JP5246344B2 - 伝動ベルト - Google Patents
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Description
本発明は、薄板帯状のリングが複数重ね合わされた無端環状のフープと、そのフープに沿って環状に連ねられた状態でそのフープにより支持される多数のエレメントとから成る伝動ベルトの改良に関するものである。
(a)薄板帯状のリングが複数重ね合わされた無端環状のフープと、(b)そのフープに沿って環状に連ねられた状態でそのフープにより支持されるとともに、そのフープの最内周に位置する第1リングの内周面に押圧されるサドル面を備えている多数のエレメントとを有し、(c)複数のプーリ間に巻き掛けられて動力を伝達するとともに、前記第1リングの内周面が前記サドル面に押圧される押圧状態では、その第1リングの幅方向の形状がそのサドル面に倣って弾性変形させられる伝動ベルトが、例えばプーリのベルト掛かり径(V溝幅)が変化するベルト式無段変速機等に用いられている。特許文献1に記載の伝動ベルトはその一例で、サドル面は幅方向の中央部分が外側へ凸となる湾曲形状を成しており、第1リングは、上記押圧状態ではそのサドル面の湾曲形状に倣って弾性変形させられ、その内周面が幅方向の略全域に亘ってサドル面に密着させられるようになっている。
なお、この明細書でサドル面の幅方向とは、薄板帯状の第1リングの幅方向と同じ方向のことである。
なお、この明細書でサドル面の幅方向とは、薄板帯状の第1リングの幅方向と同じ方向のことである。
図6は、このような従来の伝動ベルトの一例を説明する図で、フープ100の最内周に位置する第1リング102とエレメント104のサドル面106との係合状態を模式的に示す図であり、薄板帯状の第1リング102の幅方向における断面形状である。サドル面106は、幅方向の略中央に定められた中心線S上の曲率中心Psを中心とする一定の曲率半径Rsで中央部分が外側すなわち外周側(図6の上方)へ凸形状に緩やかに膨出する湾曲形状を成している。第1リング102は、自然状態では一点鎖線で示すように曲率半径Rsよりも大きい曲率半径Rrで、中央部分が外側へ凸形状に緩やかに膨出する湾曲形状を成しているが、プーリに巻き掛けられた部分では張力によりサドル面106に押圧されるため、実線で示すようにサドル面106の湾曲形状に倣って弾性変形させられ、幅方向の略全域に亘って内周面がサドル面106に密着させられる。なお、第1リング102は、曲率中心Prがサドル面106の中心線S上に略位置するように、自動的に幅方向位置が調整される。また、この図6は全部が断面であるため、断面を意味するハッチ(斜線)を省略している。
しかしながら、このような従来の伝動ベルトは、自然状態における第1リングの曲率半径Rrがサドル面の曲率半径Rsよりも大きいため、押圧状態ではその第1リングの中央部分に荷重が集中的に作用してサドル面に押圧され、その中央部分で潤滑不足になり易く、摩耗や焼付きを生じる可能性がある。これを防ぐために多量の潤滑油を散布すると、オイルポンプの能力を高める必要があり、効率が低下する。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、フープの最内周に位置する第1リングの内周面における幅方向の中央部分とサドル面との間の潤滑性能を向上させることにある。
第2発明は、(a)薄板帯状のリングが複数重ね合わされた無端環状のフープと、(b)そのフープに沿って環状に連ねられた状態でそのフープにより支持されるとともに、そのフープの最内周に位置する第1リングの内周面に押圧されるサドル面を備えている多数のエレメントとを有し、(c)複数のプーリ間に巻き掛けられて動力を伝達するとともに、前記第1リングの内周面が前記サドル面に押圧される押圧状態では、その第1リングの幅方向の形状がそのサドル面に倣って弾性変形させられる伝動ベルトにおいて、(d)前記サドル面は、全体として幅方向の中央部分が膨出するように湾曲させられているとともに、その中央部分の膨出の程度は両側の周辺部分の膨出の程度に比較して小さい一方、(e)前記第1リングは、自然状態において幅方向の中央部分が外側へ膨出する湾曲形状を成しており、前記押圧状態においてその幅方向の両側部が前記サドル面の前記周辺部分に密着させられることにより、全体としてその周辺部分の形状に倣ってその幅方向の中央部分が膨出する湾曲形状とされ、その幅方向の中央部分でそのサドル面との間の押圧荷重が低下し或いは隙間が形成されることを特徴とする。
