JP3506661B2 - 鉄道車両の輪重測定装置 - Google Patents

鉄道車両の輪重測定装置

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JP3506661B2 JP2000246346A JP2000246346A JP3506661B2 JP 3506661 B2 JP3506661 B2 JP 3506661B2 JP 2000246346 A JP2000246346 A JP 2000246346A JP 2000246346 A JP2000246346 A JP 2000246346A JP 3506661 B2 JP3506661 B2 JP 3506661B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、平行レール面上を
走行する鉄道車両の輪重測定装置に関し、特に、コンク
リート道床等の固定型レール道床上のPC枕木等を介し
て締結装置で固定的に設置された既設の平行レール、例
えば、車両整備工場における搬入・搬出部の既設平行レ
ールの相互に対向する各レールウェブ部の内面に対し
て、輪重測定用の左右一対からなる各ロードセルユニッ
トを着脱可能に装着して用い、被測定対象の鉄道車両を
比較的微速で走行させながら、該各ロードセルユニット
でそれぞれの各車輪への車両重量の荷重負荷等を連続し
て測定するようにした鉄道車両の輪重測定装置に係るも
のである。 【0002】 【従来の技術】従来から、この種の一般的な鉄道の既設
平行レール面上を走行する鉄道車両の輪重検出装置とし
ては、例えば、特開平11−83605号公報に開示さ
れた鉄道車両の輪重検出装置の技術がある。 【0003】この従来例による開示技術は、同公報の記
載および図示説明によって明らかなように、軌道バラス
ト部(砕石や篩い砂利等からなる普通型レール道床)上
に枕木を介して設置された既設の平行レールに対して、
該各レールにおけるレール基部(レールフランジ部)の
下面間に跨って底板を埋め込むと共に、左右1対づつの
スペーサおよび押え板によって該レール基部を上下から
挟み込むようにして取付け部を形成した上で、該取付け
部の内面側押え板上にロードセルを含む輪重検出装置を
固定して設置させ、該輪重検出装置の上面に通過車両の
車輪のフランジ部を受け入れることで輪重検出を行うよ
うにしたものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の輪重検出装置の場合には、該当平行レールのレール
基部を上下から挟み込む取付け部の配設を必須の要件と
しているため、その構成上から、一般的な砕石や砂利等
からなる普通型レール道床上の平行レールに対しては、
検出対象レール部周辺の該砕石や砂利等を一部取り除い
た上で、そのレール基部下面に取付け部をくぐらせて取
り付けることでこそ設置が可能であるが、コンクリート
道床等の固定型レール道床のように固定的なレールウェ
ブ部分に設置するのは全く不可能であり、また、このよ
うに該当レール部での砕石や砂利等を一部取り除いて取
付けなければならないために、該当レール部の支承受圧
部であるレール道床部の受圧態様に変化を生じてしま
い、厳密な意味での該当レール部における車両重量の偏
荷重等を連続して測定することが困難になるという実際
上好ましくない致命的な問題点があった。 【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、レール道床部の形態の如何に一切拘りなく、特に、
コンクリート道床等の固定型レール道床上に着脱自在に
装着して使用可能にした鉄道車両の輪重測定装置を提供
することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1に記載の鉄道車両の輪重測定
装置は、コンクリート道床等の固定型レール道床上に設
