に接続し、 他方のVバンクの列のカム室に、クランク室と連通する
油分分離室を設け、該カム室をスロットル弁の吸気下流
側に通路を介して接続し、該通路に吸気下流側に開くク
ランク室内換気用制御弁(PCV弁:ポジティブ クラ
ンクケース ベンチレーション弁)を設けた、 ことを特徴とする船外機。 - 【請求項2】 前記一方のシリンダヘッドカバーには、
カムシャフトで駆動される燃料ポンプを設けたことを特
徴とする請求項1に記載の船外機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001036749A JP2002242643A (ja) | 2001-02-14 | 2001-02-14 | 船外機 |
CA002370636A CA2370636C (en) | 2001-02-14 | 2002-02-05 | Outboard engine assembly |
US10/068,403 US6572423B2 (en) | 2001-02-14 | 2002-02-07 | Outboard engine assembly |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001036749A JP2002242643A (ja) | 2001-02-14 | 2001-02-14 | 船外機 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=18899981
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP2002242643A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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---|---|---|---|---|
US20100242872A1 (en) * | 2009-03-27 | 2010-09-30 | Huntsman Advanced Materials Americas Llc | Fuel feeding device of a v-shaped engine for motorcycle |
JP6547797B2 (ja) * | 2017-07-12 | 2019-07-24 | マツダ株式会社 | エンジンのシリンダヘッドカバー構造 |
JP6528810B2 (ja) | 2017-07-14 | 2019-06-12 | マツダ株式会社 | エンジンのシリンダヘッドカバー構造 |
CN107905909A (zh) * | 2017-12-15 | 2018-04-13 | 重庆小康工业集团股份有限公司 | 气缸盖罩组件 |
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---|---|---|---|---|
JPS61152714U (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-20 | ||
JPH06117270A (ja) * | 1992-09-30 | 1994-04-26 | Honda Motor Co Ltd | 4サイクルエンジンの吸気装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05214921A (ja) | 1992-01-31 | 1993-08-24 | Suzuki Motor Corp | 船外機用エンジンのブローバイガス還流装置 |
US6116197A (en) * | 1996-12-19 | 2000-09-12 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Vertical internal combustion engine |
JP3747660B2 (ja) * | 1998-11-12 | 2006-02-22 | スズキ株式会社 | 船外機の吸気装置 |
JP2001098950A (ja) * | 1999-09-29 | 2001-04-10 | Sanshin Ind Co Ltd | 船外機 |
-
2001
- 2001-02-14 JP JP2001036749A patent/JP2002242643A/ja active Pending
-
2002
- 2002-02-05 CA CA002370636A patent/CA2370636C/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-02-07 US US10/068,403 patent/US6572423B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61152714U (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-20 | ||
JPH06117270A (ja) * | 1992-09-30 | 1994-04-26 | Honda Motor Co Ltd | 4サイクルエンジンの吸気装置 |
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US20220251985A1 (en) * | 2021-02-08 | 2022-08-11 | Honda Motor Co., Ltd. | Engine, outboard motor and boat |
US11686229B2 (en) * | 2021-02-08 | 2023-06-27 | Honda Motor Co., Ltd. | Engine, outboard motor and boat |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2370636C (en) | 2007-05-01 |
US20020111087A1 (en) | 2002-08-15 |
CA2370636A1 (en) | 2002-08-14 |
US6572423B2 (en) | 2003-06-03 |
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