JP6206394B2 - 車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体構造に関する。
下記特許文献1には、車両の後部車体構造が開示されている。簡単に説明すると、車室内壁面を形成するサイドパネルインナと、車体外壁面を形成するサイドパネルアウタとで車体後部の車体側壁が構成されている。また、サイドパネルインナの下部は、車両幅方向外側へ屈曲されてホイールアーチ部とされている。さらに、車両側面視で、ホイールアーチ部の中央部には車両上下方向に延びるリインフォースメントが配設されており、このリインフォースメントとサイドパネルインナの縦壁部及びホイールアーチ部とで閉断面が構成されている。また、リインフォースメントの高さ方向中間部には、車両背面視で車両幅方向外側が開放されたハット形状に形成された補強部材が、リインフォースメントのバルクヘッドとして設けられている。
一方、リアホイールハウスの車室外側面とサイドパネルインナの車室内側の面との間には、車両背面視で縦断面形状が逆L字状とされたサスダンパ支持メンバが架け渡されている。さらに、サスダンパ支持メンバの上面部とサイドアウタインナの縦壁部との間には、サスペンションハウジングガセットが斜めに架け渡されている。そして、リインフォースメントの非開放側の頂部が、サイドパネルインナの縦壁部を間に介して、サスペンションハウジングガセットの上端部に形成された接合フランジ部に三枚重ねでの状態でスポット溶接されている。
特開2010−18087号公報
ところで、上記先行技術における三部材はいずれも鋼板であるが、近年、車両の軽量化の観点等から、アルミダイキャスト製のリアサスペンションタワーを用いることが検討されている。
しかしながら、鋼板製のホイールハウスとアルミダイキャスト製のリアサスペンションタワーとを直接接合した場合、耐久性が低下する(リアサスペンションタワーの寿命が短くなる)ことが考えられる。すなわち、車両走行時、アブソーバから車両上方側への突上げ力がリアサスペンションタワーに作用する。これにより、リアサスペンションタワーには車両幅方向内側への引張力が作用し、この引張力に起因してリアサスペンションタワーに変形が生じる。アルミニウム合金材は鉄材に比べて疲労強度が低いため、上記変形がリアサスペンションタワーに繰返し生じることにより、リアサスペンションタワーに金属疲労が蓄積されて、より早く破断に至ることが懸念される。
本発明は上記事実を考慮し、アルミダイキャスト製の第1の車体パネルと当該第1の車体パネルよりも疲労強度が高い金属材料によって構成された第2の車体パネルとを接合する構成において、車両走行時の繰返し入力に対して第1の車体パネルの耐久性を向上させることができる車体構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車体構造は、アルミダイキャスト製とされた第1の車体パネルと、前記第1の車体パネルより疲労強度が高い金属材料によって構成された第2の車体パネルと、前記第1の車体パネルより疲労強度が高い金属材料によって構成され、前記第1の車体パネルと第1接合部で接合されると共に前記第2の車体パネルと第2接合部で接合されることで第1の車体パネルと第2の車体パネルとの間に介在された第3の車体パネルと、前記第3の車体パネルにおける前記第1接合部と前記第2接合部との間に設けられ、前記第1の車体パネルに前記第2の車体パネルから離間する方向への荷重が作用したときに荷重作用方向へ弾性変形可能に構成された易変形部と、を有し、前記第1の車体パネルは、本体壁部と当該本体壁部の端部から屈曲された接合用のフランジとを含んで構成されていると共に、当該フランジが前記第3の車体パネルと前記第1接合部で接合されており、前記第3の車体パネルは、前記フランジに沿って形成されて当該フランジと前記第1接合部で接合される第1領域部と、当該第1領域部に隣接して配置されて前記第2の車体パネルと前記第2接合部で接合される第2領域部と、を備えていると共に、前記易変形部は、当該第1領域部と当該第2領域部との境界部分に設けられており、前記本体壁部は、車両幅方向外側から見た側面視で車両下方側が開放された逆U字状に形成されていると共に、前記フランジは、当該本体壁部の車両幅方向外側の端部外周に逆U字状に形成されており、前記第3の車体パネルの前記第1領域部は当該フランジに沿って逆U字状に形成されると共に、前記第2領域部は当該第1領域部の外側に逆U字状に形成されている
請求項1記載の本発明によれば、第1の車体パネルはアルミダイキャスト製とされており、第2の車体パネル及び第3の車体パネルは第1の車体パネルよりも疲労強度が高い金属材料によって構成されている。さらに、第1の車体パネルと第2の車体パネルとの間に第3の車体パネルが介在され、第1の車体パネルは第1接合部で第3の車体パネルと接合され、第2の車体パネルは第2接合部で第3の車体パネルと接合されている。
ここで、本発明では、第3の車体パネルにおける第1接合部と第2接合部と間に易変形部が設けられている。このため、車両走行時に第1の車体パネルに第2の車体パネルから離間する方向への引張荷重が作用すると、易変形部が荷重作用方向へ弾性変形する。その結果、易変形部が弾性変形した分、アルミダイキャスト製の第1の車体パネルの変形が抑制される。つまり、疲労強度が低いアルミニウム合金材で第1の車体パネルが構成されていても、第1の車体パネルに替わって第3の車体パネルの易変形部が弾性変形することで、第1の車体パネルへの負荷が軽減され、これにより第1の車体パネルの変形が抑制される。
また、本発明によれば、第1の車体パネルの本体壁部に第2の車体パネルから離間する方向への荷重が作用すると、当該荷重によって接合用のフランジも荷重作用方向へ引っ張られる。このため、フランジと第1接合部で接合された第3の車体パネルが荷重作用方向へ引っ張られる。第3の車体パネルは第2接合部にて第2の車体パネルと接合されているため、上記荷重が作用すると、第3の車体パネルの易変形部が荷重作用方向へ弾性変形する。これにより、フランジへの入力が低減され、フランジの変形が抑制される。つまり、第1の車体パネルが本体壁部と当該本体壁部から屈曲されたフランジとを備えた構造である場合において、第1の車体パネルがフランジで第3の車体パネルと接合されている場合には、フランジが本体壁部に対して開くように変形し易いが、この開き変形を抑制することが可能となる。
