JP5699150B2 - 固定底部支持体にレールを締結するためのベースプレート及びレール用ファスナー - Google Patents

固定底部支持体にレールを締結するためのベースプレート及びレール用ファスナー Download PDF

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Description

本発明は、固定底部支持体にレールを締結するためのベースプレートであって、プラスチック材料製であり、かつベースプレートの裏側に形成又は成形されているリブと、このリブ間に存在する凹部とによって形成される補剛構造でできており、ベースプレートの裏側が固定底部支持体と関連するベースプレートに関する。
これのみならず、本発明は、この種のベースプレートを使用することによって製造されるレール用ファスナーにも関する。
実際には、名称「ECF」で提供されている、鋼鉄製ベースプレートの支持面上にレールが立っているレール締結システムが知られている。適所に締結すべきレールの縦方向に整列しているその縦側で、支持面がそれぞれのリブによって境界が定められており、完全に設置された状態のときには、レールの脚部がリブに抗して横方向に案内される。リブは、締付けボルト用のマウンティングとしても作用し、締付けボルトの頭部は、リブ内に形成又は成形されたレセプタクル(receptacle, Aufnahme(英、独訳))に確実嵌合(positive-fit, formschluessig(英、独訳))によって着座し、締付けボルトの軸部は、W形締付けクリップの中心ループをベースプレートの上側から離れる方向に通過する。そして、締付けボルト上にねじ込まれるナットを利用して、締付けクリップの弾力的アームの自由端によってレールの脚部の所定の面に十分に高い押下力が働くように、締付けクリップがベースプレートに対してきつく締められる。
この場合、ECFシステムによって形成されたレールファスナーは、その上を鉄道車両が走行するときに、弾性中間層によってたわむ十分な能力を有することが保証され、この中間層は、ベースプレートと、所定の場合に固い支持体であればどんなものでもその上に載っているキャリアプレートとの間に配置される。
所定の場合に必要とされるどんな軌道ゲージにもレールの位置を調整できるようにするため、ECFシステムには、支持面を越えて横方向に突出するベースプレートの領域に、それぞれのスリーブ用開口が形成又は成形されており、これらの開口は、該領域の上側からそれらの裏側に伸び、該開口内に、押下スリーブを形成するように設計された偏心スリーブを着座させる。この場合、偏心スリーブは、設置位置で最上部にあるその端部において、スリーブの円周面の周りに伸長し、設置位置でベースプレートの上面に載っているカラーの形の突出部を有する。同時に、この突出カラーの裏側と、設置位置で底部にある偏心スリーブの当該端部との間に残される高さ方向の距離は、スリーブが、完全に設置された状態でキャリアプレート上に立つような大きさである。この場合、ボルトが偏心スリーブ用開口を通って挿入され、このボルトは、固定底部支持体に差し込まれたアンカーにねじ込まれ、ひいてはスリーブ用の回転軸を作り出す。この設計によって達成されることは、一方では押下装置として作用する偏心スリーブを利用して規定押下力で固定底部支持体に対してベースプレートがきつく締められることである。他方では、所要の軌道ゲージにレールの位置を調整するため、偏心スリーブを回転させることによって、ベースプレートの位置、及びそれと共にその上に立っているレールの位置をレールの縦の広がりに直角の方向に変えられることである。
ベースプレートを製造するために使用する鋼鉄材のため、ベースプレートの重量が重く、かつベースプレートを設計及び構成するときには存在している自由をも制限することが、レールを適所に締結するための既知のECFシステムの欠点である。
鋼鉄製の上述した種類のベースプレートの欠点を回避するため、初めのパラグラフで特定した種類のベースプレートが特許文献1で提案されている。この公知ベースプレートは、固定底部支持体と関連するその裏側に、リブを交差させ、これらのリブ間にそれぞれの未充填凹所を画定することによって形成される補剛構造を有する。さらに、ベースプレートには、締付けボルトとして作用してベースプレートに対して締付けクリップをきつく締めるための通常の六角頭形のボルトをベースプレートの裏側から挿入できる貫通開口が形成又は成形されている。この場合、締付けボルトの頭部用に、ベースプレートの裏側に形成又は成形され、かつ同様に六角形であるレセプタクルが設けられ、完全に設置された状態では、このレセプタクル内にボルトの頭部が確実嵌合で着座される。
プラスチック材料で構成される特許文献1から公知のベースプレートは、所定の場合にどんな固定底部支持体であってもその上に直接置かれるように意図されている。十分にしっかりした保持が得られるように、その各狭小側に3つの貫通開口が設けられ、各貫通開口を通して、固い底部支持体にねじ込める締付けボルトが挿入される。この場合、軌道ゲージのいずれの調整についても又は弾性的に取り付けるべきレールについても何ら規定が設けられていない。
