JP6355765B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に用いられる燃料噴射弁に関する。
従来技術の一例として、特許文献1に開示の燃料噴射弁では、噴射弁本体内に噴射孔を開閉する球弁を備えた弁体が摺動可能に組み込まれ、前記噴射弁本体と弁体との間に、噴射弁本体側の案内面とその案内面を摺動する弁体側の摺動面とからなる上下のバルブガイド部、及び、噴射弁本体側のストッパとそのストッパに弁体の開弁時に当接する当接面が形成された弁体側のフランジが設けられた燃料噴射弁において、前記弁体側の上下の摺動面がほぼ球面状になるように形成され、前記上下のバルブガイド部における案内面と摺動面とのクリアランスをがたのない精密なはめあい状態になるように設定した燃料噴射弁が開示されている。
弁体が上下バルブガイド部の取付誤差の影響でコアの内周面に対して若干傾斜すると、コアの平滑な案内面に対してその弁体を構成するガイドリングの球面状の摺動面が接触する。即ち、ガイドリングの摺動面はこじりが生じない球面状であるため、弁体がコアの案内面に対して傾斜してもその弁体を構成するガイドリングが軸方向に滑り易い状態に保持される。このため、コアの案内面とガイドリングの摺動面との間で摩耗が生じ難くなり、弁体の摺動抵抗が経時的に変化するのを抑制できる。したがって、弁体の構成部材である球弁が燃料噴射孔を開閉する速度がほとんど変動せず、燃料噴射量の経時的な変化を抑制することができる。
別の従来技術の一例として、特許文献2に開示の燃料噴射弁では、燃料噴射弁1はノズル体2から成り、このノズル体1に弁ニードル3が配置されている。この弁ニードル3は弁閉鎖体4と作用結合されており、この弁閉鎖体4は、弁座体5に配置された弁座面6と協働してシール座を形成している。図示の実施例の燃料噴射弁1は、少なくとも1つの噴射開口7を備えた、内方に向かって開放可能な燃料噴射弁1 である。本発明により形成された燃料噴射弁1の弁閉鎖体4は、ほぼ球形状を有しているものが開示されている。
これにより、燃料噴射弁1の精確な機能形式を考慮した、ずれのない、カルダン式の弁ニードルガイドが達成される。
特開2003−227436号公報 特表2004−519621号公報
特許文献1、2に記載のいずれの実施例の燃料噴射弁においては、弁体の先端を球面形状とし、噴口カップとの案内部、シート部を形成していることが述べられているが、案内部と弁座部の曲率半径の大小関係や曲率中心の位置については述べられていない。
近年の排出ガス規制では、排気ガス中に含まれる粒子状物質の量、数量を低減する必要があり、常用の最高燃圧が35MP程度まで大きくなる可能性がある。常用の最高燃圧が35MPaの場合、燃料噴射弁は例えば45MPaまで動作することが要求される。すると、シート直径によっては流体力が開弁力を上回ってしまい、必要なときに針弁の開弁を維持できず閉弁してしまう虞がある。
上記課題を解決するために本発明の燃料噴射弁は、弁座と、前記弁座に対して着座又は離座する弁体と、前記弁座の下流側に形成される噴孔と、前記弁体が着座する前記弁座の弁座シート部よりも上流側に形成され、前記弁体の下流側の被案内部を案内する案内部と、を備え、前記案内部の軸方向と交差する交差方向の大きさに対し、前記弁体の弁体シート部の前記交差方向の大きさが0.4から0.8倍となるように形成され、前記弁体シート部と前記被案内部とは何れも球面形状で形成され、前記被案内部及び前記弁体シート部の前記球面形状の曲率半径の中心が一致するようにしたものである。
本発明によれば、常用の最高燃圧が35MPaの場合、燃料噴射弁は例えば45MPaまで動作することが要求されるとしても、流体力が開弁力を上回ることがなく、必要なときに針弁の開弁を維持できる燃料噴射弁を提供することが可能である。
