JP7024748B2 - 車両の後部車体構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車体後部に、閉断面部、または、車体パネルより厚板の厚板部にて車幅方向の環状構造部が形成されたような車両の後部車体構造に関する。
従来、上述例の車両の後部車体構造としては、特許文献1に開示されたものがある。
すなわち、リヤホイールハウス上部にリヤサスペンションのダンパ支持部を備え、フロアパネルとフロアクロスメンバとで車幅方向に延びる車体下壁部の閉断面部を形成し、リヤピラーインナ、内側リヤピラーレイン、および外側リヤピラーレインの三者で上下方向に延びる左右の両側壁部の閉断面部を形成し、ルーフパネルとルーフレインとで車幅方向に延びる上壁部の閉断面部を形成し、これらの各閉断面部を車幅方向において環状に連結した環状構造部を、車体後部に形成したものにおいて、上述の内側リヤピラーレインが、リヤピラーインナの上記ダンパ支持部よりも前方側に配置されるフロアクロスメンバと、リヤドア口縁の後部に沿って配設される外側リヤピラーレインと、を連結した構造である。
この特許文献1に開示された従来構造は、車体後部に、車幅方向の環状構造部を形成するものであるが、内側リヤピラーレインがリヤサスペンションのダンパ支持部に対して車両前後方向の前方側に離間している関係上、車体後部の剛性を効率的に向上させることができず、車体後部の剛性向上の点で、改善の余地があった。
特開2016-107789号公報
そこで、この発明は、車両後部の車体剛性を確実に向上させることができる車両の後部車体構造の提供を目的とする。
この発明による車両の後部車体構造は、リヤサスペンションのダンパ支持部を備え、上記リヤサスペンションのダンパ支持部の前側近傍に配設される車体下壁部、左右の両側壁部、上壁部を連続させて車幅方向において環状となる第1環状構造部と、リヤゲート開口部の周縁部に配設される車体下壁部、左右の両側壁部、上壁部を連続させて車幅方向において環状となる第2環状構造部と、上記第1および第2の環状構造部の一部を併用し、これら両環状構造部の上部間同士および下部間同士を連結させて車両前後方向において環状となる第3環状構造部と、を備え、上記各環状構造部は、閉断面部、または、車体パネルより厚板の厚板部にて形成され、上記第1環状構造部と上記第2環状構造部の上端同士は、ルーフサイドレールで前後方向に連結され、下端同士は、リヤサイドフレームを含む閉断面部と、リヤサイドフレーム後端と第2環状構造部の車体下壁部を連結するリヤバンパレイン取付け補強部材と、を介して前後方向に連結されたものである。
上記構成によれば、リヤサスペンションのダンパ支持部の前側近傍の第1環状構造部と、リヤゲート開口部周縁部の第2環状構造部とを、車両前後方向において環状となる第3環状構造部にて連結させたので、車両後部の車体剛性を確実に向上させることができる。
また、上記第1環状構造部と上記第2環状構造部の上端同士は、ルーフサイドレールで前後方向に連結され、下端同士は、リヤサイドフレームを含む閉断面部と、リヤサイドフレーム後端と第2環状構造部の車体下壁部を連結するリヤバンパレイン取付け補強部材と、を介して前後方向に連結されたものである。
このように、リヤバンパレイン取付け補強部材によりリヤサイドフレーム後端と第2環状構造部の車体下壁部とを連結したので、リヤゲート開口部のさらなる剛性向上を図ることができる。
さらに、上記リヤバンパレイン取付け補強部材にて上記第3環状構造部の一部を補強することができる。
また、第1環状構造部と第2環状構造部との上端同士および下端同士を、通常のルーフサイドレールやリヤサイドフレームを用いて連結することができる。
この発明の一実施態様においては、上記第1環状構造部が、フロアパネルおよびフロアクロスメンバから成り車幅方向に延びる車体下壁部と、リヤホイールハウス、第1ブレース部材および中間ピラーから成り上下方向に延びる側壁部と、ルーフパネルおよびルーフレインから成り車幅方向に延びる上壁部と、で構成されたものである。
上記構成によれば、特別に大きな専用の部材を別途用いることなく、上記第1環状構造部を形成することができる。
この発明の一実施態様においては、上記第2環状構造部が、リヤエンドパネルおよびリヤエンドクロスメンバから成り車幅方向に延びる車体下壁部と、リヤピラーから成り上下方向に延びる側壁部と、ルーフパネルおよびリヤヘッダから成り車幅方向に延びる上壁部と、で構成されたものである。
上記構成によれば、特別に大きな専用の部材を別途用いることなく、上記第2環状構造部を形成することができる。
この発明の一実施態様においては、上記リヤサスペンションのダンパ支持部の後側近傍に配設されフロアパネルと第2のフロアクロスメンバから成り車幅方向に延びる車体下壁部と、リヤホイールハウス、サイドパネルおよび第2ブレース部材から成り上下方向に延びる側壁部と、ルーフパネルおよびリヤヘッダから成り車幅方向に延びる上壁部と、を連続させて車幅方向において環状となる第4環状構造部を備え、該第4環状構造部は、閉断面部、または、車体パネルより厚板の厚板部にて形成されたものである。
上記構成によれば、リヤサスペンションのダンパ支持部の前側近傍および後側近傍に、第1環状構造部と第4環状構造部とを備えたので、車両後部の車体剛性を確実に向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記リヤサスペンションのダンパ支持部がリヤサイドフレームに配設されており、当該ダンパ支持部を補強するリヤサスペンションのダンパ支持補強部材が、リヤサイドフレーム上面のフロア部に接合されたものである。
上記構成によれば、次のような効果がある。
すなわち、ダンパ支持部が、仮に、リヤサイドフレームの上方かつ車幅方向外方にオフセットしたリヤホイールハウス上部に設けられていると、後突または側突の荷重入力時に、ダンパ支持部に対してモーメントが働くことになるが、上述のように、ダンパ支持部がリヤサイドフレームそれ自体に設けられているので、斯るモーメントの発生を抑止して、衝突荷重入力を最小限に抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記リヤサスペンションのダンパ支持部がリヤサイドフレームに配設されており、当該ダンパ支持部を補強するリヤサスペンションのダンパ支持補強部材が、リヤサイドフレーム上面のフロア部に接合され、上記リヤサスペンションのダンパ支持補強部材を介して上記第1環状構造部と上記第4環状構造部との下端同士が前後方向に連結されたものである。
