JP6369640B2 - 接合用部材、および、接合用部材の製造方法 - Google Patents

接合用部材、および、接合用部材の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子部品を基板に接合する際などに用いられる接合用部材、および、接合用部材の製造方法に関するものである。
本願の出願人は、低融点金属と高融点金属とを含む、ペースト状の接合用部材を開発している(例えば、特許文献1参照)。該接合用部材は、所定温度に加熱されると、低融点金属が溶融して高融点金属と反応し、低融点金属よりも高い融点の金属間化合物を生成する。金属間化合物が生成される際には、低融点金属や高融点金属が減少したり、バインダなどの添加剤が蒸発・気化したりするので、この接合用部材から形成される接合部は、多くのボイドを含む多孔質なものになる。
一方、多孔質ではなく緻密な構造の接合部を得ることができる接合用部材(例えば特許文献2参照)も従来から開発されている。該接合用部材は、低融点金属からなる金属箔に挟んだ高融点金属の粒子を圧延または熱プレスすることにより、高融点金属の粒子同士を結着させ、シート状に成形されている。該接合用部材から形成される接合部は、金属箔の低融点金属が溶融して金属間化合物のボイドを埋めるため、ほとんどボイドが残存しない緻密な構造を得ることができる。なお、接合部にあえて金属粒子を残留させることにより、接合部の最小の厚みを大きくして接合対象部品のスタンドオフ高さを確保する場合もある(例えば特許文献3参照)。
特許第5018978号 特開2002−301588号公報 特開2013−212524号公報
特許文献1のような接合用部材から形成された多孔質な接合部では、強度、特にシアー強度が低下する恐れがある。一方、特許文献2のような接合用部材では、高融点金属の粒子が塑性変形した状態で互いに結着しているために、低融点金属が溶融する際に高融点金属と接触する面積が非常に小さく、金属間化合物の生成反応の速度が遅いものになる。このことによって、該接合用部材から形成される接合部は、高融点金属が残存する不均質な構造となってしまう。高融点金属が残存した不均質な構造の接合部では、異種金属間での金属拡散反応の速度差から、時間経過に伴って接合部内に微小なカーケンダルボイドが形成されてしまう。そして、カーケンダルボイドが成長することによって接合部の破壊が引き起こされる恐れがある。
そこで、接合用部材から形成される接合部を緻密かつ均質な構造とするためには、特許文献1のようなペースト状の接合用部材を低融点金属からなる金属箔に塗布して塗膜とし、その塗膜を更に別の金属箔で挟み込む構成とすることが有効と考えられる。
しかしながら、上記のような構成の場合、金属箔と塗膜との間がファンデルワールス力等の弱い接着力でしか接合されず、金属箔が剥離し易くなってしまう。
そこで、本発明の目的は、緻密かつ均質な構造の接合部を容易に得ることができ、金属箔が剥離し難い接合用部材と、その接合用部材の製造方法とを提供することにある。
本発明に係る接合用部材は、第1金属体を含む第1層と、第2金属体を含む第2層と、前記第1層と前記第2層との間に設けられた第3層と、を備え、前記第3層は、前記第1金属体の融点および前記第2金属体の融点よりも高い融点を有する第3金属体の粒子と、前記第3金属体の粒子が分散した膜材と、前記第1金属体と前記第3金属体との反応および前記第2金属体と前記第3金属体との反応で形成される金属間化合物と、を含み、前記第1金属体と前記第3金属体との間および前記第2金属体と前記第3金属体との間は、前記金属間化合物を介して接合されている。
本発明においては、第1金属体、第2金属体、第3金属体の用語は、それぞれ金属元素を指すものではなく、固溶体または金属間化合物である合金あるいは単体の金属元素からなる金属体を指す用語と定義する。
