JP7284132B2 - 車両用ボデー - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、車両用ボデーに関する。
車両用ボデーでは、ボデー剛性を確保し、サスペンションからの振動を吸収することが要求される。特許文献1には、リアホイールハウスを補強した車両用ボデーが開示されている。また、関連する技術が特許文献2および3に記載されている。
特開2019-196104号公報 特開2018-75894号公報 特開2016-88143号公報
ホイールハウス近傍の補強では、ボデー剛性を十分に確保できない場合がある。本明細書は、ボデー剛性を高めることが可能な構造を備えた車両用ボデーを提供する。
本明細書が開示する車両用ボデーは、リア開口部を備える。車両用ボデーは、リア開口部の上縁に沿って車幅方向に延びるリアヘッダを備える。車両用ボデーは、リアヘッダの一端からリア開口部の側縁に沿って延びるリアピラーを備える。車両用ボデーは、リアピラーの下方に位置するリアホイールハウスを備える。車両用ボデーは、リアホイールハウスに設けられており、リアサスペンションが取り付けられるリアサスペンションタワーを備える。リアピラーは、リアヘッダの一端から車両後方へ向かって延びる第1部分を有する。リアピラーは、第1部分の後端から屈曲して車両下方に向かって延びる第2部分を有する。車両用ボデーは、リアサスペンションタワーとリアヘッダとを互いに連結する第1の骨格を備える。車両用ボデーは、リアピラーの第1部分の中間位置とリアホイールハウスとを互いに連結する第2の骨格を備える。
本明細書が開示する車両用ボデーでは、リアサスペンションタワーとリアヘッダとを第1の骨格によって互いに連結することができる。また、リアピラーの車両後方へ向かって延びる第1部分の中間位置を、第2の骨格で支えることができる。これにより、強固な骨格構造が形成できるため、車両用ボデーの剛性を高めることが可能となる。リアサスペンションからの入力を効果的に受け止めることができるため、振動を抑制することが可能となる。
リアピラーの第1部分と第2の骨格との連結部において、第1部分と第2の骨格とが略垂直に交差していてもよい。これにより、第2の骨格がリアピラーの第1部分を支える際に、第2の骨格に発生する曲げモーメントを抑制することができる。強固な骨格構造を形成することが可能となる。
リアピラーは、その長手方向に沿って第1閉空間を形成する内側シート材と外側シート材とを有していてもよい。内側シート材と外側シート材とは、第1閉空間の幅方向の両側において互いに溶接されていてもよい。第2の骨格は、第1閉空間の幅方向の中間位置で、内側シート材に溶接されていてもよい。第1閉空間の幅方向の端部に第2の骨格が溶接されている場合に比して、幅方向の中間位置に第2の骨格が溶接されている場合の方が、リアピラーに与えられる回転モーメントを小さくすることができる。強固な骨格構造を形成することが可能となる。
車両用ボデーは、リアピラーとリアホイールハウスとの間を広がるリアサイドパネルをさらに備えていてもよい。第2の骨格は、リアサイドパネルに溶接されて第2閉空間を形成するシート材を有していてもよい。リアピラーと第2の骨格との連結部において、第2の骨格内に形成される第2閉空間は、リアピラーの内側シート材を介して、リアピラー内に形成される第1閉空間に対向していてもよい。第2閉空間によって第1閉空間を支持することが可能となる。点で支持する場合に比して、支持部の面積を大きくすることができるため、荷重を分散することができる。強固な骨格構造を形成することが可能となる。
車両用ボデーは、リアサイドドア開口部を備えていてもよい。車両用ボデーは、リアサイドドア開口部の後端縁よりも車両後方であって、第1の骨格よりも車両前方の位置に配置されている、ウインドウガラス開口部を備えていてもよい。このような位置関係を有することで、リアサスペンションタワーとリアヘッダとを連結するように第1の骨格を配置することが可能となる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
ボデー1の斜視図である。 図1の平面IIでカットした車体の断面図である。 連結部CNの部分拡大図である。 図3のIV-IV線における断面図である。 比較例のボデー100の斜視図である。 比較例の断面図である。
(ボデー1の構造)
図1に、車両のボデー1の斜視図を示す。図1の座標系の「Front」は、車両前方方向を示している。「Up」は、車両上方向を示している。「Left」は、車両の後方から前方をみたときの「左」を示している。以後の図でも、座標系の意味は同じである。
フロアパネル50の下方に、バッテリユニット40が配置されている。バッテリユニット40は、電力制御ユニット(不図示)を介してモータ(不図示)に接続されており、モータへ電力を供給する。
