JP3230214B2 - レールの高さ調整固定装置 - Google Patents

レールの高さ調整固定装置

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惣一郎 清水
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軌道スラブ上に設置され
たタイプレートに、レールを高さ調整しつつ固定できる
ようにしたレールの高さ調整固定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】軌道スラブにレールを弾性締結する技術
は普通に実施されているところであり、例えば特公昭5
6−14801号公報などにも開示されている。つま
り、軌道スラブにレールを固定する場合は、スラブ版の
上面にクッション材を介してタイプレートを固定し、こ
のタイプレート上にレールの下面を載置し、かつタイプ
レートのボルト挿通孔に挿通したボルトに押さえ金具を
嵌合し、この押さえ金具をレールの基部フランジに係合
させ、前記ボルトに螺合するナットにより前記押さえ金
具を締付けることで、レールをタイプレート上面に固定
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】タイプレートが支持さ
れる前述のスラブ版は、例えば5m前後の長さのものを
多数継ぎ足して長尺の軌道スラブとして構成されるが、
隣合う各スラブ版の接続部に段差が生じることがある。
この場合、タイプレートのレール支持面とレールとの間
に所定厚の高さ調整パッドが使用されるが、この高さ調
整パッドによりレールの支持面が高,低と変化するの
で、これに対応してレールを押さえる押さえ金具の配置
位置も所定の高さに変位させなければ円滑なレールの押
圧ができない。然るに、このように押さえ金具の高さ位
置を円滑に変位させて前記レールを確実に押さえること
のできる固定装置が従来存在しなかった。
【0004】本発明は前記従来の欠点を改良したレール
の高さ調整固定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明に係るレールの高さ調整固定装置は、レール
7を支持するタイプレート1をスラブ版13にボルト2
0で着脱自在に固定し、当該タイプレート1の中間部に
レール支持面2を設けると共に、タイプレート1の両端
部に、盛り上り部17がタイプレート1の対角線上に位
置するように当該両側部でレール7の長手方向に位置を
ずらして、レール締結時の前記レール7の基部フランジ
8の高さとその上面に高さ調整支持部材4を載置した高
さが略同一高さとなるような高さ調整用の盛り上り部1
7を一体成形し、この高さ調整用盛り上り部17の高さ
調整用支持面3に高さ調整支持部材4を載置し、この高
さ調整部材4に、ボルト挿通孔10の両側に位置する押
さえ部材5の一側部5aを載置し、他側部5bでレール
7の基部フランジ8を押さえ、この押さえ部材5の水平
な上面にバネクリップ27を載置し、そのボルト挿通孔
と押さえ部材5のボルト挿通孔10を挿通したボルト1
1の上端にナット12を締結し、ボルト11下端の係合
突起28をタイプレート1に開設の係合孔30の下側に
係止させてある構成を特徴とする。
【0006】
【作用】スラブ版13の接続部に段差がある場合、高さ
調整用盛り上り部17とタイプレート1のレール支持面
2における高さ調整パッド6の高さ調整を行なう。この
とき、レール7の基部フランジ8を押さえる押さえ部材
5の反力受部である一側部5aの支持面の高さを、前記
基部フランジ8の高さ位置に合わせて調整する必要があ
るが、本発明では、タイプレート1の両端部に高さ調整
盛り上り部17と、この高さ調整用盛り上り部17の
高さ調整支持面3で支持される高さ調整部材4とで、容
易に前記押さえ部材5の一側部5aの高さ位置を調整し
て、その他側部5bで円滑に前記レール7の基部フラン
ジ8を押圧することができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図1〜図5を参照して
説明する。図2はレール高さ調整装置の平面図、図1は
