JP5761248B2 - 電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品に関し、より特定的には、コイルを内蔵している電子部品に関する。
従来の電子部品に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の積層電子部品が知られている。該積層型電子部品は、積層体及びコイルを備えている。積層体は、複数のフェライトシートが積層されてなる。コイルは、複数のコイル導体パターンがスルーホールにより接続されてなり、積層方向に進行しながら周回する螺旋状をなしている。
ところで、特許文献1に記載の積層電子部品では、例えば直流抵抗が低いコイルを得ようとすると、コイル導体パターンのライン幅を太くしたり厚くしたりする必要があるが、そうすると、大きなインダクタンス値を得ることが困難であるという問題を有する。より詳細には、螺旋状をなすコイルでは、コイル内部における磁束密度が高くなる。この場合、コイル内部を通過できない磁束が、コイル導体パターンを通過するようになる。コイルには高周波信号が流れるので、コイルが発生する磁束の方向は周期的に変動する。コイル導体パターンを通過する磁束の方向が周期的に変動すると、コイル導体パターンにおいて渦電流が発生しジュール熱が発生する。その結果、渦電流損が発生して、コイルのインダクタンス値が低下する。
特開2000−286125号公報
そこで、本発明の目的は、大きなインダクタンス値を有する電子部品を提供することである。
本発明の一形態に係る電子部品は、複数の絶縁体層が積層されてなる積層体と、前記絶縁体層と共に積層されている線状のコイル導体層により構成され、かつ、渦巻状又は周回しながら積層方向に進行する螺旋状をなすコイルと、を備えており、前記コイル導体層が延在している方向に直交する断面において、該コイル導体層における前記コイルの内周側を向く面には、該コイルの外周側に向かって窪んだ凹部が設けられており前記複数の絶縁体層は、第1の絶縁体層及び該第1の絶縁体層上に積層されている第2の絶縁体層を含んでおり、前記コイル導体層は、第1のコイル導体層及び第2のコイル導体層を含んでおり、前記第1のコイル導体層は、前記第1の絶縁体層上に設けられており、前記第2の絶縁体層には、前記第1のコイル導体層の線幅及び前記第2のコイル導体層の線幅よりも細い線幅を有し、かつ、積層方向から平面視したときに、該第1のコイル導体層と重なる線状の開口が設けられており、前記第2のコイル導体層は、前記開口内及び前記第2の絶縁体層上に設けられており、前記複数の第1の絶縁体層と前記複数の第2の絶縁体層とは交互に積層されており、前記コイルは、前記第1のコイル導体層及び前記第2のコイル導体層をそれぞれ含む前記複数のコイル導体層が接続されてなる螺旋状のコイルであり、前記第2のコイル導体層において前記第1のコイル導体層と前記第1の絶縁体層を介して対向する面は窪んでいること、を特徴とする。
本発明によれば、大きなインダクタンス値を有する電子部品を得ることができる。
一実施形態に係る電子部品の外観斜視図である。 図1の電子部品の分解斜視図である。 図1の電子部品の積層体のA−Aにおける断面構造図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 電子部品の製造時の工程断面図である。 シミュレーション結果を示したグラフである。 コイル導体層の断面構造の写真である。 コイル導体層の断面構造図である。 シミュレーション結果を示したグラフである。
以下に、本発明の一実施形態に係る電子部品について説明する。
(電子部品の構造)
以下に、一実施形態に係る電子部品の構造について図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態に係る電子部品10の外観斜視図である。図2は、図1の電子部品10の分解斜視図である。図3は、図1の電子部品10の積層体12のA−Aにおける断面構造図である。図3では、外部電極14a,14bを省略してある。以下では、積層体12の積層方向を上下方向と定義し、積層体12を上側から平面視したときに、積層体12の短辺が延在している方向を前後方向と定義し、積層体12の長辺が延在している方向を左右方向と定義する。
