JP4400355B2 - 自動車のフロントピラー構造 - Google Patents

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本発明は自動車のフロントピラー構造に関し、特に、前突時や、走行中の前輪からの衝撃荷重に対して十分な耐久性を発揮するフロントピラー構造に関する。
図5は、従来のフロントピラー構造を備える自動車の前部サイドボデーパネルを車内側から見た側面図である。図5において、乗降開口VOの前縁を構成するフロントピラー1´は、図6に示すように、ピラーアウタパネル11とピラーインナパネル12を互いの両側縁111,121,112,122で接合して上下方向へ延びる中空閉断面構造となっている。フロントピラー1´の内部空間の後半部(図6の右半部)内には略U字断面の半容器状をなすリインホースメントパネル(以下、R/Fパネルという)81と略L字断面のR/Fパネル82がそれぞれ上下方向へ配設されている。R/Fパネル81は一方の側縁811がピラーアウタパネル11とピラーインナパネル12の側縁112,122間に接合されている。R/Fパネル82は一方の側縁821がピラーインナパネル12に接合されている。上記R/Fパネル81はその下端が、乗降開口VOの下縁を構成する図7に示すロッカパネル9内のR/Fパネル93に接続されている。ロッカパネル9はインナパネル91とアウタパネル92で閉断面構造となっている。
乗降開口VOは、フロントピラー1´の上下位置に設けたヒンジ(図示略)により前縁を回動可能に支持されたフロントドア10によって開閉される。フロントドア10内には窓開口の下縁に沿って前後方向へR/Fパネル101が設けてあり、ドア10を閉鎖した状態ではR/Fパネル101は図5に示すようにフロントピラー1とセンタピラー62との間に掛け渡された状態となる。アッパメンバ61がフロントピラー1´から前方のフェンダパネル方向へ延びており、アッパメンバ61とドア10内のR/Fパネル101をつなぐ線上の、フロントピラー1´内のR/Fパネル81には、図6に示すようにR/Fパネル81の前後の側壁812,813に両端を接合して荷重伝達パネル83が架設されている。自動車の前突時にアッパメンバ61に入力した衝撃荷重は、フロントピラー1´内の荷重伝達パネル83を経てドア10内のR/Fパネル101からセンタピラー62へ至る経路で受けられる。また、走行中の前輪からの衝撃荷重は専らロッカパネル9で受けられる。なお、特許文献1にはフロントピラーの強化構造の一例が示されている。
実開平6−42542
ところで、乗降開口を開閉するフロントドアとして、従来のヒンジ式ドアから開口面積を大きく確保できるスライドドアに変更した場合、スライドドアは前後方向へ移動可能に設けられているため、これに従来のような前突時の衝撃荷重を入力させるとスライドドアの変形量が過大になって開閉が困難になるおそれがある。また、ロッカパネルに前輪からの衝撃荷重が直接入力してここに設けられたガイドレールが変形するとスライドドアの開閉案内が困難になるおそれがあった。
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、前突時や、走行中の前輪からの衝撃荷重に対して十分な耐久性を発揮し、乗降口スライドドアの確実な開閉作動を保証できるフロントピラー構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、フロントピラー(1)の閉断面内に配設され略U字断面をなして上下方向へ延びるリインホースメントパネル(2)と、フロントピラー(1)から前方へ車両前後方向へ延びるアッパメンバ(61)と略同一高さでリインホースメントパネル(2)の上端部に設けられた半容器状の第1補強部材(3)と、自動車の開口下縁を前後方向へ延びるロッカパネル(7)がフロントピラー(1)に結合された位置でリインホースメントパネル(2)の下端部に設けられた半容器状の第2補強部材(5)と、上下に位置する第1補強部材(3)と第2補強部材(5)の間でリインホースメントパネル(2)内に設けられた半容器状の第3補強部材(4)とを具備している。
本発明においては、自動車前突時の衝撃荷重がアッパメンバを経てフロントピラーに入力すると、フロントピラー内の第1補強部材によって上記衝撃荷重は確実に受けられて、乗降口を開閉するスライドドアへの伝達が防止される。これにより、スライドドアの変形が防止されてその確実な開閉作動が保証される。また、走行中に前輪から衝撃荷重がフロントピラーに入力しても、フロントピラー内の中間部と下端部に設けた第3補強部材および第2補強部材によって上記衝撃荷重は確実に受けられて、乗降口の下縁に位置するロッカパネルへの伝達が防止される。これにより、ロッカパネル内に設けたガイドレールの変形が防止されて、スライドドアの確実な開閉作動が保証される。
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以上のように、本発明のフロントピラー構造によれば、前突時や、走行中の前輪からの衝撃荷重に対して十分な耐久性を発揮するから、乗降口スライドドアの確実な開閉作動を保証することができる。
