JP5699754B2 - 活物質、電極、リチウムイオン二次電池、及び、活物質の製造方法 - Google Patents
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Description
前記第一炭素粉のラマンスペクトルにおける2700cm−1付近に観察される2Dバンドピーク高さに対する、前記第一炭素粉のラマンスペクトルにおける1580cm−1付近に観察されるGバンドピーク高さの比をA1とし、
前記第二炭素粉のラマンスペクトルにおける2700cm−1付近に観察される2Dバンドピーク高さに対する、前記第二炭素粉のラマンスペクトルにおける1580cm−1付近に観察されるGバンドピーク高さの比をA2とした時に、
0.05≦A1/A2≦0.5を満たす。
0.1≦A1/A2≦0.2を満たす請求項1記載の活物質。
前記第一炭素粉のラマンスペクトルにおける2700cm−1付近に観察される2Dバンドピーク高さに対する、前記第一炭素粉のラマンスペクトルにおける1580cm−1付近に観察されるGバンドピーク高さの比をA1とし、
前記第二炭素粉のラマンスペクトルにおける2700cm−1付近に観察される2Dバンドピーク高さに対する、前記第二炭素粉のラマンスペクトルにおける1580cm−1付近に観察されるGバンドピーク高さの比をA2とした時に、
0.05≦A1/A2≦0.5を満たす。
まず、本実施形態に係る活物質について説明する。この活物質は、LiVOPO4粉、第一炭素粉、及び、第二炭素粉を含む混合物である。
平均径は、SEM写真において、予め定められたA方向における最大距離、すなわち、A方向と直交する平行外接線ではさんだ場合の線間距離(いわゆるFeret径)の平均値、例えば100個で表すことができる。
第二炭素粉の、ラマンスペクトルにおける2700cm−1付近に観察される2Dバンドピーク高さに対する、前記第二炭素粉のラマンスペクトルにおける1580cm−1付近に観察されるGバンドピーク高さの比をA2とした時に、0.05≦A1/A2≦0.5を満たす。好ましくは、0.1≦A1/A2≦0.2を満たす。
本実施形態に係る活物質の製造方法の一例について説明する。本実施形態に係る活物質の製造方法は、まず、LiVOPO4粉を得る工程と、得られたLiVOPO4粉を炭素粉と混合する工程と、を備える。
[LiVOPO4粉を得る工程]
LiVOPO4粉を得る方法は特に限定されないが、水熱合成法によることが好ましい。以下では水熱合成法について説明する。なお、固相法等の他の方法で製造した物でも実施は可能である。
(水熱合成法)
まず、リチウム源と、5価のバナジウム源と、リン酸源と、水と、還元剤とを含む混合物を、密閉容器内で加熱する。密閉容器を用いることにより、加熱と共に容器内が加圧状態となる。
リチウム源としては、例えば、LiNO3、Li2CO3、LiOH、LiCl、Li2SO4及びCH3COOLi等のリチウム化合物が挙げられる。これらの中でも、LiNO3、Li2CO3が好ましい。
5価のバナジウム源としては、V2O5及びNH4VO3等のバナジウム化合物が挙げられる。
リン酸源としては、例えば、H3PO4、NH4H2PO4、(NH4)2HPO4及びLi3PO4等のPO4含有化合物が挙げられる。これらの中でも、H3PO4、(NH4)2HPO4が好ましい。
そして、このような昇温工程により、混合物の水熱反応が進行し、LiVOPO4粉が形成される。また、水熱合成工程は、バッチ式でなく連続式で行ってもよい。上述のような高温高圧は、所定の時間維持することが好ましい。維持時間は特に限定されないが、1〜30時間が好ましい。なお、水熱合成工程は、バッチ式でなく連続式で行ってもよい。
得られたLiVOPO4粉は、通常、水熱合成後の液中に固体として沈殿する。そして、水熱合成後の液を、例えば、ろ過して固体を捕集し、捕集された固体を水やアセトン等で洗浄し、その後乾燥させることにより、LiVOPO4粉を効率よく得ることができる。
次に、本実施形態に係る活物質を用いた電極、及び当該電極を用いたリチウムイオン二次電池について説明する。本実施形態に係る電極は、集電体と、上記活物質を含み上記集電体上に設けられた活物質層と、を備える電極である。図1は、当該電極を用いた本実施形態に係るリチウムイオン二次電池100の模式断面図である。
(正極10)
正極集電体12は、導電性の板材であればよく、例えば、アルミ、銅、ニッケル箔の金属薄板を用いることができる。
正極活物質層14は、本実施形態に係る活物質、結合剤、必要に応じた量の導電材を含むものである。
負極集電体22は、導電性の板材であればよく、例えば、アルミ、銅、ニッケル箔の金属薄板を用いることができる。
負極活物質は特に限定されず、公知の電池用の負極活物質を使用できる。負極活物質としては、例えば、リチウムイオンを吸蔵・放出(インターカレート・デインターカレート、或いはドーピング・脱ドーピング)可能な黒鉛、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、低温度焼成炭素等の炭素材料、Al、Si、Sn等のリチウムと化合することのできる金属、SiO2、SnO2等の酸化物を主体とする非晶質の化合物、チタン酸リチウム(Li4Ti5O12)等を含む粒子が挙げられる。
