JP2013151915A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】プランジャロッドと分離しているアンカーに加わる横力がプランジャロッドを経由して弁体のシート部に伝達することを防ぐアンカー、プランジャロッドのガイド方法を提供する。
【解決手段】アンカー102とプランジャロッド114Aとが弁軸方向に相対運動可能に構成された電磁式燃料噴射弁において、プランジャロッド114Aの外径部114Aaを案内する第1の案内部127と、アンカー102の内径部201aを案内する第2の案内部200aとを有するガイド部品113をノズル内径部に備える。このとき、ガイド部品113に第1の案内部127を構成する内径部と第2の案内部200aを構成する外径部とを設けると良い。第2の案内部200aは第1の案内部127に対して、径方向において、径が大きくなる側に設けられていると良い。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関に用いられる燃料噴射弁に関し、特に電磁的に駆動される可動子によって、燃料通路を開閉するものに関する。
内燃機関には、運転状態に応じた適切な燃料量を燃料噴射弁の噴射時間に変換する演算を行い、燃料を供給する燃料噴射弁を駆動させる燃料噴射制御装置が備えられている。燃料噴射弁は、内部のソレノイドに流れる電流によって発生する磁気力によって燃料噴射弁を構成している弁体の開閉を行い、燃料の噴射を行う。噴射される燃料量は、主に燃料の圧力と燃料噴射弁の噴口部の雰囲気圧力との差圧、並びに弁体を開いた状態に維持し、燃料が噴射されている時間により決定される。
自動車に搭載された内燃機関の燃焼によって発生する排気ガスに含まれる未燃燃料や窒素酸化物の量は、自動車の製品寿命に渡って規制値以下となることが求められる。
燃料噴射弁の先端では閉弁時に弁体と弁座により燃料がシールされ、意図しないタイミングで燃料が燃料噴射弁から漏れ出ることを防いでいる。
しかしながら燃料噴射弁の初期特性では漏れ量がゼロであっても、長時間の使用によるシート構成部品の経時変化により、極微量の燃料が漏れ出てしまう可能性は否定できない。
このような極微量の漏れ燃料がある場合、内燃機関の停止中であっても燃料噴射弁に接続された燃料レールに残存する燃料が内燃機関内部のピストンとシリンダから構成される燃焼室に供給、蓄積され、次回内燃機関始動時に未燃燃料成分として排出される。近年の法規制値は、このような未燃燃料成分が排気ガスとして排出されると満足できないレベルにまで厳格化されているため、燃料噴射弁には製品寿命に渡って漏れ燃料を限りなくゼロにすることが要求されている。
燃料噴射弁先端からの漏れ量が製品使用期間中に増加する原因として、シート部の経時変化またはシート面圧の低下が考えられる。シート部が経時変化する原因として、可動子を構成するアンカーに横力が加わり、プランジャロッドが開弁から閉弁に向かう際に、ププランジャロッド軸方向以外の変位が発生し、弁体が弁座のシートとは異なる位置に着座し、シート部の幾何学的形状に偏った摩耗が発生し、弁体と弁座が燃料をシールするのに不適な形状に経時変化してしまうことが考えられる。
またシート面圧が低下する原因として、可動子を構成するアンカーに横力が加わり、プランジャロッドを通じて弁体のシート部に横力が発生し、弁体のシート面圧が横力によって減少することが考えられる。
以上より燃料噴射弁からの極微量の漏れ量を製品寿命に渡って低減するには、プランジャロッドの弁体に伝わる横力を低減することが重要である。
従来技術においては上記問題を緩和するために、アンカーのガイド方法を工夫する技術が開示されている。
従来技術の一例として、アンカーのガイド直径を拡大することで案内特性を改善し、弁ニードルは傾倒又はロックの影響を受けにくくなる。又、案内が可動子に近づくことでモーメントは減少させられることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
別の従来技術の一例として、アンカーと弁体を別体化すると同時に、アンカーの摺動部をアンカー外径部と、アンカー外径部と対向する面であるノズルホルダ内径部とで構成することが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特表2003−511602号公報 特開2010−281248号公報
燃料噴射弁のシート部からの漏れ燃料を低減するには、弁体のシート部に加わる横力を低減する必要がある。公知の燃料噴射弁の構成では、依然としてプランジャロッドと分離しているアンカーに加わる横力がプランジャロッドを経由して弁体のシート部に伝達してしまう。
