JP6103142B2 - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

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Description

本明細書に開示される技術は、車体後部に、左右のダンパ支持部と、閉断面形状をなすフレーム部材と、該ダンパ支持部からの荷重を上記フレーム部材に伝達させるように該フレーム部材に交差する方向に接続された連結部材とを設けた自動車の後部車体構造に関するものである。
一般に、車体後部に、左右のリヤピラー(フレーム部材)とリヤヘッダとリヤエンドパネルとで囲繞された荷室開口を有するハッチバック車のような自動車では、左右のダンパ支持部間に形成された荷室スペースを確保するため、左右のダンパ支持部を車幅方向に直線的に支持する梁部材を設けることができない関係上、荷室や荷室開口が、後輪を支持するサスペンションダンパからの入力荷重を受けて変形しやすいという問題点があった。
このような問題点を解決するため、従来、特許文献1に開示されたものがある。
即ち、リヤピラーに上下方向に延びる略三角形や矩形の閉断面が形成され、リヤピラーとダンパ支持部とを連結する補強レインフォースメント(連結部材)が、ダンパ支持部から車両後側上方へ延設され、上方へ入力されるダンパ荷重(突き上げ荷重)が効果的にリヤピラー閉断面に伝達されるように構成したものである。
補強レインフォースメントは車両後側上方に延びており、リヤピラーは一般的に前高後低状に傾斜している関係上、補強レインフォースメントがリヤピラー閉断面に交差する方向に接続され、補強レインフォースメントがリヤピラー閉断面の前面を押すようになり、リヤピラー閉断面が変形しやすく、剛性が低下する。
そこで、特許文献2に開示されているように、補強レインフォースメントが接続されるリヤピラー閉断面内、即ち、リヤピラーインナパネル(フレーム部材のインナパネル)とリヤピラーレインフォースメント(フレーム部材の車外側パネル)との間に、補強レインフォースメントを受ける補強部材(所謂当て板)を設け、リヤピラー閉断面の変形を防止したものがある。
特許第4900147号公報 特許第5099113号公報
この場合、リヤピラーの補強部材の近傍に応力が集中し、その部分が荷重入力初期に微小変形しやすくなる。このような変形の連鎖を防止するためには、補強部材を大きくするか、或いは、リヤピラーインナパネルをせん断荷重に耐え得るように厚肉化することが考えられるが、そうすると、材料の増加や重量の増大を招く難点がある。
本明細書に開示される技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、補強部材(所謂当て板)の追加やフレーム部材のインナパネルの厚肉化を不要とし、ダンパから入力される荷重に対する軽量高剛性化を図ることにある。
本明細書に開示される技術は、車体後部に、左右のダンパ支持部と、閉断面形状をなすフレーム部材と、該ダンパ支持部からの荷重を上記フレーム部材に伝達させるように該フレーム部材に交差する方向に接続された連結部材とを設けた自動車の後部車体構造であって、上記フレーム部材は、インナパネルと、該インナパネルに車外側から連結された車外側パネルとを備え、上記インナパネル及び上記車外側パネルは、該インナパネル側に凸をなす略L字状のコーナ部と、該コーナ部で形成されて上記フレーム部材に沿って延びる稜線部とを有し、上記インナパネルのコーナ部と上記車外側パネルのコーナ部とが上記連結部材に向かう方向に並んで配置されることで、両者の間に凹状閉断面が形成され、上記連結部材は、上記インナパネルのコーナ部と上記車外側パネルのコーナ部とに連結され、上記凹状閉断面の上部が、該凹状閉断面よりも断面係数の大きい断面形状部に連結されたことを特徴とするものである。
この構成によれば、凹状閉断面を形成するフレーム部材のインナパネルと車外側パネルとで、ダンパからの上向き荷重が受止められ、その荷重がL字状のコーナ部のそれぞれの稜線部を介して伝達、分散される。
このため、同等の前後幅及び左右幅を有する矩形の閉断面よりも断面係数については不利であるものの、開放断面に比べて閉断面の変形を抑えて荷重をフレーム部材へ分散することができ、補強部材(所謂当て板)の追加やフレーム部材のインナパネルの厚肉化を招くことなく、軽量高剛性化を図ることができる。
また、フレーム部材の連結部材との連結部の近傍では凹状閉断面になっており、特に、フレーム部材の車外側パネルにも連結部材が連結されると共に、凹状閉断面の上部は、凹状閉断面よりも断面係数が大きい断面形状部に連結されているので、フレーム部材への荷重の良好な伝達、分散を図ることができ、特に、ダンパからの荷重入力初期の微小変形を効果的に抑制することができる。
上記凹状閉断面はL字状閉断面であることが好ましい。
この構成によれば、より複雑なU字状閉断面等に比べて製造が容易である。
上記インナパネル及び上記車外側パネルの少なくとも一方に、上記稜線部に沿って延びるビードが形成されたことが好ましい。
この構成によれば、ビードによって稜線部が追加形成されるので、荷重伝達がさらに向上し、より一層軽量高剛性化を図ることができる。
上記車外側パネルの上記ビードにおける上記連結部材の対応部位に膨出部が形成されたことが好ましい。
この構成によれば、膨出部によってビードの剛性が向上することにより、ビードの折れ変形を抑えて、車体剛性の向上を図ることができる。
上記フレーム部材に交差する方向に延びる閉断面部が形成され、上記車外側パネルの稜線部は、上記凹状閉断面の形成部位において、上記連結部材との連結部位側に突出し、上記連結部材は、上記車外側パネルの稜線部に連結され、上記車外側パネルの稜線部と上記閉断面部の車外側面とを繋ぐコーナ稜線部が形成されるように上記インナパネルに沿ってコーナ閉断面が形成されたことが好ましい。