置された既設平行レール面上を比較的微速で走行する鉄
道車両の輪重測定装置であって、前記鉄道車両の左右各
車輪に加えられる重量負荷をそれぞれ各別に測定するロ
ードセル部材を内装した左右1対のロードセルユニット
と、該各ロードセルユニットを支持する前後1組の伸縮
調整可能な保持ロッド手段とを有し、前記既設平行レー
ルの左右対向する各側部ウェブ面に対して、前記左右の
各ロードセルユニットを各別に密着して着脱可能に当接
させると共に、前記前後の各保持ロッド手段の伸長押圧
により、該密着状態の各ロードセルユニットを前後方向
の各位置で強固かつ個々独立的に保持させて用い、前記
走行する鉄道車両の左右各車輪の内側フランジ部を前記
左右の各ロードセルユニット上に受け入れた上で、該左
右の各該当車輪をそれぞれに各平行レール面から一時的
に浮かせた状態で通過させて、該左右各該当車輪毎の車
両重量負荷を前記各ロードセル部材によって順次連続的
に測定可能にしたことを特徴としている。 【0007】本請求項1の輪重測定装置においては、固
定型レール道床上に設置された既設平行レールの左右対
向する各側部ウェブ面に対し、左右1対のロードセルユ
ニットを密着当接状態で前後1組の各保持ロッド手段の
伸長押圧によって着脱可能に装着しているため、既設平
行レールが固定型レール道床であるのにも拘らず、該レ
ール道床の受圧態様に何らの変化をも与えずに各ロード
セルユニットを装着できるのであり、しかも、各ロード
セルユニット上に左右各車輪の内側フランジ部を受け入
れることで、該各車輪を平行レール面から浮かせた状態
で通過させるようにしているため、該各ロードセルユニ
ットに内装させた各ロードセル部材によって、所期通り
に該当車輪毎に負荷される車両重量を順次連続的に測定
し得るのである。 【0008】また、本発明に係る請求項2に記載の鉄道
車両の輪重測定装置は、前記請求項1に記載の鉄道車両
の輪重測定装置において、前記左右1対の各ロードセル
ユニットが、一方の側面を前記側部ウェブ面の形状に一
致する形状に形成させ、他方の側面の該当箇所に前記各
保持ロッド手段の端部を受け入れる各押圧保持穴を設
け、かつ本体上面での前後方向の各輪重測定部位置に前
記各ロードセル部材をそれぞれに一部突出して装着さ
せ、前記各平行レールの側部ウェブ面への装着状態で本
体下面が、前記固定型レール道床面の上方に位置される
ように設定したユニット本体部材と、前記ユニット本体
部材に上方から所要の受圧間隙を隔てた上で、前記各ロ
ードセル部材を介して組み合わせ位置決め嵌合され、か
つ該嵌合状態で前記左右の各車輪の内側フランジ部をそ
れぞれに受け入れる受圧上面が、該各内側フランジ部の
受け入れに伴い、各該当車輪を各平行レール面から浮か
せて各ロードセル部材への受圧負荷を与え得る高さ位置
を占めるように設定した輪重受圧部材と、前記相互に組
み合わされるユニット本体部材と輪重受圧部材とを所要
の余裕間隙で結合する結合部材とを備え、これらの各部
材を一体化構成してなることを特徴としている。 【0009】本請求項2の輪重測定装置では、左右1対
の各ロードセルユニットをユニット本体部材と輪重受圧
部材との組み合せで構成させ、該ユニット本体部材の一
方の側面を平行レールの側部ウェブ面の形状に一致させ
てあるので、該側部ウェブ面へのユニット本体部材の装
着が確実になされ、かつ他方の側面の各押圧保持穴に各
保持ロッド手段の端部を受け入れることで保持させてい
るために、該装着状態の保持についても強固かつ効果的
になされる。また、ユニット本体部材での前後方向の各
輪重測定部位置に各ロードセル部材を装着させた上で、
該各ロードセル部材を介して輪重受圧部材を所要の受圧
間隙で組み合わせ位置決め嵌合しているために、ユニッ
ト本体部材への輪重受圧部材の嵌合と、該嵌合に基づく
各ロードセル部材での車両重量の受圧負荷が確実に行わ