上記構成によれば、上記請求項の効果と併せて、リヤサスペンションのダンパ支持補強部材を用いて、第1環状構造部の下部と、第4環状構造部の下部とを連結することができると共に、当該ダンパ支持補強部材にて、第1環状構造部の下部と、第2環状構造部の下部との間の一部を補強することができる。よって、車両後部の車体剛性をさらに確実に向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、フロントホイールハウス上部にフロントサスペンションのダンパ支持部を備え、当該ダンパ支持部の近傍に、少なくともフロントサスペンションタワー部、サブフレーム、カウルクロスメンバを含む閉断面部から成り車幅方向において環状となる第5環状構造部が形成され、ドア開口部周囲に閉断面部から成り車両側面視で前後方向において環状となる第6環状構造部が形成され、当該第6環状構造部の後部は、上記第3環状構造部に対してその上部がルーフサイドレールを介して連結されると共に、その下部がリヤサイドフレームを介して連結されたものである。
上記構成によれば、第6環状構造部の後部が、ルーフサイドレールおよびリヤサイドフレームを介して上記第3環状構造部に連結されており、さらに、フロントサスペンションのダンパ支持部の近傍には、上述の第5環状構造部を備えているので、車体全体のねじれ剛性が向上し、操縦安定性を確保することができる。
この発明によれば、車両後部の車体剛性を確実に向上させることができる効果がある。
本発明の車両の後部車体構造を含む車両全体の車体構造を示す斜視図 車両の後部車体構造を示す斜視図 同車体構造を荷室内側から見た状態で示す側面図 車両の後部車体構造を車両後方から見た状態で示す斜視図 車体外板を取外し車両右側の後部車体構造を車外側から見た状態で示す側面図 図2のA-A線に沿う要部の矢視断面図 図2のB-B線に沿う要部の矢視断面図 図2のC-C線に沿う要部の矢視断面図 図3のD-D線矢視断面図 図3のE-E線矢視断面図 図3のG-G線矢視断面図 車両の後部車体構造を示す部分底面図 各環状構造部を示す斜視図
車両後部の車体剛性を確実に向上させるという目的を、車両の後部車体構造であって、リヤサスペンションのダンパ支持部を備え、上記リヤサスペンションのダンパ支持部の前側近傍に配設される車体下壁部、左右の両側壁部、上壁部を連続させて車幅方向において環状となる第1環状構造部と、リヤゲート開口部の周縁部に配設される車体下壁部、左右の両側壁部、上壁部を連続させて車幅方向において環状となる第2環状構造部と、上記第1および第2の環状構造部の一部を併用し、これら両環状構造部の上部間同士および下部間同士を連結させて車両前後方向において環状となる第3環状構造部と、を備え、上記各環状構造部は、閉断面部、または、車体パネルより厚板の厚板部にて形成され、上記第1環状構造部と上記第2環状構造部の上端同士は、ルーフサイドレールで前後方向に連結され、下端同士は、リヤサイドフレームを含む閉断面部と、リヤサイドフレーム後端と第2環状構造部の車体下壁部を連結するリヤバンパレイン取付け補強部材と、を介して前後方向に連結されるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の後部車体構造を示し、図1は当該後部車体構造を含む車両全体の車体構造を示す斜視図であり、後部車体構造の説明に先立って、まず、図1を参照して、車両前側の車体構造について説明する。
図1に示すように、エンジンルームと車室とを車両前後方向に仕切るダッシュパネル1を設け、このダッシュパネル1の上部にはカウルアッパパネル2を設けると共に、さらにその前方には後述する左右一対のサスタワー部を車幅方向に連結するカウルクロスメンバアッパ3を設け、上記カウルクロスメンバアッパ3とその下部に接合されたカウルクロスメンバロアとの間には、車幅方向に延びる閉断面部を形成している。
上記ダッシュパネル1の下部前側にはダッシュクロスメンバ4を接合固定して、ダッシュパネル1とダッシュクロスメンバ4との間にも、車幅方向に延びる閉断面部を形成している。
上述のダッシュパネル1の左右両サイドには、ヒンジピラーインナとヒンジピラーアウタとを接合固定して、車両の上下方向に延びるヒンジピラー閉断面部を有するヒンジピラー5が設けられている。該ヒンジピラー5の上部から車両前方に延びるエプロン6を設けている。このエプロン6はエプロンアウタとエプロンインナとを接合固定して、車両の前後方向に延びるエプロン閉断面部を有している。
上述のダッシュパネル1の左右両側下部から車両前方に延びるフロントサイドフレーム7を設けている。
このフロントサイドフレーム7は、フロントサイドフレームインナとフロントサイドフレームアウタとを接合固定して、車両の前後方向に延びるフロントサイド閉断面部を有している。
上述のフロントサイドフレーム7の下方部には、フロントサスペンションアーム8fを支持するフロントサブフレーム8を設けている。このフロントサブフレーム8は、車幅方向に延びる閉断面構造のサブフレーム本体8aと、当該サブフレーム本体8aをフロントサイドフレーム7に連結する閉断面構造のタワー部8bと、サブフレーム本体8aの側部から車両前方に延びるサイドメンバ8cと、該サイドメンバ8cをフロントサイドフレーム7に連結する車体取付け部材8dと、左右一対のサイドメンバ8cの前端部相互間を車幅方向に連結する前側クロスメンバ8eとを備えている。
また、上述のサイドメンバ8cの前端には、セットプレートおよび取付けプレート9を介してクラッシュカン10を取付けており、左右一対のクラッシュカン10相互間には、車幅方向に延びるロアバンパビーム11を横架している。
さらに、上述のエプロン6とフロントサイドフレーム7との間には、フロントホイールハウス12およびサスタワー部13を設け、サスタワー部13はそのトップデッキ部13aを含んで車体パネルよりも厚板の厚板部から形成されており、該トップデッキ部13aの略中央部には、フロントサスペンションのダンパ支持部14を形成している。つまり、フロントホイールハウス12の上部にフロントサスペンションのダンパ支持部14を備えたものである。