第3発明は、第2発明の伝動ベルトにおいて、前記サドル面の前記周辺部分はそれぞれ所定の曲率で湾曲させられているとともに、前記中央部分はその周辺部分の曲率よりも小さな曲率とされていることを特徴とする。
なお、曲率を曲率半径で言い換えることも可能で、中央部分の曲率が周辺部分の曲率よりも小さいことは、中央部分の曲率半径Rs1が周辺部分の曲率半径Rs2よりも大きいことを意味する。
なお、曲率を曲率半径で言い換えることも可能で、中央部分の曲率が周辺部分の曲率よりも小さいことは、中央部分の曲率半径Rs1が周辺部分の曲率半径Rs2よりも大きいことを意味する。
第4発明は、第2発明または第3発明の伝動ベルトにおいて、前記第1リングは、前記幅方向の中央部分で前記サドル面との間に隙間が形成されることを特徴とする。
第5発明は、第2発明〜第4発明の何れかの伝動ベルトにおいて、前記サドル面の前記中央部分の膨出の程度は0で、幅方向において直線状を成していることを特徴とする。
なお、中央部分の膨出の程度が0であることは、中央部分の曲率半径Rs1が∞(無限大)であることと同じである。
なお、中央部分の膨出の程度が0であることは、中央部分の曲率半径Rs1が∞(無限大)であることと同じである。
第2発明では、サドル面が全体として幅方向の中央部分が膨出するように湾曲させられているとともに、その中央部分の膨出の程度(円弧の曲率や直線の傾斜角度など)は周辺部分の膨出の程度に比較して小さいため、第1リングの内周面がサドル面に押圧される押圧状態で、第1リングの幅方向の両側部がサドル面の周辺部分に密着するように弾性変形させられることにより、全体として幅方向の中央部分が膨出する湾曲形状とされると、その中央部分におけるサドル面との押圧荷重が低下し或いは隙間が生じる。すなわち、第1リングの中央部分の膨出の程度がサドル面の中央部分の膨出の程度よりも大きい場合には、第4発明のように中央部分において第1リングとサドル面との間に隙間が形成され、その隙間に潤滑油が保持されるようになって、その中央部分の潤滑性能が向上して摩耗や焼付きが抑制される。これにより、伝動ベルトの耐久性が向上し、或いは供給する潤滑油量を少なくすることが可能となって、オイルポンプの必要能力が低減されて効率が向上する。また、隙間が形成される中央部分以外の周辺部分(第1リングの両側部)では従来よりも押圧荷重が高くなるが、周辺部分では第1リングが弾性変形により略均一に密着させられて荷重が広く分散するため、従来の中央部分のように荷重が集中的に作用することがないとともに、中央部分の隙間に保持された潤滑油によって周辺部分も良好に潤滑されるようになるため、総合的に見て潤滑性能が向上して摩耗や焼付きが抑制される。
一方、サドル面の中央部分の膨出の程度によっては第1リングの幅方向の中央部分もサドル面の中央部分に略接触させられ、それらの間に明確な隙間が形成されない場合があるが、サドル面の中央部分の膨出の程度は周辺部分に比較して小さいため、隙間が形成されない場合でも押圧荷重は低くなる。このため、中央部分に集中的に荷重が作用する従来の場合に比較して、その中央部分の潤滑性能が向上して摩耗や焼付きが抑制される。中央部分以外の周辺部分では押圧荷重が高くなるが、周辺部分では第1リングが弾性変形により略均一に密着させられて荷重が広く分散するため、従来の中央部分のように荷重が集中的に作用することがなく、その周辺部分についても所定の潤滑性能が得られ、総合的に見て従来よりも潤滑性能が向上する。
第5発明は、サドル面の中央部分の膨出の程度が0で、幅方向において直線状を成しているため、第1リングの内周面との間に比較的大きな隙間が形成されるようになり、その隙間に潤滑油が保持されることにより一層良好な潤滑性能が得られるようになる。
