JP5949099B2 - スライドドアの補強構造 - Google Patents
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Description
一方、スライドドアの裏面には、ドア前端部の上部位置に、前記上部ガイドレールに沿って転動する上部ガイドローラが設けられ、かつドア前端部の下部位置に、前記下部ガイドレールに沿って転動する下部ガイドローラが設けられている。また、ドア後端部上下の中間位置に、前記中間部ガイドレールに沿って転動する中間部ガイドローラが設けられている。
スライドドアは、これら上部ガイドローラおよび下部ガイドローラによって前記上部ガイドレールおよび下部ガイドレールに沿って転動され、中間部ガイドローラによって中間部ガイドレールに沿って転動されて摺動するものである。
さらに、本発明は、前記前後のブラケットは、前側ブラケットと後ろ側ブラケットで構成され、これらブラケットはそれぞれハット形断面に形成されるとともに、このハット形断面と前記ドアアウタパネルもしくはドアインナパネルに結合しない方のドアパネルとの間で前記閉じ断面を形成したことにある。
またさらに本発明は、前記前側ブラケットは、窓部の上下方向から前後方向にかけて曲折したL字形に形成され、かつ上下方向から前後方向に連続するハット形断面に形成され、前記ドアアウタパネルとの間に閉じ断面を形成するとともに、前記上下方向の部分の下方を前後方向の部分より幅広に形成し、該幅広部分を前記ドアインナパネルに接合し、前記前後方向に向かって伸びる部分に前記連結部材の一端を接合したことにある。
また本発明は、前記後ろ側ブラケットは、窓部の上下方向から前後方向にかけて曲折したL字形に形成され、かつ上下方向から前後方向に連続するハット形断面に形成され、前記ドアアウタパネルとの間に閉じ断面を形成するとともに、前記上下方向の部分を前後方向の部分より幅広に形成し、該幅広部分を前記ドアインナパネルに接合し、前記前後方向に向かって伸びる部分に前記連結部材の他端を接合したことにある。
さらに、本発明は、前記窓部の前後方向に向かう前記前側ブラケットの上面部にドア懸架装置の取付部を設けたことにある。
またさらに、前記後ろ側ブラケットの上下方向のハット形断面を形成した縦部分の車体後部側に前記前後方向に形成した横部分の上面より一段低くした段差部を設けたことにある。
第1の発明によれば、スライドドアを構成するドアアウタパネルとドアインナパネル相互間で、前記スライドドアに設けられた窓部の前後の上端角部に位置する前記ドアパネルに、窓部の上下方向から前後方向にかけて曲折したブラケットをそれぞれ設け、これらブラケット相互間を前記窓部の上辺に沿って配設した連結部材で連結したので、室内側から加わる荷重に対してスライドドア上部の捩じれを低減できることから、スライドドアの上下位置とサイドボディ壁面との間の隙間の発生を最小限に抑えることができる。また、前後のブラケットは前記ドアアウタパネルもしくはドアインナパネルに結合すると共に、前記ドアアウタパネルもしくはドアインナパネルに結合しない方のドアパネルとの間に閉じ断面を形成したので、ドアパネル上部の剛性を向上することができる。
第2の発明によれば、前記ブラケットは、前側ブラケットと後ろ側ブラケットで構成され、これらブラケットはそれぞれハット形断面に形成され、前記ドアアウタパネルとの間に閉じ断面を形成したので、ドアパネル上部の剛性を向上することができる。
第3の発明によれば、前側ブラケットは、窓部の上下方向から前後方向にかけて曲折したL字形に形成され、かつ上下方向から前後方向に連続するハット形断面に形成され、ドアアウタパネルとの間に閉じ断面を形成するとともに、上下方向の部分の下方を前後方向の部分より幅広に形成し、該幅広部分を前記ドアインナパネルに接合し、前後方向に向かって伸びる部分に連結部材の一端を接合したので、窓部の上下方向から前後方向にかけての剛性を向上し、連結部材によって前側部分に対して後ろ側部分の捩じれを抑制できることから、スライドドアの上下位置とサイドボディ壁面との間の隙間の発生を最小限に抑えることができる。
第4の発明によれば、後ろ側ブラケットは、窓部の上下方向から前後方向にかけて曲折したL字形に形成され、かつ上下方向から前後方向に連続するハット形断面に形成され、ドアアウタパネルとの間に閉じ断面を形成するとともに、上下方向の部分を前後方向の部分より幅広に形成し、該幅広部分をドアインナパネルに接合し、前後方向に向かって伸びる部分に連結部材の他端を接合したので、窓部の上下方向から前後方向にかけての剛性を向上し、連結部材によって前側部分に対して後ろ側部分の捩じれを抑制できることから、スライドドアの上下位置とサイドボディ壁面との間の隙間の発生を最小限に抑えることができる。
第5の発明によれば、窓部の前後方向に向かう前側ブラケットの上面部にドア懸架装置の取付部を設けたので、ドア懸架装置の取付部の剛性を向上することができる。