図2のA−A線に沿う断面図で、各図において、コンク
リート路盤(図示せず)上に設けられるスラブ版13の
上面には、ゴム板からなるクッション材16を介してタ
イプレート1が設置されている。タイプレート1は平面
が図2,図4に示される形状であり、縦断面が図1に示
される形状である。すなわち、このタイプレート1は中
間部にレール支持面2を有すると共に、このレール支持
面2の両側に上向きに盛り上げられた高さ調整用盛り上
り部17が形成されていて、この高さ調整用盛り上り部
17の上面が高さ調整部材(高さ調整シム)4の高さ調
整支持面3とされている。
【0008】高さ調整用盛り上り部17と対応してレー
ル支持面2寄りに隣合う位置に円形の窪み部19が形成
されていて、この窪み部19に後述する押さえ部材5の
ボルト挿通孔10を形成した下向き突出部29が嵌るよ
うに設けられている。
【0009】また、前記の高さ調整用盛り上り部17と
対応して、レール7の長手方向に隣合ってタイプレート
固定用のボルト挿通孔18が形成されており、このボル
ト挿通孔18に挿通する固定ボルト20がスラブ版13
に埋設されたアンカー21の雌ネジ部22に螺合し、さ
らに、固定ボルト20の座金23に下向きに形成された
櫛歯24を、タイプレート1のボルト挿通孔18の外周
部に形成された図4に示す形状の櫛歯25に噛み合わ
せ、前記固定ボルト20を締付けることで前記タイプレ
ート1がスラブ版13の上面にしっかりと固定される。
【0010】タイプレート1のレール支持面2上には、
レール下部側から順にクッション材26及び高さ調整パ
ッド6が配置され、これらを介してレール7が支持され
ている。前述のとおり、スラブ版13の長さは通常5m
程度であり、このスラブ版13を長手方向に多数接続す
るのであるが、コンクリート路盤(図示せず)の凹凸等
によりスラブ版13の接続部には段差が生じることがあ
る。この場合は、タイプレート1のレール支持面2とク
ッション材26の間に適正な厚みを有する前記高さ調整
パッド6を介装し、この高さ調整パッド6により前述の
段差をなくしてレール7を所定の高さに支持するもので
ある。
【0011】前記のように高さ調整パッド6によりタイ
プレート1のレール支持面2上で支持されるレール7の
高さ位置が変更されるのに伴ない、押さえ部材5の反力
受部である一側部5aの支持位置を変更する必要が当然
に生じるが、本実施例では、次に述べる構成により、こ
の課題を円滑に解決している。
【0012】すなわち、高さ調整支持面3には鋼材又は
合成樹脂からなる所定厚の高さ調整部材4が載置されて
いる。また、高さ調整支持面3に形成された凹部14に
前記高さ調整部材4の下面に形成された凸部15が嵌合
しており、これにより高さ調整部材4の横ずれが防止さ
れるように構成されている。なお、この凹部14と凸部
15は、前記高さ調整部材4と高さ調整支持面3にそれ
ぞれ前記と逆の配置関係に設けてもよい。
【0013】前記押さえ部材5はボルト挿通孔10を有
すると共に、このボルト挿通孔10を挾んでその他側部
5bがレール7の基部フランジ8に係合してこれを押圧
する係合部とされていると共に、一側部5aは前記高さ
調整部材4と当接する反力受部とされている。そして、
ボルト挿通孔10にボルト11を挿通し、ボルト11の
ネジ部にナット12を螺合することにより押さえ部材5
の上面に配設するバネクリップ27を締付ける。
【0014】前記ボルト11は逆T字形状であって、そ
の下端には図3,図4に示されるように、平面からみて
長手方向両端に丸みを有する略長方形状の係合突起28
が設けられている。そして、この係合突起28がタイプ
レート1に形成されており、当該係合突起28と相似形
状の係合孔30に挿通し、この係合孔30の下側におい
て、前記係合突起28を90°回転させて係止部31に
当てて止める。これにより、前記ボルト11の下端は係
合孔30から抜け出ないようになってタイプレート1に
固定される。
【0015】前述のようにしてボルト11の係合突起2
8をタイプレート1の係合孔30の下側に係止させたう
え、ナット12を締付けることで押さえ部材5は、その
一側部5aが高さ調整部材4を介してタイプレート1の
高さ調整支持面3に当接することで反力受部となり、そ