この構成では、第1層と第2層とに挟まれる第3層で、第3金属体の粒子が膜材に分散しているので、この接合用部材から接合部を形成する際に、第3金属体の表面に第1金属体または第2金属体が溶融して接触する面積を増大させられる。これにより、金属間化合物の生成反応の速度が向上し、接合用部材から形成される接合部にほとんど第3金属体が残存しなくなり、接合部の均質性が高まる。
また、接合用部材から接合部を形成する際に、第3金属体の粒子を含む第3層にボイドが形成されても、そのボイドを第1金属体や第2金属体が溶融して埋めるので、接合部の緻密性が高まる。
また、第1金属体や第2金属体と第3金属体との間が金属間化合物を介して接合するので、第1層や第2層が第3層から剥がれ難くなる。
なお、前記膜材は、フラックスを含むことが好ましい。これにより、接合用部材から接合部が形成される際に、第3金属体の粒子表面の酸化膜を除去して、金属間化合物の生成反応の速度を向上させられる。したがって、接合用部材から形成される接合部に第3金属体が更に残存しにくくなる。
また、前記第3金属体の粒子の平均粒径(D90)は、0.1μm以上45μm以下であることが好ましい。このことによっても、粒子の中心部まで金属間化合物にすることができ、接合用部材から形成される接合部に第3金属体が更に残存しにくくなる。
また、前記第1金属体は、Sn純金属またはSn合金であり、前記第2金属体は、Sn純金属またはSn合金であり、前記第3金属体は、Cu−Ni合金またはCu−Mn合金であることが好ましい。これにより、金属間化合物の生成反応の速度を特に向上させることができ、接合用部材から形成される接合部に第3金属体が更に残存しにくくなる。
また、前記第3層は、更に、Sn純金属またはSn合金の粒子を含むことが好ましい。これにより、第3層において、第1層や第2層に近接する領域だけでなく、それらの間の領域でも、金属間化合物の形成が促進され、第1層と第2層とを第3層から更に剥がれ難くすることができる。
また、本発明に係る接合用部材の製造方法では、第1金属体を含む第1箔と、第2金属体を含む第2箔と、前記第1金属体の融点および前記第2金属体の融点よりも高い融点を有する第3金属体の粒子を膜材中に分散させたペーストと、を準備し、前記第1箔と前記第2箔とのうち少なくとも一方に前記ペーストを塗布し、前記第1箔と前記第2箔との間に前記ペーストを挟み、前記第1箔と前記第2箔とのうち少なくとも一方を、前記第1金属体および前記第2金属体の融点よりも低い温度に加熱し、前記第3金属体の粒子の表面近傍を前記第1金属体または前記第2金属体と反応させて金属間化合物を形成する。
なお、前記金属間化合物を形成する際は、前記第1箔と前記第2箔との間に圧力をかけて、前記第1箔と前記第2箔とを塑性変形させることが好ましい。これにより、第1箔や第2箔と第3金属体の粒子との接触面積が増し、更に金属間化合物の生成反応の速度を向上させられる。
また、前記ペーストを準備する際に前記膜材中に分散される前記第3金属体の粒子の平均粒径(D90)は、0.1μm以上55μm以下であることが好ましい。これにより、接合用部材の状態における第3金属体の粒子の平均粒径(D90)を、前述した数値範囲に設定することが容易になる。
本発明によれば、接合用部材において、接合用部材から接合部を形成する際に、第1金属体や第2金属体が溶融してボイドを埋めるとともに、第3金属体の粒子表面に第1金属体または第2金属体が接触することができる面積が増大するので、緻密性と均一性の高い接合部が得られる。また、第1金属体や第2金属体と第3金属体との間が金属間化合物を介して接合するので、第1層や第2層が第3層から剥がれ難くなる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る接合用部材の斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る接合用部材の模式的な断面図である。 図3(A)は、本発明の第1実施形態に係る接合用部材の顕微鏡画像である。