JP2009114787A - レール規格変更用締結装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レール規格変更作業を行う際に、レール支承体の交換作業やレール軌道の高さ調節作業を必要とすることなく、迅速かつ簡便なレール規格変更作業を実現するレール規格変更締結装置を提供すること。
【解決手段】レール支承体Sに載置されて大規格レール用ショルダー貫通孔111を備えた下敷パッド110と、下敷パッド110に載置されて小規格レール用ショルダー121と大規格レール用ショルダー貫通孔122とを備えたタイプレート120と、タイプレート120に載置されて小規格レールrを載せるレールパッド130と、小規格レール用ショルダー121に装着されて小規格レールrをレール支承体Sに向けて押圧保持する線ばね140と、タイプレート120と下敷パッド110とをレール支承体Sに固着する固着手段150とで構成されたレール規格変更締結装置100。
【選択図】図1

Description

本発明は、大規格レール用ショルダーを備えた大規格レール軌道用レール支承体に小規格レールを取り付け可能なレール規格変更用締結装置に関する。
従来、鉄道レールをPCマクラギや軌道スラブ等のレール支承体に固定するために用いられるレール締結装置として、レールのフランジ部を弾性的に押圧する線ばねと、前記レール支承体に固定されて線ばねを支持するばね支持体とを有するレール締結装置が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平6−322702号公報(特許請求の範囲、図1)
しかしながら、従来の鉄道では、列車の通過量(通トン)の増大に伴ってレールの大規格化(重軌条化)が行われることがあり、従来のレール締結装置は、小規格レール専用のレール支承体を使用した場合、将来、大規格レールに変更することが難しいという問題があった。
すなわち、前述したような従来のレール締結装置では、小規格レールが大規格レールよりもフランジ部の横幅が狭く、ばね支持体が埋込み金具等の固着手段によりレール支承体に固着されているため、レールの大規格化を行う際には、小規格レール用のばね支持体を備えたレール支承体を大規格レール用のばね支持体を備えたレール支承体に交換する必要があり、このようなレール支承体の交換作業には多大な時間と労力を要するという問題があった。
さらに、駅構内に設置されるレール軌道には、列車の乗降口と駅ホームとの高低差を一定の範囲内に収めて列車の乗降客が安全かつ容易に乗り降りできるようにするために、レールの大規格化を行う際には、小規格レールよりも大規格レールの高さが高いので、レール支承体の下に敷設されたバラスト道床からバラストを一部除去してレール軌道全体を底下げする等の高さ調節作業を行う必要があり、このような高さ調節作業にも多大なる時間と労力とを要するという問題があった。
そして、前述したようなレール規格変更作業が列車の運行に大きな支障をきたすという列車運行上の問題があった。
そこで、本発明は、従来の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、
レール規格変更作業を行う際に、レール支承体の交換作業やレール軌道の高さ調節作業を必要とすることなく、迅速かつ簡便なレール規格変更作業を実現するレール規格変更用締結装置を提供することである。
請求項1に係る本発明は、大規格レール用ショルダーを備えた大規格レール軌道用レール支承体に小規格レールを取り付け可能なレール規格変更用締結装置であって、前記大規格レール軌道用レール支承体に載置されて大規格レール用ショルダー貫通孔を備えた下敷パッドと、該下敷パッドに載置されて小規格レール用ショルダーと大規格レール用ショルダー貫通孔とを備えたタイプレートと、該タイプレートに載置されて小規格レールを載せるレールパッドと、前記小規格レール用ショルダーに装着されて小規格レールを大規格レール軌道用レール支承体に向けて押圧保持する線ばねと、前記タイプレートと下敷パッドとを大規格レール軌道用レール支承体に固着する固着手段とで構成されていることにより、前述した課題を解決したものである。
なお、本発明で意味するところの「大規格レール」とは、例えば、レール長さ1m当たり60kgのレール(略称、60Kレール)のことであり、「小規格レール」とは、例えば、レール長さ1m当たり50kgのレール(略称、50Kレール)のことである。
本発明は、大規格レール用ショルダーを備えた大規格レール軌道用レール支承体に小規格レールを取り付け可能なレール規格変更用締結装置であって、以下のような特有の構成に基づいた格別の作用効果を奏することができる。