さらに、本発明によれば、第3の車体パネルの第1領域部に第1の車体パネルのフランジが第1接合部で接合される。また、第3の車体パネルの第2領域部に第2の車体パネルが第2接合部で接合される。そして、本発明では、第3の車体パネルの第1領域部と第2領域部との境界部分に易変形部が設けられているため、第1領域部及び第2領域部に要求される「接合領域」としての機能(例えば、強度及び剛性等)が易変形部によって損なわれることはない。
また、本発明では、逆U字状に形成されたフランジはエクステンションパネルの第1領域部に接合され、エクステンションパネルの第1領域部の外側に形成された第2領域部が第2の車体パネルと接合される。
請求項2記載の本発明に係る車体構造は、請求項1に記載の発明において、前記易変形部は、前記第2の車体パネルに対して傾斜した段差部である。
請求項2記載の本発明によれば、易変形部は第2の車体パネルに対して傾斜した段差部であるため、段差部の高さ(長さ)や傾斜角度を調整することにより、第1の車体パネルの変形の吸収性能を調整することができる。
請求項3載の本発明に係る車体構造は、請求項2に記載の発明において、前記段差部の前記第2の車体パネルに対する傾斜角度は、0度より大きくかつ45度以下の角度に設定されている。
請求項3記載の本発明によれば、段差部の第2の車体パネルに対する傾斜角度が0度より大きくかつ45度以下の角度に設定されているため、段差部の傾斜角度は浅いといえる。このため、段差部の傾斜角度が深い場合に比べて、第3の車体パネルの弾性変形量を増加させることができる。
請求項4載の本発明に係る車体構造は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において前記易変形部は、当該第1領域部と当該第2領域部との境界部分の全周に亘って形成されている。
請求項4記載の本発明によれば第1領域部と第2領域部との境界部分の全周に亘って易変形部が形成されているため、リアサスペンションタワーの本体部からフランジに伝達される引張力の全体を利用してエクステンションパネルの易変形部を弾性変形させることができる。
請求項5記載の本発明に係る車体構造は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記第1接合部の接合構造は機械的接合構造とされ、前記第2接合部の接合構造は冶金的接合構造とされている。
請求項5記載の本発明によれば、アルミダイキャスト製の第1の車体パネルとこれよりも疲労強度が高い金属材料によって構成された第2の車体パネルとは、機械的接合構造で接合されている。一方、第1の車体パネルよりも疲労強度が高い金属材料によって構成された第2の車体パネルと第3の車体パネルとは、冶金的接合構造で接合されている。このように二枚の車体パネル同士を接合するにあたり、車体パネルの種類と組合せに応じてより好ましい接合構造を採ることができる。
請求項6記載の本発明に係る車体構造は、アルミダイキャスト製とされた第1の車体パネルと、前記第1の車体パネルより疲労強度が高い金属材料によって構成された第2の車体パネルと、前記第1の車体パネルより疲労強度が高い金属材料によって構成され、前記第1の車体パネルと第1接合部で接合されると共に前記第2の車体パネルと第2接合部で接合されることで第1の車体パネルと第2の車体パネルとの間に介在された第3の車体パネルと、前記第2の車体パネルにおいて前記第2接合部が設定される部位に設けられ、前記第1の車体パネルに前記第2の車体パネルから離間する方向への荷重が作用したときに荷重作用方向へ弾性変形可能に構成された易変形部と、を有している。
請求項6記載の本発明によれば、第1の車体パネルはアルミダイキャスト製とされており、第2の車体パネル及び第3の車体パネルは第1の車体パネルよりも疲労強度が高い金属材料によって構成されている。さらに、第1の車体パネルと第2の車体パネルとの間に第3の車体パネルが介在され、第1の車体パネルは第1接合部で第3の車体パネルと接合され、第2の車体パネルは第2接合部で第3の車体パネルと接合されている。
ここで、本発明では、第2の車体パネルにおいて第2接合部が設定される部位に易変形部が設けられている。このため、車両走行時に第1の車体パネルに第2の車体パネルから離間する方向への荷重が作用すると、易変形部が荷重作用方向へ弾性変形する。その結果、易変形部が弾性変形した分、アルミダイキャスト製の第1の車体パネルの変形が抑制される。つまり、第1の車体パネルが疲労強度の低いアルミニウム合金材で構成されていても、第1の車体パネルに替わって第2の車体パネルに設定された易変形部が弾性変形することで、第1の車体パネルへの負荷が軽減され、これにより第1の車体パネルの変形が抑制される。
請求項7記載の本発明に係る車体構造は、請求項1〜請求6のいずれか1項に記載の発明において、前記第1の車体パネルはリアサスペンションタワーとされ、前記第2の車体パネルはホイールハウスアウタとされ、前記第3の車体パネルは当該リアサスペンションタワーとは別体で構成されたエクステンションパネルとされている。
請求項7記載の本発明によれば、アルミダイキャスト製のリアサスペンションタワーとホイールハウスアウタとの間にリアサスペンションタワーとは別体のエクステンションパネルが介在される。そして、リアサスペンションタワーとエクステンションパネルとが第1接合部で接合されて、ホイールハウスアウタとリアサスペンションタワーとが第2接合部で接合される。従って、車両走行時にリアサスペンションタワーに車両上方側への突上げ力が作用すると、当該リアサスペンションタワーには車両幅方向内側への引張力が分力として作用する。このため、リアサスペンションタワーはホイールハウスアウタから離間する方向へ引っ張られるが、エクステンションパネルの易変形部が弾性変形することで、リアサスペンションタワーに加わる負荷が軽減される。その結果、リアサスペンションタワーの変形が抑制される。
以上説明したように、請求項1及び請求項6に係る車体構造は、アルミダイキャスト製の第1の車体パネルと当該第1の車体パネルよりも疲労強度が高い金属材料によって構成された第2の車体パネルとを接合する構成において、車両走行時の繰返し入力に対して第1の車体パネルの耐久性を向上させることができるという優れた効果を有する。
