JP4011515B2 - 踏切舗装板構造及びその取付方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、踏切などにおいて、線路上に道路の路面を形成する必要がある際に、その線路を構成するレールやマクラギに取り付ける踏切舗装板の構造、及びその取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より用いられている踏切の構造としては、例えば図8に示すように、平板状の踏切舗装板1を、対のレールR,Rの間、及びそのレールR,Rの間の両外側に配置してそれぞれマクラギ2上に載置し、その舗装板1の上面にボルトやネジ等をねじ込んで下方のマクラギ2に係止するコンクリート製などの舗装板形式のものが一般的である。また、他の係止方法による舗装板としては、図7に示すように、舗装板1の端面をレールRの凹状の腹部に嵌め込んで固定するゴム製の舗装板もある(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
【0003】
これらの舗装板1は、その上面高さを、前後に続く道路面Gの高さ、及びレールR上面の高さとほぼ同じ高さになるようにして、踏切10の路面として機能する。
【0004】
踏切を含めた一般的な線路において、前記マクラギ2は、図7に示すように、地盤に敷きつめられたバラスト3内に、その下部を埋設して固定されて、レールR及びマクラギ2に作用する衝撃が、マクラギ2下面及び側面からバラスト3に伝えられて、そのバラスト3がその衝撃を吸収するようになっている。
【0005】
列車の通過などにより、線路に繰り返し荷重が加わると、時間の経過とともに、バラスト3が圧密されて、そのレールR及びマクラギ2が沈下して、線路は、図7に示す矢印Cに示すように上下移動、あるいは矢印Dに示すように左右移動することが多い。このため、一般的な線路では、その圧密されたバラスト3をほぐすとともに、適宜バラスト3を補充して、レールR及びマクラギ2を元の位置に戻す補修作業が、定期的に必要である。その沈下箇所が踏切の場合は、前記舗装板1を線路から一時的に取り外して、この補修作業を行うこととなる。
【0006】
しかし、踏切では、列車の通過のみならず、舗装板1上を自動車が通過するので、前記沈下が特に激しいものとなる。このため、踏切では頻繁に補修作業を行う必要があるので、前記舗装板1は、脱着等の作業性が良い小型で軽量であるものが望ましい。
【0007】
【特許文献1】
特公平6−39761号公報
【特許文献2】
特公平7−6163号公報
【特許文献3】
実公平7−6162号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一般的に、マクラギ2は、線路に所定の間隔で規則的に配置されているため、前記舗装板1を小型化することにより、その舗装板1の幅員方向(図8に矢印Aで示す線路方向)の長さが短くなると、レールRに面する長さが短くなるとともに、その舗装板1の下方に位置するマクラギ2の本数が少なくなる。
【0009】
このため、舗装板1を線路に設置する際には、マクラギ2を前記矢印Aの方向へ移動させるなどして、舗装板1下方に位置するマクラギ2を密にしているが、小型の舗装板1は、軽量であり、またマクラギ2への載置面積が少ないため、振動等により前記係止が緩んで舗装板1が横移動することがある。
【0010】
また、大型の舗装板1においても、交通量の多い踏切に使用する場合等は、舗装板1に加わる振動が激しく頻繁であるため、さらに舗装板1を強固に係止して横移動を防止したい要請がある。
【0011】
さらに、前記舗装板1のうち、対のレールR,R間外側に載置する軌間外舗装板は、レールR,R間内側に挟まれて載置される軌間内舗装板と比較して横移動しやすい傾向があるので、前記軌間外舗装板をさらに安定的に固定する手法が望まれる。
【0012】
一方、近年、踏切内で脱輪した自動車の車輪をスムースに路面に復帰させるために、スロープ状の復輪装置を踏切に設置する機会が増えており、例えば、図8に示すアスファルト舗装構造の復輪装置部5がある。この復輪装置部5は、踏切の前記幅員方向両側に並設され、その上面が、その幅員方向の外方から内方に向かって上り勾配を成し、踏切外のマクラギ2やバラスト3の上面と、踏切内の舗装板1の上面との段差を緩やかに取り付けている。
