JP6172211B2 - 車両の後部車体構造 - Google Patents
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Description
また、上述の曲げ伸ばし変形を防止する他の手段として、ダンパ支持部とサイドシルとを連結するようリヤホイールハウス内にレインフォースメントを設けて、リヤホイールハウス内を2重閉断面化することも考えられるが、この場合にも、重量効率の観点で好ましくない。
この特許文献1に開示されたものは、リヤホイールハウスインナの前側フランジ部と、ダンパ支持部を支持するフレーム構造としてのダイヤゴナルメンバとの間に、補強部材を連結したものである。
要するに、車室を狭めず、ダンパ支持部等に連結しない最小限の補強で、リヤホイールハウスの変形を抑え、剛性感の向上と、側突時のドア支持剛性の向上とを両立することができる。
上述の荷重伝達抑制部は、脆弱部であってもよく、脚部とリヤホイールハウスアウタとの間に形成される空間部(ギャップ)であってもよい。
要するに、悪路走行時等における補強部材とリヤホイールハウスアウタとの接合部に対する応力の増加を抑制しつつ、剛性感の向上と、ドア侵入の抑制と、走行耐久性とを高次元でバランスさせることができる。
要するに、車室を狭めず、ダンパ支持部等に連結しない最小限の補強で、リヤホイールハウスの変形を抑え、剛性感の向上と、側突時のドア支持剛性の向上とを両立することができる。
図面は車両の後部車体構造を示し、図1はその側面図、図2は図1の要部を車両前方かつ車幅方向内側上方から見た状態で示す斜視図、図3は図1のA−A線に沿う要部の矢視断面図、図4は図3の構成を車両前方かつ車幅方向外側上方から見た状態で示す斜視図である。但し、図1においては、車両後部のボディサイドアウタパネルを取外した状態で図示している。また、図1,図2においては遮音部材の図示を省略している。
上述のヒンジピラーの上端部には、該上端部から後方かつ上方に傾斜状に延びる閉断面構造のフロントピラーを連結し、このフロントピラーには、該フロントピラーに連続して後方に延びる閉断面構造のルーフサイドレール2を設けている。
また、上述のサイドシル1の前後方向中間部とルーフサイドレール2の前後方向中間部とを上下方向に延びる閉断面構造のセンタピラー11で連結している。
また、リヤホイールハウスアウタ19の前側接合フランジ部19aおよび縦壁部19eには、ボディサイドアウタパネル20の前端部20aおよび後端部20bが接着剤等を用いて接合固定されている。
上述のサイドブレース37は左右のリヤホイールハウスインナ18,18にそれぞれ設けられるもので、図2,図4に示すように、左右のサイドブレース37の下部相互間を車幅方向に連結するようリヤフロア30上面部には、ハット断面形状のリヤクロスメンバ39(いわゆるNo.4クロスメンバ)が接合固定されており、このリヤクロスメンバ39とリヤフロア30との間には、車幅方向に延びる閉断面が形成されている。
上述の前辺部50Aには、その上下にドアヒンジブラケット52,52が取付けられると共に、該前辺部50Aは上下方向に延びるヒンジレインフォースメント53で補強されている。
図3,図4に示すように、上述の補強部材60は板状で、リヤホイールハウスアウタ19との間にリヤホイールハウス17に沿って延びる閉断面61が形成されている。
上述の補強部材60を板状に形成することで、当該補強部材60の靭性が高まるので、走行振動によるリヤホイールハウス17の曲げ伸ばし変形に対して該補強部材60が適度に突っ張り、側突荷重に対しては当該補強部材60が引っ張り剛性を発揮し、これにより、走行時の補強部材60周辺の溶接部への負担低減と、側突剛性の確保との両立を図ると共に、補強部材60をリヤホイールハウスアウタ19のみに部分的に取付ける構造とすることで、組付け性の向上をも図るように構成している。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示す。
