JP4651498B2 - 鉄道車両用安全レール取り付け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、脱線した鉄道車両を軌道外方へ逸脱させないように本線レールから所定の間隔をあけて配置される安全レールをコンクリート製まくらぎに取り付けるための取り付け装置に関する。
鉄道車両がレールから外れて脱線すると、脱線した車両が軌道から大きく飛び出して大事故につながる恐れがあるため、橋梁上や高所さらには降雪や落石が多いと予想される箇所に本線レールの内側または外側に沿って安全レールを配置して、車両が脱線しても軌道から逸脱しないようにして、被害を最小限に止めることが行われている。
このような安全レールは、本線レールと異なり、脱線時の車両の横圧を支えなければならないため、通常、木まくらぎ若しくは合成まくらぎに犬くぎで取り付けているが、PCまくらぎのようなコンクリート製まくらぎでは、犬くぎを用いることができず、PCまくらぎに締結するにはまくらぎ毎に専用の取り付け装置を用いる必要がある。
そして、このような安全レールをPCまくらぎに締結できる鉄道車両用安全レール取り付け装置としては、安全レールを下方から支持すると共に、脱線時に安全レールに作用する横圧を支持する横圧支持手段を備えたレール保持プレート(タイプレート)と、安全レールをレール保持プレートに締着させる締結ブロック(クリップ)とで構成されたものがある(特許文献1参照)。
特開2003−239202号公報
しかしながら、安全レールは本線レールとして使用される鉄道レールを転用するものであって、鉄道レールには種々の規格が存在し、在来線では40Nと50Nの規格のものが主に使用されているため、本線レールに沿って配置される安全レールもこの規格に応じて40Nの軌道では40Nが用いられ、50Nの軌道では50Nが用いられているが、これらのレール底部の厚み及び幅が規格によって異なるため、安全レールの取り付け装置を共用化することができず、また、まくらぎの形状によっては、本線レールの内側と外側で安全レールの取り付け装置を共用化できないため、安全レールの敷設作業時には、それぞれのレールの規格や配置に合わせた取り付け装置を用意しなければならず敷設作業が煩雑となる問題がある。また、本線レール用の締結装置に比べ安全レール取り付け装置の使用頻度は遙かに少数であるため、多品種を少量生産することになってコストも高くなり、在庫管理にも手間がかかるという問題もある。
そこで、本発明の解決しようとする課題、すなわち、本発明の目的は、一つの取り付け装置で、規格の異なるレールをPCまくらぎ等のコンクリート製まくらぎに取り付け可能とすると共に、本線レールの内側及び外側に自在に締結できる鉄道車両用安全レール取り付け装置を提供することにある。
本請求項1に係る発明は、コンクリート製まくらぎに取り付けられ、安全レールを上面で支持するタイプレートと、該安全レールをタイプレートに締結させるクリップとからなる鉄道車両用安全レール取り付け装置であって、前記タイプレートは、中央に安全レールの底部よりも幅広の安全レール支持面を備えると共に、両側に安全レールの底部一側を係止する係止溝を設けた安全レール保持部とクリップ取付面を備え、前記一方の安全レール保持部の係止溝と他方の安全レール保持部の係止溝は、規格の異なる2種の安全レールに対応するように異なる断面形状を有し、前記クリップは、前記規格の異なる二種の安全レールの底部他側とそれぞれ係合するように高さの異なる二種の係合用段部を備えていることにより、前記課題を解決したものである。
また、本請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記クリップ取付面に嵌合溝が形成され、前記クリップが前記嵌合溝に嵌合する突条を備えていることにより、前記課題を解決したものである。
本請求項1に係る発明は、タイプレートが、両側に安全レールの底部一側を係止する係止溝を設けた安全レール保持部を備え、前記安全レール保持部の一方の係止溝と他方の安全レール保持部の係止溝は、規格の異なる2種の安全レールに対応するように異なる断面形状を有しており、クリップは、前記規格の異なる二種の安全レールの底部他側とそれぞれ係合するように高さの異なる二種の係合用段部を備えているので、安全レールの規格に対応する安全レール保持部とクリップの係合用段部を選択して、安全レール保持部を脱線時に車両の横圧を受け止める位置となるように取り付けるだけで、異なる規格のレールに対応でき、また、安全レール保持部とクリップの係合用段部の選択も、タイプレートやクリップをそのまま、或いは水平方向または上下方向(クリップ)に反転するだけで行うことができるので、安全レールの敷設作業を容易に行うことができる。また、二種の規格のレールに対し、一つの取り付け装置を用意すればよいので在庫管理が容易であり、製造コストも低減できる。さらに、安全レール保持部は安全レールの底部一側を抱持する係止溝を備え、タイプレートと一体にしているので、脱線した車両の横圧を確実に受け止めることができ、鉄道車両が軌道外方へ逸脱することを有効に防止することができる。