図2は車両の後部車体構造を示す斜視図、図3は同車体構造を荷室内側から見た状態で示す側面図、図4は車両の後部車体構造を車両後方から見た状態で示す斜視図、図5は車体外板を取外して車両右側の後部車体構造を車外側から見た状態で示す側面図、図6は図2のA-A線に沿う要部の矢視断面図、図7は図2のB-B線に沿う要部の矢視断面図、図8は図2のC-C線に沿う要部の矢視断面図、図9は図3のD-D線矢視断面図、図10は図3のE-E線矢視断面図、図11は図3のG-G線矢視断面図、図12は車両の後部車体構造を示す部分底面図、図13は各環状構造部を示す斜視図である。
次に、これらの各図を参照して、車両の後部車体構造について詳述する。
図2に示すように、上述のダッシュパネル1の下部後端には、車室の床面を形成するフロントフロアパネル15を、一体または一体的に連設し(但し、図2においては、フロントフロアパネル15の後側部分の一部のみを示す)、該フロントフロアパネル15の後端には、上方に立上がるキックアップ部16を設けている。このキックアップ部16はフロントフロアパネル15の後端から上方に立上がった後に、上方立上り部の上端から後方に延びており、当該キックアップ部16上部には、車幅方向に延びるクロスメンバ17(いわゆるNo.3クロスメンバ)を取付けて、このクロスメンバ17とキックアップ部16との間には、車幅方向に延びる閉断面部を形成している。
図2、図3、図6に示すように、上述のクロスメンバ17の後部には、リヤシートパン18およびリヤフロアパン19を一体または一体的に連設している。
上述のリヤシートパン18は、その上方部にリヤシート(後席シート)を搭載するためのリヤフロアであり、また上述のリヤフロアパン19は荷室床面を形成するためのリヤフロアであって、リヤフロアパン19の中間部には荷室凹部19aが凹設形成されている。
図6に示すように、リヤフロアパン19の後端折曲げ部19bには、リヤエンドパネル20を接合固定し、このリヤエンドパネル20の上部前側には、車幅方向に延びるリヤエンドクロスメンバ21を接合固定し、リヤエンドパネル20とリヤエンドクロスメンバ21との間には、車幅方向に延びるリヤエンド閉断面部22を形成している。
図3、図6に示すように、リヤシートパン18の後部と、リヤフロアパン19の前部との間の上部には、断面ハット形状のクロスメンバアッパ23(いわゆるNo.4クロスメンバアッパ)を接合固定している。
同様に、リヤシートパン18の後部と、リヤフロアパン19の前部との間の下部には、断面逆ハット形状のクロスメンバロア25(いわゆるNo.4クロスメンバロア)を接合固定して、上述のクロスメンバアッパ23と該クロスメンバロア25との間には、車幅方向に延びる閉断面部24を形成している。
また、図3、図6に示すように、リヤフロアパン19の前後方向中間部下面には、断面逆ハット形状で、かつ車幅方向に延びる後部クロスメンバ27(いわゆるNo.4.5クロスメンバ)を接合固定して、該後部クロスメンバ27とリヤフロアパン19との間には、車幅方向に延びる閉断面部28を形成している。
図2に示すように、上述のリヤシートパン18およびリヤフロアパン19の左右両サイドには、リヤサイドフレームアッパ29とリヤサイドフレームロア30とを接合固定して、車両の前後方向に延びるリヤサイド閉断面部31(図11参照)を備えたリヤサイドフレーム32を設けている。
ここで、上述のクロスメンバ17、クロスメンバアッパ23、クロスメンバロア25、後部クロスメンバ27は、左右のリヤサイドフレーム32,32間にわたって車幅方向に設けられたものである。
図1、図12に示すように、上述のリヤサイドフレーム32の前端部32aは、フロントフロアパネル15の左右両サイドに設けられたサイドシル33の後端部33bとオーバラップするように設けられている。
このサイドシル33は、サイドシルインナとサイドシルアウタとを接合固定して車両前後方向に延びるサイドシル閉断面部を有する車体強度部材であって、該サイドシル33はヒンジピラー5の下部と、リヤホイールアーチ前部との間を、車両前後方向に延びるよう構成されている。
図1に示すように、上述のフロントフロアパネル15の車幅方向中央部には、車室内に突出して車両の前後方向に延びるトンネル部34が設けられており、同図に示すように、このトンネル部34とサイドシル33との間には、車両前後方向に間隔を隔てて前部クロスメンバ35(いわゆるNo.2クロスメンバ)と、中間クロスメンバ36(いわゆるNo.2.5クロスメンバ)と、が車幅方向に設けられており、これらの各クロスメンバ35,36とフロントフロアパネル15との間には、車幅方向に延びる閉断面部がそれぞれ形成されている。
一方、図1、図8に示すように、車両前部のフロントヘッダ37と、車両後部のリヤヘッダ38(詳しくは、リヤヘッダパネル)との間にはルーフパネル39を設け、該ルーフパネル39の左右両サイド下部には、車両の前後方向に延びる閉断面構造のルーフサイドレール40,40を設けている。
車両前部のフロントヘッダ37は、左右のルーフサイドレール40,40の前端部相互間を車幅方向に延びて連結すると共に、ルーフパネル39の前部下面に接着固定され、ルーフパネル39とフロントヘッダ37との間には閉断面部が形成されている。
車両後部のリヤヘッダ38は、図8に示すように、上片部38aと、この上片部38aの後端から後方かつ下方に延びる前片部38bと、前片部38bの下端から後方に延びる下片部38cと、下片部38cの後端から上方に延びる後片部38dと、を一体に折曲げ形成したもので、当該リヤヘッダ38の上部にはリヤヘッダレイン41F,41Rを連結固定すると共に、リヤヘッダ38にはルーフパネル39の後端部を接着固定している。
ルーフパネル39の後端部は、図8に示すように、ルーフパネル本体39aの後端から下方に延びる前片部39bと、前片部39bの下端から後方に延びる水平部39cと、水平部39cの後端から下方に延びる縦壁部39dと、縦壁部39dの下端から後方に延びる下片部39eと、下片部39eの後端から上方に延びる後片部39fとを一体に折曲げ形成したものである。
そして、リヤヘッダ38の上片部38aをルーフパネル39のルーフパネル本体39aに接着固定すると共に、リヤヘッダ38の後片部38dをルーフパネル39の後片部39fに接着固定している。また、リヤヘッダ38とリヤヘッダレイン41Fとの間には、車幅方向に延びるリヤヘッダ閉断面部42を形成している。
図1で示した上述のルーフサイドレール40は、ルーフサイドレールアウタとルーフサイドレールインナとを接合固定して、車両の前後方向に延びるルーフサイド閉断面部を有するもので、この実施例ではルーフサイドレール40を車両の前後方向に複数分割している。図4、図5では、ルーフサイドレール40の中間レイン43とリヤレイン44とを示している。
