JP4667342B2 - 動力伝達用無端ベルト - Google Patents

動力伝達用無端ベルト Download PDF

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Description

本発明は、複数のエレメントが環状の帯状部材に支持され、一対の可変プーリー間に巻き掛けられる動力伝達用無端ベルトに関する。
複数のエレメントが環状の帯状部材に支持され、一対の可変プーリー間に巻き掛けられる動力伝達用無端ベルトにおいて、そのエレメントは、一対の可変プーリーから挟圧力を受ける本体部と、本体部にネック部を介して連結される頭部とを有している。そして、その可変プーリーのベルト摺動面に接触する本体部の側面(フランク面)には、油膜除去用の溝部が複数形成されている(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)。
一方、エレメントの主な姿勢悪化には、ヨーイング姿勢の悪化とピッチング姿勢の悪化があり、可変プーリーのベルト摺動面に対するエレメントの側面(フランク面)の片当たりなど、トルク伝達に対して影響が大きいのはヨーイング姿勢の悪化である。通常、可変プーリーの入口(ベルト進行方向上流側)で、ヨーイング姿勢が悪化したエレメントは、可変プーリー内のアイドルアーク(エレメント間に圧縮力が作用しない領域)とアクティブアーク(エレメント間に圧縮力が作用する領域)の遷移域で、エレメントの先行する側面(フランク面)のベルト進行方向後面側が、可変プーリーに対して滑ることで、そのヨーイング姿勢の改善が行われる。
しかしながら、特許文献1に記載のエレメントでは、油膜除去用の溝部が、エレメントの側面(フランク面)において、ベルト進行方向前面からベルト進行方向後面までストレートに形成されているため、エレメントのヨーイング姿勢が可変プーリーの入口で悪化して、エレメントの側面(フランク面)が、そのベルト摺動面に片当たりしても、溝部による油膜の除去作用は変化せず、エレメントと可変プーリーとの間の摩擦力は変わらない。つまり、このエレメントは、ベルト摺動面に片当たりしたときに、そのベルト摺動面に対して滑りやすくなっていないため、可変プーリー内におけるヨーイング姿勢改善の観点からは有効な形状となっていない。
また、特許文献2に記載のエレメントでは、油膜除去用の溝部の間隔が、エレメントの側面(フランク面)において、ベルト進行方向前面側が広く、ベルト進行方向後面側が狭く形成されているため、エレメントのヨーイング姿勢が可変プーリーの入口で悪化して、エレメントの側面(フランク面)のベルト進行方向前面側及びベルト進行方向後面側が、そのベルト摺動面に片当たりすると、ベルト進行方向前面側では可変プーリーとの接触面積減少による面圧増加が問題となり、ベルト進行方向後面側では可変プーリーとの接触面積増加による面圧低減効果はあるが、油膜の除去作用は変化しないため、エレメントと可変プーリーとの間の摩擦力の低減が期待できない。つまり、このエレメントも、ベルト摺動面に片当たりしたときに、そのベルト摺動面に対して滑りやすくなっていないため、可変プーリー内におけるヨーイング姿勢改善の観点からは有効な形状となっていない。
特開平2−236045号公報 特開平10−213185号公報
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、可変プーリー内において、エレメントのヨーイング姿勢を効率よく改善できる動力伝達用無端ベルトを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の動力伝達用無端ベルトは、複数のエレメントと、該複数のエレメントを支持する環状の帯状部材と、を有し、一対の可変プーリー間に巻き掛けられる動力伝達用無端ベルトにおいて、前記可変プーリーのベルト摺動面に接触する前記エレメントの側面に、ベルト進行方向前面からベルト進行方向後面に達しない所定位置までとされた溝部を複数形成したことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、エレメントの側面に形成する複数の溝部は、ベルト進行方向前面からベルト進行方向後面に達しない所定位置までとされているので、エレメントの側面と可変プーリーのベルト摺動面との間に介在する油膜は、その所定位置からベルト進行方向後面までの間では除去されない。したがって、このエレメントは、ベルト摺動面に片当たりした際に、そのベルト摺動面に対して滑りやすく、可変プーリー内においてヨーイング姿勢が悪化しても、そのヨーイング姿勢が効率よく改善される。
