JP6988835B2 - 後部車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両の後部車体構造に関する。
一般に、自動車等の車両の後部車体構造には、車体後方から入力される衝撃荷重が車体前方へスムーズに伝達されることが要求される。このため、車体後部から前方の剛性の高い部位へ至る荷重伝達経路(以下、「ロードパス」ともいう)が構成されることが望ましい。
例えば特許文献1には、後部車体構造として、車体後部の両側部を前後方向に延びる左右一対のリヤフレームと、これらのリヤフレームのそれぞれの車体幅方向外側に設けられてリヤサスペンションを支持する左右一対のサスペンションハウジング(以下、「サスハウジング」ともいう)と、該サスハウジングとこれらよりも前方のフロアトンネルとを連結する左右一対の補強部材とが備えられたものが開示されている。
特許文献1の構造において、各補強部材は、左右両側のサスハウジングからそれぞれ車体幅方向内側に向かって斜め前方に延びている。これによって、リヤサスペンションからサスハウジングに伝達される荷重を、補強部材を経由してトンネル部に伝達するロードパスが形成されている。
また、特許文献1の構造において、左右一対の補強部材の前端部は、連結部材により車体幅方向に連結されている。これにより、フロアトンネルに対する補強部材の結合部の剛性および強度の向上が図られている。
特開2013−163470号公報
ところで、前席と後席とを有する車両において、前席が配置されるフロントフロア、フロントフロアの後縁から斜め後上方に延びる段上げ部(キックアップ部)、および、段上げ部の上縁から後方に延びて後席が配置されるリヤフロアで構成される場合がある。この種の車両では、後席の居室空間を上下方向に広く確保するために、リヤフロアとリヤシートとの間における構造の簡素化およびコンパクト化が特に要求される。
しかしながら、特許文献1の後部車体構造のように一対の補強部材の前端部間が連結部材を介して連結される場合、該連結部分の強度および剛性を良好に確保するためには、連結構造の複雑化および大型化を招く。そのため、仮に、これら補強部材および連結部材の上方にリヤシートが配置される場合、後席の居住空間を上下方向に狭くしたり、リヤシートのシートクッションの厚さを削減したりすることが強いられ得る。
なお、特許文献1の車両は、後席を有しないものであり、上下方向スペースに関する制約が比較的緩いことから、上下方向の厚みが大きな補強部材および連結部材をフロア状に配置しやすくなっている。
そこで、本発明は、後部車体構造において、車体後方からの衝撃荷重のロードパスを確保しながら、ロードパスを形成するための一対の補強部材を強固に連結しつつ、該連結部の構造の簡素化およびコンパクト化を図ることを課題とする。
前記課題を解決するため、本願発明は次のように構成したことを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明は、
車体底部を形成するフロアと、
車体後部で前記フロアの両側部において前後方向に延びる左右一対のリヤフレームと、
車体幅方向に延びて前記左右一対のリヤフレームの前部を車体幅方向に連結するリヤクロスメンバと、
該リヤクロスメンバよりも前方に設けられた車体構造体と前記リヤクロスメンバとを直接または間接的に連結する左右一対の補強部材と、を備えた後部車体構造であって、
前記左右一対の補強部材は、前記フロア上において、前記リヤクロスメンバから前記車体構造体に向かって車体幅方向内側へ斜め前方に延びるように配置され、
前記左右一対の補強部材の前端部には、互いに重なり合って前記フロアに接合される重合接合部が備えられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の後部車体構造において、
前記左右一対の補強部材は、前記フロアとの間で閉断面を形成する本体部と、該本体部の下縁部に沿って設けられて前記フロアに接合されるフランジ部とを有し、
前記重合接合部は、前記フランジ部の少なくとも一部に設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の後部車体構造において、
前記左右一対の補強部材の本体部の前端部に、互いに車体幅方向に対向する対向面部が設けられ、
前記重合接合部は、前記フランジ部において前記対向面部に沿って車体前後方向に延びる部分を含むことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の後部車体構造において、