この構成によれば、コーナ閉断面は、フレーム部材のインナパネルに沿って形成されると共に、フレーム部材の車外側パネルの稜線部と、フレーム部材に交差する方向に延びる閉断面部の車外側面とを繋ぐコーナ稜線部を有するので、次のような効果がある。
即ち、ダンパ荷重をフレーム部材の車外側パネルの稜線部における連結部材との連結部位からコーナ稜線部を介して直接、フレーム部材に交差する方向に延びる閉断面部の車外側面に伝達して、荷重分散を図ることができる。この結果、フレーム部材の連結部材との連結部位の閉断面の変形を防止して、剛性の向上を図ることができる。
また、フレーム部材の車外側パネルの稜線部からコーナ稜線部を介して、フレーム部材に交差する方向に延びる閉断面部の車外側面に向かうダンパ荷重の伝達力がさらに向上し、剛性のさらなる向上を図ることができる。
上記左右のダンパ支持部の間に荷室が設けられ、上記フレーム部材は、左右のリヤピラーであり、上記車体後部に、上記左右のリヤピラーとリヤヘッダとリヤエンドパネルとで囲繞された荷室開口が設けられ、上記連結部材は、上記ダンパ支持部から車両後側に延びる補強レインフォースメントであり、上記インナパネルはリヤピラーインナパネルであり、上記車外側パネルはリヤピラーレインフォースメントであり、上記リヤピラーレインフォースメントの稜線部は、車内側に突出して上下方向に延び、上記閉断面部は、上記荷室開口の上辺に上記リヤヘッダとルーフパネル後部とで形成されて車幅方向に延びるリヤヘッダ閉断面であり、上記コーナ稜線部は、上記リヤピラーレインフォースメントの稜線部と上記リヤヘッダ閉断面の上面とを繋ぎ、上記コーナ閉断面は、上記コーナ稜線部が形成されるように上記リヤピラーインナパネルに沿って形成されたことが好ましい。
この構成によれば、コーナ閉断面は、リヤピラーインナパネルに沿って形成されると共に、リヤピラーレインフォースメントの稜線部とリヤヘッダ閉断面の上面とを繋ぐコーナ稜線部を有するので、次のような効果がある。
即ち、ダンパ荷重をリヤピラーレインフォースメントの稜線部における補強レインフォースメントとの連結部位からコーナ稜線部を介して直接、リヤヘッダ閉断面の上面に伝達して、荷重分散を図ることができる。この結果、リヤピラーの補強レインフォースメントとの連結部位の閉断面の変形、並びに、荷室開口のコーナの変形、つまり、荷室開口の平行四辺形的な変形を防止して、剛性の向上を図ることができる。
また、リヤピラーレインフォースメント稜線部からコーナ稜線部を介してリヤヘッダ閉断面の上面に向かうダンパ荷重の伝達力がさらに向上し、剛性のさらなる向上を図ることができる。
上記リヤピラーインナパネルと接合されて該リヤピラーインナパネルとの間で上記コーナ閉断面を形成するコーナレインフォースメントが設けられ、上記リヤヘッダと、上記ルーフパネルよりも厚肉に形成されてリフトゲートを支持するヒンジレインフォースメントとで形成される閉断面の後部に対し上記コーナレインフォースメントの上端部が挿入され、上記ヒンジレインフォースメントの下面と上記コーナ稜線部とが連結され且つ上記リヤヘッダとの間で閉断面が形成されるように上記コーナレインフォースメントの上端部が上側に凸をなすU字状に形成されたことが好ましい。
この構成によれば、厚肉のヒンジレインフォースメント下面とコーナ稜線部とが連結しており、さらに、コーナレインフォースメントの上側に凸をなすU字状の形状により、リヤヘッダとコーナレインフォースメントとの間で閉断面が形成されるので、荷室開口の上側のコーナの変形をより一層確実に防止することができ、剛性をさらに向上させることができる。
上記左右のダンパ支持部の間に荷室が設けられ、上記フレーム部材は、左右のリヤピラーであり、上記車体後部に、上記左右のリヤピラーとリヤヘッダとリヤエンドパネルとで囲繞された荷室開口が設けられ、上記連結部材は、上記ダンパ支持部から車両後側に延びる補強レインフォースメントであり、上記インナパネルはリヤピラーインナパネルであり、上記車外側パネルはリヤピラーレインフォースメントであり、上記コーナ部は、車幅方向内側前方に凸をなし、前面と車幅方向内側の側面とを有し、上記稜線部は、上記リヤピラーに沿って略上下方向に延び、上記リヤピラーインナパネルのコーナ部が上記リヤピラーレインフォースメントのコーナ部に対し車幅方向内側前方に並んで配置されることで、両者の間に上記凹状閉断面が形成されたことが好ましい。
この構成によれば、凹状閉断面を形成し前後方向に高剛性の車幅方向内側の側面と、車幅方向に高剛性の前面との2枚(リヤピラーインナパネルとリヤピラーレインフォースメント)で、ダンパからの上向き荷重が受止められ、その荷重がL字状のコーナ部のそれぞれの稜線部を介して上方に伝達、分散される。
このため、同等の前後幅及び左右幅を有する矩形の閉断面よりも断面係数については不利であるものの、開放断面に比べて閉断面の変形を抑えて荷重をリヤピラー上方へ分散することができ、補強部材(所謂当て板)の追加やリヤピラーインナパネルの厚肉化を招くことなく、軽量高剛性化を図ることができる。
また、リヤピラーの補強レインフォースメントとの連結部の近傍では凹状閉断面になっており、特に、リヤピラーレインフォースメントにも補強レインフォースメントが連結されると共に、凹状閉断面の上部は、凹状閉断面よりも断面係数が大きい断面形状部に連結されているので、リヤピラー上方への荷重の良好な伝達、分散を図ることができ、特に、ダンパからの荷重入力初期の微小変形を効果的に抑制することができる。
本明細書に開示される技術によれば、補強部材(所謂当て板)の追加やフレーム部材のインナパネルの厚肉化を不要とし、ダンパから入力される荷重に対する軽量高剛性化を図ることができる。