また、請求項1記載の本発明に係る車体構造は、第1の車体パネルが接合用のフランジで第3の車体パネルと接合されている場合に、第1の車体パネルのフランジの変形を効果的に抑制して、第1の車体パネルの耐久性を向上させることができるという優れた効果を有する。
さらに、請求項1記載の本発明に係る車体構造は、第3の車体パネルと第1の車体パネル及び第2の車体パネルとの接合状態を良好に維持しつつ、第3の車体パネルに第1の車体パネルの変形吸収機能を付与することができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車体構造は、第1の車体パネルの変形の吸収性能を最適化することができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る車体構造は、第1の車体パネルの変形をより効果的に抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る車体構造は、エクステンションパネルの易変形部を効率良く弾性変形させてリアサスペンションタワーの変形を効果的に抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る車体構造は、第1の車体パネルと第3の車体パネルとの接合及び第2の車体パネルと第3の車体パネルとの接合の最適化を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項7に係る車体構造は、アルミダイキャスト製のリアサスペンションタワーと当該リアサスペンションタワーよりも疲労強度が高い金属材料によって構成されたホイールハウスアウタとを接合する構成において、車両走行時の繰返し入力に対してリアサスペンションタワーの耐久性を向上させることができるという優れた効果を有する。
本発明に係る車体構造が適用された第1実施形態の車両後部構造を車両幅方向内側から見て示す斜視図である。 図1に示される車両後部構造を車両幅方向内側から見て示す側面図である。 図1に示される車両後部構造を構成する主要なパネル類を分解して示した分解斜視図である。 図2に示される車両後部構造を4−4線に沿って切断した状態を示す図2の4−4線断面図(縦断面図)である。 図2に示される車両後部構造を5−5線に沿って切断した状態を示す図2の5−5線断面図(平断面図)である。 図3に示されるエクステンションパネルを単品で示す拡大斜視図である。 (A)は図5のX線矢視部の拡大平断面図であり、(B)は(A)に示される状態からリアサスペンションタワーに車両上方側への突上げ力が作用したときの変形モードを示す平断面図である。 (A)は対比例に係る車両後部構造の平断面図であり、(B)は(A)に示される状態からリアサスペンションタワーに車両上方側への突上げ力が作用したときの変形モードを示す平断面図である。 第2実施形態に係る車両後部構造を示す図7(A)に対応する平断面図である。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図8を用いて、本発明に係る車体構造が適用された第1実施形態の車両後部構造について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
<全体構成>
図1〜図3に示されるように、車両10の後部10Aには、上端部が略U字状に開口されてリアホイールハウス12の内板を構成するホイールハウスインナ14と、当該ホイールハウスインナ14の上端部に被嵌された状態で接合される第1の車体パネルとしてのリアサスペンションタワー16と、ホイールハウスインナ14の車両幅方向外側に配置されてリアホイールハウス12の外板を構成する第2の車体パネルとしてのホイールハウスアウタ20と、リアサスペンションタワー16とホイールハウスアウタ20との間に介在された第3の車体パネルとしてのエクステンションパネル22と、が設けられている。以下、これらの部材を中心に説明する。
<ホイールハウスインナ14>
ホイールハウスインナ14は、鋼板製とされている。また、ホイールハウスインナ14は、車両前方側から見て上下逆向きのL字形に形成されたホイールハウスインナ本体14Aと、当該ホイールハウスインナ本体14Aの上部側に一体に形成された平面視でU字状の支持部14Bと、支持部14Bの上端外周並びにホイールハウスインナ本体14Aの車両幅方向外側の端縁に一体に形成された上端フランジ部14Cと、を含んで構成されている。
ホイールハウスインナ本体14Aは、車両前後方向及び車両幅方向に沿って延在する横壁部14A1と、この横壁部14A1の車両幅方向内側の端部から車両下方側へ屈曲垂下された縦壁部14A2と、によって構成されている。また、支持部14Bは、車両幅方向内側に向けて膨らんだ略半円筒状に形成されている。さらに、上端フランジ部14Cは、支持部14Bの上端外周に沿って形成された第1フランジ部14C1と、ホイールハウスインナ本体14Aの横壁部14A1の車両幅方向外側の端縁から立設された第2フランジ部14C2と、によって構成されている。第1フランジ部14C1と第2フランジ部14C2とは連続して一体に形成されている。なお、上述したホイールハウスインナ本体14Aの縦壁部14A2の下部は、略車両前後方向に沿って配置された図示しない車両骨格部材(リアサイドメンバなど)に接合されている。
<リアサスペンションタワー16>
リアサスペンションタワー16は、アルミダイキャスト製とされている。
また、リアサスペンションタワー16は、車両幅方向外側から見た側面視で車両下方側が開放された逆U字状に形成された本体壁部16Xを備えている。詳細には、本体壁部16Xは、平面視で車両幅方向外側が開放されたU字状に配置されかつ車両上下方向に沿って延在された縦壁部16Aと、この縦壁部16Aの上部を塞ぐ上面部16Bと、によって構成されている。上面部16Bの車両幅方向内側の領域は略円形状に車両上方側へ突出しており、その中心部には車両上下方向に貫通する開口部18が形成されている。上面部16Bにおける開口部18の下方側には、リアサスペンションタワー16の内側に配置される図示しないリアサスペンションのアブソーバの上端部が取り付けられている。