本発明の実施形態による燃料噴射弁の全体断面図である。 本発明の実施形態による燃料噴射弁の先端部分の拡大断面図である。 本発明の実施形態による燃料噴射弁の先端部分の拡大断面図である。 本発明の実施形態による燃料噴射弁の先端部分の拡大断面図である。 弁体のシート径と流体力の関係示したグラフである。 本発明の実施形態による燃料噴射弁の先端部分の横断面図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
内燃機関には、運転状態に応じた適切な燃料量を燃料噴射弁の噴射時間に変換する演算を行い、燃料を供給する燃料噴射弁を駆動させる燃料噴射制御装置が備えられている。燃料噴射弁は、例えば、可動子が円筒状の可動子とこの可動子の中心部に位置する針弁とを含んで構成されており、中心部に燃料を導く燃料導入孔を有する固定子の端面と可動子の端面との間に隙間が設けられており、この隙間を含む磁気通路に磁束を供給する電磁ソレノイドを備えている。隙間を通る磁束によって可動子の端面と固定子の端面との間に生起された磁気吸引力で可動子を固定子側に引き付けて可動子を駆動し、針弁の弁体を弁座から引き離して弁座に設けた燃料通路を開くように構成されている。噴射される燃料量は、主に燃料の圧力と燃料噴射弁の噴口部の雰囲気圧力との差圧、並びに弁体を開いた状態に維持し、燃料が噴射されている時間により決定される。
電磁ソレノイドへの通電を停止すると、可動子に作用する磁気吸引力が消失し、弁体を閉鎖方向に付勢する弾性部材の力と、弁体と弁座間を流れる燃料の流速によって生じる圧力降下によって弁体及び可動子は閉鎖方向へと移動し、弁体が弁座に着座することで燃料通路を閉じる。弁体と弁座の当接により燃料がシールされ、意図しないタイミングで燃料が燃料噴射弁から漏れ出ることを防いでいる。
近年、燃料消費量低減という観点から、過給機と組み合わせて内燃機関の排気量を小さくし、熱効率の良い運転領域を使用することで車両搭載時の燃料消費量を低減させる試みが実施されている。この試みは特に燃料の気化による吸入空気充填量の向上、耐ノック特性の向上が見込まれる筒内直接噴射式の内燃機関と組み合わせることが有効である。
また幅広い車種で大幅な燃料消費量低減が求められているため、筒内直接噴射式の内燃機関の需要が増加する一方、回生エネルギの回収といったその他の燃料消費量低減に効果のあるデバイスを自動車に搭載する必要があり、総コストを低減する観点から各種デバイスのコスト低減が求められており、筒内直接噴射用の燃料噴射弁へのコスト低減要求も同様に高まっている。
一方で、内燃機関の排出ガスに含まれる成分を一層低減することも求められており、 極微量の漏れ燃料がある場合、内燃機関の停止中であっても燃料噴射弁に接続された燃料レールに残存する燃料が内燃機関内部のピストンとシリンダから構成される燃焼室に供給、蓄積され、次回内燃機関始動時に未燃燃料成分として排出される。近年の法規制値は、このような未燃燃料成分が排気ガスとして排出されると満足できないレベルにまで厳格化されている。燃料噴射弁には製品寿命に渡って漏れ燃料を限りなくゼロにすることが要求されており、燃料噴射弁先端からの燃料の漏れ量少なくするために、弁体と弁座が当接する部位は共に例えば1μm以下の形状精度が必要である。
また排出ガスに含まれる粒子状物質の量、数量を低減するという観点から、燃料噴射弁は1回の噴射あたりたとえば1から2mgといった極微量の燃料を、ある定められた燃料噴霧形状で精度良く噴射することが要求されている。弁体のスムースかつばらつきの少ない動きを実現するために、弁体と弁座の上流に設けられた弁体を案内する案内部材との隙間は、例えば数μm程しかない。
同じく排出ガスに含まれる粒子状物質の量、数量を低減するという観点から、燃料の噴射圧力を従来の20MPaから例えば35MPa程度まで増加させ、噴射される燃料の液滴粒径を低減、気化を促進させる試みが実施されている。
使用時の燃料圧力を増加させる場合、弁体のシート部より下流を流れる燃料の圧力降下が大きくなるため、弁体を閉弁させようとする力(以後、流体力と呼ぶ)が増加する。高い燃圧でも弁体の開弁を維持するにはシート部の直径を小さくし流体力を小さくすることが有効であることが知られている。