また、本発明に係る請求項2に記載の動力伝達用無端ベルトは、複数のエレメントと、該複数のエレメントを支持する環状の帯状部材と、を有し、一対の可変プーリー間に巻き掛けられる動力伝達用無端ベルトにおいて、前記可変プーリーのベルト摺動面に接触する前記エレメントの側面に、ベルト進行方向前面からベルト進行方向後面に達しない所定位置までとされた第1の溝部と、ベルト進行方向前面からベルト進行方向後面までとされた第2の溝部と、を混在させて複数形成したことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、エレメントの側面に形成する複数の溝部には、ベルト進行方向前面からベルト進行方向後面に達しない所定位置までとされた第1の溝部が混在されているので、エレメントの側面と可変プーリーのベルト摺動面との間に介在する油膜は、その所定位置からベルト進行方向後面までの間では除去され難い。したがって、このエレメントは、ベルト摺動面に片当たりした際に、そのベルト摺動面に対して滑りやすく、可変プーリー内においてヨーイング姿勢が悪化しても、そのヨーイング姿勢が効率よく改善される。
また、請求項3に記載の動力伝達用無端ベルトは、請求項2に記載の動力伝達用無端ベルトにおいて、前記第1の溝部が、前記第2の溝部よりも多く形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、エレメントの側面において、油膜の除去されない領域を増加させることができるので、エレメントがベルト摺動面に片当たりした際に、その側面をベルト摺動面に対して滑りやすくすることができる。したがって、可変プーリー内において、エレメントのヨーイング姿勢を効率よく改善することができる。
また、請求項4に記載の動力伝達用無端ベルトは、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の動力伝達用無端ベルトにおいて、前記エレメントの側面において、前記所定位置から前記ベルト進行方向後面までの距離が、該エレメントの厚さの1/8〜1/4とされていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、エレメントがベルト摺動面に片当たりした際に、その側面をベルト摺動面に対して確実に滑らせることができる。したがって、可変プーリー内において、エレメントのヨーイング姿勢を効率よく改善することができる。
以上のように、本発明によれば、可変プーリー内において、エレメントのヨーイング姿勢を効率よく改善できる動力伝達用無端ベルトを提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。図1は車両用のベルト式無段変速機(以下「CVT」という)10における一対の可変プーリー(入力側可変プーリー20及び出力側可変プーリー30)の構成を示す概略正面図であり、図2は同じく概略側面図である。そして、図3は一対の可変プーリー間に巻き掛けられる動力伝達用無端ベルト(伝動ベルト40)の構成を示す概略斜視図である。なお、説明の便宜上、矢印UPを上方向、矢印DOを下方向、矢印LEを左方向、矢印RIを右方向、矢印FRを前方向、矢印REを後方向とする。
図1、図2で示すように、このCVT10は、ハウジング(図示省略)により軸受(図示省略)を介して回転可能に支持された入力軸12と、その入力軸12に対して平行となるように、ハウジング(図示省略)により軸受(図示省略)を介して回転可能に支持された出力軸14と、入力軸12に支持された入力側可変プーリー20と、出力軸14に支持された出力側可変プーリー30と、入力側可変プーリー20及び出力側可変プーリー30に巻き掛けられた伝動ベルト40(動力伝達用無端ベルト)と、を備えている。
入力軸12は、図示しない原動機にトルクコンバーターなどを介して連結され、出力軸14は、図示しない駆動輪に減速機や差動歯車装置などを介して作動的に連結されている。そして、伝動ベルト40により、入力側可変プーリー20から出力側可変プーリー30へ回転動力が伝達されるようになっている。つまり、入力軸12が回転することにより入力側可変プーリー20が回転駆動され、伝動ベルト40を介して出力側可変プーリー30が回転駆動されることにより、出力軸14が回転するようになっている。
入力側可変プーリー20は、入力軸12に固定された円盤状の固定回転体である固定シーブ22と、この固定シーブ22に対向し、入力軸12に対して軸周りに相対回転不能で、かつ軸方向(左右方向)へ移動可能に設けられた円盤状の可動回転体である可動シーブ24と、その可動シーブ24に推力を付与するために、入力軸12に設けられた油圧アクチュエーター(図示省略)と、を備えている。
同様に、出力側可変プーリー30は、出力軸14に固定された円盤状の固定回転体である固定シーブ32と、この固定シーブ32に対向し、出力軸14に対して軸周りに相対回転不能で、かつ軸方向(左右方向)へ移動可能に設けられた円盤状の可動回転体である可動シーブ34と、その可動シーブ34に推力を付与するために、出力軸14に設けられた油圧アクチュエーター(図示省略)と、を備えている。
