JP6643909B2 - 放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6643909B2
JP6643909B2 JP2016013831A JP2016013831A JP6643909B2 JP 6643909 B2 JP6643909 B2 JP 6643909B2 JP 2016013831 A JP2016013831 A JP 2016013831A JP 2016013831 A JP2016013831 A JP 2016013831A JP 6643909 B2 JP6643909 B2 JP 6643909B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
pixels
signal
value
incident
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016013831A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017133929A (ja
Inventor
晃介 照井
晃介 照井
貴司 岩下
貴司 岩下
翔 佐藤
翔 佐藤
孔明 石井
孔明 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016013831A priority Critical patent/JP6643909B2/ja
Priority to PCT/JP2016/084985 priority patent/WO2017130552A1/ja
Publication of JP2017133929A publication Critical patent/JP2017133929A/ja
Priority to US16/032,384 priority patent/US10779777B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6643909B2 publication Critical patent/JP6643909B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/42Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/4208Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector
    • A61B6/4233Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector using matrix detectors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computerised tomographs
    • A61B6/032Transmission computed tomography [CT]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/42Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/4208Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector
    • A61B6/4241Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector using energy resolving detectors, e.g. photon counting
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/48Diagnostic techniques
    • A61B6/482Diagnostic techniques involving multiple energy imaging
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/58Testing, adjusting or calibrating apparatus or devices for radiation diagnosis
    • A61B6/582Calibration
    • A61B6/585Calibration of detector units
    • G06T5/70
    • G06T5/77
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10116X-ray image

Description

本発明は、放射線撮像装置、その制御方法及びプログラムに関する。
放射線による医療画像診断や非破壊検査に用いる撮像装置として、半導体材料によって形成された平面検出器(Flat Panel Detector、以下FPD)を用いた放射線撮像装置が知られている。このような放射線撮像装置は、例えば医療画像診断において、静止画や動画などを撮像するためのデジタル撮像装置として用いられうる。
FPDに用いられる放射線の検出方式として、放射線の入射によって発生した電荷の総量を計測する積分型のセンサが広く知られている。他の方式のセンサとして、入射した放射線光子の個数を計測するフォトンカウンティング型のセンサがある。特許文献1には、CdTeなどを用いて放射線光子を各画素で直接検出する直接型のフォトンカウンティング型のセンサが示されている。また、特許文献2には、入射した放射線光子をシンチレータで光に変換し、放射線から変換された光を各画素で検出する間接型のフォトンカウンティング型のセンサが示されている。
特表2011−85479号公報 特開2001−194460号公報
フォトンカウンティング型のセンサを用いた複数の画素が配されたFPDにおいて、入射する放射線光子に対する感度が画素ごとにばらついた場合、撮像された放射線画像の画質が劣化する。放射線画像の画質を向上させるために、画素ごとの放射線光子に対する感度のばらつきを補正する必要がある。特許文献1には、入射した放射線光子のカウント値を用いて感度の補正を行うことが示されている。しかし、入射する放射線光子の強度がFPDの面内で一様ではない場合、補正の精度が低下してしまう可能性がある。また、特許文献2には、感度の補正に関しての開示がされていない。
本発明は、フォトンカウンティング型のセンサを用いた放射線撮像装置において、画素ごとの感度のばらつきによる画質の低下を抑制する技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明の一部の実施形態に係る放射線撮像装置は、放射線を検出するための変換素子をそれぞれ含む複数の画素が配されたセンサパネルと、複数の画素のそれぞれに入射した放射線光子の個数に応じた画像を生成する処理部と、を含む放射線撮像装置であって、処理部は、被写体を透過した放射線によって形成される画像を生成する撮像モードにおいて、放射線光子が入射した変換素子の出力する信号の値を当該放射線光子のエネルギ値に対応する値に変換するための補正係数に従って、複数の画素のそれぞれの変換素子から出力される信号の値を補正することによって補正信号を生成し、複数の画素のそれぞれの補正信号のうち放射線光子が入射した画素の補正信号の個数に基づいて画像を生成し、所定のエネルギ値を有する放射線光子が放射線撮像装置に入射するキャリブレーションモードにおいて、変換素子から出力される信号のうち放射線光子が入射した変換素子からの第1の信号の値と、所定のエネルギ値に対応する値と、に基づいて補正係数を決定し、複数の画素は、放射線を光に変換するシンチレータを共有し、複数の画素のそれぞれは、光を検出するための光検出器を含み、光検出器は、光検出器に入射した光の強度に応じた値を有する光信号を出力し、光信号を変換素子から出力される信号として用いており、処理部は、複数の画素のうち、同じ期間に光が入射した画素の集合体を識別することと、集合体の分布に基づいて、集合体に含まれる画素のうち、何れの画素のシンチレータに放射線光子が入射したかを判定することと、集合体に含まれる画素のそれぞれについて、放射線光子が入射した位置に応じて画素の光検出器から出力される信号の値を補正することと、を含む第1の処理を更に行い、キャリブレーションモードにおいて、集合体に含まれる画素の光検出器から出力される信号に第1の処理を行うことによって、第1の信号を決定することを特徴とする。
上記手段によって、フォトンカウンティング型のセンサを用いた放射線撮像装置において、画素ごとの感度のばらつきによる画質の低下を抑制する技術が提供される。
本発明に係る放射線撮像装置の構成例を示す図。 図1の放射線撮像装置の画素の構成を示す図。 図1の放射線撮像装置のセンサパネルの照射期間と読出し期間とを示す図。 図1の放射線撮像装置の第1の処理を示す図。 図1の放射線撮像装置の撮像画像の取得方法を示す図。 図1の放射線撮像装置の撮像画像の補正方法を示す図。 図1の放射線撮像装置の補正係数画像の取得方法を示す図。 図1の放射線撮像装置の1つの画素の信号の出力を示す図。 図1の放射線撮像装置の撮像フローを示す図。 図9の撮像フローの変形例を示す図。 図9の撮像フローの変形例を示す図。 図9の撮像フローの変形例を示す図。
以下、本発明に係る放射線撮像装置の具体的な実施形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面において、複数の図面に渡って共通の構成については共通の符号を付している。そのため、複数の図面を相互に参照して共通する構成を説明し、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。なお、本発明における放射線には、放射線崩壊によって放出される粒子(光子を含む)の作るビームであるα線、β線、γ線などの他に、同程度以上のエネルギを有するビーム、例えばX線や粒子線、宇宙線なども含みうる。
<第1実施形態>
図1〜9を参照して、本発明の一部の実施形態による放射線撮像装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における放射線撮像装置100の構成例を示す。放射線撮像装置100は、放射線画像を撮像する撮像部104と、処理部103とを含む。また、放射線撮像装置100は、放射線撮像装置100に放射線を照射する放射線源101、放射線源101を制御する照射制御部102と共に放射線撮像システム110を構成しうる。照射制御部102及び処理部103はそれぞれ、CPUやメモリなどを有するコンピュータなどによって構成されうる。本実施形態において、照射制御部102及び処理部103が別々に構成されているが、それに限られるものではない。例えば、照射制御部102が、処理部103と一体に構成され、放射線撮像装置100に含まれていてもよい。即ち、照射制御部102及び処理部103が、それらの機能を有する1つのコンピュータで構成されていてもよい。