本発明は、車両用のベルト式無段変速機に用いられる伝動ベルトに好適に適用されるが、車両用以外のベルト式無段変速機や変速比が一定の一対のプーリ間に巻き掛けられて用いられる伝動ベルト、3つ以上のプーリに巻き掛けられて用いられる伝動ベルトなど、種々の伝動ベルトに適用され得る。
エレメントには、例えばフープを収容する一対の凹溝が左右対称に横向きに設けられ、それ等の凹溝にそれぞれフープが収容されるとともに、その凹溝の下側(フープの内周側)の側壁がサドル面として機能するように構成されるが、単一のフープを収容する単一の凹溝を有するだけでも良いなど、種々の態様が可能である。
第2発明では、サドル面が全体として幅方向の中央部分が膨出するように湾曲させられているとともに、中央部分の膨出の程度が周辺部分の膨出の程度よりも小さくされており、例えば中央部分の曲率半径Rs1が∞(無限大)とされるが、周辺部分の曲率半径Rs2よりも大きい有限値であっても良い。また、中央部分の曲率を周辺部分の曲率に対してマイナス側の曲率(凹み)にすることも可能である。
中央部分の両側に位置する周辺部分の膨出の程度(曲率半径Rs2など)は、互いに同じであっても良いが、互いに異なる大きさとしても良い。また、曲率半径Rs1、Rs2等の膨出の程度は、それぞれ一定であっても良いが、連続的に変化させることも可能である。中央部分と周辺部分との境界部分は、第1リングが押圧される際の応力集中を防止する上で円弧等により滑らか接続することが望ましい。
サドル面の中央部分および周辺部分の膨出の程度は、幅方向の形状が円弧の場合、第3発明のように曲率で表すことができるが、サドル面の膨出が例えば台形形状などのように複数の直線から成る場合は、膨出方向への傾斜角度で表すことができる。すなわち、中央部分の膨出の程度を周辺部分の膨出の程度よりも相対的に小さくすることは、中央部分の傾斜角度を周辺部分の傾斜角度よりも小さくすることを意味し、例えば傾斜角度=0°は膨出の程度が0のことと同じで、中央部分の曲率半径Rs1=∞の場合と同じである。
第2発明では、必ずしもサドル面の中央部分に明確に隙間が形成される必要はなく、その中央部分に第1リングの内周面が略接触する場合であっても良い。
フープの複数のリングは、サドル面の形状に対応して幅方向の中央部分が外側へ膨出する湾曲形状とされ、自然状態において、例えば第3発明におけるサドル面の周辺部分の曲率よりも小さな曲率で湾曲させられるが、そのサドル面の周辺部分の曲率と略同じ曲率で湾曲させたり、サドル面の周辺部分の曲率よりも大きな曲率で湾曲させたりすることもできる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用される車両用ベルト式無段変速機8を示す斜視図で、図2の(a)は図1におけるIIA矢視部断面の拡大図、図2の(b)は(a)における一つのエレメント26の右側面拡大図である。ベルト式無段変速機8は、溝幅が可変であるV溝12を外周部に有して互いに平行な軸心まわりに回転可能に設けられた一対のプーリ14、16を備えており、それ等のプーリ14、16に跨がって伝動ベルト10が巻き掛けられている。プーリ14、16は、それぞれ回転軸18、19に固定された固定回転体14a、16aと、回転軸18、19に対して軸方向に相対移動可能に設けられた可動回転体14b、16bとを備えている。これら固定回転体14aおよび可動回転体14bの相対向する面、および固定回転体16aおよび可動回転体16bの相対向する面には、径方向外側に向かうに従って軸方向の相対距離が大きくなる円錐状のシーブ面20がそれぞれ設けられている。上記V溝12は、これら一対の相対向するシーブ面20により形成されている。
図1は、本発明が好適に適用される車両用ベルト式無段変速機8を示す斜視図で、図2の(a)は図1におけるIIA矢視部断面の拡大図、図2の(b)は(a)における一つのエレメント26の右側面拡大図である。ベルト式無段変速機8は、溝幅が可変であるV溝12を外周部に有して互いに平行な軸心まわりに回転可能に設けられた一対のプーリ14、16を備えており、それ等のプーリ14、16に跨がって伝動ベルト10が巻き掛けられている。プーリ14、16は、それぞれ回転軸18、19に固定された固定回転体14a、16aと、回転軸18、19に対して軸方向に相対移動可能に設けられた可動回転体14b、16bとを備えている。これら固定回転体14aおよび可動回転体14bの相対向する面、および固定回転体16aおよび可動回転体16bの相対向する面には、径方向外側に向かうに従って軸方向の相対距離が大きくなる円錐状のシーブ面20がそれぞれ設けられている。上記V溝12は、これら一対の相対向するシーブ面20により形成されている。