図3(B)は、比較対象に係る接合用部材の顕微鏡画像である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る接合用部材の製造方法のフローチャートを示す図である。 図5(A),図5(B),図5(C)は、本発明の第1実施形態に係る接合用部材の製造過程を説明する模式図である。 図6(A),図6(B),図6(C),図6(D)は、本発明の第1実施形態に係る接合用部材から接合部が形成される際の反応を説明する模式図である。 図7は、本発明の第1実施形態に係る接合用部材から形成される接合部の顕微鏡画像である。 図8(A)は、本発明の第2実施形態に係る接合用部材の模式的な断面図である。図8(B)は、本発明の第2実施形態に係る接合用部材の顕微鏡画像である。
以下、本発明の第1実施形態に係る接合用部材と、その接合用部材の製造方法について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る接合用部材1の斜視図である。図2は、接合用部材1の模式的な断面図である。図3(A)は接合用部材1のサンプル断面を視た顕微鏡画像である。
接合用部材1は、パッケージ2と収容体3とを備えている。
パッケージ2は、第1箔21と第2箔22とを備えている。第1箔21と第2箔22とは、それぞれ厚みが薄く可撓性を有し、厚み方向から視て矩形状である。厚み方向から視た第1箔21の外縁部と第2箔22の外縁部とは互いに貼り合わさっている。
第1箔21は、接合用部材1における第1層に相当するものである。また、第2箔22は、接合用部材1における第2層に相当するものである。そして、第1箔21は、第1金属体で全体が構成されている。第1金属体は、例えばSn純金属またはSn系合金である。また、第2箔22は第2金属体で全体が構成されている。第2金属体は、例えばSn純金属またはSn系合金である。Sn系合金は、例えば、Sn−3Ag−0.5Cu、Sn−3.5Ag、Sn−5Ag、Sn−0.7Cu、Sn−0.75Cu、Sn−58Bi、Sn−52In、Sn−0.7Cu−0.05Ni、Sn−5Sb、Sn−2Ag−0.5Cu−2Bi、Sn−57Bi−1Ag、Sn−3.5Ag−0.5Bi−8In、Sn−9Zn、又は、Sn−8Zn−3Biが挙げられる。
上記表記において、例えば、「Sn−3Ag−0.5Cu」は、Agを3重量%、Cuを0.5重量%含有し、残部をSnとする合金であることを示している。
なお、第1金属体の組成と第2金属体の組成とは、互いに同じであってもよく、それぞれ異なっていてもよい。また、第1金属体と第2金属体とは、後述する第3金属体との関係を満足するならば、上記の例示した組成に限られない。なお、図3(A)に示すサンプルにおいては、第1箔21および第2箔22として、厚み100μmで純度99.9%のSn純金属(Sn箔:株式会社ニラコ)を利用している。
収容体3は、接合用部材1における第3層に相当するものである。収容体3は、例えば、第1箔21や第2箔22の厚みの半分程度の厚み(例えば50μm)で、パッケージ2の内部に設けられる。
収容体3は、金属粒子31と膜材32と金属間化合物33,34とを備える。金属粒子31は、膜材32および金属間化合物33,34に埋まった状態で、収容体3に分散している。より具体的には、図3(A)に示すように、金属間化合物33は、収容体3の第1箔21に近接する第1領域41に集中して分布している。金属間化合物34は、収容体3の第2箔22に近接する第2領域42に集中して分布している。膜材32は、収容体3の第1領域41と第2領域42とに挟まれる第3領域43に集中して分布している。そして、金属粒子31は、第1領域41においては金属間化合物33に囲まれるように分布し、第2領域42においては金属間化合物34に囲まれるように分布し、第3領域43においては膜材32に囲まれるように分布している。