図1は例示的実施形態に係る自動車の後部車体構造を示す斜視図である。 図2はサイドアウタパネルを取外した状態の自動車の後部車体構造を示す斜視図である。 図3は後部車体構造を荷室内から見た状態を示す斜視図である。 図4は図1のIV−IV線矢視断面図である。 図5は図1のV−V線矢視断面図である。 図6は図3のVI−VI線に沿う要部拡大斜視図である。 図7は図6の要部拡大図である。 図8はリヤピラー部の要部を車両後方から見た状態を示す斜視図である。 図9は図2のIX−IX線矢視断面図である。 図10はコーナレインフォースメント及びその周辺部を示す斜視図である。 図11は図1のXI−XI線矢視断面図である。 図12は図1のXII−XII線矢視断面図である。
以下、例示的実施形態を図面に基づいて説明する。尚、図中、矢印Fは車両前方を、矢印Rは車両後方を、矢印INは車幅方向の内方を、矢印OUTは車幅方向の外方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1は自動車の後部車体構造を車両後方から見た状態を示す斜視図、図2は図1からサイドアウタパネルを取外した状態の要部を示す拡大斜視図、図3は後部車体構造を荷室内から見た状態を示す斜視図である。
図1に示すように、センタピラー1、ルーフサイドレール2、中間ピラー3、リヤピラー4(フレーム部材)、リヤフェンダ5及びサイドシル6を一体的に覆う車体外板としてのサイドアウタパネル7が設けられている。
センタピラー1とルーフサイドレール2と中間ピラー3とリヤフェンダ5とサイドシル6とで囲繞された後席ドア開口部8(所謂乗降口)が形成されると共に、中間ピラー3とルーフサイドレール2の後部とリヤピラー4の上部とリヤフェンダ5の上部とで囲繞されたクオータウインド用の開口部9が形成されている。
左右のルーフサイドレール2,2(図では車両右側のルーフサイドレールのみ示す)と車両前部の図示しないフロントヘッダと車両後部のリヤヘッダ10との間には、ルーフパネル11が設けられている。
リヤヘッダ10は、車体後部の上側において車幅方向に延びる部材である。一方、車体後部の下側において車幅方向に延びるリヤエンドパネル12が設けられている。
車体後部には、左右のリヤピラー4,4(図では車両右側のリヤピラーのみ示す)とリヤヘッダ10とリヤエンドパネル12とで囲繞された荷室開口13が設けられている。この荷室開口13は、図示しないリフトゲートで開閉されるように構成されている。
図4は図1のIV−IV線矢視断面図である。同図に示すように、リヤエンドパネル12は、リヤエンドアウタパネル14と、リヤエンドレインフォースメント15と、リヤエンドインナパネル16とを有している。リヤエンドパネル12の上部においてこれら三者14〜16が接合固定され、車幅方向に延びるリヤエンド閉断面17,18が形成され、下部車体剛性の向上が図られている。
図5は図1のV−V線矢視断面図である。同図に示すように、ルーフパネル11は、その後部から下方に段下げ形成された縦壁11aと、縦壁11aの下端から略水平に後方に延びる延設部11bと、延設部11bの後端に一体形成された凹部11cとを備えている。
リヤヘッダ10は、前側において上下方向に延びる縦壁10aと、縦壁10aの下端から後方に延びる延設部10bとを有していて、車両側面視で略L字形状に形成されている。ルーフパネル11の縦壁11a下部とリヤヘッダ10の縦壁10a上部とが接合固定されると共に、ルーフパネル11の凹部11c下面とリヤヘッダ10の延設部10b後部上面とが接合固定され、ルーフパネル11とリヤヘッダ10との間には、車幅方向(リヤピラー4に交差する方向)に延びるリヤヘッダ閉断面19(凹状閉断面よりも断面係数の大きい断面形状部、フレーム部材に交差する方向に延びる閉断面部)が形成され、上部車体剛性の向上が図られている。
図3に示すように、サイドインナアッパ20とサイドインナロア21とで荷室側壁が形成されている。サイドインナロア21の車幅方向内側には、ホイールハウスインナ22が接合固定され、サイドインナロア21の車幅方向外側には、図2に示すように、ホイールハウスアウタ23が接合固定され、これら両者22,23でホイールハウスが形成されている。
図3に示すように、ホイールハウスインナ22の下端部は、フロアパネルとしてのリヤフロア24に連結固定されている。ホイールハウスインナ22の車幅方向内側の縦面部とリヤフロア24との間には、図示しないリヤサスペンションダンパ(以下、単に「ダンパ」という)の配置部分に対応して、水平断面が略ハット状の上下方向レインフォースメント25が接合固定され、ホイールハウスインナ22の内倒れ防止を図るように構成されている。
ダンパの上端部の支持位置に対応して、サイドインナロア21とホイールハウスインナ22とを斜めに連結するダンパ支持ブラケット26(ダンパ支持部)が設けられている。このダンパ支持ブラケット26により、ダンパからの入力荷重をサイドインナロア21に伝達、分散すべく構成されている。
ダンパ支持ブラケット26,26(図では車両右側のダンパ支持ブラケットのみ示す)の間には荷室27が設けられている。
ダンパ支持ブラケット26と対応する車外側位置には、図2に示すように、ホイールハウスアウタ23とサイドインナアッパ20とを斜めに連結する水平断面が略ハット状のダンパ支持アウタレインフォースメント28が設けられている。このダンパ支持アウタレインフォースメント28により、ダンパからの入力荷重をサイドインナアッパ20に伝達、分散するように構成されている。
クオータウインド用の開口部9の前辺部には、中間ピラー3を構成する中間ピラーレインフォースメント29が設けられている。この中間ピラーレインフォースメント29の下部は、ダンパ支持アウタレインフォースメント28に連結固定され、中間ピラーレインフォースメント29の上部は、ルーフサイドレール2を構成するルーフサイドレインフォースメント30に連結固定されている。尚、図2において、31は、サイドシル6を構成するサイドシルレインフォースメントである。