電子部品10は、図1ないし図3に示すように、積層体12、外部電極14a,14b及びコイルLを備えている。積層体12は、絶縁体層25,16a〜16iが積層されてなり、直方体状をなしている。絶縁体層25,16a〜16iは、上側から下側へとこの順に積層されており、長方形状の外縁を有している。絶縁体層25には、円形の空白部分が設けられている。円形の空白部分は、方向識別マークとして用いられる。また、絶縁体層16b,16d,16f,16hにはそれぞれ、開口Op1〜Op4が設けられている。また、絶縁体層16c,16e,16gには、スルーホールTa〜Tcが設けられている。このように、開口Op1〜Op4が設けられた絶縁体層16b,16d,16f,16hと、開口が設けられていない絶縁体層16c,16e,16gとが交互に積層されている。開口Op1〜Op4及びスルーホールTa〜Tcについては、後述する。絶縁体層16a〜16iは、磁性体材料を含有するガラスにより作製されている。以下では、絶縁体層16a〜16iの上側の面を表面と呼び、絶縁体層16a〜16iの下側の面を裏面と呼ぶ。
コイルLは、上側から平面視したときに、時計回り方向に周回しながら下側から上側へと進行する螺旋状をなしている。コイルLは、コイル導体層19a〜19d及びビアホール導体Va〜Vcを含んでいる。コイル導体層19a〜19dは、絶縁体層16a〜16iと共に積層され、上側から平面視したときに、積層体12の中心(対角線の交点)を中心として時計回りに周回する線状導体である。コイル導体層19a〜19dは、例えば、Agを主成分とする導電性材料により作製されている。以下では、コイル導体層19a〜19dの時計回り方向の上流側の端部を上流端と呼び、コイル導体層19a〜19dの時計回り方向の下流側の端部を下流端と呼ぶ。
また、コイル導体層19aは、図2に示すように、コイル導体層18a,18bを含んでいる。コイル導体層18a,18bは、上側から平面視したときに、略同じ形状をなしており、上下方向に積み重ねられている。より詳細には、コイル導体層18bは、絶縁体層16cの表面上に設けられている。開口Op1は、前記の通り、絶縁体層16bに設けられている。開口Op1は、上側から平面視したときに、コイル導体層18bと重なる線状をなしており、コイル導体層18bと略同じ形状をなしている。ただし、開口Op1の線幅W3は、コイル導体層18aの線幅W1及びコイル導体層18bの線幅W2よりも細い。
コイル導体層18aは、図2及び図3に示すように、開口Op1内及び絶縁体層16bの表面上に設けられている。ただし、コイル導体層18aは、上側から平面視したときに、絶縁体層16bの表面上において開口Op1の周囲にはみ出している。これにより、コイル導体層18aが延在する方向に直交する断面において、コイル導体層18aはT字型の断面形状をなしている。そして、コイル導体層18aの下面は、コイル導体層18bの上面に接触している。これにより、コイル導体層19aは、コイル導体層19aが延在する方向に直交する断面において、H字型を90度回転させた断面形状をなしている。そのため、コイル導体層19aが延在する方向に直交する断面において、コイル導体層19aにおけるコイルLの内周側を向く面には、コイルLの外周側に向かって窪んだ凹部Gaが設けられている。凹部Gaの深さD1(図3参照)は、6μm以上であって、コイル導体層18a〜18hの線幅W1,W2の40%以下であることが好ましい。
コイル導体層19bは、図2に示すように、コイル導体層18c,18dを備えている。コイル導体層19cは、図2に示すように、コイル導体層18e,18fを備えている。コイル導体層19dは、図2に示すように、コイル導体層18g,18hを備えている。ただし、コイル導体層19b〜19dの構成は、コイル導体層19aの構成と同様であるので説明を省略する。また、開口Op2〜Op4の構成も開口Op1の構成と同様であるので説明を省略する。
スルーホールTa〜Tcはそれぞれ、絶縁体層16c,16e,16gを上下方向に貫通する孔である。スルーホールTaは、上側から平面視したときに、コイル導体層18bの上流端及びコイル導体層18cの下流端と重なっている。スルーホールTbは、上側から平面視したときに、コイル導体層18dの上流端及びコイル導体層18eの下流端と重なっている。スルーホールTcは、上側から平面視したときに、コイル導体層18fの上流端及びコイル導体層18gの下流端と重なっている。