欧州特許出願公開第1950347(A2)号明細書
上記先行技術を背景にして、本発明の目的は、一方ではその重量が最小限にされ、かつその剛性が最適化され、他方では弾性中間層上で支持されるのに適しているベースプレートを設計することだった。これのみならず、ベースプレートを容易に設置できるように最適化され、かつ使用中に最適化特性を有するファスナーを提供することをも意図した。
ベースプレートに関しては、本発明は、請求項1で定義するようにベースプレートを設計することによって、この目的を達成した。本発明のベースプレートの有利な実施形態は、請求項1を引用する請求項で特定され、それらについては以下に詳細に説明する。
ファスナーに関しては、この目的は、請求項12で特定するファスナーによって本発明により達成された。本発明のファスナーの有利な実施形態は、請求項12を引用する請求項で特定され、それらについても同様に以下に詳細に説明する。
固定底部支持体にレールを締結するためのプラスチック材料製の本発明のベースプレートでは、ベースプレートの裏側に形成又は成形される補剛構造の凹部の少なくともいくつか、好ましくは全てが充填材料で閉鎖されている。凹部を充填することによって、この種のベースプレートが弾性層上に設置されているときに、補剛構造の、荷重下の弾性中間層にそれ自体を押し付けて、弾性中間層に持続的な損傷を及ぼすリスクが回避される。この関連で「閉鎖される」という表現が意味することは、システムが完全に設置されているとき、システムによって形成された締結点上を走行する鉄道車両によって荷重が加えられる場合に、ベースプレート上のリブが、最大でも、永久的損傷を及ぼさないように十分小さい量によってのみ弾性中間層にリブ自体を押し付けることを保証する、何らかの方法で凹部を充填することである。
ベースプレートを上に置くべき弾性層の感受性及び耐荷重能力によっては、充填材料で充填することが凹部のいくつかだけに有用なこともある。このように、考えが浮かぶ手順は、凹部が規則的に整列している場合は、充填された2つの凹部間に1つ以上の凹部を未充填のままにすることである。但し、このことが、弾性中間層による永久的弾性挙動を保証するように前もってセットされている単位面積当たりのプリセット許容荷重を、荷重下で超えさせないことを条件とする。しかしながら、本発明のベースプレート上の補剛構造の全ての凹部が成形材料で充填される場合、製造が特に簡単になり、作動が特に安全かつ信頼できる。
この場合、充填材料の耐荷重能力によっては、薄層の形で、ある種の蓋のように所定凹部を裏側と関連するその開口部で単に閉鎖すれば十分なこともある。上記の場合には、充填材料は、所定凹部の開口部を閉鎖する、例えば十分に厚いフィルム又はホイル又はプレート又はシートであってよい。
しかしながら特定荷重を支えられるように凹部を充填すべき場合、或いは充填材料が、さらに、消音を助けるか又は何らかの他の追加機能を果たすべき場合、凹部を充填材料で完全に充填すること又は充填材料が所定凹部を画定するリブより上に突出するように十分な充填材料を各凹部に置くことは等しく有用であろう。後者の場合、正確には、このことが実作動中にリブが弾性中間層に損傷を及ぼさないという特に信頼できる保証を与える。
充填材料の形での充填は、例えばベースプレートの製造後のような、作業の別々の段階で所定凹部にいつでも導入することができる。この目的のため、充填材料を流動可能状態で凹部に注入するか、或いは予め製造した造形部材として充填部材を挿入してよい。
ベースプレートの製造用のプラスチック材料として考え得るものは、例えばガラス繊維強化ポリアミドである。一方で、充填材料として好適なものは非強化ポリアミドである。
レールの横方向の案内のため、適所に締結すべきレールの支持面を本発明のベースプレートの上側に既知様式で形成してもよく、この支持面は、適所に締結すべきレールの縦方向に整列されているその縦側にそれぞれの支持肩部によって境界が定められている。そして、レールを適所に締結するために押下するように意図された弾力的部材をきつく締めるためのそれぞれの締付け部材を支持肩部に締結できるようにしてよい。この目的のため、ベースプレートの上側からその裏側に伸びる貫通開口を所定の支持肩部にこの場合もやはり既知の様式で形成又は成形することができる。この場合一方では弾力的部材をきつく締める作業中に締結ボルトが確実に保持されることを容易に保証するため、他方ではベースプレートの裏側から突出するボルト頭部によって弾性中間層が荷重をかけられるのを防止するため、貫通開口の口部の領域に、本発明に従って形成されたベースプレートの裏側にレセプタクルを形成又は成形してもよく、完全に設置された状態では、このレセプタクル内に、締付けボルトの多角形、特に六角形の頭部が着座される。