図6は図3のVI−VI線に沿う要部拡大斜視図である。図3及び図6に示すように、リヤピラー4は、リヤピラーアウタパネル32と、リヤピラーインナパネル33(フレーム部材のインナパネル)と、リヤピラーアウタパネル32とリヤピラーインナパネル33との間に配置されてリヤピラーインナパネル33に車外側から連結されたリヤピラーレインフォースメント34(フレーム部材の車外側パネル)とを備えている。
図3に示すように、リヤピラーインナパネル33の下部とリヤエンドパネル12の車幅方向端部とは、下側コーナインナパネル35で連結固定されている。リヤピラーインナパネル33の上部とリヤヘッダ10の車幅方向端部とは、上側コーナインナパネル36で連結固定されている。
尚、図2及び図3に示すように、ルーフサイドレール2の後部と上側コーナインナパネル36とは、コーナ連結パネル37で連結固定されている。
図7は図6の要部拡大図、図8はリヤピラー部の要部を車両後方から見た状態を示す斜視図である。
図6〜図8に示すように、リヤピラーインナパネル33及びリヤピラーレインフォースメント34は、車幅方向内側前方(リヤピラーインナパネル33側)に凸をなし、前面33a,34a(図7参照)と車幅方向内側の側面33b,34b(図7参照)とを有する実質的にL字状のコーナ部C1,C2と、コーナ部C1,C2で形成されてリヤピラー4に沿って略上下方向に延びる稜線部(車内側稜線部)X1,X2(図3も参照)とを有している。
リヤピラーインナパネル33のコーナ部C1がリヤピラーレインフォースメント34のコーナ部C2に対し車幅方向内側前方に並んで配置される(リヤピラーインナパネル33のコーナ部C1とリヤピラーレインフォースメント34のコーナ部C2とが補強レインフォースメント50に向かう方向に並んで配置される)ことで、両者の間に実質的にL字状の凹状閉断面としてのL字状閉断面40が形成されている。
図7及び図8に示すように、リヤピラーレインフォースメント34には、その側面34bでは車幅方向内方に窪み、その前面34aでは車両前方に窪むインナパネル接合用の凹部S1〜S6が千鳥状に凹設形成されている。
各凹部S1〜S6の位置においてリヤピラーレインフォースメント34とリヤピラーインナパネル33とがスポット溶接手段で接合固定されている。つまり、各凹部S1〜S6の位置においてリヤピラーレインフォースメント34がリヤピラーインナパネル33と直接、部分的に連結されている。
図7に示すように、リヤピラーインナパネル33には、L字状のコーナ部C1の稜線部X1に沿って上下方向に延びるビード33cが形成されると共に、図8に示すように、リヤピラーレインフォースメント34にも、L字状のコーナ部C2の稜線部X2に沿って上下方向に延びるビード34cが形成されている。
稜線部X1,X2に沿って上下方向に延びるビード33c,34cを形成することで、これら各ビード33c,34cの両側及び断面の頂部には稜線が形成されることになり、上下方向への荷重伝達性能の向上を図ることができる。
図8に示すように、各凹部S1〜S6を千鳥状に配設し、これら各凹部S1〜S6でリヤピラーレインフォースメント34とリヤピラーインナパネル33とを溶接固定することにより、ビード33c,34cの形状確保を図るように構成されている。
図6〜図8に示すように、リヤピラーレインフォースメント34のビード34c下部において、後述する補強レインフォースメント50(連結部材)と対応する部分には、前後方向に広がる膨出部34dが一体形成されている。この膨出部34dによりコーナ部C2の稜線部X2及びビード34cの前後方向剛性を向上させ、稜線部X2及びビード34cの前後方向の折れ変形を抑えて、車体剛性の向上を図るように構成されている。
尚、ビード34cを形成しない場合でも、膨出部34dを設けることで、稜線部X2の前後方向の折れ変形を抑えて、車体剛性の向上を図ることができる。
図7に示すように、膨出部34dは、リヤピラー前面接合部としての凹部S6とリヤピラー側面接合部としての凹部S5とが連結されるように両凹部S5,S6の間に張りの如く架設されており、リヤピラー4における補強レインフォースメント50との連結部の連結剛性を確保するように構成されている。
図3及び図6に示すように、リヤピラーインナパネル33及びリヤピラーレインフォースメント34のL字状のコーナ部C1,C2には、ダンパ支持ブラケット26の後部から車両後側上方に延びる補強レインフォースメント50(所謂前後方向レインフォースメント)が連結されている。図6及び図7に示すように、前後方向に高剛性の車幅方向内側の側面33b,34bと、車幅方向に高剛性の前面33a,34aとの2枚が、ダンパからの上向き荷重を受け止め、その荷重をL字状のコーナ部C1,C2のそれぞれの稜線部X1,X2を介して上方に伝達、分散するように構成されている。
図6に示すように、補強レインフォースメント50は、アウタ部材51とインナ部材52とガセット部材53とを一体的に接合して構成したものである。アウタ部材51は、サイドインナロア21に接合固定される側辺部51aと、リヤピラーインナパネル33の前面に接合固定される後辺部51bとを有している。
インナ部材52は、車両正面視で略L字状に形成された本体52aの前部をダンパ支持ブラケット26の後部に連結固定し、本体52aの後端から上方に向けて上辺部52bを一体に立設形成したものである。図7に示すように、上辺部52bは、リヤピラーインナパネル33の前面33aとリヤピラーレインフォースメント34の凹部S6とに3枚溶接固定されている。