放射線撮像装置100の撮像部104は、入射した放射線を光に変換するシンチレータ105と、複数の画素120とを含むセンサパネル106を備える。複数の画素120は、シンチレータ105を互いに共有する。画素120のそれぞれは、シンチレータ105によって放射線から変換された光を検出する光検出器を含む。つまり、本実施形態において、入射した放射線を検出するために、シンチレータ105で入射した放射線を光に変換し、変換素子として画素120のそれぞれに配された光検出器で光の強度に応じた信号に変換する間接型の変換素子を用いる。センサパネル106には、複数の画素120が、複数の行及び複数の列を形成するように2次元アレイ状に配列されている。画素120の光検出器それぞれは、センサパネル106に入射した放射線光子からシンチレータ105で変換された光の強度に応じた値を有する信号(光信号)を処理部103に出力する。入射した放射線の1つ1つの放射線光子のエネルギに応じてシンチレータ105で変換される光の強度が変化するため、画素120のそれぞれの光検出器から出力される信号の値は、入射した放射線光子のエネルギに応じた信号値となりうる。放射線撮像装置100は、フォトンカウンティング方式の放射線撮像を行うための構成を有し、光の検出結果に基づいて、入射する放射線光子の個数を計測する。
処理部103は、撮像部104との間で信号やデータの授受を行い、具体的には、撮像部104を制御して放射線画像の撮像を行い、それによって得られた信号を撮像部104から受ける。この信号は、放射線光子の計測値を含み、例えば、処理部103は、該計測値に基づいて、例えばディスプレイ等の表示部(不図示)に放射線によって撮像された画像を表示させるための画像データを生成する。このとき、処理部103は、該画像データに対して所定の補正処理を行ってもよい。補正処理に関しては後述する。また、処理部103は、放射線照射を開始または終了するための信号を照射制御部102に供給しうる。
図2に、本実施形態のセンサパネル106における画素120の等価回路を示す。画素120は、シンチレータ105で放射線光子から変換された光を検出する光検出器としての光電変換素子201と、出力回路部202とを含みうる。光電変換素子201は、典型的にはフォトダイオードでありうる。出力回路部202は、増幅回路部204、クランプ回路部205、サンプルホールド回路部207、および選択回路部208を含みうる。
光電変換素子201は、電荷蓄積部を含み、該電荷蓄積部は、増幅回路部204のMOSトランジスタ204aのゲートに接続されている。MOSトランジスタ204aのソースは、MOSトランジスタ204bを介して電流源204cに接続されている。MOSトランジスタ204aと電流源204cとによってソースフォロア回路が構成されている。MOSトランジスタ204bは、そのゲートに供給されるイネーブル信号ENがアクティブレベルになるとオンしてソースフォロア回路を動作状態にするイネーブルスイッチである。
図2に示す例では、光電変換素子201の電荷蓄積部およびMOSトランジスタ204aのゲートが共通のノードを構成していて、このノードは、該電荷蓄積部に蓄積された電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部として機能する。即ち、電荷電圧変換部には、該電荷蓄積部に蓄積された電荷Qと電荷電圧変換部が有する容量値Cとによって定まる電圧V(=Q/C)が現れる。電荷電圧変換部は、リセットスイッチ203を介してリセット電位Vresに接続されている。リセット信号PRESがアクティブレベルになると、リセットスイッチ203がオンして、電荷電圧変換部の電位がリセット電位Vresにリセットされる。
クランプ回路部206は、リセットした電荷電圧変換部の電位に応じて増幅回路部204によって出力されるノイズをクランプ容量206aによってクランプする。つまり、クランプ回路部206は、光電変換素子201で光電変換により発生した電荷に応じてソースフォロア回路から出力された信号から、このノイズをキャンセルするための回路である。このノイズはリセット時のkTCノイズを含みうる。クランプは、クランプ信号PCLをアクティブレベルにしてMOSトランジスタ206bをオン状態にした後に、クランプ信号PCLを非アクティブレベルにしてMOSトランジスタ206bをオフ状態にすることによってなされる。クランプ容量206aの出力側は、MOSトランジスタ206cのゲートに接続されている。MOSトランジスタ206cのソースは、MOSトランジスタ206dを介して電流源206eに接続されている。MOSトランジスタ206cと電流源206eとによってソースフォロア回路が構成されている。MOSトランジスタ206dは、そのゲートに供給されるイネーブル信号EN0がアクティブレベルになるとオンしてソースフォロア回路を動作状態にするイネーブルスイッチである。
光電変換素子201で光電変換により発生した電荷に応じてクランプ回路部206から出力される信号は、光信号として、光信号サンプリング信号TSがアクティブレベルになることによってスイッチ207Saを介して容量207Sbに書き込まれる。電荷電圧変換部の電位をリセットした直後にMOSトランジスタ206bをオン状態とした際にクランプ回路部206から出力される信号は、クランプ電圧である。このノイズ信号は、ノイズサンプリング信号TNがアクティブレベルになることによってスイッチ207Naを介して容量207Nbに書き込まれる。このノイズ信号には、クランプ回路部206のオフセット成分が含まれる。スイッチ207Saと容量207Sbによって信号サンプルホールド回路207Sが構成され、スイッチ207Naと容量207Nbによってノイズサンプルホールド回路207Nが構成される。サンプルホールド回路部207は、信号サンプルホールド回路207Sとノイズサンプルホールド回路207Nとを含む。
駆動回路部(不図示)が行選択信号VSRをアクティブレベルに駆動すると、容量207Sbに保持された信号(光信号)がMOSトランジスタ208Saおよび行選択スイッチ208Sbを介して信号線25Sに出力される。また、同時に、容量207Nbに保持された信号(ノイズ)がMOSトランジスタ208Naおよび行選択スイッチ208Nbを介して信号線25Nに出力される。MOSトランジスタ208Saは、信号線25Sに設けられた不図示の定電流源とソースフォロア回路を構成する。同様に、MOSトランジスタ208Naは、信号線25Nに設けられた不図示の定電流源とソースフォロア回路を構成する。MOSトランジスタ208Saと行選択スイッチ208Sbとによって信号用選択回路部208Sが構成され、MOSトランジスタ208Naと行選択スイッチ208Nbによってノイズ用選択回路部208Nが構成される。選択回路部208は、信号用選択回路部208Sとノイズ用選択回路部208Nとを含む。
画素120は、隣接する複数の画素120の光信号を加算する加算スイッチ209Sを有してもよい。加算モード時には、加算モード信号ADDがアクティブレベルになり、加算スイッチ209Sがオン状態になる。これにより、隣接する画素の容量207Sbが加算スイッチ209Sによって相互に接続されて、光信号が平均化される。同様に、画素120は、隣接する複数の画素120のノイズを加算する加算スイッチ209Nを有していてもよい。加算スイッチ209Nがオン状態になると、隣接する画素の容量207Nbが加算スイッチ209Nによって相互に接続されて、ノイズが平均化される。加算部209は、加算スイッチ209Sと加算スイッチ209Nとを含む。
画素120は、感度を変更するための感度変更部205を有していてもよい。画素120は、例えば、第1感度変換スイッチ205aおよび第2感度変換スイッチ205a’、並びにそれらに付随する回路素子を含みうる。第1変更信号WIDEがアクティブレベルになると、第1感度変更スイッチ205aがオンして、電荷電圧変換部の容量値に第1付加容量205bの容量値が追加される。これによって画素120の感度が低下する。第2変更信号WIDE2がアクティブレベルになると、第2感度変更スイッチ205a’がオンして、電荷電圧変換部の容量値に第2付加容量205b’の容量値が追加される。これによって画素120の感度が更に低下する。このように画素120の感度を低下させる機能を追加することによって、より大きな光量を受光することが可能となり、ダイナミックレンジを広げることができる。第1変更信号WIDEがアクティブレベルになる場合には、イネーブル信号ENwをアクティブレベルにして、MOSトランジスタ204aに代えてMOSトランジスタ204a’をソースフォロア動作させてもよい。
以上のような画素120に含まれる回路から出力される光信号は、不図示のAD変換器でデジタル値に変換された後、処理部103に供給されてもよい。処理部103は、この光信号をそれぞれの画素120から出力される信号として処理する。
次に、本実施形態における放射線撮像装置100の駆動について説明する。図3は、放射線撮像装置100の駆動タイミングを示す図である。図3の波形は、横軸を時間として放射線の照射期間、及び、データDATAの読み出しの期間を表している。図3において、放射線照射期間は、放射線源101から放射線が照射される期間である。この期間、センサパネル106に入射した放射線がシンチレータ105で光に変換され、それぞれの画素120の光検出器が光の強度に応じた信号を出力する。また読出期間は、放射線照射期間に得られたデータDATAをセンサパネル106から処理部103に出力させる期間である。放射線撮像装置100は、放射線照射期間と放射線読出期間とを交互に行うことによって静止画や動画を取得する。また、本実施形態の放射線撮像装置100は、放射線照射期間、放射線読出期間、放射線非照射期間、オフセット読出期間を1フレームとして、静止画又は動画を取得する。放射線撮像装置100は、放射線読出期間で取得された信号値からオフセット読出期間で取得された信号値を差し引くことで、不要なオフセット情報を補正することが可能となる。
次に図4を用いてセンサパネル106の放射線光子の入射した位置にある画素120の判定と、入射した放射線光子からシンチレータ105で変換された光の強度に応じて画素120の光検出器から出力された信号の値の補正とを行う第1の処理の方法を説明する。入射する放射線光子を検出するためにシンチレータ105を用いた間接型の変換素子を用いたセンサパネル106において、放射線光子からシンチレータ105で変換された光は、シンチレータ105内で拡散し、複数の画素120の光検出器によって検出されうる。例えば、1つの放射線光子によって生成された光は、図4(a)に示すように複数の画素120にまたがって検出される。このとき、それぞれの画素120の光検出器から出力される信号によって生成される画像は、例えば図4(b)に示すような画像となる。本明細書において、図4(b)のように、1つの放射線光子からシンチレータ105で変換された光によって得られる画像を発光の画像と呼ぶ。処理部103は、この発光の画像を解析することによって、何れの画素120の上のシンチレータ105に放射線光子が入射したかを判定し、放射線光子が入射した位置に応じて画素120の光検出器から出力される信号値を補正することができる。