金属粒子31は、第3金属体で全体が構成されている。第3金属体は、前述した第1金属体および第2金属体よりも融点が高く、第1金属体および第2金属体と反応して金属間化合物を生成するものである。例えば第3金属体は、Cu系合金の金属体である。Cu系合金は、例えば、Cu−10Ni合金、その他、Niの割合が5〜20重量%であるCu−Ni合金、または、Mnの割合が5〜20重量%であるCu−Mn合金、あるいは、Cu−Cr合金、Cu−Al合金等である。これらのうち、Cu−Ni合金とCu−Mn合金とは、Sn純金属やSn系合金と金属間化合物を生成する際の反応速度が高く、特に好ましい材料である。なお、第3金属体は、前述した第1金属体および第2金属体よりも融点が高く、第1金属体および第2金属体と反応して金属間化合物を生成するものであれば、その他の金属体であってもよい。さらに、第3金属体は、Ag、Au、Al、Bi、C、Co、Cu、Fe、Ga、Ge、In、Mn、Mo、Ni、P、Pb、Pd、Pt、Si、Sb、Zn等の第3成分を含んでいてもよい。ただし、第3金属体は第1金属体や第2金属体と共通する金属元素、特にSn、を含まないことが望ましい。なお、図3(A)に示すサンプルにおいては、金属粒子31として、Cu−10Ni合金の粒子を利用している。該金属粒子31の出発原料粉の状態での平均粒径(D90)は約53μmであり、当該顕微鏡画像上での画像解析による平均粒径(D90)は約42μmである。なお、平均粒径の定義については後述する。
金属間化合物33,34は、第1金属体または第2金属体が第3金属体と反応して生成されるものであって、第1金属体および第2金属体よりも融点が高いものである。金属間化合物33,34は、例えば、Cu−Sn系合金である。より具体的には、金属粒子31がCu−Ni合金である場合には、金属間化合物33,34は、(Cu,Ni)Sn、CuNiSn、CuNiSn、(Cu,Ni)Sn、CuNiSn、CuNiSn等である。また、金属粒子31がCu−Mn系合金である場合には、金属間化合物33,34は、(Cu,Mn)Sn、CuMnSn、CuMnSn、(Cu,Mn)Sn、CuMnSn、CuMnSn等である。
膜材32は、少なくとも、接合用部材1から接合部を形成する時に、第1金属体や第2金属体、第3金属体などと反応することにより消失する材料や、熱によって蒸発や分解する材料からなる。例えば膜材32は、フラックスを含む。膜材32がフラックスを含むことで、接合用部材1から接合部を形成する時に、金属粒子31や金属間化合物33,34、第1箔21、第2箔22の表面酸化膜を除去して効率的に反応させることができる。また、フラックスを含むことで、膜材32に適度な粘性を付与することができ、膜材32の塗布後、フラックスが溶融するまでの間、金属粒子31同士の結着性を高める効果や、膜材32の第1金属体や第2金属体との付着性を高める効果を発揮することができる。フラックスとしては、天然ロジン、水素化ロジン、不均化ロジン、重合ロジン、不飽和二塩基酸変性ロジン、アクリル酸変性ロジンなどのロジン誘導体等、またはこれらの混合材など適宜のロジン材料を採用することができる。なお、図3(A)に示すサンプルにおいては、重合ロジン(R−95:株式会社荒川化学工業)を利用し、Cu−10Ni合金と重合ロジンとの重量比を90:5となるようにしている。
また、膜材32は、フラックスの反応を促進する活性剤を含んでもよい。活性剤としては、モノカルボン酸(例えば、ギ酸、酢酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、安息香酸など)、ジカルボン酸(例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸など)、ブロモアルコール類(例えば、1−ブロモー2−ブタノールなど)、有機アミンのハロゲン化水素酸塩類、ブロモアルカン類、ブロモアルケン類、ベンジルブロマイド類、ポリアミン類、塩素系活性剤など適宜の活性剤材料を採用することができる。また、膜材32は、必要に応じて、樹脂、チクソ材、熱硬化樹脂、酸化防止剤、難燃剤、分散剤、レベリング剤、消泡剤、艶消し剤、可塑剤などの有機系添加剤などが配合されていてもよい。また、膜材32は、ボイドを含んでいてもよい。