また、本請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明が奏する効果に加えて、クリップ取付面が嵌合溝を備え、前記クリップが前記嵌合溝に嵌合する突条を備えているので、クリップ取付時に、この突条を嵌合溝に嵌合させることにより、クリップ取付面におけるクリップの位置決めが容易となると共に、クリップの回動を防止して、安全レールをタイプレートに確実に締結することができる。
本発明の鉄道車両用安全レール取り付け装置は、コンクリート製まくらぎに取り付けられ、安全レールを上面で支持するタイプレートと、該安全レールをタイプレートに締結させるクリップとからなり、タイプレートは、中央に安全レールの底部よりも幅広の安全レール支持面を備えると共に、両側に安全レールの底部一側を係止する係止溝を設けた安全レール保持部とクリップ取付面を備え、一方の安全レール保持部の係止溝と他方の安全レール保持部の係止溝は、規格の異なる2種の安全レールに対応するように異なる断面形状を有し、クリップは、前記規格の異なる二種の安全レールの底部他側とそれぞれ係合するように高さの異なる二種の係合用段部を備えることにより、規格の異なるレールであってもPCまくらぎ等のコンクリート製まくらぎに設置可能とすると共に、本線レールの内側及び外側に自在に取付ることができるものであれば、その具体的態様は如何なるものであっても構わない。
すなわち、タイプレートの底面は、テーパ面としても平面としてもよいが、好ましくは、汎用性を高めるために平面とするのがよい。また、タイプレートの両側に設ける安全レール保持部は、それぞれ単一の保持部で構成してもよく、分割して複数の保持部で構成してもよい。さらに、クリップ取付面は、タイプレートの両側に配置されていれば、その位置は、側部でも中央部であってもよい。
また、クリップに設ける二種の係合用段部は、クリップの一端部の上下に設けてもよく、両端部にそれぞれ設けてもよい。また、クリップに突条を設けるとともに、タイプレートのクリップ取付面に嵌合溝を設け、この嵌合溝にクリップの突条を嵌合させるようにしてもよい。このように、突条と嵌合溝を設けると、クリップ取付面におけるクリップの位置決めを容易にし、且つ、クリップの回動を防止して、安全レールをタイプレートに確実に取り付けできる。
以下、本発明の実施例について、図1乃至図8に基づいて詳細に説明する。
ここで、図1は、安全レールの配置状態を示す平面図であり、図2は、図1のAーA線の断面図であり、図3は、図2に対応する図1の一部分の拡大平面図であり、図4は、本実施例の鉄道車両用安全レール取り付け装置の分解組み立て図であり、図5は、本線レールの外側に配置する安全レールの装着説明図であり、図6は、本線レールの内側に設けた安全レールの装着状態を示す断面図であり、図7は、本線レールの外側に配置した安全レールの装着態様の説明図であり、図8は、緩衝シートの斜視図である。
図1は、本実施例の鉄道車両用安全レール取り付け装置100を介してPCまくらぎSに取り付けた安全レールSRを、本線レールRの外側に配置した鉄道軌道を示したもので、安全レールSRは、PCまくらぎSに一つ置きに取り付けられている。
なお、図1では、本線レールR1、R2のレール締結装置は省略している。
図2、図3に示すように、本線レールR1は、締結装置BによりPCまくらぎSに締結され、安全レールSRが本線レールR1の外側に平行して配置され、本実施例の鉄道車両用安全レール取り付け装置100によりPCまくらぎSに締結されている。
本実施例の鉄道車両用安全レール取り付け装置100は、PCまくらぎSに取り付けられたタイプレート110とクリップ120とから構成されて、タイプレート110は、PCまくらぎSに形成された雌ねじ孔S1に取付ボルト(図せず)を介して取り付けられている。
安全レールSRは、タイプレート110の上面中央に設けられた安全レール支持面111に載置されると共に、安全レールSRの底部一側SR1がタイプレート110に設けた安全レール保持部112の係止溝112cに嵌め込まれ、他側SR2がクリップ120に設けられた係合段部121により係止されて、締結ボルト130及びナット150で締結することによって、タイプレート110に締結している。
