JP6086279B2 - 車体後部のピラー構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両室内側からの荷重に対してスライドドアの保持強度を向上させる車体後部のピラー構造に関する。
従来、車体側部に設置されるサイドドアとして、ドア本体を車体前後方向にスライド移動させてドア開口部を開閉するようにしたスライドドアは一般に良く知られており、例えば、所謂ワンボックスタイプの自動車などのサイドドアとして多用されている。
かかるスライドドアを備えた車両では、車体側部に車体前後方向へ延びる複数のガイドレールを配設するとともに、スライドドアのドア本体側に前記ガイドレール上を転動可能なローラを配設しておき、ドアを開閉する際には、前記ローラがガイドレール上を転動することにより、当該スライドドアがガイドレールに沿って車体前後方向にスライド移動するようになっている。
前記ガイドレールは、ドア開口部の後部側車体側部に、上下方向の中間位置に断面コ字形のガイドレールが車体前後方向へ延びるように設けられ、このガイドレールに転動可能な中間部ローラが水平軸に支持されてスライドドアの後部側裏面位置に設けられている。
また、ドア開口部の上下縁部には、下方側に開口した断面コ字形のガイドレールが車体前後方向へ延びるように、それぞれ設けられ、これら上下のガイドレールに沿って転動可能なローラが垂直軸に支持されてスライドドアのドア本体側前端部裏面位置の上下に設けられており、これら上下のローラがガイドレールに沿って転動してスライドドアをガイドする構成を採用している。
上記スライドドアにおいては、ドア開口部の開口端縁の縦面に、ドア開口側へ突出するストライカを縦方向に設け、この縦面と対面するドアのドア端面に、ストライカに対応して車室側へ屈曲する係合爪を備えたフック部材を設け、ドア閉鎖時に、フック部材の係合爪を車外側から対峙させ、車両の側面衝突などで、ドアが車室側へ押し込まれたときに、係合爪がストライカ内へ進入し、係合爪の内角部がストライカの先端縦片に係合してドア開口部内への移動を規制するようになっている(特許文献1)。
ところで、前記のようなスライドドアを備えた車両では、スライドドアは、前端部の上下と、後端部の中間部との三点で支持されていることから、スライドドアが閉じられた状態で、該スライドドアに車幅方向における外方に荷重が作用した場合、ドア本体を介してローラに車体外向きの力が加えられ、この外向きの力がスライドドアの後端部では、中間部ガイドレールの上下のガイド面部に作用する。そして、外向きの力がある程度以上大きい場合には、上下のガイド面部間が開かれることによる所謂ガイドレールの口開きが生じることになる。
このようなガイドレールの口開きが生じると、その口開きの程度に応じてローラが車幅方向における外方へ変位し、極端な場合には、ローラのガイドレールからの脱輪を招く恐れもある。そして、ローラの車幅方向における外方への変位が大きくなるに連れて、ドア閉状態における車体側面とドア本体との間隙が大きくなり、スライドドアを安定保持する上で好ましくないという問題がある。
そこで、中間部ガイドレールの前端部に、ガイドレールに設けられた対向するガイド面部間を連結し、ガイド面部間が開かれることによるガイドレールの口開きを防止する口開き防止ブラケットを備えた先行技術が知られている(特許文献2参照)。
また、ドア開口部に臨む車体側縦壁面に車体側面側からみてコ字状の平面となるようにストライカを配置し、スライドドア側縦壁面に、スライドドアを閉めた状態でストライカを挿通配置する挿通孔を設け、挿通孔の車両室内側にストライカと係合可能な切り欠き部を設け、室内側から室外側への荷重がスライドドアに加わったときに、ストライカが切り欠き部と係合するように構成した先行技術が知られている(特許文献3参照)。
特開2006−35881号公報 特開2010−83167号公報 特開2009−143294号公報
しかしながら、特許文献2の技術では、口開き防止ブラケットの製造に経費がかかり、かつスライドドアに加わる外向きの荷重が大きいと、ガイドレールを設けるサイドパネル自体の剛性が不十分となり、ガイロレール全体がスライドドアとともに、車体外側に変形する虞がある。また、特許文献3の技術でも、ストライカに加わる荷重が大きいとストライカの移動に伴って車体側面の剛性が不足し、車体側面の変形を招く虞がある。