の他側部5bでレール7の基部フランジ8を押さえ、こ
うして押さえ部材5によりレール7をタイプレート1に
固定することができる。
【0016】実施例では、図3,図4に示されるように
タイプレート1をスラブ版13に固定するためのボルト
20と、レール7をタイプレート1に固定するためのボ
ルト11とは、前記レール7を挾んでその両側に配置さ
れ、かつ両側において各ボルト11と20はそれぞれ配
設位置が反対になるように設けられている。
【0017】このようにして、ボルト11,20を用い
て多数のタイプレート1をスラブ版13に固定し、かつ
レール7をタイプレート1に固定することができるもの
である。
【0018】
【発明の効果】本発明に係るレールの高さ調整固定装置
によると、スラブ版13同士の接合部における段差を解
消するためにタイプレート1のレール支持面2の高さ
を、高さ調整パッド6の厚みを変えて調整する際、タイ
プレート1と一体に設けられた高さ調整用盛り上り部1
7と、高さ調整支持面3に支持される高さ調整部材4と
、前記高さ調整パッド6の厚みの変化に対応させるこ
とができる。すなわち、高さ調整部材4で高さ調整され
て支持される前記押さえ部材5の一側部5aが反力受部
となり、かつこの一側部5aは、前記高さ調整用盛り上
り部17で支持される高さ調整部材4により、レール7
の基部フランジ8を押さえる他側部5bの押圧位置の高
さの変位に対応させて常に適正に保持することができる
ので、レール7のタイプレート1に対する支持面が高,
低に変位しても、本発明の高さ調整固定装置を用いるこ
とで、レール7をタイプレート1に対し確実に固定する
ことができるというすぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図2】実施例に係るレールの高さ調整固定装置の平面
図である。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】レールと高さ調整部材がない状態でのタイプレ
ートの一部横断平面図である。
【図5】高さ調整部材の下部斜視図である。
【符号の説明】
1 タイプレート 2 レール支持面 3 高さ調整支持面 4 高さ調整部材 5 押さえ部材 5a 一側部 5b 他側部 6 高さ調整パッド 7 レール 8 基部フランジ 10 ボルト挿通孔 11 ボルト 12 ナット 13 スラブ版 14 凹部 15 凸部 16 クッション材 17 高さ調整用盛り上り部 18 ボルト挿通孔 19 窪み部 20 固定ボルト 21 アンカー 22 雌ネジ部 23 座金 24 櫛歯 25 櫛歯 26 クッション材 27 バネクリップ 28 係合突起 29 下向き突出部 30 係合孔 31 係止部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール7を支持するタイプレート1をスラ
    ブ版13にボルト20で着脱自在に固定し、当該タイプ
    レート1の中間部にレール支持面2を設けると共に、タ
    イプレート1の両端部に、盛り上り部17がタイプレー
    ト1の対角線上に位置するように当該両側部でレール7
    の長手方向に位置をずらして、レール締結時の前記レー
    ル7の基部フランジ8の高さとその上面に高さ調整支持
    部材4を載置した高さが略同一高さとなるような高さ調
    整用の盛り上り部17を一体成形し、この高さ調整用盛
    り上り部17の高さ調整用支持面3に高さ調整支持部材
    4を載置し、この高さ調整部材4に、ボルト挿通孔10
    の両側に位置する押さえ部材5の一側部5aを載置し、
    他側部5bでレール7の基部フランジ8を押さえ、この
    押さえ部材5の水平な上面にバネクリップ27を載置
    し、そのボルト挿通孔と押さえ部材5のボルト挿通孔1
    0を挿通したボルト11の上端にナット12を締結し、
    ボルト11下端の係合突起28をタイプレート1に開設
    の係合孔30の下側に係止させてある構成を特徴とする
    レールの高さ調整固定装置。
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