JP5362670B2 - 有機発光表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は有機発光表示装置およびその製造方法に関し、より詳細には、構造および製造工程を簡素化した有機発光表示装置およびその製造方法に関する。
有機発光表示装置(organic light emitting diode display)は、光を放出する有機発光素子を有して画像を表示する自発光型表示装置である。有機発光層の内部で電子と正孔が結合して生成された励起子(exciton)が励起状態から基底状態に落ちるときに発生するエネルギーによって光が発生し、これを用いて有機発光表示装置は画像を表示する。
一般的に、有機発光表示装置は8枚以上のマスクを有し、数回に渡るフォトエッチング工程によって製造される。
しかしながら、有機発光表示装置が次第に大型化するに伴い、製造過程で用いられるマスクの数が多くなるほど、生産性が極めて低下するという問題点がある。
本発明の実施形態は、製造過程で用いられるフォトエッチング工程数を最小化できるように簡素な構造を有する有機発光表示装置を提供することを目的とする。
また、本発明の実施形態は、前記有機発光表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の実施形態によれば、有機発光表示装置は、基板本体と、前記基板本体上に形成された多結晶アクティブ層および第1キャパシタ電極を含む多結晶シリコン層パターンと、前記多結晶シリコン層パターン上に形成されたゲート絶縁膜パターンと、前記ゲート絶縁膜パターン上に形成されたゲート電極および第2キャパシタ電極を含む第1導電膜パターンと、前記第1導電膜パターン上に形成された層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜上に形成されたソース電極、ドレイン電極、および画素電極を含む第2導電膜パターンとを含む。前記ゲート絶縁膜パターンは、前記多結晶シリコン層パターンおよび前記第1導電膜パターンのうちのいずれか1つと共に同じようにパターニングされる。
前記ゲート絶縁膜パターンは前記多結晶シリコン層パターンの一部を露出する複数の接触孔を有し、前記多結晶シリコン層パターンと同じパターンで形成してもよい。
前記第1導電膜パターンは第1金属層を含み、前記第2導電膜パターンは透明導電層と前記透明導電層の一部領域上に形成された第2金属層を含んでもよい。
前記層間絶縁膜パターンは、前記第1導電膜パターンの一部を露出する接触孔と、前記ゲート絶縁膜パターンと共に前記多結晶シリコン層パターンの一部を露出する接触孔を有してもよい。
また、前記ゲート絶縁膜パターンは、前記第1導電膜パターンと同じパターンで形成されてもよい。
前記第1導電膜パターンはドーピングされた非晶質シリコン層と前記ドーピングされた非晶質シリコン層上に形成された第1金属層を含み、前記第2導電膜パターンは透明導電層と前記透明導電層の一部領域上に形成された第2金属層を含んでもよい。
前記層間絶縁膜パターンは、前記第1導電膜パターンの一部を露出する接触孔と、前記ゲート絶縁膜パターンと共に前記多結晶シリコン層パターンの一部を露出する開口領域を有してもよい。
前記有機発光表示装置は、前記画素電極の一部を露出する開口部を有して前記第2導電膜パターン上に形成された画素定義膜と、前記画素電極上に形成された有機発光層と、前記有機発光層上に形成された共通電極とをさらに含んでもよい。
前記ソース電極および前記ドレイン電極は前記透明導電層および前記第2金属層で形成され、前記画素電極は前記透明導電層で形成されてもよい。
また、前記ソース電極、前記ドレイン電極、および前記画素電極は前記透明導電層で形成されてもよい。
前記第1導電膜パターンは、データラインおよび共通電源ラインをさらに含んでもよい。
前記第2導電膜パターンは、ゲートラインおよび連結ラインをさらに含んでもよい。
前記層間絶縁膜は、第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜と異なる屈折率を有する第2層間絶縁膜を含んでもよい。
前記層間絶縁膜は、複数の無機膜および有機膜のうちの1つ以上の膜を含んでもよい。
また、本発明の実施形態によれば、有機発光表示装置の製造方法は、基板本体を設ける段階と、前記基板本体上に多結晶シリコン層、ゲート絶縁膜、および第1金属層を順に積層する段階と、前記多結晶シリコン層、前記ゲート絶縁膜、および前記第1金属層を共にパターニングして多結晶シリコン層パターン、ゲート絶縁膜パターン、および第1導電膜パターンを形成する段階と、前記第1導電膜パターン上に層間絶縁膜パターンを形成する段階と、前記層間絶縁膜パターン上に第2導電膜パターンを形成する段階とを含む。前記多結晶シリコン層パターンは多結晶アクティブ層および第1キャパシタ電極を含み、前記ゲート絶縁膜パターンは前記多結晶シリコン層パターンの一部を露出する複数の接触孔を有して前記多結晶シリコン層パターンと同じパターンで形成され、前記第1導電膜パターンは前記ゲート絶縁膜パターン上に形成されたゲート電極および第2キャパシタ電極を含んでもよい。
前記多結晶シリコン層パターン、前記ゲート絶縁膜パターン、および前記第1導電膜パターンは、二重露光またはハーフトーン(halftone)露光工程を含むフォトエッチング工程によって共に形成されてもよい。
前記層間絶縁膜パターンは、前記第1導電膜パターンの一部を露出する接触孔と、前記ゲート絶縁膜パターンと共に前記多結晶シリコン層パターンの一部を露出する接触孔を有してもよい。
前記ソース電極および前記ドレイン電極は、前記層間絶縁膜パターンおよび前記ゲート絶縁膜パターンを介して露出された前記多結晶アクティブ層の一部領域とそれぞれ接続してもよい。
前記第1導電膜パターンは、データラインおよび共通電源ラインをさらに含んでもよい。
前記第2導電膜パターンを形成する段階は、前記層間絶縁膜上に透明導電層および第2金属層を順に積層する段階と、前記透明導電層および前記第2金属層を共にパターニングして前記透明導電層および前記第2金属層を含むソース電極およびドレイン電極と前記透明導電層を含む画素電極を形成する段階とを含んでもよい。
前記第2導電膜パターンを形成する前に、前記多結晶シリコン層の一部領域にn型またはp型不純物をドーピングする段階をさらに含んでもよい。
また、前記第2導電膜パターンを形成する段階は、前記層間絶縁膜上に透明導電層および第2金属層を順に積層する段階と、前記透明導電層および前記第2金属層を共にパターニングして前記透明導電層を含むソース電極、ドレイン電極、および画素電極を形成する段階とを含んでもよい。
前記第2導電膜パターンを形成した後に、前記多結晶シリコン層の一部領域にn型またはp型不純物をドーピングする段階をさらに含んでもよい。
前記有機発光表示装置の製造方法は、前記画素電極の一部を露出する開口部を有する画素定義膜を前記第2導電膜パターン上に形成する段階と、前記画素電極上に有機発光層を形成する段階と、前記有機発光層上に共通電極を形成する段階とをさらに含んでもよい。
前記第2導電膜パターンは、ゲートラインおよび連結ラインをさらに含んでもよい。
前記層間絶縁膜パターンは、第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜と異なる屈折率を有する第2層間絶縁膜を含んでもよい。
前記層間絶縁膜パターンは、複数の無機膜および有機膜のうちの1つ以上の膜を含んでもよい。
また、本発明の他の実施形態によれば、有機発光表示装置の製造方法は、基板本体を設ける段階と、前記基板本体上に多結晶シリコン層、ゲート絶縁膜、ドーピングされた非晶質シリコン層、および第1金属層を順に積層する段階と、前記多結晶シリコン層、前記ゲート絶縁膜、ドーピングされた非晶質シリコン層、および前記第1金属層を共にパターニングして多結晶アクティブ層と第1キャパシタ電極を含む多結晶シリコン層パターン、前記多結晶シリコン層パターン上に形成されたゲート絶縁膜中間体、および前記ゲート絶縁膜中間体上に形成された第1導電膜中間体を形成する段階と、前記第1導電膜中間体上に層間絶縁膜を形成する段階と、前記第1導電膜中間体および前記層間絶縁膜をパターニングして前記ゲート絶縁膜中間体の一部を露出する第1導電膜パターンおよび層間絶縁膜パターンを形成する段階と、前記第1導電膜パターンおよび前記層間絶縁膜パターンを介して露出された前記ゲート絶縁膜中間体をエッチングして前記多結晶アクティブ層の一部を露出するゲート絶縁膜パターンを形成する段階と、前記多結晶アクティブ層および前記層間絶縁膜パターン上に第2導電膜パターンを形成する段階とを含む。