本発明は、上記課題を解決し、スライドドアが閉じられた状態で該スライドドアに車幅方向における外方に荷重が作用した場合に、ピラーの変形を抑制することができる車体後部のピラー構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、車両側面に設けられた開口部を開閉するスライドドアを設け、この開口部の車体後部側ピラー部をインナパネルとアウタパネルの閉じ断面で構成し、前記車体後部側ピラー部に、前記スライドドアの閉じ位置で該スライドドアの後部を固定する固定機構を設けた車体後部のピラー構造において、前記車体後部側ピラー部の車体前方に向く面に前記固定機構を設け、該固定機構を取り付ける前記車体後部側ピラー部の内面に、車体外側リンフォース部材と車体内側リンフォース部材とで、水平断面で四角形閉じ断面を形成したピラー補強体を内装し、前記四角形閉じ断面の一面はサイドボディアウタパネルに沿い、前記サイドボディアウタパネルと共にストライカが固定され、前記車体内側リンフォース部材のフランジ部の一方を車体外側リンフォース部材のフランジ部と共に前記車体後部側ピラー部に取り付け、前記車体内側リンフォース部材のフランジ部の他方を車体外側リンフォース部材のパネル面に取り付け、前記ピラー補強体と前記インナパネル相互間に、前記ピラー補強体と車幅方向に間隙を有して室内側リンフォース部材を配設したことにある。
さらに、本発明は、前記車体外側リンフォース部材と車体内側リンフォース部材とで形成する前記四角形閉じ断面の車体後方外側の角部を水平断面で略直角に形成したことにある。
またさらに、前記スライドドアの窓部底辺に車体前後方向の補強メンバを配設し、この補強メンバ下端位置の高さに前記固定機構、前記車体外側リンフォース部材、車体内側リンフォース部材、および前記室内側リンフォース部材を車体前方視で重複させたことにある。
本発明によれば、固定機構を取り付ける前記車体後部側ピラー部の内面に、車体外側リンフォース部材と車体内側リンフォース部材とで、水平断面で四角形閉じ断面を形成したピラー補強体を内装し、前記四角形閉じ断面の一面はサイドボディアウタパネルに沿い、前記サイドボディアウタパネルと共にストライカが固定され、前記車体内側リンフォース部材のフランジ部の一方を車体外側リンフォース部材のフランジ部と共に前記車体後部側ピラー部に取り付け、前記車体内側リンフォース部材のフランジ部の他方を車体外側リンフォース部材のパネル面に取り付け、前記ピラー補強体と前記インナパネル相互間に、前記ピラー補強体と車幅方向に間隙を有して室内側リンフォース部材を配設したので、スライドドアが車体外側に押し出されると固定機構に荷重がかかり、四角形閉じ断面のピラー補強体が回動して室内側リンフォース部材に接触し、変形を抑制することができる。
本発明によれば、ピラー補強体を、それぞれ水平断面を略L字形に形成した車体内側リンフォース部材と車体外側リンフォース部材を組み合わせて形成したので、組立が簡単で、かつ角部の剛性を確保することができる。また、前記車体後部側ピラー部の前面壁部を前記アウタパネルで形成し、かつ該車体後部側ピラー部の前面壁部の内壁面に車体外側リンフォース部材の前面部を積層し、この車体外側リンフォース部材の後面部を車体後方に延設し、該車体外側リンフォース部材とともに前記四角形閉じ断面を形成する車体内側リンフォース部材を前記車体外側リンフォース部材の前端部および後端部に接合したので、固定機構取付部の剛性を確保することができる。
本発明によれば、四角形閉じ断面の車体後方外側の角部を水平断面で略直角に形成したので、四角形閉じ断面を保持した状態で、室内側リンフォース部材に荷重を伝達して分散することができる。
本発明によれば、スライドドアの変形は、窓枠下の補強メンバの下部側で起きるので、四角形閉じ断面のピラー補強体が室内側リンフォース部材に接触することにより固定機構の移動が制限され、スライドドアの折れも制限することができる。
本発明による車体後部のピラー構造を示す分解斜視図である。 本発明による車体後部のピラー構造を示す正面図である。 図2のサイドボディアウタパネルを外してピラー構造を示す正面図である。 図3のX−X線断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