図1に示すように、車両前部のフロントヘッダ37と、車両後部のリヤヘッダ38との間には、車両前後方向に間隔を隔てて複数のルーフレイン45,46,47を設けている。
これらの各ルーフレイン45~47は左右のルーフサイドレール40,40間に車幅方向にわたって架け渡されたレインフォースメントであって、各ルーフレイン45~47はルーフパネル39の下面に接着固定されていて、ルーフパネル39と各ルーフレイン45~47との間には、それぞれルーフレイン閉断面部が形成されている。
ルーフレイン45~47のうち最も車両後方側のルーフレイン47は、図8に示すように、断面逆ハット形状に形成されており、当該ルーフレイン47とルーフパネル39との間には、車幅方向に延びるルーフレイン閉断面部48が形成されている。
図1に示すように、ヒンジピラー5の上端部と、ルーフサイドレール40の前端部との間には、ヒンジピラー5から上方かつ後方に延びるフロントピラー50(いわゆるAピラー)で連結されている。このフロントピラー50は、フロントピラーインナとフロントピラーアウタとを接合固定し、その長手方向に延びるフロントピラー閉断面部を有するものである。
また、図1に示すように、ルーフサイドレール40の前後方向中間下面部と、サイドシル33の前後方向中間上面部とを、車両の上下方向に延びるセンタピラー51(いわゆるBピラー)で連結している。このセンタピラー51は、センタピラーインナとセンタピラーアウタとを接合固定し、上下方向に延びるセンタピラー閉断面部を有するものである。
さらに、図1、図4、図5に示すように、ルーフサイドレール40の後部とサイドシル33の後部とを、車両の略上下方向に延びる中間ピラー52(いわゆるCピラー)で連結している(なお、中間ピラー52の詳細構造については後述する)。
図1に示すように、ヒンジピラー5と、フロントピラー50と、ルーフサイドレール40と、センタピラー51と、サイドシル33とで囲繞された空間を、フロントドア開口53に設定し、センタピラー51と、ルーフサイドレール40と、中間ピラー52と、サイドシル33とで囲繞された空間を、リヤドア開口54に設定している。
上述の中間ピラー52は、リヤドア開口54の後側口縁に沿って設けられたものである。
図2のB-B線に沿う要部の矢視断面図を、図7に示すように、リヤサイドフレーム32の後端部には、リヤエンドクロスメンバ21のリヤエンド閉断面部22形成部位から下方に垂下する垂下部21aと、リヤエンドパネル20のリヤエンド閉断面部22形成部位から下方に垂下する垂下部20aと、セットプレート55と、を介してリヤバンパレイン56が取付けられており、左右一対のリヤバンパレイン56相互間には、車幅方向に延びるリヤバンパビーム57を横架している。
このリヤバンパビーム57は、リヤバンパビーム本体57aと、当該リヤバンパビーム本体57aの開放側を閉塞するクロージングプレート57bとから成り、これら両者間には、車幅方向に延びるリヤバンパ閉断面部57cが形成されている。
図7に示すように、上述のリヤエンド閉断面部22が形成される部位のリヤエンドクロスメンバ21とリヤエンドパネル20との間には、リヤエンドレイン58が設けられている。
図3のE-E線矢視断面図である図10と、図4とに示すように、リヤエンドパネル20の側端上部と、リヤエンドレイン58の側端上部と、リヤエンドクロスメンバ21の側端上部とに、それぞれ一体または一体的に連続するリヤエンド側部パネル59、リヤエンド側部レイン60、リヤエンド側部クロスメンバ61を設け、これら三者によりリヤエンドピラー62を形成すると共に、リヤエンド側部レイン60とリヤエンド側部クロスメンバ61との間には、上述のリヤエンド閉断面部22と連続する閉断面部63が形成されている。
図3、図4、図5に示すように、上述のリヤヘッダ38の車幅方向側部と、リヤエンドピラー62との間には、閉断面構造のリヤピラー64(いわゆるDピラー)が連結されている。そして、上述のリヤヘッダ38と、リヤピラー64と、リヤエンドピラー62と、リヤエンドクロスメンバ21およびリヤエンドパネル20と、でリヤゲート開口部としての後部荷室開口65を形成している(図4参照)。
図9に示すように、上述のリヤピラー64はリヤピラーインナ66と、リヤピラーアウタ67と、リヤピラーレイン68とを接合固定して形成されており、リヤピラーレイン68とリヤピラーインナ66との間には、図10で示した閉断面部63と連続するリヤピラー閉断面部69が形成されている。
図10に示すように、サイドパネルを形成するリヤホイールハウスアウタ70と、リヤホイールハウスインナ71とで、リヤホイールハウス72を形成している。
図10、図3に示すように、リヤホイールハウスアウタ70には、当該リヤホイールハウスアウタ70と一体にサイドパネルインナロア73を連設形成し、このサイドパネルインナロア73の上部には、サイドパネルインナアッパ74を連結固定しており、これらサイドパネルインナロア73とサイドパネルインナアッパ74との両者で、サイドパネル75を形成している。
図9に示すように、上述のサイドパネルインナアッパ74の後上部74aは、リヤピラー64の車幅方向外端折曲げ部64aに連結されている。
図11に示すように、リヤサイドフレーム32には、リヤサスペンションのダンパ支持部76が配設されている。同図に示すように、該ダンパ支持部76は、ダンパスプリング77を備えたリヤサスペンションダンパ78の上端部を支持するものであり、当該ダンパ支持部76は、天板部(いわゆるトップデッキ部)を有する楕円筒形状に形成されており、図3に点線で示すように、クロスメンバアッパ23およびクロスメンバロア25と、後部クロスメンバ27との間におけるリヤサイドフレーム32に設けられたものである。
図11、図12に示すように、該リヤサイドフレーム32のリヤサイドフレームロア30は、ダンパ支持部76の配設部位の後方部から外側部30Aと内側部30Bとに二股状に分岐し、ダンパ支持部76の配設部位の前方部にて収束するよう構成されており、図11に示すように、上述のダンパ支持部76の車幅方向外側のスカート部76aは、外側部30Aの車幅方向内側部30aに固定されており、ダンパ支持部76の車幅方向内側のスカート部76bは、内側部30Bの車幅方向外側部30bに固定されている。