前記第1導電膜パターンはゲート電極と第2キャパシタ電極を含み、前記ドーピングされた非晶質シリコン層および第1金属層で形成してもよい。
前記第1導電膜パターンは、データラインおよび共通電源ラインをさらに含んでもよい。
前記層間絶縁膜パターンは、前記第1導電膜パターンの一部を露出する接触孔と、前記ゲート絶縁膜パターンと共に前記多結晶シリコン層パターンの一部を露出する開口領域を有してもよい。
前記ソース電極および前記ドレイン電極は、前記層間絶縁膜パターンおよび前記ゲート絶縁膜パターンを介して露出された前記多結晶アクティブ層の一部領域とそれぞれ接続してもよい。
前記第2導電膜パターンを形成する段階は、前記層間絶縁膜上に透明導電層および第2金属層を順に積層する段階と、前記透明導電層および前記第2金属層を共にパターニングして前記透明導電層および前記第2金属層を含むソース電極およびドレイン電極と前記透明導電層を含む画素電極を形成する段階とを含んでもよい。
前記第2導電膜パターンを形成する前に、前記多結晶シリコン層の一部領域にn型またはp型不純物をドーピングする段階をさらに含んでもよい。
前記第2導電膜パターンを形成する段階は、前記層間絶縁膜上に透明導電層および第2金属層を順に積層する段階と、前記透明導電層および前記第2金属層を共にパターニングして前記透明導電層を含むソース電極、ドレイン電極、および画素電極を形成する段階とを含んでもよい。
前記第2導電膜パターンを形成した後に、前記多結晶シリコン層の一部領域にn型またはp型不純物をドーピングする段階をさらに含んでもよい。
前記有機発光表示装置の製造方法は、前記画素電極の一部を露出する開口部を有する画素定義膜を前記第2導電膜パターン上に形成する段階と、前記画素電極上に有機発光層を形成する段階と、前記有機発光層上に共通電極を形成する段階をさらに含んでもよい。
前記第2導電膜パターンは、ゲートラインおよび連結ラインをさらに含んでもよい。
前記層間絶縁膜は、第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜と異なる屈折率を有する第2層間絶縁膜を含んでもよい。
前記層間絶縁膜は、複数の無機膜および有機膜のうちの1つ以上の膜を含んでもよい。
本発明の実施形態によれば、有機発光表示装置は、製造過程で用いられるフォトエッチング工程数を最小化できるように簡素な構造を有することができる。
また、本発明の実施形態によれば、前記有機発光表示装置の製造方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置の配置図である。 図1のII−II線に沿って切断した断面図である。 図1および図2に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 図1および図2に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 図1および図2に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 図1および図2に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 図1および図2に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 図1および図2に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 図1および図2に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 図1および図2に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 図1および図2に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 図1および図2に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 本発明の第2実施形態に係る有機発光表示装置の配置図である。 図13のXIV−XIV線に沿って切断した断面図である。 図13および図14に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 図13および図14に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 図13および図14に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 図13および図14に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 図13および図14に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 図13および図14に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。 図13および図14に示す有機発光表示装置の製造過程を順に示す断面図および配置図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の多様な実施形態について本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳しく説明する。本発明は多様に相違した形態で実現することができ、ここで説明する実施形態に限定されることはない。
また、明細書全体に渡って同一または類似する構成要素については同一する参照符号を付与するようにする。さらに、多様な実施形態において、第1実施形態以外の実施形態では第1実施形態とは異なる構成を中心に説明する。
また、図面に示す各構成の大きさおよび厚さは説明の便宜のために任意に示したのもであるため、本発明が必ずしも示されたものに限定されることはない。
図面において、多様な層および領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。さらに、図面において、説明の便宜のために、一部層および領域の厚さを誇張して示した。層、膜、領域、板などの部分が他の部分「上に」あるとするとき、これは他の部分の「すぐ上に」ある場合だけではなく、その中間にさらに他の部分がある場合も含む。
以下、図1および図2を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置101を説明する。
図1および図2に示すように、本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置101は、基板本体111上に各画素ごとに形成された複数の薄膜トランジスタ10、20と、有機発光素子(organic light emitting diode、OLED)70と、キャパシタ90などを含む。ここで、画素は、有機発光表示装置101が画像を表示する最小単位を意味する。
また、有機発光表示装置101は、一方向に沿って配置されるゲートライン171と、ゲートライン171と絶縁交差するデータライン151と、共通電源ライン152とをさらに含む。ここで、1つの画素は、ゲートライン171、データライン151、および共通電源ライン152を境界として定義されてもよいが、必ずしもこれに限定されるものではない。
有機発光素子70は、画素電極710と、画素電極710上に形成された有機発光層720と、有機発光層720上に形成された共通電極730とを含む。画素電極710および共通電極730からそれぞれ正孔と電子が有機発光層720内部に注入される。注入された正孔と電子が結合した励起子(exciton)が励起状態から基底状態に落ちるときに発光が行われる。