本発明の目的は、プランジャロッドと分離しているアンカーに加わる横力がプランジャロッドを経由して弁体のシート部に伝達することを防ぐアンカー、プランジャロッドのガイド方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、アンカーとプランジャロッドとが弁軸方向に相対運動可能に構成された電磁式燃料噴射弁において、プランジャロッドの外径部を案内する第1の案内部と、アンカーの内径部を案内する第2の案内部とを有するガイド部品をノズル内径部に備える。このとき、ガイド部品に第1の案内部を構成する内径部と第2の案内部を構成する外径部とを設けると良い。第2の案内部は第1の案内部に対して、径方向において、径が大きくなる側に設けられていると良い。また、プランジャロッドがアンカーの中央部を開閉弁方向に貫通して形成された貫通孔に挿通するように構成し、貫通孔の内周面とプランジャロッドの外周面との間のクリアランスを、第1の案内部におけるプランジャロッドとガイド部品との間のクリアランスと、第2の案内部におけるアンカーとガイド部品との間のクリアランスとの和よりも大きくすると良い。さらに、アンカーの外径とノズル内径との間のクリアランスを、第2の案内部におけるアンカーとガイド部品との間のクリアランスよりも大きくすると良い。
本発明の燃料噴射弁ではアンカーに加わる横力がプランジャロッドの弁体に伝達することを防止できるため、燃料噴射弁先端のシート部の経時変化またはシート面圧の低下が抑制され、燃料噴射弁のシート部からの漏れ燃料を低減することができる。
本発明の実施形態による燃料噴射弁の全体断面図である。 本発明の実施形態による燃料噴射弁の詳細断面図である。 本発明の実施形態による燃料噴射弁の詳細断面図である。
以下、図1〜図3を用いて、本発明の実施形態による燃料噴射弁の構成について説明する。図1は実施例の燃料噴射弁の縦断面図である。図2、図3は図1の部分拡大図で、実施例の燃料噴射弁の詳細を示したものである。
ノズルホルダ101は直径が小さい小径筒状部22と直径が大きい大径筒状部23とを備えている。小径筒状部22の先端部分の内部に、ガイド部材115,燃料噴射口を備えたオリフィスカップ(燃料噴射口形成部材)116が小径筒状部22の奥側からこの順に積層されて挿入され、オリフィスプカップ116の先端面の外周の縁部が全周溶接されることにより、ガイド部材115とオリフィスカップ116とが小径筒状部22に固定される。ガイド部材115は後述する可動子を構成するプランジャロッド114Aの先端に設けられた弁体114Bの外周をガイドする。オリフィスカップ116にはガイド部材115に面する側に円錐状の弁座39が形成されている。この弁座39にはプランジャロッド114Aの先端に設けた弁体114Bが当接し、燃料の流れを燃料噴射口に導いたり遮断したりする。ノズルホルダ101の外周には溝が形成されており、この溝に樹脂材製のチップシール131に代表されるシール部材が嵌め込まれている。
プランジャロッド114Aの弁体114Bが設けられている端部とは反対の端部にはプランジャロッド114Aの直径より大きい外径を有する段付き部129を有する頭部114Cが設けられている。段付き部129の上端面にはプランジャロッド114Aを閉弁方向に付勢するスプリング110の着座面が設けられており、中心にはチップシール131が形成されている。
可動子114はプランジャロッド114Aが貫通する貫通孔128を中央に備えたアンカー102を有する。アンカー102とロッドガイド113との間にアンカー102を開弁方向に付勢するゼロスプリング112が保持されている。
頭部114Cの段付き部129の直径より貫通孔128の直径の方が小さいので、プランジャロッド114Aをオリフィスカップ116の弁座に向かって押付けるスプリング110の付勢力もしくは重力の作用下においては、ゼロスプリング112によって保持されたアンカー102の上側面とプランジャロッド114Aの段付き部129の下端面が当接し、両者は係合している。これによりゼロスプリング112の付勢力もしくは重力に逆らう上方へのアンカー102の動きあるいは、ゼロスプリング112の付勢力もしくは重力に沿った下方へのプランジャロッド114Aの動きに対して両者は協働して動くことになる。しかし、ゼロスプリング112の付勢力もしくは重力に関係なくプランジャロッド114Aを上方へ動かす力、あるいはアンカー102を下方へ動かす力が独立して両者に作用したとき、両者は別々の方向に動くことができる。
ノズルホルダ101の大径筒状部23の内周部には固定コア107が圧入され、圧入接触位置で溶接接合されている。この溶接接合によりノズルホルダ101の大径筒状部23の内部と外気との間に形成される隙間が密閉される。固定コア107は中心にプランジャロッド114Aの段付き部129の直径よりわずかに大きい直径Dの貫通孔107Dが燃料導入通路として設けられている。