車体後部のピラー部の構成を図1で示し、このピラー部の具体的な構造を図2ないし図4に示している。
図1ないし図4において、1は、サイドボディアウタパネル2を外して示すワンボックスカーの車体である。この車体1の左右両側側面1aにはサイドボディアウタパネル2とともにサイドボディ3を形成するサイドボディインナパネル4が組付けられている。前記左右両側のサイドボディ3には、前後に乗降口となる開口部3a,3bがそれぞれ形成され、前部側開口部3aを仕切るフロントピラー部A、クウォータピラー部B、このクウォータピラー部Bとともに後部側開口部3bを仕切るリヤピラー部Cが設けられている。
前記前部側開口部3aには、前記フロントピラー部Aにヒンジ機構(図示せず)を介して車体外側に回動可能に支持されたパネル式のフロントドア5が設けられ、後部側開口部3bには、車体1の前後方向に摺動して開口部3bを開閉するスライド式のスライドドア6が設けられている。開口部3bの上下位置およびサイドボディ3の側面には、前後方向に沿ってスライドレール31a、31b、31cが設けられている。一方、スライドドア6には、上記スライドレール31a、31b、31cに係合する上部ローラ61a、下部ローラ61b、中間部ローラ61cを軸支した上部アーム62a、下部アーム62b、中間部アーム62cが、スライドドア6の裏面前部の上下、および裏面後部の中間部にそれぞれ設けられている。
前記開口部3bの車体前部側ピラー部(クウォータピラー部)Bは、サイドボディアウタパネル2のピラー部2Bとサイドボディインナパネル4のピラー部4Bで構成されている。
前記開口部3bの車体後部側ピラー部(リヤピラー部)Cは、サイドボディアウタパネル2のピラー部2Cとサイドボディインナパネル4のピラー部4Cで構成されている。
図4に示すように前記開口部3bの車体後部側ピラー部Cの内部には、水平断面で四角形閉じ断面の閉曲面を形成したピラー補強体7が内装されている。ピラー補強体7は、水平断面を略L字形に形成した車体外側リンフォース部材8と水平断面を略L字形に形成した車体内側リンフォース部材9とで四角形閉じ断面を形成しており、ピラー補強体7とサイドボディインナパネル4との間に室内側リンフォース部材10を配設している。この室内側リンフォース部材10は、前記ピラー補強体7との間に、車幅方向に間隙αを有している。
サイドボディアウタパネル2のピラー部2Cの前面部は車体前方側に向く縦壁面20に形成されており、このピラー部2Cの前記縦壁面20には、裏面側にピラー補強体7の前面部7aが積層されている。
前記車体外側リンフォース部材8は、サイドボディアウタパネル2のピラー部2C内壁面に接合されており、車体後部側ピラー部Cの上端部から下端部にかけて補強する縦長のパネル80である。前記車体外側リンフォース部材8は、パネル80の前側に前記ピラー部2Cの前記縦壁面20に沿った縦壁面81が設けられ、この縦壁面81の先にフランジ部82が設けられ、このフランジ部82をサイドボディアウタパネル2のピラー部2Cのフランジ部21裏面に接合している。前記車体外側リンフォース部材8は、縦壁面81の後部側を略L字形に折り曲げてサイドボディアウタパネル2の内壁面に沿って車体後方に延出しピラー部2Cの内面に後部側フランジ部83を接合している。
前記車体後部側ピラー部Cの開口側の縦壁面には、スライドドア6の閉じ位置の後部であって、スライドドア6を閉じた際に、該スライドドア6の後部を固定する固定機構としてのストライカ11が設けられている。
前記ストライカ11は、一対の脚部11aの一端を連結してコ字状に形成した固定金具で、脚部11aの先端を係止してピラー部2Cの前記縦壁面20と車体外側リンフォース部材8の縦壁面81との積層部に平面視コ字状になるように固定されている。
前記車体内側リンフォース部材9は、前記ストライカ11の取付位置に対応して前記車体後部側ピラー部Cの内部に、ピラー補強体7を形成するように内装されている。前記車体内側リンフォース部材9は、前記車体外側リンフォース部材8のパネル面80に対向する四角形のパネル面90を有し、このパネル面90の上下に、パネル面80に向けて延設された一対の側壁面91を有し、かつパネル面90の後端に前記車体外側リンフォース部材8のパネル面80に向けて延設された後壁面92を有し、前記一対の側壁面91の先端に設けられたフランジ部91aおよび前記後壁面92の先端に設けられたフランジ部92aを前記車体外側リンフォース部材8のパネル面80に接合している。