ビアホール導体Vaは、コイル導体層18bの上流端から下方に突出しており、スルーホールTa内に設けられている。これにより、ビアホール導体Vaは、コイル導体層18bの上流端とコイル導体層18cの下流端とを接続している。ビアホール導体Vbは、コイル導体層18dの上流端から下方に突出しており、スルーホールTb内に設けられている。これにより、ビアホール導体Vbは、コイル導体層18dの上流端とコイル導体層18eの下流端とを接続している。ビアホール導体Vcは、コイル導体層18fの上流端から下方に突出しており、スルーホールTc内に設けられている。これにより、ビアホール導体Vcは、コイル導体層18fの上流端とコイル導体層18gの下流端とを接続している。これにより、コイル導体層19a〜19dは、ビアホール導体Va〜Vcにより接続されることにより、螺旋状のコイルLをなしている。
外部電極14aは、積層体12の右側の端面を覆っていると共に、上面、下面及び前後方向の側面に折り返されている。コイル導体層19aの下流端は、積層体12の右側の端面に引き出されている。これにより、コイル導体層19aの下流端と外部電極14aとが接続されている。
外部電極14bは、積層体12の左側の端面を覆っていると共に、上面、下面及び前後方向の側面に折り返されている。コイル導体層19dの上流端は、積層体12の左側の端面に引き出されている。これにより、コイル導体層19dの上流端と外部電極14bとが接続されている。
(電子部品の製造方法)
次に、電子部品10の製造方法について図面を参照しながら説明する。図4ないし図19は、電子部品10の製造時の工程断面図である。以下では、一つの電子部品10を製造する工程について説明するが、実際には、マザー積層体を作製してカットすることにより複数の電子部品10を同時に作製する。
まず、図4に示すように、感光性絶縁ペーストを印刷により塗布する。そして、図5に示すように、該感光性絶縁ペーストの全面に対して露光を行う。これにより、感光性絶縁ペーストが硬化して絶縁体層16iが形成される。
次に、図6に示すように、絶縁体層16i上に感光性導電ペーストを印刷により塗布する。そして、図7に示すように、マスクM1を介して、感光性導電ペーストに対して露光を行う。マスクM1には、コイル導体層18hと同じ形状の開口が設けられている。これにより、感光性導電ペーストの内のコイル導体層18hに相当する部分が硬化する。更に、図8に示すように、現像液により未硬化の感光性導電ペーストを除去する。これにより、コイル導体層18hが形成される。
次に、図9に示すように、絶縁体層16i上及びコイル導体層18h上に感光性絶縁ペーストを印刷により塗布する。そして、図10に示すように、マスクM2を介して、該感光性絶縁ペーストに対して露光を行う。マスクM2は、感光性絶縁ペーストにおける開口Op4に対応する部分を覆う。これにより、感光性絶縁ペーストの内の開口Op4を除く部分が硬化する。更に、図11に示すように、現像液により未硬化の感光性絶縁ペーストを除去する。これにより、絶縁体層16hが形成される。
次に、図12に示すように、絶縁体層16h上及び開口Op4内に感光性導電ペーストを印刷により塗布する。そして、図13に示すように、マスクM3を介して、感光性導電ペーストに対して露光を行う。マスクM3には、コイル導体層18gと同じ形状の開口が設けられている。これにより、感光性導電ペーストの内のコイル導体層18gに相当する部分が硬化する。更に、図14に示すように、現像液により未硬化の感光性導電ペーストを除去する。これにより、コイル導体層18gが形成される。
次に、図15に示すように、絶縁体層16h上及びコイル導体層18g上に感光性絶縁ペーストを印刷により塗布する。そして、図16に示すように、図示しないマスクを介して、該感光性絶縁ペーストに対して露光を行う。図示しないマスクは、感光性絶縁ペーストにおけるスルーホールTcに対応する部分を覆う。これにより、感光性絶縁ペーストの内のスルーホールTcを除く部分が硬化する。更に、現像液により未硬化の感光性絶縁ペーストを除去する。これにより、絶縁体層16gが形成される。この後、図6ないし図16の工程を繰り返すことにより、図17に示すように、絶縁体層16b〜16f、コイル導体層18a〜18fを形成する。
次に、図18に示すように、絶縁体層16b上及びコイル導体層18a上に感光性絶縁ペーストを印刷により塗布する。そして、図19に示すように、感光性絶縁ペーストの全面に対して露光を行う。これにより、感光性絶縁ペーストが硬化し、絶縁体層16aが形成される。更に、絶縁体層16a上に絶縁ペーストを印刷により塗布して絶縁体層25を形成する。これにより、複数の積層体12の集合体であるマザー積層体を得る。
次に、マザー積層体をダイシングソウ等によってカットし、未焼成の複数の積層体12を得る。更に、未焼成の積層体12に対して所定条件下で焼成を行う。
