JP2005280893A - 動く歩道のオイルパン - Google Patents

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Kenichi Fujii
謙一 藤井
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Abstract

【課題】 動く歩道のトラスの底部に設けられるオイルパンであって、取り付け時の作業工数を低減し、ひいては製造コストも低減することかできるものを提供する。
【解決手段】 オイルパン11は、底部11aと、この底部の周縁に立設される側壁部11b、11c、11e、11eと、側壁部11bの上縁部と連続して一体的に設けられ、外側に折り曲げ可能なカバー形成用片12とを備える。かかるオイルパン11は、トラス1の底部に踏板2の進行方向に沿って整列するように連続的に配置され、カバー形成用片12の先端部が、隣接するオイルパン11の内面に固定されるように取り付けられる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、動く歩道のオイルパンに関する。
乗客コンベアである動く歩道は、15度以下の勾配でエスカレータを水平にしたような構造を有している。すなわち、乗客と自重を支持する躯体であるトラスと、トラス内において無端状に循環移動する踏板と、踏板の両側端部に立設された欄干と、この欄干により案内支持され、踏板と同期して循環移動する移動手すりとを備えている。なお、乗客が立つ踏面は、エスカレータのように階段状でなく、平面状であるため、エスカレータにおける踏段は、動く歩道においては踏板と呼称される。
このような動く歩道の踏板を循環移動させるために、踏板を連結するチェーンが、トラス内を一方の踏板折り返し部から他方の踏板折り返し部まで無端状に掛け渡されている。そして、そのチェーンに注油される潤滑油の滴下を受けるため、また、トラス内に進入した塵埃を受けるために、トラスの底部には複数個のオイルパンが、踏板の進行方向に沿って整列するように設けられている。
エスカレータ及び傾斜型の動く歩道に設けられるオイルパンは、傾斜しているトラスの底部に連続して配置されるから、その傾斜の上側にあるオイルパンの下端部を、その下側に隣接するオイルパンの上端部の上に重ね合わせることにより、滴下した油や塵埃をトラスの傾斜方向の下側へ流すことができる。そのため、エスカレータや傾斜型の動く歩道のオイルパンは特に複雑な構造を必要としない。例えば、所定のサイズになる平板の両側端部に沿ってリブを形成し、オイルが両側端部から外へ流出しないようにした程度の構造で足りるのであって、個々のオイルパンがオイルを溜める構造は必ずしも必要としない。なお、エスカレータに設けられるオイルパンの一例が、特許文献1に開示されている。
これに対して、水平型の動く歩道に設けられるオイルパンでは、設けられるトラス底部が傾斜しておらず、よって前述したエスカレータ及び傾斜型の動く歩道のように滴下した油や塵埃をトラスの傾斜方向の下側へ流して、最下流部の一箇所に溜めるようにすることができない。そのため、トラス底部に踏板の進行方向に沿って整列するように連続的に配置される個々のオイルパンは、油や塵埃を溜めることができるように箱形の構造としている。
かかる箱形のオイルパンをトラス底部に連続して配置するとき、隣接するオイルパンの側壁部同士を単に突き合わせただけでは、その突き合せ部の隙間に油などが流れ込むおそれがある。そこで、その突き合せ部を覆うカバーを設けるようにしている。
図5は、このようなカバーを具備する従来のオイルパンの全体斜視図である。同図に示すオイルパン51は、底部51aが矩形状をなし、その底部51aの周縁に沿って側壁部51b、51c、51d、51eが立設されて箱形をなしている。このような箱形のオイルパン51を、水平型の動く歩道のトラス底部に取り付ける際には、一つのオイルパン51の側壁部51bと、隣接するオイルパン51の側壁部51cとを互いに突き合わせるようにして、複数のオイルパン51を連続的に配置する。そして、その突き合された両側壁部51b、51cにまたがるようにカバー52が取り付けられる。