放射線光子の入射した画素の位置を判定する方法として、まず、処理部103は、それぞれの画素120から出力される信号の値が、所定の値よりも大きい値を有する信号であるかを判定する。この値は、センサパネル106に放射線光子が入射し、シンチレータ105によって変換された光がそれぞれの画素120で検出されたか否かを決定する閾値となりうる。
次いで処理部103は、それぞれの画素120のうち、同じ期間(フレーム)に放射線光子から変換された光が入射したことを示す信号を出力した画素120の集合体を識別する。集合体は、同じ期間に光を検出したことを示す信号を出力した互いに隣接する複数の画素120によって構成される。
処理部103は、集合体を識別した後、集合体の分布に基づいて、集合体に含まれる画素120のうち、何れの画素120の上のシンチレータ105に放射線光子が入射したかを判定する。本実施形態において、それぞれの画素120の光検出器は、入射した光の強度に応じた値を有する信号を出力する。このため、処理部103は、例えば、集合体に含まれる画素120の中で、光検出器が最も大きい信号の値を出力した画素120を放射線光子の入射した位置にある画素120と判定してもよい。また例えば、処理部103は、集合体の画素120のセンサパネル106での配置において、幾何学的な重心位置にある画素120を放射線光子の入射した位置にある画素120と判定してもよい。また例えば、放射線光子が入射した際の発光の画像の分布パターンが、処理部103のメモリ130に予め記憶されてもよい。この場合、処理部103は、集合体の発光の画像とパターンマッチングすることによって、放射線光子の入射した位置にある画素120を判定してもよい。
放射線光子の入射した位置にある画素120を判定した後、処理部103は、放射線光子が入射した位置に応じて集合体に含まれる各画素120の光検出器からの信号の値を補正する。例えば、処理部103は、集合体に含まれる画素120の光検出器から出力された信号の値を、それぞれ加算して放射線光子の入射した位置にある画素120の信号の値とする補正を行ってもよい。また例えば、処理部103は、放射線光子が入射した位置にあると判定された画素120と、当該画素120に隣接する画素120のみの信号の値を、それぞれ加算して放射線光子の入射した位置にある画素120から出力された信号の値とする補正を行ってもよい。また、処理部103は、集合体のうち、放射線光子が入射した位置にあると判定された画素120以外の画素120の光検出器からの信号は、光を検出しない場合と同じ値に補正してもよい。また例えば、処理部103は、パターンマッチングすることによって放射線光子の入射した位置にある画素120を判定する場合、メモリ130に保存されている発光の画像に補正後の信号の値を更に記憶しておき、これに基づいて信号の値を補正してもよい。この結果、図4(c)に示すような、放射線光子の入射した位置にある画素の判定と、入射した放射線光子の有するエネルギに対応する信号の補正とがされた画像が生成される。本明細書において、図4(c)の段階の画像を放射線光子の位置判定画像と呼ぶ。
また、光を検出したことを示す信号を出力した1つの画素120に対して、隣接する画素120が何れも光を検出しない場合、当該1つの画素120が放射線光子の入射した位置にある画素120となり、この画素120からの信号の補正の必要性は低くなりうる。このため、光検出器が光を検出したことを示す信号を出力した1つの画素120に対して、隣接する画素120が何れも光を検出しない場合、処理部103は、当該1つの画素120に対して第1の処理を行わなくてもよい。
本実施形態では、シンチレータ105を用いた間接型の変換素子(光検出器)を用いたセンサパネル106用いているが、検出素子として放射線光子を直接、入射した放射線光子のエネルギに応じた信号に変換する直接型の変換素子を用いてもよい。直接型の変換素子を用いたセンサパネルを用いる場合、処理部103は、所定の値よりも大きい値を有する信号を出力した画素を、放射線光子が入射した画素と判定してもよい。直接型の変換素子を用いたセンサパネルは、シンチレータ105を用いないため、間接型の変換素子を用いたセンサパネルのように光が拡散し多くの画素で検出される可能性が低い。このため、直接型の変換素子を用いたセンサパネルを用いる場合、処理部103は、第1の処理を省略してもよい。
次いで、放射線光子の位置判定画像を用いて放射線画像を生成する方法を図5に示す。被写体を透過した放射線によって形成される画像を生成する撮像モードにおいて、放射線源101から被写体に放射線を照射する。例えば、被写体を固定した状態で、複数のフレームに渡って撮像を行い、処理部103は、センサパネル106からそれぞれのフレームごとデータDATAを読み出す。読み出されたデータDATAは、処理部103によって、上述の第1の処理が行われ放射線光子の入射した位置にある画素120の位置の判定と、画素120の光検出器から出力された信号に対する補正が行われる。この処理によって、図5(a)に示すような、フレームごとに放射線光子の位置判定画像が複数取得される。これら複数の放射線光子の位置判定画像から、図5(b)に示す、放射線画像を生成することができる。放射線画像を生成する方法として、処理部103は、それぞれの画素120において、放射線光子が入射したと判定された信号の検出された回数をカウントし、カウントされた回数に基づいて図5(b)に示す放射線画像を生成する。図5(a)のフレームごとの放射線光子の位置判定画像において、1つ1つの輝点が、当該画素120において放射線光子が入射したと判定された信号を1回、検出したことを示す。画素120のそれぞれでカウントされた回数を、放射線画像の各画素の画素値としてもよい。また例えば、処理部103は、それぞれの画素120の光検出器から出力される信号のうち放射線光子が入射した際に出力された信号を、信号が有する値に応じて複数のレベルでそれぞれカウントしてもよい。処理部103は、この複数のレベルでそれぞれカウントされた放射線光子が入射したと判定された信号の個数に基づいて、放射線画像を生成してもよい。この場合、処理部103は、複数のレベルでそれぞれ出力する色を変化させ、それぞれ入射した放射線光子のエネルギに応じた色を有するカラーの放射線画像を合成してもよい。信号が有する値に応じた複数のレベルでそれぞれカウントすることによって、放射線撮像装置100は、入射した放射線光子に対してエネルギ分解能を有することになる。
図5(a)及び後述の図及び説明において、説明の簡単化のためにフレームごとに画像が生成されるように示す。しかしながら、処理部103は、フレームごとに画像を生成しなくてもよい。それぞれの画素120から出力される信号のうち、放射線から変換された光が検出された信号の回数をカウントすることによって放射線画像が生成される。
次に図6を用いて、本実施形態における放射線画像の補正方法を示す。センサパネル106に配された画素120のそれぞれは、入射した放射線のエネルギに対して感度が一定であるとは限らない。例えば、シンチレータの105の面内の特性ばらつきや、画素120の光検出器の光に対するゲインのばらつきに起因し、それぞれの画素120において、入射した放射線光子のエネルギに対する感度の違いが生じうる。感度の違いによって、同じエネルギを有する放射線光子がセンサパネル106に入射した場合であっても、画素120の光検出器ごとに異なる値を有する信号が出力されうる。そこで、処理部103は、画素120の光検出器から出力される信号の値を、入射した放射線光子のエネルギ値に対応する値に変換するための後述するキャリブレーションモードにおいて決定される補正係数に従って補正する。補正係数は、それぞれの画素120の入射する放射線光子に対する感度を示す。センサパネル106に配されたそれぞれの画素120に対して決定された補正係数を画像として表すと、図6(d)のような補正係数の集合体である補正係数画像が生成される。この補正係数(補正係数画像)に従って、感度を均一化するために、処理部103は、それぞれの画素120の光検出器から出力される信号の値の補正を行う。
図6は、フレームごとに取得される画像に対して、処理部103が補正係数に従った補正を行い、放射線画像を生成する順序を示す。図6(a)は、フレームごとに取得した図4(b)に示した発光の画像を示す。図6(b)は、図6(a)の発光の画像から第1の処理によって生成された放射線光子の位置判定画像を示す。図6(c)は、フレームごとに取得した複数の放射線光子の位置判定画像から生成された放射線画像を示している。補正係数に従った補正は、図6(a)〜(c)のどの段階で行ってもよいが、図6に示すように、図6(a)の発光の画像に対して行うのが最も効果的でありうる。発光の画像の各信号値に対し、処理部103は補正係数に従って補正を行い、各信号の補正信号を生成する。この補正信号を用いて、次に第1の処理を行うことによって、放射線光子が入射した画素120の位置の判定と、画素120のそれぞれの光検出器から出力される信号の値の補正とが、より正確に行われうる。このため、放射線光子の位置判定画像から生成される放射線画像の、それぞれの画素120に入射した放射線光子のエネルギに関する情報がより正確になりうる。
上述の補正係数画像の取得方法について、図7を用いて説明する。所定のエネルギ値を有する放射線が、放射線撮像装置100のセンサパネル106に入射するキャリブレーションモードにおいて、処理部103は画素120ごとに補正係数を決定し、補正係数画像を取得する。キャリブレーションモードでは、所定のエネルギ値を有する放射線がセンサパネルに入射するように、放射線源101とセンサパネル106との間に被写体を配さずに行われる。
まず、処理部103は、所定のエネルギ値を有する放射線が入射する間、複数のフレームにおいて発光の画像を取得する。処理部103は、図7(a)に示す複数の発光の画像から、第1の処理を行い図7(b)に示す放射線光子の位置判定画像を生成する。次いで、処理部103は、放射線光子の位置判定画像から、それぞれの画素120ごとに、放射線光子が入射した画素の光検出器から出力される信号の値を取得する。次いで、処理部103は、放射線光子が入射した画素120からの信号の値と、所定のエネルギ値を有する放射線光子が入射した場合に対応する値とに基づいて補正係数を決定する。具体的には、放射線光子が入射した画素120からの信号の値を、所定のエネルギ値を有する放射線光子が入射した場合に対応する値に変換するように補正係数を決定する。所定のエネルギ値を有する放射線光子が入射した場合に対応する値とは、入射した放射線光子のエネルギ値に対して、それぞれの画素120の光検出器から出力される信号の設計値でありうる。また、センサパネル106に入射する放射線光子のエネルギの値は、例えば放射線源101を制御する照射制御部102から取得されうる。それぞれの画素120に対して処理部103によって決定された補正係数の集合体が、図7(c)に示す補正係数画像となる。また、入射する放射線光子のエネルギが所定の値を有するため、取得する第1の信号は、設計値に近い値だけであってもよい。設計値に近い値を取得することによって、放射線光子が入射していないノイズや後述するイレギュラーな信号によって補正係数が決定されることを防ぐことができる。