次に、ディップにより、積層体12の両端面に対してAgからなる導電性ペーストを塗布し、焼き付けを行って、下地電極を形成する。最後に、下地電極上にNi,Cu,Sn等のめっきを施して、外部電極14a,14bを形成する。以上の工程を経て、電子部品10が完成する。
(効果)
本実施形態に係る電子部品10によれば、大きなインダクタンス値を得ることができる。より詳細には、螺旋状をなすコイルLでは、コイルL内部における磁束密度が高くなる。そして、コイルL内部を通過できない磁束が、コイル導体層18a〜18hを通過するようになる。このように、磁束がコイル導体層18a〜18hを通過すると、渦電流が発生し、コイルLのインダクタンス値が低下する。
ここで、コイルL内部を通過できない磁束は、コイル導体層19a〜19dにおけるコイルLの内周側を向く面近傍を通過する。したがって、渦電流もコイル導体層19a〜19dにおけるコイルLの内周側を向く面近傍に発生しやすい。そこで、電子部品10では、コイル導体層19a〜19dにおけるコイルLの内周側を向く面には、コイルLの外周側に向かって窪んだ凹部Ga〜Gdが設けられている。これによりコイル導体層19a〜19dにおけるコイルLの内周側を向く面近傍の上下方向の厚みが小さくなる。よって、磁束がコイル導体層19a〜19dを通過する距離も短くなる。その結果、コイル導体層19a〜19dにおいて渦電流が発生することが低減され、コイルLのインダクタンス値が低下することが抑制される。なお、後述するコンピュータシミュレーションより、凹部Ga〜Gdの深さD1は、6μm以上であって、コイル導体層18a〜18hの線幅W1,W2の40%以下であることが好ましいことが分かっている。
(コンピュータシミュレーション)
本願発明者は、コイルLのインダクタンス値が大きくなる原理が、前記説明で正しいことを確認するために、以下のコンピュータシミュレーションを行った。図3の拡大図に示すように、コイル導体層19a〜19dにおけるコイルLの外周側を向く面に設けられている凹部を凹部Ge〜Ghとする。そして、凹部Ge〜Ghの深さを深さD2とする。本願発明者は、深さD1,D2を変化させて、コイルLのインダクタンス値を演算した。以下に、コンピュータシミュレーションに用いた第1のモデルないし第3のモデルの条件について説明する。
第1のモデル
深さD1:0μm
深さD2:0μm
第2のモデル
深さD1:10μm
深さD2:0μm
第3のモデル
深さD1:0μm
深さD2:10μm
第1のモデルでは、インダクタンス値は2.276nHであった。第2のモデルでは、インダクタンス値は2.321nHであった。すなわち、第2のモデルでは、第1のモデルに比べて、インダクタンス値が0.045nH増加した。一方、第3のモデルでは、インダクタンス値は2.282nHであった。すなわち、第3のモデルでは、第1のモデルに比べて、インダクタンス値が0.006nHだけしか増加しなかった。このように、コイル導体層19a〜19dにおけるコイルLの内周側を向く面に凹部Ga〜Gdが設けられている場合の方が、コイル導体層19a〜19dにおけるコイルLの外周側を向く面に凹部Ge〜Ghが設けられている場合よりも、コイルLのインダクタンス値が大きくなることが分かる。したがって、本コンピュータシミュレーションによれば、凹部Ga〜Gdが設けられることにより、コイル導体層19a〜19dにおいて発生する渦電流が低減され、コイルLのインダクタンス値が低下することが抑制されていると考えられる。
次に、凹部Ga〜Gdの最適な深さD1を調べるために、以下の条件を有する第4のモデルないし第7のモデルを作成し、各モデルのインダクタンス値を演算した。
第4のモデル
コイル導体層19a〜19dの線幅(線幅W1,W2):70μm
コイル導体層19a〜19dの厚み:12μm
第5のモデル
コイル導体層19a〜19dの線幅(線幅W1,W2):60μm
コイル導体層19a〜19dの厚み:12μm
第6のモデル
コイル導体層19a〜19dの線幅(線幅W1,W2):40μm
コイル導体層19a〜19dの厚み:12μm
第7のモデル
コイル導体層19a〜19dの線幅(線幅W1,W2):40μm
コイル導体層19a〜19dの厚み:8μm
以上の第4のモデルないし第7のモデルにおいて、凹部Ga〜Gdの深さD1を変化させて、コイルLのインダクタンス値を演算した。図20は、シミュレーション結果を示したグラフである。縦軸はインダクタンス値の変化率を示し、横軸は凹部Ga〜Gdの深さD1を示している。インダクタンス値の変化率とは、深さD1が0μmであるときのインダクタンス値に対する変化率を意味する。
