JP5345484B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

この発明は、自動二輪車に関する。
例えば、スクータ型自動二輪車にはヘッドパイプの周囲を車体カバーで覆い、車体カバーの上端開口部からステアリング軸を上方へ延出してステアリング軸の上端部にハンドルを取り付け、上端開口部のステアリング軸が貫通する部分の周囲の空間部をカバーによって覆う構造のものがある(特許文献1参照)。
特開平10−226381号公報
ところで、このようなカバーを用いる場合に、ハンドル軸の近傍に配置されているヘッドランプ、メーター類を覆うようにすると、カバーが大型化し取り付けが複雑になるという課題がある。
そこで、この発明は、ステアリング軸が上方に延出する開口部を覆うカバーを小さくすることができる自動二輪車を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、車体フレーム(例えば、実施形態における車体フレームF)の前端部に位置するヘッドパイプ(例えば、実施形態におけるヘッドパイプ11)に、上下方向に延びるステアリング軸(例えば、実施形態におけるステアリング軸50)と車幅方向に延びるハンドルバー(例えば、実施形態におけるハンドルバー51)とで構成されたハンドル部材(例えば、実施形態における操向ハンドル18)の前記ステアリング軸を回動自在に支持し、前記ヘッドパイプの周囲を覆う車体カバー(例えば、実施形態における車体カバー30)の上部に前記ハンドル部材の一部を挿通する上部開口(例えば、実施形態における上部開口60)が形成されている自動二輪車において、前記ハンドル部材に支持され前記ステアリング軸と前記ハンドルバーとの接続部を覆うハンドルカバー(例えば、実施形態におけるハンドルカバー80)を設け、このハンドルカバーに前記ハンドルバーを左右に突出させるための側部開口部(例えば、実施形態における側部開口部100)と前記ステアリング軸を下方に突出させるための下部開口部(例えば、実施形態における下部開口部99)を設け、前記ハンドルカバーの下部開口部を構成する側壁下部(例えば、実施形態における側壁下部84F,86R)に、前記上部開口の露出部分を覆う上部開口カバー(例えば、実施形態におけるガーニッシュ90)を取り付けたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記下部開口部は、複数のカバー部材(例えば、実施形態におけるハンドルフロントカバー82、ハンドルリヤカバー81)により構成され、前記上部開口カバーは、前記複数のカバー部材間に掛け渡されるように取り付けられることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記ハンドルカバーは、前記ステアリング軸と前記ハンドルバーとの接続部を前方から覆うハンドルフロントカバーと、後方から覆うハンドルリヤカバーとからなり、前記上部開口カバーは、前記ハンドルフロントカバーと前記ハンドルリヤカバーとの間に掛け渡されるように取り付けられることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記上部開口カバーは、前記ハンドルフロントカバーには外側から挿通される締結部材(例えば、実施形態における段付きボルト93)により締結され、前記ハンドルリヤカバーには、内側から挿通される締結部材(例えば、実施形態におけるタッピングスクリュー98)により締結されることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記上部開口カバーは、前記ハンドルバーに前記ハンドルフロントカバーと共締めされることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記上部開口カバーと前記ハンドルフロントカバーとの締結部分は、正面視にて前記車体カバーにより覆われることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、前記ハンドルバーは、車幅方向中央部に下方に湾曲する湾曲部(例えば、実施形態における湾曲部52)を備え、前記ステアリング軸は前記湾曲部の下端部(例えば、実施形態における下端部67)に接続され、前記湾曲部の上方をメーター配置部位として構成し、前記ハンドルカバーは前記メーター(例えば、実施形態におけるメーター70)を覆い、前記ハンドルバーの一部は、前記湾曲部の下端部を前記車体カバー内に配置するように前記車体カバーの上部開口より下方に位置することを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、前記メーターは、主表示部(例えば、実施形態における速度計71)とこの主表示部よりも小さく前記主表示部の後方に配置される補助表示部(例えば、実施形態における燃料計72)とを一体に備える後細り形状に形成され、前記メーターは前記主表示部が前記ハンドルバーの前記湾曲部に対して前方にオフセットして配置されることを特徴とする。