それぞれの画素120の補正係数を決定するために、処理部103は、それぞれの画素120で少なくとも1回、放射線光子が入射した際に光検出器から出力される信号を取得することが必要となる。また、処理部103は、それぞれの画素120について、放射線光子が入射した際に光検出器から出力される信号を複数取得し、複数の信号の統計量に基づいて、画素120のそれぞれの補正係数を決定してもよい。
ここで、複数取得した信号の統計量から補正係数を決定する方法について説明する。図8は、図7(b)の放射線光子の位置判定画像において、1つの画素120に着目したときのフレームごとの信号の出力を示している。横軸がフレーム、縦軸が画素120の光検出器から出力された信号の値を示している。画素120が、放射線光子から変換された光を検出していない場合、出力される信号の値は例えば0(ノイズレベル)である。処理部103は、放射線光子から変換された光を検出したときの信号(第1の信号)の値を複数取得し、これらの信号の統計量を求める。統計量として、例えば、平均値、中央値、最頻値などを用いてもよい。得られた統計量は、着目した画素120の光検出器の放射線光子に対するエネルギの感度を示し、処理部103は、得られた統計量の値を、所定のエネルギ値に対応する値に変換するための補正係数を決定する。処理部103は、統計量に基づいた補正係数をセンサパネル106に含まれる画素120のそれぞれに対して決定することによって、補正係数画像を取得できる。
それぞれの画素120に対して、放射線光子の入射する回数が多いほど、統計量を求めるためのデータ量が増加するので、処理部103は、より正確な補正係数画像を取得できうる。例えば、処理部103は、それぞれの画素120において、100個以上の放射線光子が入射した際に光検出器から出力される信号から統計量を決定してもよい。
ここで、それぞれの画素120に入射する放射線光子の数は、放射線源101からの放射線の照射量やセンサパネル106で撮像する際のフレームレートを適宜設定することによって調整できる。また、放射線の照射量やフレームレートは、パイルアップを避けるように設定されるとよい。パイルアップとは、複数の放射線光子が、センサパネル106中の同一の画素120の光検出器によって同時に検出され、複数の放射線光子が単一の放射線光子として検出されることである。この場合、画素120の光検出器から出力される信号の値が、1つの放射線光子によって生成される値と異なるイレギュラーな値となり、誤った補正係数を取得してしまう可能性がある。また、放射線画像を生成する際も、画素120から出力される信号の値がイレギュラーな値となり、放射線画像の画質が劣化してしまう可能性がある。パイルアップを避けるために、それぞれの画素120に入射する放射線光子の数が1つのフレームの放射線照射期間で1個以内となるように、フレームレートは設定されうる。例えば、放射線の線量を低くし、フレームレートの高い撮像を行うことによって、パイルアップを抑制できる。例えば、画素120の動作周波数は、10kHzから数MHzの範囲内(例えば100kHz程度)で設定されてもよい。また、例えば放射線源101からの放射線の照射量は、管電圧を100kV程度とし、管電流を10mA程度としたときの値で設定されてもよい。ここで、例えば画素120の動作周波数が100kHzの場合、0.01ミリ秒の期間に複数の放射線光子によって生じた光が同一の画素120に入射すると、複数の放射線光子を単一の放射線光子として検出するパイルアップが生じる。
また、統計量は、画素120のそれぞれで取得した放射線光子が入射した際に光検出器から出力されるすべての信号を用いて求めてもよい。また、統計量は、取得した複数の信号のうち一部を信号の値を用いて求めてもよい。例えば、処理部103は、複数取得した信号のうち、値が最大/最小の値を示す信号や、値が上位/下位数個の信号を除いた残りの信号を用いて、統計量を決定してもよい。また例えば、処理部103は、複数取得した信号の値の分布が正規分布を有する場合、値が3σの範囲内ある信号を用いて統計量を決定してもよい。これによって、例えば宇宙線の入射や、入射した放射線光子がシンチレータ105で光に変換されず、光検出器で直接検出されるダイレクトヒットによって生じる、イレギュラーな信号の値が統計量に影響することを抑制できる。また同様に、パイルアップによるイレギュラーな信号の値が統計量に影響することを抑制できる。
本実施形態において、キャリブレーションモードと撮像モードとは、同じ放射線源101を用いて放射線の照射が行われる。しかしながら、キャリブレーションモードと撮像モードとは、同じ放射線源を用いずに行われてもよい。例えば、キャリブレーションモードにおいて、単色の放射線を照射し、画素120の光検出器がシンチレータ105で放射線光子から変換された光を検出した信号の出力の値から、放射線光子の有するエネルギに対する感度を取得してもよい。この場合、画素120のそれぞれに入射する放射線のエネルギが一定のため、放射線光子の入射に起因する信号が1つずつ取得されればよく、統計量を求めなくてもよい。それぞれの画素120の光検出器において、放射線光子が入射したことによって出力される信号を1つ検出することによって、処理部103は、正確な補正係数を決定し補正係数画像を取得することができる。したがって、補正係数の決定に際して、画素120ごとに複数の放射線光子が入射した際に光検出器から出力される信号を取得する必要がなくなり、キャリブレーションモードの時間を大幅に低減することができる。このように、補正係数画像を取得するキャリブレーションモードにおいて、例えば放射性物質起源の単色の放射線源を用い、撮像モードでは制動放射によって放射線が生成される放射線源101を用いてもよい。
また、例えば、異なるエネルギの放射線を照射し、処理部103は、複数の異なるエネルギの放射線光子に対する感度を求め、これらから補正係数画像を取得してもよい。また、補正係数画像を取得する際の放射線光子のエネルギは、被写体を撮像する際に用いるエネルギ以下の範囲に設定してもよい。
放射線源101からセンサパネル106に放射線を照射したとき、センサパネル106の中心部と端部とで入射する放射線の強度、換言すると入射する放射線光子の数が不均一になる場合がある。放射線の強度がセンサパネルの面内でばらついた場合、特許文献1に示されるように画素それぞれに入射した放射線光子の数を用いて感度の補正を行うと、センサパネルの面内で入射する放射線光子の数がばらつくため、補正の精度が低下してしまう可能性がある。しかしながら、本実施形態において、それぞれの画素120から出力される入射した放射線光子のエネルギに応じた信号値から直接、補正係数が決定される。このため、入射する放射線の強度がセンサパネル106の面内でばらついた場合でも、それぞれの画素120の放射線光子が有するエネルギに対する感度に応じた補正係数を決定することが可能となる。この結果、画素120ごとの感度のばらつきによって放射線画像の画質が低下することが抑制されうる。
図9に、本実施形態の放射線画像の補正のフローを示す。まず、キャリブレーションモードによるキャリブレーション工程おいて、補正係数を決定し画像を取得する。具体的には、放射線源101とセンサパネル106との間に被写体を配さずに取得した発光の画像に対して、処理部103は、第1の処理S1001を行い、放射線光子の位置判定画像を生成する。次いで、処理部103は、放射線光子の位置判定画像を用いて、それぞれの画素120について、放射線光子が入射した際に出力される信号を複数取得し、複数の信号の統計量を取得S1002する。処理部103は、取得された統計量に基づいて、画素120のそれぞれの補正係数を決定S1003する。このキャリブレーション工程によって決定された補正係数(補正係数画像)は、例えば処理部103のメモリ130に保存され、放射線画像を生成する際の補正信号の生成に用いられる。補正係数画像を取得した後、撮像モードによる撮像工程おいて補正係数画像を用いた補正を行う。撮像工程とは、センサパネル106に放射線を照射する放射線源101とセンサパネル106との間に被写体を配した通常の撮像工程と言える。上述の図6で説明したように、処理部103は、撮像部104からフレームごとに複数の発光の画像を取得する。この発光の画像に対して補正係数画像を用いて、処理部103は、それぞれの画素120の光検出器から出力される信号を補正し、補正信号の生成S1050を行う。補正信号を生成する工程によって、シンチレータ105の面内の特性ばらつきと画素120のゲインばらつきとが補正されうる。その後、処理部103は、第1の処理S1001を行い、発光の画像の補正信号から複数の放射線光子の位置判定画像を取得し、複数の放射線光子の位置判定画像を合成S1052することによって放射線画像を生成する。放射線画像を生成する工程によって、図6(c)に示すような放射線画像が得られる。
補正係数の決定は、放射線画像を撮像するたびにキャリブレーションモードを動作させて決定してもよい。また例えば、処理部103のメモリ130に決定した補正係数を記憶しておき、処理部103が撮像モードを動作させるときにメモリ130から補正係数を読み出して使用してもよい。放射線画像の撮像ごとに補正係数を決定することによって、放射線画像の撮像ごとに適切な補正を行うことが可能となる。また、メモリ130に補正係数を記憶することによって、放射線画像の撮像ごとにキャリブレーションモードを行う必要がなくなり、撮像に掛かる時間を短縮することができる。
本実施形態において、撮像画像の補正は、シンチレータ105で放射線光子から変換された光を検出する画素120を用いた間接型の変換素子を用いたセンサパネル106に対して用いる例を示したが、これに限られるものではない。本実施形態の撮像画像の補正は、放射線光子を各画素で直接検出する直接型の変換素子を用いたセンサパネルを用いた撮像装置に適用することも可能である。
<第2実施形態>
図10〜13を参照して、本発明の第2の実施形態による放射線撮像装置について説明する。第1実施形態において、画素120ごとに入射する放射線光子に対する感度のばらつきを補正するための補正係数を決定し、撮像モードにおいて放射線画像を取得する際に補正係数に従った補正を行うことを説明した。本実施形態では、シンチレータを用いた間接型の変換素子(光検出器)を用いた放射線撮像装置において、放射線画像の画質が低下することを更に抑制するための補正について説明する。放射線撮像装置100及び放射線撮像システム110は、上述の第1実施形態と同様であってもよい。