固定コア107の下端面(衝突端面)や、アンカー102の上端面及び衝突端面にはメッキを施して耐久性を向上させることがある。アンカーに比較的軟らかい軟磁性ステンレス鋼を用いた場合においても、硬質クロムメッキや無電解ニッケルメッキを用いることで、耐久信頼性を確保することができる。
貫通孔の下端部内周にはプランジャロッド114Aの段付き部129が非接触状態で挿通されており、固定コア107の貫通孔107Dとプランジャロッド114Aの段付き部129の外周との間には図2に示す隙間S1が与えられている。これは固定コア107からプランジャロッド114Aへの磁束漏洩防止と貫通孔107Dを通過してきた燃料をスムースに通過させるためである。
プランジャロッド114Aの頭部114Cに設けられた段付き部129の上端面に形成されたスプリング受け面には初期荷重設定用のスプリング110の下端が当接しており、スプリング110の他端が固定コア107の貫通孔107Dの内部に圧入される調整子54で受け止められることで、スプリング110が頭部114Cと調整子54の間に保持されている。調整子54の固定位置を調整することでスプリング110がプランジャロッド114Aを弁座39に押付ける初期荷重を調整することができる。
可動子114のストローク調整は、アンカー102をノズルホルダ101の大径筒状部23内にセットし、ノズルホルダ101の大径筒状部23外周に電磁コイル(104,105),ハウジング103を装着した後、プランジャロッド114Aをアンカー102に挿通した状態で、治具によりプランジャロッド114Aを閉弁位置に押下し、コイル105へ通電したときのプランジャロッド114のストロークを検出しながら、オリフィスカップ116の圧入位置を決定することで可動子114のストロークを任意の位置に調整できる。
初期荷重設定スプリング110の初期荷重が調整された状態で、固定コア107の下端面が可動子114のアンカー102の上端面に対して約40乃至100ミクロン程度の磁気吸引ギャップ136を隔てて対面するように構成されている。なお図中では寸法の比率を無視して拡大して表示している。
ノズルホルダ101の大径筒状部23の外周にはカップ状のハウジング103が固定されている。ハウジング103の底部には中央に貫通孔が設けられており、貫通孔にはノズルホルダ101の大径筒状部23が挿通されている。ハウジング103の外周壁の部分はノズルホルダ101の大径筒状部23の外周面に対面する外周ヨーク部を形成している。ハウジング103によって形成される筒状空間内には環状を成すように巻回された電磁コイル105が配置されている。コイル105は半径方向外側に向かって開口する断面がU字状の溝を持つ環状のコイルボビン104と、この溝の中に巻きつけられた銅線で形成される。コイル105の巻き始め,巻き終わり端部には剛性のある導体109が固定されており、固定コア107に設けた貫通孔より引き出されている。この導体109と固定コア107,ノズルホルダ101の大径筒部23の外周はハウジング103の上端開口部内周から絶縁樹脂を注入して、モールド成形され、樹脂成形体121で覆われる。かくして、電磁コイル(104,105)の周りにトロイダル状の磁気通路が形成される。
導体109の先端部に形成されたコネクタ43Aには高電圧電源、バッテリ電源より電力を供給するプラグが接続され、図示しないコントローラによって通電,非通電が制御される。コイル105に通電中は、磁気回路140を通る磁束によって磁気吸引ギャップ136において可動子114のアンカー102と固定コア107との間に磁気吸引力が発生し、アンカー102がスプリング110の設定荷重を超える力で吸引されることで上方へ動く。このときアンカー102はプランジャロッドの頭部114Cと係合して、プランジャロッド114Aと一緒に上方へ移動し、アンカー102の上端面が固定コア107の下端面に衝突するまで移動する。その結果、プランジャロッド114Aの先端の弁体114Bが弁座39より離間し、燃料が燃料通路118を通り、オリフィスカップ116先端にある噴射口から内燃機関の燃焼室内に噴出する。