また、リアサスペンションタワー16の本体壁部16Xの車両幅方向外側の端部には、車両幅方向外側から見た側面視で逆U字状とされた接合用のフランジ16Yが一体に形成されている。詳細には、接合用のフランジ16Yは、車両前方側に配置されかつ車両上下方向に延在する前側の屈曲部16Cと、車両後方側に配置されかつ車両上下方向に延在する後側の屈曲部16Dと、車両上方側に配置されると共に車両前後方向に延在し前側の屈曲部16Cと後側の屈曲部16Dとを車両前後方向に連結する上側の屈曲部16Eと、によって構成されている。
<ホイールハウスアウタ20>
図1〜図5に示されるように、ホイールハウスインナ14及びリアサスペンションタワー16の車両幅方向外側には、側面視で略半円形状に形成されたホイールハウスアウタ20が配設されている。ホイールハウスアウタ20も、ホイールハウスインナ14と同様に鋼板製とされている。また、ホイールハウスアウタ20は、リアサスペンションタワー16の車両幅方向外側に配置される中央部分20Aと、この中央部分20Aから車両前後方向の前側及び後側へそれぞれ円弧状に延設された前側部分20B及び後側部分20Cと、によって構成されている。ホイールハウスアウタ20の車両上方側には略車両前後方向及び略車両上下方向に沿って延在されるルーフサイドインナ24が配設されている。
また、図4及び図5に示されるように、ホイールハウスアウタ20の中央部分20A及びルーフサイドインナ24の車両幅方向外側には、平断面形状が略ハット形とされたルーフサイドアウタ26が配設されている。より具体的には、図5に示されるように、ルーフサイドアウタ26は、略車両上下方向及び略車両前後方向に沿って配置された外側壁部26Aと、外側壁部26Aの車両前後方向前端部から車両幅方向内側の斜め前方向へ延設された前側壁部26Bと、外側壁部26Aの車両前後方向後端部から車両幅方向内側の斜め後方向へ延設された後側壁部26Cと、を備えている。さらに、ルーフサイドアウタ26は、前側壁部26Bの車両幅方向内側端部から車両前方側に屈曲された前側フランジ部26Dと、後側壁部26Cの車両幅方向内側端部から車両後方側に屈曲された後側フランジ部26Eと、を備えている。また、図4に示されるように、ルーフサイドアウタ26は、車両幅方向内側に向かって上り勾配となるように斜めに配置されている。なお、ルーフサイドアウタ26とルーフサイドインナ24との間には、ルーフサイドレールアウタ28が配設されている。上記構成のルーフサイドアウタ26は、ルーフサイドアウタリインフォースメントとも呼ばれ、前述したルーフサイドインナ24とで閉断面構造を構成し、車両外側の骨格部材として機能している。
<エクステンションパネル22>
リアサスペンションタワー16の屈曲部16C、16D、16Eとホイールハウスアウタ20の中央部分20Aとの間には、エクステンションパネル22が介在されている。エクステンションパネル22は、鋼板をプレス成形することにより形成されている。エクステンションパネル22は、ホイールハウスアウタ20の板厚よりも厚い板材で構成されている。本実施形態では、一例として、エクステンションパネル22は、ホイールハウスアウタ20の厚さよりも0.3〜0.5mm程度厚い板材で形成されているが、この厚さに限定されるものではなく、任意に変更することができる。
図1〜図6(特には図6)に示されるように、エクステンションパネル22は、車両幅方向外側から見た側面視で上下逆向きの略U字状に形成されている。構造的には、エクステンションパネル22は、車両前後方向に沿って延設された第1延設部22Aと、当該第1延設部22Aの前端部から車両下方側へ延設された第2延設部22Bと、第1延設部22Aの後端部から車両下方側へ延設された第3延設部22Cと、によって構成されている。
また、機能的には、エクステンションパネル22は、上述したリアホイールハウスアウタ16の屈曲部16C、16D、16Eに接合される第1領域部としての内周部30と、当該内周部30の外側に配置されてホイールハウスアウタ20が接合される第2領域部としての外周部32と、を備えている。内周部30の幅はリアサスペンションタワー16の屈曲部16C、16D、16Eのフランジ幅と同一に設定されている。一方、外周部32の幅は内周部30の幅の半分程度に設定されている。さらに、外周部32の外縁は、内周部30側へL字状に屈曲されている。なお、このL字状の部分を「外周フランジ部34」と称すことにする。
上述したエクステンションパネル22の内周部30と外周部32との間(エクステンションパネル22における後述する第1接合部40と第2接合部42との間)には、易変形部としての段差部36が内周部30と外周部32との境界部分の全周に亘って連続して一体に設けられている。すなわち、内周部30と外周部32とは段差部36を介して接続されており、これにより内周部30は外周部32よりも段差分だけ車両幅方向内側にオフセットして(突出して)配置されている。また、段差部36は、外周部32に対する垂直壁として構成されているのではなく傾斜璧として構成されている。段差部36のホイールハウスアウタ20に対する傾斜角度θ(図7(A)参照)は、0度より大きくかつ45度以下の角度に設定されている。但し、傾斜角度θを、例えば、60度等、45度より大きくかつ90度未満の傾斜角度に設定してもよい。この段差部36が形成されたことにより、エクステンションパネル22の内周部30とホイールハウスアウタ20との間に所定の隙間38が形成されている。
以上説明したエクステンションパネル22は一部品によって構成されている。すなわち、内周部30、外周部32、段差部36及び外周フランジ部34は、プレス成形時に一体に形成されている。
<エクステンションパネル22を用いたリアサスペンションタワー16とホイールハウスアウタ20との接合構造について>
次に、図2、図4、図5及び図7(A)を用いて、エクステンションパネル22を用いたリアサスペンションタワー16とホイールハウスアウタ20との接合構造について詳細に説明する。
図2、図4、図5及び図7(A)に示されるように、上述したアルミダイキャスト製のホイールハウスアウタ16は、鋼板製のホイールハウスアウタ20に鋼板製のエクステンションパネル22を用いて接合されている。従って、ホイールハウスアウタ20及びエクステンションパネル22の疲労強度は、リアサスペンションタワー16の疲労強度よりも高い。