また、入力側可変プーリー20において、固定シーブ22と可動シーブ24の互いに対向する面は、回転中心(入力軸12)から径方向外側(外周縁部側)に向かうに従って両者の間隔が徐々に広がる円錐状のベルト摺動面26とされ、そのベルト摺動面26間で、伝動ベルト40を巻き掛けるV溝28が構成されている。
同様に、出力側可変プーリー30において、固定シーブ32と可動シーブ34の互いに対向する面は、回転中心(出力軸14)から径方向外側(外周縁部側)に向かうに従って両者の間隔が徐々に広がる円錐状のベルト摺動面36とされ、そのベルト摺動面36間で、伝動ベルト40を巻き掛けるV溝38が構成されている。
伝動ベルト40は、図3で示すように、略碇型形状とされるとともに、厚さ方向(ベルト進行方向)に多数(複数)並べられて環状に構成された薄板状のベルトブロック42(エレメント)と、そのベルトブロック42の後述するネック部54の左右方向両側に形成された係合溝44内に係合配置され、そのベルトブロック42を支持する左右一対の無端状のフープ46(帯状部材)と、を有している。
なお、ベルトブロック42は、強度の観点から金属(鋼)製とされている。また、左右一対のフープ46も金属製であり、薄板状の金属リングが複数枚積層されて構成された金属リング集合体とされている。また、入力軸12の可動シーブ24側及び出力軸14の可動シーブ34側には、それぞれ油を流入・流出させる油路16が形成されている。
以上のような構成のCVT10では、可動シーブ24、34が軸方向(左右方向)へ移動すると、入力側可変プーリー20のV溝28の幅や出力側可変プーリー30のV溝38の幅が変化し、入力側可変プーリー20及び出力側可変プーリー30の有効径(伝動ベルト40の回転径)が調整できる。つまり、これにより、CVT10の変速比γ(γ=入力軸12の回転速度/出力軸14の回転速度)が無段階に変更可能とされる(無段階の変速が可能となる)。
次に、本実施形態に係るベルトブロック42(エレメント)について詳細に説明する。図4(A)はベルトブロック42の概略側面図であり、図4(B)はその側面(以下「フランク面」という)42Aの概略拡大図である。
図3、図4で示すように、このベルトブロック42は、正面視略二等辺三角形状の頭部50と、正面視略等脚台形状の本体部52と、頭部50と本体部52をその左右方向中心部で一体に連結するネック部54と、を有しており、頭部50及び本体部52は、左右方向(幅方向)に所定長さ延在している。なお、本体部52の方が頭部50よりも左右方向に所定長さ長く延在しており、頭部50が入力側可変プーリー20のベルト摺動面26及び出力側可変プーリー30のベルト摺動面36に接触しないようになっている。
また、ネック部54の左右方向両側で、かつ頭部50と本体部52との間に形成された空隙が係合溝44とされており、ネック部54と頭部50との連結部分の左右方向両側と、ネック部54と本体部52との連結部分の左右方向両側には、正面視略円弧状の切欠部48が形成されている。そして、係合溝44にフープ46が入り込むことにより、ベルトブロック42とフープ46とが互いに外れないようになっている。
また、頭部50の前面側中央部には、所定高さ突出する円柱状のディンプル56(凸部)が形成され、頭部50の後面側中央部には、そのディンプル56の突出高さよりも若干深く、かつ、そのディンプル56の外径よりも大径とされた内径を有する円形凹状のホール58(凹部)が形成されている。そして、ベルト進行方向(前後方向)に隣接する各ベルトブロック42は、先行するベルトブロック42のホール58に、後続するベルトブロック42のディンプル56が挿入されるようになっており、これによって、各ベルトブロック42間の位置決めがなされるようになっている。
また、図4で示すように、ベルトブロック42のフランク面42Aには、複数(多数)の溝部60が前後方向と平行に(前面及び後面に対して垂直に)形成されている。この溝部60は、各可変プーリー20、30のベルト摺動面26、36と、ベルトブロック42のフランク面42Aとの間に介在させる潤滑油の油膜除去用であり、このベルトブロック42においては、その溝部60が、ベルトブロック42のベルト進行方向前面には達するように形成されるが、ベルト進行方向後面には達しないように形成されている。
すなわち、このベルトブロック42のフランク面42Aに形成される複数(多数)の溝部60は、そのフランク面42Aにおいて、ベルト進行方向前面からベルト進行方向後面に達しない所定位置までしか形成されない構成とされており、その溝部60が形成されていない領域の幅(距離)Dは、ベルトブロック42のフランク面42A部分における厚さLの1/8〜1/4とされている。つまり、D=L/8〜L/4とされている。