れる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る鉄道車両の輪
重測定装置の実施形態につき、添付図面を参照して詳細
に説明する。 【0011】本実施形態では、コンクリート道床等の固
定型レール道床(周知の形態であるので改めては図示し
ない)に所要間隔毎に配置されて締結装置で取付けるP
C枕木等上に固定的に設置した平行レールに対し、その
該当部位の対向する各レールウェブ部の内面に着脱可能
に装着して用いる輪重測定装置について述べるものとす
る。 【0012】図1は、鉄道車両の輪重測定を行うための
一般的なレイアウトを示す側面図であり、図2は、本実
施形態を適用した輪重測定装置における左右1対の各平
行レールへの各可搬型ロードセルユニットの設置位置関
係をそれぞれに示す平面説明図である。また、図3およ
び図4は、同上可搬型ロードセルユニットの取付け状態
の概要を模式的に示す平面図および矢視a−a方向の端
面図であり、図5および図6は、同上可搬型ロードセル
ユニットの詳細構造を示す半截部分断面図および矢視b
−b方向の端面図である。さらに、図7は、同上輪重測
定回路部の構成を示す回路ブロック図であり、図8は、
同上測定結果の出力例を示す説明図である。 【0013】まず、図1および図2に示す配置構成にお
いて、符号11は被測定対象の鉄道車両を示しており、
該鉄道車両11は、左右1対づつ前後1組からなる前方
および後方の各車輪14,15を軸枢支する前部台車1
2と、同様に1対づつ1組からなる前方および後方の各
車輪16,17を軸枢支する後部台車13とを有し、コ
ンクリート道床面B上のPC枕木等を介して固定的に設
置された左右1対の各平行レール18,18上を走行す
る。なお、前記各車輪14〜17がそれぞれに各内側フ
ランジ部14a〜17a(後述する図6を参照)を有す
るのは従前通りであり、本発明では、これらの各内側フ
ランジ部14a〜17aを可搬型ロードセルユニット上
に乗り上げさせることで、該当各車輪14〜17、ひい
ては前部台車12および後部台車13を浮き上がらせて
個々の各輪重測定を行うものである。 【0014】前記左右1対の各平行レール18,18
は、よく知られているように、下方基部側のレールフラ
ンジ部18aと、レール踏面18cを形成する上方側の
レール頭部18bと、これらの両部間を結合するレール
ウェブ部18dとからなっており、該レールウェブ部1
8dの表面相当部、特に、対向する各ウェブ面には、レ
ール頭部18bの下面側からレールウェブ部18dのウ
ェブ面を経てレールフランジ部18aの上面側および端
面側の一部にまで延びる一連に連続した側部の取付け
面、ここでは、本実施形態による左右1対の各可搬型ロ
ードセルユニット21,21を前後1組からなる伸縮調
整可能な保持ロッド19で取付け固定するための側部ウ
ェブ面18eが形成されている。 【0015】すなわち、本実施形態の場合、前記左右1
対の各平行レール18,18の相対向する各側部ウェブ
面18e,18eには、図3および図4によって明らか
な如く、前記左右1対の各可搬型ロードセルユニット、
ここでは前後1組づつの輪重測定用ロードセル部材2
2,22を内装している各可搬型ロードセルユニット2
1,21の各ユニット本体部材23,23(次に述べる
図5,6を参照)がそれぞれに当接されると共に、前後
1組の伸縮調整可能な各保持ロッド19,19によって
適度の取付け圧で強固に取付け固定される。そして、該
各保持ロッド19の伸縮調整手段としては、互いに異な
る方向のネジ部を形成したターンバックル仕様の調整ボ
ルト20を一端側に螺嵌合させ、該調整ボルト20の左
右各方向への回動操作で軸方向に伸縮作動させるように
したものであってよく、各保持ロッド19の他端側に押
圧係合部19aを、各調整ボルト20の開放端側に同様
な押圧係合部20aをそれぞれに突設させることで、該
各押圧係合部19a,20aを前記各ユニット本体部材