図11に示すように、リヤサイドフレーム32のリヤサイドフレームアッパ29における車幅方向外側のフランジ部29aは、リヤホイールハウスインナ71下部のアウタパネル79に接合固定されており、リヤサイドフレームロア30の外側部30Aの車幅方向外側部30cは、上記アウタパネル79の下部に接合固定されている。
ところで、図3、図4、図5に示すように、上述の中間ピラー52(いわゆるCピラー)は、中間ピラーインナ52a(図3参照)と、次に述べる中間ピラーレインとで当該中間ピラー52の長手方向に沿う閉断面部を形成したもので、中間ピラーインナ52aの車幅方向外側の面には、中間ピラー上部レイン52b、中間ピラー中間部レイン52c、中間ピラー下部レイン52dを接合固定している。
図4、図5に示すように、中間ピラー上部レイン52bは、リヤドア開口54の後側上部口縁と、クオータウインド用の開口部80の前縁との間に位置しており、中間ピラー中間部レイン52cはサイドパネルインナアッパ74、サイドパネルインナロア73、リヤホイールハウスアウタ70の前上部に接合固定されており、中間ピラー下部レイン52dはリヤホイールハウスアウタ70の前縁部に接合固定されている。
図9、図10に示すように、中間ピラーインナ52aと、中間ピラー上部レイン52b、中間ピラー中間部レイン52c、中間ピラー下部レイン52dから成る中間ピラーレイン52eと、の間には、中間ピラー52の長手方向に沿う閉断面部81が形成されている。
図4、図5では図示省略したが、図9、図10に示すように、リヤエンド側部パネル59およびリヤピラーアウタ67の外縁部からリヤホイールハウスアウタ70の下縁部乃至中間ピラー52の前縁部にわたる後部車体の全体は、クオータウインド用の開口部80を除いて、車体外板としてのサイドフレームアウタ82にて覆われている。
図2、図3に示すように、中間ピラー52における中間ピラー上部レイン52b配設部位の下部とクロスメンバアッパ23の上部とを、リヤドア開口54の後縁に沿って上下方向に連結すべく第1ブレース部材83を設けている。
この第1ブレース部材83は、図10にも示すように、その長手方向と直交する断面が略ハット形状であり、その前側、後側、上側に位置する接合フランジ部が、リヤホイールハウスインナ71、サイドパネルインナアッパ74にそれぞれ接合固定されていて、当該第1ブレース部材83と各要素71,74との間には、上下方向に延びる閉断面部84(図10参照)が形成されている。この第1ブレース部材83はダンパ支持部76の前方に配設されている。
上述のダンパ支持部76の後方において、リヤピラー64の上端部とリヤサイドフレーム32とを上下方向に連結するように第2ブレース部材85を設けている。
この第2ブレース部材85は、図9、図10にも示すように、その長手方向と直交する断面がハット形状であり、その前後両側に位置する接合フランジ部が、リヤホイールハウスインナ71、サイドパネルインナアッパ74にそれぞれ接合固定されていて、当該第2ブレース部材85と各要素71,74との間には、上下方向に延びる閉断面部86が形成されている。
一方、図2、図3、図4、図11に示すように、リヤサイドフレーム32上面のフロア部、詳しくは、リヤサイドフレームアッパ29の上面部には、リヤサスペンションのダンパ支持補強部材87が固定されている。
このリヤサスペンションのダンパ支持補強部材87はアルミダイカストにて形成されている。
特に、図4に示すように、当該ダンパ支持補強部材87は、その前部に位置して第1ブレース部材83の下部およびクロスメンバアッパ23の車幅方向端部を一体的に補強する第1補強部87aと、その後部に位置して第2ブレース部材85の下部を補強する第2補強部87bと、第1補強部87aと第2補強部87bとを車両の前後方向に連結する外側壁部87c、上壁部87dおよびリヤサイドフレームアッパ29の形状に沿って上壁部87dから斜め下方に延びる下壁部87eと、を一体形成したもので、対応する車体に対して、ボルト、ナットやリベット等の取付け部材を用いて、固定されている。
さらに、図2、図7に示すように、リヤサイドフレーム32とリヤエンドクロスメンバ21の垂下部21aとが、リヤバンパレイン取付け補強部材としてのリヤバンパブラケットアッパ88、リヤバンパブラケットロア89を介して連結されている。
特に、図2、図7に示すように、リヤバンパブラケットアッパ88は、リヤエンドクロスメンバ21の垂下部21aと、リヤエンドパネル20の垂下部20aと、セットプレート55とにボルト、ナット等の締結部材を用いて共締め固定される立設状の後壁部88aと、リヤサイドフレームアッパ29の後端形状に沿うハット形状部88bとを一体形成したもので、ハット形状部88bはリヤサイドフレームアッパ29に接合固定され、後壁部88aは上記各要素21,20,55に上記締結部材を用いて共締め固定されるものである。
なお、図2において、90はリヤシートパン18を補強するためのVブレース(平面視でV字形状のブレース部材)、91はリヤサイドパネル、92はフロアサイドパネルである。
つぎに、図13等を参照して環状構造部(いわゆる環状車体骨格)について説明するが、当該環状構造部は、閉断面部、または、車体パネルよりも厚板の厚板部にて形成されている。
図13に示すように、ダンパ支持部76(図11参照)の前側近傍に配設されて車幅方向に延びる車体下壁部Hと、車両の上下方向に延びる左右の両側壁部Iと、車体上部において車幅方向に延びる上壁部Jと、を連続させて車両正面視で車幅方向において環状となる第1環状構造部Z1を構成している。
上述の第1環状構造部Z1は、リヤフロアパン19、クロスメンバアッパ23、クロスメンバロア25から成り車幅方向に延びる閉断面部24(図6参照)による車体下壁部Hと、リヤホイールハウス72、第1ブレース部材83および中間ピラー52から成り上下方向に延びる閉断面部84,81(図10、図9参照)による側壁部Iと、ルーフパネル39およびルーフレイン47から成り車幅方向に延びる閉断面部48(図8参照)による上壁部Jと、で構成されている。
また、図4、図13に示すように、リヤゲート開口部としての後部荷室開口65の周縁部に配設されて車幅方向に延びる車体下壁部Kと、車両の上下方向に延びる左右の両側壁部Lと、車体上部において車幅方向に延びる上壁部Mと、を連続させて車両正面視で車幅方向において環状となる第2環状構造部Z2を構成している。