詳細に説明すると、上述したようにリアサスペンションタワー16は屈曲部16C、16D、16Eを備えている。これらの屈曲部16C、16D、16Eがエクステンションパネル22の内周部30に第1接合部40で接合されている。第1接合部40は機械的接合構造とされており、より具体的にはセルフピアスリベット(SPR)44が使用されている。一方、エクステンションパネル22の外周部32は、ホイールハウスアウタ20に第2接合部42で接合されている。第2接合部42は冶金的接合構造とされており、より具体的にはスポット溶接46が使用されている。
以下、更に各部ごとに具体的に説明する。図2、図5及び図7(A)に示されるように、リアサスペンションタワー16の前側の屈曲部16Cは、エクステンションパネル22の第2延設部22Bに位置する内周部30に二枚重ねの状態でセルフピアスリベット44によって接合されている(第1接合部40)。また、エクステンションパネル22の第2延設部22Bに位置する外周部32は、ホイールハウスアウタ20とルーフサイドアウタ26の前側フランジ部26Dに三枚重ねの状態でスポット溶接46によって接合されている(第2接合部42)。そして、セルフピアスリベット44による第1接合部40とスポット溶接46による第2接合部42との間に段差部36が配置されている。
また、図2及び図5に示されるように、リアサスペンションタワー16の後側の屈曲部16Dは、エクステンションパネル22の第3延設部22Cに位置する内周部30に二枚重ねの状態でセルフピアスリベット44によって接合されている(第1接合部40)。また、エクステンションパネル22の第3延設部22Cに位置する外周部32は、ホイールハウスアウタ20とスポット溶接46によって接合されている(第2接合部42)。より詳細には、第3延設部22Cに位置する外周部32の内側(車両前後方向前側)は、ホイールハウスアウタ20に二枚重ねの状態でスポット溶接46によって接合されている。一方、第3延設部22Cに位置する外周部32の外側(車両前後方向後側)は、ホイールハウスアウタ20とルーフサイドアウタリア48に三枚重ねの状態でスポット溶接46によって接合されている。そして、セルフピアスリベット44による第1接合部40とスポット溶接46による第2接合部42との間に段差部36が配置されている。
さらに、図2及び図4に示されるように、リアサスペンションタワー16の中央側の屈曲部16Eは、エクステンションパネル22の第1延設部22Aに位置する内周部30に二枚重ねの状態でセルフピアスリベット44によって接合されている(第1接合部40)。また、エクステンションパネル22の第1延設部22Aに位置する外周部32は、ホイールハウスアウタ20とルーフサイドインナ24に三枚重ねの状態でスポット溶接46によって接合されている。そして、セルフピアスリベット44による第1接合部40とスポット溶接46による第2接合部42との間に段差部36が配置されている。
なお、スポット溶接46で接合するパネルの枚数は、上記に限らず、車種の仕様に応じて二枚から三枚へ変更され又は三枚から二枚へ変更される。
図5に示されるように、上記接合構造により、リアサスペンションタワー16がエクステンションパネル22を介してホイールハウスアウタ20に接合された状態では、平断面視で、車両幅方向外側が開放された略U字状の開断面形状(図5では一部省略している)に形成されたリアサスペンションタワー16と、平断面視で車両幅方向内側が開放された略ハット状の開断面形状に形成されたルーフサイドアウタ26とが、エクステンションパネル22及びホイールハウスアウタ20を介して、手を合わせた形に形成されている。別の言い方をすると、エクステンションパネル22を設けたことで、リアサスペンションタワー16とルーフサイドアウタ26とが、ホイールハウスアウタ20を介して閉断面構造化されている。
次に、本実施形態に係る車両後部構造の作用並びに効果について説明する。
リアサスペンションタワー16はアルミダイキャスト製とされており、ホイールハウスアウタ20及びエクステンションパネル22はリアサスペンションタワー16よりも疲労強度が高い金属材料(この実施形態では鋼板)によって構成されている。さらに、リアサスペンションタワー16とホイールハウスアウタ20との間にエクステンションパネル22が介在され、リアサスペンションタワー16は第1接合部40でエクステンションパネル22と接合され、ホイールハウスアウタ20は第2接合部42でエクステンションパネル22と接合されている。
ここで、本実施形態では、エクステンションパネル22における第1接合部40と第2接合部42との間に易変形部としての段差部36が設けられている。このため、車両走行時に図示しないリアサスペンションのショックアブソーバからリアサスペンションタワー16へ車両上方側への突上げ力A(図1及び図4参照)が入力された場合に、段差部36が弾性変形することで、リアサスペンションタワー16の屈曲部16C、16D、16Eの変形が抑制される。
詳しく説明すると、例えば悪路を走行すると、リアサスペンションタワー16には、図示しないショックアブソーバから車両上方側への突上げ力A(図1及び図4参照)が繰返し入力される。この突上げ力Aは、鉛直方向に対して車両幅方向内側へ所定角度傾いた方向へ入力される。このため、車両幅方向内側への引張力B(図1及び図4参照)が分力として発生し、これによりリアサスペンションタワー16は車両幅方向内側へ引っ張られる。
図8(A)には、対比例に係る車両後部構造の要部が拡大して示されている。この図に示されるように、対比例では、エクステンションパネル22が設けられておらず、アルミダイキャスト製のリアサスペンションタワー16の屈曲部16Cは、セルフピアスリベット44によって第1接合部40にてホイールハウスアウタ20に直接接合されている。なお、図示はしないが、屈曲部16D、16Eも同様の挙動を示す。この点は、後述する図7を用いた本実施形態の説明でも同様である。このため、図8(B)に示されるように、リアサスペンションタワー16に上記引張力Bが作用すると、屈曲部16Cが縦壁部16Aに対して角度が開く方向へ大きく変形する。従って、屈曲部16Cの特に根元付近には高い応力が発生することになる。ここで、リアサスペンションタワー16はアルミダイキャスト製とされかつホイールハウスアウタ20は鋼板製とされているため、リアサスペンションタワー16の方がホイールハウスアウタ20よりも疲労強度が低い。このため、このような変形が屈曲部16Cに繰返し発生すると、リアサスペンションタワーに金属疲労が蓄積されて、予定よりも早く疲労強度に達し、リアサスペンションタワー16の耐久性が低下する(リアサスペンションタワー16の寿命が短くなる)ことが考えられる。