その頭部がレセプタクル内に着座される締付けボルトが、プラスチック材料製のベースプレートではこの目的のために挿入しなければならない別の金属部材などがなくても、所定の弾力的部材をきつく締めるときに生じ得る高いトルクにさえ耐えることができるように、本発明は、実用上の観点から重要なさらなる実施形態においては、ボルト頭部の各側面が、レセプタクルの円周壁に形成される接触面をそれと関連づけることを提案する。この場合、この接触面は、ボルト頭部の関連側面のいずれでもその長さ部分にわたって広がり、それによって、設置状態では、それぞれボルト頭部の関連側面が、それらとそれぞれ関連する接触面から平面支持を得られるようにする。
同時に、本発明のこの実施形態では、円周壁上の接触面は、相互に間隔を空けて配置され、これによって、レセプタクルの円周壁内に、各対の隣接する接触面間に、完全に設置された状態では、ボルト頭部とレセプタクルの円周壁との間に接触のない領域に凹所を形成又は成形できるようにする。レセプタクルについてこの種の設計によって達成されることは、トルク荷重下でさえ、レセプタクルの、荷重を受ける部分間に平面接触が存在し、これによって、受けるべき力が、比較的大きい面積にわたってレセプタクルを取り囲むベースプレートの部分に伝達されることである。
このようにして防止されることは、その形状が、レセプタクルが受けるべきボルト頭部の形状にぴったり一致している通常の設計のレセプタクルで生じる荷重ピークである。ボルト頭部がその関連レセプタクル内に着座するのに必然的なクリアランスのため、この場合はボルト頭部の側面間にある縁に規則的に生じるのは、全荷重が集中する狭い線形の接触領域である。この力の集中は非常に高くなり得るので、ボルト頭部がレセプタクル周囲の材料に食い込み、もはやボルト頭部が安全に保持される保証は何もない。本発明により達成されるボルト頭部の側面のための平面支持があれば、この危険はもはや存在しない。
ベースプレートに、平面視したとき、この支持面の領域にくびれを与えることによって、ベースプレートの重量のさらなる最小化を達成することができる。この実施形態では、レールの縦方向に測定した場合、ベースプレートの幅は、レールの脚部直下に位置する領域におけるより、設置位置で横方向にレールを越えて突出するベースプレートの部分の方が広い。このように、余分な重量を削減するのみならず、より広い横部分が、レール上を走行されるときに作用する横方向力に対してレールに最適の支持を与えることにも寄与する。
ベースプレートの裏側に、その裏側で、裏側から離れる方を向き、かつ止め具としても作用する少なくとも1つの突出部を形成することによっても、荷重下において弾性中間層の過剰な圧縮を防止することができ、またシステムが完全に設置されている場合に、鉄道車両がレール上を走行するとき、この突出部によって、弾性中間層の弾力性の結果として、走行によってベースプレートが沈む限度が設けられる。当該突出部は、所定の場合に固定底部支持体であれば何でもそれに向かって突出する、この場合はエプロンに倣ってベースプレートの周りに伸長し、これによって所定の場合にベースプレートが動くにもかかわらず、ベースプレートの沈む動きの止め具を全ての側面に確保することができる。この種の周囲突出部は、汚れ及び湿気に対して弾性中間層を保護するというさらなる利益を有する。しかしながら、当然に、代案として、それぞれの所定点に同じ目的のため個別の突出部を設けることも同様に考えられる。
ベースプレート内に押下スリーブ用の少なくとも1つの開口を形成又は成形することができ、この開口は、ベースプレートの上側からその裏側に伸び、かつ開口内には、押下スリーブが滑りばめ(sliding fit, Schiehesitz(英、独訳))で入り、押下スリーブの高さは、それと関連するスリーブ用開口の領域のベースプレートの厚さより大きく、かつ押下スリーブは、完全に設置された状態でベースプレートの上側に重みをかける、その円周面から突出する突出部を有し、その結果、この場合は締結部材が押下スリーブの開口を通って挿入されるように意図されている。この実施形態でスリーブ用開口に挿入された押下スリーブが、上で説明した先行技術と同じように行うことは、プリセット最大力によってのみベースプレートに荷重がかけられるようにすることである。これは、設置時の誤差によって損傷を受けることからプラスチック材料製のベースプレートを保護する安全かつ確実な方法である。同時に、スリーブは、安全かつ信頼できる握力をそれに与えるのに必要とされる限り、締結部材によってのみ弾性中間層が圧縮されることをも保証する。このようにして、弾性中間層がもたらす必要のある弾性力が、完全に設置された状態でさえ確実に得られる。この場合、スリーブがベースプレート内のその関連開口内に有する滑りばめは、ベースプレートが、その上を走行されるときに加えられる荷重の結果として生じる中間層のいずれの圧縮又は膨張にも、制約を受けずに確実に従えるようにする。
ベースプレート内に押下スリーブ用の少なくとも1つの開口を形成又は成形することができ、この開口は、ベースプレートの上側からその裏側に伸び、かつ開口内に、完全に設置された状態でベースプレートの上側に重みをかける、その円周面から突出する突出部を有する押下スリーブを滑りばめとして挿入することができる。