キャパシタ90は、ゲート絶縁膜パターン140を間において配置された1対のキャパシタ電極159、139を含む。ここで、ゲート絶縁膜パターン140は誘電体となる。キャパシタ90で蓄電された電荷と正キャパシタ電極159、139の間の電圧によって蓄電容量が決定される。
複数の薄膜トランジスタは、スイッチング素子の役割を行う第1薄膜トランジスタ10と、有機発光素子70を駆動する第2薄膜トランジスタ20を含む。各薄膜トランジスタ10、20は、ゲート電極153、154、ソース電極175、176、およびドレイン電極177、178を含む。
第1薄膜トランジスタ10は発光させようとする画素を選択する。第1薄膜トランジスタ10のゲート電極153はゲートライン171に連結する。第1薄膜トランジスタ10のソース電極175はデータライン151に連結し、ドレイン電極177はキャパシタ90の1つのキャパシタ電極159および第2薄膜トランジスタ20のソース電極176と連結する。
第2薄膜トランジスタ20は、選択された画素内の有機発光素子70を発光させるための駆動信号を画素電極710に印加する。第2薄膜トランジスタ20のソース電極176およびキャパシタ90の他の1つのキャパシタ電極139はそれぞれ共通電源ライン152と連結する。第2薄膜トランジスタ20のドレイン電極178は有機発光素子70の画素電極710と連結する。
このような構造により、第1薄膜トランジスタ10は、ゲートライン171に印加されるゲート電圧によって作動し、データライン151に印加されるデータ電圧を第2薄膜トランジスタ20に伝達する役割を行う。共通電源ライン152から第2薄膜トランジスタ20に印加される共通電圧と第1薄膜トランジスタ10から伝達されたデータ電圧の差に相当する電圧がキャパシタ90に貯蔵されて、キャパシタ90に貯蔵された電圧に対応する電流が第2薄膜トランジスタ20を介して有機発光素子70に供給される。
以下、図2を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置101を積層順にしたがって詳しく説明する。
基板本体111はガラス、石英、セラミック、およびプラスチックなどからなる透明な絶縁性基板で形成される。しかしながら、本発明の第1実施形態がこれに限定されるものではなく、基板本体111がステンレス鋼などからなる金属性基板で形成してもよい。また、基板本体111がプラスチックなどで生成される場合、柔軟性のある(flexible)基板で形成してもよい。
バッファ層120は基板本体111上に形成される。バッファ層120は窒化ケイ素(SiNx)および酸化ケイ素(SiO)などのように当該技術分野の従事者に公知の多様な絶縁物質で形成してもよい。例えば、バッファ層120は、窒化ケイ素(SiNx)の単一膜または窒化ケイ素(SiNx)と酸化ケイ素(SiO)が積層された二重膜構造で形成してもよい。バッファ層120は不純元素または水分のように不必要な成分の浸透を防いで表面を平坦化する役割を行う。バッファ層120は基板本体111の種類および工程条件に応じて使用してもよいし省略してもよい。
多結晶シリコン層パターン130はバッファ層120上に形成される。多結晶シリコン層パターン130は多結晶アクティブ層133、134および第1キャパシタ電極139を含む。また、多結晶シリコン層パターン130は、後述するデータライン151および共通電源ライン152(図1に図示)の下に位置するダミー多結晶層131をさらに含んでもよい。
多結晶シリコン層パターン130は、多結晶シリコン層を形成した後にこれをフォトエッチング工程によってパターニングして形成される。このとき、多結晶シリコン層パターン130は、後述するゲート絶縁層パターン140および第1導電膜パターン150と共に同じフォトエッチング工程によって共にパターニングされる。そして、多結晶シリコン層は非晶質シリコン層を形成し、これを結晶化する方法によって形成される。
ゲート絶縁膜パターン140は、多結晶シリコン層パターン130の一部を露出する複数の接触孔645、646、647、648、649を有して多結晶シリコン層パターン130と同じパターンで形成される。すなわち、多結晶シリコン層パターン130が形成されない領域にはゲート絶縁膜パターン140も形成されない。
ゲート絶縁膜パターン140はテトラエトキシシラン(tetra ethylortho silicate、TEOS)、窒化ケイ素(SiNx)、および酸化ケイ素(SiO)などのように、当該技術分野の従事者に公知の多様な絶縁物質のうちの1つ以上を含んで形成される。
第1導電膜パターン150はゲート絶縁膜パターン140上に形成される。第1導電膜パターン150は、ゲート電極153、154および第2キャパシタ電極159を含む。また、第1導電膜パターン150は、データライン151および共通電源ライン152(図1に図示)をさらに含む。しかしながら、本発明の第1実施形態がこれに限定されるものではない。すなわち、第1導電膜パターン150は、データライン151および共通電源ライン152の代わりにゲートライン171をさらに含んでもよい。
第1導電膜パターン150は第1金属層1500(図3に図示)で形成される。すなわち、第1導電膜パターン150は、第1金属1500層を上述したフォトエッチング工程によってパターニングして形成される。第1金属層1500はモリブデン(Mo)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、チタニウム(Ti)、タンタル(Ta)、およびタングステン(W)などのように、当該技術分野の従事者に公知の多様な金属物質のうちの1つ以上を含んで形成される。
以上において上述した第1キャパシタ電極139、第2キャパシタ電極159、または第1キャパシタ電極139および第2キャパシタ電極159の間に配置されたゲート絶縁膜パターン140はキャパシタ90となる。
層間絶縁膜パターン160は第1導電膜パターン150上に形成される。層間絶縁膜パターン160は、ゲート電極153、154、第2キャパシタ電極159、データライン151、および共通電源ライン152(図1に図示)の一部をそれぞれ露出する接触孔601、603、604、609を有する。また、層間絶縁膜パターン160は、ゲート絶縁膜パターン140と共に多結晶アクティブ層133、134および第1キャパシタ電極139の一部を露出する接触孔645、646、647、648、649を有する。
また、層間絶縁膜パターン160は、第1層間絶縁膜1601と第2層間絶縁膜1602を含む。第1層間絶縁膜1601および第2層間絶縁膜1602は互いに異なる屈折率を有してもよい。このように、第1層間絶縁膜1601と第2層間絶縁膜1602が互いに異なる屈折率を有すれば、有機発光表示装置101は第1層間絶縁膜1601と第2層間絶縁膜1602の間の界面で反射する光によってミラー効果を得ることができる。例えば、第1層間絶縁膜1601および第2層間絶縁膜1602のうちのいずれか1つは相対的に高い屈折率を有する窒化ケイ素で形成され、他の1つは相対的に低い屈折率を有する酸化ケイ素に形成されてもよい。
しかしながら、本発明の第1実施形態が上述したものに限定されるものではない。したがって、層間絶縁膜パターン160は、多様な無機膜および有機膜のうちの1つ以上の膜含む多様な組み合わせで形成されてもよい。
第2導電膜パターン170は層間絶縁膜パターン160上に形成される。第2導電膜パターン170は、ソース電極175、176、ドレイン電極177、178、および画素電極710を含む。また、第2導電膜パターン170は、ゲートライン171(図1に図示)および連結ライン172をさらに含む。しかしながら、本発明の第1実施形態がこれに限定されるものではない。すなわち、第2導電膜パターン170は、ゲートライン171の代わりにデータライン151および共通電源ライン152をさらに含んでもよい。