伝動ベルト10は、可撓性を有する薄板帯状のリング22が複数重ね合わされた無端環状の一対のフープ24と、それら一対のフープ24によって支持されるとともにそれら一対のフープ24に沿って厚さ方向に環状に連ねられた板状の金属から成る多数のエレメント26とを備えている。リング22は、例えば厚さ0.2mm程度の高張力鋼板が輪状とされたもので、内から外へ例えば9層程度層状に重ねられている。エレメント26は、例えば厚さ1.8mm程度の鋼板が打ち抜かれて成形された厚肉板状片で、本実施例では例えば400個程度備えられている。エレメント26は、図2の(a) に示すように一対のシーブ面20にそれぞれ対向しつつ接触する一対の接触面28を両側部に備えているとともに、その両側部にはそれぞれ側方に開口するように対称的に一対の凹溝30が設けられており、その凹溝30内にそれぞれ上記フープ24が収容されることにより、その一対のフープ24によって多数のエレメント26が環状に連ねられた状態で支持されている。
そして、この伝動ベルト10が一対のプーリ14および16に巻き掛けられて周方向へ回転させられることにより、それ等のプーリ14と16との間で動力を伝達する。その場合に、それ等のプーリ14、16に巻き掛けられた部分、すなわちエレメント26の接触面28がシーブ面20に接触させられる領域では、張力によってフープ24が凹溝30の内周側の壁面であるサドル面32に押圧され、フープ24の幅方向の形状がサドル面32の形状に倣って弾性変形させられる。図3の(a) は、フープ24の最内周に位置する第1リング22aとサドル面32との係合状態を示す断面図で、図2(b)のIII−III断面における一対のフープ24の一方(右側)を拡大して示したものである。また、図3の(b)はサドル面32の形状を説明するためにフープ24を省略して示した断面図である。この図3の(a)、(b)は、何れも全部が断面であるため、断面を意味するハッチ(斜線)を省略している。以下の図4〜図6についても同様である。
図3の(b)に示すように、サドル面32は、幅方向(図の左右方向)の略中央に位置する中央部分E2と、その中央部分E2の両側に位置する周辺部分E1およびE3に分けられている。そして、全体として中央部分E2が外側すなわち外周側(図3(b)の上方)へ凸形状に緩やかに膨出する湾曲形状を成しているとともに、中央部分E2の曲率は両側の周辺部分E1、E3の曲率よりも小さくされている。具体的には、周辺部分E1、E3では、幅方向の略中央に定められた中心線S上の曲率中心Ps2を中心とする共通の一定の曲率半径Rs2で緩やかに膨出する円弧形状を成しており、中央部分E2では、同じく中心線S上の曲率中心Ps1を中心とする曲率半径Rs2よりも大きな曲率半径Rs1で形成されている。この実施例ではRs1=∞(無限大)で、膨出の程度が0であり、中央部分E2は幅方向において直線状を成している。中央部分E2に示す二点鎖線は、曲率半径Rs2の円弧で、中央部分E2では曲率半径Rs2の円弧に対して相対的に凹んだ形状となる。曲率半径Rs2は、例えば図6等の従来技術におけるサドル面の曲率半径Rsと同程度の大きさで、適宜設定される。中央部分E2と周辺部分E1、E3との境界部分は、それぞれ円弧等により滑らかに接続されている。