基本的に、本発明のベースプレートは、偏心スリーブの助けを借りて行われる軌道ゲージの調整に適している。本発明のベースプレートでこの機会を作り出すことを可能にするため、押下スリーブが偏心スリーブの形をとってよい。この場合、所定の場合に達成される調整をチェックできるようにするため(このチェックは特に簡単であり、かつ所定サイトで起こり得るラフな条件に適応している)、スリーブ用開口内に、指標付け用マーカーを形成してよい。これらの指標付け用マーカーは、スリーブ用開口の中心縦軸からの偏心スリーブの回転軸の偏心度を斟酌して、偏心スリーブが、スリーブ用開口内でその回転軸の周りの回転中に調整される場合(回転の位置は、規定量によるベースプレートの位置の段階的変化に対応する)、指標付け用マーカーが偏心スリーブの回転の位置を規定するように、相互に間隔を空けて配置される。押下スリーブは、同時に指標付け用マーカーに適合した造形部材をスリーブ用開口内に有し、この造形部材を利用して、前記押下スリーブと関連するスリーブ用開口内に挿入された押下スリーブが、スリーブ用開口内の指標付け用マーカーの所定の1つに確実嵌合によって連結されるので、如何なる面倒な測定もせずに理想的に正確な大きさに軌道ゲージの調整が達成されるように、敷設業者に分かり易いやり方でベースプレートの位置を何の問題もなく調整することができる。
固定底部支持体にレールを締結するための本発明のファスナーにおいては、本発明により形成されたベースプレートが、ベースプレートと固定底部支持体との間に配置される弾性材料の中間層上に載っている。
スリーブ用開口内に本発明のやり方で形成される指標付け用マーカーの場合には、押下スリーブに、スリーブ用開口内の指標付け用マーカーに対応する造形部材を与え、この造形部材を利用して、前記押下スリーブと関連するスリーブ用開口内に挿入される押下スリーブを該スリーブ用開口内の指標付け用マーカーの所定の1つに連結することによって、特に簡単な方法で押下スリーブを適所に固定することを達成することができる。
一方では固定底部支持体上にあるレールの支持ができるだけ均等であるが、他方では弾性中間層上のアブレシブ摩耗を最小限にもすることを保証するため、本発明の締結システムには、中間層と固定底部支持体との間に配置されるキャリアプレートがさらに設けられている。必要に応じて、比較的薄い鋼鉄シート若しくはプレート又は十分に強力なプラスチック材料でこれを作ることができる。
この場合、キャリアプレートは、ベースプレートに隣接するその上側に、ベースプレート上の突出部のような、固定底部支持体の方を向き、かつ既に上述したように、レール上を鉄道車両が走行するときにベースプレートの動きの止め具の機能を果たす突出部を有し得る。同時に、キャリアプレート上の突出部は、適切に構成すれば、弾性中間層用のレセプタクルを形成し得る。このことは、当該突出部が、中間層の円周の少なくとも十分な割合にわたって中間層の縁に沿って伸長しているか、或いは中間層の位置を固定するのに十分な数の個別突出部がキャリアプレート上に配置されている場合に特に当てはまる。
本発明のファスナーの設置は、ベースプレートと、その下に位置する中間層と、中間層の下に位置するキャリアプレートとで構成されるパックを組立済み位置で、設置のために結び付ける少なくとも1つのクリップを設けることによって単純化が可能である。
以下、実施形態を示す図面を参照して本発明を詳細に説明する。
レールを適所に締結するためのシステムの分解組立図である。 完全に設置された位置のシステムの平面図である。 完全に設置された位置で、レールの縦方向を向いて、一側面から見たシステムの図である。 完全に設置された位置で一側面から見たシステムの斜視図である。 ベースプレート及び関連偏心スリーブの上から見た斜視図である。 中に偏心スリーブが挿入されているベースプレートの下から見た斜視図である。 偏心スリーブの斜視図である。 ベースプレートの第1の拡大細部を示す下から見た斜視図である。 ベースプレートの第2の拡大細部を示す下から見た斜視図である。
本例では、コンクリート枕木(図示せず)によって形成される固定底部支持体2にレールSを締結するためのシステム1は、プラスチック材料製のベースプレート3と、ベースプレート3の下に配置される弾性的に曲がりやすい(yielding, nachgiebigen(英、独訳))材料製の中間層4と、中間層4の下で、固定底部支持体2の上に配置されるキャリアプレート5と、4つの偏心スリーブ6a、6b、6c、6dと、それらと関連し、締結部材として作用するそれぞれの締結ボルト7a、7b、7c、7dと、2つの弾力的部材8a、8bと、2つのアダプター部品9a、9bと、2つの締付けボルト10a、10bとを含む。