隣接する2つのオイルパン51の突き合せ部分の断面図を図6に示す。突き合された両側壁部51b、51cの繋ぎ目を覆うように、断面逆Uの字形のカバー52が取り付けられている。カバー52の下端部は、各オイルパン51の底部51aに設置されている板材53と溶接されて固定されている。なお、図中54は、溶接により形成されたビード部である。
特開平8−059160号公報
従来の水平型動く歩道のオイルパン51においては、前述したように、互いに隣接するオイルパン51の間にカバー52が取り付けられており、このカバー52により、2つのオイルパン51の繋ぎ目に油が流れ込むのを防止している。したがって、このようなカバー52を、箱形のオイルパン51とは別途に作製しなければならなかった。また、箱形のオイルパン51を動く歩道のトラス底部に取り付けるにあたって、複数のオイルパン51を、隣接するオイルパン51の両側壁部51b、51c同士を突き合せた状態で固定する作業を行った後、別途用意したカバー52を、その突き合わされた各オイルパン51の両側壁部51b、51cにまたがるように取り付けて固定するという作業を行う必要があったため、作業が煩雑であった。特に、カバー52の下端部を、隣接するオイルパン51の底部51aに設置された板材53に溶接で接合する作業に手間がかかっていた。したがって、従来のオイルパン51は、作業工数の低減、コスト低減の観点から、改善が要望されていた。
本発明は、上記の問題を有利に解決するもので、取り付け時の作業工数を低減し、ひいては製造コストも低減することができる動く歩道のオイルパンを提供することを目的とする。
本発明は、動く歩道のトラスの底部に、踏板の進行方向に沿って整列するように連続的に配置される箱形のオイルパンであって、底部と、この底部の周縁に立設された側壁部と、この側壁部の上縁部と連続して一体的に設けられ、前記上縁部で外側に折り曲げ可能なカバー形成用片と、を備えることを特徴とする動く歩道のオイルパンである。
本発明のオイルパンによれば、側壁部の上縁部と連続して一体的に設けられたカバー形成用片を、隣接するオイルパンの側壁部を越えてその隣接するオイルパンの内部に折り込み、カバー形成用片の先端部を、そのオイルパンの内部に固定することで、2つのオイルパンの繋ぎ目の隙間を覆うカバーとなる。したがって、カバーをオイルパンとは別に作製する必要がなく、また、カバーの取り付け作業も容易であるため、作業工数及び製造コストを低減することができる。
図1は、本発明の一実施形態のオイルパンが取り付けられた動く歩道の断面図であり、図2は、本実施形態のオイルパンを示す全体斜視図、図3は、図2の要部断面図である。
図1に示すように,動く歩道は、乗客と自重を支持する躯体であるトラス1と、トラス1内において無端状に循環移動する踏板2と、踏板2の両側に立設された欄干3と、この欄干3に案内支持され、踏板2と同期して循環移動する移動手すり(図示せず)とを備えている。そして、トラス1の底部には、複数個の箱形のオイルパン11が、踏板2の進行方向に沿って連続的に配置されている。
オイルパン11は、図2に示すように、底部11aが矩形状をなし、その底部11aの周縁に沿って側壁部11b、11c、11d及び11eが立設されて上面が開口した箱形をなしている。
オイルパン11の側壁部11b、11c、11d及び11eのうち、隣接するオイルパン11の側壁部11cと対向する側壁部11bの上縁部には、カバー形成用片12が、連続して一体的に設けられている。このようなカバー形成用片12は、例えば、オイルパン11を作製するとき、その側壁部11bを、他の側壁部11c、11d及び11eよりも上方に延出させた形状に作製することにより形成され、他の側壁部11c、11d及び11eの上縁部とほぼ同じ高さの位置で外側に折り曲げ可能となっている。