23,23に嵌挿係合して用いる。 【0016】つまり、以上を約言すると、本発明では、
各平行レール18,18に対する各可搬型ロードセルユ
ニット21,21の取付け固定に関して、該当各側部ウ
ェブ面18e,18eへの各ユニット本体部材23,2
3の各保持ロッド19,19による拡開押圧によって行
うものであり、このため、該当レール部における固定型
レール道床面Bに何らの関係もなしに該取付け固定をな
し得るのである。 【0017】ここで、前記各ロードセル部材22につい
ては、市販のロードセルであってよく、該各ロードセル
部材22には、中心部分に輪重受圧面22aを僅かに突
出した上で、その外周囲に比較的柔らかい金属材料から
なる緩衝部材22bを配して構成され、前記測定該当車
輪14,15と16,17から得られる各測定数値、換
言すると、各車輪毎に負荷される個々の輪重測定値は、
それぞれに各第1の接続ケーブル41a,42aを経て
取り出されると共に、まず、左右双方の各車輪14,1
5および16,17の各単位毎に対応する各加算部4
3,44によって一旦、加算処理され、ついで、このよ
うにして測定処理された各加算測定値、換言すると、前
部台車12および後部台車13毎の各加算測定値は、各
第2の接続ケーブル41b,42bからロードセル変換
器45,46を経て後述の輪重測定回路部61に送出さ
れる。 【0018】前記各可搬型ロードセルユニット21は、
図5および図6に示す通り、一方の側面が前記側部ウェ
ブ面18eの形状に対応され、かつ他方の側面の該当箇
所には、前記保持ロッド19と調整ボルト20との各押
圧係合部19a,20aの何れかを受け入れる押圧保持
穴24を形成したユニット本体部材23と、該ユニット
本体部材23に組み合わせ結合される輪重受圧部材31
とで構成されると共に、これらのユニット本体部材23
と輪重受圧部材31とには、比較的硬度が高く強靭な材
質の鋼材を用い、かつこれらの両者は後述の結合部材5
1によって相互に結合される。 【0019】前記ユニット本体部材23の本体上面23
aの前後方向の各輪重測定部A,A位置には、前記各ロ
ードセル部材22をそれぞれに装着するための装着凹部
25が形成されており、かつ装着される各ロードセル部
材22を本体下面23b側から止着ボルト26,26に
よって止着かつ固定させ、該止着固定状態で該ロードセ
ル部材22は、本体上面23aの上方に突出して位置さ
れる。 【0020】一方、前記本体上面23aの左右両端部に
は、前記輪重受圧部材31の組み合せ位置決め部を兼ね
る各嵌着段部27が形成されると共に、該本体上面23
aの取付け面対応側は、その一部を前記レールウェブ部
18dの沿面に添わせて立上げ部23cとした上で、先
にも述べたように、該取付け面23dを前記各平行レー
ル18,18の側部ウェブ面18eに可及的に一致する
所要の断面形状に形成させてあり、この断面形状は、前
記レール頭部18bの下面側からレールウェブ部18d
のウェブ面を経てレールフランジ部18aの上面側およ
び端面側の一部にまで延びて本体下面21b側に達す
る。なお、符号28で示す部分は、この取付けのときの
形状合わせに効果的な役割りを果す逃げ溝である。 【0021】また、前記本体下面23bの前後方向の中
間部、ここでは、前記各輪重測定部A,A位置を除く中
間部には、前記各平行レール18に対する測定対象部が
図示省略したPC枕木等の部分にかかって衝接する場合
に、その取付け用締結装置の上方突出部分を跨って受け
入れることで避けるための凹部空間29が形成されてお
り、かつ該本体下面23bは、前記側部ウェブ面18e
への当接押圧による取付け状態で前記固定型レール道床
面Bよりも幾分か上方に位置される。 【0022】従って、前記ユニット本体部材23は、そ
の取付け面23dを各平行レール18,18の側部ウェ
ブ面18eに密着当接させた状態で容易かつ確実に装着