しかし、本実施形態では、図7(A)に示されるように、段差部36が形成されたエクステンションパネル22を介してリアサスペンションタワー16とホイールハウスアウタ20とを接合したので、図7(B)に示されるように、リアサスペンションタワー16に車両幅方向内側への引張力Bが作用すると、エクステンションパネル22の段差部36が弾性変形することで、リアサスペンションタワー16自体は車両幅方向内側へ並進する。これにより、屈曲部16Cの変形が抑制される。つまり、エクステンションパネル22の屈曲部16Cを変形させようとする荷重(エネルギ)が段差部36を弾性変形させる荷重(エネルギ)として消費(吸収)され、その分、エクステンションパネル22の屈曲部16Cは変形せずに済む(変形量が抑制される)。その結果、本実施形態によれば、アルミダイキャスト製のリアサスペンションタワー16とリアサスペンションタワー16よりも疲労強度が高い金属材料(鋼板)によって構成されたホイールハウスアウタ20とを接合する構成において、車両走行時の繰返し入力に対してリアサスペンションタワー16の耐久性を向上させることができる。
なお、リアサスペンションタワー16のフランジ(屈曲部16C、16D、16E)の変形を抑制できるという効果は、リアサスペンションタワー16に車両上方側への突上げ力Aが入力された際に、ルーフサイドインナ24及びルーフサイドアウタ26から成る車両後部の車両幅方向外側の骨格部分の内倒れ(車両幅方向内側への変形)の発生を抑制することができるという効果に敷衍される。
また、本実施形態では、リアサスペンションタワー16の本体壁部16X(縦壁部16A、上面部16B)にホイールハウスアウタ20から離間する方向への荷重(引張力B)が作用すると、当該荷重によって接合用のフランジ16Y(屈曲部16C、16D、16E)も荷重作用方向へ引っ張られる。このため、フランジ16Yと第1接合部40で接合されたエクステンションパネル22が荷重作用方向へ引っ張られる。エクステンションパネル22は第2接合部42にてホイールハウスアウタ20と接合されているため、上記荷重が作用すると、エクステンションパネル22の段差部36が荷重作用方向へ弾性変形する。これにより、フランジ16Yへの入力が低減され、フランジ16Yの変形が抑制される。つまり、リアサスペンションタワー16が本体壁部16Xと当該本体壁部16Xから屈曲されたフランジ16Yとを備えた構造をしており、かつ当該フランジ16Yでホイールハウスアウタ20と接合されている場合には、フランジ16Yが本体壁部16Xに対して開くように変形し易いが、この開き変形を抑制することが可能となる。その結果、リアサスペンションタワー16が接合用のフランジ16Yでエクステンションパネル22と接合されている場合にリアサスペンションタワー16のフランジ16Yの変形を効果的に抑制して、リアサスペンションタワー16の耐久性を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、エクステンションパネル22における第1接合部40と第2接合部42との間に、ホイールハウスアウタ20に対して傾斜した易変形部としての段差部36を形成したので、段差部36の高さ(長さ)や傾斜角度θ(図7(A)参照)を調整することにより、リアサスペンションタワー16の変形の吸収性能を調整することができる。その結果、本実施形態によれば、リアサスペンションタワー16の変形の吸収性能を最適化することができる。
また、本実施形態では、段差部36のホイールハウスアウタ20に対する傾斜角度θ(図7(A)参照)が0度より大きくかつ45度以下の角度に設定されているため、段差部36の傾斜角度θは浅いといえる。このため、段差部36の傾斜角度θが深い場合に比べて、エクステンションパネル22の弾性変形量を増加させることができる。その結果、本実施形態によれば、エクステンションパネル22のフランジ16Y(屈曲部16C、16D、16E)の変形を効果的に抑制することができる。
さらに、本実施形態では、エクステンションパネル22は、フランジ16Y(屈曲部16C、16D、16E)に沿って形成されて当該フランジ16Yと第1接合部40で接合される内周部30と、当該内周部30に隣接して配置されてホイールハウスアウタ20と第2接合部42で接合される外周部32と、を備えており、易変形部としての段差部36が、当該内周部30と当該外周部32との境界部分に設けられている。エクステンションパネル22の内周部30には、リアサスペンションタワー16のフランジ16Yが第1接合部40で接合される。また、エクステンションパネル22の外周部32には、ホイールハウスアウタ20が第2接合部42で接合される。そして、本実施形態では、エクステンションパネル22の内周部30と外周部32との境界部分に段差部36が設けられているため、内周部30及び外周部32に要求される「接合領域」としての機能(例えば、強度及び剛性等)が易変形部である段差部36によって損なわれることはない。その結果、本実施形態によれば、エクステンションパネル22とリアサスペンションタワー16及びホイールハウスアウタ20との接合状態を良好に維持しつつ、エクステンションパネル22にリアサスペンションタワー16の変形吸収機能を付与することができる。
また、本実施形態では、逆U字状に形成されたフランジ16Y(屈曲部16C、16D、16E)はエクステンションパネル22の内周部30に接合され、エクステンションパネル22の内周部30の外側に形成された外周部32がホイールハウスアウタ20と接合される。そして、内周部30と外周部32との境界部分の全周に亘って易変形部である段差部36が形成されている。このため、リアサスペンションタワー16の本体部16X(縦壁部16A、上面部16B)からフランジ16Yに伝達される引張力の全体を利用してエクステンションパネル22の段差部36を弾性変形させることができる。その結果、本実施形態によれば、エクステンションパネル22の段差部22を効率良く弾性変形させてリアサスペンションタワー16の変形を効果的に抑制することができる。