ソース電極175、176およびドレイン電極177、178は接触孔645、646、647、648を介して多結晶アクティブ層133、134と連結する。画素電極710は第2薄膜トランジスタ20のドレイン電極178から延長する。
連結ライン172は接触孔604、609を介して第2薄膜トランジスタ20のゲート電極154と第2キャパシタ電極159、または第1薄膜トランジスタ10のドレイン電極177を連結する。また、連結ライン172は接触孔601を介して第1薄膜トランジスタ10のソース電極175とデータライン151を連結する。また、連結ライン172は図に示されていないその他の構成を連結してもよい。
第2導電膜パターン170は、透明導電層1701と、透明導電層1701の一部領域の上に形成された第2金属層1702を含む。ソース電極175、176、ドレイン電極177、178、および画素電極710は透明導電層1701で形成される。したがって、有機発光表示装置101は背面方向、すなわち、基板本体111方向に光を放出して画像を表示することができる。また、ゲートライン171(図1に図示)および連結ライン172は透明導電層1701および第2金属層1702で形成される。しかしながら、本発明の第1実施形態が上述したものに限定されるものではなく、ソース電極175、176およびドレイン電極177、178も透明導電層1701および第2金属層1702で形成されてもよい。ただし、ソース電極175、176およびドレイン電極177、178が透明導電層1701で形成されたのか、あるいは透明導電層1701と第2金属層1702で形成されたのかにより、多結晶アクティブ層133、134の一部領域にn型またはp型不純物をドーピングする工程の順が変わることがある。例えば、ソース電極175、176およびドレイン電極177、178が透明導電層1701で形成されれば、第2導電膜パターン170を形成した後にn型またはp型不純物を多結晶アクティブ層133、134の一部領域にドーピングすることが適切である。この反面、ソース電極175、176およびドレイン電極177、178が透明導電層1701と第2金属層1702で形成されれば、第2導電膜パターン170を形成する前にn型またはp型不純物を多結晶アクティブ層133、134の一部領域にドーピングすることが適切である。
透明導電層1701は、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、ZITO(Zinc Indium Tin Oxide)、GITO(Gallium Indium Tin Oxide)、In(Indium Oxide)、ZnO(Zinc Oxide)、GIZO(Gallium Indium Zinc Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、FTO(Fluorine Tin Oxide)、およびAZO(Aluminum−Doped Zinc Oxide)のうちの1つ以上を含む。
第2金属層1702は、第1金属層1500(図3に図示)のように、当該技術分野の従事者に公知された多様な金属物質で形成してもよい。
また、第2導電膜パターン170は、二重露光またはハーフトーン(halftone)露光工程を含むフォトエッチング工程によって形成される。
以上において上述したゲート電極153、154、多結晶アクティブ層133、134、ソース電極175、176、およびドレイン電極177、178は薄膜トランジスタ10、20となる。
画素定義膜180は第2導電膜パターン170上に形成される。画素定義膜180は画素電極710の一部を露出する開口部185を含む。画素定義膜180は当該技術分野の従事者に公知された多様な有機または無機物質で形成してもよい。例えば、画素定義膜180は、感光性有機膜でパターニングされた後に熱硬化または光硬化されて形成してもよい。
有機発光層720は画素電極710上に形成され、共通電極730は有機発光層720上に形成される。画素電極710、有機発光層720、および共通電極730は有機発光素子70となる。また、画素電極710、有機発光層720、および共通電極730が順に積層される画素定義膜180の開口部185は、有機発光素子70の実際の発光領域となる。
このような構成により、本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置101は、製造過程で用いられるフォトエッチング工程数を最小化できるように簡素な構造を有することができる。
具体的に、多結晶アクティブ層133、134を含む多結晶シリコン層パターン130、ゲート絶縁膜パターン140、またはゲート電極153、154を含む第1導電膜パターン150を同じフォトエッチング工程によって形成してもよい。また、第2薄膜トランジスタ20のドレイン電極178と有機発光素子70の画素電極710を同じフォトエッチング工程によって形成してもよい。
したがって、本発明の第1実施形態によれば、大型化した有機発光表示装置101も効果的に高い生産性を維持することができる。
また、有機発光表示装置101は、互いに異なる屈折率を有する第1層間絶縁膜1601と第2層間絶縁膜1602を介してミラー効果を得ることができる。
以下、図3〜図12を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置101の製造方法を説明する。
まず、図3に示すように、基板本体111上にバッファ層120、多結晶シリコン層1300、ゲート絶縁膜1400、および第1金属層1500を順に形成する。
バッファ層120は、窒化ケイ素(SiNx)および酸化ケイ素(SiO)などのように、当該技術分野の従事者に公知の多様な絶縁物質で形成してもよい。
多結晶シリコン層1300は、バッファ層120上に非晶質シリコン層を蒸着してこれを結晶化させる方法によって形成してもよい。非晶質シリコン層を結晶化させる方法としては、熱またはレーザを加えたり金属触媒を用いるなど、当該技術分野の従事者に公知の多様な方法を用いてもよい。
次に、図4に示すように、第1感光膜パターン810を介してエッチングして多結晶シリコン層パターン130およびゲート絶縁膜パターン140を形成し、第1導電膜中間体1550を形成する。このとき、第1感光膜パターン810は、二重露光またはハーフトーン(halftone)露光工程によって形成される。第1感光膜パターン810は第1高厚さ部811と第1低厚さ部812とを含む。
次に、図5および図6に示すように、第1感光膜パターン810の第1低厚さ部812を除去する。このとき、第1高厚さ部811の厚さも多少減少してもよい。そして、残された第1高厚さ部811を介して第1導電膜中間体1550を再びエッチングして第1導電膜パターン150を形成する。
このように、1つのフォトエッチング工程によって多結晶シリコン層パターン130、ゲート絶縁膜パターン140、および第1導電膜パターン150を形成してもよい。多結晶シリコン層パターン130は、多結晶アクティブ層133、134および第1キャパシタ電極139を含む。ゲート絶縁膜パターン140は、多結晶シリコン層パターン130と同じパターンで形成される。第1導電膜パターン150は、ゲート電極153、154、第2キャパシタ電極159、データライン151、および共通電源ライン152(図1に図示)を含む。また、多結晶シリコン層パターン130は、ダミー多結晶層131をさらに含んでもよい。ダミー多結晶層131は、第1導電膜パターン150のデータライン151および共通電源ライン152の下に配置される。ダミー多結晶層131は、有機発光表示装置101が本発明の第1実施形態によって製造される過程において付随的に形成される構成である。
次に、図7に示すように、第1導電膜パターン150上に第1層間絶縁膜1601および第2層間絶縁膜1602を順に形成する。第1層間絶縁膜1601および第2層間絶縁膜1602は互いに異なる屈折率を有する。例えば、第1層間絶縁膜1601および第2層間絶縁膜1602のうちのいずれか1つは相対的に高い屈折率を有する窒化ケイ素で形成され、他の1つは相対的に低い屈折率を有する酸化ケイ素で形成してもよい。