すなわち、請求項1に係る本発明のレール規格変更用締結装置は、大規格レール軌道用レール支承体に載置されて大規格レール用ショルダー貫通孔を備えた下敷パッドと、下敷パッドに載置されて小規格レール用ショルダーと大規格レール用ショルダー貫通孔とを備えたタイプレートと、タイプレートに載置されて小規格レールを載せるレールパッドと、小規格レール用ショルダーに装着されて小規格レールを大規格レール軌道用レール支承体に向けて押圧保持する線ばねと、タイプレートと下敷パッドとを大規格レール軌道用レール支承体に固着する固着手段とで構成されていることにより、レールの大規格化を行う際には、小規格レールと下敷パッドとタイプレートとレールパッドとを取り外した後、線ばねを介して大規格レールを締結するだけでレールを交換できるので、従来のレール締結装置においては必要とされたレール支承体の交換作業を行うことなく、レール規格変更作業を迅速かつ簡便に達成することができる。
また、下敷パッドとタイプレートに大規格レール用ショルダー貫通孔をそれぞれ設けていることにより、大規格レール用ショルダーを備えた大規格レール軌道用レール支承体にレール規格変更用締結装置を装着する際には、これらの大規格レール用ショルダー貫通孔を通して大規格レール用ショルダーを上方に突出させた状態でタイプレートと下敷パッドとを取り付けることができるので、大規格レール軌道用レール支承体の上に下敷パッドとタイプレートとレールパッドと小規格レールとを設置した後、タイプレートと下敷パッドとを大規格レール軌道用レール支承体に固着し、タイプレートの小規格レール用ショルダーに線ばねを装着するだけでレール規格変更用締結装置を大規格レール軌道用レール支承体に容易に装着することができる。
そして、駅構内に設置されたレールの規格変更作業を行う際には、下敷パッドとタイプレートとレールパッドとの厚みを調節するだけで、各駅にそれぞれ設けられたレール軌道の高さ規制に対応することができるので、従来のようなレール軌道の高さ調節に伴うバラスト調整作業を行う必要がなく、レール規格変更の作業負担を大幅に軽減することができる。
本発明は、大規格レール用ショルダーを備えた大規格レール軌道用レール支承体に小規格レールを取り付け可能なレール規格変更用締結装置であって、前記大規格レール軌道用レール支承体に載置されて大規格レール用ショルダー貫通孔を備えた下敷パッドと、該下敷パッドに載置されて小規格レール用ショルダーと大規格レール用ショルダー貫通孔とを備えたタイプレートと、該タイプレートに載置されて小規格レールを載せるレールパッドと、前記小規格レール用ショルダーに装着されて小規格レールを大規格レール軌道用レール支承体に向けて押圧保持する線ばねと、前記タイプレートと下敷パッドとを大規格レール軌道用レール支承体に固着する固着手段とで構成されて、レール規格変更作業を行う際に、レール支承体の交換作業やレール軌道の高さ調節作業を必要とすることなく、迅速かつ簡便なレール規格変更作業を実現するものであれば、その具体的な実施の形態は如何なるものであっても何ら構わない。
例えば、本発明におけるタイプレートに設けられた一対の小規格レール用ショルダーと一対の大規格レール用ショルダー貫通孔の具体的配置については、タイプレートの中心点を挟んでそれぞれ点対称に配置されたもの、レールを挟んでそれぞれ鏡面対称に配置されたものなどいかなるものであっても良いが、特に、タイプレートの中心点を挟んでそれぞれ点対称に配置されたものは、タイプレートの重量バランスが向上して、タイプレートの重量バランスに偏りがある場合に生じがちな列車の振動に起因した締結ボルト等のタイプレートの固着手段の弛緩を回避でき、また、列車による振動を下敷パッドと大規格レール軌道用レール支承体とを介して道床に均等に伝えて、振動や荷重が道床に片寄って伝わった場合に生がちな道床の一部沈下などの発生を防止できるので、より好ましい。
また、本発明における下敷パッドとレールパッドの具体的材料については、絶縁性、耐摩耗性及び弾性を備えたものであれば、合成ゴム、天然ゴム、合成樹脂などのいずれであっても良く、特に、合成ゴムを採用した場合は、合成ゴムが絶縁性、弾性、耐摩耗性に優れているため、下敷パッドとレールパッドが大規格レール軌道用レール支承体とタイプレートとの間及びタイプレートとレールとの間を絶縁して、左右のレール及び列車の車軸を流れる信号電流を感知して列車の有無を検地する軌道回路に、左右のレール及び大規格レール軌道用レール支承体等を介して誤った信号電流が流れた場合に生じる信号障害の発生を回避することができ、また、大規格レール軌道用レール支承体とタイプレートとの間の摺動及びタイプレートとレールとの間の摺動を防止することができるとともに、列車の通過に伴う振動を吸収して、騒音の発生等を抑制することができるので、より好ましい。