また、パネル面90の先端には、段差部93を介して前記車体外側リンフォース部材8のフランジ部82に積層されるフランジ部93aが延設されており、このフランジ部93aを前記車体外側リンフォース部材8のフランジ部82とともにサイドボディアウタパネル2のピラー部2Cのフランジ部21に接合している。前記車体内側リンフォース部材9は、パネル面90および後壁面92に水平方向に沿ってビード94が形成されている。
前記室内側リンフォース部材10は、前記ピラー補強体7とサイドボディインナパネル4との間に配置され、サイドボディインナパネル4のピラー部4Cに接合された補強パネルである。この室内側リンフォース部材10は、上端部10aを窓枠の幅で前記ピラー部4Cの後部側窓枠の途中まで延設し、上下方向の中間部10bから下部側を車体1の前後方向に幅広に形成し、前記中間部10bを前記ピラー補強体7に一定の間隙αで対向させて配設している。前記中間部10bの下部側には、例えばシートベルトリトラクタ等の組付けを行うための作業用の穴10cが形成されている。
前記スライドドア6には、窓枠64の下部側に車体前後方向に沿って、内部に帯状のリンフォースメンバ65が配設され、かつリンフォースメンバ65の中間部から下部側に向けて帯状のリンフォースメンバ66が配設されている。また、前記スライドドア6の後端部裏面側には、スライドドア6の閉じ位置で、前記ストライカ11を受け入れる挿入口67が形成されている(図4参照)。この挿入口67の内部には、例えば、図示しないラッチ機構が設けられており、スライドドア6を閉じた際に、ラッチ機構がストライカ11に係合してスライドドア6を閉じ位置で保持するように構成されている。
次に、車室内からスライドドア6に外向きの過大な衝撃が加わった場合、スライドドア6の変形とともにラッチ機構を通してストライカ11に荷重Fが加わる。スライドドア6の上下方向中央部に、車体外側への荷重が加わって車体外側に変形すると、スライドドア6の上下部は、スライドレール31a、31bに上部ローラ61a、下部ローラ61bが係合しているので、車体内側に折れ曲がるように力が作用する。
そして、ストライカ11の移動に伴ってピラー部2Cの縦壁面20と車体外側リンフォース部材8の縦壁面81との積層部が図示点線矢視方向に変形する。ストライカ11の取付面は、縦壁面20と縦壁面81とで剛性を上げているので、ストライカ11の動きがピラー補強体7に伝わる。
次に、ストライカ11の回動に伴って、ピラー補強体7が図示点線矢視方向に回動し、ピラー補強体7の角部7Aあるいは車体内側リンフォース部材9のパネル面90が室内側リンフォース部材10の中間部10bのパネル面に係止される。
こうして、ピラー補強体7は、ある程度の回動後は、室内側リンフォース部材10に係止されて、それ以上の移動は制限される。ピラー補強体7は、水平断面で四角形閉じ断面の閉曲面に形成されているので、十分な剛性を維持することができる。ピラー補強体7を構成する車体内側リンフォース部材9は、パネル面90および後壁面92に水平方向に沿ってビード94が形成されているので、ピラー補強体7を十分な強度に保つことができる。
ピラー補強体7と室内側リンフォース部材10との間には、間隙αが設けられているので、ピラー補強体7は、ある程度、回動しながら変形して移動した後、サイドボディインナパネル4および室内側リンフォース部材10に係止される。ピラー補強体7は、高い剛性で係止されることから、それ以上の回動に伴う変形が抑制される。
ピラー補強体7は、水平断面を略L字形に形成した車体外側リンフォース部材8と水平断面を略L字形に形成した車体内側リンフォース部材9とで四角形閉じ断面を形成しているので、組付けが容易で、かつ車体内側リンフォース部材9にビード94を設けて、車体外側リンフォース部材8よりも車体内側リンフォース部材9の剛性を上げることができる。
また、ピラー補強体7とサイドボディインナパネル4との間に室内側リンフォース部材10を間隙αを設けて配設しているので、ピラー補強体7がある程度回動してから室内側リンフォース部材10に係止されるように設定できる。
ピラー補強体7とサイドボディインナパネル4との間に室内側リンフォース部材10を間隙αを設けて配設しているので、車体の本体パネルの組立後に、全体の錆防止、車体色下地のための電着塗装を行う際に車体構造内に溜まった液を効率的に排出することができる。