図6に示すように、ガセット部材53は、インナ部材52の本体52aにおける車幅方向内側の側面とリヤピラーインナパネル33の側面33bとに接合固定された車幅方向内側の側辺部53aと、側辺部53aの車幅方向外側に一体形成されたL字状の上辺部53bとを有している。図7に示すように、側辺部53aは、リヤピラーインナパネル33の側面33bとリヤピラーレインフォースメント34の凹部S5とに3枚溶接固定されている。
つまり、補強レインフォースメント50は、アウタ部材51の後辺部51bとインナ部材52の上辺部52bとガセット部材53の上辺部53bとでリヤピラー4の前面に接合される上面50Aを形成し、ガセット部材53の側辺部53aでリヤピラー4の側面と接合される車幅方向内側の側面50Bを形成する。これら上面50A及び側面50Bにより平面視で略L字状断面が形成され、この略L字状断面とリヤピラーインナパネル33との間にはL字状閉断面54が形成されている。このL字状閉断面54とL字状閉断面40とでL字状の二重閉断面構造が形成されている。
図3に示すように、ガセット部材53の側辺部53a下部とリヤエンドパネル12の車幅方向端部に連結された下側コーナインナパネル35とが、前後方向断面がL字状の下側コーナレインフォースメント55で連結され、補強レインフォースメント50後部とリヤピラー4との接合部位が、応力の集中しやすくなる4枚接合を回避すると共に、下側コーナレインフォースメント55により、後部車体剛性の向上を図るように構成されている。
L字状閉断面40(図6及び図7参照)の上部は、L字状閉断面40よりも断面係数が大きいリヤヘッダ閉断面19(図5参照)に連結されている。このリヤヘッダ閉断面19は、荷室開口13の上辺に位置しており、図5に示すように、リヤヘッダ10とルーフパネル11後部とで車幅方向に延びるように形成されている。
図2、図3及び図8に示すように、リヤピラー4は、荷室開口13の左右側辺(但し、図では右側辺のみ示す)を形成していて、車内側(補強レインフォースメント50との連結部位側)に突出して上下方向に延びる稜線部X1,X2を有している。リヤピラー4の稜線部X1,X2には、補強レインフォースメント50が連結されている(図3、図6及び図7参照)。
図2に示すように、稜線部X2とリヤヘッダ閉断面19(図5参照)の上面(車外側面)とを繋ぐコーナ稜線部X3を形成すると共にリヤピラーインナパネル33と接合されてリヤピラーインナパネル33との間で後述するコーナ閉断面61(図10参照)を形成するコーナレインフォースメント60が設けられている。
コーナ稜線部X3が形成されることで、ダンパ荷重がリヤピラー4の稜線部X2における補強レインフォースメント50との連結部位から稜線部X2及びコーナ稜線部X3を介して直接、リヤヘッダ閉断面19の上面に伝達され、リヤピラー4における補強レインフォースメント50との連結部位のL字状閉断面40,54の変形、並びに、荷室開口13の平行四辺形的な変形を防止して、剛性向上を図るように構成されている。
図9は図2のIX−IX線矢視断面図、図10はコーナレインフォースメント及びその周辺部を示す斜視図、図11は図1のXI−XI線矢視断面図、図12は図1のXII−XII線矢視断面図である。
図6及び図7に示すように、リヤピラー4の補強レインフォースメント50との連結部位は、リヤピラーインナパネル33とリヤピラーレインフォースメント34とでL字状閉断面40が形成されている。図8及び図10に示すように、コーナレインフォースメント60の下部60aが、リヤピラーレインフォースメント34の上部と連結されることで、L字状閉断面40と連続するコーナ閉断面61が形成されている(図11及び図12参照)。
図10に示すように、コーナレインフォースメント60のコーナ稜線部X3は、リヤピラーレインフォースメント34の稜線部X2と上下方向に連続するように形成されている。これにより、リヤピラーレインフォースメント34の稜線部X2からリヤヘッダ閉断面19上方へ向かうダンパ荷重の伝達力向上を図って、さらなる剛性確保を達成するように構成されている。
コーナレインフォースメント60とリヤピラーインナパネル33及びリヤピラーインナパネル33の上部をなす上側コーナインナパネル36とで形成されるコーナ閉断面61は、その下部閉断面61a、中間部閉断面61b及び上部閉断面61cが図10においてそれぞれ点線で示されるように、下部から上部にかけて順次大きく形成されており、コーナ閉断面61がルーフサイドレール2と連結されるコーナ部付近で最大断面になる膨出形状(略レモン状)とされている。コーナ稜線部X3も、その膨出形状に沿って緩やかに湾曲して、リヤピラー4の稜線部X2とリヤヘッダ閉断面19の上部とを連結している。
これにより、荷室開口13の上側コーナ部の断面係数、具体的には、コーナレインフォースメント60による断面係数がL字状閉断面40、特に、補強レインフォースメント50の対応部位よりも高まって、そのコーナ部の曲げ剛性が高まり、ルーフサイドレール2との連結剛性も高まることで、応力分散を図って、コーナ部剛性を確保し、コーナ稜線部X3の曲率(曲げモーメント)が抑えられることで、ダンパ荷重の伝達を円滑化し、ダンパ支持剛性のさらなる向上を図るように構成されている。
図9及び図10に示すように、上側コーナインナパネル36の下部36aは、クオータウインド用の開口部9の3つのコーナ部のうち車両後側下部のコーナ部に対応する位置に存在し、その上部36bは、リヤヘッダ閉断面19の車幅方向外側端部に位置している。
コーナレインフォースメント60の下部60aは、リヤピラーレインフォースメント34の上端部と接合可能な位置に存在し、図9に示すように、その上端部60bは、リヤヘッダ閉断面19の車幅方向外側端部に位置している。
リヤヘッダ10の車幅方向外側端部には、リフトゲート用の図示しないヒンジブラケットを取付けるヒンジレインフォースメント70が設けられている。