上述の第2環状構造部Z2は、リヤエンドパネル20およびリヤエンドクロスメンバ21から成り車幅方向に延びる閉断面部22(図6参照)による車体下壁部Kと、リヤピラー64およびリヤエンドピラー62から成り上下方向に延びる閉断面部69,63(図9、図10参照)による側壁部Lと、ルーフパネル39およびリヤヘッダ38から成り車幅方向に延びる閉断面部42(図8参照)による上壁部Mと、で構成されている。
さらに、図13に示すように、第1環状構造部Z1の一部である側壁部Iと第2環状構造部Z2の一部である側壁部Lとを併用し、これら第1および第2の両環状構造部Z1,Z2の上部間同士および下部間同士を連結させて車両前後方向において環状となる第3環状構造部Z3を構成している。
ここで、第1環状構造部Z1と第2環状構造部Z2の上端同士は、閉断面部を有するルーフサイドレール40で車両の前後方向に連結されており、第1環状構造部Z1と第2環状構造部Z2の下端同士は、リヤサイドフレーム32を含む閉断面部31(図11参照)と、リヤサイドフレーム32後端と第2環状構造部Z2の車体下壁部Kを連結するリヤバンパレイン取付け補強部材としてのリヤバンパブラケットアッパ88と、を介して車両前後方向に連結している。
このように、リヤサスペンションのダンパ支持部76(図11参照)の前側近傍の第1環状構造部Z1と、後部荷室開口65の周縁部の第2環状構造部Z2とを、車両前後方向において環状となる第3環状構造部Z3にて連結させ、これにより、車両後部の車体剛性を確実に向上すべく構成したものである。
また、リヤサスペンションのダンパ支持部76(図11参照)の後側近傍に配設されて車幅方向に延びる車体下壁部Nと、車両の上下方向に延びる左右の両側壁部Pと、車体上部において車幅方向に延びる上壁部Mと、を連続させて車両正面視で車幅方向において環状となる第4環状構造部Z4を構成している。
上述の第4環状構造部Z4の上壁部Mは、第2環状構造部Z2の上壁部Mを兼用するものである。
また、上述の第4環状構造部Z4は、リヤフロアパン19および第2のフロアクロスメンバである後部クロスメンバ27(図6参照)から成り車幅方向に延びる閉断面部28(図6参照)による車体下壁部Nと、リヤホイールハウス72、サイドパネル75および第2ブレース部材85から成り上下方向に延びる閉断面部86(図9、図10参照)による側壁部Pと、ルーフパネル39およびリヤヘッダ38から成り車幅方向に延びる閉断面部42(図8参照)による上壁部Mと、で構成されている。
つまり、車両正面視で車幅方向において環状となる第1環状構造部Z1と第4環状構造部Z4とは、部分的に併用することなく、それぞれ独立して構成されたものである。
このように、リヤサスペンションのダンパ支持部76の前側近傍および後側近傍に、第1環状構造部Z1と第4環状構造部Z4とを備えることで、車両後部の車体剛性を確実に向上させるよう構成したものである。
図3、図11に示すように、上記リヤサスペンションのダンパ支持部76は、リヤサイドフレーム32に配設されており、当該ダンパ支持部76を補強するリヤサスペンションのダンパ支持補強部材87が、リヤサイドフレーム32上面のフロア部、詳しくは、リヤサイドフレームアッパ29の上面部に、ボルト、ナットやリベット等の締結部材を用いて接合固定されている。
ダンパ支持部を、仮に、リヤサイドフレームの上方かつ車幅方向外方にオフセットしたリヤホイールハウス上部に設けると、後突または側突の荷重入力時に、ダンパ支持部に対してモーメントが働くことになるが、図3、図11で示したように、上記ダンパ支持部76をリヤサイドフレーム32それ自体に設けることで、斯るモーメントの発生を抑止して、衝突荷重入力を最小限に抑制するよう構成したものであり、かつ、ダンパ支持部76をアルミダイカスト製のダンパ支持補強部材87にて、確実に補強すべく構成したものである。
また、図13に示すように、リヤサスペンションのダンパ支持補強部材87を介して上述の第1環状構造部Z1と上述の第4環状構造部Z4との下端同士を車両前後方向に連結させており、これにより、上記ダンパ支持補強部材87にて第1環状構造部Z1の下部と、第4環状構造部Z4の下部とを連結することができると共に、図13からも明らかなように、当該ダンパ支持補強部材87にて、第1環状構造部Z1の下部と第2環状構造部Z2の下部との間の一部を、補強し、よって、車両後部の車体剛性をより一層確実に向上させるよう構成したものである。
一方で、図1に示すように、フロントホイールハウス12の上部にフロントサスペンションのダンパ支持部14を備えており、当該ダンパ支持部14の近傍に、車両正面視で車幅方向において環状となる第5環状構造部Z5が形成され、また、フロントドア開口53、リヤドア開口54の周囲に車両側面視で前後方向において環状となる第6環状構造部Z6が形成されており、上述の中間ピラー52を兼用して、第1環状構造部Z1と第6環状構造部Z6とが連結されている。
図1に示すように、上述の第5環状構造部Z5は、厚板部から成るサスタワー部13およびそのトップデッキ部13aと、フロントサイドフレーム7に連結された閉断面構造のタワー部8bと、車幅方向に延びるサブフレーム本体8aと、カウルクロスメンバアッパ3および図示しないカウルクロスメンバロアにて形成され車幅方向に延びる閉断面部と、から構成されている。
また、図1に示すように、上述の第6環状構造部Z6は、上下方向に延びる閉断面構造のヒンジピラー5と、上方かつ後方に斜め方向に延びる閉断面構造のフロントピラー50と、車体上部において前後方向に延びる閉断面構造のルーフサイドレール40と、上記閉断面構造の中間ピラー52と、車体下部において前後方向に延びる閉断面構造のサイドシル33と、から構成されている。
さらに、図13に示すように、上述の第6環状構造部Z6の後部は、第3環状構造部Z3に対して、その上部が閉断面構造のルーフサイドレール40を介して連結されると共に、その下部が閉断面構造のリヤサイドフレーム32を介して連結されており、これにより、車体全体のねじれ剛性の向上を図り、操縦安定性を確保すべく構成したものである。
また、車体上部においては、フロントピラー50からリヤピラー64にかけて、車体下部においては、ヒンジピラー5からリヤエンドパネル20、リヤエンドクロスメンバ21にかけての車体全体の剛性向上を図るよう構成したものである。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