このような箱形のオイルパン11のカバー形成用片12を、図3に示すように、隣接するオイルパン11の側壁部11cの上縁部をまたいで、隣接するオイルパン11の内部に突出させて、このオイルパン11の内面に固定する。図3に示した実施形態では、隣接するオイルパン11の底部11aにスポット溶接などにより固定された平鋼よりなる板材13に、カバー形成用片12の先端部を溶接固定しており、この板材13を介して、カバー形成用片12がオイルパン11の底部11aに取り付けられている。なお、図3における符号14は、カバー形成用片12と板材13とを溶接することにより生じたビードである。これにより、カバー形成用片12が2つのオイルパンの繋ぎ目の隙間を覆うカバーとして機能するため、この隙間に油などが流入することがない。
本実施形態のオイルパン11は、カバー形成用片12が、オイルパン11の側壁部11bの上縁部と連続して一体的に形成されていることから、オイルパン11とは別の部材のカバーを作製したり準備したりする手間が不要となり、また、製造コストも低減することができる。また、オイルパン11を動く歩道のトラス1の底部に取り付ける際にも、カバー形成用片12の先端部を隣接するオイルパンの内面に取り付ける作業だけで済み、作業工数の低減を図ることができる。
また、図3に示したように、オイルパン11の内面に、カバー形成用片12の先端部と溶接接合される板材13を設けたことにより、カバー形成用片12の先端部を位置決めするのが容易になるので、溶接を容易にすることができる。また、カバー形成用片12の先端部を、隣接するオイルパン11の底部11aに直接溶接する場合には、溶接時の熱によりオイルパン11が熱変形を生じるおそれがあるのに対し、板材13を設けることにより、かような熱変形を抑制することができる。
図3を用いて説明した実施形態においては、カバー形成用片12の先端部を溶接により固定しているが、カバー形成用片12の先端部の固定は、図2に示した例に限るものではない。図4は、本発明のオイルパンの他の実施形態を示している。
図4に示した本実施形態においては、オイルパン11のカバー形成用片12の先端部に貫通孔が設けられ、オイルパンの内部に、隣接するオイルパン11のカバー形成用片12の先端部の貫通孔を介してカバー形成用片12を締結固定する固定手段が設けられている。固定手段は、オイルパン11の底部11aに設けられた板材13に立設されたねじ棒15と、このねじ棒15にねじ合わされるナット16とからなる。このねじ棒15を、カバー形成用片12の貫通孔に通して、ナット16により締結することで、カバー形成用片12を固定するようにしている。このように、ねじ棒15とナット16による締結固定によっても、カバー形成用片12を固定することができ、従来に比べて作業工数の軽減及びコストの低減を図ることができる。
本発明の一実施形態のオイルパンが取り付けられた動く歩道の断面図である。 本発明の一実施形態のオイルパンを示す全体斜視図である。 図2の要部断面図である。 本発明の他の一実施形態のオイルパンを示す要部断面図である。 従来のオイルパンを示す全体斜視図である。 従来のオイルパンの要部断面図である。
符号の説明
1 トラス
2 踏板
3 欄干
11 オイルパン
11a オイルパンの底部
11b、11c,11d,11e オイルパンの側壁部
12 カバー形成用片
13 板材(接合用部材)
15 ねじ棒(固定手段)
16 ナット(固定手段)

Claims (3)

  1. 動く歩道のトラスの底部に、踏板の進行方向に沿って整列するように連続的に配置される箱形のオイルパンであって、
    底部と、この底部の周縁に立設された側壁部と、この側壁部の上縁部と連続して一体的に設けられ、前記上縁部で外側に折り曲げ可能なカバー形成用片と、を備えることを特徴とする動く歩道のオイルパン。
  2. 隣接するオイルパンの前記カバー形成用片の先端部を溶接接合可能な接合用部材を内部に設けたことを特徴とする請求項1記載の動く歩道のオイルパン。
  3. 前記カバー形成用片の先端部に貫通孔を設けると共に、隣接するオイルパンのカバー形成用片の先端部に設けられた前記貫通孔を介して該カバー形成用片を締結固定する固定手段を内部に設けたことを特徴とする請求項1記載の動く歩道のオイルパン。
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