図2は、図1の平面IIでボデー1をカットした断面図である。図2はボデー1の右側側部における後部構造を示している。なお、本実施形態のボデー1は左右対称形状のため、以後、ボデー1の右側側部についてのみ説明する。図2に示すように、ボデー1は、リアホイールハウスインナ11、リアサスペンションタワー12、サイドシル13、リアエンドパネル14、リアサイドパネル15、リアピラー16、ウインドウガラス開口部17、リアヘッダ18、ルーフサイドレール19、第1の骨格21、第2の骨格22、バックドア開口部OP1を備える。
バックドア開口部OP1は、リアヘッダ18、左右のリアピラー16、およびリアエンドパネル14で囲われた開口である。バックドア開口部OP1は、不図示のバックドアにより開閉可能に覆われる。
リアヘッダ18は、バックドア開口部OP1の上縁に沿って車幅方向に延びている。リアヘッダ18は、ルーフサイドレール19を車幅方向に連結している部材である。
リアピラー16は、リアヘッダ18の車幅方向の端部から、バックドア開口部OP1の側縁に沿って延びる部材である。リアピラー16は、Dピラーとも呼ばれる。これは、図1に示すように、車両前方から順番にAピラー31、Bピラー32、Cピラー33、Dピラー(リアピラー16)、と4本のピラーが並んでいるためである。これらのピラーは、車両のルーフを支えるとともに、ボデー1全体の強度を確保する。
図2に示すように、リアピラー16は、第1部分A1と、第2部分A2とを備えている。第1部分A1は、リアヘッダ18の端部から車両後方へ向かって延びている部分である。第2部分A2は、第1部分A1の後端部A1Eから屈曲して車両下方に向かって延びる部分である。
リアピラー16の第2部分A2の下端部は、リアエンドパネル14に接続している。リアエンドパネル14は、左右のリアピラー16を車幅方向に連結する部材である。
リアピラー16の下方には、リアホイールハウスインナ11が配置されている。リアホイールハウスインナ11は、車両の後輪を覆う部材であり、リアサイドパネル15に対して車幅方向内側へ突出した略ドーム状に形成されている。リアホイールハウスインナ11には、リアサスペンションが取り付けられるリアサスペンションタワー12が配置されている。リアサスペンションタワー12は、不図示のリアサスペンションダンパの上端を支持する支持部である。具体的には、リアサスペンションタワー12が備える挿通孔に、リアサスペンションダンパの上端部が挿入されているとともに、締結固定されている。
リアピラー16とリアホイールハウスインナ11との間には、リアサイドパネル15が広がっている。リアサイドパネル15は、ボデー1の側面を構成するパネル部材である。リアサイドパネル15は、ルーフサイドインナパネルとも呼ばれる。リアサイドパネル15の下部とリアホイールハウスインナ11とによって、不図示の後輪を覆うリアホイールハウスが形成されている。リアサイドドア開口部OP2の下側には、サイドシル13が配置されている。リアサイドパネル15の車両前方の端部は、サイドシル13の車両後端に接続されている。
ウインドウガラス開口部17は、リアサイドパネル15に略三角形状に開口した開口部である。ウインドウガラス開口部17は、不図示のリアクオーターガラスが装着される部位である。ウインドウガラス開口部17は、リアサイドドア開口部OP2の後端縁REよりも車両後方であって、第1の骨格21よりも車両前方の位置に配置されている。このような位置関係により、リアサスペンションタワー12とリアヘッダ18とを連結するように、第1の骨格21を配置することが可能となる。
第1の骨格21および第2の骨格22は、断面が両ハット形状をしたシート材(例:鋼板)をリアサイドパネル15に溶接することで形成されている。第1の骨格21および第2の骨格22は、リアサイドパネル15とシート材とによって、車幅方向内側へ突出した閉断面を有している。第1の骨格21および第2の骨格22は、リインフォースメントとも呼ばれる。
第1の骨格21は、リアサスペンションタワー12とリアヘッダ18とを互いに連結する部材である。第1の骨格21は、各種の連結部を介して、リアサスペンションタワー12やリアヘッダ18に接続していてもよい。リアサスペンションタワー12の連結部の例としては、リアホイールハウスインナ11に溶接ビードにより形成された補強部や、補強のためにリアホイールハウスインナ11に溶接された鋼板が挙げられる。リアヘッダ18の連結部の例としては、リアヘッダ18の端部とリアピラー16とを接続するコーナ部材が挙げられる。
第2の骨格22は、リアピラー16の第1部分A1の連結部CNと、リアホイールハウスインナ11と、を互いに連結する部材である。連結部CNは、第1部分A1の車両前後方向における中間位置である。本実施例では、連結部CNは、リアヘッダ18と第1部分A1の後端部A1Eとの略中点の位置である。連結部CNにおいて、第1部分A1と第2の骨格22とは、略垂直に交差している。第2の骨格22は、各種の連結部を介して、リアピラー16やリアホイールハウスインナ11に接続していてもよい。