電磁コイル105への通電が断たれると、磁気回路140の磁束が消滅し、磁気吸引ギャップ136における磁気吸引力も消滅する。この状態では、プランジャロッド114Aの頭部114Cを反対方向に押す初期荷重設定用のスプリング110のばね力がゼロスプリング112の力に打ち勝って可動子114全体(アンカー102,プランジャロッド114A)に作用する。その結果、アンカー102はスプリング110のばね力によって、弁体114Bが弁座39に接触する閉位置に押し戻される。このとき、頭部114Cの段付き部129がアンカー102の上面に当接してアンカー102を、ゼロスプリング112の力に打ち勝ってロッドガイド113側へ移動させる。弁体114Bが弁座に衝突すると、アンカー102はプランジャロッド114Aと別体であるため、慣性力にロッドガイド113方向への移動を継続する。このときプランジャロッド114Aの外周とアンカー102の内周との間に流体による摩擦が発生し、弁座39から再度開弁方向に跳ね返るプランジャロッド114Aのエネルギが吸収される。慣性質量の大きなアンカー102がプランジャロッド114Aから切り離されているので、跳ね返りエネルギ自体も小さくなる。また、プランジャロッド114Aの跳ね返りエネルギを吸収したアンカー102は自らの慣性力がその分だけ減少し、ゼロスプリング112を圧縮した後に受ける反発力も小さくなるため、アンカー102自体の跳ね返り現象によってプランジャロッド114Aが開弁方向に再び動かされる現象は発生し難くなる。かくして、プランジャロッド114Aの跳ね返りは最小限に抑えられ、電磁コイル(104,105)への通電が断たれた後に弁が開いて、燃料が不作為に噴射される、いわゆる二次噴射現象が抑制される。
図2に可動子を構成するアンカー102周りの拡大図を示す。ノズルホルダ101の大径筒状部23の内周下端部には可動子114のプランジャロッド114Aをガイドするロッドガイド113が大径筒状部23の絞り加工部25に圧入固定されている。このロッドガイド113が本発明に係るガイド部品を構成している。
ロッドガイド113は中央にプランジャロッド114Aをその軸方向(弁軸方向)に案内(ガイド)するガイド孔127が設けられており、その周囲に複数個の燃料通路126が穿孔されている。細長い形状のプランジャロッド114Aはロッドガイド113のガイド孔127と図1に示すガイド部材115のガイド孔によってまっすぐに往復動するようガイドされる。すなわち、プランジャロッド114Aは、その外径部114Aaがロッドガイド113の内径部(ガイド孔127)によってガイドされている。なお、開閉弁方向、開弁方向または閉弁方向は上記の弁軸方向に沿う方向である。
一方、アンカー102は、ノズルホルダ101の大径筒状部23の内周面とアンカー102の外周面との間や、アンカー102の貫通孔128の内周面とプランジャロッド114Aの外周面との間で摺動したり、ガイドされたりしないようにしている。アンカー102は、ロッドガイド113の凸部200の外周面(外径部)200aと、アンカー102のスカート部201の内周面(内径部)201aとによって中心位置が保持されるように、ガイドされている。またアンカー102の下端面はロッドガイド113の上端面に対面しているが、ゼロスプリング112が介在していることで両者が接触することはない。
ガイド孔127はガイド部品(ロッドガイド113)に設けられる第1の案内部を構成し、ロッドガイド113の外周面(外径部)200aはガイド部品(ロッドガイド113)に設けられる第2の案内部を構成している。そして、第2の案内部を構成するロッドガイド113の外径部200aは、第1の案内部を構成するガイド孔127に対して、径方向において外側(径が大きくなる側)に設けられている。
上記のガイド構成により、ガイド部品(ロッドガイド113)の第1の案内部127はプランジャロッド114Aの外径部114Aaと接触しており、プランジャロッド114Aの外径部114Aaは第1の案内部127と摺動する。また、ガイド部品の第2の案内部200aはアンカーの内径部201aと接触しており、アンカーの内径部201aは第2の案内部200aと摺動する。
図3は図2に示すアンカー102の左半分のみをさらに拡大した図である。アンカー102の外周面とノズルホルダ101の大径筒状部23の内周面との間にはサイドギャップ130が設けられている。このサイドギャップ130のギャップ長さg130はロッドガイド113の凸部200の外周面200aとアンカー102のスカート部201の内周面201aとの間のクリアランス302よりも大きい。つまりアンカー102は固定コア107に発生する磁気吸引力や、ゼロスプリング112、図2に示す初期荷重設定スプリング110によって受ける力によって運動する場合でも、ノズルホルダ101の大径筒状部23の内径と接触することは無く、常にサイドギャップ130が存在する。
プランジャロッド114Aの外周面とアンカー102の内周面との間にはギャップ長さg300で示すクリアランス300が存在する。このクリアランス300はプランジャロッド114Aがロッドガイド113によってガイドされている部位のクリアランス301と、ロッドガイド113の凸部200の外周面200aとアンカー102のスカート部201の内周面201aとの間のクリアランス302の和よりも大きい。