なお、接合用部材1には、Ag、Au、Al、Bi、C、Co、Cu、Fe、Ga、Ge、In、Mn、Mo、Ni、P、Pb、Pd、Pt、Si、Sb、Zn等が含まれていてもよい。これらの添加形態は、金属粒子31や膜材32、金属間化合物33,34、第1箔21、第2箔22に含有される不純物としてであってもよく、それらとは別に、添加される金属粉や金属被膜等としてであってもよい。また、それらは金属錯体や金属化合物の形態で含まれていてもよい。
以上のような構成を有する本実施形態の接合用部材1において、第1箔21と金属粒子31との間、および、第2箔22と金属粒子31との間は、金属間化合物33,34を介して接合されている。より具体的には、第1箔21と金属間化合物33との間、金属間化合物33と金属粒子31との間、第2箔22と金属間化合物34との間、および、金属間化合物34と金属粒子31との間が、金属結合を主として強く結合している。
図3(B)は、比較対象としての接合用部材のサンプル断面を示す顕微鏡画像である。比較対象に係る接合用部材は、製造時に加熱せずに第1箔21および第2箔22を収容体3に圧着させたものであり、金属間化合物が形成されていない構成例となっている。このような場合、第1箔21と金属粒子31との間、および、第2箔22と金属粒子31との間は、ファンデルワールス力やアンカー効果によって接合することになるが、その接着力は、金属結合による接着力よりも弱いものになる。
したがって、本実施形態に係る接合用部材1は、比較対象に係る接合用部材のように金属間化合物33,34が形成されない場合に比べて、第1箔21や第2箔22が剥がれ難くなっている。
次に、本実施形態に係る接合用部材1の製造方法について説明する。図4は、本実施形態に係る接合用部材1の製造方法を示すフローチャートである。図5(A),図5(B),図5(C)は、接合用部材1の製造過程を示す模式図である。
本実施形態に係る接合用部材1の製造方法は、図4に示すように、準備工程S1と、塗布工程S2と、積層工程S3と、加熱工程S4とを順に行う。
準備工程S1では、互いに分離した状態の第1箔21および第2箔22と、収容体3となるペーストと、を準備する。ペーストは、膜材32(フラックスを含む)に溶剤を添加して粘度を低下させ、金属粒子31を混練したものである。すなわち、当該ペーストは、金属粒子31を膜材32中に分散させたものである。なお、前述のサンプルにおいては、溶剤としてヘキシルジグリコールを利用し、Cu−10Ni合金と重合ロジンと溶剤との重量比を90:5:5となるようにしている。
塗布工程S2では、図5(A)に示すように、第1箔21と第2箔22とのそれぞれの一方面に、ドクターブレード法等を用いてペーストを塗布し、熱風オーブンやリフロー炉等で加熱して溶剤を蒸発させることで、ペーストを乾燥させて塗膜35を得る。
なお、この工程は、第1箔21と第2箔22との融点(前述のサンプルで示したSn純金属であれば231.9℃)や、フラックスが軟化する温度(前述のサンプルで示した重合ロジンであれば100℃前後)よりも低い温度、例えば90℃程度で行うことが望ましい。
積層工程S3では、図5(B)に示すように、第1箔21の塗膜35を設けた側の面と、第2箔22の塗膜35を設けた側の面とを向かい合わせ、それぞれの塗膜35を間に挟んだ状態で、第1箔21と第2箔22とを積層する。なお、この際、第1箔21と第2箔22との外縁部は、接着剤を用いたり、熱により溶着させたりして、直接接合させるとよい。
加熱工程S4では、熱風オーブンやリフロー炉、ホットプレート等で、第1箔21と第2箔22とペースト35との積層体を加熱する。この際の加熱温度は、塗膜35に含まれるフラックスが溶融する温度(前述のサンプルで示した重合ロジンであれば160℃前後)よりも高温で、第1箔21と第2箔22との融点(前述のサンプルで示したSn純金属であれば231.9℃)よりも低温とすることが好ましい。例えば、加熱温度を200〜220℃として、1分間程度、加熱するようにするとよい。少なくとも膜材32の一部が加熱後に残存するような加熱温度および加熱時間を設定することが好ましい。