なお、PCまくらぎの下部及び側部のバラスト道床は、図示を省略している。また、本線レールRをPCまくらぎSに締結しているレール締結装置Bは周知であるので、その説明は省略する。
図4に示すように、タイプレート110は、鋳鉄または鋼から成形され、上面及び底面を平面とした平板状の部材であって、両側に安全レール保持部112、113が突設され、安全レール保持部112、113の間を安全レール支持面111としている。この支持面111は、安全レールSRの底面よりも幅広とされ、中央部両側にPCまくらぎSに取り付けるための取付ボルト160を挿通するためのボルト挿入孔116、117それぞれが形成されている。また、これら安全レール保持部112、113に隣接してクリップ取付面114、115が配置されている。
そして、一方の安全レール保持部112、クリップ取付面114及びボルト挿入孔116と他方の安全レール保持部113、クリップ取付面115及びボルト挿入孔117は回転対称となるように配置されている。
安全レール保持部112、113は、一側部から中央部近傍に伸びる長突条112a、113aと、この長突条112a、113aから間隔を置いて設けられた短突条112b、113bとで構成され、これら突条112a、113a、112b、113bには、安全レール支持面111に載置された安全レールSRの底部一側SR1を嵌合させる断面コ字状の係止溝112c、113cが形成されている。そして、一方の係止溝112cと他方の係止溝113cは、2種のレールの規格に適合するようにそれぞれ断面形状は異なっており、本実施例では、図中下部(右側)の安全レール保持部112を50Nレール用とし、上部(左側)の安全レール保持部113を40Nのレール用として、下部(右側)の安全レール保持部112の係止溝112cの断面形状を、上部(左側)の安全レール保持部113の係止溝113cよりも大きくしている。
また、タイプレート110をPCまくらぎSに螺着する際に、取付ボルト160の座金170が安全レール保持部112、113に当接しないように、長突条112a、113aと短突条112b、113bとの対向面には円弧状切欠112d、113dが設けられている。
クリップ取付面114、115は、安全レール支持面111と連続した平面であって、安全レール保持部112、113に隣接して配置されている。そして、タイプレート110の側部近傍に、この側部と平行に嵌合溝114a、115aが形成され、安全レール支持面111側に、クリップ120を締結する締結ボルト130を挿入するための締結ボルト貫通孔114b、115bが形成されている。この貫通孔114b、115bは、四角形状の上部114c、115cと上部114c、115cに連接した半球状の下部114d、115dとで構成されている。
クリップ120は、鋳鉄または鋼材から成形した直方体状のブロックであり、一端部には安全レールSRの底部一側に係合する係合段部121、122が上下に形成され、係合段部121、122の垂直面の高さは規格の異なるレールの側面に合致するようにそれぞれ異なっており、本実施例では、一方の係合段部121の垂直面の高さを他方の係合段部122の垂直面の高さよりも高くして50Nレールの係合用係止段部121とし、他方の係合段部122を40Nレール用としている。
また、クリップ120の中央部には、締結時にクリップ取付面114、115に設けた締結ボルト貫通孔114b、115bと連通する締結ボルト挿通孔123が形成され、係合段部121、122とは反対側の端部上下面には、クリップ取付面114、115に設けた嵌合溝114a、115aに嵌合する突条124、125が上下対称に形成されており、この突条124、125には、締結時にナット150または座金140が当接しないように、円弧状切欠124a、125aが形成されている。
そして、クリップ120は、締結ボルト130、座金140及びナット150によりタイプレート110に締結される。
なお、図4に示す鉄道車両用安全レール取り付け装置100は、設置形態を説明する都合上、便宜的にクリップ120とその締結手段である締結ボルト130、座金140とナット150、及びタイプレート110をPCまくらぎSに取り付ける取付ボルト160を、左右二組示しているが、これらは、その一方を安全レールSRの締結に使用するものであり、タイプレートをPCまくらぎに取り付ける取付ボルト160も、その一方を使用するものである。
このように構成された安全レール取り付け装置100を用いて安全レールSRをPCまくらぎに取り付ける態様を図5により説明する。
ここでは、50Nレールを用いた場合、すなわち、図4における下側(右側)の安全レール保持部112と、左側のクリップ取付面115、クリップ120、締結ボルト130、座金140及びナット150を用いたもので、図1に示すような、安全レールSRが本線レールR1の外側に配置されている態様で説明する。
