JP5314920B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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本発明は、エスカレーターや動く歩道などの乗客コンベアに係り、特に、その枠体の構成に関する。
図1は、従来のエスカレーターの構造を示した断面図である。この図1に示す通り、従来では、上弦材16と下弦材17と縦材18とがL形鋼を用いて形成されると共に、これらを溶接することによって側面フレーム22Sが構成される。尚、図示は省略しているが、左側にも同様の側面フレームが配置される。そして、左右の側面フレームを溶接によって連結材19,30で連結し、エスカレーターの枠体4を構成している。
ここで、側面フレーム22Sには、スカートガードブラケット31,往路側レールブラケット32,帰路側レールブラケット33,34が溶接により固定され、スカートガード14,往路側レール12a,帰路側レール12b,12cが取り付けられる。また、油受15は、連結材30に溶接で固定される。
このように、従来の枠体4は、L形鋼を溶接して構成される側面フレームに対して、踏段走行用レール等を固定するためのブラケットが溶接で接合されているので、溶接熱によるブラケット類の変形が発生し、そのまま踏段走行用レール等を取り付けると傾いてしまう問題がある。この為、通常は、踏段走行レール等とブラケットとの間にライナーを設けることによって、傾きがなくなるよう時間をかけて調整していた。
その他、エスカレーターの枠体の例としては、下記文献のように、成形鋼板に補強部材やオイルパンをスポット溶接で接合し、補強部材間に中横梁を配置して溶接した構成が知られている。
実公昭58−42373号公報(図5等)
従来のように、枠体を形成するために各部材をスポット溶接などの方法で溶接してしまうと、熱影響により、部材が変形してしまうため、欄干や踏段走行用レールを取り付ける際には、調整用のライナーが必要となり、組立てに時間がかかってしまう。また、溶接で一体化されているため、リニューアルする場合に大規模な作業が必要となり、解体する場合にもガスバーナなどの熱を使用しなければ細かく分割できず、結果的に環境への負荷が高い乗客コンベアとなっていた。
したがって、本発明の目的は、組立性が良く、リニューアルや解体を容易に行うことのできる乗客コンベアを提供することにある。
建築構造物に設置された枠体と、この枠体の長手方向両端部に設けた乗降床と、これら乗降床間を無端状に連結されて循環回動する踏段と、この踏段を駆動する駆動装置と、前記踏段の回動方向に沿って左右に対向する欄干を備えた乗客コンベアにおいて、前記枠体は、左右一対の鋼板と、少なくとも踏段走行用レールの取付面を有する左右一対のベースを備え、前記左右一対の鋼板は上面と側面と下面とを有し、前記鋼板と前記ベースとを前記上面と前記側面と前記下面の3方向で機械的に接合した。
本発明によれば、組立性が良く、リニューアルや解体を容易に行うことのできる乗客コンベアを提供できる。
本発明における実施例として、乗客コンベアの一種であるエスカレーターについて、図2〜図4を用いて説明する。
本実施例におけるエスカレーターは、その側面を示す図2の通り、建築構造物に設置された枠体4と、この枠体4の長手方向両端部に設けた乗降床71,72と、これら乗降床71,72間を無端状に連結されて循環移動する踏段8と、この踏段8を駆動する駆動装置と、踏段8の回動方向に沿って左右に対向する欄干6を備えている。そして、本実施例の枠体4は、薄鋼板等で成形された分割フレーム21,22,23,24を継ぎ部材3Aで連結して構成されており、上階51と下階52との間に跨って設置されている。
次に、図3は図2のI−Iに沿う断面を示す図である。この図3に示す通り、本実施例のエスカレーターの枠体4は、分割フレーム22の他、欄干部品やレール部品の取付面を有するベース9を備えており、この分割フレーム22とベース9とを機械的に接合して構成されている。具体的には、分割フレーム22の上面と側面と下面の3方向で、ボルト又はリベットによりベース9と固定されている。
ここで、ベース9は、往路側の踏段8の上部近傍の高さにおいて、踏段8側へ略水平方向に突出し、その突出部の先端にスカードガード取付面9aが設けられている。また、このベース9の中間高さ付近には踏段走行用レールの取付面9bが、ベース9の下部付近には油受取付面9eが、それぞれ設けられている。そして、ベース9のスカートガード取付面9aに対してスカートガード14がボルト固定や差し込む方法等で機械的に接合され、ベース9の踏段走行用レール取付面に対して踏段走行用レールがボルト等で機械的に接合され、ベース9の油受取付面9eに対して油受15がボルト等で機械的に接合されている。このように、踏段走行用レール等が、溶接等を行わず、機械的に接合させて一体としているので、ライナーを設けてレールの位置等を調整する作業が不要となり、組立時間が短縮できる。