次に、図8および図9に示すように、第1層間絶縁膜1601および第2層間絶縁膜1602を第2感光膜パターン820を用いたフォトエッチング工程によってパターニングして層間絶縁膜パターン160を形成する。層間絶縁膜パターン160は、ゲート電極153、154、第2キャパシタ電極159、データライン151、および共通電源ライン152(図2に図示)の一部をそれぞれ露出する接触孔601、603、604、609を有する。また、層間絶縁膜パターン160とゲート絶縁膜パターン140は共に、多結晶アクティブ層133、134および第1キャパシタ電極139の一部を露出する接触孔645、646、647、648、649を有する。
また、第2層間絶縁膜1602は、第2高厚さ部821と第2低厚さ部822を有する第2感光膜パターン820を介して第1層間絶縁膜1601よりもさらに多くの面積がエッチングされる。
次に、図10に示すように、層間絶縁膜パターン160上に透明導電層1701および第2金属層1702を順に積層する。透明導電層1701は、層間絶縁膜パターン160の接触孔601、603、604、609、645、646、647、648、649を介してそれぞれゲート電極153、154、第1キャパシタ電極139、第2キャパシタ電極159、データライン151、共通電源ライン152、および多結晶アクティブ層133、134と接続する。
そして、第2金属層1702上に第3感光膜パターン830を形成する。第3感光膜パターン830も第3高厚さ部831と第3低厚さ部832を含む。このとき、第3低厚さ部832は、ソース電極175、176、ドレイン電極177、178および画素電極710が形成される位置と対応する。
次に、図11に示すように、第3感光膜パターン830を介してエッチングして透明導電層1701と第2金属層1702で形成された第2導電膜パターン中間体1700を形成する。この後、第3感光膜パターン830の第3低厚さ部832を除去し、第3高厚さ部831を介して第2導電膜パターン中間体1700を再びエッチングして第2導電膜パターン170を形成する。第2導電膜パターン170は、図12に示すように、透明導電層1701と第2金属層1702で形成されたゲートライン171および連結ライン172と、透明導電層1701で形成されたソース電極175、176、ドレイン電極177、178と、画素電極710とを含む。
次に、多結晶アクティブ層133、134の一部領域にn型またはp型分酒物をドーピングする。ソース電極175、176およびドレイン電極177、178は第2金属層1702が除去されて透明導電層1701で形成されるため、n型またはp型不純物がソース電極175、176およびドレイン電極177、178を通過して多結晶アクティブ層133、134の一部領域にドーピングされる。この反面、ゲート電極153、154はn型またはp型不純物が多結晶アクティブ層133、134にドーピングされることを遮断する。したがって、多結晶アクティブ層133、134は、ゲート電極153、154の下に位置する真性半導体領域と、ソース電極175、176およびドレイン電極177、178の下に位置する不純物半導体領域とに区分される。
しかしながら、本発明の第1実施形態が上述したものに限定されるものではない。すなわち、多結晶アクティブ層133、134の一部領域にn型またはp型不純物をドーピングする工程は、第2導電膜パターン170を形成する前に実行することもできる。このときには、ソース電極175、176およびドレイン電極177、178が透明導電層1701および第2金属層1702で形成してもよい。
次に、図12に示すように、第2導電層パターン170上に画素定義膜180を形成する。画素定義膜180は画素電極710の一部を露出する開口部185を含む。そして、画素電極710上には有機発光層720および共通電極730が順に積層される。
以上のような製造方法によって、本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置101を製造することができる。すなわち、用いられるフォトエッチング工程数を最小化して有機発光表示装置101を製造することができる。
したがって、本発明の第1実施形態によれば、大型化した有機発光表示装置101も効果的に高い生産性を維持することができる。
また、有機発光表示装置101は、互いに異なる屈折率を有する第1層間絶縁膜1601と第2層間絶縁膜1602によってミラー効果を得ることができる。
以下、図13および図14を参照しながら、本発明の第2実施形態に係る有機発光表示装置102を説明する。
図13および図14に示すように、多結晶シリコン層パターン230がバッファ層120上に形成される。多結晶シリコン層パターン230は多結晶アクティブ層233、234および第1キャパシタ電極239を含む。また、多結晶シリコン層パターン230は、後述するデータライン151および共通電源ライン152の下に位置するダミー多結晶層231をさらに含んでもよい。
ゲート絶縁膜パターン240は、多結晶シリコン層パターン230の一部領域上に形成される。すなわち、本発明の第2実施形態において、ゲート絶縁膜パターン240は多結晶シリコン層パターン230と同じパターンで形成されず、後述する第1導電膜パターン250と同じパターンで形成される。
第1導電膜パターン250はゲート絶縁膜240上にゲート絶縁膜240と同じパターンで形成される。第1導電膜パターン250はゲート電極253、254および第2キャパシタ電極259を含む。また、第1導電膜パターン250はデータライン251および共通電源ライン252をさらに含む。しかしながら、本発明の第1実施形態がこれに限定されるものではない。すなわち、第1導電膜パターン250は、データライン251および共通電源252ラインの代わりにゲートライン271をさらに含んでもよい。
第1導電膜パターン250は、ドーピングされた非晶質シリコン層2511、2531、2541、2591と第1金属層2512、2532、2542、2592で形成される。ドーピングされた非晶質シリコン層2511、2531、2541、2591は、後述する第2導電膜パターン270を形成する過程において、第1金属層2512、2532、2542、2592が損傷したり断線する場合にこれを補完する役割を行う。
層間絶縁膜パターン260は第1導電膜パターン250上に形成される。層間絶縁膜パターン260は、ゲート電極253、254、第2キャパシタ電極259、データライン251、および共通電源ライン252の一部をそれぞれ露出する接触孔601、603、604、609を有する。また、層間絶縁膜パターン260は、ゲート絶縁膜パターン240と共に多結晶アクティブ層233、234および第1キャパシタ電極239の一部を露出する開口領域645、646、647、648を有する。
また、層間絶縁膜パターン260は第1層間絶縁膜2601と第2層間絶縁膜2602を含む。第1層間絶縁膜2601および第2層間絶縁膜2602は互いに異なる屈折率を有してもよい。このように、第1層間絶縁膜2601と第2層間絶縁膜2602が互いに異なる屈折率を有せば、有機発光表示装置102は第1層間絶縁膜2601と第2層間絶縁膜2602の間の界面で反射する光によってミラー効果を得ることができる。
第2導電膜パターン270は層間絶縁膜パターン260上に形成される。また、第2導電膜パターン270は、層間絶縁膜パターン260の開口領域646を介して露出された多結晶シリコン層パターン230の一部上にも形成される。
第2導電膜パターン270は、ソース電極275、276、ドレイン電極277、278、および画素電極710を含む。また、第2導電膜パターン270は、ゲートライン271および連結ライン272をさらに含む。しかしながら、本発明の第1実施形態がこれに限定されるものではない。すなわち、第2導電膜パターン270は、ゲートライン271の代わりにデータライン151および共通電源ライン152をさらに含んでもよい。
ソース電極275、276およびドレイン電極277、278は開口領域645、646、647、648を介して多結晶アクティブ層233、234と連結する。画素電極710は第2薄膜トランジスタ20のドレイン電極278から延長する。一方、図14において、第2薄膜トランジスタ20のソース電極276は多結晶シリコン層パターン230のすぐ上に形成されるが、本発明の第2実施形態がこれに限定されるものではない。