第6の発明によれば、後ろ側ブラケットの上下方向のハット形断面を形成した縦部分の車体後部側に前記前後方向に形成した横部分の上面より一段低くした段差部を設けたので、後ろ側ブラケットの剛性を向上することができる。
スライドドアの補強構造を図1および図2で示し、補強部材を図3ないし図5に示している。
補強部材9の組付けに際しては、前側ブラケット10と、後ろ側ブラケット11が、窓枠8Aの上辺部窓枠部8bの両端角部に配置されるように組付けて補強部材9を配設する。前側ブラケット10は、ドアインナパネル7の窓枠部7Aの前端側上端角部71にスポット溶接wにより接合し、後ろ側ブラケット11は、ドアインナパネル7の窓枠部7Aの後端側上端角部72にスポット溶接wにより接合する。
後ろ側ブラケット11は、幅広の縦部分11aの横に設けられた延長部11dの側面を窓枠部7Aの側面にスポット溶接wし、突面形状11cの裏面とドアインナパネル7の窓枠部7Aの壁面をスポット溶接wして接合している。
さらに、スライドドア5の窓部8の下部にはリンフォースメンバ15が配設されているので、補強部材9と協働して、窓枠8Aに働く捩じれ作用を低減することができる。またさらに、前側ブラケット10には、上辺部10dにローラ取付部13を設けているので、上部ローラ51aを取り付けた上部アーム52aの剛性を向上することができる。また、補強部材9は、前側ブラケット10と後ろ側ブラケット11をパイプ状の連結部材12で連結したので、補強部材9の剛性を向上することができる。
2 側面
3 サイドボディ
3a,3b ドア開口部
31a、31b、31c スライドレール
4 フロントドア
5 スライドドア
51a 上部ローラ
51b 下部ローラ
51c 中間部ローラ
6 ドアアウタパネル
7 ドアインナパネル
8 窓部
8A 窓枠
9 補強部材
10 前側ブラケット
10d 上辺部
11 後ろ側ブラケット
11e 段差部
12 連結部材
13 ローラ取付部
A フロントピラー部
B クウォータピラー部
C リヤピラー部
Claims (6)
- 車体に設けられたドア開口部の上辺および下辺に、車体の前後方向に沿って上下のガイドレールを配設し、前記ドア開口部後方側側面に、上下方向の中間位置に車体前後方向に中間部ガイドレールを配設し、これらガイドレールに沿って転動するローラを、スライドドアの前端部上下および、後端部中間部に設け、前記スライドドアを車体前後方向に摺動することにより車体側面に設けられたドア開口部を開閉するスライドドアの補強構造において、前記スライドドアを構成するドアアウタパネルとドアインナパネル相互間で、前記スライドドアに設けられた窓部の前後の上端角部に位置する前記ドアパネルに、窓部の上下方向から前後方向にかけて曲折したブラケットをそれぞれ設け、これらブラケット相互間を前記窓部の上辺に沿って配設した連結部材で連結し、
前記前後のブラケットは前記ドアアウタパネルもしくはドアインナパネルに結合すると共に、前記ドアアウタパネルもしくはドアインナパネルに結合しない方のドアパネルとの間に閉じ断面を形成したことを特徴とするスライドドアの補強構造。 - 前記前後のブラケットは、前側ブラケットと後ろ側ブラケットで構成され、これらブラケットはそれぞれハット形断面に形成されるとともに、このハット形断面と前記ドアアウタパネルもしくはドアインナパネルに結合しない方のドアパネルとの間で前記閉じ断面を形成したことを特徴とする請求項1に記載のスライドドアの補強構造。
- 前記前側ブラケットは、窓部の上下方向から前後方向にかけて曲折したL字形に形成され、かつ上下方向から前後方向に連続するハット形断面に形成され、前記ドアアウタパネルとの間に閉じ断面を形成するとともに、前記上下方向の部分の下方を前後方向の部分より幅広に形成し、該幅広部分を前記ドアインナパネルに接合し、前記前後方向に向かって伸びる部分に前記連結部材の一端を接合したことを特徴とする請求項2に記載のスライドドアの補強構造。
- 前記後ろ側ブラケットは、窓部の上下方向から前後方向にかけて曲折したL字形に形成され、かつ上下方向から前後方向に連続するハット形断面に形成され、前記ドアアウタパネルとの間に閉じ断面を形成するとともに、前記上下方向の部分を前後方向の部分より幅広に形成し、該幅広部分を前記ドアインナパネルに接合し、前記前後方向に向かって伸びる部分に前記連結部材の他端を接合したことを特徴とする請求項2または3に記載のスライドドアの補強構造。
- 前記窓部の前後方向に向かう前記前側ブラケットの上面部にドア懸架装置の取付部を設けたことを特徴とする請求項3に記載のスライドドアの補強構造。
- 前記後ろ側ブラケットの上下方向のハット形断面を形成した縦部分の車体後部側に前記前後方向に形成した横部分の上面より一段低くした段差部を設けたことを特徴とする請求項4に記載のスライドドアの補強構造。
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