結合材、導電材は、それぞれ、正極と同様のものを使用できる。
(電極10,20の製造方法)
本実施形態に係る電極10,20の製造方法は、電極活物質層14,24の原料である塗料を、集体上に塗布する工程(以下、「塗布工程」ということがある。)と、集電体上に塗布された塗料中の溶媒を除去する工程(以下、「溶媒除去工程」ということがある。)と、を備える。
塗料を集電体12、22に塗布する塗布工程について説明する。塗料は、上記活物質、結合剤、及び溶媒を含む。塗料には、これらの成分の他に、例えば、活物質の導電性を高めるための導電材が含まれていてもよい。溶媒としては、溶媒としては、例えば、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド等を用いることができる。
続いて、集電体12、22上に塗布された塗料中の溶媒を除去する。除去法は特に限定されず、塗料が塗布された集電体12、22を、例えば80℃〜150℃の雰囲気下で乾燥させればよい。
[水熱合成によるα型LiVOPO4粉の製造]
500mLのオートクレーブのガラス内筒において、200gの蒸留水(ナカライテスク社製、HPLC用)及び23.08g(0.20mol)のH3PO4(ナカライテスク社製、純度85%)を含む水溶液に、18.37g(0.10mol)のV2O5(ナカライテスク社製、純度99%)を徐々に加えた。その後、容器を密閉し、95℃で16時間攪拌した。
得られた粒子のX線回折測定を行った結果、この粒子は主にα型結晶構造のLiVOPO4から構成されることが確認された。
第一炭素粉として電気化学工業製「デンカブラックFX−35」を、第二炭素粉としてケッチェンブラックインターナショナル製「ケッチェンブラックEC600JD」を用いた。ここで、重量比は、LiVOPO4粉、第一炭素粉、第二炭素粉=90:5:5とした。混合は、回転数550rpmの遊星ボールミル中で3分間行い、活物質を得た。
使用機器:JOBIN YVON社 LabRam 1B
光源:10mWのArレーザー、波長514.5nm
フィルタ:D0.6、開口1000μm、スリット200μm、サンプリング:15s×2回、回折格子;1800g/mm
スキャン範囲:700〜3100cm−1
炭素粉を粘着性銅箔テープに塗布し、スパチュラで炭素粉を押しつぶした。
炭素粉を上述のスキャン範囲でスキャンすると、概ね、1350nm付近にDバンド、1580nm付近にGバンド、及び、2700nm付近に2Dバンドのピークが現れる。そして、生データの9点移動平均をとり、1000cm−1を始点、1800cm−1を終点とする直線法によりGバンド及びDバンドの付近のバックグラウンドを除去し、ピークの極大値に基づいてGバンドのピーク高さを得た。また、9点移動平均データから、2550cm−1を始点、2850cm−1を終点とする直線法により2Dバンド付近のバックグラウンドを除去し、ピークの極大値に基づいて2Dバンドのピーク高さを得た。
[放電容量の測定]
得られた活物質と、結合剤であるポリフッ化ビニリデン(PVDF)と、を混合したものを、溶媒であるN−メチル−2−ピロリドン(NMP)中に分散させてスラリーを調製した。なお、スラリーにおいて活物質とPVDFとの重量比が90:10となるように、スラリーを調製した。このスラリーを集電体であるアルミニウム箔上に塗布し、乾燥させた後、圧延を行い、活物質を含む活物質層が形成された電極(正極)を得た。
重量比を、LiVOPO4粉、第一炭素粉、第二炭素粉=90:6:4、90:7:3、90:8:2、90:9.5:0.5、90:4:6、90:3:7、90:1:9とする以外は実施例1と同様にした。
第一炭素粉として電気化学工業製「カーボンブラックDAB」を使用する以外は、実施例2と同様にした。第一炭素粉の比Aは2.19であった。
第一炭素粉としてTIMCAL製「人造黒鉛KS−6」を使用する以外は実施例2と同様にした。第一炭素粉の比Aは1.60であった。
第二炭素粉として三菱化学製「オイルファーネスブラック#3400B」を使用する以外は、実施例2と同様とした。第二炭素粉の比Aは13.89であった。
第二炭素粉としてMMMCarbon製SuperPを使用する以外は、実施例2と同様とした。第二炭素粉の比Aは11.19であった。
第一炭素粉として電気化学工業製「カーボンブラックDAB」を使用し、第二炭素粉として三菱化学製「オイルファーネスブラック#3400B」を使用する以外は、実施例2と同様とした。
混合時間を5分、10分、30分、45分、60分とする以外は、実施例2と同様とした。
第二炭素粉を使用せず、混合時の重量比を、LiVOPO4粉、第一炭素粉=90:10とし、混合時間を60分とする以外は、実施例9と同様とした。
混合時間を3分とする以外は比較例1と同様にした。