【0013】
図8に示す従来の復輪装置部5は、マクラギ2及びバラスト3上面をアスファルト舗装材で固着しているので、その撤去復旧が煩雑であり、この種の舗装構造は、定期的な線路の補修には不向きであるので、舗装板形式の脱着可能な復輪装置とすると便利である。
【0014】
しかし、復輪装置は、前記幅員方向に短いものとなるため、例えば、本発明の説明図である図4に示すように、復輪装置を構成する舗装板を1本のマクラギ2に係止する場合、その係止箇所が一方の端部に偏る場合がある。このため、バラスト3が圧密して沈下した場合に、前記舗装板1がマクラギ2に片持ち状態となり、安定的に固定できないことがある。
【0015】
さらに、上記の舗装板1を樹脂製にして、小型化、軽量化する場合において、線路の対のレールには、それぞれ微小な電流が流れており、その電流が信号装置等を制御する軌道回路を構成しているため、その両レールに接触する前記樹脂製の舗装板1は、その両レール間を短絡しないように所定の電気抵抗値を有し、絶縁を確保するものでなければならない。このため、舗装板1の原料には、電気抵抗値の小さい再生ゴムを利用することができず、昨今の廃棄物有効活用の要請に応えることができなかった。
【0016】
そこで、この発明は、踏切舗装板を線路に安定して固定して横移動を防止することを第1の課題とし、その固定した舗装板が左右レール間の絶縁を確保するとともに、併せて舗装板を構成する素材において廃棄物の有効活用を図ることを第2の課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記第1の課題を解決するために、この発明は、線路の対のレール間の内側に軌間内舗装板を載置するとともに、対のレール間外側には軌間外舗装板を載置し、前記両舗装板に線路横断方向の貫通孔を形成して、その孔にボルト軸を挿通してナット止めしたのである。このようにすれば、舗装板同士に前記ボルト軸が貫通するので、舗装板は、そのボルト軸により踏切の幅員方向、及び線路横断方向に動かないよう固定される。
【0018】
この舗装板構造の具体的な構成としては、前記軌間内舗装板及び軌間外舗装板は、前記線路に載置した状態で前記レール下面高さよりも下方に突出する突出部を有するものとし、前記貫通孔はその突出部に設けらて、前記ボルト軸は、前記レール下方を横断するようにする。このようにすれば、レールを挟んで対向する舗装板同士をボルト軸で連結できるので、そのボルト軸をナット止めして締めつけることにより、舗装板がレールに押しつけられるので、前記幅員方向、及び線路横断方向への固定が強固になるとともに、上方へ浮き上がりにくい。
【0019】
この舗装板構造を、前記踏切の幅員方向端縁に使用され、その上面が、前記幅員方向の外方から内方に向かって上り勾配を成す復輪装置に用いれば、復輪装置を舗装板構造にし得て、その舗装板を前記ボルト軸及びナットにより横移動しないよう安定してしっかりと固定し得る。
【0020】
なお、この舗装板のうち、前記対のレール間に載置する軌間内舗装板を、その左右のレール間の中程で分割すれば、舗装板がさらに小型、軽量となり所定の位置に載置しやすいものとなる。このとき、その分割した舗装板同士は、前記線路横断方向のボルト軸により固定されるので、舗装板が小型、軽量のものであっても相互に横移動しないよう安定して固定し得る。
【0021】
前記ボルト軸を構成する素材は自由であるが、前記ボルト軸が、前記対のレール下方を横断するものである場合、その対のレール間の中程において、絶縁部を有するようにした構成も採用し得る。このようにすれば、レール下方において、舗装板の浮き上がりにより、前記ボルト軸とレール下面とが接触しても、左右のレール間に絶縁部が介在するので、ボルト軸を介してレール相互間が短絡、導通しない。
【0022】
また、前記舗装板のレールに面する端面に段部を形成し、その段部の上面が、レールのベース部下面に当接して、舗装板がそれ以上上方へ移動しないようにした構成も採用し得る。このようにすれば、舗装板が浮き上がらないのでボルト軸がレールに接触しない。さらに、その舗装板の端面において、前記レールを挟んで対向する舗装板端面の前記段部よりも下方の部分が、前記レールの下方で当接するとともに、前記貫通孔に挿通した前記ボルト軸がレール下方で露出しないようにすれば、ボルト軸とレールの接触を完全に防ぐことができる。