平面視したとき、プラスチック製のベースプレート3は細長い骨様(bone-like, knochenartige(英、独訳))形状をしている。そのそれぞれの狭い側に隣接するその外側領域3a、3bは、この場合、適所に締結すべきレールSの縦の広がりの方向Lに測定したとき、その中央領域よりかなり大きい幅Bの領域であり、より狭い中央領域からその隣接している幅広の外側領域3a、3bへの幅Bの変化は、段のない(step-free, sprungfreien(英、独訳))連続経路に沿って生じる。
中央領域には、ベースプレート3の上側Oに支持面3cが形成又は成形され、この支持面3cは、縦方向Lに伸長し、所定の場合にベースプレート3のより狭い中央領域の幅Bをいずれの幅にも広がり、かつベースプレート3の狭い側に対して横方向にそれぞれの肩部3d、3eで境界が定められている。
反対側にある肩部3d、3eの方に突出するハトの尾様(dovetail-like, schwalbenschwanzartiger(英、独訳))突出部3fが、肩部3d、3eの各接触面に形成され、これらの接触面が支持面3cと関連する。相補的形状の凹所によって、アダプター部品9a、9bのそれぞれの凹所をこの突出部3fに適合させて、必要に応じて、突出部3fと、支持面3cの上に置かれるレールSの脚部Fとの間の間隙を架橋し、このようにしてレールSのための安全かつ信頼できる横方向の案内を確保することができる。
肩部3d、3eには、支持面3cに密接に隣接し、かつ縦方向Lの肩部の広がりに対して中央の位置に、ベースプレート3の上側Oからその裏側Uに伸びるそれぞれの貫通開口3g、3hが形成又は成形されている。通常の六角ボルトに倣って構成されるそれぞれの締付けボルト10a、10bが、ベースプレート3の裏側Uから貫通開口3g、3hを通って挿入される。この場合、締付けボルト10a、10bの頭部10cが、ベースプレート3の裏側Uに形成又は成形され、かつ貫通開口3g、3hのそれぞれの口部の領域に配置されるそれぞれのレセプタクル3i、3jに着座される。
レセプタクル3i、3jは、ベースプレート3に一体的に連結されている円周壁3kによってそれぞれ取り囲まれている。レセプタクル3i、3jと関連するそれらのそれぞれの円周面には、円周壁3k上に6つの接触面3lが形成され、これらの接触面3lは、それぞれのレセプタクル3i、3jの中心の周りに等角度間隔で分布し、かつそのそれぞれの長さLaは、それぞれのレセプタクル3i、3jの円周方向に測定した場合、ボルト頭部10cの側面10dの長さLsの半分より短い。各対の隣接する接触面3l間の所定の円周壁3kには、接触面3lに対して円周壁3kへ引っ込む凹所3mが形成又は成形されている。円周壁3kには、この場合はさらに、各凹所3mを画定する接触面3lの1つに隣接し、溝に倣って形成された荷重軽減凹所3nが形成又は成形され、一方で凹所3mは、相対的に浅い角度でそれを画定する他方の接触面に融合している。
それぞれのレセプタクル3i、3jに属する接触面3l、凹所3m及び荷重軽減凹所3nの規則的分布、及びそれらの位置と寸法は、完全に設置された位置(図8)において、ボルト頭部10cの側面10dが接触面3lのそれぞれの1つに重みをかけ、かつ対の側面10d間に存在するボルト頭部10cの各縁10eが、所定の円周壁3kと接触することなく荷重軽減凹所3nの領域内に配置されるように選択される。
同様に、凹所3mの領域内では、ボルト頭部10cと所定の円周壁3kの間に接触はなく、すなわち、設置中及び実作動中にボルト頭部10cに作用するトルクを受けるのは接触面3lのみであることを意味する。このようにしてボルト頭部10cがその縁10eの領域の円周壁3kの材料に食い込むのを防止し、過荷重の結果としての円周壁3kへのいずれの損傷又は円周壁3kの破壊をも防止する。
従って、ベースプレート3は、通常のω形状の締付けクリップの形をとる弾力的部材8a、8bをきつく締めるときに生じるトルクに、何の問題もなく、耐えることができる。きつく締められる弾力的部材8a、8bについては、それらは、それらとそれぞれ関連する締付けボルト10a、10bのねじ付き軸部がそれぞれ弾力的部材8a及び8bの中心ループを通過し、かつ弾力的部材8a、8bの自由な弾力的アームがレールの脚部F上に載るように、ベースプレート3上に置かれる。次に、それぞれのねじ付き軸部にねじ込まれるナット12を利用して、十分な押下力がレールの脚部Fに及ぼされるまで、弾力的部材8a、8bの中心ループがベースプレート3の方に押し付けられる。
その各コーナーの領域には、ベースプレート3の上側Oからその裏側Uに伸びるスリーブ用開口3oがベースプレート3内に形成又は成形されている。
4つのスリーブ用開口3oのそれぞれには、ベースプレート3の材料と組み合わせたときに良く滑る十分に強力な材料製の偏心スリーブ6a〜6dの1つが着座される。これらの偏心スリーブ6a〜6dは、所定の偏心スリーブ6a〜6dの中心軸Meに対して偏心的に配置される貫通開口6eを有する。各偏心スリーブ6a〜6dの外周面には、狭小な指標付け可能突出部6fが形成され、その軸は中心軸Meに平行に伸長し、かつ突出部6fは各偏心スリーブ6a〜6dの全高Heまで伸長する。この場合、偏心スリーブ6a〜6dは押下スリーブとして作用するように設計され、この目的のため、それらはベースプレート3の上側Oと関連するそれらの上縁に、カラーに倣って円形に周りに広がる突出部6gを有する。完全に設置された状態では、偏心スリーブ6a〜6dからの突出部6gがベースプレート3の上側Oに重みをかける。