図1には本発明のフロントピラー構造を備える自動車の前部サイドパネルを車外側から見た側面図を示す。図1において、乗降開口VOは図略のスライドドアによって開閉され、当該乗降開口VOの前縁を構成するフロントピラー1は、図2に示すように、ピラーアウタパネル11とピラーインナパネル12を互いの両側縁111,121、112,122で接合して上下方向へ延びる中空閉断面構造となっている。このようなフロントピラー1の略下半部(図1)の空間内にリインフォースメントパネル(R/Fパネル)2が設けてある。R/Fパネル2は図2に示すように略U字断面に成形されて、ピラーアウタパネル11の内面に沿って位置し、その両側縁21,22がピラーアウタパネル11とピラーインナパネル12の両側縁111,121、112,122間に接合されて上下方向へ延びている。
R/Fパネル2にはその上端部、中間部、および下端部にそれぞれ第1補強部材たるバルクヘッド3、第3補強部材たるバルクヘッド4、および第2補強部材たるR/Fパネル5が設けてある。上端に位置するバルクヘッド3は、フロントピラー1から前方のフェンダパネル方向へ延びるアッパメンバ61(図1)と略同一高さに位置して、フロントピラー1の前後幅よりやや小さい幅で設けられ、図3に示すように垂直面内で略U字断面の半容器状に成形されて、その底壁31がR/Fパネル2の上端部板面に近接するとともに、開口縁32,33がピラーインナパネル12に接合されている。バルクヘッド4はフロントピラー1の前後幅よりやや小さい幅で設けられ、図3に示すように垂直面内で略U字断面の半容器状に成形されて、その底壁41がR/Fパネル2の中間部板面に近接するとともに、開口縁42,43がピラーインナパネル12に接合されている。
R/Fパネル5はフロントピラー1の前後幅に近い幅で設けられ、図3に示すように垂直面内で略U字断面の半容器状に成形されて、その底壁51がR/Fパネル2の下端板面とピラーアウタパネル11の下端部板面に接合されるとともに、開口縁52,53がそれぞれピラーインナパネル12とピラーアウタパネル11の下端板面に接合されている。R/Fパネル5の底壁板面には、車内方向へ水平に凹陥する凹陥部71を形成した略U字断面のロッカパネル7がその両開口縁72,73で接合され、ロッカパネル7の下側開口縁73は下方へ延びて上記R/Fパネル5の開口縁53と共にピラーアウタパネル11の下端縁に接合されている。上記凹陥部71の頂壁下面には下方へ開放するガイドレール74が固着されている。乗降口VOの下縁においては図4に示すように、ロッカパネル7の凹陥部71の深さは浅くなり、その上下の開口縁72,73はピラーアウタパネル11に連続するパネル13に接合されている。
このようなフロントピラー構造において、自動車前突時の衝撃荷重がアッパメンバ61を経てフロントピラー1に入力すると、この衝撃荷重は、フロントピラー1内のR/Fパネル2上端部に設けた半容器状のバルクヘッド3によって確実に受けられて、乗降口VOを開閉するスライドドアへは殆ど伝達されない。これにより、スライドドアの変形が防止されてその確実な開閉作動が保証される。また、走行中に前輪から衝撃荷重がフロントピラー1に入力すると、この衝撃荷重は、フロントピラー1内のR/Fパネル2の中間部と下端部に設けた半容器状のバルクヘッド4とR/Fパネル5で確実に受けられて、乗降口VOの下縁に位置するロッカパネル7へは殆ど伝達されない。これにより、ロッカパネル7内に設けたガイドレール74の変形が防止されて、スライドドアの確実な開閉作動が保証される。特に、乗降口VOの開閉にスライドドアを使用すると、ロッカパネル7部分にガイドレール74を設ける必要があるためロッカパネル7の有効断面積が小さくなるが、衝撃荷重が殆ど伝達されないからその変形を生じることが無い。
本発明の一実施形態を示す、フロントピラー構造を備える自動車の前部サイドパネルを車外側から見た側面図である。 図1のII−II線に沿った水平断面図である。 図1のIII−III線に沿った垂直断面図である。 図1のIV−IV線に沿った垂直断面図である。 従来例を示す、フロントピラー構造を備える自動車の前部サイドパネルを車内側から見た側面図である。 図5のVI−VI線に沿った水平断面図である。 図5のVII−VII線に沿った垂直断面図である。
符号の説明
1...フロントピラー、2...リインホースメントパネル、3,4...バルクヘッド、5...リインホースメントパネル。

Claims (1)

  1. フロントピラーの閉断面内に配設され略U字断面をなして上下方向へ延びるリインホースメントパネルと、前記フロントピラーから前方へ車両前後方向へ延びるアッパメンバと略同一高さで前記リインホースメントパネルの上端部に設けられた半容器状の第1補強部材と、自動車の開口下縁を前後方向へ延びるロッカパネルが前記フロントピラーに結合された位置で前記リインホースメントパネルの下端部に設けられた半容器状の第2補強部材と、上下に位置する前記第1補強部材と第2補強部材の間で前記リインホースメントパネル内に設けられた半容器状の第3補強部材とを具備する自動車のフロントピラー構造。
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