図10は、センサパネル106に配されたシンチレータ105及びそれぞれの画素120に含まれる光検出器の少なくとも一方によって生じた欠陥画素に対する補正を行い、放射線画像の画質の低下を抑制する放射線画像の補正のフローを示す。処理部103は、まず欠陥画素のセンサパネル106での位置を表す座標情報を取得する。座標情報は、キャリブレーションモードにおいて、処理部103が、欠陥画素を検出することによって取得してもよい。また、事前に検出した欠陥画素の座標情報を処理部103のメモリ130に記憶しておき、処理部103が、メモリ130から座標情報を取得してもよい。次いで、処理部103は、座標情報に従って欠陥画素の信号を欠陥画素に近接する画素120の光検出器から出力された信号に基づいて置換する第2の処理S1004を行う。
欠陥画素とは、例えば画素120を構成する光検出器やスイッチ素子などの電気的な不良や、シンチレータ105の表面のキズなどによって、出力に異常をきたした画素120のことを指す。例えば、所定の閾値を超える信号を出力した画素120を欠陥画素としてもよい。また例えば、近接する画素120に対して出力される信号値が飛び離れた画素120を欠陥画素としてもよい。また例えば、入射する光の強度の変化に対して出力する信号値のリニアリティの低い画素120を欠陥画素としてもよい。また例えば、画素120を構成する回路の断線などによって常に信号を出力しない(常に信号値がノイズレベル)の画素を欠陥画素としてもよい。
欠陥画素の検出は、シンチレータ105をセンサパネル106に実装する前に、センサパネル106に光を照射して撮像を行うことによって検出してもよい。また、シンチレータ105をセンサパネル106に実装する前に、センサパネル106に光を照射せずに撮像を行うことによって欠陥画素を検出してもよい。光を照射せずに撮像した画像において、光を検出したことを示す信号を出力した画素を欠陥画素としてもよい。シンチレータ105を実装する前に検出された欠陥画素の座標情報は、処理部103のメモリ130に記憶される。
また、欠陥画素の検出は、シンチレータ105をセンサパネル106に実装した後に行ってもよい。この場合、キャリブレーションモードにおいて、処理部103は、欠陥画素を検出してもよい。また、検出された欠陥画素の座標情報は、メモリ130に記憶してもよい。例えば、放射線を照射された状態や照射されていない状態で撮像を行い、それぞれの画素120の光検出器から出力された信号を用いて処理部103が欠陥画素を検出してもよい。また例えば、積分型の放射線撮像装置と同様の動作を放射線撮像装置100に行わせることによって、処理部103が欠陥画素を検出してもよい。つまり、放射線撮像装置100に放射線源101から放射線を照射し、複数の放射線光子がそれぞれの画素120に入射することによって発生した電荷の総量から、処理部103が欠陥画素を検出してもよい。シンチレータ105をセンサパネル106に実装した後に放射線を用いて欠陥画素を検出する利点として、シンチレータ105を実装した後に生じた欠陥画素を検出できることである。シンチレータ105の表面には凹凸があり、画素120の形成されたセンサパネル106とシンチレータ105とを貼り合わせる際、欠陥画素が生じる可能性がある。放射線を用いて欠陥画素の検出を行った場合、シンチレータ105を実装する前に光を用いて欠陥画素を検出した場合よりも正確な欠陥画素の検出が可能となりうる。
また、複数の条件で検出された欠陥画素の座標情報を用いて第2の処理S1004を行ってもよい。例えば、シンチレータ105を実装する前に、光を照射して行った撮像で検出された欠陥画素の座標情報と光を照射せずに行った撮像で検出された欠陥画素と座標情報との両方の座標情報とを組み合わせて1つの座標情報としてもよい。また例えば、シンチレータ105を実装する前の座標情報と、シンチレータ105を実装した後の座標情報との両方を用いて第2の処理S1004を行ってもよい。
この座標情報を用いて、処理部103は、欠陥画素の信号を欠陥画素に近接する画素120の光検出器からの信号に基づいて置換する第2の処理S1004を行う。例えば、欠陥画素の信号を、欠陥画素と互いに隣接する画素120の光検出器からの信号値に置き換えてもよいし、欠陥画素と互いに隣接する複数の画素120の光検出器からの信号の平均値に置き換えてもよい。キャリブレーションモードにおいて、処理部103は、発光の画像に対して第2の処理S1004を行うことによって置換された欠陥画素の信号を用いて補正係数を決定S1003する。また、撮像モードにおいて、処理部103は、発光の画像に第2の処理S1004を行うことによって置換された欠陥画素の信号に対して、補正係数に従った補正を行い、補正信号の生成S1050を行う。その後、処理部103は、第1の処理S1001を行い、複数の放射線光子の位置判定画像を取得し、複数の放射線光子の位置判定画像を合成S1052することによって放射線画像を生成する。第1の処理S1001を行う前に、欠陥画素の信号を置換することによって、第1の処理S1001の精度が向上し、最終的に得られる放射線画像の画質の低下が抑制されうる。
次に、処理部103が、画素120のそれぞれの光検出器から出力される信号を光感度係数に従って補正する第3の処理S1005を行う放射線画像の補正フローを図11に示す。シンチレータ105をセンサパネル106に実装する前に、所定の強度の光をセンサパネル106に照射する。光感度係数とは、このとき、それぞれの画素120の光検出器から出力される信号値を、所定の強度の光が入射した場合に対応する値に変換するための係数である。つまり、光感度係数は、画素120の光検出器に入射した光の強度と光検出器から出力される光信号の値との関係を表す。所定の強度の光が入射した場合に対応する値とは、入射した光の強度に対して、それぞれの画素120の光検出器から出力される信号の設計値でありうる。光感度係数によって、処理部103は、それぞれの画素120の入射光の強度に対して出力される信号のゲインのばらつきを補正する。センサパネル106にシンチレータ105を実装する前に取得した画素120のそれぞれの光感度係数は、例えば、処理部103のメモリ130に記憶しておく。本実施形態において、光感度係数や上述の補正係数、座標情報など、同じメモリ130に保存されるが、それぞれ別のメモリを準備して保存してもよい。また、第1実施形態及び本実施形態において、メモリ130は処理部103内に配されるが、処理部103の外部に配されていてもよい。
キャリブレーションモードにおいて、処理部103は、発光の画像に対して、光感度係数を用いた第3の処理S1005を行い、それぞれの画素120の光検出器からの信号のゲインを補正する。第3の処理S1005の後、更に第1の処理S1001を行った信号を用いて補正係数の決定S1003を行う。また、撮像モードにおいて、処理部103は、発光の画像に第3の処理S1005を行うことによって補正された信号に対して、補正係数に従った補正を行い補正信号を生成S1051する。光感度係数を用いた第3の処理S1005によって、画素120のゲインばらつきが補正されるため、この補正信号の生成S1051は、主にシンチレータ105の面内の特性のばらつきを補正しうる。その後、処理部103は、第1の処理S1001を行い、複数の放射線光子の位置判定画像を取得し、複数の放射線光子の位置判定画像を合成S1052することによって放射線画像を生成する。第1の処理S1001を行う前に、画素120のゲインを補正する第3の処理S1005を行うことによって、第1の処理S1001の精度が向上し、最終的に得られる放射線画像の画質の低下を抑制することができる。
また、図12に示すように、第2の処理S1004と第3の処理S1005との両方を行ってもよい。第2の処理S1004と第3の処理S1005との順番は、どちらを先に行ってもよいが、図12に示すように、第3の処理S1005を先に行う方が、より効果的である。これは、欠陥画素の補正を行う第2の処理S1004は、欠陥画素の信号の置換をするときに、欠陥画素と互いに隣接する画素120の出力を利用するためである。第3の処理S1005によって画素120のゲインの補正を行い、それぞれの画素120の光に対する感度を均一化した方が、より精度の高い第2の処理S1004による補正ができる。
<その他の実施形態>
上述のように、補正係数の決定や補正係数を用いた補正は、処理部103のソフトウェア上で全てを行う形態であってもよい。また例えば、ソフトウェアではなく、センサパネル106の外部に設けられた回路で行う形態にしてもよい。この場合、例えば、当該回路はFPGAで構成されるとよい。また、処理部103で行うそれぞれの処理のうち、例えば撮像モードで行われる処理の少なくとも一部をソフトウェアではなく、それぞれの画素120に設けられた回路で行ってもよい。また、撮像モードで行われる処理だけでなく、キャリブレーションモードで行われる処理の少なくとも一部を、画素120に設けられた回路で行ってもよい。画素120において、例えば、発光の画像に対して、補正係数に従って補正信号を生成し、放射線から変換された光が検出された信号を、信号が有する値のレベルごとにカウントする。カウントされた各レベルの放射線光子が入射したと判定された信号の個数に基づいて放射線画像を生成してもよい。また、第1の処理、第2の処理、第3の処理をそれぞれの画素120で行ってもよい。この場合、それぞれの画素120にキャリブレーションモードで決定された補正係数や座標情報、光感度係数などを保存するメモリなどが配されていてもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、本発明に係る実施形態を示したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、上述した各実施形態は適宜変更、組み合わせが可能である。
100:放射線撮像装置、103:処理部、106:センサパネル、120:画素

Claims (18)

  1. 放射線を検出するための変換素子をそれぞれ含む複数の画素が配されたセンサパネルと、前記複数の画素のそれぞれに入射した放射線光子の個数に応じた画像を生成する処理部と、を含む放射線撮像装置であって、
    前記処理部は、
    被写体を透過した放射線によって形成される画像を生成する撮像モードにおいて、
    放射線光子が入射した前記変換素子の出力する信号の値を当該放射線光子のエネルギ値に対応する値に変換するための補正係数に従って、前記複数の画素のそれぞれの前記変換素子から出力される信号の値を補正することによって補正信号を生成し、
    前記複数の画素のそれぞれの前記補正信号のうち放射線光子が入射した画素の前記補正信号の個数に基づいて画像を生成し、
    所定のエネルギ値を有する放射線光子が前記放射線撮像装置に入射するキャリブレーションモードにおいて、前記変換素子から出力される信号のうち放射線光子が入射した変換素子からの第1の信号の値と、前記所定のエネルギ値に対応する値と、に基づいて前記補正係数を決定し、
    前記複数の画素は、放射線を光に変換するシンチレータを共有し、
    前記複数の画素のそれぞれは、前記光を検出するための光検出器を含み、
    前記光検出器は、前記光検出器に入射した前記光の強度に応じた値を有する光信号を出力し、
    前記光信号を前記変換素子から出力される信号として用いており、
    前記処理部は、