4つのスリーブ用開口3oは、ベースプレート3のプラスチック材料で形成されている円周壁3pによってそれぞれ取り囲まれている。円周壁3pには、不規則な角度間隔αで、溝の形をとる指標付け用マーカー3qが形成又は成形され、これらの軸は、所定のスリーブ用開口3oの中心軸Mhに平行に伸長し、かつその形状は各偏心スリーブ6a〜6d上に形成される指標付け可能突出部6fの形状と相補的である。
この場合、指標付け用マーカー3q及びスリーブ用開口3oは、それらとそれぞれ関連する偏心スリーブ6a〜6dが、それらの中でそれらの指標付け可能突出部6fによって滑りばめとしてかつ確実嵌合によって案内され、偏心スリーブ6a〜6dと関連するスリーブ用開口3o内における偏心スリーブ6a〜6dの回転位置は固定されるが、同時にベースプレート3と所定のスリーブ6a〜6dとの間で、中心軸Meによって規定される方向に向いた相対運動が何の問題もなく可能であるようにそれぞれ設計される。
システム1が設置されるときには、締結ボルト7a〜7dの1つが各偏心スリーブ6a〜6d内の貫通開口6eを通して挿入されてプラスチック材料のアンカー11にねじ込まれ、これが固定底部支持体2に差し込まれる。このようにして、締結ボルト7a〜7dはそれぞれ、それらと関連する偏心スリーブ6a〜6dを回転中に調整し得る回転軸を作り出す。このようにして作り出される回転軸の、所定のスリーブ用開口3oの中心軸Mhに対する偏心度を考慮すると、指標付け用マーカー3q間の角度間隔αは、ベースプレート3が完全に設置されたときに、2つの指標付け用マーカー間の回転のそれぞれの調整が、レールSの縦の広がりに直角方向に常に同じ大きさの距離だけベースプレート3が移動することを伴うような大きさである。このようにして、角度間隔αを例えば、偏心スリーブ6a〜6dの回転のそれぞれの調整が、1ミリメートルだけベースプレート3を動かして軌道ゲージを調整できるように設計し得る。
ベースプレート3上には、ベースプレート3の縁の周りに広げるため、裏側Uから離れる方を向くエプロン様の突出部3rが一体的に形成又は成形されている。この突出部3rは、ベースプレート3の上に立っているレールSに沿って鉄道車両(図示せず)が走行するときにベースプレート3が生じさせる固定底部支持体2の方に向かう動きの止め具として作用する。
ベースプレート3中には、スリーブ用開口3o及びそれらの円周壁3p又はレセプタクル3i、3jによって占められていない裏側Uの当該領域に、直角に交差するリブ3t及びこれらのリブ3t間に配置される凹部3uによって形成される補剛構造3sが形成又は成形されている。この場合、凹部3uは、軽量であるが寸法安定性の成形材料Tで充填されている。この場合、成形材料Tの充填は、リブ3tの自由な最上部と実質的に同一平面で終わるか又はリブの最上部を典型的には少なくとも2mmの距離だけ越えて突出し、結果としてリブ3tのいずれの鋭く突き出た縁ももはや存在しない。
また、レールSがベースプレート3に対して直接弾性的に支持されるように、永久的に弾性のプラスチック材料で構成される弾性層3vが支持面3c上に噴霧される。或いは、弾性材料の予め製造されたパッドによって弾性層3vを形成し、それを支持面3c上に載せて、特に支持面3cに接着接合させることもできる。
平面視したとき、弾性中間層4は、補剛構造3sによって占められる領域に対応する形状の層である。従って、システム1が完全に設置された状態のとき、補剛構造3sは中間層4を完全に覆う。だとしたら当然に、レールSに沿って走行する鉄道車両によって加えられる荷重下でさえ、補剛構造3sの凹部3u内に存在する充填材料Tの充填は確実に、補剛構造3sのリブ3tが中間層4に食い込まないようにする。それどころか、ベースプレート3は、常に、長期間にわたって最適な弾力的作用が維持されるような広い面積にわたって弾性中間層4上で支持される。
固定底部支持体2上に載っている薄いキャリアプレート5は、アブレシブ摩耗及び汚れに対して弾性中間層を保護する働きをし、かつ弾性中間層が載る平らな表面を確保する。キャリアプレート5上の適所に弾性中間層を固定するため、弾性層の外形に従う突出部5aが、ベースプレート3と関連するキャリアプレート5の上側にレセプタクルを形成し、システム1が完全に設置されたときには、このレセプタクル内に中間層4が確実嵌合で着座される。さらに、この場合、突出部5aは、固定底部支持体2の方に向かうベースプレート3の動きに制限を設け、かつ弾性中間層4の如何なる過剰な圧縮をも防止する止め具としても作用する。
