JP2007270914A - 動力伝達チェーンおよびこれを備える動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達チェーンおよびこれを備える動力伝達装置 Download PDF

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Abstract

【課題】振動を抑制する効果に優れ、且つ電動効率の良好な動力伝達チェーンを提供すること。
【解決手段】チェーン1は、複数のリンク2と、これらのリンク2を相対的に屈曲可能に連結する連結部材50とを備えている。連結部材50の第1のピン3は、プーリに挟持されて当該プーリとの間で動力を伝達する。チェーン1は、チェーン幅方向Wに関する中央領域26と、中央領域26の側方にある側方領域27,28とを含んでいる。中央領域26において、チェーン幅方向Wに隣り合うリンク2a〜2g同士が互いに押圧接触されており、チェーン1の屈曲に伴って互いに摩擦力を及ぼしながら相対回動する。側方領域27,28のそれぞれにおいて、チェーン幅方向Wに隣り合うリンク2は、所定の隙間Sを隔てて配列されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、動力伝達チェーンおよびこれを備える動力伝達装置に関する。
自動車のプーリ式無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)等の動力伝達装置に用いられる無端状の動力伝達チェーンには、複数のリンクと、これらのリンクを連結するピンとを備え、ピンの一対の端面のそれぞれが、プーリのテーパディスクに係合してプーリとの間で動力を伝達するものがある(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1の動力伝達チェーンは、複数のリンクを厚み方向に重ね合わせて配置した状態で、これらのリンクのピン孔にピンを圧入しており、隣接して配置されるリンク同士を屈曲自在に連結している。隣り合うリンクの側面同士が摩擦接触するようになっている。リンクの側面は、チェーンの使用により摩滅または剥離し得る被覆材により被覆されている。被覆材が摩滅または剥離することにより、側面同士の接触面圧を下げて、屈曲時の曲げトルクを低減している。
特許文献2の動力伝達チェーンは、チェーン幅方向に隣接するリンク間に隙間を設けて、リンク同士が摩擦接触しないようにしている。これにより、屈曲時の曲げトルクを低減している。
特開2005−214323号公報 特開2005−214345号公報
上記動力伝達チェーンは、ピンがプーリに噛み込まれる前後の領域において、チェーン径方向に振動するという弦振動を効果的に抑制できるが、運動条件により、弦振動が生じる場合がある。この場合、ピンがプーリに衝撃的に接触することとなり、騒音やピン端面の摩耗の原因となり、好ましくない。特に、弦振動の振動数が動力伝達チェーンの固有振動数に合致すると振幅が大きくなり、好ましくない。
しかしながら、特許文献1,2では、動力伝達チェーンの曲げトルクが低減されていることにより、弦振動を減衰させる抵抗力が少なく、一旦生じてしまった弦振動を抑制し難い。ここで、チェーン幅方向に隣接するリンク同士を接触させてその接触摩擦によって動力伝達チェーンの弦振動を減衰することが考えられる。しかしながら、単にリンク同士を摩擦接触させると、屈曲時のロスが大きくなり、伝動効率が大きく低下してしまう。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、動力伝達チェーンの振動を抑制する効果に優れ、且つ伝動効率の良好な動力伝達チェーンおよびこれを備える動力伝達装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、チェーン進行方向(X)に並ぶ複数のリンク(2;2K)と、チェーン進行方向(X)とは直交するチェーン幅方向(W)に沿って延び、複数のリンク(2;2K)を相対的に屈曲可能に連結する連結部材(50;3)とを備える動力伝達チェーン(1)において、連結部材(50;3)は、一対の端部(16)のそれぞれにプーリ係合用の動力伝達部(17)を有する動力伝達部材(3)を含み、上記複数のリンク(2;2K)は、チェーン幅方向(W)に互いに押圧される状態で互いに接触した少なくとも2つの押圧接触リンク(2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g)を含み、上記少なくとも2つの押圧接触リンク(2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g)は、チェーン幅方向(W)に関して動力伝達チェーン(1)の中央を含む所定の領域(26)のみに配置されており、動力伝達チェーン(1)の屈曲に伴って互いに摩擦力を及ぼしながら相対回動することを特徴とするものである(請求項1)。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