(第2の骨格22およびリアピラー16の連結構造)
図3に、リアピラー16の第1部分A1と第2の骨格22との連結部CNの拡大図を示す。図3では、立体感を出すために、上方から光を当てたときに影になる部分をグレーで示している。図4に、図3のIV-IV線における断面図を示す。図4に示すように、ボデー1の右側側部は、リアサイドパネル15、第2の骨格22、内側シート材16A、外側シート材16B、トルーフ23、サイメンアウタ24、リアホイールハウスインナ11、リアホイールハウスアウタ25、を備えている。
内側シート材16Aおよび外側シート材16Bは、リアピラー16を形成するための部材である。本実施例では、内側シート材16Aおよび外側シート材16Bは、断面が両ハット形状をした鋼板である。内側シート材16Aと外側シート材16Bとは、第1閉空間CS1の幅方向の両側に位置している領域R1およびR2において互いに溶接されている。具体的には、第1閉空間CS1の幅方向の両側には、内側シート材16Aおよび外側シート材16Bのフランジが突出している。そして、フランジ同士が溶接されている。これにより、図3の長手方向LDに沿って、第1閉空間CS1を備えたリアピラー16が形成されている。
第2の骨格22は、断面が両ハット形状をしたシート材(例:鋼板)をリアサイドパネル15に溶接することで形成されている。具体的には、第2の骨格22の幅方向の両側に配置されているフランジが、リアサイドパネル15の車両内側の表面に溶接されている。第2の骨格22とリアサイドパネル15によって、第2閉空間CS2が形成されている。
図4に示すように、第2の骨格22の上端部は、領域R3において内側シート材16Aに溶接されている。領域R3は、第1閉空間CS1の幅方向の中間位置である。具体的には、領域R3は、領域R1およびR2の間に位置している領域である。領域R3は、領域R1とR2の中点である必要はない。これにより、連結部CNにおいて、第2の骨格22内に形成される第2閉空間CS2は、リアピラー16の内側シート材16Aを介して、リアピラー16内に形成される第1閉空間CS1に対向している。具体的には、内側シート材16Aの上方側には第1閉空間CS1が配置されており、内側シート材16Aの下方側には第2閉空間CS2が配置されている。
第2の骨格22の下端部は、領域R4においてリアホイールハウスインナ11に溶接されている。外側シート材16Bの車両上方には、トルーフ23が配置されている。トルーフ23は、バックドア開口部OP1の周縁に設けられた溝であり、雨どいとして機能する。リアサイドパネル15および外側シート材16Bの車両外側には、サイメンアウタ24が配置されている。サイメンアウタ24は、車体外側壁部を構成する部材であり、サイドアウタパネルとも呼ばれる。リアサイドパネル15の下方には、リアホイールハウスアウタ25が配置されている。リアホイールハウスアウタ25は、車両の後輪を覆う部材であり、リアサイドパネル15に対して車幅方向外側へ突出した略ドーム状に形成されている。
(効果)
本明細書が開示するボデー1では、リアサスペンションタワー12とリアヘッダ18とを第1の骨格21によって互いに連結することができる。また、リアピラー16の第1部分A1の中間位置を、第2の骨格22で支えることができる。これにより、強固な骨格構造が形成できるため、ボデー1の剛性を高めることが可能となる。リアサスペンションからの入力を効果的に受け止めることができるため、振動を抑制することが可能となる。
図5に、比較例のボデー100の斜視図を示す。ボデー100は、SUVと呼ばれる車種の典型的なボデーを示している。ボデー100では、リアヘッダ118が、車両後端部の近傍に配置されている。これにより、フロア平面に対するリアピラー116の角度が大きい(すなわち、リアピラー116が立っている)デザインである。一方、本明細書が開示するボデー1(図1)は、ボデー100に比して、リアヘッダ18が車両前方側に配置されている。これにより、フロア平面に対するリアピラー16の角度が小さい(すなわち、リアピラー16が寝ている)デザインである。このようなデザインでは、比較例のリアピラー116に比して、リアピラー16の長さが長くなるため、ボデー剛性が低下するおそれがある。しかしボデー1は、前述した第1の骨格21および第2の骨格22を備えているため、リアピラー16が寝ているデザインにおいても、ボデー剛性を維持することが可能となる。
連結部CNにおいて、リアピラー16の第1部分A1と第2の骨格22とは、略垂直に交差している。これにより、第2の骨格22が第1部分A1を支える際に、第2の骨格22に発生する曲げモーメントを抑制することができる。ピラーは一般的に、曲げ応力よりも圧縮応力の方が耐性が高いため、強固な骨格構造を形成することが可能となる。