すると、図5(C)に示すように、第1箔21近傍の金属粒子31に第1箔21を構成する第1金属体の一部が反応し、第1箔21近傍の金属粒子31の表面およびその周囲に金属間化合物33が形成される。また、第2箔22近傍の金属粒子31に第2箔22を構成する第2金属体の一部が反応し、第2箔22近傍の金属粒子31の表面およびその周囲に金属間化合物34が形成される。
これにより、前述したように第1箔21と金属粒子31との間、および、第2箔22と金属粒子31との間が、金属間化合物33,34を介して強固に接合され、第1箔21や第2箔22が剥がれにくくなる。
この加熱工程は、更に好ましくは、第1箔21と第2箔22と収容体3とを、厚み方向に押し潰すように加圧して第1箔21と第2箔22とを塑性変形させるとよい。例えば、この際の圧力は、前述のサンプルで示した構成であれば50kN(125MPa相当)とするとよい。このように加圧することで、第1箔21や第2箔22に金属粒子31の一部が埋まるようにし、接触面積を増やして金属間化合物33,34の生成速度と生成量とを増すことができる。よって、より強固な接合を実現できる。
これらの工程S1〜S4を経て、本実施形態の接合用部材1は製造される。なお、上記の製造方法においては、塗材を、ペースト状態から塗膜化する例を示したが、例えば塗材をペースト状態のまま、金属箔の間に積層するようにしてもよい。また、加熱の方法は上記した例示の他、遠赤外線加熱や高周波誘導加熱等によって実現してもよい。また、加熱雰囲気は、大気中、真空中、N、H、ギ酸等のガス中のいずれであってもよい。
上記した製造方法で製造された接合用部材1は、電子部品の電極を基板の電極に接合する際などに用いられる。具体的には、接合対象となる対向する電極それぞれにフラックス等を塗布し、それらの対向する電極間に接合用部材1が配置される。そして、接合用部材1が第1金属体および第2金属体の融点を超える温度に加熱される。このようにして、接合用部材1が溶融および硬化して接合部5が形成され、対向する電極間が接合部5を介して接合されることになる。
ここで、接合用部材1から接合部5が形成される際に生じる反応について説明する。
図6(A)は、接合用部材1の加熱前の状態を示す模式図である。図6(B)は、加熱により第1金属体および第2金属体が溶融し始めた状態を示す模式図である。
図6(B)に示すように、接合用部材1を第1金属体および第2金属体の融点を超える温度に加熱すると、第1箔21、第2箔22、および、膜材32が溶融する。これにより、膜材32に含まれるフラックスが、膜材32中に分散している金属粒子31の表面酸化膜を除去する。膜材32はこのようにして消費されるとともにガス化し、膜材32にボイド36が形成される。このボイド36には、第1箔21および第2箔22の融液が流れ込む。
図6(C)は、ボイド36に流れ込んだ第1箔21および第2箔22の融液により金属間化合物が生成される状態を示す模式図である。図6(C)に示すように、ボイド36に流れ込んだ第1箔21および第2箔22の融液は、金属粒子31の表面に濡れ広がり、液相拡散接合(「TLP接合:TransientLiquid Phase DiffusionBonding」)によって、金属粒子31の表面近傍を金属間化合物に変質させる。また、ボイド36に流れ込んだ第1箔21および第2箔22の融液にも、金属粒子31を組成する金属元素が拡散し、やはり金属間化合物に変質する。このようにして膜材32は更に消費され、金属粒子31の中心部分を残して収容体3が金属間化合物に変質していく。