請求項9に記載した発明は、前記主表示部は速度計であって、前記速度計から下方に速度計用ケーブル(例えば、実施形態における速度計用ケーブル74)が延出して前記車体カバーの上部開口に挿通されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、上部開口の露出部分を覆う上部開口カバーがハンドルカバーの側壁下部に取り付けられるため、ハンドルカバー全体を大きくせず小さくしても、小さな上部開口カバーでステアリング軸とハンドルバーとの接続部を覆うことができる。
請求項2に記載した発明によれば、ハンドルカバーの下部開口部を複数に分けるので成形が行い易い。また、上部開口カバーを、複数に分割されるハンドルカバーの結合部材として有効利用できる。
請求項3に記載した発明によれば、ハンドルバーの接続部を前後に分割されたハンドルカバーで覆うので組付け作業が行い易い。
請求項4に記載した発明によれば、運転者から見易いハンドルリヤカバーと上部開口カバーとの締結を内側にすることで、外観性を良好に保つことができる。また、運転者から見え難いハンドルフロントカバーとの締結を外側にすることで組み付け性を確保することができる。
請求項5に記載した発明によれば、固定部材を増やすことなく、ハンドルカバーをハンドルバーに固定できる。
請求項6に記載した発明によれば、上部開口カバーとハンドルフロントカバーとの締結部分が正面視において覆われているため、外観性を良好に保つことができる。
請求項7に記載した発明によれば、湾曲部の上方にメーターを配置し、そのメーターをハンドルカバーで覆う構造のものにおいて、湾曲部の下端部を車体カバーの上部開口より下方に下げたため、メーターを低い位置に配置することができハンドルカバーを小さくすることができる。また、湾曲部の下端部が車体カバー内に位置しているため、車体カバーの上部開口が比較的大きくなりがちであるが、上部開口カバーによって覆うことができるため外観性を保つことができる。
請求項8に記載された発明によれば、メーターを下方に下げ易く、更にハンドルカバーを小さくすることができる。
請求項9に記載された発明によれば、速度計用ケーブルを挿通する分だけ車体カバーの上部開口が大きくなりがちであるが、上部開口カバーによって外観性を保つことができる。
この発明の実施形態のスクータ型自動二輪車の左側面図である。 ヘッドパイプに直交する方向から見た後面図である。 車体カバーの上部開口をヘッドパイプに沿う方向で上部から視た図である。 この発明の実施形態の要部後面図である。 ヘッドパイプに沿う方向で上部から視た図である。 ハンドルバーとメーターとの接続部分を下から見た図である。 ハンドルフロントカバーの斜視図である。 ハンドルリヤカバーの斜視図である。 ハンドルカバーの周辺の要部側面図である。 ハンドルカバーの周辺の要部斜視図である。 図9のA−A線に沿う断面図である。 図11の要部拡大図である。 ハンドルフロントカバーの前部取付部を示す図6のB−B線に沿う断面図である。 ハンドル転舵時の図5に対応する図である。 ハンドルカバー回りの正面図である。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の説明において前後左右の向きは、車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRを車両前方、矢印LHを車両左方向、矢印UPを車両上方を各々示す。
図1に示すように、自動二輪車の車体フレームFは、前端部にヘッドパイプ11が固着されたメインフレームパイプ12と、メインフレームパイプ12の後端に直角に固着されるクロスパイプ13と、クロスパイプ13の両端部に前端がそれぞれ連設される左右一対のリヤフレームパイプ14a,14bとを備えている。
メインフレームパイプ12は、ヘッドパイプ11から後ろ下がりに傾斜したダウンフレーム部12aと、ダウンフレーム部12aの後端からほぼ水平にして後方に延びるロアフレーム部12bとが一体に連設されている。クロスパイプ13は車体フレームFの左右方向に延びるものであり、クロスパイプ13の軸方中央部がメインフレームパイプ12の後端部に直角に固着される。
ヘッドパイプ11には前輪WFの両側に配置される一対の脚部15と、これら脚部15の上端を連結するブリッジ部材16とを有するフロントフォーク17が操向可能に支承され、両脚部15の下端間に前輪WFが軸支されている。フロントフォーク17には操向ハンドル18が連結される。