また、本発明におけるタイプレート及び下敷パッドの大規格レール軌道用レール支承体への固着手段の具体的態様については、六角ボルトやバネ座金等を用いた固着手段、接着による固着手段、溶接による固着手段などいずれであっても良く、特に、六角ボルトやバネ座金等を用いた固着手段を採用した場合は、列車の通過に伴う振動や、雨や雪等に起因して固着具合が緩むことを防止することができるので、より好ましい。
また、本発明におけるレール締結手段の具体的態様については、絶縁性のインシュレーターを介して線ばねがレールのフランジ部を押圧保持するレール締結手段、線ばねがレールのフランジ部を直に押圧保持するレール締結手段などいずれであっても良く、特に、絶縁性のインシュレーターを介して線ばねがレールのフランジ部を押圧保持するレール締結手段を採用した場合は、インシュレーターが線ばねとレールのフランジ部との間を絶縁して、左右のレール及び列車の車軸を流れる信号電流を感知して列車の有無を検地する軌道回路に、左右のレール及び大規格レール軌道用レール支承体等を介して誤った信号電流が流れた場合に生じる信号障害の発生を回避することができるので、より好ましい。
そして、本発明における大規格レール軌道用レール支承体の具体的種類については、PCマクラギ(コンクリート製マクラギ)、木マクラギ、軌道スラブなどのいずれであっても差し支えない。また、鋳物からなるショルダーは、大規格レール軌道用レール支承体に固着されている。
以下、本発明の一実施例であるレール規格変更用締結装置100を図面に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の一実施例であるレール規格変更用締結装置を組み込んだ小規格レール軌道の斜視図であり、図2は、図1に示す小規格レール軌道の組立分解図であり、図3は、図1に示す小規格レール軌道の上面図であり、図4は、図1に示す小規格レール軌道の側面図であり、図5は、大規格レール軌道の斜視図であり、図6は、図5に示す大規格レール軌道の組立分解図であり、図7は、図5に示す大規格レール軌道の上面図であり、図8は、図5に示す大規格レール軌道の一部断面図である。
本実施例であるレール規格変更用締結装置100は、大規格レール用ショルダーSを備えたレール支承体Sに小規格レールrを取り付ける際に用いられるものであって、すなわち、大規格レール軌道Tから大規格レールRを取り外した後に、PCマクラギからなる大規格レール軌道用レール支承体(以下、「レール支承体」という)Sに小規格レールrを締結するために、レール支承体Sに載置されるものである。
なお、本実施例で意味するところの「大規格レール」とは、レール長さ1m当たり60kgのレール重量を有するレール(略称、60Kレール)のことであり、「小規格レール」とは、レール長さ1m当たり50kgのレール重量を有するレール(略称、50Kレール)のことである。
まず、本実施例のレール規格変更用締結装置100が組み込まれた小規格レール軌道tの構成について図1乃至図4により説明する。
小規格レール軌道tは、図1乃至図4に示すように、バラスト道床(図示せず)の上に敷設されて一対の大規格レール用ショルダーSを上面に備えたレール支承体Sと、このレール支承体Sに載置されて大規格レール用ショルダー貫通孔111を備えた下敷パッド110と、この下敷パッド110に載置されて一対の小規格レール用ショルダー121と一対の大規格レール用ショルダー貫通孔122とを備えたタイプレート120と、このタイプレート120に載置されたレールパッド130と、小規格レール用ショルダー121に装着されて小規格レールrのフランジ部rをレール支承体Sに向けて押圧保持する線ばね140と、タイプレート120と下敷パッド110とをレール支承体Sに固着する固着手段150と、小規格レールrのフランジ部rに載置されて線ばね140と小規格レールrのフランジ部rとの間を絶縁する合成樹脂製のインシュレーター160と、レールパッド130に載置された小規格レールrとを備えている。
なお、図1乃至図4における符号151、152a、152b、152c、152d、153は、固着手段150としての六角ボルトと第一座金とバネ座金と第二座金と第三座金と絶縁カラーである。