連結ライン272は接触孔604、609を介して第2薄膜トランジスタ20のゲート電極254と第2キャパシタ電極259、または第1薄膜トランジスタ10のドレイン電極277を連結する。また、連結ライン272は接触孔601を介して第1薄膜トランジスタ10のソース電極275とデータライン251を連結する。また、連結ライン272は、図に示されていないその他の構成を連結してもよい。
第2導電膜パターン270は、透明導電層2701と、透明導電層2701の一部領域上に形成された第2金属層2702とを含む。ソース電極275、276、ドレイン電極277、278、ゲートライン271、および連結ライン272は透明導電層2701および第2金属層2702で形成される。そして、画素電極710は透明導電層2701で形成される。したがって、有機発光表示装置102は背面方向、すなわち、基板本体111方向に光を放出して画像を表示することができる。しかしながら、本発明の第2実施形態が上述したものに限定されるものではなく、ソース電極275、276およびドレイン電極277、278も透明導電層2701で形成されてもよい。ただし、ソース電極275、276およびドレイン電極277、278が透明導電層2701と第2金属層2702で形成されたのか、あるいは透明導電層2701で形成されたのかにより、多結晶アクティブ層233、234の一部領域にn型またはp型不純物をドーピングする工程の順が変わることがある。例えば、ソース電極275、276およびドレイン電極277、278が透明導電層2701と第2金属層2702で形成されれば、第2導電膜パターン270を形成する前にn型またはp型不純物を多結晶アクティブ層230の一部領域にドーピングしなければならない。この反面、ソース電極275、276およびドレイン電極277、278が透明導電層2701で形成されれば、第2導電膜パターン270を形成した後にn型またはp型不純物を多結晶アクティブ層233、234の一部領域にドーピングしてもよい。
画素定義膜180は第2導電膜パターン270上に形成される。画素定義膜180は画素電極710の一部を露出する開口部185を含む。有機発光層720は画素電極710上に形成され、共通電極730は有機発光層720上に形成される。
このような構成により、本発明の第2実施形態に係る有機発光表示装置102は、製造過程で用いられるフォトエッチング工程数を最小化できるように簡素な構造を有することができる。
具体的に、ゲート絶縁膜パターン240、第1導電膜パターン250、および層間絶縁膜パターン260を同じフォトエッチング工程によって形成することができる。また、第2薄膜トランジスタ20のドレイン電極278と有機発光素子70の画素電極710を同じフォトエッチング工程によって形成することができる。
また、第2導電膜パターン270を形成する過程において第1金属層2512、2532、2542、2592が損傷したり断線する場合、ドーピングされた非晶質シリコン層2511、2531、2541、2591を介して断線および不良の発生を防ぐことができる。
また、有機発光表示装置102は、互いに異なる屈折率を有する第1層間絶縁膜2601と第2層間絶縁膜2602によってミラー効果を得ることができる。
以下、図15〜図21を参照しながら、本発明の第2実施形態に係る有機発光表示装置102の製造方法を説明する。
まず、図15に示すように、バッファ層120上に多結晶シリコン層、ゲート絶縁膜、ドーピングされた非晶質シリコン層、および第1金属層を順に積層した後、これらを共にフォトエッチング工程によってパターニングして多結晶シリコン層パターン230、ゲート絶縁膜中間体2410、および第1導電膜中間体2510を形成する。多結晶シリコン層パターン230は多結晶アクティブ層233、234および第1キャパシタ電極239を含む。第1導電膜中間体2510はドーピングされた非晶質シリコン層2501および第1金属層2502を含む。
また、図に示されてはいないが、多結晶シリコン層パターン230、ゲート絶縁膜中間体2410、および第1導電膜中間体2510は、1つの感光膜パターンを用いたフォトエッチング工程によって形成される。
次に、図16に示すように、第1導電膜中間体2510上に互いに異なる屈折率を有する第1層間絶縁膜2601および第2層間絶縁膜2602を順に形成する。
そして、第2層間絶縁膜2602上に第1感光膜パターン910を形成する。第1感光膜パターン910は二重露光またはハーフトーン(halftone)露光工程をによって形成される。第1感光膜パターン910は第1高厚さ部911と第1低厚さ部912を含む。
次に、図17および図18に示すように、ゲート絶縁膜中間体2410、第1導電膜中間体2510、第1層間絶縁膜2601、および第2層間絶縁膜2602を第1感光膜パターン910を用いたフォトエッチング工程によってパターニングしてゲート絶縁膜パターン240、第1導電膜パターン250、および層間絶縁膜パターン260を形成する。
ゲート絶縁膜パターンは第1導電膜パターンと同じパターンで形成される。第1導電膜パターン250は、ゲート電極253、254、第2キャパシタ電極259、データライン251、および共通電源ライン252(図13に図示)を含む。層間絶縁膜パターン260は、ゲート電極253、254、第2キャパシタ電極259、データライン251、および共通電源ライン252(図2に図示)の一部をそれぞれ露出する接触孔601、603、604、609を有する。また、層間絶縁膜パターン260とゲート絶縁膜パターン140は共に、多結晶アクティブ層233、234および第1キャパシタ電極239の一部を露出する開口領域645、646、647、648を有する。
また、多結晶シリコン層パターン230はダミー多結晶層231をさらに含んでもよい。ダミー多結晶層231は第1導電膜パターン250のデータライン251および共通電源ライン252の下に配置される。ダミー多結晶層231は、有機発光表示装置102が本発明の第2実施形態によって製造される過程において付随的に形成される構成である。
次に、多結晶アクティブ層233、234の一部領域にn型またはp型分酒物をドーピングする。このとき、ゲート電極253、254は、n型またはp型不純物が多結晶アクティブ層233、234にドーピングされることを遮断する。したがって、多結晶アクティブ層233、234は、ゲート電極153、154の下に位置する真性半導体領域と、ソース電極275、276およびドレイン電極277、278の下に位置するようになる不純物半導体領域とに区分される。
しかしながら、本発明の第2実施形態が上述したものに限定されるものではない。すなわち、多結晶アクティブ層233、234の一部領域にn型またはp型不純物をドーピングする工程は、第2導電膜パターン170を形成した後に実行してもよい。このときには、ソース電極275、276およびドレイン電極277、278がn型またはp型不純物を通過させることができるように第2金属層2702を除去し、透明導電層2701で形成されなければならない。
次に、図19に示すように、層間絶縁膜パターン260上に透明導電層2701および第2金属層2702を順に積層する。透明導電層2701は、層間絶縁膜パターン260の接触孔601、603、604、609および開口領域645、646、647、648を介してそれぞれゲート電極253、254、第1キャパシタ電極239、第2キャパシタ電極259、データライン251、共通電源ライン252(図13に図示)、および多結晶アクティブ層233、234と接続する。
そして、第2金属層2702上に第2感光膜パターン920を形成する。第2感光膜パターン920も第2高厚さ部921と第2低厚さ部922を含む。このとき、第2低厚さ部922は画素電極710が形成される位置と対応する。