第一炭素粉としてMMMCarbon製SuperPを使用し、第二炭素粉としてケッチェンブラックインターナショナル製「ケッチェンブラックEC600JD」を使用する以外は、実施例2と同様とした。
第一炭素粉としてTIMCAL製「人造黒鉛KS−6」を使用し、第二炭素粉としてケッチェンブラックインターナショナル製「ケッチェンブラックEC600JD」を使用する以外は、実施例2と同様とした。
[水熱合成によるβ型LiVOPO4粉の製造]
500mLのオートクレーブのガラス内筒において、200gの蒸留水(ナカライテスク社製、HPLC用)及び23.08g(0.20mol)のH3PO4(ナカライテスク社製、純度85%)を含む水溶液に、18.37g(0.10mol)のV2O5(ナカライテスク社製、純度99%)を加え、2.5時間攪拌したところ黄橙色の懸濁液となった。その後、攪拌しながらヒドラジン一水和物(NH2NH2・H2O)を2.55g(0.05mol)滴下したところ、くすんだ緑色に変化した。その後、1時間攪拌を続けてると、からし色の流動性のあるペーストとなった。続いて、8.48g(0.20mol)のLiOH・H2O(ナカライテスク社製、純度99%)を10分かけて徐々に加えた。pHは7〜8となった。次に、容器を密閉し、160℃で16時間攪拌した。
その後、液を室温まで冷やし、ガラス内筒の内容物(水色ペーストでpH=7)をバットに広げ、90℃のオーブンで蒸発乾固させ、乾固物をコーヒーミルで粉砕して水色粉体38.27gを得た。
得られた粒子のX線回折測定を行った結果、この粒子は主にβ型結晶構造のLiVOPO4から構成されることが確認された。
このβ型結晶構造のLiVOPO4粉を用いる以外は実施例A1と同様にした。
実施例B1のように作成したβ型LiVOPO4粉を用いる以外は、実施例A2〜A17及び、比較例A1〜A4と同様とした。
条件及び結果を表1及び表2に示す。
Claims (12)
- LiVOPO4粉と、第一炭素粉と、第二炭素粉と、を含み、
前記第一炭素粉のラマンスペクトルにおける2700cm−1付近に観察される2Dバンドピーク高さに対する、前記第一炭素粉のラマンスペクトルにおける1580cm−1付近に観察されるGバンドピーク高さの比をA1とし、
前記第二炭素粉のラマンスペクトルにおける2700cm−1付近に観察される2Dバンドピーク高さに対する、前記第二炭素粉のラマンスペクトルにおける1580cm−1付近に観察されるGバンドピーク高さの比をA2とした時に、
0.1≦A1/A2≦0.2を満たすリチウムイオン二次電池用活物質。 - 前記第一炭素粉及び前記第二炭素粉の合計重量に対する前記第一炭素粉の重量の比をM1としたときに、0.02≦M1≦0.98を満たす請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用活物質。
- 前記LiVOPO4粉、前記第一炭素粉、及び、前記第二炭素粉の合計重量に対する、前記第一炭素粉及び前記第二炭素粉の重量の比をM2としたときに、0.03≦M2≦0.2を満たす、請求項1又は2に記載のリチウムイオン二次電池用活物質。
- 前記LiVOPO4粉は水熱合成により得られたものである請求項1〜3のいずれか一項記載のリチウムイオン二次電池用活物質。
- 遊星ボールミルにより混合された請求項1〜3のいずれか一項記載のリチウムイオン二次電池用活物質。
- 請求項1〜5に記載のいずれか一項記載の活物質を備えるリチウムイオン二次電池用電極。
- 請求項6記載の電極を備えるリチウムイオン二次電池。
- LiVOPO4粉と、第一炭素粉と、第二炭素粉と、を混合する工程を含み、
前記第一炭素粉のラマンスペクトルにおける2700cm−1付近に観察される2Dバンドピーク高さに対する、前記第一炭素粉のラマンスペクトルにおける1580cm−1付近に観察されるGバンドピーク高さの比をA1とし、
前記第二炭素粉のラマンスペクトルにおける2700cm−1付近に観察される2Dバンドピーク高さに対する、前記第二炭素粉のラマンスペクトルにおける1580cm−1付近に観察されるGバンドピーク高さの比をA2とした時に、
0.1≦A1/A2≦0.2を満たすリチウムイオン二次電池用活物質の製造方法。 - 前記第一炭素粉及び前記第二炭素粉の合計重量に対する前記第一炭素粉の重量の比をM1としたときに、0.02≦M1≦0.98を満たす請求項8に記載のリチウムイオン二次電池用活物質の製造方法。
- 前記LiVOPO4粉、前記第一炭素粉、及び、前記第二炭素粉の合計重量に対する、前記第一炭素粉及び前記第二炭素粉の重量の比をM2としたときに、0.03≦M2≦0.2を満たす、請求項8又は9に記載のリチウムイオン二次電池用活物質の製造方法。
- 前記LiVOPO4粉は水熱合成により得られたものである請求項8〜10のいずれか一項記載のリチウムイオン二次電池用活物質の製造方法。
- 前記混合を遊星ボールミルで行う請求項8〜11のいずれか一項記載のリチウムイオン二次電池用活物質の製造方法。
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