前記重合接合部は、車体前後方向において前記対向面部よりも長く形成されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から前記請求項4のいずれか1項に記載の後部車体構造において、
前記フロアは、車体前後方向に交差するように前記リヤクロスメンバよりも前方に配置された縦面部と、該縦面部の上縁部から車体後方側に延びて前記リヤクロスメンバおよび前記左右一対の補強部材を支持するリヤフロア部とを有し、
前記車体構造体は、前記縦面部から車体前方に延びており、
前記左右一対の補強部材の前端部には、前記縦面部に沿って下方に延びて該縦面部に接合された下方延設部が設けられ、
前記重合接合部は、前記リヤフロア部から前記縦面部に亘って前記フロアに接合されていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記請求項5に記載の後部車体構造において、
前記縦面部の前面に沿って前記車体構造体の上側を通って車体幅方向に延びる第2のクロスメンバが設けられ、
前記下方延設部は、前記第2のクロスメンバを介して前記車体構造体に連結されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、リヤクロスメンバとこれよりも前方の車体構造体とを連結する左右一対の補強部材は、これらの前端部に設けられた重合接合部において互いに連結されている。そのため、一対の補強部材間の連結部を、連結部材等の別部品を用いることなく簡素でコンパクトに形成できる。これにより、車体後方側から一対の補強部材に伝わる衝撃荷重が合流することになる補強部材間の連結部の補強を図りつつ、該連結部周辺に配置される部品等のレイアウト自由度を向上させることができる。したがって、一対の補強部材の上方にリヤシートが配置される場合には、後席の居室空間およびシートクッションの厚さを上下方向に大きく確保しやすくなる。
ところで、車体後方から衝撃荷重が入力される場合において、該衝撃荷重は、リヤフレームからリヤクロスを介して補強部材に伝達される。このとき、リヤクロスから車体構造体に向けて斜め前方に延びる一対の補強部材の合流部には、車体前側成分の荷重に加えて、車体幅方向内側成分の荷重が作用する。
これらのうち車体幅方向成分の荷重は、重合接合部を介して一対の補強部材間で伝達され得る。そのため、車体幅方向成分の荷重を、一対の補強部材間で分散したり相殺したりすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、一対の補強部材間の連結部を2枚のフランジ部によって簡素でコンパクトに構成することができる。
請求項3に記載の発明によれば、一対の補強部材間の前端部同士は、一対の対向面部間に隙間を空けて近接させて配置しつつ、重合接合部を、対向面部に沿って車体前後方向に長く形成することができる。したがって、一対の補強部材間をコンパクト且つ強固に連結することができる。
請求項4に記載の発明によれば、一対の補強部材のフランジ部が、本体部の対向面部よりも長い前後方向領域において互いに接合されることで、補強部材間の連結強度を効果的に高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、車体後方側から入力された衝撃荷重を、一対のリヤフレーム、リヤクロスメンバ、一対の補強部材、および、車体前方側へ延びる車体構造体へ効率的に伝達することができる。また、一対の補強部材を伝わる衝撃荷重が合流する重合接合部は、リヤフロア部と縦面部とのコーナ部を跨ぐように設けられていることで、剛性が効果的に高められている。したがって、補強部材から車体構造体への荷重伝達を高剛性の重合接合部を経由させて効率的に実現できる。
請求項6に記載の発明によれば、一対の補強部材からその下方の車体構造体への荷重伝達が、高剛性の第2のクロスメンバを介して効率的に実現される。
本発明の実施形態に係る後部車体構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る後部車体構造を示す平面図である。 図2に示す後部車体構造のA−A断面図である。 左右一対の補強部材の合流部を示す図3の一部拡大断面図である。 左右一対の補強部材の合流部を示す図2の一部拡大平面図である。 左右一対の補強部材の合流部を示す図2におけるB−B断面図拡大正面図である。
以下、本発明の実施形態に係る後部車体構造1について説明する。
図1に示されるように、後部車体構造1の前部には、車室の床面を形成するフロアパネル10と、該フロアパネル10の車体幅方向両側の縁部に接合されており前後方向に延びる左右一対のサイドシル20と、が設けられている。