車体内側リンフォース部材9の角部の角度θを直角に近い角度に成形することで、ピラー補強体7が四角形閉じ断面を保持したまま、室内側リンフォース部材10に荷重を伝達することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、例えば、ピラー補強体7は四角形閉じ断面が形成されるものであれば、水平断面に正方形、長方形、台形、ひし形などの四角形閉じ断面を形成できる車体内側リンフォース部材9を用いることができる。そして、車体内側リンフォース部材9の角部の角度θを直角に近い角度に成形すれば、上記の実施の形態の効果を奏することができる。等、その他、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形、変更が可能である。
1 車体
2 サイドボディアウタパネル
2B ピラー部
3 サイドボディ
3a,3b 開口部
31a、31b、31c スライドレール
4 サイドボディインナパネル
4B ピラー部
5 フロントドア
6 スライドドア
61a 上部ローラ
61b 下部ローラ
61c 中間部ローラ
7 ピラー補強体
7A 角部
8 車体外側リンフォース部材
9 車体内側リンフォース部材
10 室内側リンフォース部材
11 ストライカ
20 縦壁面
65 リンフォースメンバ
67 挿入口
80 パネル面
81 縦壁面
90 パネル面
92 後壁面
94 ビード
A フロントピラー部
B クウォータピラー部(開口部3bの車体前部側ピラー部)
C リヤピラー部(開口部3bの車体後部側ピラー部)

Claims (4)

  1. 車両側面に設けられた開口部を開閉するスライドドアを設け、この開口部の車体後部側ピラー部をインナパネルとアウタパネルの閉じ断面で構成し、前記車体後部側ピラー部に、前記スライドドアの閉じ位置で該スライドドアの後部を固定する固定機構を設けた車体後部のピラー構造において、
    前記車体後部側ピラー部の車体前方に向く面に前記固定機構を設け、該固定機構を取り付ける前記車体後部側ピラー部の内面に、車体外側リンフォース部材と車体内側リンフォース部材とで、水平断面で四角形閉じ断面を形成したピラー補強体を内装し、
    前記四角形閉じ断面の一面はサイドボディアウタパネルに沿い、前記サイドボディアウタパネルと共にストライカが固定され、
    前記車体内側リンフォース部材のフランジ部の一方を車体外側リンフォース部材のフランジ部と共に前記車体後部側ピラー部に取り付け、前記車体内側リンフォース部材のフランジ部の他方を車体外側リンフォース部材のパネル面に取り付け、
    前記ピラー補強体と前記インナパネル相互間に、前記ピラー補強体と車幅方向に間隙を有して室内側リンフォース部材を配設したことを特徴とする車体後部のピラー構造。
  2. 前記ピラー補強体を、それぞれ水平断面を略L字形に形成した車体内側リンフォース部材と車体外側リンフォース部材を組み合わせて形成し、前記車体後部側ピラー部の前面壁部を前記アウタパネルで形成し、かつ該車体後部側ピラー部の前面壁部の内壁面に車体外側リンフォース部材の前面部を積層し、この車体外側リンフォース部材の後面部を車体後方に延設し、該車体外側リンフォース部材とともに前記四角形閉じ断面を形成する車体内側リンフォース部材を前記車体外側リンフォース部材の前端部および後端部に接合したことを特徴とする請求項1に記載の車体後部のピラー構造。
  3. 前記車体外側リンフォース部材と車体内側リンフォース部材とで形成する前記四角形閉じ断面の車体後方外側の角部を水平断面で略直角に形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の車体後部のピラー構造。
  4. 前記スライドドアの窓部底辺に車体前後方向の補強メンバを配設し、この補強メンバ下端位置の高さに前記固定機構、前記車体外側リンフォース部材、車体内側リンフォース部材、および前記室内側リンフォース部材を車体前方視で重複させたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車体後部のピラー構造。
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