【0023】
上記第2の課題を解決するために、この発明は、この舗装板を軽量化するために樹脂製とする場合において、舗装板の中心部の素材を再生ゴム、又は再生ゴムを含むゴムを用いたものとし、その中心部を覆う表層部を絶縁樹脂とした構成を採用し得る。このようにすれば、舗装板を構成する主要な材料である中心部の素材が所定の電気抵抗値を有していなくても、表層部が絶縁機能を果たすので、軌道回路の絶縁が確保され、また廃棄物の有効活用に資するものとなる。
【0024】
上記の踏切舗装板構造を成すには、以下のような取付方法が考えられる。すなわち、上記の踏切舗装板構造において、線路の対のレール間の内側に軌間内舗装板を載置するとともに、対のレール間外側には軌間外舗装板を載置し、その後、前記両舗装板に形成した線路横断方向の貫通孔にボルト軸を挿通して、線路横断方向に対向する舗装板11,12同士を連結する。そのボルト軸端部に設けたネジ部にナットを締めつけることにより、舗装板11,12同士相互に緊締する。この取付方法によれば、舗装板の線路への脱着が容易である。
【0025】
【発明の実施の形態】
一実施形態を図1乃至図5に示し、この実施形態の踏切舗装板構造は、図1に示すように、線路のバラスト3上のマクラギ2に固定された対のレールR,R間の内側において、前記マクラギ2上に載置する軌間内舗装板11と、そのレール間の外側において、前記マクラギ2上に載置する軌間外舗装板12とからなり、踏切10に使用されるものである。
【0026】
前記両舗装板11,12は、人や自動車等が平常時使用する通行部4に供するフラットな舗装板11a,12aと、その踏切通行部4の幅員方向(図8に矢印Aで示す方向)端縁外側において、復輪装置部5に供するスロープ状舗装板11b,12bとを有している。スロープ状舗装板11b,12bは、その上面が、前記幅員方向の外方から内方に向かって上り勾配を成しており、踏切の通行部4からはみ出して脱輪した自動車等の車輪が、スムースに前記通行部4に復帰できるよう誘導する。この復輪装置部5は、脱輪の危険性の高い箇所に設けられ、通常は、必要に応じて踏切10の幅員方向両側に設けられる。
【0027】
前記通行部4を構成する軌間内舗装板11a,軌間外舗装板12aは、ゴム製の舗装板であり、従来例の舗装板構造の説明図である図7に示すように、舗装板11a,12aのそれぞれレールRに面する部分である線路横断方向(図8に矢印Bで示す方向)端面25,26が、それぞれ弾性変形することにより、前記レールRのベース部24と頭部22との間の凹状の腹部23に上方から下方に向かって嵌められて、舗装板11a,12aが、レールRに係止されて線路に固定される。
【0028】
このとき、図7に示すように、軌間内舗装板11aは、その線路横断方向の両端面25,25がレールRの腹部23内面に当接し、頭部22内面には当接しないようになっている。このため、その頭部22の軌間内面側側方において、舗装板11aとの間に所定幅の輪縁路部28を確保し、列車の車輪Fが舗装板11aに乗り上げないようにしている。また、軌間外舗装板12aは、その線路横断方向の一方の端面26がレールRの腹部23外面に当接するとともに、頭部22外面にも隙間なく当接するようになっている。また、軌間外舗装板12aのレールRに面しない他方の端面27は、図7に示すように、踏切10に続く道路面Gの舗装材30に当接して、それ以上レールRから離れる方向に動かないように拘束される。
【0029】
この通行部4に供する両舗装板11a,12aの前記幅員方向の両端縁に位置するマクラギ2には、図4に示すように、そのマクラギ2上面に設けたボルト穴7にボルト8を介して舗装板止め具6が取り付けられている。
【0030】
舗装板止め具6は、マクラギ2上面に沿う座板6aと、その座板6aから起立する垂直板6b、この垂直板6bの上端から連なって幅員方向内方へ突出する水平板6cとで構成している。舗装板止め具6の垂直板6bが、舗装板11a,12aの幅員方向側面に当接することにより、線路に固定された舗装板11a,12aが前記幅員方向に動かないように固定される。また、舗装板11a,12a端縁上面に側方開口して設けた凹部に、前記水平板6cが嵌め込まれ、舗装板11a,12a上面と水平板6c上面とをフラットにして、止め具6が歩行の妨げにならないようになっている。
【0031】