なお、弁体の先端が球である場合、シート径を小さくすることは案内部を含む先端の球の曲率を小さくすることになる。弁体の先端部を形成している球の曲率半径を小さくする場合、噴孔カップ側の弁体を案内する案内部の内径を小さくする必要があり、加工、製作には多くの困難が伴う。また逆にシート径を大きくしたい場合、噴孔カップ側の案内部内径も大きくする必要があり、噴孔カップの最大寸法に制約がある場合、自由に大きくすることは不可能である。
詳細は後述するが本実施例の燃料噴射弁は、弁体の案内部とシート部の曲率半径が異なり、かつ弁体のガイド部とシート部の曲率中心を一致させることで、案内部直径に依存せずシート部の直径を自由に設計できる。
したがって、燃料圧力の増加対して、弁体の案内部に対してシート部の曲率半径を独立に小さくすることができ、シート部に発生する流体の圧力差によって発生する力を低減し、従来よりも高い燃圧で弁体を開弁、保持することができる。
また燃料噴射弁に大きな流量噴射率を要求される場合でも、弁体の案内部に対してシート部の曲率半径を独立に大きくすることができるため、噴孔カップの案内部の内径を変更する必要がない。このように燃料噴射弁に対する燃料圧力や流量噴射率の様々な要求に対して大幅なコスト上昇を抑えて製作することができる。
以下、図1から図5を用いて、従来技術による燃料噴射弁と比較して、本発明に係る燃料噴射弁の一実施例の構成について説明する。図1は本発の実施形態による燃料噴射弁の縦断面図である。図2から図5は図1の噴孔カップ116、弁体先端部114Bを中心とした部分拡大図で、本実施例における燃料噴射弁の特徴となる部品に限定し、形状を簡略化して示したものである。図2から図5では動作や機能分かり易くするために部品の大きさや隙間の大きさは実際の比率よりも誇張されており、機能を説明するために不要な部品は省略されている。各実施形態において同一の構成要素には同一の符号が与えられており、重複する説明は省略している。
図1において、噴孔カップ支持体101は直径が小さい小径筒状部22と直径が大きい大径筒状部23とを備えている。小径筒状部22の先端部分の内部に、案内部115、燃料噴射孔117を備えた噴孔カップ(燃料噴射孔形成部材)116が挿入または圧入され、噴孔カップ116の先端面の外周の縁部が全周溶接されることにより、小径筒状部22に固定される。案内部115は後述する可動子を構成する針弁114Aの先端に設けられた針弁114Aが燃料噴射弁の軸方向に上下運動する際に、外周を案内する機能を有する。
噴孔カップ116には案内部115の下流側に円錐状の弁座シート部39が形成されている。この弁座シート部39には針弁114Aの先端に設けた針弁114Aが当接または離反することで、燃料の流れを遮断したり燃料噴射孔に導いたりする。噴孔カップ支持体101の外周には溝が形成されており、この溝に樹脂材製のチップシール131に代表される燃焼ガスのシール部材が嵌め込まれている。
噴孔カップ支持体101の大径筒状部23の内周下端部には可動子を構成する針弁114Aをガイドする針弁案内部材113が大径筒状部23の絞り加工部25に圧入固定されている。針弁案内部材113は中央に針弁114Aをその軸方向にガイドする案内部127が設けられており、その周囲に複数個の燃料通路126が穿孔されている。細長い形状の針弁114Aは針弁案内部材113の案内部127によって径方向の位置を規定され、かつ軸方向にまっすぐに往復運動するようガイドされる。なお、開弁方向は弁軸方向の上、閉弁方向は弁軸方向の下に向かう方向である。
針弁114Aの弁体先端部114Bが設けられている端部とは反対の端部には針弁114Aの直径より大きい外径を有する段付き部129を有する頭部114Cが設けられている。段付き部129の上端面には針弁114Aを閉弁方向に付勢するスプリング110の着座面が設けられており、頭部114Cと併せてスプリング110を保持する。
可動子は針弁114Aが貫通する貫通孔128を中央に備えた可動子102を有する。可動子102と針弁案内部材113との間に可動子102を開弁方向に付勢するゼロスプリング112が保持されている。