さらに、本実施形態では、アルミダイキャスト製のリアサスペンションタワー16とこれよりも疲労強度が高い金属材料によって構成されたエクステンションパネル22とは、機械的接合構造で接合されている。一方、リアサスペンションタワー16よりも疲労強度が高い金属材料によって構成されたホイールハウスアウタ20とエクステンションパネル22とは、冶金的接合構造で接合されている。このように二枚の車体パネル同士を接合するにあたり、車体パネルの種類と組合せに応じてより好ましい接合構造を採ることができる。その結果、本実施形態によれば、リアサスペンションタワー16とエクステンションパネル22との接合及びホイールハウスアウタ20とエクステンションパネル22との接合の最適化を図ることができる。
また、本実施形態では、第1の車体パネルはリアサスペンションタワー16とされ、第2の車体パネルはホイールハウスアウタ20とされ、第3の車体パネルはリアサスペンションタワー16とは別体で構成されたエクステンションパネル22とされている。これにより、アルミダイキャスト製のリアサスペンションタワー16とホイールハウスアウタ20との間にリアサスペンションタワー16とは別体のエクステンションパネル22が介在される。リアサスペンションタワー16とエクステンションパネル22とは第1接合部40で接合され、ホイールハウスアウタ20とリアサスペンションタワー16とは第2接合部42で接合される。従って、車両走行時にリアサスペンションタワー16に車両上方側への突上げ力Aが作用すると、リアサスペンションタワー16には車両幅方向内側への引張力が分力として作用する。このため、リアサスペンションタワー16はホイールハウスアウタ20から離間する方向へ引っ張られるが、エクステンションパネル22の易変形部である段差部36が弾性変形することで、リアサスペンションタワー16に加わる負荷が軽減される。その結果、リアサスペンションタワー16の変形が抑制される。よって、アルミダイキャスト製のリアサスペンションタワー16とリアサスペンションタワー16よりも疲労強度が高い金属材料によって構成されたホイールハウスアウタ20とを接合する構成において、車両走行時の繰返し入力に対してリアサスペンションタワー16の耐久性を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
次に、図9を用いて、本発明に係る車体構造が適用された第2実施形態の車両後部構造について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図9に示されるように、この第2実施形態では、第1実施形態で説明した段差部36が形成されていない平板状のエクステンションパネル90が用いられている。従って、エクステンションパネル90の内周部94と外周部96は、同一平面上に配置されている。また、このエクステンションパネル90も鋼板製とされている。さらに、エクステンションパネル90の側面視での形状は、前述した第1実施形態のエクステンションパネル22と同様に略U字状とされている。
一方、ホイールハウスアウタ20には、車両幅方向内側へ突出された易変形部としてのビード92が一体に形成されている。ビード92の平断面形状はハット状とされており、頂壁部92Aと当該頂壁部92Aの車両前後方向両側に形成された一対の前側傾斜壁部92B及び後側傾斜壁部92Cと、によって構成されている。なお、ビード92は、リアサスペンションタワー16の屈曲部16C、16D、16Eに対応して三箇所に設けられている。
リアサスペンションタワー16の屈曲部16Cは、エクステンションパネル90の内周部94に当接状態で配置され、第1実施形態と同様にセルフピアスリベット44によって機械的に接合されている(第1接合部40)。また、ホイールハウスアウタ20に形成されたビード92の頂壁部92Aはエクステンションパネル90の外周部96に当接状態で配置されて、スポット溶接46によって冶金的に接合されている(第2接合部42)。これにより、エクステンションパネル90とホイールハウスアウタ20の一般面との間には、ビード92の高さ分だけ隙間98が形成されている。なお、ビード92の車両幅方向外側の開放部分は、ルーフサイドアウタ26の前側フランジ部26Dによって閉塞されている。
(作用並びに効果)
上記構成によれば、車両走行時にアルミダイキャスト製のリアサスペンションタワー16に車両上方側への突上げ力が作用すると、リアサスペンションタワー16の縦壁部16A及び上面部16Bに車両幅方向内側への引張力が作用する。
ここで、図9に示されるように、リアサスペンションタワー16のフランジ16Y(図9では、前側の屈曲部16C)はセルフピアスリベット44によってエクステンションパネル90の内周部94に第1接合部40で機械的に接合されている。一方、エクステンションパネル90の外周部96は、スポット溶接46によってホイールハウスアウタ20のビード92の頂壁部92Aに第2接合部42で冶金的に接合されている。このため、リアサスペンションタワー16に車両幅方向内側への引張力が作用すると、エクステンションパネル90がビード92を支点として車両幅方向内側へ回転しようとする。エクステンションパネル90が車両幅方向内側へ回転すると、それに伴ってエクステンションパネル90の外周部96によってビード92が車両幅方向外側へ押し潰される。これにより、開断面形状のビード92が更に開くように弾性変形される。その結果、ビード92が弾性変形した分、アルミダイキャスト製のリアサスペンションタワー16の屈曲部16Cの変形が抑制される。つまり、リアサスペンションタワー16が疲労強度が低いアルミニウム合金材で構成されていても、リアサスペンションタワー16に替わってホイールハウスアウタ20に設定されたビード92が弾性変形することで、リアサスペンションタワー16への負荷が軽減され、これによりリアサスペンションタワー16の変形が抑制される。
その結果、本実施形態によれば、アルミダイキャスト製のリアサスペンションタワー16とリアサスペンションタワー16よりも疲労強度が高い金属材料(鋼板)によって構成されたホイールハウスアウタ20とを接合する構成において、車両走行時の繰返し入力に対してリアサスペンションタワー16の耐久性を向上させることができる。
〔上述した実施形態の補足説明〕
