JPH0431283Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0431283Y2
JPH0431283Y2 JP1986152188U JP15218886U JPH0431283Y2 JP H0431283 Y2 JPH0431283 Y2 JP H0431283Y2 JP 1986152188 U JP1986152188 U JP 1986152188U JP 15218886 U JP15218886 U JP 15218886U JP H0431283 Y2 JPH0431283 Y2 JP H0431283Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
wedge
base
tightening member
bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986152188U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6361401U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986152188U priority Critical patent/JPH0431283Y2/ja
Publication of JPS6361401U publication Critical patent/JPS6361401U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0431283Y2 publication Critical patent/JPH0431283Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Railway Tracks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は軌動に使用するレールの支持構造に関
するものである。
(従来の技術) 製鉄所の構内に設けたレールを走行する混鉄車
は溶鉄を充満すると1000トン程度の重量に達する
大型のものがある。
この混鉄車の様に重量が1000トンにも及ぶ車両
が走行するレールには、一般に両端部にボルトに
よる連結用穴のない穴なしレールが強度的に有利
な為多く使用されている。
この穴なしレール用の継手としては、例えば実
公昭58−30805号公報に提案がある。この提案は
第5図に示すように、レール1の継ぎ目位置の道
床8と該レール1下面の間に基盤2を設け、該レ
ール1を幅方向に挾んで該基盤2の両側に前記レ
ール1の高さ方向で下広がりのテーパ付き直立部
材3a,3bを溶接固着している。
さらにレール1の幅方向両側には前記レール1
の高さ方向で下広がりとなるテーパ付き継目板4
a,4bを当接し、前記直立部材3a,3bと継
目板4a,4bの各テーパ面間に逆円錐台状の縦
クサビ5a,5bを挿入し、該縦クサビ5a,5
bをボルト6、ナツト7により基盤2に締付ける
ように構成している。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、前記直立部材3a,3bと継目板4
a,4bで構成した上広がりの空間部に逆円錐台
状の縦クサビ5a,5bを挿入し、該クサビ5
a,5bをボルト6、ナツト7で基盤2に締付け
ているため、該縦クサビ5a,5bは車両の通過
で発生する横方向の振動を上方(矢印A方向)へ
の力に変換する。
この作用力の為、ボルト6は伸張又は剪断され
ると縦クサビ5a,5bが緩みボルト6、ナツト
7によるレール1の締結が不能となる。
このため、点検、保守を頻繁に行わなければな
らず多大の労力と時間と費用を要し、問題であつ
た。
(問題を解決するための手段) 本考案は上記問題を有利に解決したレールの支
持構造であり、その要旨とするところは、上面中
央部にレールの載置部を有すると共に両側に固定
用凸部部材を有する基盤を設け、前記載置部に載
置したレールの側面、頭部の下面及び底部の上面
に当接した面で、該レールに密接すると共に上記
固定用凸部部材側へ伸びる延在部を有するレール
締付部材を前記レールの左右に設け、該延在部の
下面にテーパー溝を設け、このテーパー溝と前記
基盤と該基盤が有する固定用凸部部材によりクサ
ビ挿入部を形成し、クサビ挿入部にクサビを挿入
すると共に前記基盤又は前記固定用凸部部材の何
れかと前記レール締付部材とをボルト・ナツトで
締結してレールの継目部材を支持する構造で、前
記レール締付部に設けたテーパ溝の下面と、該テ
ーパ溝の下面に当接する前記クサビの上面に前記
レールと直角方向の摺動防止用小溝を設けたレー
ル支持構造である。
(作用) 本考案は継目部のレールの側面、頭部の下面及
び底部の上面にレール締付部材のレールを支持す
る面を当接させ、該レール締付部材の反レール側
端のテーパー溝と基盤と該基盤上面の固定用凸部
部材で形成するクサビ挿入部にクサビを打込んで
該レール締付部材によりレールを両側から強固に
圧接して締付け、しかる後、レール締付部材をボ
ルト・ナツトで前記基盤又は固定用凸部部材に固
定してレールの継目を強圧挾持して支持するの
で、車両通過時のレールに働く横方向の力はレー
ル締付部材、クサビ、及び固定用凸部部材を介し
て前記基盤が受ける。その結果、従来技術にみら
れた横方向の力が垂直方向の力に変換されること
は無くなり、ボルトに掛かる垂直方向の力は発生
せずボルトの伸びが無くなる。しかも、レール底
部の上面にレール締付部材を接触させてレールを
挾持中のレール締付部材が車両通過時の振動によ
りレール以上に下方に移動することを防止する。
そしてレールの頭部の下面に接したレール締付部
材によりレール継目部のレール頭部に掛ける偏心
荷重を支えて該レール頭部の破損を防止する。更
に、クサビの上面に前記L字型レール締付部材の
テーパ溝の小溝と同一方向の小溝を設け、該テー
パ溝の小溝とクサビの上面の小溝間の凸部を噛込
ますことにより、クサビの抜け出しを防止出来、
レールはレール締付部材によりレールの摩耗によ