左右リヤフレームパイプ14a,14bの前部には、後輪WRの前方側に配置されるエンジンEと、後輪WRの左側方に配置される伝動装置Mとから成るユニットスイング式のパワーユニットPが、上下に揺動可能、かつリンク19を介して上下揺動可能に支承され、後輪WRはパワーユニットPの後部に軸支されている。左右一対のリヤフレームパイプ14a,14bのうち左側のリヤフレームパイプ14b及びパワーユニットPの後部との間にはリヤクッションユニット20が設けられている。
エンジンEのシリンダヘッド21の上部側壁には吸気管22が接続され、この吸気管22は、後輪WRの左側方に配置されるエアクリーナ24に気化器23を介して接続されている。シリンダヘッド21の下部側壁には、排気ガスを導くようにして後輪WRの右側方側に延出される排気管25の上流端が接続され、この排気管25の下流端は、後輪WRの右側方に配置される排気マフラー26に接続されている。
左右リヤフレームパイプ14a,14bの前部間には、エンジンEの上方に配置される収納ボックス27が支持され、収納ボックス27を上方から覆うシート28が開閉可能として収納ボックス27の前側上部に支持されている。収納ボックス27の後方には、左右リヤフレームパイプ14a,14bに支持された燃料タンク29が配置されている。
車体フレームF、エンジンE、収納ボックス27及び燃料タンク29は、樹脂製の車体カバー30で覆われている。
車体カバー30は、ヘッドパイプ11を前方から覆うフロントカバー31と、メインフレームパイプ12のダウンフレーム部12a及びヘッドパイプ11を後方側から覆うフロントインナーカバー32と、メインフレームパイプ12のロアフレーム部12bを側方から覆う左右のアンダーサイドカバー34,34と、左右のアンダーサイドカバー34の上縁部間に渡ってロアフレーム部12bを上方から覆うステップフロア37と、ステップフロア37の後端部から起立するようにシート28の前端部下方を前方から覆うフロントセンターカバー38と、フロントセンターカバー38の左右後方に連なるように設けられ左右リヤフレームパイプ14a,14b、収納ボックス27及び燃料タンク29を側方から覆う左右のリヤサイドカバー36,36と、左右のリヤサイドカバー36の後部上縁部間に渡るように設けられシート28の後端部下側を斜め上後方から覆うリヤセンターカバー39を備えている。
フロントカバー31及びフロントインナーカバー32の両側部は、シート28に着座した運転者の脚部を覆うレッグシールド33,33として構成され、左右のレッグシールド33,33の外周縁部にはモールディング33aが取り付けられている。
前輪WFは、フロントフォーク17のブリッジ部材16に支持されたフロントフェンダ41で上方から覆われ、後輪WRは、左右のリヤフレームパイプ14a,14bに支持されるリヤフェンダ42に上方から覆われている。操向ハンドル18とシート28との間であってステップフロア37の上方空間は跨ぎ部Nとして構成されている。尚、43はヘッドランプ、43aはフロントウインカ、44はテールランプ、44aはリヤウインカを示す。
ここで、図2に示すように、操向ハンドル18は上下方向に延びるステアリング軸50と車幅方向に延びるハンドルバー51とで構成され、ステアリング軸50がヘッドパイプ11(図1参照)に回動自在に支持されている。
ハンドルバー51は、車幅方向中央部に下方にU字状に湾曲する湾曲部52を備え、ステアリング軸50は湾曲部52の下端部67に固定されている。ハンドルバー51の左端にはリヤブレーキレバー53、スイッチボックス54が設けられ、ハンドルバー51の右端には、スロットルグリップ55、フロントブレーキレバー56、スイッチボックス57が設けられている。
ステアリング軸50は、図3に示すように、ヘッドパイプ11を覆うフロントカバー31とフロントインナーカバー32の上部に形成された上部開口60に挿通されている。具体的には、上部開口60はフロントカバー31が前部に接続され境界部分がモールディング33aで覆われたフロントインナーカバー32の上面に形成されている。フロントインナーカバー32の後面にはインナラックカバー61が取り付けられている。フロントインナーカバー32の前壁にはヘッドランプ43のバルブ装着部62が形成され、ヘッドランプ43のレンズ45とフロントインナーカバー32の前壁との間にはフロントアッパーカバー63が取り付けられている。
上部開口60の下方にはヘッドパイプ11及びメインフレームパイプ12のダウンフレーム部12aが位置している。上部開口60はヘッドパイプ11を基準にして前側が後側よりも徐々に幅が広くなる左右の直線部64,64を経て前側部分が前側弧状部65として形成されヘッドランプ43のバルブ装着部62に連続し、後部はヘッドパイプ11を取り囲むように後側弧状部66として形成されている。
図2に示すように、ハンドルバー51の湾曲部52の上方はメーター70の配置部位として構成され、ハンドルバー51の一部は、湾曲部52の下端部67を車体カバー30内に配置されるように車体カバー30の上部開口60より下方に位置している。