以上のような構成のベルトブロック42(エレメント)において、次にその作用について説明する。図1〜図3で示すように、多数(複数)のベルトブロック42は、フープ46に支持されて、入力側可変プーリー20と出力側可変プーリー30の間に巻き掛けられている。このとき、特に伝動ベルト40が直線状に走行するベルト直線部では、ベルト進行方向(前後方向)に隣接する各ベルトブロック42は、ディンプル56がホール58に挿入されつつ進行する。
ここで、例えば図2で示すように、トルク伝達時における入力側可変プーリー20に対する伝動ベルト40の巻き付き角は、ベルトブロック42間に圧縮力が作用する領域(アクティブアーク)αと、ベルトブロック42間に圧縮力が作用しない領域(アイドルアーク)βに分けられる。そして、ベルト進行方向に隣接する各ベルトブロック42は、遷移域Pにおいて、隙間Sが空いた状態のアイドルアークβから、隙間Sが詰まった(圧縮力が作用した)状態のアクティブアークαへ移行するため、入力側可変プーリー20に対して微少な滑りを発生する。
このとき、図5で示すように、入力側可変プーリー20の入口(ベルト進行方向上流側)で、ベルトブロック42のヨーイング姿勢(図3の矢印Bで示す姿勢)が悪化すると、上記遷移域Pでは、ヨーイング姿勢が悪化したベルトブロック42の先行する一方の端部(図示の場合は右端部)のベルト進行方向前面が、先行する隣接ベルトブロック42から相対的に押されるので、先行する一方の端部(右端部)のフランク面42Aのベルト進行方向後面側が、入力側可変プーリー20のベルト摺動面26に対して滑る。これにより、そのベルトブロック42のヨーイング姿勢の改善が行われる。
ここで、このベルトブロック42のフランク面42Aにおけるベルト進行方向後面側の所定領域には、溝部60が形成されていないので、図5で示すように、ヨーイング姿勢が悪化して片当たりするフランク面42Aのベルト進行方向後面側の油膜除去作用が低減している。つまり、その片当たりしている部分におけるベルトブロック42(フランク面42A)と入力側可変プーリー20(ベルト摺動面26)との間の摩擦力が低減して、ベルトブロック42のフランク面42Aが、入力側可変プーリー20のベルト摺動面26に対して滑りやすくなっている。したがって、遷移域Pにおけるベルトブロック42のヨーイング姿勢の改善を促進することができる。
特に、その溝部60が形成されていない領域の幅(距離)Dが、ベルトブロック42のフランク面42A部分における厚さLの1/8〜1/4とされているので、ベルトブロック42のフランク面42Aが、入力側可変プーリー20のベルト摺動面26に片当たりした際に、そのフランク面42Aをベルト摺動面26に対して確実に滑らせることができる。つまり、D=L/8未満であると、所望とする滑りが得られないが、D=L/8以上とされているので、入力側可変プーリー20内において、ベルトブロック42のヨーイング姿勢を効率よく改善することができる。なお、D=L/4より大であると、所望とする油膜除去作用が得られない。D=L/8〜L/4とすることにより、所望とする滑りが得られ、所望とする油膜除去作用が得られる。
また、ヨーイング姿勢が悪化したベルトブロック42の後続する他方の端部(図示の場合は左端部)のフランク面42Aのベルト進行方向前面側も、入力側可変プーリー20のベルト摺動面26に片当たりするが、その片当たりしている部分には、溝部60が形成されて油膜が除去されるようになっているので、ベルトブロック42(フランク面42A)と入力側可変プーリー20(ベルト摺動面26)との間の摩擦力は保持され、ベルトブロック42のフランク面42Aが、入力側可変プーリー20のベルト摺動面26に対して滑り難くなっている。よって、ベルトブロック42のヨーイング姿勢が改善される際には、その片当たりしている部分が回動支点として働き、ベルトブロック42のヨーイング姿勢の改善がよりスムーズに行われる。
また、入力側可変プーリー20内において、ベルトブロック42のヨーイング姿勢が改善されると、ベルトブロック42のフランク面42Aは、入力側可変プーリー20のベルト摺動面26と、全面で(溝部60及び溝部60が形成されていない領域を含んで)接触する。このとき、溝部60が形成されていない領域の幅(距離)Dは、上記の通り、L/4以下とされているので、その溝部60により油膜を除去することが可能である。したがって、伝動ベルト40の動力伝達が行われる入力側可変プーリー20のアクティブアークαでは、ベルトブロック42のフランク面42Aと入力側可変プーリー20のベルト摺動面26との間の摩擦力の低減を心配する必要がない。