図6(D)は、接合用部材1の加熱を更に一定時間維持した状態を示す模式図である。接合用部材1が加熱環境下におかれている間は、液相拡散接合が進展し、金属粒子31の中心付近も金属間化合物に変質する。そして、第1箔21および第2箔22の融液のうち、金属間化合物の生成反応に消費されない余剰分は、膜材32の残滓などとともに、接合対象の電極間から側方などに流出する。これにより、接合対象の電極間には、接合用部材1における収容体3と同程度の厚みで、ほぼ全体が金属間化合物からなる接合部5が形成される。図7は、本実施形態に係る接合用部材1から形成される接合部5により、接合対象の電極6間を接合させたサンプル断面を示す顕微鏡画像である。該サンプルでは、ほぼ全体が金属間化合物からなる接合部5が形成されている。
以上のような反応を経て、本実施形態の接合用部材1から接合部5が形成される。この反応の過程では、前述したように第1箔21および第2箔22の融液がボイド36に流れ込むので、接合用部材1から形成される接合部5のほぼ全体を、ボイド36が埋まった緻密な構造とすることができる。
また、前述したように第1箔21および第2箔22から多量の融液が供給されることで、金属粒子31の第3金属体を金属間化合物に変質させるために必要な分量の第1金属体および第2金属体が供給される。また、金属粒子31が膜材32および金属間化合物33,34中に分散して存在していたことにより、第1金属体および第2金属体の融液が金属粒子31に接触する面積が広く、金属間化合物の生成反応が効率的に進む。すなわち、金属間化合物の生成反応の速度が向上する。したがって、接合用部材1から形成される接合部5のほぼ全体を、金属間化合物からなる均質な構造とすることができる。
なお、上記した接合用部材1において、第1金属体および第2金属体と第3金属体との配合比は、重量比で50:50〜99:1の範囲内であることが好ましい。これは、第3金属体の配合量が多すぎると、接合用部材1から形成される接合部5に、未反応の第3金属体成分が残存して均質な構造でなくなる恐れや、接合部が多孔質状になって緻密な構造でなくなる恐れがあるためである。
また、上記した接合用部材1において、金属粒子31の平均粒径(D90)は、0.1μm以上45μm以下であることが好ましい。この発明での平均粒径(D90)は、サンプル断面の顕微鏡画像における金属粒子(例えば、50個程度)の粒度分布を解析して得られる、積算値90%での粒径を意味する。なお、接合用部材1における金属粒子31の平均粒径は、接合用部材1を製造する前の材料段階での金属粒子31の平均粒径よりも小さくなるため、上記した数値範囲は、接合用部材1を製造する前の材料段階(準備工程S1)においては金属粒子31の平均粒径(D90)が0.1μm以上55μm以下であることに相当する。なお、材料段階における金属粒子31の平均粒形(D90)は、レーザ回折・散乱法によって求めた粒度分布における積算値90%での粒形に相当する。金属粒子31の平均粒径が上記した数値範囲の下限値よりも小さいと、金属粒子31の表面積の割合が増加することにより多くの表面酸化物が形成されてしまい、第1金属体や第2金属体の溶融液との濡れ性が低下して反応が抑制されてしまう。また、金属粒子31の平均粒径が、上記した数値範囲の上限値よりも大きいと、金属粒子31の中心部が金属間化合物に変化しにくくなる。これらのことによっても、やはり、接合用部材1から形成される接合部5に、未反応の第3金属体成分が残存して均質な構造でなくなる恐れや、接合部が多孔質状になって緻密な構造でなくなる恐れがある。
本実施形態に係る接合用部材1では、均質な構造の接合部5が得られるために、接合部5の内部で異種金属間の拡散速度の差によって生じるカーケンダルボイドが発生しにくく、カーケンダルボイドの成長によって接合部5に破断や亀裂が生じる危険性が低い。また、本実施形態に係る接合用部材1では、緻密な構造の接合部5が得られるために、接合対象を強固に接合することができる。
次に、第2の実施形態に係る接合用部材について説明する。
図8(A)は、第2の実施形態に係る接合用部材1Aの模式的な断面図である。図8(A)は接合用部材1Aのサンプル断面を視た顕微鏡画像である。