上述した実施形態では、本発明に係る車体構造を車両10の後部10Aに適用したが、これに限らず、車両の他の部位に適用してもよい。つまり、上述した実施形態では、第1の車体パネルをリアサスペンションタワー16とし、第2の車体パネルをホイールハウスアウタ20としたが、これに限らず、第1の車体パネルはアルミダイキャスト製の車体パネルであればよく、第2の車体パネルは当該第1の車体パネルよりも疲労強度が高い金属材料によって構成された車体パネルであればよい。
また、上述した実施形態では、第1の車体パネルとしてリアサスペンションタワー16を例にして説明したが、これに限らず、リアサスペンションタワーに接合された補強用のガセット等のリインフォースメントを第1の車体パネルとしてもよい。
さらに、上述した本実施形態では、第2の車体パネル及び第3の車体パネルとして鋼板製のパネルを用いたが、これに限らず、第2の車体パネル及び第3の車体パネルはアルミダイキャスト製の第1の車体パネルよりも疲労強度が高い金属材料であればよい。
また、上述した本実施形態では、リアサスペンションタワー16の屈曲部16C、16D、16Eとエクステンションパネル22、90との接合をセルフピアスリベット44によって接合したが、これに限らず、他の機械的接合構造を適用してもよい。
さらに、上述した第1実施形態では易変形部として段差部36を用い、第2実施形態では易変形部としてビード92を用いたが、これに限らず、他の構成を用いてもよい。例えば、部分的に板厚を薄くしたり、スリット状の孔や部分的な開口部を形成する等の構成を採ってもよい。このことから、「易変形部」とは、面外方向への引張力を受けたときに弾性変形の起点となる部位を意味し、それを実現することが可能な構成であれば適用可能である。
また、上述した実施形態では、リアサスペンションタワー16の板厚をホイールハウスアウタ20の厚さの板厚よりも厚く設定したが、これに限らず、両者の板厚を同じにしてもよい。
10 車両
16 リアサスペンションタワー(第1の車体パネル)
16X 本体壁部
16Y フランジ
20 ホイールハウスアウタ(第2の車体パネル)
22 エクステンションパネル(第3の車体パネル)
30 内周部(第1領域部)
32 外周部(第2領域部)
36 段差部(易変形部)
40 第1接合部
42 第2接合部
90 エクステンションパネル(第3の車体パネル)
92 ビード(易変形部)
94 内周部(第1領域部)
96 外周部(第2領域部)

Claims (7)

  1. アルミダイキャスト製とされた第1の車体パネルと、
    前記第1の車体パネルより疲労強度が高い金属材料によって構成された第2の車体パネルと、
    前記第1の車体パネルより疲労強度が高い金属材料によって構成され、前記第1の車体パネルと第1接合部で接合されると共に前記第2の車体パネルと第2接合部で接合されることで第1の車体パネルと第2の車体パネルとの間に介在された第3の車体パネルと、
    前記第3の車体パネルにおける前記第1接合部と前記第2接合部との間に設けられ、前記第1の車体パネルに前記第2の車体パネルから離間する方向への荷重が作用したときに荷重作用方向へ弾性変形可能に構成された易変形部と、
    を有し、
    前記第1の車体パネルは、本体壁部と当該本体壁部の端部から屈曲された接合用のフランジとを含んで構成されていると共に、
    当該フランジが前記第3の車体パネルと前記第1接合部で接合されており、
    前記第3の車体パネルは、前記フランジに沿って形成されて当該フランジと前記第1接合部で接合される第1領域部と、当該第1領域部に隣接して配置されて前記第2の車体パネルと前記第2接合部で接合される第2領域部と、を備えていると共に、
    前記易変形部は、当該第1領域部と当該第2領域部との境界部分に設けられており、
    前記本体壁部は、車両幅方向外側から見た側面視で車両下方側が開放された逆U字状に形成されていると共に、前記フランジは、当該本体壁部の車両幅方向外側の端部外周に逆U字状に形成されており、
    前記第3の車体パネルの前記第1領域部は当該フランジに沿って逆U字状に形成されると共に、前記第2領域部は当該第1領域部の外側に逆U字状に形成されている、
    車体構造。
  2. 前記易変形部は、前記第2の車体パネルに対して傾斜した段差部である、
    請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記段差部の前記第2の車体パネルに対する傾斜角度は、0度より大きくかつ45度以下の角度に設定されている、
    請求項2に記載の車体構造。
  4. 前記易変形部は、当該第1領域部と当該第2領域部との境界部分の全周に亘って形成されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車体構造。
  5. 前記第1接合部の接合構造は機械的接合構造とされ、前記第2接合部の接合構造は冶金的接合構造とされている、
    請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載された車体構造。
  6. アルミダイキャスト製とされた第1の車体パネルと、
    前記第1の車体パネルより疲労強度が高い金属材料によって構成された第2の車体パネルと、
    前記第1の車体パネルより疲労強度が高い金属材料によって構成され、前記第1の車体パネルと第1接合部で接合されると共に前記第2の車体パネルと第2接合部で接合されることで第1の車体パネルと第2の車体パネルとの間に介在された第3の車体パネルと、
    前記第2の車体パネルにおいて前記第2接合部が設定される部位に設けられ、前記第1の車体パネルに前記第2の車体パネルから離間する方向への荷重が作用したときに荷重作用方向へ弾性変形可能に構成された易変形部と、
    を有する車体構造。
  7. 前記第1の車体パネルはリアサスペンションタワーとされ、前記第2の車体パネルはホイールハウスアウタとされ、前記第3の車体パネルは当該リアサスペンションタワーとは別体で構成されたエクステンションパネルとされている、
    請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の車体構造。
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