本発明によれば、押圧接触リンク間の摩擦抵抗が、動力伝達チェーンの振動(弦振動)時に減衰力として作用し、この振動を確実に抑制することができる。その結果、動力伝達部材がプーリに衝撃的に接触することを防止して、静粛性および耐久性を向上できる。また、一部のリンクにのみ摩擦抵抗を生じさせているので、駆動ロスが少ない。しかも、プーリに係合して挟持された動力伝達部材は、両端からプーリの押圧力を受ける等により曲げが生じ、両端部が大きく撓むが、動力伝達部材の撓みの少ない所定の領域にのみ、押圧接触リンクを設けている。これにより、押圧接触リンクの相対位置が不用意に変動して押圧接触リンク同士が過度に接触することを防止でき、これらのリンク間の摩擦抵抗が過度に大きくなることを防止できる。駆動ロスを確実に少なくして、高い伝動効率を達成できる。
また、本発明において、上記連結部材(50)は、一対の端部(16)のそれぞれにプーリ係合用の動力伝達部(17)を有する第1の動力伝達部材(3)、および第1の動力伝達部材(3)とは対をなす第2の動力伝達部材(4)を含み、各リンク(2)は、チェーン進行方向(X)に並ぶ第1および第2の貫通孔(9,10)を含み、各リンク(2)の第1および第2の貫通孔の一方(9)には、対応する第1の動力伝達部材(3)が相対移動可能に嵌め入れられるとともに対応する第2の動力伝達部材(4)が相対移動を規制されて嵌め入れられ、各リンク(2)の第1および第2の貫通孔の他方(10)には、対応する第1の動力伝達部材(3)が相対移動を規制されて嵌め入れられるとともに対応する第2の動力伝達部材(4)が相対移動可能に嵌め入れられている場合がある(請求項2)。
この場合、リンクを対応する第1および第2の動力伝達部材に固定して、チェーン幅方向に位置決めすることができる。これにより、押圧接触リンク同士を確実に押圧接触させることができる。
また、本発明において、相対向する一対の円錐面状のシーブ面(62a,63a,72a,73a)をそれぞれ有する第1および第2のプーリ(60,70)と、これらのプーリ(60,70)間に巻き掛けられ、シーブ面(62a,63a,72a,73a)に係合して動力を伝達する上記の動力伝達チェーン(1)とを備える場合がある(請求項3)。この場合、静粛性、耐久性および伝動効率に優れた動力伝達装置を実現できる。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達チェーンを備える動力伝達装置としてのチェーン式無段変速機(以下では、単に無段変速機ともいう)の要部構成を模式的に示す斜視図である。図1を参照して、無段変速機100は、自動車等の車両に搭載されるものであり、第1のプーリとしての金属(構造用鋼等)製のドライブプーリ60と、第2のプーリとしての金属(構造用鋼等)製のドリブンプーリ70と、これらの両プーリ60,70間に巻き掛けられた無端状の動力伝達チェーン1(以下では、単にチェーンともいう)とを備えている。なお、図1中のチェーン1は、理解を容易にするために一部断面を示している。
図2は、図1のドライブプーリ60(ドリブンプーリ70)およびチェーン1の部分的な拡大断面図である。図1および図2を参照して、ドライブプーリ60は、車両の駆動源に動力伝達可能に連なる入力軸61に一体回転可能に取り付けられるものであり、固定シーブ62と可動シーブ63とを備えている。固定シーブ62および可動シーブ63は、相対向する一対のシーブ面62a,63aをそれぞれ有している。各シーブ面62a,63aは円錐面状の傾斜面を含んでいる。これらシーブ面62a,63a間に溝が区画され、この溝によってチェーン1を強圧に挟んで保持するようになっている。
また、可動シーブ63には、溝幅を変更するための油圧アクチュエータ(図示せず)が接続されており、変速時に、入力軸61の軸方向(図2の左右方向)に可動シーブ63を移動させることにより、溝幅を変化させるようになっている。それにより、入力軸61の径方向(図2の上下方向)にチェーン1を移動させて、プーリ60のチェーン1に関する有効半径(以下、プーリ60の有効半径ともいう)を変更できるようになっている。