本実施形態における後部車体構造1は、前席と後席を有する所謂2列シートの自動車に設けられている。フロアパネル10は、車室におけるリヤシート2(図3参照)よりも前方部分の床面を構成している。
サイドシル20は、車体幅方向の内側に位置する断面ハット状のサイドシルインナ21と、車体幅方向外側に位置する断面ハット状のサイドシルアウタ(図示せず)とを有し、これらが車体幅方向に接合されて、車体前後方向に連続する閉断面が形成されている。車体前後方向に直交するサイドシル20の断面形状は、例えば概ね矩形状とされている。
フロアパネル10における車体幅方向の中央部には、上方に膨出して前後方向に延びた車体構造体としてのトンネル部11が設けられている。トンネル部11の前端部は、前方において車室の前端部を画定するダッシュパネル(不図示)に連結されている。トンネル部11の上面の車体幅方向の両側の縁部には、前後方向に延びるトンネル補強部材12、12がそれぞれ取り付けられている。
図6に示すように、トンネル補強部材12は、前後方向に直交する断面形状が下方に開口したハット状断面に形成されており、下端に設けられた一対の下端フランジ部12aにおいてトンネル部11の上面に上方から接合されている。したがって、トンネル補強部材12は、トンネル部11の上面との間に、車体前後方向に連続する閉断面を構成しており、これによってトンネル部11の剛性(特に、上下方向および左右方向への曲げ剛性)が効果的に高められている。
図1に示すように、後部車体構造1は、フロアパネル10の後部に連設されたリヤフロアパネル30を備えている。リヤフロアパネル30は、フロアパネル10の後縁部から上方に立ち上がる縦面部としてのキックアップ部13を介して、フロアパネル10の後方に連設されている。リヤフロアパネル30の前縁部は、キックアップ部13の上縁部に後述のクロスメンバ60を介して接続されている。リヤフロアパネル30は、車体上下方向において、サイドシル20よりも上方に位置している。
図2に示すように、リヤフロアパネル30の車体幅方向両側には、前後方向に延びる左右一対のリヤフレーム40、40が設けられ、リヤフレーム40の車体幅方向外側には、リヤホイルハウス50が隣接して設けられている。
リヤホイルハウス50は、車体幅方向内側に膨出するホイルハウスインナ51と、車体幅方向外側に膨出するホイルハウスアウタ52とを有し、これらが上縁部において車体幅方向に接合されている。ホイルハウスインナ51の下縁部は、リヤフレーム40に車体幅方向外側から接合されている。
リヤフレーム40は、車体前後方向に連続する閉断面を構成する複数のフレーム部材で構成されている。リヤフレーム40は、キックアップ部13からリヤフロアパネル30の後端まで前後方向に延びている。リヤフレーム40の前端部は、サイドシル20の後部に連結されている。
リヤフレーム40は、車体幅方向において、サイドシル20よりも内側に位置している。具体的には、リヤフレーム40はリヤホイルハウス50に対して車体幅方向内側に位置しており、一方、サイドシル20は車体幅方向においてリヤホイルハウス50と略同じ位置に位置している。
リヤフレーム40は、前後方向に略平行に延びる平行部42と、該平行部42の前端部から前方に向かって車体幅方向外側に傾斜した方向に延びる傾斜部41とを備えている。リヤフレーム40は、傾斜部41の前端部においてサイドシル20の後端部に連結されている。
リヤフレーム40の平行部42には、下方からリヤサスペンション(図示せず)が取り付けられるサスペンション支持部40Aが設けられている。また、リヤフレーム40には、サスペンション支持部40Aを補強するリヤフレーム補強部材40Bが取り付けられている。
なお、サスペンション支持部40Aにおいては、サスペンションの確実な支持のために十分な面積が必要になる。そのため、サスペンション支持機能を持たない従来のリヤフレームに比べて、本実施形態のリヤフレーム40の平行部42は幅広に設けられている。これにより、リヤフレーム40の平行部42は、従来に比して、車体幅方向内側にオフセットした位置に配設される。
つまり、本実施形態において、リヤフレーム40は、その長手方向(車体前後方向)に沿った軸心Xが上述した従来の構成と比して車体幅方向内側に寄せた位置に配設されるため、これに起因してサイドシル20に対する車体幅方向内側へのオフセット量も従来の構成と比して大きくなる。
上述のように、リヤフレーム40は、その前部に設けられた傾斜部41の前端部においてサイドシル20に接続されている。そのため、上述のようにリヤフレーム40がサイドシル20に対して車体幅方向内側へオフセットした位置に配設された構成でありながら、リヤフレーム40の前端をサイドシル20の後部に滑らかに接続することが可能となっている。したがって、車体後方からの衝撃荷重が入力される場合に、該リヤフレーム40からサイドシル20へ衝撃荷重を効率よく伝達することが可能となっている。