前記復輪装置部5を構成する軌間内舗装板11b,軌間外舗装板12bは、その中心部Cを再生ゴムを含んだゴム製とし、その中心部Cの外周を覆う表層部Sを絶縁ゴム製とした舗装板であり、図1に示すように、前記マクラギ2上面に載置される支持部14と、そのマクラギ2上面よりも下方に突出する突出部15を有する。その支持部14は、前記通行部4の舗装板11a,12aの止め具6を取り付けた同一のマクラギ2に載置され、その支持部14に、前記舗装板11a,12aの止め具6の座板6aを係止する同一のボルト8がねじ込まれて、舗装板11b,12bが、前記通行部4の舗装板11a,12aとともにマクラギ2に係止される。
【0032】
図1に示すように、舗装板11b,12bは、その突出部15が隣接するマクラギ2間で、そのマクラギ2上面よりも低いバラスト3上に載置されるとともに、その突出部15に線路横断方向に貫通する貫通孔13を設け、その貫通孔13に、図5に示すボルト軸20を挿通する。ボルト軸20は、図3(b)に示すように、レールRの下方を横断することにより、その線路横断方向に対向する前記舗装板11b,12b同士をそれぞれの貫通孔13を通じて連結し、ボルト軸20の端部に設けたねじ山20aにナット21を締めつけることにより、その対向する前記舗装板11b,12b同士を線路横断方向に動かないよう強固に固定する。この締めつけにより、軌間外舗装板12bは、レールRに向かって押しつけられるので、線路横断方向、幅員方向に動かないように固定される。
【0033】
図3(a)及び図3(b)に示すように、前記舗装板11b,12bのレールRに面する端面16の下部に、側方へ突出する段部17をそれぞれ形成し、その段部17の上面17aはレールRのベース部24に対向し、その段部17の側面17bは、前記レールRの下方で、対側の舗装板の側面17bに対向して、側面17b,17bに貫通孔13がそれぞれ開口する。
【0034】
この側面17b,17b間の隙間部分を前記ボルト軸20がレールR下方で横断するとともに、その段部17の上面17aが、レールRのベース部24下面に当接する。この当接により、舗装板11b,12bがそれ以上上方へ移動しないので、ボルト軸20が舗装板11b,12bとともに浮き上がってレールRに接触することを防いでいる。
【0035】
また、前記ボルト軸20は、図2及び図3に示すように、前記レールR,R間の中程において、絶縁部20bを有し、レールR下方において、舗装板11b,12bの浮き上がりにより、前記ボルト軸20とレールR下面とが接触しても、左右のレール間に絶縁部20bが介在するので、ボルト軸20を介してレール相互間が短絡、導通しないようになっている。
【0036】
実施の形態では、ボルト軸20はステンレス鋼製であり、絶縁部20bの素材には、ナイロン66からなる樹脂を使用しているが、この形態には限定されず、その素材は、締めつけ、固定に耐えうる強度を有する限りにおいて自由である。また、絶縁部20bの素材は、加えて絶縁性を有する樹脂であれば自由である。また、ボルト軸20をすべて絶縁性を有する樹脂とし、絶縁部20bをボルト軸20全体に設けてもよい。
【0037】
前記絶縁部20bと、その絶縁部20b以外のボルト軸20との接続部の形態は、図5に示す嵌め込み式のものであってもよいし、接続部にねじ山を設けてねじ込み式としてもよい。
【0038】
また、図1に示すように、軌間内舗装板11bは、その左右のレールR,R間の中程で2分割されており、その分割した左右の舗装板11b,11bは、図3(a)及び図3(b)に示すように、その分割した舗装板11b,11b同士の対向する分割面の下部をテーパー状として、図示する線路に取り付けた状態において、そのテーパー状の部分で両者が密着しないようになっている。このようにすれば、図3(a)に鎖線で示すように、両舗装板を別々にレールR下方に差し込んだ際に、先に差し込んだ舗装板の分割面に、後に差し込んだ舗装板のテーパー状の分割面がまず当接する。この状態で後に差し込んだ舗装板を下方に押して嵌め込めば、両舗装板が大きく干渉しないので、両軌間内舗装板11b,11bを大きく弾性変形させることなく、スムースにレールR,R間に嵌め込んで固定することができる。
【0039】