このヒンジレインフォースメント70は、ルーフパネル11とリヤヘッダ10との間に設けられるものである。ヒンジレインフォースメント70は、前後方向に延びる前辺部70aと、前辺部70aの後端から下方に延びる縦壁部70bと、縦壁部70bの下端から後方に延びる延出部70cと、延出部70cの後端から下方に延びる縦壁部70dと、縦壁部70dの下端から後方に延びる後辺部70eとを一体形成したものである。ヒンジレインフォースメント70は、ルーフパネル11よりも厚肉に形成されている。
リヤヘッダ10とヒンジレインフォースメント70とで形成されるリヤヘッダ閉断面19の後部に対しコーナレインフォースメント60の上端部60bが挿入されている。ヒンジレインフォースメント70の延出部70c下面とコーナレインフォースメント60のコーナ稜線部X3とが連結され且つリヤヘッダ10及び上側コーナインナパネル36の上部36bとの間で閉断面71が形成されるようにコーナレインフォースメント60の上端部60bが上側に凸をなすU字状(コ字状)に形成されている。
閉断面19,71構造により、荷室開口13の上側コーナ部の変形防止を図って、剛性をさらに高めるように構成されている。
ルーフパネル11の延設部11bと、ヒンジレインフォースメント70の延出部70cと、コーナレインフォースメント60における延設部11b及び延出部70cの対応部とは、3枚溶接固定される。そのため、上側コーナインナパネル36の上部36bには、溶接作業用の開口36cが形成されている。
同様に、ルーフパネル11の凹部11cと、ヒンジレインフォースメント70の後辺部70eと、コーナレインフォースメント60における凹部11c及び後辺部70eの対応部とは、3枚溶接固定される。そのため、上側コーナインナパネル36の上部36bには、溶接作業用の開口36dが形成されている。
図2及び図10に示すように、コーナレインフォースメント60のコーナ稜線部X3は、その上部においてリヤ側稜線部X3aとフロント側稜線部X3bとに分岐形成されている。これら各稜線部X3a,X3bは、上下方向から車幅方向内側へ変位するように湾曲状に形成されている。
図2に示すように、リヤヘッダ10には、リヤ側稜線部X3aに連続して車幅方向に延びる稜線部X4が形成されている。これにより、ダンパ荷重は、補強レインフォースメント50からリヤピラー4の稜線部X2に伝達された後に、コーナレインフォースメント60のコーナ稜線部X3を介してリヤヘッダ10の稜線部X4に伝達されて、荷重分散を図るように構成されている。
図11及び図12に示すように、上側コーナインナパネル36は、その上部の車幅方向外側縁と、リヤヘッダ10の前部とが連結されるように、フランジ付き縦壁部、つまり、クランク状断面部Yを有している。これにより、コーナ部の断面係数をさらに高めて、そのコーナ部の剛性向上を図るように構成されている。
尚、図11及び図12において、72は中間ピラーインナパネル、73は上側コーナアウタパネルである。
−効果−
以上のように、上記例示的実施形態に係る自動車の後部車体構造は、車体後部に、左右のダンパ支持ブラケット26と、閉断面形状をなすリヤピラー4と、ダンパ支持ブラケット26からの荷重をリヤピラー4に伝達させるようにダンパ支持ブラケット26から車両後側に延びてリヤピラー4に交差する方向に接続された補強レインフォースメント50とを設け、左右のダンパ支持ブラケット26の間に荷室27を設け、左右のリヤピラー4とリヤヘッダ10とリヤエンドパネル12とで囲繞された荷室開口13を設けたものである。リヤピラー4は、リヤピラーインナパネル33と、リヤピラーインナパネル33に車外側から連結されたリヤピラーレインフォースメント34とを備えている。リヤピラーインナパネル33及びリヤピラーレインフォースメント34は、車幅方向内側前方に凸をなし、前面33a,34aと車幅方向内側の側面33b,34bとを有する略L字状のコーナ部C1,C2と、コーナ部C1,C2で形成されてリヤピラー4に沿って略上下方向に延びる稜線部X1,X2とを有している。リヤピラーインナパネル33のコーナ部C1がリヤピラーレインフォースメント34のコーナ部C2に対し車幅方向内側前方に並んで配置されることで、両者の間にL字状閉断面40が形成されている。補強レインフォースメント50は、リヤピラーインナパネル33のコーナ部C1とリヤピラーレインフォースメント34のコーナ部C2とに連結されている。L字状閉断面40の上部は、L字状閉断面40よりも断面係数の大きいリヤヘッダ閉断面19に連結されている(図2、図3及び図6〜図8参照)。
この構成によれば、L字状閉断面40を形成し前後方向に高剛性の車幅方向内側の側面33b,34bと、車幅方向に高剛性の前面33a,34aとの2枚(リヤピラーインナパネル33とリヤピラーレインフォースメント34)で、ダンパからの上向き荷重が受止められ、その荷重がL字状のコーナ部C1,C2のそれぞれの稜線部X1,X2を介して上方に伝達、分散される。
このため、同等の前後幅及び左右幅を有する矩形の閉断面よりも断面係数については不利であるものの、開放断面に比べてL字状閉断面40の変形を抑えて荷重をリヤピラー4上方へ分散することができ、補強部材(所謂当て板)の追加やリヤピラーインナパネル33の厚肉化を招くことなく、軽量高剛性化を図ることができる。
また、リヤピラー4の補強レインフォースメント50との連結部の近傍ではL字状閉断面40になっており、特に、リヤピラーレインフォースメント34にも補強レインフォースメント50が連結されると共に、L字状閉断面40の上部は、L字状閉断面40よりも断面係数が大きいリヤヘッダ閉断面19に連結されているので、リヤピラー4上方への荷重の良好な伝達、分散を図ることができ、特に、ダンパからの荷重入力初期の微小変形を効果的に抑制することができる。
また、上記例示的実施形態では、上記凹状閉断面はL字状閉断面40である。