    前記複数の画素のうち、同じ期間に前記光が入射した画素の集合体を識別することと、前記集合体の分布に基づいて、前記集合体に含まれる画素のうち、何れの画素の前記シンチレータに放射線光子が入射したかを判定することと、前記集合体に含まれる画素のそれぞれについて、放射線光子が入射した位置に応じて画素の光検出器から出力される信号の値を補正することと、を含む第1の処理を更に行い、
    前記キャリブレーションモードにおいて、前記集合体に含まれる画素の光検出器から出力される信号に前記第1の処理を行うことによって、前記第1の信号を決定することを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記処理部は、前記撮像モードにおいて、前記補正信号に対して、前記第1の処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 放射線を検出するための変換素子をそれぞれ含む複数の画素が配されたセンサパネルと、前記複数の画素のそれぞれに入射した放射線光子の個数に応じた画像を生成する処理部と、を含む放射線撮像装置であって、
    前記処理部は、
    被写体を透過した放射線によって形成される画像を生成する撮像モードにおいて、
    放射線光子が入射した前記変換素子の出力する信号の値を当該放射線光子のエネルギ値に対応する値に変換するための補正係数に従って、前記複数の画素のそれぞれの前記変換素子から出力される信号の値を補正することによって補正信号を生成し、
    前記複数の画素のそれぞれの前記補正信号のうち放射線光子が入射した画素の前記補正信号の個数に基づいて画像を生成し、
    所定のエネルギ値を有する放射線光子が前記放射線撮像装置に入射するキャリブレーションモードにおいて、前記変換素子から出力される信号のうち放射線光子が入射した変換素子からの第1の信号の値と、前記所定のエネルギ値に対応する値と、に基づいて前記補正係数を決定し、
    前記複数の画素は、放射線を光に変換するシンチレータを共有し、
    前記複数の画素のそれぞれは、前記光を検出するための光検出器を含み、
    前記光検出器は、前記光検出器に入射した前記光の強度に応じた値を有する光信号を出力し、
    前記光信号を前記変換素子から出力される信号として用いており、
    前記処理部は、
    前記シンチレータ及び前記光検出器の少なくとも一方によって生じる欠陥画素の座標情報を取得し、
    前記キャリブレーションモードにおいて、
    前記座標情報に従って、前記欠陥画素の信号を前記欠陥画素に近接する画素の光検出器から出力された信号に基づいて置換する第2の処理を行い、
    前記第2の処理を行うことによって置換された前記欠陥画素の信号を用いて、前記補正係数を決定することを特徴とする放射線撮像装置。
  4. 前記処理部は、前記複数の画素のそれぞれにおいて、放射線が照射された状態で出力された信号、放射線が照射されていない状態で出力された信号、及び、放射線の照射による複数の放射線光子の入射によって発生した電荷の総量の少なくとも1つに基づいて前記欠陥画素を検出することによって、前記座標情報を取得することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記処理部は、
    前記座標情報を記憶する第1のメモリを備え、
    前記第1のメモリに記憶された前記座標情報に従って前記第2の処理を行うことを特徴とする請求項3又は4に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記処理部は、前記撮像モードにおいて、前記第2の処理を行うことによって置換された前記欠陥画素の信号に対して、前記補正係数に従った補正を行うことを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  7. 放射線を検出するための変換素子をそれぞれ含む複数の画素が配されたセンサパネルと、前記複数の画素のそれぞれに入射した放射線光子の個数に応じた画像を生成する処理部と、を含む放射線撮像装置であって、
    前記処理部は、
    被写体を透過した放射線によって形成される画像を生成する撮像モードにおいて、
    放射線光子が入射した前記変換素子の出力する信号の値を当該放射線光子のエネルギ値に対応する値に変換するための補正係数に従って、前記複数の画素のそれぞれの前記変換素子から出力される信号の値を補正することによって補正信号を生成し、
    前記複数の画素のそれぞれの前記補正信号のうち放射線光子が入射した画素の前記補正信号の個数に基づいて画像を生成し、
    所定のエネルギ値を有する放射線光子が前記放射線撮像装置に入射するキャリブレーションモードにおいて、前記変換素子から出力される信号のうち放射線光子が入射した変換素子からの第1の信号の値と、前記所定のエネルギ値に対応する値と、に基づいて前記補正係数を決定し、
    前記複数の画素は、放射線を光に変換するシンチレータを共有し、
    前記複数の画素のそれぞれは、前記光を検出するための光検出器を含み、
    前記光検出器は、前記光検出器に入射した前記光の強度に応じた値を有する光信号を出力し、
    前記光信号を前記変換素子から出力される信号として用いており、
    前記処理部は、
    前記複数の画素のうち前記光検出器に所定の強度の光が入射した光検出器からの信号の値を前記所定の強度の光に対応する値に変換するための光感度係数を記憶する第2のメモリを備え、
    前記第2のメモリに記憶された前記光感度係数に従って、前記複数の画素のそれぞれの光検出器から出力される信号の値を補正する第3の処理を行い、
    前記キャリブレーションモードにおいて、放射線光子が入射した画素の光検出器から出力される信号に前記第3の処理を行うことによって、前記第1の信号を決定することを特徴とする放射線撮像装置。
  8. 前記処理部は、前記撮像モードにおいて、前記第3の処理を行うことによって補正された信号に対して、前記補正係数に従った補正を行うことを特徴とする請求項7に記載の放射線撮像装置。
  9. 前記処理部は、前記複数の画素のうち変換素子が所定の値よりも大きい値を有する信号を出力した画素を、放射線光子が入射した画素と判定することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  10. 前記処理部は、前記キャリブレーションモードにおいて、
    前記複数の画素のそれぞれについて、
    前記第1の信号を複数取得し、
    複数の前記第1の信号の統計量に基づいて補正係数を決定することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  11. 前記処理部は、複数の前記第1の信号の中央値、最頻値及び平均値の何れか1つを前記統計量として用いることを特徴とする請求項10に記載の放射線撮像装置。
  12. 前記処理部は、前記複数の画素のそれぞれについて、100個以上の前記第1の信号から、前記統計量を決定することを特徴とする請求項10又は11に記載の放射線撮像装置。
  13. 前記キャリブレーションモードと前記撮像モードとにおいて、前記センサパネルに放射線を照射する放射線源が、同じ放射線源であることを特徴とする請求項乃至12の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  14. 前記処理部は、前記撮像モードにおいて、前記複数の画素のそれぞれについて、
    前記補正信号のうち放射線光子が入射した画素の補正信号を、補正信号が有する値に応じて複数のレベルでそれぞれカウントし、
    前記複数のレベルでそれぞれカウントされた当該補正信号の個数に基づいて放射線画像を生成することを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  15. 放射線を検出するための変換素子をそれぞれ含む複数の画素が配されたセンサパネルを含む放射線撮像装置の制御方法であって、
    被写体を透過した放射線によって形成される画像を形成するために、
    放射線光子が入射した前記変換素子の出力する第1の信号の値を当該放射線光子のエネルギ値に対応する値に変換するための補正係数に従って、前記複数の画素のそれぞれの変換素子から出力される信号の値を補正することによって補正信号を生成する工程と、
    前記複数の画素のそれぞれの前記補正信号のうち放射線光子が入射した画素の前記補正信号の個数に基づいて画像を生成する工程と、
    を有し、
    所定のエネルギ値を有する放射線光子が前記放射線撮像装置に入射するキャリブレーションモードにおいて、前記変換素子から出力される信号のうち放射線光子が入射した変換素子からの第1の信号の値と、前記所定のエネルギ値に対応する値と、に基づいて前記補正係数を決定する工程を更に有し、
    前記複数の画素は、放射線を光に変換するシンチレータを共有し、
    前記複数の画素のそれぞれは、前記光を検出するための光検出器を含み、
    前記光検出器は、前記光検出器に入射した前記光の強度に応じた値を有する光信号を出力し、
    前記光信号を前記変換素子から出力される信号として用いており、
    前記複数の画素のうち、同じ期間に前記光が入射した画素の集合体を識別することと、前記集合体の分布に基づいて、前記集合体に含まれる画素のうち、何れの画素の前記シンチレータに放射線光子が入射したかを判定することと、前記集合体に含まれる画素のそれぞれについて、放射線光子が入射した位置に応じて画素の光検出器から出力される信号の値を補正することと、を含む第1の処理を更に行い、
    前記キャリブレーションモードにおいて、前記集合体に含まれる画素の光検出器から出力される信号に前記第1の処理を行うことによって、前記第1の信号を決定することを特徴とする制御方法。
  16. 放射線を検出するための変換素子をそれぞれ含む複数の画素が配されたセンサパネルを含む放射線撮像装置の制御方法であって、
    被写体を透過した放射線によって形成される画像を形成するために、
    放射線光子が入射した前記変換素子の出力する第1の信号の値を当該放射線光子のエネルギ値に対応する値に変換するための補正係数に従って、前記複数の画素のそれぞれの変換素子から出力される信号の値を補正することによって補正信号を生成する工程と、
    前記複数の画素のそれぞれの前記補正信号のうち放射線光子が入射した画素の前記補正信号の個数に基づいて画像を生成する工程と、
    を有し、
    所定のエネルギ値を有する放射線光子が前記放射線撮像装置に入射するキャリブレーションモードにおいて、前記変換素子から出力される信号のうち放射線光子が入射した変換素子からの第1の信号の値と、前記所定のエネルギ値に対応する値と、に基づいて前記補正係数を決定する工程を更に有し、
    前記複数の画素は、放射線を光に変換するシンチレータを共有し、
    前記複数の画素のそれぞれは、前記光を検出するための光検出器を含み、