図3に示されるように、リヤフロアパネル30は、後述のクロスメンバ60を介してキックアップ部13の上縁部に接続されるリヤフロア前部31と、該リヤフロア前部31の後側に位置するリヤフロア後部32とを有している。
リヤフロア前部31には、下方に燃料タンク(不図示)が取り付けられ、上方にリヤシート2が取り付けられるようになっている。図4に示すように、リヤフロア前部31の前端部には、前方に向かって下方へ湾曲したリヤフロアコーナ部31aと、該リヤフロアコーナ部31aの下端部から下方へ延びるリヤフロア縦面部31bと、該リヤフロア縦面部31bの下端部から前方へ屈曲して延びるリヤフロア前方延設部31cとが形成されている。
図1〜図3に示すように、リヤフロア後部32は、車体上下方向において、リヤフロア前部31よりも上側に配置され、後述のリヤクロスメンバ70を介してリヤフロア前部31の後縁部に連結されている。リヤフロア後部32は、主に荷室の床面を形成している。リヤフロア後部32の車体幅方向中間部には、下方に窪んだ凹部32aが一体的に形成されている。凹部32aは、スペアタイヤ収納用のスペアタイヤパンとして利用されるが、他の部品の収納部として兼用されてもよい。
後部車体構造1には、リヤフロアパネル30に沿って車体幅方向に延びる、クロスメンバ60、リヤクロスメンバ70、およびスペアタイヤパンクロスメンバ80が設けられている。
図2および図3に示すように、クロスメンバ60は、リヤフロア前部31の前端部に沿って車体幅方向に延びており、左右一対のサイドシル20を車体幅方向に連結している。クロスメンバ60の前端部には、トンネル部11の後端部が接続されている。
図1に示すように、クロスメンバ60は、車体幅方向に延びて、車体幅方向の両端部がサイドシル20の後部に車体幅方向内側から接合されている。クロスメンバ60は、前面視で車体幅方向の中央部が上方に凸状となるように湾曲しており、車体幅方向中央から外側へ向かって下方へ傾斜した方向に延びている。これによって、クロスメンバ60を介して、リヤフロア前部31の前端部における車体幅方向の中央部を、これよりも下方に位置するサイドシル20に接続することができる。
図4に示すように、クロスメンバ60は、クロスメンバアッパ61とクロスメンバロア62とによって構成されている。クロスメンバアッパ61は、リヤフロア前方延設部31cの上面に重ねて配置される上面部61aと、該上面部61aの前端部から下方へ延びる前面部61bとを有している。また、クロスメンバアッパ61には、上面部61aの後端部から上方に延びる後部フランジ部61cと、前面部61bの下端部から前方に延びる前部フランジ部61dとが形成されている。
なお、前部フランジ部61dは、トンネル部11に対応して、クロスメンバアッパ61の車体幅方向の中央部にのみ形成されている(図1参照)。クロスメンバアッパ61において前部フランジ部61dが設けられていない車体幅方向部分では、前面部61bがキックアップ部13の上縁部の前面に接合されている。
クロスメンバロア62は、リヤフロア縦面部31bの後面に重ねて配置される後面部62aと、該後面部62aの下端部から前方へ延びる下面部62bとを有している。下面部62bの前端部は、その車体幅方向の中央部においてトンネル部11に接合されている。
なお、トンネル部11からずれた車体幅方向部分において、クロスメンバロア62には、下面部62bの前端部から下方に延びてキックアップ部13の上縁部の後面に接合される下端フランジ部(図示せず)が設けられている。
クロスメンバ60は、クロスメンバアッパ61およびクロスメンバロア62が、前後方向および上下方向に接合されて構成されている。具体的には、クロスメンバアッパ61の後部フランジ部61cが、クロスメンバロア62の後面部62aに対して前方からスポット溶接により接合されている。また、クロスメンバアッパ61の前部フランジ部61dが、クロスメンバロア62の下面部62bに対して上方から例えばスポット溶接により接合されている。
これによって、クロスメンバ60は、クロスメンバアッパ61の上面部61aおよび前面部61bと、クロスメンバロア62の後面部62aと下面部62bとによって、車体幅方向に連続する略矩形状の閉断面を形成している。
なお、クロスメンバロア62の下面部62bは、ここに接合されるクロスメンバアッパ61の前部フランジ部61dよりもさらに前方に延びており、この端部にトンネル部11が下方から例えばスポット溶接により接合されている。