させることができる。 【0023】次に、前記輪重受圧部材31の下面側前後
方向の両端部には、前記ユニット本体部材23の各嵌着
段部27に位置決め嵌合される各結合段部32をそれぞ
れに形成すると共に、該各結合段部32間に前記本体上
面21aと対向する受圧下面31aを形成してあり、か
つ該受圧下面31aに対して前記各ロードセル部材22
をやや緩めに受け入れる各受圧凹部33を形成してあ
る。また、該輪重受圧部材31の上面には、前記前部台
車12および後部台車13における各車輪14〜17の
各内側フランジ部14a〜17aを受け入れるための受
圧上面31bを形成し、かつ該受圧上面31bの前後方
向の両端部を受け入れ斜面31cに形成してある。 【0024】さらに、前記結合部材51は、前記ユニッ
ト本体部材23に輪重受圧部材31を位置決め嵌合させ
た上で、これらの両部材23,31の相互を結合するた
めのものであり、下方基部側を左右1対の各取付けボル
ト52によってユニット本体部材23の端面に螺着固定
すると共に、上方先端部に形成した左右の各調整穴53
に左右1対の段付き保持ボルト54を幾分かの余裕を残
し挿通して輪重受圧部材31の端面に螺着固定した上
で、該各段付き保持ボルト54を上端面側からそれぞれ
に押しネジ55で止着して結合させる。従って、この結
合態様の場合には、ユニット本体部材23に位置決め嵌
合されている輪重受圧部材31が各調整穴53に生じて
いる余裕相当分c1だけ下方へ受圧移動可能である。 【0025】ここで、このようにして結合される前記ユ
ニット本体部材23と輪重受圧部材31との相互関係
は、これらを包括する前記各可搬型ロードセルユニット
21を該当左右レール部の各側部ウェブ面18e間に堅
固に押圧取付けした状態において、それぞれに次のよう
になる。 【0026】(1) まず、前記輪重受圧部材31の受圧上
面31bについては、前記各平行レール18,18上を
走行する各車輪14〜17の各内側フランジ部14a〜
17aを受け入れ斜面31cでガイドして受け入れるこ
とにより、該各車輪14〜17を各平行レール18,1
8上で幾分か浮き上がらせる足るだけの高さ位置(各ロ
ードセル部材22に十分な輪重負荷を与え得るだけの高
さ位置)を占めるように設定される。 【0027】(2) また、前記ユニット本体部材23の本
体上面21aと輪重受圧部材31の受圧下面31aと
は、輪重測定に十分な対向間隙g1に設定されており、
かつこの状態において、該輪重受圧部材31の受圧凹部
33の内頂面33aに前記ロードセル部材22の緩衝部
材22bが当接されることで、該内頂面33aと輪重受
圧面22aとの間に極めて僅かな受圧間隙g2(対向間
隙g1>受圧間隙g2)が設定される。 【0028】(3) さらに、前記ユニット本体部材23の
嵌着段部27と輪重受圧部材31の結合段部32との間
に僅かな許容間隙g3(対向間隙g1>許容間隙g3>
受圧間隙g2)が設定される。 【0029】従って、上記構成による各可搬型ロードセ
ルユニット21では、輪重受圧部材31の受圧上面31
b上に左右各車輪14〜17の内側フランジ部14a〜
17aを受け入れることで、該各車輪14〜17を平行
レール18の各レール踏面18cから浮かせた状態で通
過させ得るため、該各ロードセルユニット21に内装さ
せた各ロードセル部材22によって、所期通りに該当車
輪毎に負荷される車両重量を順次連続的に測定すること
ができるのである。 【0030】次に、前記輪重測定回路部61は、図7に
示す如く、CPUユニット62および輪重測定のための
プログラムを内蔵する操作プログラマブルユニット63
と、前記各ロードセル変換器45,46を経て変換処理
された前部台車12および後部台車13での個々の各左
右車輪14〜17毎の各輪重加算測定値をA−D変換す
るアナログ入力ユニット64と、該ディジタル化した各
輪重測定値をプログラムに基づいて出力プリンタ66に
出力する出力ユニット65とで構成し、これらの各部に