一方、第1リング22aは、自然状態では図3の(a)に一点鎖線で示すように曲率半径Rs2よりも大きい曲率半径Rrで中央部分が外側へ凸形状に緩やかに膨出する湾曲形状(円弧形状)を成しているが、プーリ14、16に巻き掛けられた部分で張力によりサドル面32に押圧された押圧状態では、実線で示すように幅方向の両側部がサドル面32の周辺部分E1、E3の湾曲形状に倣って弾性変形させられることにより、全体として幅方向の中央部分が緩やかに膨出する湾曲形状とされる。この場合の湾曲形状は、サドル面32の周辺部分E1、E3の曲率半径Rs2と略同じ曲率半径の円弧形状となる。そして、このように第1リング22aの内周面が、曲率半径Rs2と略同じ曲率半径の円弧形状とされることにより、幅方向の両側部ではそれぞれサドル面32の周辺部分E1、E3に密着させられるが、中央部分では、サドル面32の中央部分E2の曲率半径Rs1との相違により所定の隙間(斜線部分)34が形成され、その隙間34に潤滑油が保持される。
このように、本実施例の伝動ベルト10においては、サドル面32が全体として幅方向の中央部分E2が膨出するように湾曲させられているとともに、その中央部分E2の曲率(膨出の程度)は周辺部分E1、E3の曲率よりも小さくされている(Rs2<Rs1)ため、第1リング22aの内周面がサドル面32に押圧される押圧状態では、第1リング22aの幅方向の両側部がサドル面32の周辺部分E1、E3に密着するように弾性変形させられることにより、全体として幅方向の中央部分が膨出する湾曲形状とされ、その中央部分の曲率がサドル面32の中央部分E2の曲率よりも大きくされる。この中央部分の曲率の相違により、その中央部分では第1リング22aの内周面とサドル面32との間に隙間34が形成されるため、その隙間34に潤滑油が保持されるようになり、その中央部分の潤滑性能が向上して摩耗や焼付きが抑制される。これにより、伝動ベルト10の耐久性が向上し、或いは供給する潤滑油量を少なくすることが可能となって、オイルポンプの必要能力が低減されて効率が向上する。
ここで、隙間34が形成される中央部分E2以外の周辺部分E1、E3では従来よりも押圧荷重が高くなるが、周辺部分E1、E3では第1リング22aが弾性変形により略均一にサドル面32に密着させられて荷重が広く分散するため、図6に示す従来装置の中央部分(中心線Sの近傍)のように点接触で荷重が集中することがないとともに、中央部分E2の隙間34に保持された潤滑油によって周辺部分E1、E3も良好に潤滑されるようになるため、総合的に見て潤滑性能が向上して摩耗や焼付きが抑制される。
また、本実施例ではサドル面32の中央部分E2の曲率半径Rs1が∞で、幅方向において直線状を成しているため、第1リング22aの内周面との間に比較的大きな隙間34が形成され、その隙間34に潤滑油が保持されることにより一層良好な潤滑性能が得られるようになる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の実施例において前記実施例と実質的に共通する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図4は、前記図3の(b) に対応する断面図で、前記実施例1に比較してサドル面40の形状が相違する。すなわち、この実施例2のサドル面40の周辺部分E1、E3は、前記実施例1と同様に共通の一定の曲率半径Rs2で緩やかに膨出する円弧形状を成しているが、中央部分E2の曲率半径Rs1は、曲率半径Rs2よりも大きい有限の値で、その中央部分E2も外側へ凸形状に膨出する円弧形状を成している。この場合も、そのサドル面40に押圧される第1リング22aが、サドル面40の周辺部分E1、E3の曲率半径Rs2と略同じ曲率半径の円弧形状に弾性変形させられることにより、その幅方向の中央部分では、サドル面40の中央部分E2の曲率半径Rs1との相違により所定の隙間34が形成され、その隙間34に潤滑油が良好に保持されるようになって、前記実施例1と同様の作用効果が得られる。
なお、上記図4の実施例2において、サドル面40の中央部分E2の曲率半径Rs1が比較的小さく、周辺部分E1、E3の曲率半径Rs2に近い場合には、第1リング22aの幅方向の中央部分もサドル面40に略接触させられるようになり、それらの間に明確な隙間34が形成されない場合がある。その場合でも、サドル面40の中央部分E2の曲率半径Rs1は周辺部分E1、E3の曲率半径Rs2よりも小さく、その曲率半径Rs2の円弧(二点鎖線)よりも凹んでいるため、隙間34が形成されない場合でも押圧荷重は低くなる。このため、中央部分E2に集中的に荷重が作用する従来の場合に比較して、その中央部分E2の潤滑性能が向上して摩耗や焼付きが抑制される。また、中央部分E2以外の周辺部分E1、E3では押圧荷重が高くなるが、周辺部分E1、E3では第1リング22aが弾性変形により略均一に密着させられて荷重が広く分散するため、従来の中央部分のように荷重が集中的に作用することがなく、その周辺部分E1、E3についても所定の潤滑性能が得られ、総合的に見て従来よりも潤滑性能が向上する。