この左右の舗装板11b,11bを別々に差し込んだ後に、その舗装板11bを所定の載置箇所に向かって、図2に示す鎖線から実線のように、矢印Aの方向へ押し込めば、差し込み後の取り付け位置の微調整が容易であるので、前記貫通孔13の位置合わせが容易である。
【0040】
なお、図3(a)及び図3(b)に示すように、軌間内舗装板11bの端面16は、頭部22には当接せず、レールRの頭部22側面との間に、所定の隙間を介在させて前記輪縁路部を確保しているのは、通行部4に使用する軌間内舗装板11aと同様である。
【0041】
また、復輪装置部5に使用する舗装板11b,12bは、その舗装板の中心部Cに再生ゴムを使用し、その表層部Sを絶縁ゴムで覆っているので、再生ゴムが所定の電気抵抗値を有していない素材であっても表層部Sが舗装板の絶縁機能を果たすので、軌道回路の絶縁が確保される。この構成の舗装板の採用により、廃棄物の有効活用に資するものとなる。このとき、貫通孔13内面にも表層部Sを設け、その孔13内の表層部Sにも絶縁ゴムを使用することが望ましいが、貫通孔13内の絶縁機能を求めない場合には、必要に応じて貫通孔13内面の表層部Sは省略してもよい。
【0042】
また、この再生ゴムを使用した中心部Cの素材は、表層部Sに完全に覆われて露出していないので、必要に応じて紫外線対策等各種の劣化防止対策の加工、処理を省略又は簡略化し得る。
【0043】
なお、再生ゴムとは、一度加硫させて各種ゴム製品として使い古して廃物となったもの等(加硫ゴム)を原料として、各種処理により脱硫等を施し、再度可塑性や粘着性を与えて原料ゴムや未加硫ゴムと同等に利用可能としたゴム素材のことをいい、または、その再生ゴムを含むゴム素材のことをいう。
【0044】
絶縁ゴムとは、軌道回路を短絡させない所定の電気抵抗値以上の抵抗値を有するゴム素材を指すが、その素材はこの実施形態のゴムには限定されず、前記絶縁ゴムに代えて他の周知の絶縁樹脂を用いてもよい。
【0045】
ここで請求項でいう絶縁樹脂は、前記絶縁ゴムを含むものである。その所定の電気抵抗値の具体的な数値は、舗装板を使用する環境に応じて個々に決定されるので、その使用環境における個々の所定値以上の抵抗値を有する素材が、請求項でいう絶縁樹脂である。
【0046】
もちろん、前記中心部Cに、再生ゴムなど絶縁性能の劣る素材を使用しない場合には、中心部C及び表層部Sの区別なく舗装板全体を絶縁樹脂製、あるいは絶縁ゴム製としてもよいし、その他、絶縁機能を有する限りにおいて、舗装板の素材は限定されない。このため、例えば、舗装板をコンクリート構造のものとして、このボルト軸20を用いた構成を採用してもよい。また、通行部4を構成する舗装板11a,12aの素材についても、舗装板11b,12bと同様、中心部Cと表層部Sを設けて、中心部Cを再生ゴム製に、また表層部Sを絶縁樹脂製、あるいは絶縁ゴム製としてもよいし、舗装板全体を絶縁樹脂製、あるいは絶縁ゴム製、その他コンクリート構造のものを採用してもよい。
【0047】
この実施形態では、前記舗装板11b,12bのレールRに面する端面16にそれぞれ段部17を形成し、その段部17の側面17bが、前記レールRの下方で対向して、側面17bに貫通孔13が開口するようにしたが、図6に示すように、この側面17b,17b同士が、レールR下面で当接するようにした構成も採用し得る。
【0048】
このようにすれば、レールRを挟んで対向するそれぞれの貫通孔13の開口部同士が密着して、その貫通孔13に挿通される前記ボルト軸20は、レールR下方で露出しないので、ボルト軸20がレールRに接触することを完全に防ぐことができる。また、舗装板11b,12bが当接しているので、前記ボルト軸20にナット21を締めつけることにより、軌道横断方向に対向する舗装板11b,12b同士が直接密着してしっかりと固定される。
【0049】
この実施形態では、踏切10を構成する通行部4、及び復輪装置部5のうち、復輪装置部5において、ボルト軸20を用いたが、他の実施形態として、通行部4の舗装板11a,12aを、前記ボルト軸20及びナット21により軌道横断方向に締めつけるようにした構成、あるいは、その舗装板11a,12aを連結した構成において、例えば、復輪装置部5を設けない構成も採用し得る。具体的には、図1に示す舗装板11a,12aに前記突出部15をそれぞれ設け、その突出部15に線路横断方向の貫通孔13を設けて、レールR下方を横断するボルト軸20を挿通し、ナット21止めしたものである。