接合用部材1Aは、第1箔21と第2箔22と収容体3Aとを備えている。収容体3Aは、第1の金属粒子31と第2の金属粒子31Aと膜材32と金属間化合物33,34とを備える。第2の金属粒子31Aは、第4の金属体で全体が構成されている。第4の金属体は、第1箔21と第2箔22と同種の金属材料、例えばSn純金属やSn系合金からなる。
この構成では、第2の金属粒子31Aの周辺でも、第2の金属粒子31Aと第1の金属粒子31とが反応することによって金属間化合物35Aの生成が促進される。したがって、収容体3Aは、第1箔21に近接する領域から第2箔22に近接する領域にかけて、金属間化合物33,34,35Aが連続して繋がって、厚み方向の全体が金属結合を主として強く結合する。したがって、第2の実施形態に係る接合用部材1Aによれば、第1の実施形態よりも更に、第1箔21や第2箔22が剥がれ難くなる。
以上の各実施形態に示したように、本発明は実施することができるが、各実施形態での説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…接合用部材
2…パッケージ
3…収容体
5…接合部
6…電極
21…第1箔
22…第2箔
31…金属粒子
32…膜材
33,34…金属間化合物
35…ペースト
36…ボイド
41…第1領域
42…第2領域
43…第3領域

Claims (8)

  1. Sn純金属またはSn系合金である第1金属体からなる第1層を構成する第1箔と、
    Sn純金属またはSn系合金である第2金属体からなる第2層を構成する第2箔と、
    前記第1と前記第2との間に設けられた第3層と、を備え、
    前記第1箔の外縁部と前記第2箔の外縁部とは互いに貼り合わされていて、
    前記第3層は、
    前記第1金属体の融点および前記第2金属体の融点よりも高い融点を有する、Cu−Ni系合金またはCu−Mn系合金である第3金属体の粒子と、
    前記第3金属体の粒子が分散した膜材と、
    前記第1金属体または前記第2金属体と前記第3金属体との反応で形成される金属間化合物と、を含み、
    前記第1層と前記第3金属体の粒子との間および前記第2層と前記第3金属体の粒子との間は、前記金属間化合物を介して接合されている、
    接合用部材。
  2. 前記第3金属体の粒子の一部は前記第1箔と前記第2箔の少なくとも一方に埋まっている、
    請求項1に記載の接合用部材。
  3. 前記膜材は、フラックスを含む、
    請求項1または2に記載の接合用部材。
  4. 前記第3金属体の粒子の平均粒径(D90)は、0.1μm以上45μm以下である、
    請求項1から3のいずかに記載の接合用部材。
  5. 前記第3層は、更に、Sn純金属またはSn系合金の粒子を含む、
    請求項1からのいずれかに記載の接合用部材。
  6. 第1金属体を含む第1箔と、第2金属体を含む第2箔と、前記第1金属体の融点および前記第2金属体の融点よりも高い融点を有する第3金属体の粒子を膜材中に分散させたペーストと、を準備し、
    前記第1箔と前記第2箔とのうち少なくとも一方に前記ペーストを塗布し、
    前記第1箔と前記第2箔との間に前記ペーストを挟み、
    前記第1箔の外縁部と前記第2箔との外縁部とを直接接合し、
    前記第1箔と前記第2箔とのうち少なくとも一方を、前記第1金属体および前記第2金属体の融点よりも低い温度に加熱し、前記第3金属体の粒子の表面近傍を前記第1金属体または前記第2金属体と反応させて金属間化合物を形成する、
    接合用部材の製造方法。
  7. 前記金属間化合物を形成する際は、前記第1箔と前記第2箔との間に圧力をかけて、前記第1箔と前記第2箔とを塑性変形させる、
    請求項に記載の接合用部材の製造方法。
  8. 前記ペーストを準備する際に前記膜材中に分散される前記第3金属体の粒子の平均粒径(D90)は、0.1μm以上55μm以下である、
    請求項またはに記載の接合用部材の製造方法。
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