る取替え時まで長期にわたつて安定して保持され
る。
(実施例) 第1図、第2図、第3図は本考案の一実施を示
すものであり、図中11は穴なしレール1の継ぎ
目位置の下面に基盤として設けた鉄枕木、13は
鉄枕木11上面にプレス加工して設けた固定用凸
部部材である。14はレール締付部材としてのL
字型レール締付部材である。該L字型レール締付
部材14は一側端にレール1の側面c及び頭部の
下面a及びレール1の底部の上面bに接する当接
部14cを有し、中間部にボルト貫通用穴14a
を有し、他端すなわち、上記固定用凸部部材14
側に伸びる延在部下面にテーパ溝14bを設けて
いる。該テーパ溝14bの上面にはレール1の長
さ方向と直角方向に小溝14dが設けられてい
る。15,16はL字型レール締付部材14を鉄
枕木11に固定するボルト、ナツトである。この
ボルト15の一端は鉄枕木11に設けたボルト頭
部沈み穴19に回転しないように設けている。1
8aはL字型レール締付部材14のテーパ溝14
bと固定用凸部部材13と鉄枕木11で形成する
クサビ挿入部である。18は該クサビ挿入部18
aに挿入するクサビであり、該クサビ18の厚み
Dは、クサビ挿入部18bの厚さよりもdだけ厚
くする。
次にレール1の継目を締結する場合について説
明する。
まず、ボルト15を鉄枕木11のボルト頭部沈
み穴19に挿入して立てた状態でレール1の継目
の下に位置させる。
次に、L字型レール締付部材14のボルト貫通
用穴14aを鉄枕木11に立てたボルト15に挿
入した後、L字型レール締付部材14の当接部1
4cがレール1の側部C及び頭部下面a及びレー
ル1の底部の上面bに当接するまで該L字型レー
ル締付部材14をレール1方向に移動する。
そして、ワツシヤー16aを挿入した後、クサ
ビ18の挿入が可能な程度にナツト16をボルト
15に軽くねじ込む。この状態でクサビ18をL
字型レール締付部材14のテーパ溝14bと固定
用凸部部材13、鉄枕木1の間で形成したクサビ
挿入部18bに挿入し、これをハンマー(図示せ
ず)で打込む。
この為、L字型レール締付部材14はレール1
方向へ移動する結果、該レール1の継目はL字型
レール締付部材14で両方から圧接され、レール
1は強固に締結される。さらに、車両の通過時に
発生する偏心荷重に起因する破損が最も発生する
レール1継目部近傍の頭部CをL字型レール締付
部材14の当接部14cにより支持し、更にL字
型レール締付部材14の当接部14cがレール底
部上面bに当接しているので、車両の通過時の振
動により該L字型レール締付部材14が下方に移
動することは無く、該L字型レール締付部材14
によりレール1は安定保持されているため、レー
ル1継目部近傍の頭部Cの破損は皆無となる。
又このL字型レール締付部材14の前記移動を
容易にするため、前記ボルト貫通穴14aの径
を、該L字型レール締付部材14の移動相当量以
上の空間が貫通したボルト15間に生じる大きさ
を有する穴、例えば大径穴又は長穴とする。
その後、前記L字型レール締付部材14のテー
パ溝14b下面の小溝14dとクサビ18の表面
の小溝18b間の凸部を噛込ます為、ボルト15
にナツト16を強くねじ込む。
これにより車両の通過の際に発生する振動によ
りクサビ18が抜ける事はない。
又、第4図は他の実施例を示すもので、基盤1
1として表面がフラツトなプレート100を用
い、このプレート100上でレール1を継ぐ場合
に本考案を用いたものである。
101はプレート100上面に溶接A固着した
固定用凸部部材であり、この固定用凸部部材10
1は一端にボルト植込穴101aを有し、中央部
に凹部101bを有している。まず、レール1継
目位置でかつ該レール1と道床8との間にプレー
ト100を挿入し、この挿入したプレート100
のレール1継目位置の両側部に固定用凸部部材1
01を溶接固着する。次にL字型レール締付部材
14の当接部14cをレール1の側部c、頭部下
面a及びレール1の底部の上面bに当接させて載
置し、さらに、長穴14aを通して固定用凸部部
材101aのボルト植込穴101aに植込ボルト
105をねじ込む。
そして、該植込ボルト105にワツシヤー16
aを挿入した後、クサビ18の挿入が可能な程度
にナツト106をボルト105に軽くねじ込む。
この状態で固定用凸部部材101とL字型レール
締付部材14のテーパ溝14bとで形成したクサ
ビ挿入部102にクサビ18を挿入し、これをハ
ンマー(図示せず)で打込む。
この為、L字型レール締付部材14はレール1
方向へ移動する結果、該レール1はL字型レール
締付部材14で強固に締結される。
その後、ボルト105にナツト106を強くね
じ込んで前記L字型レール締付部材14のテーパ
溝14b下面の小溝14dとクサビ18の表面の
小溝18aを噛込まし、車両の通過に際して発生
する振動によりクサビ18の抜けを防止する。
尚、本実施例では締結するレールとして穴なし
レールを用いたが本考案はこれに限ることなく、
レール端部に連結用穴を有するレールでもよい。
(考案の効果) 以上説明した本考案はレールの横振動をレール
締付部材、クサビ、固定用凸部部材を介して基盤
で受けるので、前記レールの横振動で作用する力
がボルトを緩める方向の垂直力と成ら無いので、
ボルトの伸びが生じ無い為、レール締付部材の浮
き上りもなく、更に、ボルトにも横方向の力が掛
かることが無いのでボルトの剪断も無い。またレ
ール締付部材のテーパ溝下面に小溝を設け、しか
もこれと係合するクサビ上面に該クサビの摺動方
向と直角方向の小溝を設けるとクサビの抜けも生
じ無いので長期に渡つて安定したレールの挾持力
を保持出来るので頻繁な保守、点検作業が不要と
なり、しかも、レール締付部材でレール継目部の
レール頭部の破損も防止することも出来、この分
野における効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す第2図のA−
A断面図、第2図は平面図、第3図は第1図のレ
ール締付部材の平面図、第4図は本考案の他の実
施例を示す側断面図。第5図は従来例を示す側断
面図である。 1……レール、8……道床、11……鉄枕木、
13……固定用凸部部材、14……L字型レール