押下スリーブとして作用するように設計され、かつ完全に設置された状態でキャリアプレート5上に立つ偏心スリーブ6a〜6dの高さHeは、ベースプレート3が、締結ボルト7a〜7dが完全に締め付けられているときでさえ規定力で弾性中間層4に対してのみ押し付けられるように選択されるという事実によって、弾性中間層4は、設置されるときの高すぎる圧縮に対しても保護される。当該力が非常に低くなければならない場合、偏心スリーブの高さHeは、スリーブ用開口3oの領域内のベースプレート3の厚さに、突出部6gの厚さより小さい、緩和した設置状態の弾性層の厚さを加えた厚さに対応する高さが選択される。
α 角度間隔
1 適所にレールSを締結するためのシステム
2 底部支持体
3 ベースプレート
3a、3b ベースプレート3の外側領域
3c ベースプレート3の支持面
3d、3e ベースプレート3の肩部
3f 突出部
3g、3h 貫通開口
3i、3j ベースプレート3内のレセプタクル
3k 円周壁
3l 接触面
3m 凹所
3n 荷重軽減凹所
3o スリーブ用開口
3p 円周壁
3q 指標付け用マーカー
3r 突出部
3s 補剛構造
3t リブ
3u 凹部
3v 弾性層
4 弾性中間層
5 キャリアプレート
5a 突出部
6a〜6d 偏心スリーブ
6e スリーブ内の開口
6f 指標付け可能突出部
6g 突出部
7a〜7d 締結ボルト
8a、8b 弾力的部材
9a、9b アダプター部品
10a、10b 締付けボルト
10c ボルト頭部
10d ボルト頭部10cの側面
10e ボルト頭部10cの縁
11 プラスチック材料のアンカー
12 ナット
B それぞれの点におけるベースプレート3の幅
F レールの脚部
He 高さ
L 縦方向
La、Ls 長さ
Me 所定の偏心スリーブ6a〜6dの中心軸
Mh 所定のスリーブ用開口3oの中心軸
O ベースプレート3の上側
S レール
T 成形材料
U ベースプレート3の裏側

Claims (15)

  1. 真上に配置されたレール(S)からの鉛直方向の荷重を支持すると共にレール(S)を固定底部支持体(2)に締結するためのベースプレートであって、プラスチック材料製であり、かつ前記固定底部支持体(2)と関連する前記ベースプレート(3)の裏側(U)に形成又は成形されているリブ(3t)と、これらのリブ(3t)間に存在する凹部(3u)とで形成される補剛構造(3s)でできているベースプレート(3)において、該ベースプレート(3)を前記固定底部支持体(2)に設置する前に、前記補剛構造(3s)の凹部(3u)が充填材料(T)で予め閉鎖されていることを特徴とするベースプレート。
  2. 前記充填材料が、前記補剛構造(3s)の凹部(3u)を完全に充填することを特徴とする請求項1に記載のベースプレート。
  3. 前記充填材料(T)が、消音特性を有することを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載のベースプレート。
  4. 前記ベースプレート(3)の上側(O)に、適所に締結すべきレール(S)用の支持面(3c)があり、この支持面(3c)が、適所に締結すべきレール(S)の縦方向(L)に整列されている該支持面(3c)の縦側にそれぞれの支持肩部(3d、3e)で境界が定められていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のベースプレート。
  5. 弾力的部材(8a、8b)をきつく締めるためのそれぞれの締付け部材(10a、10b)を前記支持肩部(3d、3e)に締結することができ、前記弾力的部材(8a、8b)は、適所に締結すべきレール(S)を押下するように意図されることを特徴とする請求項4に記載のベースプレート。
  6. 前記締付け部材(10a、10b)を適所に締結できるようにするため、前記ベースプレート(3)の上側(O)からその裏側(U)に伸びる貫通開口(3g、3h)が、所定の前記支持肩部(3d、3e)内に形成又は成形されていることを特徴とする請求項5に記載のベースプレート。
  7. 前記締付け部材(10a、10b)が多角形頭部(10c)を有する締付けボルトであり、かつ前記ベースプレート(3)の裏側(U)には、前記貫通開口(3g、3h)の口部の領域にレセプタクル(3i、3h)が形成又は成形されており、その円周壁(3k)上では、前記ボルト頭部(10c)の各側面(10d)が接触面(3l)をそれと関連づけ、この接触面(3l)は、前記ボルト頭部(10c)の関連側面(10d)のいずれでもその長さ部分(La)にわたって広がり、かつ設置状態では、前記ボルト頭部(10c)の関連側面(10d)が該接触面(3l)にもたれて平面支持を有し、前記接触面(3l)は、前記円周壁(3k)上に相互に間隔を空けて配置され、かつ前記レセプタクル(3i、3j)の円周壁(3k)には、各対の隣接する接触面(3l)間に、完全に設置された状態で前記ボルト頭部(10c)と前記レセプタクル(3i、3j)の円周壁(3k)との間に接触のない領域に凹所(3m)が形成又は成形されていることを特徴とする請求項6に記載のベースプレート。
  8. 平面視したとき、前記支持面(3c)の領域にくびれを有することを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載のベースプレート。