要するに、車室を狭めず、ダンパ支持部36やサイドシル1に連結しない最小限の補強で、リヤホイールハウス17の変形を抑え、剛性感の向上と、側突時のドア支持剛性の向上とを両立することができる。
要するに、悪路走行時等における補強部材60とリヤホイールハウスアウタ19との接合部に対する応力の増加を抑制しつつ、剛性感の向上と、ドア侵入の抑制と、走行耐久性とを高次元でバランスさせることができる。
この発明のリヤホイールハウスアウタのフランジ部は、実施例のリヤホイールハウスアウタ19の前側接合フランジ部19aに対応し、
以下同様に、
ホイールアーチ面は、ホイールアーチ部19dに対応し、
リヤサスペンションの前側支持部は、トレーリングアーム41の前側支持部42に対応し、
補強部材の荷重伝達抑制部は、補強部材60の脆弱部60gに対応し、
遮音部材の取付け部は、取付け孔60dに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
17…リヤホイールハウス
18…リヤホイールハウスインナ
19…リヤホイールハウスアウタ
19a…フランジ部
19d…ホイールアーチ部(ホイールアーチ面)
20…ボディサイドアウタパネル
21…前方閉断面
36…ダンパ支持部
41…トレーリングアーム
42…前側支持部
54…ドアインパクトバー
60…補強部材
60d…取付け孔(遮音部材の取付け部)
60e,60f…脚部
60g…脆弱部(荷重伝達抑制部)
61…閉断面
62…遮音部材
Claims (4)
- ダンパ支持部が設けられたリヤホイールハウスインナと、該リヤホイールハウスインナの車幅方向外側に設けられたリヤホイールハウスアウタとでリヤホイールハウスを形成してなる車両の後部車体構造であって、
上記ダンパ支持部と、当該ダンパ支持部よりも車両前後方向前方の車体に設けられたリヤサスペンションの前側支持部との間における上記リヤホイールハウスの中間部位に、上記リヤホイールハウスアウタのホイールアーチ面と、当該リヤホイールハウスアウタのフランジ部とを連結する補強部材が設けられ、
該補強部材に対して、リヤドア内に位置するドアインパクトバーの後端部が車両側面視でオーバラップするよう設けられ、
上記補強部材には、上記リヤホイールハウスの前方において上記リヤホイールハウスアウタとボディサイドアウタパネルとの間に形成される前方閉断面を遮蔽する遮音部材の取付け部が設けられたことを特徴とする
車両の後部車体構造。 - 上記補強部材は板状で、上記リヤホイールハウスアウタとの間にリヤホイールハウスに沿って延びる閉断面が形成され、
上記補強部材の上下両端部にリヤホイールハウスアウタ側に延びる脚部が設けられた
請求項1に記載の車両の後部車体構造。 - 上記脚部の上記リヤホイールハウスアウタ側端部に、該リヤホイールハウスアウタと上記補強部材との間の曲げ又は捩れ変形モーメントに対し、該モーメントの荷重伝達を抑制する荷重伝達抑制部が設けられた
請求項2に記載の車両の後部車体構造。 - ダンパ支持部が設けられたリヤホイールハウスインナと、該リヤホイールハウスインナの車幅方向外側に設けられたリヤホイールハウスアウタとでリヤホイールハウスを形成してなる車両の後部車体構造であって、
上記ダンパ支持部と、当該ダンパ支持部よりも車両前後方向前方の車体に設けられたリヤサスペンションの前側支持部との間における上記リヤホイールハウスの中間部位に、上記リヤホイールハウスアウタのホイールアーチ面と、当該リヤホイールハウスアウタのフランジ部とを連結する補強部材が設けられ、
該補強部材に対して、リヤドア内に位置するドアインパクトバーの後端部が車両側面視でオーバラップするよう設けられ、
上記補強部材は板状で、上記リヤホイールハウスアウタとの間にリヤホイールハウスに沿って延びる閉断面が形成され、
上記閉断面の上端と下端とが開口されていることを特徴とする
車両の後部車体構造。
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