まず、タイプレート110のクリップ取付面115に設けた貫通孔115bに、底部から締結ボルト130を挿入し、ねじ部131をクリップ取付面115から突出させる。その際、ボルト頭部132は、貫通孔115bの形状に合致するように、球面状の下部132aと四角形状の上部132bから構成されているので、挿入された締結ボルト130は回動が阻止された状態でタイプレート110に装着される。
次いで、タイプレート110を、安全レール保持部112が本線レールR1から最外側、すなわち、PCまくらぎSの端部側となるようにすると共に、PCまくらぎSに設けた雌ねじ孔S1とタイプレート110に設けた取付ボルト挿入孔117とが合致するようにタイプレート110をPCまくらぎSに配置して、取付ボルト挿入孔117から、座金170を介して取付ボルト160を挿入し、雌ねじ孔S1に螺着させることによりPCまくらぎSに取り付ける。
そして、PCまくらぎSに取り付けられたタイプレート110に、安全レールSRを安全レール支持面111に載置する。安全レール支持面111は、安全レールの底部よりも広い幅となっているので、取付ボルト160に邪魔されることなく載置され、次いで、安全レールSRを安全レール保持部112方向にスライドさせると安全レールSRの底部一端SR1が安全レール保持部112の係止溝112aに嵌入してタイプレート110に固定される。
その後、クリップ120をクリップ取付面115から突出している締結ボルト130のねじ部131に挿通させ、係合段部121を安全レールSRの他側SR2の上面及び側面に当接させると共に、クリップ120の底面に設けた突条125をクリップ取付面115に形成した嵌合溝115aに嵌入させる。次いで、座金140を締結ボルト130のねじ部131に挿入し、ナット150により締め付けて、安全レールSRの底部他側SR2をタイプレート110に締結させる。その際、締結ボルト130は回動を阻止されているのでナット締めを簡単に行うことができる。
次に、40Nのレールを用い、50Nのレールと同様に、本線レールRの外側に配置する場合について図4により説明する。
図4では、40Nのレールが嵌入できる安全レール保持部113は、図中上部(左側)であるので、この安全レール保持部113に対向する、図中下部(右側)の取付ボルト挿入孔116、クリップ取付面115を使用する。また、クリップ120、取付ボルト130、座金140、ナット150、取付ボルト160等は、図中右側の状態で使用する。ここで、クリップ120は、右側の状態のクリップ120を上下反転させて、40Nに対応する段部122を下側としている。
そして、安全レール保持部113がPCまくらぎSの端部側となるようにタイプレート110を水平方向180°回転させ、前記50Nのレールの取り付けと同様の操作をすることにより、40Nのレールを本線レールR1の外側に取り付けることができる。
本発明の鉄道車両用安全レール取り付け装置100は、安全レールSRを本線レールR1の内側に配置する場合にも使用できる。
この態様について、図6乃至図8に基づいて説明する。
図6に示すように、締結装置BによりPCまくらぎSに締結された本線レールR1の内側、すなわち、図1における本線レールR1、R2の間で、一方のレールR1の近傍に安全レールSRが本線レールR1に平行して配置されている。
本実施例のPCまくらぎSは、中心に向かって傾斜したテーパ面が形成されているので、安全レール取り付け装置100がほぼ水平状態でPCまくらぎSに取り付けるように、PCまくらぎS上に緩衝シート180を配置する。
緩衝シート180は、図8に示すように、タイプレート110の底面とほぼ同じ大きさで、上面をまくらぎのテーパ面とほぼ同じ傾斜角としたテーパ面181に形成され、厚さの薄い側に、PCまくらぎSに取り付け際、PCまくらぎSの内側に形成された雌ねじ孔S2に合致する貫通孔182が設けている。
そして、図6及び図7に示すように、まず、タイプレート110のクリップ取付面114に設けた貫通孔114に、底部から締結ボルト130を挿入し、ねじ部131をクリップ取付面114から突出させる。
次いで、タイプレート110を、その安全レール保持部113が本線レールR1から遠方向、すなわち、他方の本線レールR2側となるようにした後、PCまくらぎSの内側に形成された雌ねじ孔S2と緩衝シート180の貫通孔182及びタイプレート110に設けた取付ボルト挿入孔116とが合致するようにタイプレート110をPCまくらぎSに配置して、取付ボルト挿入孔116に座金170を介して取付ボルト160を挿入し、雌ねじ孔S2に螺着させることによりPCまくらぎSに取り付けられる。