【0050】
また、この実施形態では、前記復輪装置部5の軌間内舗装板11bは、その対のレールR,R間の中程で2分割したものとしたが、この軌間内舗装板11bの分割は自由であり、軌間内舗装板11bを一体としてもよい。また、通行部4の軌間内舗装板11aを、前記舗装板11bと同様に分割した構成としてもよい。
【0051】
さらに、通行部4の舗装板11a,12aのレールRに面する端面25,26に、前記段部17を設けてもよいが、通行部4、復輪装置部5ともに、舗装板の浮き上がり防止機能を求めない場合には、前記端面に設けた段部17は必要に応じて省略してもよい。
【0052】
なお、前記ボルト軸20による舗装板の連結は、対のレールR,R下方を横断しない構成も考えられる。すなわち、上記の構成において、前記分割された軌間内舗装板11a,11bのみにボルト軸20を挿通してナット止めにより締めつけるようにしてもよい。
【0053】
また、上記復輪装置部5を成す舗装板構成は、周知の踏切構造を有する既設の踏切に復輪装置を追加する方法として利用することができる。すなわち、復輪装置部5を有さない既設の踏切の幅員方向縁端において、対のレールR,R間の内側に前記軌間内舗装板11bを載置するとともに、対のレールR,R間外側には前記軌間外舗装板12bを載置し、その後、前記両舗装板11b,12bに形成した線路横断方向の貫通孔13にボルト軸20を挿通して、線路横断方向に対向する舗装板11b,12b同士を連結する。そのボルト軸20の端部に設けたネジ部20aにナット21を締めつけることにより、舗装板11b,12b同士を相互に緊締する。
【0054】
このようにすれば、既設の復輪装置部5を有さない通行部4のみを有する踏切において、その踏切の通行部4幅員方向端縁外側において、舗装板11b,12bによる復輪装置部5を容易に添設することができる。このとき、復輪装置部5を追加するその通行部4の舗装構造の種別、あるいは、舗装板を使用している場合にはその舗装板の種別には、特に限定されないが、復輪装置部5を成す舗装板11b,12bを配置する軌間内、または軌間外のスペース、及びボルト軸20を挿通するレールR下方のスペースを有するものであればよい。
【0055】
この方法によれば、復輪装置部5の取り付け後、補修作業時の脱着が容易である。
【0056】
【発明の効果】
この発明は、以上のように線路横断方向のボルト軸により舗装板を連結したので、舗装板を線路に安定して固定して横移動を防止することができるとともに、そのボルト軸による軌道回路の短絡が起こりにくい。また、再生ゴムを使用した舗装板とすれば、併せて廃棄物の有効活用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の斜視図
【図2】同実施形態の平面図
【図3】図2の切断正面図で、(a)はE−E断面、(b)はF−F断面
【図4】図2の切断側面図で、(a)はG−G断面、(b)はH−H断面
【図5】一実施形態のボルト軸の詳細図
【図6】 他の実施形態の切断正面図
【図7】従来例の踏切構造を示す説明図
【図8】従来例の復輪装置の斜視図
【符号の説明】
1 舗装板
2 マクラギ
3 バラスト
4 通行部
5 復輪装置部
6 舗装板止め具
7 ボルト穴
8 ボルト
9 レール締結装置
10 踏切
11a,11b 軌間内舗装板
12a,12b 軌間外舗装板
13 貫通孔
14 支持部
15 突出部
16 端面
17 段部
17a 段部上面
17b 段部側面
20 ボルト軸
20a ネジ部
20b 絶縁部
21 ナット
22 レール頭部
23 レール腹部
24 レールベース部
25,26,27 端面
28 輪縁路部
30 舗装材
F 車輪
R レール
G 道路面
Claims (8)
- 線路の対のレール(R,R)間の内側に軌間内舗装板(11)を載置するとともに、対のレール(R,R)間外側には軌間外舗装板(12)を載置した踏切舗装板構造において、
前記踏切の幅員方向端縁に使用された前記両舗装板(11b,12b)に線路横断方向の貫通孔(13)をそれぞれ形成し、その両貫通孔(13,13)にボルト軸(20)を挿通してナット止めすることにより前記両舗装板(11b,12b)同士を固定し、