また、踏段走行用レールは、往路側レール12aと帰路側レール12b,12cとから構成されている。ここで、往路側レール12aについては、踏段8の前輪と後輪に共通のものであるが、帰路側レール12b,12cについては、踏段8の後輪用のもの(12b)と前輪用のもの(12c)とが別々に設置されている。したがって、ベース9は、往路側の踏段8の下部付近の高さにおいて、踏段8側へ略水平方向に突出し、往路側レール取付面9bが設けられている。更に、このベース9は、帰路側の踏段8の上部付近の高さ及び中間高さ付近においても、踏段8側へ略水平方向に突出し、それぞれ帰路側レール取付面9cと帰路側レール取付面9dが設けられている。
そして、図示は省略するが、図3の左側にも対称に分割フレーム22とベース9が配置されており、連結部材10,11を用いて、左右一対の分割フレーム22をボルト等で機械的に接合すると共に左右一対のベース9もボルト等で機械的に接合している。また、分割フレーム22の上面には、欄干6を取り付ける為の欄干ベース13が設けられ、この欄干ベース13にカバー6a,6bが取り付けられている。
次に、図4は、図2のII−IIに沿う分割フレーム22,23の接続部分の断面を示す図である。図4のように、分割フレーム22と隣り合う分割フレーム23を継ぎ部材3A,3Bにて挟んでボルト60で固定したのである。
このように、本実施例では、分割フレーム21〜24やベース9等を、溶接を用いず、ボルト等により機械的に固定したので、精度良く組立てができ、経年的に古くなりリニューアルや解体を行う場合でも、その作業を容易に行うことが可能である。また、火気を使わずにリニューアルや解体ができるので、火災の危険性も低下する。更に、踏段走行用レール等を設置するためのブラケットが不要になるので、全体の部品点数も低減できる。
尚、枠体4全部を、薄鋼板で形成された分割フレーム21〜24で構成しなくても、中間の傾斜部分だけ面板構造とし、上下の水平部分については、通常のL形鋼を組合せたトラス構造としても構わない。また、本実施例では、隣接する踏段の間に段差が生じるエスカレーターについて説明したが、段差の生じない、動く歩道に本構造を適用しても良い。
従来のエスカレーターの構造を示す断面図である。 本実施例におけるエスカレーターの側面を示す図である。 図2のI−Iに沿う断面を示す図である。 図2のII−IIに沿う分割フレームの接続部分の断面を示す図である。
符号の説明
3A,3B 継ぎ部材
4 枠体
6 欄干
8 踏段
9 ベース
9a スカートガード取付面
9b 往路側レール取付面
9c,9d 帰路側レール取付面
9e 油受取付面
10,11 連結部材
12a 往路側レール
12b,12c 帰路側レール
13 欄干ベース
14 スカートガード
15 油受
16 上弦材
17 下弦材
18 縦材
19,30 連結材
21,22,23,24 分割フレーム
31 スカートガードブラケット
32 往路側レールブラケット
33,34 帰路側レールブラケット
51 上階
52 下階
71,72 乗降床

Claims (6)

  1. 建築構造物に設置された枠体と、この枠体の長手方向両端部に設けた乗降床と、これら乗降床間を無端状に連結されて循環回動する踏段と、この踏段を駆動する駆動装置と、前記踏段の回動方向に沿って左右に対向する欄干を備えた乗客コンベアにおいて、前記枠体は、左右一対の鋼板と、少なくとも踏段走行用レールの取付面を有する左右一対のベースを備え、前記左右一対の鋼板は上面と側面と下面とを有し、前記鋼板と前記ベースとが前記上面と前記側面と前記下面の3方向で機械的に接合されていることを特徴とする乗客コンベア。
  2. 請求項1において、前記左右一対の鋼板を連結する連結材を有し、この連結材が、前記鋼板と機械的に接合されていることを特徴とする乗客コンベア。
  3. 請求項1において、前記左右一対のベースを連結する連結材を有し、この連結材が、前記ベースと機械的に接合されていることを特徴とする乗客コンベア。
  4. 請求項1において、前記左右一対のベースの前記踏段側へ突出する部分の先端には、スカートガードが機械的に接合されていることを特徴とする乗客コンベア。
  5. 請求項1において、前記左右一対のベースの下部には、油受が機械的に接合されていることを特徴とする乗客コンベア。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、前記機械的な接合は、ボルト又はリベットを用いた接合であることを特徴とする乗客コンベア。
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