図20によれば、第4のモデルないし第7のモデルのいずれも、深さD1が大きくなるにしたがって、インダクタンス値が増加していることが分かる。そして、第4のモデルないし第7のモデルのいずれにおいても、深さD1が6μm以上ではインダクタンス値が殆ど増加していない。よって、深さD1は、6μm以上であることが好ましいことが分かる。なお、本願発明者は、深さD1を10μmとしてインダクタンス値を演算した。よって、深さD1は、10μm以下であることが好ましい。
また、第4のモデルでは、深さD1が30μmまでは、インダクタンス値が殆ど変動していないことが分かっている。第4のモデルでは、線幅W1は、70μmである。したがって、第4のモデルでは、深さD1が線幅W1の42.8%以下であれば、インダクタンス値が殆ど変動していない。同様に、第5のモデルでは、深さD1が25μmまでは、インダクタンス値が殆ど変動していないことが分かっている。第5のモデルでは、線幅W1は、60μmである。したがって、第5のモデルでは、深さD1が線幅W1の42.5%以下であれば、インダクタンス値が殆ど変動していない。第6のモデルでは、深さD1が16μmまでは、インダクタンス値が殆ど変動していないことが分かっている。第6のモデルでは、線幅W1は、40μmである。したがって、第6のモデルでは、深さD1が線幅W1の40.0%以下であれば、インダクタンス値が殆ど変動していない。第7のモデルでは、深さD1が16μmまでは、インダクタンス値が殆ど変動していないことが分かっている。第7のモデルでは、線幅W1は、40μmである。したがって、第7のモデルでは、深さD1が線幅W1の40.0%以下であれば、インダクタンス値が殆ど変動していない。以上より、凹部Ga〜Gdの深さD1は、コイル導体層18a〜18hの線幅W1,W2の40%以下であることが好ましい。
なお、コイル導体層19a〜19dの他の寸法についても説明する。図3に示すように、コイル導体層18a,18c,18e,18gの絶縁体層16b,16d,16f,16h上に設けられている部分の厚みH1は、8μm〜12μmであることが好ましい。また、コイル導体層18a,18c,18e,18gの開口Op1〜Op4内に設けられている部分の厚みH3は、7μmであることが好ましい。また、コイル導体層18b,18d,18f,18hの厚みH2は、8μm〜12μmであることが好ましい。
(凹部の深さの測定方法)
以下に、凹部Ga〜Gdの深さD1の測定方法について図面を参照しながら説明する。
まず、電子部品10を硬化樹脂で固める。硬化樹脂で固めた電子部品10を研磨し、コイル導体層19aの断面を露出させる。更に、露出したコイル導体層19aの断面に対してバフ研磨を施して、コイル導体層19aの断面の研磨傷を消す。そして、レーザー顕微鏡(キーエンス社製のVK−8700)により、コイル導体層19aの断面を撮影する。図21は、コイル導体層19aの断面構造の写真である。
図21に示すように、コイル導体層19aの断面形状は、実際には、H字型から大きく崩れた形状をなしている。そこで、凹部Ga〜Gdの深さD1を測定する際には、凹部Ga〜Gdの底部を決定する。凹部Ga〜Gdの底部は、図21に示すように、凹部Ga〜Gdにおいて最もコイルLの外周側に位置している部分P1である。次に、凹部Ga〜Gdの入り口を決定する。凹部Ga〜Gdの入り口は、図21に示すように、コイル導体層19aにおいて、コイルLの最も内周側に位置している部分P2である。そして、部分P1と部分P2の左右方向の距離を測定し、深さD1とする。以上の工程により、深さD1を測定することができる。
(変形例)
以下に、変形例に係る電子部品10aについて図面を参照しながら説明する。図22は、コイル導体層19aの断面構造図である。電子部品10aの外観斜視図及び分解斜視図については、図1及び図2を援用する。
電子部品10aは、コイル導体層19a〜19dの断面形状において電子部品10と相違する。以下では、コイル導体層19a〜19dの断面形状について説明し、その他の構成の説明については省略する。
図22に示すように、コイル導体層18cにおいてコイル導体層18bと絶縁体層16cを介して対向する面(すなわち、上面)は窪んでいる。これにより、コイル導体層18bとコイル導体層18cとの距離が大きくなっている。その結果、近接効果による電子部品10aの挿入損失の増大が抑制されるようになる。なお、コイル導体層18bとコイル導体層18cとの関係を例に挙げて説明を行ったが、コイル導体層18dとコイル導体層18eとの関係及びコイル導体層18fとコイル導体層18gとの関係についてもコイル導体層18bとコイル導体層18cとの関係と同じである。