図1〜図3に示すように、リヤクロスメンバ70は、リヤフロア前部31の後端部に沿って車体幅方向に延びており、左右一対のリヤフレーム40を傾斜部41の後端部において車体幅方向に連結している。
図3に示されるように、リヤクロスメンバ70は、リヤフロアパネル30の上面に接合されたリヤクロスメンバアッパ71と、リヤフロアパネル30の下面に接合されたリヤクロスメンバロア72とを備えている。リヤクロスメンバアッパ71およびリヤクロスメンバロア72はそれぞれ、車体幅方向に延びており、左右一対のリヤフレーム40の傾斜部41に対して車体幅方向内側から接続されて、これらを車体幅方向に連結している(図1および図2参照)。
リヤクロスメンバアッパ71は、車体幅方向に垂直な断面形状が下方に開口したハット状断面に形成されており、リヤフロア前部31とリヤフロア後部32とにわたってリヤフロアパネル30に対して上方から接合されている。リヤクロスメンバロア72は、車体幅方向に垂直な断面形状が上方に開口したハット状断面に形成されており、リヤフロア前部31とリヤフロア後部32とにわたってリヤフロアパネル30に対して下方から接合されている。リヤクロスメンバアッパ71と、リヤクロスメンバロア72との間には、車体幅方向に連続する閉断面が形成されている。
図2および図3に示すように、スペアタイヤパンクロスメンバ80は、リヤフロア後部32の凹部32aの下面に沿って車体幅方向に延びており、左右一対のリヤフレーム40を車体幅方向に連結している。スペアタイヤパンクロスメンバ80は、車体幅方向に垂直な断面形状が上方に開口したハット形断面に形成されており、リヤフロア後部32(凹部32a)の下面との間に、車体幅方向に連続する略矩形状の閉断面を構成している。
さらに、図1および図2に示すように、リヤフロア前部31の上面には、クロスメンバ60とリヤクロスメンバ70との間を前後方向に連結する、左右一対の補強部材90、90が設けられている。左右一対の補強部材90、90は、リヤクロスメンバ70の両端部からそれぞれクロスメンバ60の車体幅方向中央部に向けて斜め前方に延びている。一対の補強部材90、90の前端部は、互いに車体幅方向に隣接して配置されている。これにより、一対の補強部材90、90は、全体として平面視において略V字状に配置されている。
各補強部材90は、下方に開口した断面ハット状を有している。具体的には、各補強部材90は、略水平面(車体水平面に略平行な面)に沿って補強部材90の長さ方向に延びる上面部91と、該上面部91の車体幅方向両縁部から車体幅方向下方に向けて拡幅するように傾斜して延びる左右一対の側面部92、92とを備え、上面部91と一対の側面部92、92とによって補強部材90の本体部90Aが構成されている。また、各補強部材90には、側面部92、92の下縁部からリヤフロア前部31の上面に沿って幅方向外側に延びる下端フランジ部93、93とを有している。
各補強部材90は、一対の下端フランジ部93、93において、リヤフロア前部31に対して上方から例えばスポット溶接により接合されている。これにより、補強部材90の本体部90Aは、リヤフロア前部31との間に、前方に向かって車体幅方向内側に傾斜した方向に連続する閉断面を形成している。
ここで、図1に示すように、リヤフロア前部31の前端部よりも後側部分には、車体幅方向の中央部を挟んだ両側部分において、それぞれ、後方に向かって下方に傾斜したリヤフロア傾斜部31dが形成されている。一方、各補強部材90は上面部91が略水平に延びているので、補強部材90のハット状断面は、リヤフロア傾斜部31dに接合される後側部分が、後方に向かって次第に上下方向に大きくなるように構成されている。
図1および図2に示すように、各補強部材90の後端部には、後端フランジ部94が形成されている。後端フランジ部94は、上面部91および一対の側面部92、92の後縁部からハット状断面の外側に向けて上方および車体幅方向に延びて形成されている。後端フランジ部94の一対の下縁部は、前方へ屈曲して下端フランジ部93に連続している。各補強部材90は、後端部において後端フランジ部94を介してリヤクロスメンバ70の前面における車体幅方向外側端部に例えばスポット溶接により接合されている。
補強部材90の後端部において、本体部90Aの上下方向寸法は幅方向(長さ方向に直角な水平方向)寸法に比べて大きくなっており、これにより、本体部90Aの閉断面が大きく確保されている。これに対して、補強部材90の前端部において、本体部90Aの上下方向方法は幅方向に比べて小さくなっており、これにより、リヤフロア前部31の上面からの補強部材90の突出量の抑制、ひいては、上下方向における後席の居室空間の拡大が図られている。