前記踏切の幅員方向端縁に使用された両舗装板(11b,12b)の上面が、前記幅員方向の外方から内方に向かって上り勾配を成したものとして、その両舗装板(11b,12b)により復輪装置部(5)を成したことを特徴とする踏切舗装板構造。 - 前記踏切の幅員方向端縁に使用された両舗装板(11b,12b)は、その両舗装板(11b,12b)の幅員方向一端部のみが前記レール(R)を支持するマクラギ(2)の上面に係止されるとともに幅員方向他端部が前記マクラギ(2)周囲に配置されたバラスト(3)上に載置され、前記貫通孔(13)は前記マクラギ(2)への係止部分よりも他端部側に設けられて、その他端部側において前記両舗装板(11b,12b)同士を固定したことを特徴とする請求項1に記載の踏切舗装板構造。
- 線路の対のレール(R,R)間の内側に軌間内舗装板(11)を載置するとともに、対のレール(R,R)間外側には軌間外舗装板(12)を載置した踏切舗装板構造において、前記両舗装板(11,12)に線路横断方向の貫通孔(13)をそれぞれ形成し、その両貫通孔(13,13)にボルト軸(20)を挿通してナット止めすることにより前記両舗装板(11,12)同士を固定し、
前記ボルト軸(20)は、前記対のレール(R,R)下方を横断するものであり、そのボルト軸(20)は、対のレール(R,R)間の中程において、軌道回路を構成する前記対のレール(R,R)間を短絡しない電気抵抗値を有する絶縁部(20b)を有することを特徴とする踏切舗装板構造。 - 線路の対のレール(R,R)間の内側に軌間内舗装板(11)を載置するとともに、対のレール(R,R)間外側には軌間外舗装板(12)を載置した踏切舗装板構造において、前記両舗装板(11,12)に線路横断方向の貫通孔(13)をそれぞれ形成し、その両貫通孔(13,13)にボルト軸(20)を挿通してナット止めすることにより前記両舗装板(11,12)同士を固定し、
前記レール(R)を挟んで対向する前記両舗装板(11,12)のレール(R)に面する端面(16)にそのレール(R)に向かって突出する段部(17)を形成し、その段部(17)の上面(17a)がレール(R)のベース部(24)下面に当接して、前記両舗装板(11,12)がそれ以上上方へ移動しないようにしたことを特徴とする踏切舗装板構造。 - 前記レール(R)を挟んで対向する前記両舗装板(11,12)のレール(R)に面する端面(16)にそのレール(R)に向かって突出する段部(17)を形成し、その段部(17)の上面(17a)がレール(R)のベース部(24)下面に当接して、前記両舗装板(11,12)がそれ以上上方へ移動しないようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の踏切舗装板構造。
- 前記レール(R)を挟んで対向する軌間内舗装板(11)、及び軌間外舗装板(12)の前記端面(16,16)において、前記両段部(17,17)の対向する側面(17b,17b)同士が前記レール(R)下方で当接するとともに、前記貫通孔(13)がその段部(17,17)に形成されてその貫通孔(13)に挿通した前記ボルト軸(20)がレール(R)下方で露出しないことを特徴とする請求項4又は5に記載の踏切舗装板構造。
- 前記ボルト軸(20)は、前記対のレール(R,R)下方を横断するものであり、そのボルト軸(20)は、前記対のレール(R,R)間の中程において、軌道回路を構成する前記対のレール(R,R)間を短絡しない電気抵抗値を有する絶縁部(20b)を有することを特徴とする請求項1、2、4、5又は6のいずれかに記載の踏切舗装板構造。
- 請求項4,5又は6のいずれかに記載の踏切舗装板構造を有する踏切舗装板の固定方法であって、
線路の対のレール(R,R)間の内側に前記軌間内舗装板(11)を載置するとともに、対のレール(R,R)間外側には前記軌間外舗装板(12)を載置してその載置の際に前記段部(17)をレール(R)の下方に入り込ませてその段部(17)の上面(17a)をレール(R)のベース部(24)下面に当接させ、その後、線路横断方向に対向する前記両舗装板(11,12)の貫通孔(13,13)にボルト軸(20)を挿通して、そのボルト軸(20)端部に設けたネジ部にナットを締めつけることにより、前記両舗装板(11,12)同士を連結するとともに相互に緊締するようにしたことを特徴とする踏切舗装板取付方法。
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