頭部114Cの段付き部129の直径より貫通孔128の直径の方が小さいので、針弁114Aを噴孔カップ116の弁座に向かって押付けるスプリング110の付勢力もしくは重力の作用下においては、ゼロスプリング112によって保持された可動子102の上側面と針弁114Aの段付き部129の下端面が当接し、両者は係合している。これによりゼロスプリング112の付勢力もしくは重力に逆らう上方への可動子102の動きあるいは、ゼロスプリング112の付勢力もしくは重力に沿った下方への針弁114Aの動きに対して両者は協働して動くことになる。しかし、ゼロスプリング112の付勢力もしくは重力に関係なく針弁114Aを上方へ動かす力、あるいは可動子102を下方へ動かす力が独立して両者に作用したとき、両者は別々の方向に動くことができる。
噴孔カップ支持体101の大径筒状部23の内周部には固定コア107が圧入され、圧入接触位置で溶接接合されている。この溶接接合により噴孔カップ支持体101の大径筒状部23の内部と外気との間に形成される隙間が密閉される。固定コア107は中心に針弁114Aの段付き部129の直径よりわずかに大きい直径の貫通孔107Dが燃料導入通路として設けられている。
固定コア107の下端面や、可動子102の上端面及び衝突端面にはメッキを施して耐久性を向上させることがある。可動子に比較的軟らかい軟磁性ステンレス鋼を用いた場合においても、硬質クロムメッキや無電解ニッケルメッキを用いることで、耐久信頼性を確保することができる。
針弁114Aの頭部114Cに設けられた段付き部129の上端面に形成されたスプリング受け面には初期荷重設定用のスプリング110の下端が当接しており、スプリング110の他端が固定コア107の貫通孔107Dの内部に圧入される調整子54で受け止められることで、スプリング110が頭部114Cと調整子54の間に保持されている。調整子54の固定位置を調整することでスプリング110が針弁114Aを弁座シート部39に押付ける初期荷重を調整することができる。
噴孔カップ支持体101の大径筒状部23の外周にはカップ状のハウジング103が固定されている。ハウジング103の底部には中央に貫通孔が設けられており、貫通孔には噴孔カップ支持体101の大径筒状部23が挿通されている。ハウジング103の外周壁の部分は噴孔カップ支持体101の大径筒状部23の外周面に対面する外周ヨーク部を形成している。ハウジング103によって形成される筒状空間内には環状を成すように巻回された電磁コイル105が配置されている。コイル105は半径方向外側に向かって開口する断面がU字状の溝を持つ環状のコイルボビン104と、この溝の中に巻きつけられた銅線で形成される。コイル105の巻き始め、巻き終わり端部には剛性のある導体109が固定されており、固定コア107に設けた貫通孔より引き出されている。この導体109と固定コア107、噴孔カップ支持体101の大径筒部23の外周はハウジング103の上端開口部内周から絶縁樹脂を注入して、モールド成形され、樹脂成形体121で覆われる。かくして、電磁コイル(104、105)の周りにトロイダル状の磁気通路が形成される。
導体109の先端部に形成されたコネクタ43Aには高電圧電源、バッテリ電源より電力を供給するプラグが接続され、図示しないコントローラによって通電、非通電が制御される。コイル105に通電中は、磁気回路140を通る磁束によって磁気吸引ギャップにおいて可動子114の可動子102と固定コア107との間に磁気吸引力が発生し、可動子102がスプリング110の設定荷重を超える力で吸引されることで上方へ動く。このとき可動子102は針弁の頭部114Cと係合して、針弁114Aと一緒に上方へ移動し、可動子102の上端面が固定コア107の下端面に衝突するまで移動する。その結果、針弁114Aの先端の弁体先端部114Bが弁座シート部39より離間し、燃料が燃料通路118を通り、噴孔カップ116先端にある噴射孔117から内燃機関の燃焼室内に噴出する。