次に、図20に示すように、第2感光膜パターン920を介してエッチングして透明導電層2701と第2金属層2702で形成された第2導電膜パターン中間体2700を形成する。この後、第2感光膜パターン920の第2低厚さ部922を除去し、第2高厚さ部921を介して第2導電膜パターン中間体2700を再びエッチングして第2導電膜パターン270を形成する。第2導電膜パターン270は、図21に示すように、透明導電層2701と第2金属層2702で形成されたソース電極275、276、ドレイン電極277、278、ゲートライン271、および連結ライン272と、透明導電層2701で形成された画素電極710を形成する。
次に、図12に示すように、第2導電層パターン270上に画素定義膜180を形成する。画素定義膜180は画素電極710の一部を露出する開口部185を含む。そして、画素電極710上には有機発光層720および共通電極730が順に積層される。
以上のような製造方法によって、本発明の第2実施形態に係る有機発光表示装置102を製造することができる。すなわち、用いられるフォトエッチング工程数を最小化して有機発光表示装置102を製造することができる。
したがって、本発明の第2実施形態によれば、大型化した有機発光表示装置102も効果的に高い生産性を維持することができる。
また、第2導電膜パターン270を形成する過程において第1金属層2512、2532、2542、2592が損傷したり断線する場合、ドーピングされた非晶質シリコン層2511、2531、2541、2591を介して断線および不良の発生を防ぐことができる。
さらに、有機発光表示装置102は、互いに異なる屈折率を有する第1層間絶縁膜2601と第2層間絶縁膜2602を介してミラー効果を得ることができる。
本発明を上述して記載したように好ましい実施形態を参照しながら説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、添付する特許請求の範囲の概念と範囲を逸脱しない限り多様な修正および変形が可能であることは、本発明が属する技術分野に従事する者には簡単に理解できるであろう。
10、20:薄膜トランジスタ
70:有機発光素子
90:キャパシタ
101、102:有機発光表示装置
111:基板本体
120:バッファ層
130、230:多結晶シリコン層パターン
131、231:ダミー多結晶層
133、134、233、234:多結晶アクティブ層
139、239:第1キャパシタ電極
140、240:ゲート絶縁膜パターン
150、250:第1導電膜パターン
151、251:データライン
152、252:共通電源ライン
153、154、253、254:ゲート電極
159、259:第2キャパシタ電極
160、260:層間絶縁膜パターン
170、270:第2導電膜パターン
171、271:ゲートライン
172、272:連結ライン
175、176、275、276:ソース電極
177、178、277、278:ドレイン電極
180:画素定義膜
601、603、604、609、645、646、647、648、649:接触孔
710:画素電極
720:有機発光層
730:共通電極

Claims (37)

  1. 基板本体と、
    前記基板本体上に形成された多結晶アクティブ層および第1キャパシタ電極を含む多結晶シリコン層パターンと、
    前記多結晶シリコン層パターン上に形成されたゲート絶縁膜パターンと、
    前記ゲート絶縁膜パターン上に形成されたゲート電極および第2キャパシタ電極を含む第1導電膜パターンと、
    前記第1導電膜パターン上に形成された層間絶縁膜パターンと、
    前記層間絶縁膜パターン上に形成されたソース電極、ドレイン電極、および画素電極を含む第2導電膜パターンと、
    を含み、
    記多結晶シリコン層パターン、前記ゲート絶縁膜パターンおよび前記第1導電膜パターンは、共にパターニングして形成され
    前記画素電極の一部を露出する開口部を有して前記第2導電膜パターン上に形成された画素定義膜と、前記画素電極上に形成された有機発光層と、前記有機発光層上に形成された共通電極をさらに含み、
    前記第1導電膜パターンはデータラインおよび共通電源ラインをさらに含む有機発光表示装置。
  2. 前記ゲート絶縁膜パターンは前記多結晶シリコン層パターンの一部を露出する複数の接触孔を有し、前記多結晶シリコン層パターンと同じパターンで形成される請求項1に記載の有機発光表示装置。
  3. 前記第1導電膜パターンは第1金属層を含み、
    前記第2導電膜パターンは透明導電層と前記透明導電層の一部領域上に形成された第2金属層を含む請求項2に記載の有機発光表示装置。
  4. 前記層間絶縁膜パターンは、前記第1導電膜パターンの一部を露出する接触孔と、前記ゲート絶縁膜パターンと共に前記多結晶シリコン層パターンの一部を露出する接触孔を有する請求項2に記載の有機発光表示装置。
  5. 前記ゲート絶縁膜パターンは前記第1導電膜パターンと同じパターンで形成される請求項1に記載の有機発光表示装置。
  6. 前記第1導電膜パターンはドーピングされた非晶質シリコン層と前記ドーピングされた非晶質シリコン層上に形成された第1金属層を含み、
    前記第2導電膜パターンは透明導電層と前記透明導電層の一部領域上に形成された第2金属層を含む請求項5に記載の有機発光表示装置。
  7. 前記層間絶縁膜パターンは、前記第1導電膜パターンの一部を露出する接触孔と、前記ゲート絶縁膜パターンと共に前記多結晶シリコン層パターンの一部を露出する開口領域を有する請求項5に記載の有機発光表示装置。
  8. 前記ソース電極および前記ドレイン電極は前記透明導電層および前記第2金属層を含み、
    前記画素電極は前記透明導電層を含む請求項に記載の有機発光表示装置。
  9. 前記ソース電極、前記ドレイン電極、および前記画素電極は前記透明導電層を含む請求項に記載の有機発光表示装置。
  10. 前記第2導電膜パターンはゲートラインおよび連結ラインをさらに含む請求項に記載の有機発光表示装置。
  11. 前記層間絶縁膜パターンは第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜と異なる屈折率を有する第2層間絶縁膜を含む請求項に記載の有機発光表示装置。
  12. 前記層間絶縁膜パターンは複数の無機膜および有機膜のうちの1つ以上の膜を含む請求項11に記載の有機発光表示装置。
  13. 基板本体を設ける段階と、
    前記基板本体上に多結晶シリコン層、ゲート絶縁膜、および第1金属層を順に積層する段階と、
    前記多結晶シリコン層、前記ゲート絶縁膜、および前記第1金属層を共にパターニングして多結晶シリコン層パターン、ゲート絶縁膜パターン、および第1導電膜パターンを形成する段階と、
    前記第1導電膜パターン上に層間絶縁膜パターンを形成する段階と、
    前記層間絶縁膜パターン上に第2導電膜パターンを形成する段階と、
    を含み、
    前記多結晶シリコン層パターンは多結晶アクティブ層および第1キャパシタ電極を含み、前記ゲート絶縁膜パターンは前記多結晶シリコン層パターンの一部を露出する複数の接触孔を有して前記多結晶シリコン層パターンと同じパターンで形成され、前記第1導電膜パターンは前記ゲート絶縁膜パターン上に形成されたゲート電極および第2キャパシタ電極を含み、
    前記第1導電膜パターンはデータラインおよび共通電源ラインをさらに含む有機発光表示装置の製造方法。
  14. 前記多結晶シリコン層パターン、前記ゲート絶縁膜パターン、および前記第1導電膜パターンは、二重露光またはハーフトーン(halftone)露光工程を含むフォトエッチング工程によって共に形成される請求項13に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  15. 前記層間絶縁膜パターンは、前記第1導電膜パターンの一部を露出する接触孔と、前記ゲート絶縁膜パターンと共に前記多結晶シリコン層パターンの一部を露出する接触孔と、を有する請求項13に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  16. 前記ソース電極および前記ドレイン電極は、前記層間絶縁膜パターンおよび前記ゲート絶縁膜パターンを介して露出された前記多結晶アクティブ層の一部領域とそれぞれ接続する請求項15に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  17. 前記第2導電膜パターンを形成する段階は、