また、本実施例においては、小規格レールrのフランジ部rと線ばね140との間にインシュレーター160を介在させているが、このインシュレーター160を介在させずに小規格レールrのフランジ部rをレール支承体Sに向けて線ばね140で直に押圧しても何ら差し支えない。
次に、大規格レール軌道Tの構成について図5乃至図8により説明する。
大規格レール軌道Tは、図5乃至図8に示すように、バラスト道床の上に敷設されて一対の大規格レール用ショルダーSを上面に備えたレール支承体Sと、このレール支承体Sに載置された下敷パッドUと、大規格レール用ショルダーSに装着されて大規格レールRのフランジ部Rをレール支承体Sに向けて押圧保持する線ばねPと、下敷パッドUに載置された大規格レールRとを備えている。
なお、図5乃至図8における符号Iは、大規格レールRのフランジ部Rに載置されて線ばねPと大規格レールRのフランジ部Rとの間を絶縁するインシュレーターである。
そこで、本実施例のレール規格変更用締結装置100を構成する下敷パッド110、タイプレート120、レールパッド130、線ばね140、固着手段150の具体的な形態について図1乃至図4により詳しく説明する。
下敷パッド110は、図1乃至図4に示すように、合成ゴム製のものであり、レール支承体Sに載置されて、列車がレール軌道の上を通過した際に生じる振動等を吸収し、また、レール支承体Sとタイプレート120との間の摺動を防止するとともに、レール支承体Sとタイプレート120との間を絶縁するようになっている。
下敷パッド110は、一対の大規格レール用ショルダー貫通孔111を備えており、この大規格レール用ショルダー貫通孔111を通してレール支承体Sに設けられた大規格レール用ショルダーSを上方に突出させるようになっている。
一対の大規格レール用ショルダーSは、レール支承体Sの中心点を挟んで点対称になるようにレール支承体Sのレール長手方向の端縁付近にそれぞれ配置されており、また、一対の大規格レール用ショルダー貫通孔111は、大規格レール用ショルダーSの位置に対応するように、下敷パッド110に配置されている。
また、下敷パッド110のレール支承体長手方向の端部にそれぞれ設けられた一対のボルト貫通孔112は、六角ボルト151を貫通させるために設けられたものである。
タイプレート120は、図1乃至図4に示すように、鋼製のものであり、下敷パッド110に載置されて、列車の荷重等によって小規格レールrがレール支承体Sに食い込むことを防止するようになっている。
タイプレート120は、一対の大規格レール用ショルダー貫通孔122を備えており、大規格レール用ショルダー貫通孔122を通してレール支承体Sに設けられた大規格レール用ショルダーSを上方に突出させるようになっている。
この大規格レール用ショルダー貫通孔122は、前述したレール支承体Sに設けられた大規格レール用ショルダーS及び下敷パッド110の大規格レール用ショルダー貫通孔111の位置に対応するように、タイプレート120の中心点を挟んで点対称になるようにレール長手方向の端縁付近にそれぞれ配置されている。
また、タイプレート120は、図1乃至図4に示すように、一対の小規格レール用ショルダー121を備えており、この小規格レール用ショルダー121には線ばね140の一端部を支持するクリップ支持孔121aと上面に線ばね140の他端部を載置して支持するクリップ支持面121bとを設けている。
この一対の小規格レール用ショルダー121は、前述した一対の大規格レール用ショルダー貫通孔122と同様にタイプレート120の中心点を挟んで点対称になるように配置されている。
そして、タイプレート120のレール支承体長手方向の端部にそれぞれ設けられた一対のボルト貫通孔123は、六角ボルト151を貫通させるために設けられたものである。
レールパッド130は、図1乃至図4に示すように、合成ゴム製のものであり、タイプレート120に載置されて、列車がレール軌道の上を通過した際に生じる振動等を吸収し、また、小規格レールrとタイプレート120との間の摺動を防止するとともに、小規格レールrとタイプレート120との間を絶縁するようになっている。
線ばね140は、図1乃至図4に示すように、小規格レール用ショルダー121に装着されて、一端部がクリップ支持孔121aに支持され、他端部がクリップ支持面121bに支持されている。
線ばね140は、小規格レールrのフランジ部rをレール支承体Sに向けて押圧保持するようになっている。