図5に示すように、左右一対の補強部材90、90の本体部90A、90Aの前端部には、リヤフロア前部31のリヤフロアコーナ部31aおいて、車体幅方向に互いに対向する対向面部95、95が設けられている。対向面部95、95は、本体部90A、90Aにおける車体幅方向内側の側面部92、92の前端部に設けられている。一対の対向面部95、95は、互いに車体幅方向に間隔を空けて、それぞれ車体前後方向に平行に配置されている。車体幅方向において、一対の対向面部95、95間の間隔は、上面部91における対向面部95よりも後側部分の寸法と比べて、同等または小さくなっている。
補強部材90の上面部91の幅方向寸法(長さ方向に直角な方向の寸法)は、対向面部95が設けられた領域以外の長さ方向領域において、略一定とされている。これに対して、対向面部95が設けられた長さ領域では、上面部91の幅方向寸法は、前方に向かって次第に小さくなっている。
上述のように、補強部材90、90は、車体幅方向内側の側面部92の前端近傍部に屈曲部が設けられることにより、該屈曲部よりも前側部分において、互いに平行に配置された対向面部95、95を有している。そのため、例えば、仮に補強部材90の車体幅方向内側の側面部92が全長に亘って傾斜して配置される場合、すなわち、一対の補強部材90、90の前端部に互いに平行な対向面部が設けられない場合に比して、一対の補強部材90、90の前端部間を近接させることができる。
各補強部材90において、車体幅方向内側の下端フランジ部93の前端部には、対向面部95に沿って車体前後方向に平行に延びるように配置された平行部93aが設けられている。平行部93aの幅寸法は、下端フランジ部93における平行部93a以外の部分の幅寸法と比べて、同等または小さくなっている。一対の平行部93a、93aは、上述の左右一対の対向面部95、95間において、互いに重なり合うとともにリヤフロア前部31に接合される。
これにより、一対の補強部材90、90の前端部には、下端フランジ部93、93同士が重なり合うとともにリヤフロア前部31に接合される重合接合部Wが形成されている。重合接合部Wでは、リヤフロア前部31および一対の下端フランジ部93、93が、3枚重ねの状態で例えばスポット溶接により互いに接合されている。そのため、一対の補強部材90、90は、下端フランジ部93、93において互いに連結されるとともに、該連結部はリヤフロア前部31によって補強されている。
図5に示すように、重合接合部Wは、対向面部95、95に沿って車体前後方向に延びており、重合接合部Wの車体前後方向長さL1は、対向面部95の車体前後方向長さL2よりも長く形成されている。これにより、補強部材90、90間の連結強度を効果的に高めることができる。
図1および図5に示すように、重合接合部Wは、前述のように下方に湾曲することで剛性が相対的に高められたリヤフロアパネル30のリヤフロアコーナ部31aに形成されているので、補強部材90、90の重合接合部Wにおける剛性が効果的に高められている。
また、図4および図6に示すように、各補強部材90の前端部には、下方延設部としての前端フランジ部96が形成されている。前端フランジ部96は、上面部91の前縁部と一対の下端フランジ部93、93の前縁部とから下方に延びるように形成されている。前端フランジ部96は、車体前後方向に直交する面に沿って配置されている。前端フランジ部96における下端フランジ部93よりも上側部分は、補強部材90の本体部90Aの前端開口を塞いでいる。前端フランジ部96における下端フランジ部93よりも下側部分は、リヤフロア縦面部31bに沿って下方に延びている。なお、下端フランジ部93、93の前端部の車体幅方向外側には、リヤフロアコーナ部31aに沿って、曲げ加工をしやすくするための切り欠き部93b(図5参照)が設けられている。
前端フランジ部96、96は、クロスメンバアッパ61の後部フランジ部61cとリヤフロア縦面部31bとによって前後方向の両側から挟み込まれている。各補強部材90は、前端フランジ部96において、クロスメンバアッパ61の後部フランジ部61c、リヤフロア縦面部31b、およびクロスメンバロア62の後面部62aに例えばスポット溶接により接合されている。
前端フランジ部96、96は、上述のように、下端フランジ部93、93の前端部に連続して形成されており、下端フランジ部93、93の平行部93a、93aに対応する車体幅方向位置(車体中央部)において、前端フランジ部96、96同士は、重なり合っている。一対の前端フランジ部96、96が重なり合う部分は、上述の重合接合部Wの一部を構成している。