本願発明者は、電子部品10aの挿入損失が抑制されることを明確にするために、以下に説明するコンピュータシミュレーションを行った。より詳細には、本願発明者は、以下の条件を有する第8のモデルないし第10のモデルを作成し、高周波信号の周波数とQ値との関係を調べた。
第8のモデルないし第10のモデルに共通の条件
コイル導体層の線幅(線幅W1,W2):65μm
コイル導体層の数:5層
コイルLの巻き数:4.5巻き
コイルLから積層体の端面までの距離:23μm
第8のモデル
コイル導体層18bとコイル導体層18cとの距離L1:5μm
第9のモデル
コイル導体層18bとコイル導体層18cとの距離L1:10μm
第10のモデル
コイル導体層18bとコイル導体層18cとの距離L1:15μm
図23は、シミュレーション結果を示したグラフである。縦軸はQ値を示し、横軸は周波数を示す。図23によれば、距離L1が大きくなるにしたがって、Q値のピークが大きくなっていることが分かる。すなわち、コイル導体層18cの上面が窪むことにより、コイル導体層18bとコイル導体層18cとの距離L1が大きくなり、電子部品10aのQ値が増加することが分かる。すなわち、距離L1が大きくなれば、電子部品10aの挿入損失が抑制されることが分かる。
また、図23によれば、距離L1が10μm以上のときにQ値のピークが大きく改善されていることが分かる。よって、距離L1は、10μm以上であることが好ましい。
(その他の実施形態)
本発明に係る電子部品は、前記電子部品10,10aに限らずその要旨の範囲内において変更可能である。
なお、電子部品10,10aでは、凹部Ge〜Ghが設けられているが、凹部Ge〜Ghは必須ではない。
また、電子部品10,10aでは、コイルLは、螺旋状のコイルであるが、例えば、上側から平面視したときに渦巻状をなすコイルであってもよい。また、コイルLは、複数の渦巻状のコイル導体層が接続された螺旋状のコイルであってもよい。
以上のように、本発明は、電子部品に有用であり、特に、大きなインダクタンス値を有する電子部品を得ることができる点において優れている。
Ga〜Gh 凹部
L コイル
Op1〜Op4 開口
10,10a 電子部品
12 積層体
14a,14b 外部電極
16a〜16i 絶縁体層
18a〜18h,19a〜19d コイル導体層

Claims (3)

  1. 複数の絶縁体層が積層されてなる積層体と、
    前記絶縁体層と共に積層されている線状のコイル導体層により構成され、かつ、渦巻状又は周回しながら積層方向に進行する螺旋状をなすコイルと、
    を備えており、
    前記コイル導体層が延在している方向に直交する断面において、該コイル導体層における前記コイルの内周側を向く面には、該コイルの外周側に向かって窪んだ凹部が設けられており
    前記複数の絶縁体層は、第1の絶縁体層及び該第1の絶縁体層上に積層されている第2の絶縁体層を含んでおり、
    前記コイル導体層は、第1のコイル導体層及び第2のコイル導体層を含んでおり、
    前記第1のコイル導体層は、前記第1の絶縁体層上に設けられており、
    前記第2の絶縁体層には、前記第1のコイル導体層の線幅及び前記第2のコイル導体層の線幅よりも細い線幅を有し、かつ、積層方向から平面視したときに、該第1のコイル導体層と重なる線状の開口が設けられており、
    前記第2のコイル導体層は、前記開口内及び前記第2の絶縁体層上に設けられており、
    前記複数の第1の絶縁体層と前記複数の第2の絶縁体層とは交互に積層されており、
    前記コイルは、前記第1のコイル導体層及び前記第2のコイル導体層をそれぞれ含む前記複数のコイル導体層が接続されてなる螺旋状のコイルであり、
    前記第2のコイル導体層において前記第1のコイル導体層と前記第1の絶縁体層を介して対向する面は窪んでいること、
    を特徴とする電子部品。
  2. 前記凹部の深さは6μm以上であること、
    を特徴とする請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記凹部の深さは前記コイル導体層の線幅の40%以下であること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電子部品。
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