    前記層間絶縁膜上に透明導電層および第2金属層を順に積層する段階と、
    前記透明導電層および前記第2金属層を共にパターニングして前記透明導電層および前記第2金属層を含むソース電極およびドレイン電極と、前記透明導電層を含む画素電極を形成する段階と、
    を含む請求項13に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  18. 前記第2導電膜パターンを形成する前に、前記多結晶シリコン層の一部領域にn型またはp型不純物をドーピングする段階をさらに含む請求項17に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  19. 前記第2導電膜パターンを形成する段階は、
    前記層間絶縁膜上に透明導電層および第2金属層を順に積層する段階と、
    前記透明導電層および前記第2金属層を共にパターニングして前記透明導電層を含むソース電極、ドレイン電極、および画素電極を形成する段階と、を含む請求項13に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  20. 前記第2導電膜パターンを形成した後に、前記多結晶シリコン層の一部領域にn型またはp型不純物をドーピングする段階をさらに含む請求項19に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  21. 前記画素電極の一部を露出する開口部を有する画素定義膜を前記第2導電膜パターンの上に形成する段階と、
    前記画素電極上に有機発光層を形成する段階と、
    前記有機発光層上に共通電極を形成する段階と、をさらに含む請求項1320のうちのいずれか一項に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  22. 前記第2導電膜パターンはゲートラインおよび連結ラインをさらに含む請求項21に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  23. 前記層間絶縁膜パターンは第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜と異なる屈折率を有する第2層間絶縁膜を含む請求項21に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  24. 前記層間絶縁膜パターンは、複数の無機膜および有機膜のうちの1つ以上の膜を含む請求項23に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  25. 基板本体を設ける段階と、
    前記基板本体上に多結晶シリコン層、ゲート絶縁膜、ドーピングされた非晶質シリコン層、および第1金属層を順に積層する段階と、
    前記多結晶シリコン層、前記ゲート絶縁膜、ドーピングされた非晶質シリコン層、および前記第1金属層を共にパターニングして多結晶アクティブ層と第1キャパシタ電極を含む多結晶シリコン層パターン、前記多結晶シリコン層パターン上に形成されたゲート絶縁膜中間体、および前記ゲート絶縁膜中間体上に形成された第1導電膜中間体を形成する段階と、
    前記第1導電膜中間体上に層間絶縁膜を形成する段階と、
    前記第1導電膜中間体および前記層間絶縁膜をパターニングして前記ゲート絶縁膜中間体の一部を露出する第1導電膜パターンおよび層間絶縁膜パターンを形成する段階と、
    前記第1導電膜パターンおよび前記層間絶縁膜パターンを介して露出された前記ゲート絶縁膜中間体をエッチングして前記多結晶アクティブ層の一部を露出するゲート絶縁膜パターンを形成する段階と、
    前記多結晶アクティブ層および前記層間絶縁膜パターン上に第2導電膜パターンを形成する段階と、
    を含む有機発光表示装置の製造方法。
  26. 前記第1導電膜パターンはゲート電極と第2キャパシタ電極を含み、前記ドーピングされた非晶質シリコン層および第1金属層で形成される請求項25に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  27. 前記第1導電膜パターンはデータラインおよび共通電源ラインをさらに含む請求項26に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  28. 前記層間絶縁膜パターンは、前記第1導電膜パターンの一部を露出する接触孔と、前記ゲート絶縁膜パターンと共に前記多結晶シリコン層パターンの一部を露出する開口領域とを有する請求項25に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  29. 前記ソース電極および前記ドレイン電極は、前記層間絶縁膜パターンおよび前記ゲート絶縁膜パターンを介して露出された前記多結晶アクティブ層の一部領域とそれぞれ接続する請求項28に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  30. 前記第2導電膜パターンを形成する段階は、
    前記層間絶縁膜上に透明導電層および第2金属層を順に積層する段階と、
    前記透明導電層および前記第2金属層を共にパターニングして前記透明導電層および前記第2金属層を含むソース電極およびドレイン電極と、前記透明導電層を含む画素電極を形成する段階と、を含む請求項25に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  31. 前記第2導電膜パターンを形成する前に、前記多結晶シリコン層の一部領域にn型またはp型不純物をドーピングする段階をさらに含む請求項30に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  32. 前記第2導電膜パターンを形成する段階は、
    前記層間絶縁膜上に透明導電層および第2金属層を順に積層する段階と、
    前記透明導電層および前記第2金属層を共にパターニングして前記透明導電層を含むソース電極、ドレイン電極、および画素電極を形成する段階と、を含む請求項25に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  33. 前記第2導電膜パターンを形成した後に、前記多結晶シリコン層の一部領域にn型またはp型不純物をドーピングする段階をさらに含む請求項32に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  34. 前記画素電極の一部を露出する開口部を有する画素定義膜を前記第2導電膜パターン上に形成する段階と、
    前記画素電極上に有機発光層を形成する段階と、
    前記有機発光層上に共通電極を形成する段階をさらに含む請求項2533のうちのいずれか一項に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  35. 前記第2導電膜パターンはゲートラインおよび連結ラインをさらに含む請求項34に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  36. 前記層間絶縁膜は第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜と異なる屈折率を有する第2層間絶縁膜と、を含む請求項34に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  37. 前記層間絶縁膜は、複数の無機膜および有機膜のうちの1つ以上の膜を含む請求項36に記載の有機発光表示装置の製造方法。
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