針弁114Aの先端の弁体先端部114Bが弁座シート部39より離間し、上方に引き上げられている間、細長い形状の針弁114Aは針弁案内部材113の案内部127と、噴孔カップ116の案内部115の2箇所によって弁軸方向に沿ってまっすぐに復動するようガイドされる。
電磁コイル105への通電が断たれると、磁束が消滅し、磁気吸引ギャップにおける磁気吸引力も消滅する。この状態では、針弁114Aの頭部114Cを反対方向に押す初期荷重設定用のスプリング110のばね力がゼロスプリング112の力に打ち勝って可動子114全体(可動子102、針弁114A)に作用する。その結果、可動子102はスプリング110のばね力によって、弁体先端部114Bが弁座シート部39に接触する閉弁位置に押し戻される。
針弁114Aの先端の弁体先端部114Bが弁座シート部39に接触し閉弁位置にある間、細長い形状の針弁114Aは針弁案内部材113の案内部127のみによりガイドされており、噴孔カップ116の案内部115とは接触していない。
このとき、頭部114Cの段付き部129が可動子102の上面に当接して可動子102を、ゼロスプリング112の力に打ち勝って針弁案内部材113側へ移動させる。弁体先端部114Bが弁座シート部39に衝突すると、可動子102は針弁114Aと別体であるため、慣性力によって針弁案内部材113方向への移動を継続する。このとき針弁114Aの外周と可動子102の内周との間に流体による摩擦が発生し、弁座シート部39から再度開弁方向に跳ね返る針弁114Aのエネルギが吸収される。慣性質量の大きな可動子102が針弁114Aから切り離されているので、跳ね返りエネルギ自体も小さくなる。また、針弁114Aの跳ね返りエネルギを吸収した可動子102は自らの慣性力がその分だけ減少し、ゼロスプリング112を圧縮した後に受ける反発力も小さくなるため、可動子102自体の跳ね返り現象によって針弁114Aが開弁方向に再び動かされる現象は発生し難くなる。かくして、針弁114Aの跳ね返りは最小限に抑えられ、電磁コイル(104、105)への通電が断たれた後に弁が開いて、燃料が不作為に噴射される、いわゆる二次噴射現象が抑制される。
図2は針弁114Aが閉弁状態にある際の燃料噴射弁の先端を拡大した断面図である。弁体先端部114Bの被案内部201は噴孔カップ116の案内部202との間に僅かな隙間があり、図3に示す可動子が開弁状態にあるとき、弁体先端部114Bの径方向の位置を規定する。弁体先端部114Bの被案内部201の形状は直径φDの球面の一部である。噴孔カップ116の弁座シート部39と当接する弁体先端部114Bの弁体シート部203の形状は直径φSの球面の一部である。
図3は針弁114Aが開弁状態にある際の燃料噴射弁の先端を拡大した断面図である。噴孔カップ116の上流部401は高圧(例えば20MPa)の燃料で満たされている。噴孔カップ116の弁座シート部39と弁体先端部114Bの弁体シート部203の間には隙間402が存在する。噴孔カップ116の外部403は内燃機関の気筒内の圧力であり、例えば0.1MPa程度である。上流部401と外部403の圧力差により、燃料噴射弁の燃料は隙間402から噴孔117にかけてその流速を大きくして外部403に流れ出る。すなわち上流部401に比べて、弁体先端部114Bのシート直径φAより下流の領域では燃料の圧力は大幅に小さくなっており、針弁114Aにはシート直径φAの面積に、上流部401とシート直径φAより下流の領域の燃料圧力差分を乗じた力(以降、流体力と呼ぶ)が図3の下流方向に加わることになる。
図6は燃料噴射弁の先端部分の横断面図を示す。弁体先端部114B付近に流れた燃料は外周側流路500を流れ、弁体先端部114Bの下流側に流れる。外周側流路500は弁体先端部114Bの被案内部201と軸方向において対応する位置にあり、内周側に凹むように形成される。また外周側流路500は隣り合う被案内部201同士の間に形成される。