図5の(a)、(b)は、それぞれ前記図3の(a)、(b)に対応する断面図で、前記実施例1に比較してサドル面42の形状が相違する。すなわち、この実施例3のサドル面42は、全体として中央部分E2が外側すなわち外周側(図5(b)の上方)へ凸形状に緩やかに膨出する湾曲形状を成している点は実施例1と同じであるが、その中央部分E2および周辺部分E1、E3が何れも直線によって形成されており、全体として台形形状を成している点が相違する。本実施例でも、第1リング22aの内周面がサドル面42に押圧される押圧状態では、第1リング22aの両側部がサドル面42の周辺部分E1、E3に密着するように弾性変形させられることにより、図5の(a)に実線で示すように全体として幅方向の中央部分が膨出する湾曲形状とされるため、前記実施例1と同様にその中央部分に隙間44が形成されて潤滑油が保持されるようになり、実施例1と同様の作用効果が得られる。なお、上記サドル面42の中央部分E2と周辺部分E1、E3との境界部分は、何れも円弧等により滑らかに接続されている。また、サドル面42を4分割以上に分割して折れ線状に繋ぐことにより、緩やかに膨出する湾曲形状とすることも可能である。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:伝動ベルト 14、16:プーリ 22:リング 22a:第1リング 24:フープ 26:エレメント 32、40、42:サドル面 34、44:隙間 E1、E3:周辺部分 E2:中央部分
Claims (4)
- 薄板帯状のリングが複数重ね合わされた無端環状のフープと、
該フープに沿って環状に連ねられた状態で該フープにより支持されるとともに、該フープの最内周に位置する第1リングの内周面に押圧されるサドル面を備えている多数のエレメントと
を有し、複数のプーリ間に巻き掛けられて動力を伝達するとともに、前記第1リングの内周面が前記サドル面に押圧される押圧状態では、該第1リングの幅方向の形状が該サドル面に倣って弾性変形させられる伝動ベルトにおいて、
前記サドル面は、全体として幅方向の中央部分が膨出するように湾曲させられているとともに、該中央部分の膨出の程度は両側の周辺部分の膨出の程度に比較して小さい一方、
前記第1リングは、自然状態において幅方向の中央部分が外側へ膨出する湾曲形状を成しており、前記押圧状態において該幅方向の両側部が前記サドル面の前記周辺部分に密着させられることにより、全体として該周辺部分の形状に倣って該幅方向の中央部分が膨出する湾曲形状とされ、該幅方向の中央部分で該サドル面との間の押圧荷重が低下し或いは隙間が形成される
ことを特徴とする伝動ベルト。 - 前記サドル面の前記周辺部分はそれぞれ所定の曲率で湾曲させられているとともに、前記中央部分は該周辺部分の曲率よりも小さな曲率とされている
ことを特徴とする請求項2に記載の伝動ベルト。 - 前記第1リングは、前記幅方向の中央部分で前記サドル面との間に隙間が形成される
ことを特徴とする請求項2または3に記載の伝動ベルト。 - 前記サドル面の前記中央部分の膨出の程度は0で、幅方向において直線状を成している
ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の伝動ベルト。
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
PCT/JP2009/069647 WO2011061834A1 (ja) | 2009-11-19 | 2009-11-19 | 伝動ベルト |
Publications (2)
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