図6に、比較例を示す。図6は、図4と同一断面における断面図である。図6の比較例では、第2の骨格122の上端部が、リアピラー16の幅方向の端部である領域R1に溶接されている。すなわち、リアピラー16から突出しているフランジに、第2の骨格122の上端部が溶接されている。このような構造では、領域R1を支点として、矢印Y1の向きの回転モーメントが発生してしまう。一方、本明細書が開示するボデー1(図4)では、第2の骨格22の上端部は、リアピラー16の幅方向の中間位置である領域R3に溶接されている。これにより、比較例の構造に比して、回転中心の近傍を支持することができる。回転中心と作用線との距離を小さくできるため、回転モーメントを抑制することが可能となる。よって、強固な骨格構造を形成することが可能となる。
図6の比較例では、第1閉空間CS1を有するリアピラー16を、領域R1に配置されているフランジによって支持している。これは、点による支持である。一方、本明細書が開示するボデー1(図4)では、第1閉空間CS1を有するリアピラー16を、第2閉空間CS2によって支持している。これは、面による支持である。比較例のように点で支持する場合に比して、支持部の面積を大きくすることができるため、第2の骨格22にかかる荷重を分散することができる。よって、強固な骨格構造を形成することが可能となる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
(変形例)
リアピラー16の第1部分A1の形状は、直線に限られず、緩やかな曲線形状などであってもよい。リアヘッダ18と後端部A1Eの屈曲部とを接続する部分であって、屈曲部の曲率よりも小さな曲率を有する部分は、全て第1部分A1とすることができる。
連結部CNの位置は、リアヘッダ18と第1部分A1の後端部A1Eとの間の位置であれば、何れの位置であってもよい。
リアサスペンションタワー12によって支持されるサスペンション形式は、ストラット式、トーションビーム式、マルチリンク式など、何れの形式であってもよい。
バックドア開口部OP1は、リア開口部の一例である。
1:ボデー 11:リアホイールハウスインナ 12:リアサスペンションタワー 15:リアサイドパネル 16:リアピラー 16A:内側シート材 16B:外側シート材 17:ウインドウガラス開口部 18:リアヘッダ 21:第1の骨格 22:第2の骨格 A1:第1部分 A2:第2部分 CN:連結部 OP1:バックドア開口部

Claims (4)

  1. 車両用ボデーであって、
    リア開口部と、
    前記リア開口部の上縁に沿って車幅方向に延びるリアヘッダと、
    前記リアヘッダの一端から前記リア開口部の側縁に沿って延びるリアピラーと、
    前記リアピラーの下方に位置するリアホイールハウスと、
    前記リアホイールハウスに設けられており、リアサスペンションが取り付けられるリアサスペンションタワーと、
    を備え、
    前記リアピラーは、
    前記リアヘッダの前記一端から車両後方へ向かって延びる第1部分と、
    前記第1部分の後端から屈曲して車両下方に向かって延びる第2部分と、
    を有し、
    前記リアサスペンションタワーと前記リアヘッダとを互いに連結する第1の骨格と、
    前記リアピラーの前記第1部分の中間位置と前記リアホイールハウスとを互いに連結する第2の骨格と、
    を備え
    前記リアピラーは、その長手方向に沿って第1閉空間を形成する内側シート材と外側シート材とを有し、
    前記内側シート材と前記外側シート材とは、前記第1閉空間の幅方向の両側において互いに溶接されており、
    前記第2の骨格は、前記第1閉空間の幅方向の中間位置で、前記内側シート材に溶接されている、
    車両用ボデー。
  2. 前記リアピラーの前記第1部分と前記第2の骨格との連結部において、
    前記第1部分と前記第2の骨格とが略垂直に交差している、請求項1に記載の車両用ボデー。
  3. 前記リアピラーと前記リアホイールハウスとの間を広がるリアサイドパネルをさらに備え、
    前記第2の骨格は、前記リアサイドパネルに溶接されて第2閉空間を形成するシート材を有し、
    前記リアピラーと前記第2の骨格との連結部において、前記第2の骨格内に形成される第2閉空間は、前記リアピラーの前記内側シート材を介して、前記リアピラー内に形成される前記第1閉空間に対向する、請求項に記載の車両用ボデー。
  4. リアサイドドア開口部と、
    前記リアサイドドア開口部の後端縁よりも車両後方であって、前記第1の骨格よりも車両前方の位置に配置されている、ウインドウガラス開口部と、
    をさらに備える、請求項1~のいずれか1項に記載の車両用ボデー。
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