図5は針弁114Aの弁体シート部203の直径φAに対して、弁体が開弁中に発生する流体力を記したものである。常用の最高燃圧が20MPaの場合、燃料噴射弁は例えば30MPaまで動作することが要求される。シート直径がφA2のとき、流体力はFc1となり、図1の中の燃料噴射弁のコイル105に通電した際に、固定コア107が可動子102を引き付ける力(以後、磁気吸引力)からスプリング110の設定荷重を差し引いた力Fo(以後、開弁力と呼ぶ)を下回り、針弁114Aは開弁を維持できる。
一方、前述したように近年の排出ガス規制では、排気ガス中に含まれる粒子状物質の量、数量を低減する必要があり、常用の最高燃圧が35MP程度まで大きくなる可能性がある。常用の最高燃圧が35MPaの場合、燃料噴射弁は例えば45MPaまで動作することが要求される。シート直径がφA2のとき、流体力はFc2となり、開弁力Foを上回るため、針弁114Aは開弁を維持できず閉弁してしまう。
一方シート直径をφA2からφA1に縮小すると、シート直径φA1の面積も小さくなるため流体力はFc3に低下する。このとき開弁力Foが流体力はFc3を上回るため、針弁114Aは開弁を維持することが可能となる。
すなわち、本実施例の燃料噴射弁は、弁座シート部39と弁座シート部39に対して着座又は離座する弁体114と、弁座シート部39の下流側に形成される噴孔117と、弁体114の弁体シート部203が着座する弁座シート部39弁よりも上流側に形成され、弁体114の下流側の被案内部201を案内する案内部202と、を備える。そして前記案内部202の軸方向と交差する交差方向の大きさに対し、弁座シート部39の交差方向の大きさが0.4から0.8倍となるように形成されることを特徴とするものである。
すなわち、本発明者らは鋭意検討の末、案内部202の軸方向と交差する交差方向の大きさ、すなわち直径φGを2mmとして、これに対して弁座シート部39の交差方向の大きさ、すなわち直径φAを1.6mm以下とすることで、最高燃圧が35MP程度においても針弁114Aの開弁を維持可能となることを突き止めたものである。
一方で弁座シート部39の交差方向の大きさ、すなわち直径φAを0.8mm以下とすると、噴孔117が噴孔カップ116に形成することが難しい。つまり、弁座シート部39のさらに内周側において、噴孔カップ116には噴孔117を形成する必要があり、直径φAを0.8mm以下とするとこの噴孔117の形成が極めて困難になる。
またシート直径φAを小さくしすぎると、弁体シート部203と弁座シート部39の接触面積が小さくなり、接触圧力は大きくなる。接触圧力が大きい場合、弁体シート部203と弁座シート部39に高い強度を有する材料が必要となるため、できるだけ安価に燃料噴射弁を製造するという観点からは好ましくない。
なお、上記構成と対応して弁体114の被案内部201の軸方向と交差する交差方向の大きさ(直径)に対し、弁体シート部203の交差方向の大きさ(直径)が0.4から0.8倍となるように形成されるものである。
弁体シート部203と弁座シート部39とは線接触することが好ましいが、ミクロで見れば面接触となる。この場合、弁体シート部203、又は弁座シート部39のシート径φAの測定は、面接触している箇所の中央部を用いて測定することで本実施例の作用、効果を得ることが可能である。案内部202又は被案内部201の大きさ(直径φG)についても同様であり、接触面が線接触でない場合には、接触部分の中央部を用いて測定すれば良い。
このように弁体先端部114Bの弁体シート部203を形成する直径φSの球面の直径(曲率半径の2倍)を小さくすることで、シート直径φAも小さくなり、流体力が低下し開弁力を下回るため、高い燃料圧力でも弁体の開弁を維持することができる。
また弁体先端部114Bの弁体シート部203を形成する直径φSの球面の直径を大きくすることで、シート直径φAも大きくなり、弁体のストロークが等しい場合でも流路面積が増加し、より大きな噴射率となる。よって高い燃料圧力で弁体の開弁を維持させたい場合のみならず、噴射量を増大させたい場合にも本発明は有効である。