固着手段150は、図1乃至図4に示すように、六角ボルト151と第一座金152aとバネ座金152bと第二座金152cと第三座金152dと絶縁カラー153とから構成され、六角ボルト151が下敷パッド110のボルト貫通孔112とタイプレート120のボルト貫通孔123とを貫通することにより、タイプレート120と下敷パッド110とをレール支承体Sに固着するようになっている。
絶縁カラー153は、タイプレート120及び第三座金152dと六角ボルト151及び第一座金152a及びバネ座金152b及び第二座金152c及びレール支承体Sとの間を絶縁するようになっている。
このようにして得られた本実施例のレール規格変更用締結装置100は、レールの大規格化を行う際には、小規格レールrと下敷パッド110とタイプレート120とレールパッド130とを取り外した後、線ばね140を介して大規格レールRを締結するだけでレールを交換できるので、従来のレール締結装置においては必要とされたレール支承体の交換作業を行うことなく、レール規格変更作業を迅速かつ簡便に達成することができる。
また、下敷パッド110とタイプレート120に大規格レール用ショルダー貫通孔111、122をそれぞれ設けている。
したがって、大規格レール用ショルダーSを備えたレール支承体Sにレール規格変更用締結装置100を装着する際には、これらの大規格レール用ショルダー貫通孔111、122を通して大規格レール用ショルダーSを上方に突出させた状態でタイプレート120と下敷パッド110とを取り付けることができるので、レール支承体Sの上に下敷パッド110とタイプレート120とレールパッド130と小規格レールrとを設置した後、タイプレート120と下敷パッド110とをレール支承体Sに固着し、タイプレート120の小規格レール用ショルダー121に線ばね140を装着するだけでレール規格変更用締結装置100をレール支承体Sに容易に装着することができる。
また、駅構内に設置されたレールの規格変更作業を行う際には、下敷パッド110とタイプレート120とレールパッド130との厚みを調節するだけで、各駅にそれぞれ設けられたレール軌道の高さ規制に対応することができるので、従来のようなレール軌道の高さ調節に伴うバラスト調整作業を行う必要がなく、レール規格変更の作業負担を大幅に軽減することができるなど、その効果は甚大である。
本発明の一実施例であるレール規格変更用締結装置を組み込んだ小規格レール軌道の斜視図。 図1に示す小規格レール軌道の組立分解図。 図1に示す小規格レール軌道の上面図。 図1に示す小規格レール軌道の側面図。 大規格レール軌道の斜視図。 図5に示す大規格レール軌道の組立分解図。 図5に示す大規格レール軌道の上面図。 図5に示す大規格レール軌道の一部断面図。
符号の説明
100 ・・・ レール規格変更用締結装置
110 ・・・ 下敷パッド
111 ・・・ 大規格レール用ショルダー貫通孔
112 ・・・ ボルト貫通孔
120 ・・・ タイプレート
121 ・・・ 小規格レール用ショルダー
121a ・・・ クリップ支持孔
121b ・・・ クリップ支持面
122 ・・・ 大規格レール用ショルダー貫通孔
123 ・・・ ボルト貫通孔
130 ・・・ レールパッド
140 ・・・ 線ばね
150 ・・・ 固着手段
151 ・・・ 六角ボルト
152a ・・・ 第一座金
152b ・・・ バネ座金
152c ・・・ 第二座金
152d ・・・ 第三座金
153 ・・・ 絶縁カラー
160 ・・・ インシュレーター
t ・・・ 小規格レール軌道
T ・・・ 大規格レール軌道
・・・ 小規格レール
・・・ フランジ部
R ・・・ 大規格レール
・・・ フランジ部
U ・・・ 下敷パッド
S ・・・ 大規格レール軌道用レール支承体
・・・ 大規格レール用ショルダー
P ・・・ 線ばね
I ・・・ インシュレーター

Claims (1)

  1. 大規格レール用ショルダーを備えた大規格レール軌道用レール支承体に小規格レールを取り付け可能なレール規格変更用締結装置であって、
    前記大規格レール軌道用レール支承体に載置されて大規格レール用ショルダー貫通孔を備えた下敷パッドと、該下敷パッドに載置されて小規格レール用ショルダーと大規格レール用ショルダー貫通孔とを備えたタイプレートと、該タイプレートに載置されて小規格レールを載せるレールパッドと、前記小規格レール用ショルダーに装着されて小規格レールを大規格レール軌道用レール支承体に向けて押圧保持する線ばねと、前記タイプレートと下敷パッドとを大規格レール軌道用レール支承体に固着する固着手段とで構成されていることを特徴とするレール規格変更用締結装置。
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