この構成によれば、より複雑なU字状閉断面等に比べて製造が容易であり、また、前面33a,34a及び側面33b,34bの幅を広く設定しやすく、車幅方向及び前後方向の剛性を容易に高めることができる。
また、上記例示的実施形態では、リヤピラーインナパネル33及びリヤピラーレインフォースメント34の両方に、稜線部X1,X2に沿って上下方向に延びるビード33c,34cが形成されている(図6及び図8参照)。
この構成によれば、ビード33c,34cによってリヤピラー4に沿って上下方向に延びる稜線部がさらに形成されるので、上下方向への荷重伝達がさらに向上し、より一層軽量高剛性化を図ることができる。
また、上記例示的実施形態では、ビード34cにおける補強レインフォースメント50の対応部位に前後方向に広がる膨出部34dが形成されている(図6及び図8参照)。
この構成によれば、膨出部34dによってビード34cの前後方向剛性が向上することにより、ビード34cの前後方向の折れ変形を抑えて、車体剛性の向上を図ることができる。
また、上記例示的実施形態では、荷室開口13の上辺にリヤヘッダ10とルーフパネル11後部とで車幅方向に延びるリヤヘッダ閉断面19が形成されている。リヤピラーレインフォースメント34の稜線部X2は、L字状閉断面40の形成部位において、車内側に突出して上下方向に延びている。補強レインフォースメント50は、リヤピラーレインフォースメント34の稜線部X2に連結されている。リヤピラーレインフォースメント34の稜線部X2とリヤヘッダ閉断面19の上面とを繋ぐコーナ稜線部X3が形成されるようにリヤピラーインナパネル33に沿ってコーナ閉断面61が形成されている(図2、図3、図7及び図8〜図12参照)。
この構成によれば、コーナ閉断面61は、リヤピラーインナパネル33に沿って形成されると共に、リヤピラー4の稜線部X2とリヤヘッダ閉断面19の上面とを繋ぐコーナ稜線部X3を有するので、次のような効果がある。
即ち、ダンパ荷重をリヤピラー4の稜線部X2における補強レインフォースメント50との連結部位からコーナ稜線部X3を介して直接、リヤヘッダ閉断面19の上面に伝達して、荷重分散を図ることができる。この結果、リヤピラー4の補強レインフォースメント50との連結部位のL字状閉断面40の変形、並びに、荷室開口13のコーナの変形、つまり、荷室開口13の平行四辺形的な変形を防止して、剛性の向上を図ることができる。
また、稜線部X2からコーナ稜線部X3を介してリヤヘッダ閉断面19の上面に向かうダンパ荷重の伝達力がさらに向上し、剛性のさらなる向上を図ることができる。
また、上記例示的実施形態では、リヤピラーインナパネル33と接合されてリヤピラーインナパネル33との間でコーナ閉断面61を形成するコーナレインフォースメント60が設けられている。リヤヘッダ10と、ルーフパネル11よりも厚肉に形成されてリフトゲートを支持するヒンジレインフォースメント70とで形成されるリヤヘッダ閉断面19の後部に対しコーナレインフォースメント60の上端部60bが挿入されている。ヒンジレインフォースメント70の下面とコーナ稜線部X3とが連結され且つリヤヘッダ10との間で閉断面71が形成されるようにコーナレインフォースメント60の上端部60bが上側に凸をなすU字状に形成されている。
この構成によれば、厚肉のヒンジレインフォースメント70下面とコーナ稜線部X3とが連結しており、さらに、コーナレインフォースメント60の上側に凸をなすU字状の形状により、リヤヘッダ10とコーナレインフォースメント60との間で閉断面71が形成されるので、荷室開口13の上側のコーナの変形をより一層確実に防止することができ、剛性をさらに向上させることができる。
(その他の実施形態)
本明細書に開示される技術は、上記例示的実施形態の構成に限定されるものではない。
例えば、上記例示的実施形態では、L字状閉断面40の上部が連結された断面形状部をリヤヘッダ閉断面19としたが、L字状閉断面40よりも断面係数が大きいリヤヘッダ閉断面19以外の閉断面形状部としてもよい。
また、上記例示的実施形態では、リヤピラーインナパネル33とリヤピラーレインフォースメント34とで形成される凹状閉断面をL字状閉断面40としたが、U字状やC字状等の、L字状以外の形状の凹状閉断面としてもよい。
また、上記例示的実施形態では、リヤピラー4の補強レインフォースメント50との連結部位に内外2重構造の閉断面40,54を形成したが、1重構造の閉断面を形成してもよい。
また、上記接合は溶接に限定されるものではなく、摩擦撹拌接合や真空接合等であってもよく、また、リベットやボルトなどの連結部材又は接着剤等を用いたものであってもよい。
また、上記例示的実施形態では、リヤピラーインナパネル33及びリヤピラーレインフォースメント34の両方にビード33c,34cを形成したが、その一方にビードを形成してもよい。
また、上記例示的実施形態では、ビード34cに膨出部34dを形成したが、膨出部を形成しなくてもよい。
また、上記例示的実施形態では、フレーム部材をリヤピラー4としたが、中間ピラー3や、図示しない後席ドアの車両後側に配置されたクロスメンバ又はリヤサイドフレーム等としてもよい。
また、上記例示的実施形態では、車両右側の構成についてのみ説明したが、車両左側の構成は、同右側の構成と左右対称又は略対称に形成される。
以上説明したように、本明細書に開示される技術は、車体後部に、左右のダンパ支持部と、閉断面形状をなすフレーム部材と、該ダンパ支持部からの荷重を上記フレーム部材に伝達させるように該フレーム部材に交差する方向に接続された連結部材とを設けた自動車の後部車体構造について有用である。
(4) リヤピラー(フレーム部材)
(10) リヤヘッダ
(12) リヤエンドパネル
(13) 荷室開口
(19) リヤヘッダ閉断面(断面係数の大きい断面形状部、フレーム部材に交差する方向に延びる閉断面部)
(26) ダンパ支持ブラケット(ダンパ支持部)