図4、図5に示すようにメーター70は、主表示部としての円形状の速度計71と、この速度計71よりも小さく速度計71の後方に配置される補助表示部である円形状の燃料計72とを一体に備え後部が細い形状(後細り形状)に形成されている。ここで、速度計71はハンドルバー51の湾曲部52に対して前方にオフセットして配置されている。メーター70の下部にはメーター70を覆う後述するハンドルカバー80のハンドルリヤカバー81に対する取付座73が設けられ、メーター70はハンドルリヤカバー81と一体化される。ここで、速度計71から下方に速度計用ケーブル74が延出して車体カバー30の上部開口60に挿通されている。
操向ハンドル18にはステアリング軸50とハンドルバー51との接続部を覆うハンドルカバー80が取り付けられている。
具体的には、図6に示すように、ハンドルバー51には湾曲部52の上下方向のほぼ中央部から前方に延びる一対のステー58が設けられ、各ステー58の先端に渡設されたブラケット59にメーター70が予め取り付けられたハンドルリヤカバー81が締結固定されている。ここで、ステアリング軸50とハンドルバー51との接続部を後方から覆うハンドルリヤカバー81と前方から覆うハンドルフロントカバー82とでハンドルカバー80が構成されている。
図7に示すように、ハンドルフロントカバー82は湾曲面で形成された前壁部83とこの前壁部83の下部両側が後方に延びる平面視弧状の下部周壁部84とで構成されている。図8に示すように、ハンドルリヤカバー81はメーター70(図5参照)を覆うもので、上壁部85と後壁部86とを備え、上壁部85には前側に速度計71の表示部を露出させるための大開口87と後側に燃料計72を露出させるための小開口88を備えている。 ハンドルリヤカバー81の上壁部85の周囲は下方に延びる周面部89で形成され、この周面部89に連なり下方に延出する弧状の後壁部86が上壁部85の後部に形成されている。ここで、ハンドルリヤカバー81の後壁部86の下縁とハンドルフロントカバー82の下部周壁部84とがステアリング軸50の回転軸J(図9参照)方向にてほぼ同一位置となるように形成されている。
そして、図9〜図12に示すように、ハンドルフロントカバー82とハンドルリヤカバー81との間には、両者に掛け渡されるように左右一対の樹脂製のガーニッシュ90,90が、ハンドルフロントカバー82の下部周壁部84の側壁下部84Fとハンドルリヤカバー81の後壁部86の側壁下部86Rとの間に掛け渡されるように取り付けられている。
図11に示すように、ガーニッシュ90,90は前後方向に長く後端部がハンドルリヤカバー81に固定され、前端部がハンドルフロントカバー82に固定される部材であって、ヘッドパイプ11の軸方向視では図6や図11に示すように後部が外側に張り出していて、前端部が斜め前側で内側に向く形状の部材である。よって、図4に示すように、操向ハンドル18を正面に向けた状態において、ガーニッシュ90,90はレッグシールド上面部35よりも左右に張り出した状態となる。
そして、図14に示すように、ガーニッシュ90,90は操向ハンドル18のハンドルバー51を転舵した際にハンドルリヤカバー81の後壁部86の側壁下部86Rよりも外側に露出する部分、具体的には車体カバー30の上部開口60の前側弧状部65と直線部64(図3も参照)とに渡る部分をハンドルリヤカバー81の後壁部86と共に覆う。
このように、上部開口60が操向ハンドル18の転舵により外側に露出する部分があるのは、メーター70が平面視で後細り形状に形成されているため、ハンドルカバー80の後部が車幅方向で細くなっており、操向ハンドル18の転舵によってハンドルカバー80が回動し、ハンドルカバー80の後部の幅の狭い部分が、速度計用ケーブル74やワイヤー類を配索するために後部よりも車幅方向で広くなっている上部開口60の前部、つまり直線部64と前側弧状部65との接続部分に幅の広い部分にさしかかると、その部分が露出してしまう。そこで、この部分を覆うようにガーニッシュ90が配置されている。
図12に示すように、ガーニッシュ90,90の前端部分には取付孔91が形成され、この取付孔91とハンドルフロントカバー82の下部周壁部84の側壁下部84Fに設けた取付孔92に外側から段付きボルト93を挿通し、この段付きボルト93をハンドルバー51に設けたサイドステー94のナット部材95に共締めすることにより、ガーニッシュ90,90の前端部分がハンドルフロントカバー82に取り付けられている。ここで、取付孔91は、段付きボルト93の頭部を収容する凹部104を備えている。尚、図11に示すように、ハンドルリヤカバー81の後壁部86には取付孔76が形成され(図8も参照)、この取付孔76に挿通されたボルト77をステアリング軸50に設けたステー78のナット部材79に締結固定している。