締付部材、14a……ボルト貫通用穴、14b…
…テーパ溝、14c……当接部、14d……小
溝、15……ボルト、16……ナツト、18……
クサビ、18a……小溝、18b……クサビ挿入
部、19……ボルト頭部沈み穴、100……プレ
ート、101……固定用凸部部材、102……ク
サビ挿入部、105……植込ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上面中央部にレールの載置部を有すると共に
    両側に固定用凸部部材を有する基盤を設け、前
    記載置部に載置したレールの側面、頭部の下面
    及び底部の上面に当接した面で、該レールに密
    接すると共に上記固定用凸部部材側へ伸びる延
    在部を有するレール締付部材を上記レールの左
    右に設け、該延在部の下面にテーパ溝を設け、
    このテーパ溝と前記基盤と該基盤が有する固定
    用凸部部材によりクサビ挿入部を形成し、この
    クサビ挿入部にクサビを挿入すると共に前記基
    盤又は前記固定用凸部部材の何れかと前記レー
    ル締付部材とをボルト・ナツトで締結してレー
    ルの継目部を支持する構造で、前記レール締付
    部材に設けたテーパ溝の下面と、該テーパ溝の
    下面に当接する前記クサビの上面に前記レール
    と直角方向の摺動防止用小溝を設けたことを特
    徴とするレール支持構造。 2 基盤を鉄枕木としたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のレール支持構
    造。
JP1986152188U 1986-10-03 1986-10-03 Expired JPH0431283Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986152188U JPH0431283Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986152188U JPH0431283Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6361401U JPS6361401U (ja) 1988-04-23
JPH0431283Y2 true JPH0431283Y2 (ja) 1992-07-28

Family

ID=31069942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986152188U Expired JPH0431283Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0431283Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100320602B1 (ko) * 1999-03-24 2002-01-12 김정국 레일이음매부 체결장치
GB9917146D0 (en) * 1999-07-21 1999-09-22 Pandrol Ltd Suspended rail fastening assembly
JP5107310B2 (ja) * 2009-06-29 2012-12-26 株式会社峰製作所 ノーズ可動クロッシング構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4726903U (ja) * 1971-04-17 1972-11-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6361401U (ja) 1988-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101563768B1 (ko) 측 방향으로 조정 가능한 레일 체결 장치
US4907740A (en) Device for attaching a rail to a bearing element
US20160024722A1 (en) Adjustable Rail Fastening Assembly
JPS5926722B2 (ja) レ−ルの固定装置
JPH0431283Y2 (ja)
US6517008B1 (en) Boltless adjustable rail brace assembly with external vertical restraint
CA2039761C (en) Rail brace
US4846401A (en) Tie-down system for railroad grade crossing
KR100835188B1 (ko) 크레인용 레일 고정장치
JPH04126901U (ja) レール締結装置
US6568601B2 (en) Boltless adjustable rail brace assembly with internal vertical restraint
JP3908024B2 (ja) 磁気浮上式リニアモーターカー用軌道
JPH0624001U (ja) 軌道の橋桁と橋まくらぎの締結金具
JP3230214B2 (ja) レールの高さ調整固定装置
JPH0715841Y2 (ja) レール固定装置
US4479607A (en) Rail fastening device
JP3506661B2 (ja) 鉄道車両の輪重測定装置
JP3112878B2 (ja) 箱受弾性軌道装置
RU2257438C1 (ru) Промежуточное рельсовое скрепление
SU1221185A1 (ru) Подкрановый путь
CA2244054A1 (en) Rail fastener
JP2506127Y2 (ja) レ―ル締結装置におけるコンクリ―ト枕木横圧補強装置
KR200348040Y1 (ko) 부두형 콘크리트 pc 침목 체결장치
KR200149964Y1 (ko) 콘크리트 침목상에 설치되는 선로 분기부의 레일체결장치
KR200410829Y1 (ko) 급커브 철도 레일의 체결장치