したがって、車体幅方向中央部におけるリヤフロアパネル30の前端部では、クロスメンバアッパ61の後部フランジ部61c、補強部材90、90の前端フランジ部96、96、リヤフロア縦面部31b、およびクロスメンバロア62の後面部62aが、前からこの順に5枚合わせとされた状態で例えばスポット溶接により互いに接合されている。
次に、本実施形態に係る後部車体構造1を備えた車体後方側からの衝撃荷重入力時の挙動について説明する。
まず、車体後方側からリヤフレーム40、40に入力された衝撃荷重は、サイドシル20へ伝達されるとともに、リヤクロスメンバ70、左右一対の補強部材90、90、および、クロスメンバ60を経由して、車体前方側へ延びるトンネル部11へ伝達される。
図2に示すように、左右一対のリヤフレーム40の傾斜部41からリヤクロスメンバ70に至るロードパスが鋭角に構成されている。特に、リヤフレーム40の平行部42が従来よりも車体幅方向内側に配置された本実施形態の構成では、リヤフレーム40の平行部42に対する傾斜部41の傾斜角度が大きくなる傾向にあるため、傾斜部41とリヤクロスメンバ70との間に形成される角度はより小さくなりやすい。そのため、リヤクロスメンバ70の車体幅方向の両端部は、仮に有効な補強がなされない場合、前方へ変位するように屈曲しやすくなり、この場合、衝撃荷重の車体前方への伝達にロスが生じやすくなる。
この点に関して、本実施形態では、左右一対の補強部材90、90が、リヤクロスメンバ70の車体幅方向の両端部の前面に接合されていることにより、リヤフレーム40の傾斜部41との接合部であるリヤクロスメンバ70の両端部が左右一対の補強部材90、90によって前方から支持されている。そのため、車体後方からの衝撃荷重が作用したとしても、リヤクロスメンバ70の両端部における前方への変位が抑制される。これにより、上述したリヤクロスメンバ70の屈曲が効果的に抑制されるので、車体後方からの衝撃荷重がリヤクロスメンバ70および左右一対の補強部材90、90を介して車体前方へ効率的に伝達される。
また、車体平面視において、一対の補強部材90、90は、前方に向かって次第に近接するように略V字状に配置されており、一対の補強部材90、90の前端部は、クロスメンバ60を挟んでトンネル部11の後方に対向して位置している。これによって、車体後方から入力される衝撃荷重が、左右一対のリヤフレーム40、40から車体幅方向中央に位置するトンネル部11に、V字状に配置された一対の補強部材90、90を経由して効果的に伝達される。これによって、車体後方から入力された衝撃荷重が車体前方へ効率的に分散される。
ところで、車体上下方向において、クロスメンバ60と一対の補強部材90、90との連結位置は、クロスメンバ60と一対のサイドシル20、20との連結位置よりも上側に配置されている。これらの連結位置が上下方向にオフセットして配置されているため、車体後方からの衝撃荷重入力時に補強部材90、90を介してクロスメンバ60に衝撃荷重が伝達された場合、クロスメンバ60は、サイドシル20、20に連結された両端部を通る軸心周りに前方へ倒れるように変位し易くなる。このため、車体後方からの衝撃荷重入力時の車体前後方向の衝撃荷重がクロスメンバ60に伝達した場合、クロスメンバ60の潰れ変形が抑制されることで、後突荷重がクロスメンバ60からトンネル部11に効率よく伝達される。
また、図5に示すように、車体後方から衝撃荷重が入力される場合において、リヤクロスメンバ70からトンネル部11に向けて斜め前方に延びる一対の補強部材90、90の合流部には、車体前側成分の荷重に加えて、車体幅方向内側成分の荷重が作用する。
これらのうち車体幅方向成分の荷重は、重合接合部Wを介して一対の補強部材90、90間で伝達される。そのため、車体幅方向成分の荷重を、一対の補強部材90、90間で分散したり相殺したりすることができる。
重合接合部Wは、リヤフロアパネル30の前端部におけるリヤフロアコーナ部31aを跨ぐように設けられていることで、剛性が効果的に高められている。したがって、重合接合部Wを介した補強部材90、90間の荷重伝達効率の向上を図ることができる。また、重合接合部Wの下端部がクロスメンバ60に連結されていることにより、補強部材90から高剛性の重合接合部Wおよび高剛性のクロスメンバ60を経由して、補強部材90よりも下方に位置するトンネル部11へ効率的に荷重を伝達できる。