つまり、伝動ベルト40の動力伝達が行われるアクティブアークαにおいて、ベルトブロック42のヨーイング姿勢の悪化を抑えることができると、伝動ベルト40が入力側可変プーリー20に正しい姿勢で巻き付くことができるため、ベルト動力伝達のトルク容量の高容量化や伝達効率の高効率化が実現可能となる。また、このような効果を奏する本実施形態に係るベルトブロック42は、フランク面42Aにおいて、ベルト進行方向前面からベルト進行方向後面に達しない所定位置までしか溝部60を形成しないようにするだけでよいため、簡単に構成できるメリットがある。
次に、ベルトブロック42のフランク面42Aに形成する溝部60の変形例について説明する。図6(A)はベルトブロック42の変形例の概略側面図であり、図6(B)はそのフランク面42Aの概略拡大図である。この図6で示すように、ベルトブロック42のフランク面42Aに形成する複数(多数)の溝部60は、ベルト進行方向前面からベルト進行方向後面に達しない所定位置までとされた第1の溝部60Aと、ベルト進行方向前面からベルト進行方向後面までとされた第2の溝部60Bと、が混在する構成としてもよい。但し、この場合、ベルト進行方向後面に達しない第1の溝部60Aの数量を、ベルト進行方向後面に達する第2の溝部60Bの数量よりも多くすることが好ましい。
このような構成にすると、フランク面42Aのベルト進行方向後面側に、油膜の除去されない領域を増加させることができるので、ベルトブロック42のヨーイング姿勢が悪化して、そのフランク面42Aが入力側可変プーリー20のベルト摺動面26に片当たりした際に、そのフランク面42Aをベルト摺動面26に対して、上記と同様に滑りやすくすることができる。つまり、これにより、入力側可変プーリー20内において、ベルトブロック42のヨーイング姿勢を効率よく改善することができる。
なお、この変形例においても、溝部60が形成されていない領域の幅(距離)Dが、ベルトブロック42のフランク面42A部分における厚さLの1/8〜1/4とされることは言うまでもない。また、ベルトブロック42のフランク面42Aに形成する溝部60の形状は、図4、図6で示した形状に限定されるものではなく、例えばベルトブロック42の前面(又は後面)に対して所定角度傾斜した形状等に形成してもよい。
CVTにおける一対の可変プーリーの構成を示す概略正面図 CVTにおける一対の可変プーリーの構成を示す概略側面図 一対の可変プーリー間に巻き掛けられる動力伝達用無端ベルトの構成を示す概略斜視図 (A)ベルトブロックの概略側面図、(B)フランク面の概略拡大図 可変プーリー内においてベルトブロックのヨーイング姿勢が改善される様子を示す説明図 (A)ベルトブロックの変形例の概略側面図、(B)フランク面の概略拡大図
符号の説明
10 CVT(ベルト式無段変速機)
12 入力軸
14 出力軸
20 入力側可変プーリー
22 固定シーブ
24 可動シーブ
26 ベルト摺動面
28 V溝
30 出力側可変プーリー
32 固定シーブ
34 可動シーブ
36 ベルト摺動面
38 V溝
40 伝動ベルト(動力伝達用無端ベルト)
42 ベルトブロック(エレメント)
42A フランク面(側面)
44 係合溝
46 フープ(帯状部材)
48 切欠部
50 頭部
52 本体部
54 ネック部
56 ディンプル
58 ホール
60 溝部
60A 第1の溝部
60B 第2の溝部

Claims (4)

  1. 複数のエレメントと、該複数のエレメントを支持する環状の帯状部材と、を有し、一対の可変プーリー間に巻き掛けられる動力伝達用無端ベルトにおいて、
    前記可変プーリーのベルト摺動面に接触する前記エレメントの側面に、ベルト進行方向前面からベルト進行方向後面に達しない所定位置までとされた溝部を複数形成したことを特徴とする動力伝達用無端ベルト。
  2. 複数のエレメントと、該複数のエレメントを支持する環状の帯状部材と、を有し、一対の可変プーリー間に巻き掛けられる動力伝達用無端ベルトにおいて、
    前記可変プーリーのベルト摺動面に接触する前記エレメントの側面に、ベルト進行方向前面からベルト進行方向後面に達しない所定位置までとされた第1の溝部と、ベルト進行方向前面からベルト進行方向後面までとされた第2の溝部と、を混在させて複数形成したことを特徴とする動力伝達用無端ベルト。
  3. 前記第1の溝部が、前記第2の溝部よりも多く形成されていることを特徴とする請求項2に記載の動力伝達用無端ベルト。
  4. 前記エレメントの側面において、前記所定位置から前記ベルト進行方向後面までの距離が、該エレメントの厚さの1/8〜1/4とされていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の動力伝達用無端ベルト。
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