(27) 荷室
(33) リヤピラーインナパネル(フレーム部材のインナパネル)
(34) リヤピラーレインフォースメント(フレーム部材の車外側パネル)
(33a)、(34a) 前面
(33b)、(34b) 側面
(33c)、(34c) ビード
(34d) 膨出部
(36) 上側コーナインナパネル(リヤピラーインナパネル)
(40) L字状閉断面(凹状閉断面)
(50) 補強レインフォースメント(連結部材)
(61)、(61a)、(61b)、(61c) コーナ閉断面
(70) ヒンジレインフォースメント
(71) 閉断面
(C1)、(C2) コーナ部
(X1)、(X2) 稜線部
(X3) コーナ稜線部

Claims (8)

  1. 車体後部に、左右のダンパ支持部と、閉断面形状をなすフレーム部材と、該ダンパ支持部からの荷重を上記フレーム部材に伝達させるように該フレーム部材に交差する方向に接続された連結部材とを設けた自動車の後部車体構造であって、
    上記フレーム部材は、インナパネルと、該インナパネルに車外側から連結された車外側パネルとを備え、
    上記インナパネル及び上記車外側パネルは、該インナパネル側に凸をなす略L字状のコーナ部と、該コーナ部で形成されて上記フレーム部材に沿って延びる稜線部とを有し、
    上記インナパネルのコーナ部と上記車外側パネルのコーナ部とが上記連結部材に向かう方向に並んで配置されることで、両者の間に凹状閉断面が形成され、
    上記連結部材は、上記インナパネルのコーナ部と上記車外側パネルのコーナ部とに連結され、
    上記凹状閉断面の上部が、該凹状閉断面よりも断面係数の大きい断面形状部に連結されたことを特徴とする自動車の後部車体構造。
  2. 請求項1記載の自動車の後部車体構造において、
    上記凹状閉断面はL字状閉断面であることを特徴とする自動車の後部車体構造。
  3. 請求項1又は2記載の自動車の後部車体構造において、
    上記インナパネル及び上記車外側パネルの少なくとも一方に、上記稜線部に沿って延びるビードが形成されたことを特徴とする自動車の後部車体構造。
  4. 請求項3記載の自動車の後部車体構造において、
    上記車外側パネルの上記ビードにおける上記連結部材の対応部位に膨出部が形成されたことを特徴とする自動車の後部車体構造。
  5. 請求項1記載の自動車の後部車体構造において、
    上記フレーム部材に交差する方向に延びる閉断面部が形成され、
    上記車外側パネルの稜線部は、上記凹状閉断面の形成部位において、上記連結部材との連結部位側に突出し、
    上記連結部材は、上記車外側パネルの稜線部に連結され、
    上記車外側パネルの稜線部と上記閉断面部の車外側面とを繋ぐコーナ稜線部が形成されるように上記インナパネルに沿ってコーナ閉断面が形成されたことを特徴とする自動車の後部車体構造。
  6. 請求項5記載の自動車の後部車体構造において、
    上記左右のダンパ支持部の間に荷室が設けられ、
    上記フレーム部材は、左右のリヤピラーであり、
    上記車体後部に、上記左右のリヤピラーとリヤヘッダとリヤエンドパネルとで囲繞された荷室開口が設けられ、
    上記連結部材は、上記ダンパ支持部から車両後側に延びる補強レインフォースメントであり、
    上記インナパネルはリヤピラーインナパネルであり、
    上記車外側パネルはリヤピラーレインフォースメントであり、
    上記リヤピラーレインフォースメントの稜線部は、車内側に突出して上下方向に延び、
    上記閉断面部は、上記荷室開口の上辺に上記リヤヘッダとルーフパネル後部とで形成されて車幅方向に延びるリヤヘッダ閉断面であり、
    上記コーナ稜線部は、上記リヤピラーレインフォースメントの稜線部と上記リヤヘッダ閉断面の上面とを繋ぎ、
    上記コーナ閉断面は、上記コーナ稜線部が形成されるように上記リヤピラーインナパネルに沿って形成されたことを特徴とする自動車の後部車体構造。
  7. 請求項6記載の自動車の後部車体構造において、
    上記リヤピラーインナパネルと接合されて該リヤピラーインナパネルとの間で上記コーナ閉断面を形成するコーナレインフォースメントが設けられ、
    上記リヤヘッダと、上記ルーフパネルよりも厚肉に形成されてリフトゲートを支持するヒンジレインフォースメントとで形成される閉断面の後部に対し上記コーナレインフォースメントの上端部が挿入され、
    上記ヒンジレインフォースメントの下面と上記コーナ稜線部とが連結され且つ上記リヤヘッダとの間で閉断面が形成されるように上記コーナレインフォースメントの上端部が上側に凸をなすU字状に形成されたことを特徴とする自動車の後部車体構造。
  8. 請求項1記載の自動車の後部車体構造において、
    上記左右のダンパ支持部の間に荷室が設けられ、
    上記フレーム部材は、左右のリヤピラーであり、
    上記車体後部に、上記左右のリヤピラーとリヤヘッダとリヤエンドパネルとで囲繞された荷室開口が設けられ、
    上記連結部材は、上記ダンパ支持部から車両後側に延びる補強レインフォースメントであり、
    上記インナパネルはリヤピラーインナパネルであり、
    上記車外側パネルはリヤピラーレインフォースメントであり、
    上記コーナ部は、車幅方向内側前方に凸をなし、前面と車幅方向内側の側面とを有し、
    上記稜線部は、上記リヤピラーに沿って略上下方向に延び、
    上記リヤピラーインナパネルのコーナ部が上記リヤピラーレインフォースメントのコーナ部に対し車幅方向内側前方に並んで配置されることで、両者の間に上記凹状閉断面が形成されたことを特徴とする自動車の後部車体構造。
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