    前記光検出器は、前記光検出器に入射した前記光の強度に応じた値を有する光信号を出力し、
    前記光信号を前記変換素子から出力される信号として用いており、
    前記シンチレータ及び前記光検出器の少なくとも一方によって生じる欠陥画素の座標情報を取得し、前記キャリブレーションモードにおいて、前記座標情報に従って、前記欠陥画素の信号を前記欠陥画素に近接する画素の光検出器から出力された信号に基づいて置換する第2の処理を行い、前記第2の処理を行うことによって置換された前記欠陥画素の信号を用いて、前記補正係数を決定することを特徴とする制御方法。
  17. 放射線を検出するための変換素子をそれぞれ含む複数の画素が配されたセンサパネルを含む放射線撮像装置の制御方法であって、
    被写体を透過した放射線によって形成される画像を形成するために、
    放射線光子が入射した前記変換素子の出力する第1の信号の値を当該放射線光子のエネルギ値に対応する値に変換するための補正係数に従って、前記複数の画素のそれぞれの変換素子から出力される信号の値を補正することによって補正信号を生成する工程と、
    前記複数の画素のそれぞれの前記補正信号のうち放射線光子が入射した画素の前記補正信号の個数に基づいて画像を生成する工程と、
    を有し、
    所定のエネルギ値を有する放射線光子が前記放射線撮像装置に入射するキャリブレーションモードにおいて、前記変換素子から出力される信号のうち放射線光子が入射した変換素子からの第1の信号の値と、前記所定のエネルギ値に対応する値と、に基づいて前記補正係数を決定する工程を更に有し、
    前記複数の画素は、放射線を光に変換するシンチレータを共有し、
    前記複数の画素のそれぞれは、前記光を検出するための光検出器を含み、
    前記光検出器は、前記光検出器に入射した前記光の強度に応じた値を有する光信号を出力し、
    前記光信号を前記変換素子から出力される信号として用いており、
    前記複数の画素のうち前記光検出器に所定の強度の光が入射した光検出器からの信号の値を前記所定の強度の光に対応する値に変換するための光感度係数を記憶する第2のメモリに記憶された前記光感度係数に従って、前記複数の画素のそれぞれの光検出器から出力される信号の値を補正する第3の処理を行い、
    前記キャリブレーションモードにおいて、放射線光子が入射した画素の光検出器から出力される信号に前記第3の処理を行うことによって、前記第1の信号を決定することを特徴とする制御方法。
  18. 請求項15乃至17の何れか1項に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2016013831A 2016-01-27 2016-01-27 放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム Active JP6643909B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016013831A JP6643909B2 (ja) 2016-01-27 2016-01-27 放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム
PCT/JP2016/084985 WO2017130552A1 (ja) 2016-01-27 2016-11-25 放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム
US16/032,384 US10779777B2 (en) 2016-01-27 2018-07-11 Radiographic imaging apparatus, control method thereof, and computer-readable storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016013831A JP6643909B2 (ja) 2016-01-27 2016-01-27 放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017133929A JP2017133929A (ja) 2017-08-03
JP6643909B2 true JP6643909B2 (ja) 2020-02-12

Family

ID=59397617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016013831A Active JP6643909B2 (ja) 2016-01-27 2016-01-27 放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10779777B2 (ja)
JP (1) JP6643909B2 (ja)
WO (1) WO2017130552A1 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6974948B2 (ja) 2017-02-10 2021-12-01 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像方法
JP6929104B2 (ja) 2017-04-05 2021-09-01 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム
JP6788547B2 (ja) 2017-05-09 2020-11-25 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その制御方法、制御装置、及び、放射線撮像システム
CN110869809B (zh) 2017-07-10 2023-07-25 佳能株式会社 放射线成像装置和放射线成像系统
JP6934769B2 (ja) 2017-07-28 2021-09-15 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像方法
JP6912965B2 (ja) 2017-08-04 2021-08-04 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システムおよび放射線撮像装置の作動方法
JP7038506B2 (ja) 2017-08-25 2022-03-18 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システムおよび放射線撮像装置の作動方法
JP6882135B2 (ja) 2017-10-06 2021-06-02 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP7045834B2 (ja) 2017-11-10 2022-04-01 キヤノン株式会社 放射線撮像システム
JP7067912B2 (ja) 2017-12-13 2022-05-16 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP7245001B2 (ja) 2018-05-29 2023-03-23 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および撮像システム
JP7093233B2 (ja) 2018-06-07 2022-06-29 キヤノン株式会社 放射線撮影装置、放射線撮影方法およびプログラム
WO2020003744A1 (ja) 2018-06-27 2020-01-02 キヤノン株式会社 放射線撮影装置、放射線撮影方法およびプログラム
JP6818724B2 (ja) 2018-10-01 2021-01-20 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その制御方法及び放射線撮像システム
JP7170497B2 (ja) 2018-10-22 2022-11-14 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP7271209B2 (ja) * 2019-02-06 2023-05-11 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システムおよび放射線撮像装置の制御方法
JP7361516B2 (ja) 2019-07-12 2023-10-16 キヤノン株式会社 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影装置の制御方法、および、プログラム
JP7378245B2 (ja) 2019-08-29 2023-11-13 キヤノン株式会社 放射線検出装置、その制御方法及び放射線撮像システム
JP2022164433A (ja) 2021-04-16 2022-10-27 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像システム
US11688046B2 (en) * 2021-04-23 2023-06-27 Varjo Technologies Oy Selective image signal processing
CN114469151A (zh) * 2021-12-23 2022-05-13 武汉联影生命科学仪器有限公司 数据校正方法、装置、计算机设备、存储介质和程序产品

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3374596B2 (ja) * 1995-04-29 2003-02-04 株式会社島津製作所 ポジトロンct装置
JP2001194460A (ja) 2000-01-07 2001-07-19 Mitsubishi Electric Corp 放射線モニタ
JP2005304818A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Shimadzu Corp 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法
JP5792923B2 (ja) 2009-04-20 2015-10-14 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム、それらの制御方法及びそのプログラム
JP5517484B2 (ja) 2009-05-01 2014-06-11 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像システム、それらの制御方法及びそのプログラム
JP2011085479A (ja) 2009-10-15 2011-04-28 Tele Systems:Kk 光子計数型放射線検出器のキャリブレーション装置及びそのキャリブレーション方法