は、電源ユニット67から操作電源が供給される。 【0031】そして、前記出力プリンタ66からプリン
トアウトされる前記各車輪14〜17毎の輪重測定結果
の一例としては、図8に示す通りであってよく、同図
(a) は各車輪14〜17毎の輪重測定値表71を表わし
ており、同図(b) は車両11自体の総重量測定値表72
を表わしている。 【0032】 【発明の効果】以上、実施形態によって詳述したよう
に、本発明の請求項1に記載の輪重測定装置によれば、
固定型レール道床上に設置された既設平行レールの左右
対向する各側部ウェブ面に対して、左右1対のロードセ
ルユニットを密着状態で当接させると共に、該密着状態
のままで前後1組の各保持ロッド手段の伸長押圧によっ
て着脱可能に装着させるようにしているので、既設平行
レールが固定型レール道床であるのにも拘らず、該レー
ル道床の受圧態様に何らの変化をも与えずに各ロードセ
ルユニットを容易かつ簡単に装着できるという、従来構
成ではなし得なかった実用上の優れた利点を有してい
る。 【0033】しかも、左右の各ロードセルユニット上に
左右各車輪の内側フランジ部を受け入れることで、該各
車輪を平行レール面から浮かせた状態で通過させるよう
にしているため、該各ロードセルユニットに内装させた
各ロードセル部材によって、各該当車輪毎に負荷される
車両重量を所期通り順次連続的に測定できるほか、併せ
て、既設平行レールの任意の左右各側部ウェブ面に対し
て手軽に対応させることができるので、操作性の点にお
いても極めて優れた特長がある。 【0034】また、本発明の請求項2に記載の鉄道車両
の輪重測定装置によれば、左右1対の各ロードセルユニ
ットをユニット本体部材と輪重受圧部材との組み合せで
それぞれに構成させ、該ユニット本体部材の一方の側面
を平行レールの側部ウェブ面の形状に一致させてあるの
で、該左右の各側部ウェブ面に対して各ユニット本体部
材を確実に装着することができると共に、他方の側面の
各押圧保持穴に各保持ロッド手段の端部を受け入れるよ
うに保持させているため、該各装着状態の保持について
も強固かつ効果的に行い得る。 【0035】さらに、左右の各ユニット本体部材での前
後方向の各輪重測定部位置に各ロードセル部材を装着さ
せた上で、該各ロードセル部材を介して輪重受圧部材を
所要の受圧間隙で組み合わせ位置決め嵌合しているた
め、該各ユニット本体部材への輪重受圧部材の嵌合と、
該嵌合に基づく各ロードセル部材での車両重量の受圧負
荷を確実に行うことができる等の利点を有しており、極
めて簡単な構造であるのにも拘らず実用上有益な特長を
発揮し得るものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は鉄道車両の輪重測定を行うための一般的
なレイアウトを示す側面図 【図2】本発明の一実施形態を適用した輪重測定装置に
おける左右1対の各平行レールへの各可搬型ロードセル
ユニットの設置位置関係を示す平面説明図 【図3】同上各可搬型ロードセルユニットの取付け状態
の概要を模式的に示す平面図 【図4】同上図3の矢視a−a方向の端面図 【図5】同上可搬型ロードセルユニットの詳細構造を示
す半截断面図 【図6】同上図5の矢視b−b方向の端面図 【図7】同上輪重測定回路部の概要を示す回路ブロック
図 【図8】同上測定結果の出力例を示す説明図 【符号の説明】 11…被測定対象の鉄道車両 12…前部台車 13…後部台車 14,15…前部
台車の前後車輪 16,17…後部台車の前後車輪 18…左右1対の
各平行レール 18a…レールフランジ部 18b…レール頭
部 18c…レール踏面 18d…レールウ
ェブ部 18e…側部ウェブ面 19…前後1組の
各保持ロッド 19a…保持ロッドの押圧係合部 20…調整ボルト 20a…調整ボルトの押圧係合部 21…左右1対の各可搬型ロードセルユニット 22…前後1組づつの各輪重測定用ロードセル部材 22a…輪重受圧面 22b…緩衝部