上述のように、左右一対の補強部材90、90は、これらの前端部の下端フランジ部93、93および前端フランジ部96、96に設けられた重合接合部Wにおいて互いに連結されている。そのため、一対の補強部材90、90間の連結部を、連結部材等の別部品を用いることなく簡素でコンパクトに形成できる。これにより、車体後方側から一対の補強部材90、90に伝わる衝撃荷重が合流することになる補強部材90、90間の連結部の補強を図りつつ、該連結部周辺に配置される部品等のレイアウト自由度を向上させることができる。したがって、一対の補強部材90、90の上方に形成される後席の居室空間、およびリヤシート2のシートクッション(図3参照)の厚さを上下方向に大きく確保しやすくなる。
なお、本発明は、上記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、一対の補強部材90、90が、クロスメンバ60を介してトンネル部11に接続されるように構成したが、一対の補強部材90、90は、図示は省略するが、前端フランジ部96、96を車体前方に延設させて、トンネル部11に直接接続されるように構成してもよい。
特許請求の範囲に記載された本発明の精神および範囲から逸脱することなく、各種変形および変更を行うことも可能である。
以上説明したように、本発明に係る後部車体構造によれば、車体後方からの衝撃荷重のロードパスを確保しながら、ロードパスを形成するための一対の補強部材を強固に連結しつつ、該連結部の構造の簡素化およびコンパクト化を図ることができるので、この種の製造技術分野において好適に利用される可能性がある。
1 後部車体構造
10、30 フロアパネル、リヤフロアパネル(フロア)
13 キックアップ部(縦面部)
30 リヤフロアパネル(リヤフロア部)
40、40 リヤフレーム
11 トンネル部(車体構造体)
60 クロスメンバ(第2のクロスメンバ)
70 リヤクロスメンバ
90、90 補強部材
90A 本体部
93、93 下端フランジ部(フランジ部)
93a、93a 平行部(フランジ部の一部)
95、95 対向面部
96、96 前端フランジ部(下方延設部)
W 重合接合部

Claims (6)

  1. 車体底部を形成するフロアと、
    車体後部で前記フロアの両側部において前後方向に延びる左右一対のリヤフレームと、
    車体幅方向に延びて前記左右一対のリヤフレームの前部を車体幅方向に連結するリヤクロスメンバと、
    該リヤクロスメンバよりも前方に設けられた車体構造体と前記リヤクロスメンバとを直接または間接的に連結する左右一対の補強部材と、を備えた後部車体構造であって、
    前記左右一対の補強部材は、前記フロア上において、前記リヤクロスメンバから前記車体構造体に向かって車体幅方向内側へ斜め前方に延びるように配置され、
    前記左右一対の補強部材の前端部には、互いに重なり合って前記フロアに接合される重合接合部が備えられていることを特徴とする後部車体構造。
  2. 前記左右一対の補強部材は、前記フロアとの間で閉断面を形成する本体部と、該本体部の下縁部に沿って設けられて前記フロアに接合されるフランジ部とを有し、
    前記重合接合部は、前記フランジ部の少なくとも一部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の後部車体構造。
  3. 前記左右一対の補強部材の本体部の前端部に、互いに車体幅方向に対向する対向面部が設けられ、
    前記重合接合部は、前記フランジ部において前記対向面部に沿って車体前後方向に延びる部分を含むことを特徴とする請求項2に記載の後部車体構造。
  4. 前記重合接合部は、車体前後方向において前記対向面部よりも長く形成されていることを特徴とする請求項3に記載の後部車体構造。
  5. 前記フロアは、車体前後方向に交差するように前記リヤクロスメンバよりも前方に配置された縦面部と、該縦面部の上縁部から車体後方側に延びて前記リヤクロスメンバおよび前記左右一対の補強部材を支持するリヤフロア部とを有し、
    前記車体構造体は、前記縦面部から車体前方に延びており、
    前記左右一対の補強部材の前端部には、前記縦面部に沿って下方に延びて該縦面部に接合された下方延設部が設けられ、
    前記重合接合部は、前記リヤフロア部から前記縦面部に亘って前記フロアに接合されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の後部車体構造。
  6. 前記縦面部の前面に沿って前記車体構造体の上側を通って車体幅方向に延びる第2のクロスメンバが設けられ、
    前記下方延設部は、前記第2のクロスメンバを介して前記車体構造体に連結されていることを特徴とする請求項5に記載の後部車体構造。
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