  9. 前記ベースプレート(3)の裏側(U)に、この裏側(U)から離れる方へ向き、かつ止め具として作用する少なくとも1つの突出部(3r)が形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のベースプレート。
  10. 押下スリーブ(6a〜6d)用の、前記ベースプレート(3)の上側(O)からその裏側(U)に伸びる少なくとも1つの開口(3o)を有し、前記押下スリーブ(6a〜6d)が、完全に設置された状態で前記ベースプレート(3)の上側に重みをかける、その円周面から突出する突出部(6g)を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のベースプレート。
  11. 前記押下スリーブが偏心スリーブ(6a〜6d)の形をとり、かつ前記スリーブ用開口(3o)内に、相互に間隔を空けて配置される指標付け用マーカー(3q)が、前記スリーブ用開口(3o)の中心縦軸(Mh)からの前記偏心スリーブ(6a〜6d)の回転軸の偏心度を斟酌するように形成され、この指標付け用マーカー(3q)は、前記偏心スリーブ(6a〜6d)が前記スリーブ用開口(3o)内のその回転軸の周りの回転中に調整される場合に前記偏心スリーブ(6a〜6d)の回転位置を規定し、この回転位置は、規定量による前記ベースプレート(3)の位置の段階的な変化に対応することを特徴とする請求項10に記載のベースプレート。
  12. 固定底部支持体(2)にレール(S)を締結するためのファスナーであって、請求項1〜11のいずれか1項に記載のベースプレート(3)及びこのベースプレート(3)と前記固定底部支持体(2)の間に配置される弾性材料の中間層(4)を有する、ファスナー。
  13. 固定底部支持体(2)にレール(S)を締結するためのファスナーであって、請求項10又は11に記載のベースプレート(3)及びこのベースプレート(3)と前記固定底部支持体(2)の間に配置される弾性材料の中間層(4)を有し、
    押下スリーブ(6a〜6d)が設けられ、この押下スリーブ(6a〜6d)は、前記ベースプレート(3)の上側から、前記ベースプレート(3)内の該押下スリーブ(6a〜6d)と関連する前記スリーブ用開口(3o)を通して滑りばめとして挿入可能であり、この押下スリーブ(6a〜6d)の高さ(He)は、該押下スリーブ(6a〜6d)と関連する前記スリーブ用開口(3o)の領域内の前記ベースプレート(3)の厚さより大きく、かつこの押下スリーブ(6a〜6d)は、完全に設置された状態で前記ベースプレート(3)の上側に重みをかける、その円周面から突出する突出部(6g)を有し、かつ前記押下スリーブ(6a〜6d)の前記開口(3o)を通して挿入できる締結部材(7a〜7d)が、前記固定底部支持体(2)に前記押下スリーブ(6a〜6d)を締結するように意図されることを特徴とするファスナー。
  14. 固定底部支持体(2)にレール(S)を締結するためのファスナーであって、請求項11に記載のベースプレート(3)及びこのベースプレート(3)と前記固定底部支持体(2)の間に配置される弾性材料の中間層(4)を有し、
    押下スリーブ(6a〜6d)が設けられ、この押下スリーブ(6a〜6d)は、前記ベースプレート(3)の上側から、前記ベースプレート(3)内の該押下スリーブ(6a〜6d)と関連する前記スリーブ用開口(3o)を通して滑りばめとして挿入可能であり、この押下スリーブ(6a〜6d)の高さ(He)は、該押下スリーブ(6a〜6d)と関連する前記スリーブ用開口(3o)の領域内の前記ベースプレート(3)の厚さより大きく、かつこの押下スリーブ(6a〜6d)は、完全に設置された状態で前記ベースプレート(3)の上側に重みをかける、その円周面から突出する突出部(6g)を有し、かつ前記押下スリーブ(6a〜6d)の前記開口(3o)を通して挿入できる締結部材(7a〜7d)が、前記固定底部支持体(2)に前記押下スリーブ(6a〜6d)を締結するように意図され、
    前記押下スリーブが偏心スリーブ(6a〜6d)の形をとり、かつ前記押下スリーブ(6a〜6d)が、前記スリーブ用開口(3o)内の前記指標付け用マーカー(3q)に対応する造形部材(6f)を有し、この造形部材(6f)を利用して、前記押下スリーブ(6a〜6d)と関連する前記スリーブ用開口(3o)内に挿入された前記押下スリーブ(6a〜6d)が、前記スリーブ用開口(3o)内の前記指標付け用マーカー(3q)の所定の1つに確実嵌合によって連結されることを特徴とするファスナー。
  15. 前記弾性中間層(4)と前記固定底部支持体(2)の間にキャリアプレート(5)が配置されていることを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載のファスナー。
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