なお、上記構成と対応して、弁体シート部203の曲率半径を、被案内部201の曲率半径の0.7〜1.5倍とすることで、同様にシート直径φAを被案内部201とは独立に小さくする、または大きくすることができ、同様の効果を得ることが可能である。
図4は本発明の燃料噴射弁の針弁114Aが、燃料噴射弁内部でわずかに傾いた状態を模式的に示している。針弁114Aは燃料噴射弁内部で、噴孔カップ116とは対極方向の、例えば図1に示す案内部127でも径方向の位置を規制されている。燃料噴射弁に使用される部品は工業的に僅かながらもバラつきを有しており、寸法精度及び組立精度によって弁体はわずかに傾いている。噴孔カップ116の案内部202の軸を301、針弁114Aの軸を302とするとき、前記2つの部品の傾きはθとなる。なお図3中のθは理解を助けるために実際の傾きより誇張して表現している。
本発明における燃料噴射弁の弁体先端部114Bの特徴は、被案内部201は球面直径φDと弁体シート部203の球面直径φSの中心部が同一の303となっている点である。この特徴から被案内部201と弁体シート部203は異なる球面直径でありながら、針弁114Aの傾きθに対し、同一の中心303を軸に回転する。
すなわち、弁座シート部39に当接する弁体114の弁体シート部203と被案内部201とは何れも球面形状で形成され、弁体シート部203の曲率半径と被案内部201の曲率半径とが異なるように形成されるものである。そのうえで、被案内部201及び弁体シート部203の曲率半径の中心が一致することを特徴とするものである。なお、噴孔117は下流側先端に設けられた噴孔カップ116に形成されており、噴孔カップ116に弁体114の下流側の被案内部201を案内する案内部202が形成される。
針弁114Aがθ傾いた場合でも、弁体シート部203は直径φSの球面上で、噴孔カップ116の弁座シート部39と当接するため、シート性には何ら影響がない。また、被案内部201を形成している直径φDの球面も、弁体シート部203の直径φSの球面と同じ中心303を軸に回転するため、弁体の被案内部201と噴孔カップの案内部202の間の距離は変化しない。よって弁体の閉弁中に被案内部201と噴孔カップの案内部202が接触し、弁体の弁体シート部203と噴孔カップ116の弁座シート部39の間に発生する圧力が大きく低下し、燃料が僅かにもれ出てしまうこともない。
弁体先端部114Bの被案内部201の球面直径と弁体シート部203の球面直径が同一であると、高い燃料圧力でも弁体の開弁を維持できるように球面直径を小さくした場合、図3に示す噴孔カップ116の案内部202の内径φGも小さくする必要がある、しかしながら例えばφGが2mm程度である場合、それ以上φGを小さくすることは加工精度の維持やバリの除去に困難が伴い、加工コストが増加し、使用燃料圧力の増加には安価なコストで対応できない。
本実施例の燃料噴射弁の弁体の先端114Bの形状は、弁体先端部114Bの被案内部201や弁体シート部203は外径加工であり、球面直径を部分的に変更することは可能であり、加工コストの上昇も小さい。よって噴孔カップ116の案内部202の内径φGを変更せずに、高い燃料圧力下で弁体の開弁を維持できるように、弁体先端部の弁体シート部203のシート直径φAを小さくすることができ、かつ弁体の傾きθに対しても弁体の閉弁中に被案内部201と噴孔カップの案内部202が接触し、弁体の弁体シート部203と噴孔カップ116の弁座シート部39の間に発生する圧力が大きく低下し、燃料が僅かにもれ出てしまうという事象も発生させずに、高い燃料圧力に対応できる燃料噴射弁を提案するものである。
なお、弁体シート部203の曲率半径を、被案内部201の曲率半径以下とすることがより好ましい。その理由は前述した図5の説明の通り、弁体のシート部203の曲率半径を小さくすることで、シート部に発生する流体の圧力差によって発生する力を低減し、従来よりも高い燃圧で弁体を開弁、保持させる場合でも、被案内部201内径は従来から小さくする必要がなく、加工性、製作コストは従来並にできるからである。