JP5814621B2 (ja) 2011-05-24 2015-11-17 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法、並びに、撮像システム
JP5950840B2 (ja) 2012-03-16 2016-07-13 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び撮像システム
JP5986526B2 (ja) 2012-04-06 2016-09-06 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その制御方法及び放射線撮像システム
JP6162937B2 (ja) 2012-08-31 2017-07-12 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その制御方法および制御プログラム
JP6041669B2 (ja) 2012-12-28 2016-12-14 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像システム
JP5934128B2 (ja) 2013-02-28 2016-06-15 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP5986524B2 (ja) 2013-02-28 2016-09-06 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP6016673B2 (ja) 2013-02-28 2016-10-26 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP2014168205A (ja) 2013-02-28 2014-09-11 Canon Inc 放射線撮像装置、放射線検査装置、信号の補正方法およびプログラム
JP6161346B2 (ja) 2013-03-19 2017-07-12 キヤノン株式会社 撮像システム
US20140361189A1 (en) 2013-06-05 2014-12-11 Canon Kabushiki Kaisha Radiation imaging system
JP6238577B2 (ja) 2013-06-05 2017-11-29 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP6238604B2 (ja) * 2013-07-09 2017-11-29 キヤノン株式会社 放射線撮像システム
JP6462262B2 (ja) * 2013-08-30 2019-01-30 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線コンピュータ断層撮影装置及びフォトンカウンティングct装置
JP6258094B2 (ja) * 2014-03-24 2018-01-10 株式会社東芝 放射線計測装置、および入出力較正プログラム
JP6355387B2 (ja) 2014-03-31 2018-07-11 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像システム
US9737271B2 (en) 2014-04-09 2017-08-22 Canon Kabushiki Kaisha Radiation imaging apparatus and control method of the same
JP6362421B2 (ja) 2014-05-26 2018-07-25 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その制御方法およびプログラム
JP6494204B2 (ja) 2014-07-17 2019-04-03 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP6385179B2 (ja) 2014-07-18 2018-09-05 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及びその駆動方法
JP6391388B2 (ja) 2014-09-24 2018-09-19 キヤノン株式会社 放射線撮像装置
JP6525579B2 (ja) 2014-12-22 2019-06-05 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP2016178533A (ja) 2015-03-20 2016-10-06 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP6573377B2 (ja) 2015-07-08 2019-09-11 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP6573378B2 (ja) 2015-07-10 2019-09-11 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP6871717B2 (ja) 2016-11-10 2021-05-12 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システムおよび放射線撮像方法

Also Published As

Publication number Publication date
US10779777B2 (en) 2020-09-22
US20180317868A1 (en) 2018-11-08
JP2017133929A (ja) 2017-08-03
WO2017130552A1 (ja) 2017-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6643909B2 (ja) 放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム
US10441238B2 (en) Radiation imaging apparatus, control method thereof, and program
US10782251B2 (en) Radiation imaging apparatus, driving method therefor, and imaging system
US10063784B2 (en) Imaging apparatus, an electronic device, and imaging method to uniformize distribution of incident light, and a photostimulated luminescence detection scanner
US10197684B2 (en) Radiation imaging apparatus, control method thereof, and non-transitory computer-readable storage medium
US10473801B2 (en) Radiation imaging apparatus, radiation imaging system, method of controlling radiation imaging apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium
JP6990986B2 (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム
US8710447B2 (en) Control device for radiation imaging apparatus and control method therefor
JP2017192443A (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像システム、及び、放射線撮像装置の制御方法
US20070210257A1 (en) Radiation image pickup apparatus
US10742911B2 (en) Radiation imaging apparatus, control method for radiation imaging apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium
JP7361516B2 (ja) 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影装置の制御方法、および、プログラム
US9247163B2 (en) Radiation image pickup system, computer having reset operation to reset electric charge of pixels caused by dark current, and computer-readable medium storing program therefor
JP6643043B2 (ja) 放射線撮像システム、信号処理装置、及び、放射線画像の信号処理方法
JP4865291B2 (ja) X線撮像装置
CN108968992B (zh) 放射线摄像装置、放射线摄像方法及计算机可读存储介质
JP2016223952A (ja) 放射線撮像装置、およびその制御方法
JP6700737B2 (ja) 放射線撮像システム、信号処理装置、及び、放射線画像の信号処理方法
JP7190360B2 (ja) 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP2019146039A (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法およびプログラム
US20230341568A1 (en) Radiation detector, radiation imaging system, radiation image processing method, and storage medium
JP2018102729A (ja) 放射線撮像システム
JP2023115684A (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法、および、画像処理装置
JP2017090214A (ja) 放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200107

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6643909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151