そして、安全レールSRをタイプレート110の安全レール取付面111に載置し、安全レール保持部113方向にスライドさせると安全レールSRの底部一端SR2が安全レール保持部113の係止溝113aに嵌入してタイプレート110に固定される。
また、安全レールSR底部他端SR1は、クリップ120をクリップ取付面114から突出している締結ボルト130のねじ部131に挿通させて、ねじ部131に座金140を介してナット150により締め付けることによりタイプレート110に締結させる。
以上の操作は、図6に示す安全レールを本線レールの外側に取り付ける操作と同様である。
なお、本実施例では、安全レールを40Nと50Nの規格の鉄道レールで説明したが、これら規格に限定されるものではなく、2種の異なる規格のものであれば、何れのものでも適用できるものである。
以上、詳述したように、本発明の鉄道車両用安全レール取り付け装置は、タイプレートが中央に安全レールの底部よりも幅広の安全レール支持面を備えると共に、両側に安全レールの底部一側を係止する係止溝を設けた安全レール保持部とクリップ取付面を備え、安全レール保持部の一方の係止溝と他方の安全レール保持部の係止溝は、規格の異なる2種の安全レールに対応するように異なる断面形状を備え、クリップは、前記規格の異なる二種の安全レールの底部他側とそれぞれ係合するように高さの異なる二種の係合用段部を備えることにより、一つの取り付け装置で 規格の異なるレールをPCまくらぎ等のコンクリート製まくらぎに設置可能とすると共に、本線レールの内側及び外側に自在に取付ることができるため、敷設作業を効率化でき、しかも、鉄道線路から脱線した鉄道車両が軌道外方へ逸脱することを有効に防止することができるものである。
安全レールの配置状態を示す平面図。 図1のAーA線の断面図。 図1の一部拡大平面図。 本実施例の鉄道車両用安全レール取り付け装置の分解組み立て図。 本線レールの外側に配置する安全レールの装着説明図。 本線レールの内側に配置した安全レールの装着状態を示す断面図。 本線レールの内側に配置する安全レールの装着説明図。 緩衝シートの斜視図。
符号の説明
100 ・・・ 鉄道車両用安全レール取り付け装置
110 ・・・ タイプレート
111 ・・・ 安全レール支持面
112、113 ・・・ 安全レール保持部
112a,113a ・・・ 長突条
112b、113b ・・・ 短突条
112c、113c ・・・ 係止溝
112d、113d ・・・ 円弧状切欠
114、115 ・・・ クリップ取付面
114a、115a ・・・ 係止溝
114b、115b ・・・ 締結ボルト貫通孔
114c、115c ・・・ 四角形状の上部
114d、115d ・・・ 半球状の下部
116、117 ・・・ 取付ボルト挿入孔
120 ・・・ クリップ
121、122 ・・・ 係合段部
123 ・・・ 締結ボルト挿入孔
124、125 ・・・ 突条
124a、125a ・・・ 円弧状切欠
130 ・・・ 締結ボルト
131 ・・・ ねじ部
132 ・・・ ボルト頭部
132a ・・・ 半球状の下部
132b ・・・ 四角形状の上部
140 ・・・ 座金
150 ・・・ ナット
160 ・・・ 取付ボルト
170 ・・・ 座金
180 ・・・ 緩衝シート
181 ・・・ テーパ面
182 ・・・ 貫通孔
R、R1、R2 ・・・ 本線レール
B ・・・ 本線レール締結装置
SR ・・・ 安全レール
SR1 ・・・ 安全レールの底部一側
SR2 ・・・ 安全レールの底部他側

Claims (2)

  1. コンクリート製まくらぎに取り付けられ、安全レールを上面で支持するタイプレートと、該安全レールをタイプレートに締結させるクリップとからなる鉄道車両用安全レール取り付け装置であって、
    前記タイプレートは、中央に安全レールの底部よりも幅広の安全レール支持面を備えると共に、両側に安全レールの底部一側を係止する係止溝を設けた安全レール保持部とクリップ取付面を備え、
    前記一方の安全レール保持部の係止溝と他方の安全レール保持部の係止溝は、規格の異なる2種の安全レールに対応するように異なる断面形状を有し、
    前記クリップは、前記規格の異なる二種の安全レールの底部他側とそれぞれ係合するように高さの異なる二種の係合用段部を備えていることを特徴とする鉄道車両用安全レール取り付け装置。
  2. 前記クリップ取付面に嵌合溝が形成され、前記クリップが、前記嵌合溝に嵌合する突条を備えていることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用安全レール取り付け装置。
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