材。23…ユニット本体部材 23a…本体
上面 23b…本体下面 23c…立上げ部 24…押圧保持穴 25…装着凹部 26…止着ボルト 27…嵌着段部 28…逃げ溝 29…凹部空間 31…輪重受圧部材 31a…受圧下面 31b…受圧上面 31c…受け入れ
斜面 32…結合段部 33…受圧凹部 41a,42a…各第1の接続ケーブル 41b,42b…各第2の接続ケーブル 43,44…各加算部 51…結合部材 52…取付けボルト 53…調整穴 54…段付き保持ボルト 55…押しネジ 61…輪重測定回路部 62…CPUユニ
ット 63…操作プログラマブルユニット 64…アナログ入
力ユニット 65…出力ユニット 66…出力プリン
タ 67…電源ユニット。 71…各車輪毎の
輪重測定値表 72…車両の総重量測定値表 A…前後方向の各輪重測定部 B…コンクリート
道床面 c1…余裕相当分 g1…対向間隙 g2…受圧間隙 g3…許容間隙
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−286725(JP,A) 特開2002−62181(JP,A) 特開 昭50−161273(JP,A) 実公 昭54−42935(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01G 19/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】コンクリート道床等の固定型レール道床上
    に設置された既設並行レールの左右対抗する各側部ウエ
    ブ面に対して、鉄道車両の左右各車輪に加えられる重量
    負荷それぞれを各別に測定するロードセル部材を内装し
    た左右 1 対のロードセルユニットを密着当接させ、該各
    ロードセルユニットの相互間を伸縮調整可能な 1 組の保
    持ロッドの伸延により押圧して該左右のロードセルユニ
    ットを前後方向の各位置で強固かつ個々独立的に着脱可
    能に密着固定し、前記鉄道車両を微速走行させつつ左右
    各車輪の内側フランジ部を前記左右の各ロードセルユニ
    ット上に受け入れ、該左右の各車輪を平行レール面から
    一時的に浮かせた状態で該左右各車輪毎の重量負荷を前
    記各ロードセル部材によって順次連続的に測定す鉄道車
    両の輪重測定装置であって、 前記ロードセルユニットが、ユニット本体部材と、該ユ
    ニット本体部材の前後における 2 箇所に凹設しかつ上面
    に突出させたロードセル部材と、該ユニット本体部材の
    上面に対向し、かつ該ユニット本体部材の上面に突出し
    2 箇所のロードセル部材に凹部を介して上下摺動可能
    に嵌合する輪重受圧部材とから成る該ユニット本体部材
    と該輪重受圧部材との相互間に所要の間隙を保たせ、か
    つ左右両端部近傍における対向面相互間に上下方向に可
    動自在な位置決めの嵌合部を設け、更に該ユニット本体
    部材と該輪重受圧部材との両端面相互間に前記両者間を
    結合する結合部材を設け、該結合部材の一端を該ユニッ
    ト本体部材側にボルトにて固着し、他端を前記所要間隙
    範囲内に該輪重受圧部材の上下動を制限するボルトを介
    して該輪重受圧部材側の端面に連結して成り、前記車両
    を微速走行させて該輪重受圧部材の上面に左右の各車輪
    の内側フランジ部を受け入れた際に、該輪重受圧部材が
    ユニット本体部材に対して位置決めされた状態を保ち、
    かつ前記所定の間隙の範囲内にて上下動しつつ輪重測定
    を行うことを可能にしたことを特徴とする鉄道車両の輪
    重測定装置。
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