つまりアンカー102は固定コア107に発生する磁気吸引力や、ゼロスプリング112、図2に示す初期荷重設定スプリング110によって受ける力によって運動する場合でも、プランジャロッド114Aの外周面と接触することは無く、常にクリアランス300が存在する。
上記ガイド形状とクリアランスの関係により、アンカー102に加わる横力は全てロッドガイド113に伝達し、プランジャロッド114Aには伝達しない燃料噴射弁の可動子の構造を実現していることになる。
以上より、本発明の形状を適用すると、アンカー102に加わる横力がプランジャロッド114Aの弁体114Bに伝達することを防止できるため、燃料噴射弁のシート部からの漏れ燃料を低減することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。また、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
22 ノズルホルダ小径筒状部
23 ノズルホルダ大径筒状部
39 弁座
43A コネクタ
54 調整子
101 ノズルホルダ
102 アンカー
103 ハウジング
104 コイルボビン
105 コイル
107 固定コア
107D 固定コア貫通孔(燃料通路)
107Φ 固定コア燃料通路内径仮想位置
109 導体
110 スプリング
112 ゼロスプリング
113 ロッドガイド
114 可動子
114A プランジャロッド
114B 弁体
114C プランジャロッド頭部
115 ガイド部材
116 オリフィスカップ
117Φ プランジャロッド頭部スプリング受け座外径位置
118、126、S1 燃料通路
121 樹脂成形体
122 アンカー上端面
127 ガイド孔
128、170、171、172、173 貫通孔
129 段付き部
130 サイドギャップ(燃料通路)
131 チップシール
132 固定コアテーパ
134 プランジャロッド頭部外周エッジ
140 磁気通路
150、151、152、153 ザグリ孔
160、161、162、163、164 アンカー衝突端面(接触面)
200 ロッドガイド凸部
201 アンカースカート部
300 プランジャロッド〜アンカークリアランス
301 プランジャロッド〜ロッドガイドクリアランス
302 アンカー〜ロッドガイドクリアランス
D 固定コア燃料通路直径

Claims (5)

  1. アンカーと先端に弁体が設けられたプランジャロッドとを含み、前記アンカーとプランジャロッドとが開閉弁方向に相対運動できるように構成された可動子と、前記可動子を覆うノズルとを備え、中心部に燃料を導く燃料導入口を有する固定コアと、前記アンカーの端面と前記固定コアの端面との間に設けられた磁気ギャップを含む磁気通路に磁束を供給する電磁コイルとを備え、前記磁気ギャップを通る磁束によって前記アンカーの端面と前記固定コアの端面との間に生起された磁気吸引力で前記アンカーを前記固定コア側に引き付けて前記可動子を駆動し、前記弁体を弁座から引き離して当該弁座に設けた燃料通路を開く燃料噴射弁において、
    前記プランジャロッドの外径部を案内する第1の案内部と、前記アンカーの内径部を案内する第2の案内部とを有するガイド部品を前記ノズルの内径部に備えたことを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射弁において、前記ガイド部品に第1の案内部を構成する内径部と第2の案内部を構成する外径部とを設けたことを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 請求項1に記載の燃料噴射弁において、第2の案内部は第1の案内部に対して、径が大きくなる側に設けられていることを特徴とする燃料噴射弁。
  4. 請求項3に記載の燃料噴射弁において、前記プランジャロッドは前記アンカーの中央部を開閉弁方向に貫通して形成された貫通孔に挿通しており、前記貫通孔の内周面と前記プランジャロッドの外周面との間のクリアランスを、前記第1の案内部における前記プランジャロッドと前記ガイド部品との間のクリアランスと、前記第2の案内部における前記アンカーと前記ガイド部品との間のクリアランスとの和よりも大きくしたことを特徴とする燃料噴射弁。
  5. 請求項4に記載の燃料噴射弁において、前記アンカーの外径と前記ノズルの内径との間のクリアランスを、前記第2の案内部における前記アンカーと前記ガイド部品との間のクリアランスよりも大きくしたことを特徴とする燃料噴射弁。
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