また、ガーニッシュ90,90の後端部分には取付孔96が形成され、ハンドルリヤカバー81の後壁部86の側壁下部86Rに挿通孔97が形成され、この挿通孔97に内側から挿通されるタッピングスクリュー98をガーニッシュ90の取付孔96に締め付けることにより、ガーニッシュ90の後端部分がハンドルリヤカバー81に取り付けられている。
ハンドルカバー80を取り付けるにあたっては、ハンドルリヤカバー81の両側壁下部86Rにそれぞれガーニッシュ90の後端部を取り付け、このハンドルリヤカバー81をステアリング軸50とハンドルバー51との接続部を囲むようにして配置して(図6の状態)、同様に前側から挿入したハンドルフロントカバー82の側壁下部84Fにガーニッシュ90の前端部をハンドルバー51のサイドステー94に共締めする。尚、メーター70は、ハンドルリヤカバー81をステアリング軸50とハンドルバー51の接続部の後方に配置する前に、予めハンドルリヤカバー81に取り付けられる。
ハンドルフロントカバー82とハンドルリヤカバー81とをガーニッシュ90により連結した状態で、ステアリング軸50を下方に突出させるための下部開口部99が形成されると共にハンドルリヤカバー81の後壁部86と周面部89との間にハンドルバー51を左右に突出させるための側部開口部100が形成されている(図10、図11参照)。
ここで、図13に示すように、ハンドルフロントカバー82の前壁部83の下部裏面には取り付けボス101が形成されている。一方、ハンドルバー51のブラケット59(図6参照)の車幅方向中央部に設けた取付座孔102に環状のゴムグロメット103を固定して、このゴムグロメット103にハンドルフロントカバー82の取り付けボス101を弾性的に挿入し、ハンドルフロントカバー82の前壁部83がハンドルバー51に固定されている。
図15に示すように、ハンドルカバー80が取り付けられた状態では、正面視において一対のガーニッシュ90,90とハンドルフロントカバー82との締結部分は車体カバー30、具体的にはフロントカバー31及びモールディング33aにより覆われて前側から見えないようになっている。
上記実施形態によれば、ガーニッシュ90,90がハンドルカバー80の側壁下部84F,86Rに取り付けられるため、ハンドルカバー80全体を小さくしても、小さなガーニッシュ90でステアリング軸50とハンドルバー51との接続部を覆うことができる。つまり、図14に示すように、繰向ハンドル18を転舵した際に車体カバー30の上部開口60が露出した部分をガーニッシュ90で覆うことでステアリング軸50とハンドルバー51との接続部が見えないようにすることができる。
また、ハンドルカバー80の下部開口部99は、ハンドルフロントカバー82とハンドルリヤカバー81により構成されているため成形が行い易い。また、ガーニッシュ90をハンドルフロントカバー82とハンドルリヤカバー81に分割されるハンドルカバー80の結合部材として有効利用できるので部品点数を削減できる。
ステアリング軸50とハンドルバー51との接続部を前後に分割されたハンドルカバー80、つまりハンドルフロントカバー82とハンドルリヤカバー81とで前後から覆うので組付け作業が行い易い。
また、運転者から見易いハンドルリヤカバー81とガーニッシュ90との締結を内側にすることで、タッピングスクリュー98が運転者から見えず、外観性を良好に保つことができると共に運転者から見え難いハンドルフロントカバー82とガーニッシュ90との締結を外側にすることで組み付け性を確保することができる。
また、ガーニッシュ90は、ハンドルバー51にハンドルフロントカバー82と共締めされるため、固定部材を増やすことなく、ハンドルカバー80をハンドルバー51に固定できる。
ガーニッシュ90とハンドルフロントカバー82との締結部分は、正面視にて車体カバー30であるフロントカバー31及びモールディング33aにより覆われるため、正面からの外観性を良好に保つことができる。
ハンドルバー51の湾曲部52の上方にメーター70を配置し、そのメーター70をハンドルカバー80で覆う構造のものにおいて、湾曲部52の下端部67を車体カバー30の上部開口60より下方に下げたため、メーター70を低い位置に配置することができハンドルカバー80を小さくすることができる。また、湾曲部52の下端部67が車体カバー30内に位置しているため、車体カバー30の上部開口60が比較的大きくなりがちであるが、ガーニッシュ90によって上部開口60の一部、特に繰向ハンドル18を転舵した際に露出する部分を覆うことができるため外観性を保つことができる。
メーター70は、速度計71とこの速度計71よりも小さく速度計71の後方に配置される燃料計72とを一体に備える後細り形状に形成され、メーター70は速度計71がハンドルバー51の湾曲部52に対して前方にオフセットして配置されているため、メーター70を下方に下げ易く、更にハンドルカバー80を小さくすることができる。