発明者らの実験データによると、弁体シート部203の曲率半径を0.85〜0.95とし、被案内部の曲率半径を0.95〜1.05とすると、その効果が極めて良好に現れることが分かった。
なお、本実施例は、前記実施形態に限定されるものではない。また、本実施例の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
22…噴孔カップ支持体小径筒状部
23…噴孔カップ支持体大径筒状部
39…シート部材のシート部
43A…コネクタ
101…噴孔カップ支持体
102…可動子
103…ハウジング
104…ボビン
105…ソレノイド
107…固定子
107D…固定子貫通孔(燃料通路)
109…導体
110…スプリング
112…ゼロスプリング
113…肩部
114A…針弁
114B…弁体先端部
114C…スプリングガイド用突起
115…案内部位
116…噴孔カップ
117…燃料噴射孔
121…樹脂成形体
126…燃料通路
127…案内部
128…貫通孔
136…隙間
201…弁体先端の被案内部
202…噴孔カップの案内部
203…弁体先端の弁体シート部
301…噴孔カップの軸
302…弁体の軸
303…球面直径の中心
401…噴孔カップの上流部
402…隙間

Claims (7)

  1. 弁座と
    前記弁座に対して着座又は離座する弁体と、
    前記弁座の下流側に形成される噴孔と、
    前記弁体が着座する前記弁座の弁座シート部よりも上流側に形成され、前記弁体の下流側の被案内部を案内する案内部と、を備え、
    前記被案内部の軸方向と交差する交差方向の大きさに対し、前記弁体の弁体シート部の前記交差方向の大きさが0.4から0.8倍となるように形成され
    前記弁体シート部と前記被案内部とは何れも球面形状で形成され、
    前記被案内部及び前記弁体シート部の前記球面形状の曲率半径の中心が一致する
    ことを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 弁座と
    前記弁座に対して着座又は離座する弁体と、
    前記弁座の下流側に形成される噴孔と、
    前記弁体が着座する前記弁座の弁座シート部よりも上流側に形成され、前記弁体の下流側の被案内部を案内する案内部と、を備え、
    前記弁座シート部に当接する前記弁体の弁体シート部と前記被案内部とは何れも球面形状で形成され、前記弁体シート部の曲率半径と前記被案内部の曲率半径とが異なるように形成され
    前記被案内部及び前記弁体シート部の曲率半径の中心が一致する
    ことを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 請求項1に記載の燃料噴射弁において、
    前記被案内部の直径に対し、前記弁体シート部の直径が0.4から0.8倍となるように形成される
    ことを特徴とする燃料噴射弁。
  4. 請求項1又は2に記載の燃料噴射弁において、
    前記噴孔は下流側先端に設けられた噴孔カップに形成され、
    前記噴孔カップに前記弁体の下流側の被案内部を案内する案内部が形成される
    ことを特徴とする燃料噴射弁。
  5. 請求項又はに記載の燃料噴射弁において、
    前記弁体シート部の曲率半径を、前記被案内部の曲率半径の0.7〜1.5倍とする
    ことを特徴とする燃料噴射弁。
  6. 請求項又はに記載の燃料噴射弁において、
    前記弁体シート部の曲率半径を、前記被案内部の曲率半径以下とする
    ことを特徴とする燃料噴射弁。
  7. 請求項又はに記載の燃料噴射弁において、
    前記弁体シート部の曲率半径を0.85〜0.95、前記被案内部の曲率半径を0.95〜1.05とし、
    ただし、前記弁体シート部の曲率半径を0.95とする場合には、前記被案内部の曲率半径を0.95よりも大きくする
    ことを特徴とする燃料噴射弁。
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