このように、上記実施例の車両の後部車体構造は、リヤサスペンションのダンパ支持部76を備え、上記リヤサスペンションのダンパ支持部76の前側近傍に配設される車体下壁部H、左右の両側壁部I、上壁部Jを連続させて車幅方向において環状となる第1環状構造部Z1と、リヤゲート開口部(後部荷室開口65)の周縁部に配設される車体下壁部K、左右の両側壁部L、上壁部Mを連続させて車幅方向において環状となる第2環状構造部Z2と、上記第1および第2の環状構造部Z1,Z2の一部を併用し、これら両環状構造部Z1,Z2の上部間同士および下部間同士を連結させて車両前後方向において環状となる第3環状構造部Z3と、を備え、上記各環状構造部Z1~Z3は、閉断面部、または、車体パネルより厚板の厚板部にて形成されたものである(図11、図13参照)。
この構成によれば、リヤサスペンションのダンパ支持部76の前側近傍の第1環状構造部Z1と、リヤゲート開口部(後部荷室開口65)周縁部の第2環状構造部Z2とを、車両前後方向において環状となる第3環状構造部Z3にて連結させたので、車両後部の車体剛性を確実に向上させることができる。
また、この発明の一実施形態においては、上記第1環状構造部Z1が、フロアパネル(リヤフロアパン19)およびフロアクロスメンバ(クロスメンバアッパ23,クロスメンバロア25)から成り車幅方向に延びる車体下壁部Hと、リヤホイールハウス72、第1ブレース部材83および中間ピラー52から成り上下方向に延びる側壁部Iと、ルーフパネル39およびルーフレイン47から成り車幅方向に延びる上壁部Jと、で構成されたものである(図6、図8、図9、図10参照)。
この構成によれば、特別に大きな専用の部材を別途用いることなく、上記第1環状構造部Z1を形成することができる。
さらに、この発明の一実施形態においては、上記第2環状構造部Z2が、リヤエンドパネル20およびリヤエンドクロスメンバ21から成り車幅方向に延びる車体下壁部Kと、リヤピラー64から成り上下方向に延びる側壁部Lと、ルーフパネル39およびリヤヘッダ38から成り車幅方向に延びる上壁部Mと、で構成されたものである(図6、図8、図9参照)。
この構成によれば、特別に大きな専用の部材を別途用いることなく、上記第2環状構造部Z2を形成することができる。
さらにまた、この発明の一実施形態においては、上記リヤサスペンションのダンパ支持部76の後側近傍に配設されフロアパネル(リヤフロアパン19)と第2のフロアクロスメンバ(後部クロスメンバ27)から成り車幅方向に延びる車体下壁部Nと、リヤホイールハウス72、サイドパネル75および第2ブレース部材85から成り上下方向に延びる側壁部Pと、ルーフパネル39およびリヤヘッダ38から成り車幅方向に延びる上壁部Mと、を連続させて車幅方向において環状となる第4環状構造部Z4を備え、該第4環状構造部Z4は、閉断面部、または、車体パネルより厚板の厚板部にて形成されたものである(図6、図8、図9、図10、図11、図13参照)。
この構成によれば、リヤサスペンションのダンパ支持部76の前側近傍および後側近傍に、第1環状構造部Z1と第4環状構造部Z4とを備えたので、車両後部の車体剛性を確実に向上させることができる。
加えて、この発明の一実施形態においては、上記第1環状構造部Z1と上記第2環状構造部Z2の上端同士は、ルーフサイドレール40で前後方向に連結され、下端同士は、リヤサイドフレーム32を含む閉断面部31と、リヤサイドフレーム32後端と第2環状構造部Z2の車体下壁部Kを連結するリヤバンパレイン取付け補強部材(リヤバンパブラケットアッパ88)と、を介して前後方向に連結されたものである(図7、図11、図13参照)。
この構成によれば、リヤバンパレイン取付け補強部材(リヤバンパブラケットアッパ88)によりリヤサイドフレーム32後端と第2環状構造部Z2の車体下壁部Kとを連結したので、リヤゲート開口部(後部荷室開口65)のさらなる剛性向上を図ることができる。
また、上記リヤバンパレイン取付け補強部材(リヤバンパブラケットアッパ88)にて上記第3環状構造部Z3の一部を補強することができる。
さらに、第1環状構造部Z1と第2環状構造部Z2との上端同士および下端同士を、通常のルーフサイドレール40やリヤサイドフレーム32を用いて連結することができる。
この発明の一実施形態においては、上記リヤサスペンションのダンパ支持部76がリヤサイドフレーム32に配設されており、当該ダンパ支持部76を補強するリヤサスペンションのダンパ支持補強部材87が、リヤサイドフレーム32上面のフロア部に接合されたものである(図3、図11参照)。
この構成によれば、次のような効果がある。
すなわち、ダンパ支持部が、仮に、リヤサイドフレームの上方かつ車幅方向外方にオフセットしたリヤホイールハウス上部に設けられていると、後突または側突の荷重入力時に、ダンパ支持部に対してモーメントが働くことになるが、上述のように、ダンパ支持部76がリヤサイドフレーム32それ自体に設けられているので、斯るモーメントの発生を抑止して、衝突荷重入力を最小限に抑制することができる。
また、この発明の一実施形態においては、上記リヤサスペンションのダンパ支持補強部材87を介して上記第1環状構造部Z1と上記第4環状構造部Z4との下端同士が前後方向に連結されたものである(図13参照)。
この構成によれば、リヤサスペンションのダンパ支持補強部材87を用いて、第1環状構造部Z1の下部と、第4環状構造部Z4の下部とを連結することができると共に、当該ダンパ支持補強部材87にて、第1環状構造部Z1の下部と、第2環状構造部Z2の下部との間の一部を補強することができる。よって、車両後部の車体剛性をさらに確実に向上させることができる。
さらに、この発明の一実施形態においては、フロントホイールハウス12上部にフロントサスペンションのダンパ支持部14を備え、当該ダンパ支持部14の近傍に、少なくともフロントサスペンションタワー部(サスタワー部13)、サブフレーム(フロントサブフレーム8)、カウルクロスメンバ(カウルクロスメンバアッパ3、カウルクロスメンバロア参照)を含む閉断面部から成り車幅方向において環状となる第5環状構造部Z5が形成され、ドア開口部53,54周囲に閉断面部から成り車両側面視で前後方向において環状となる第6環状構造部Z6が形成され、当該第6環状構造部Z6の後部は、上記第3環状構造部Z3に対してその上部がルーフサイドレール40を介して連結されると共に、その下部がリヤサイドフレーム32を介して連結されたものである(図1、図13参照)。