速度計71から下方に延出する速度計用ケーブル74を挿通する分だけ車体カバー30の上部開口60が大きくなりがちであるが、ガーニッシュ90によって外観性を保つことができる。よって、メーター70を前側にオフセット配置した場合に生ずる、外観性に与える影響を最小限に押さえることができ、デザイン状の自由度を高めることができる。
尚、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、メーターは主表示部が速度計、補助表示部を燃料計である場合を一例で示したが、主表示部に回転計を配置するなど計器類の種類、配置部位については種々の態様が採用可能である。
11 ヘッドパイプ
18 操向ハンドル(ハンドル部材)
30 車体カバー
50 ステアリング軸
51 ハンドルバー
52 湾曲部
60 上部開口
67 下端部
70 メーター
71 速度計(主表示部)
72 燃料計(主表示部)
80 ハンドルカバー
81 ハンドルリヤカバー(カバー部材)
82 ハンドルフロントカバー(カバー部材)
84F 側壁下部
86R 側壁下部
90 ガーニッシュ(上部開口カバー)
93 段付きボルト(締結部材)
98 タッピングスクリュー(締結部材)
100 側部開口部
F 車体フレーム

Claims (9)

  1. 車体フレームの前端部に位置するヘッドパイプに、上下方向に延びるステアリング軸と車幅方向に延びるハンドルバーとで構成されたハンドル部材の前記ステアリング軸を回動自在に支持し、前記ヘッドパイプの周囲を覆う車体カバーの上部に前記ハンドル部材の一部を挿通する上部開口が形成されている自動二輪車において、前記ハンドル部材に支持され前記ステアリング軸と前記ハンドルバーとの接続部を覆うハンドルカバーを設け、このハンドルカバーに前記ハンドルバーを左右に突出させるための側部開口部と前記ステアリング軸を下方に突出させるための下部開口部を設け、前記ハンドルカバーの下部開口部の露出部分を構成する側壁下部に、前記上部開口を覆う上部開口カバーを取り付けたことを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記下部開口部は、複数のカバー部材により構成され、前記上部開口カバーは、前記複数のカバー部材間に掛け渡されるように取り付けられることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記ハンドルカバーは、前記ステアリング軸と前記ハンドルバーとの接続部を前方から覆うハンドルフロントカバーと、後方から覆うハンドルリヤカバーとからなり、前記上部開口カバーは、前記ハンドルフロントカバーと前記ハンドルリヤカバーとの間に掛け渡されるように取り付けられることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車。
  4. 前記上部開口カバーは、前記ハンドルフロントカバーには外側から挿通される締結部材により締結され、前記ハンドルリヤカバーには、内側から挿通される締結部材により締結されることを特徴とする請求項3記載の自動二輪車。
  5. 前記上部開口カバーは、前記ハンドルバーに前記ハンドルフロントカバーと共締めされることを特徴とする請求項4記載の自動二輪車。
  6. 前記上部開口カバーと前記ハンドルフロントカバーとの締結部分は、正面視にて前記車体カバーにより覆われることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の自動二輪車。
  7. 前記ハンドルバーは、車幅方向中央部に下方に湾曲する湾曲部を備え、前記ステアリング軸は前記湾曲部の下端部に接続され、前記湾曲部の上方をメーター配置部位として構成し、前記ハンドルカバーは前記メーターを覆い、前記ハンドルバーの一部は、前記湾曲部の下端部を前記車体カバー内に配置するように前記車体カバーの上部開口より下方に位置することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の自動二輪車。
  8. 前記メーターは、主表示部とこの主表示部よりも小さく前記主表示部の後方に配置される補助表示部とを一体に備える後細り形状に形成され、前記メーターは前記主表示部が前記ハンドルバーの前記湾曲部に対して前方にオフセットして配置されることを特徴とする請求項7記載の自動二輪車。
  9. 前記主表示部は速度計であって、前記速度計から下方に速度計用ケーブルが延出して前記車体カバーの上部開口に挿通されることを特徴とする請求項8記載の自動二輪車。
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