この構成によれば、第6環状構造部Z6の後部が、ルーフサイドレール40およびリヤサイドフレーム32を介して上記第3環状構造部Z3に連結されており、さらに、フロントサスペンションのダンパ支持部14の近傍には、上述の第5環状構造部Z5を備えているので、車体全体のねじれ剛性が向上し、操縦安定性を確保することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のリヤゲート開口部は、実施例の後部荷室開口65に対応し、
以下同様に、
フロアパネルは、リヤフロアパン19に対応し、
フロアクロスメンバは、クロスメンバアッパ23、クロスメンバロア25に対応し、
第2のフロアクロスメンバは、後部クロスメンバ27に対応し、
リヤバンパレイン取付け補強部材は、リヤバンパブラケットアッパ88に対応し、
フロントサスペンションタワー部は、サスタワー部13に対応し、
サブフレームは、フロントサブフレーム8に対応し、
カウルクロスメンバは、カウルクロスメンバアッパ3、カウルクロスメンバロアに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明は、車体後部に、閉断面部、または、車体パネルよりも厚板の厚板部にて車幅方向の環状構造部が形成されたような車両の後部車体構造について有用である。
3…カウルクロスメンバアッパ(カウルクロスメンバ)
8…フロントサブフレーム
12…フロントホイールハウス
13…サスタワー部(フロントサスペンションタワー部)
14…ダンパ支持部
19…リヤフロアパン(フロアパネル)
20…リヤエンドパネル
21…リヤエンドクロスメンバ
22,24,28,31,42,48,69,81,84,86…閉断面部
23…クロスメンバアッパ(フロアクロスメンバ)
25…クロスメンバロア(フロアクロスメンバ)
27…後部クロスメンバ(第2のフロアクロスメンバ)
32…リヤサイドフレーム
38…リヤヘッダ
39…ルーフパネル
40…ルーフサイドレール
47…ルーフレイン
52…中間ピラー
53,54…ドア開口
64…リヤピラー
65…後部荷室開口(リヤゲート開口部)
72…リヤホイールハウス
75…サイドパネル
76…ダンパ支持部
83…第1ブレース部材
85…第2ブレース部材
87…ダンパ支持補強部材
88…リヤバンパブラケットアッパ(リヤバンパレイン取付け補強部材)
H,K,N…車体下壁部
I,L,P…側壁部
J,M…上壁部
Z1…第1環状構造部
Z2…第2環状構造部
Z3…第3環状構造部
Z4…第4環状構造部
Z5…第5環状構造部
Z6…第6環状構造部

Claims (7)

  1. 車両の後部車体構造であって、
    リヤサスペンションのダンパ支持部を備え、
    上記リヤサスペンションのダンパ支持部の前側近傍に配設される車体下壁部、左右の両側壁部、上壁部を連続させて車幅方向において環状となる第1環状構造部と、
    リヤゲート開口部の周縁部に配設される車体下壁部、左右の両側壁部、上壁部を連続させて車幅方向において環状となる第2環状構造部と、
    上記第1および第2の環状構造部の一部を併用し、これら両環状構造部の上部間同士および下部間同士を連結させて車両前後方向において環状となる第3環状構造部と、を備え、
    上記各環状構造部は、閉断面部、または、車体パネルより厚板の厚板部にて形成され
    上記第1環状構造部と上記第2環状構造部の上端同士は、ルーフサイドレールで前後方向に連結され、下端同士は、リヤサイドフレームを含む閉断面部と、リヤサイドフレーム後端と第2環状構造部の車体下壁部を連結するリヤバンパレイン取付け補強部材と、を介して前後方向に連結された
    車両の後部車体構造。
  2. 上記第1環状構造部が、フロアパネルおよびフロアクロスメンバから成り車幅方向に延びる車体下壁部と、
    リヤホイールハウス、第1ブレース部材および中間ピラーから成り上下方向に延びる側壁部と、
    ルーフパネルおよびルーフレインから成り車幅方向に延びる上壁部と、で構成された
    請求項1に記載の車両の後部車体構造。
  3. 上記第2環状構造部が、リヤエンドパネルおよびリヤエンドクロスメンバから成り車幅方向に延びる車体下壁部と、
    リヤピラーから成り上下方向に延びる側壁部と、
    ルーフパネルおよびリヤヘッダから成り車幅方向に延びる上壁部と、で構成された
    請求項1に記載の車両の後部車体構造。
  4. 上記リヤサスペンションのダンパ支持部の後側近傍に配設されフロアパネルと第2のフロアクロスメンバから成り車幅方向に延びる車体下壁部と、
    リヤホイールハウス、サイドパネルおよび第2ブレース部材から成り上下方向に延びる側壁部と、
    ルーフパネルおよびリヤヘッダから成り車幅方向に延びる上壁部と、を連続させて車幅方向において環状となる第4環状構造部を備え、
    該第4環状構造部は、閉断面部、または、車体パネルより厚板の厚板部にて形成された
    請求項1~3の何れか一項に記載の車両の後部車体構造。
  5. 上記リヤサスペンションのダンパ支持部がリヤサイドフレームに配設されており、
    当該ダンパ支持部を補強するリヤサスペンションのダンパ支持補強部材が、リヤサイドフレーム上面のフロア部に接合された
    請求項1~の何れか一項に記載の車両の後部車体構造。
  6. 上記リヤサスペンションのダンパ支持部がリヤサイドフレームに配設されており、
    当該ダンパ支持部を補強するリヤサスペンションのダンパ支持補強部材が、リヤサイドフレーム上面のフロア部に接合され、
    上記リヤサスペンションのダンパ支持補強部材を介して上記第1環状構造部と上記第4環状構造部との下端同士が前後方向に連結された
    請求項に記載の車両の後部車体構造。
  7. フロントホイールハウス上部にフロントサスペンションのダンパ支持部を備え、
    当該ダンパ支持部の近傍に、少なくともフロントサスペンションタワー部、サブフレーム、カウルクロスメンバを含む閉断面部から成り車幅方向において環状となる第5環状構造部が形成され、
    ドア開口部周囲に閉断面部から成り車両側面視で前後方向において環状となる第6環状構造部が形成され、
    当該第6環状構造部の後部は、上記第3環状構造部に対してその上部がルーフサイドレールを介して連結されると共に、その下部がリヤサイドフレームを介して連結された
    請求項1~の何れか一項に記載の車両の後部車体構造。
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