一方、ドリブンプーリ70は、図1および図2に示すように、駆動輪(図示せず)に動力伝達可能に連なる出力軸71に一体回転可能に取り付けられており、ドライブプーリ60と同様に、チェーン1を強圧で挟む溝を形成するための相対向する一対のシーブ面73a,72aをそれぞれ有する固定シーブ73および可動シーブ72を備えている。
ドリブンプーリ70の可動シーブ72には、ドライブプーリ60の可動シーブ63と同様に油圧アクチュエータ(図示せず)が接続されており、変速時に、この可動シーブ72を移動させることにより溝幅を変化させるようになっている。それにより、チェーン1を移動させて、プーリ70のチェーン1に関する有効半径(以下、プーリ70の有効半径ともいう)を変更できるようになっている。
図3は、チェーン1の要部の断面図である。図4は、図3のIV−IV線に沿う断面図であり、チェーン1の直線領域を示している。図5は、チェーン1の屈曲領域の断面図である。
なお、以下では、図4を参照して説明するときは、チェーン1の直線領域を基準として説明し、図5を参照して説明するときは、チェーン1の屈曲領域を基準として説明する。
図3および図4を参照して、チェーン1は、複数のリンク2と、これらのリンク2を互いに屈曲可能に連結する複数の連結部材50とを備えている。チェーン1には、潤滑油が供給され、チェーン1を潤滑したり冷却したりするようになっている。
以下では、チェーン1の進行方向に沿う方向をチェーン進行方向Xといい、チェーン進行方向Xとは直交し且つ連結部材50の長手方向に沿う方向をチェーン幅方向Wといい、チェーン進行方向Xおよびチェーン幅方向Wの双方に直交する方向をチェーン径方向Vという。
各リンク2は板状に形成されており、チェーン進行方向Xの前後に並ぶ一対の端部としての前端部5および後端部6、ならびにこれら前端部5および後端部6間に配置される中間部7を含んでいる。
前端部5および後端部6には、第1の貫通孔としての前貫通孔9、および第2の貫通孔としての後貫通孔10がそれぞれ形成されている。中間部7は、前貫通孔9および後貫通孔10間を仕切る柱部8を有している。この柱部8は、チェーン進行方向Xに所定の厚みを有している。各リンク2の外周縁、前貫通孔9の周縁および後貫通孔10の周縁は、それぞれ、滑らかな曲線に形成されており、応力集中の生じ難い形状とされている。
リンク2を用いて、第1〜第3のリンク列51〜53が形成されている。具体的には、第1のリンク列51、第2のリンク列52および第3のリンク列53はそれぞれ、チェーン幅方向Wに並ぶ複数のリンク2を含んでいる。第1〜第3のリンク列51〜53のそれぞれにおいて、同一リンク列のリンク2は、チェーン進行方向Xの位置が互いに同じとなるように揃えられている。第1〜第3のリンク列51〜53は、チェーン進行方向Xに沿って並んで配置されている。
第1のリンク列51は、例えば、8枚のリンク2を含んでいる。第2のリンク列52は、例えば、8枚のリンク2を含んでいる。第3のリンク列53は、例えば、9枚のリンク2を含んでいる。第1〜第3のリンク列51〜53の各リンク2は、同一のリンク列のリンクがチェーン幅方向Wに連続しないように配列されている。
各リンク列51〜53において、リンク2は、チェーン幅方向Wに直交し且つチェーン幅方向Wの中央を通る、チェーン1の中央としての中心面Pを中心として、対称に配列されている。具体的には、中心面P上にある第3のリンク列53のリンク2aを中心として、チェーン幅方向Wの一方W1および他方W2の何れに進んだ場合でも、順番に、第2のリンク列52のリンク2、第1のリンク列51のリンク2、第3のリンク列53のリンク2、第1のリンク列51のリンク2、第2のリンク列52のリンク2、第3のリンク列53のリンク2、第2のリンク列52のリンク2、第1のリンク列51のリンク2、第3のリンク列53のリンク2、第1のリンク列51のリンク2、第2のリンク列52のリンク2、第3のリンク列53のリンク2が配列されている。
第1〜第3のリンク列51〜53のリンク2はそれぞれ、対応する連結部材50を用いて、対応する第1〜第3のリンク列51〜53のリンク2と相対回転可能(屈曲可能)に連結されている。
具体的には、第1のリンク列51のリンク2の前貫通孔9と、第2のリンク列52のリンク2の後貫通孔10とは、チェーン幅方向Wに並んで互いに対応しており、これらの貫通孔9,10を挿通する連結部材50によって、第1および第2のリンク列51,52のリンク2同士がチェーン進行方向Xに屈曲可能に連結されている。
同様に、第2のリンク列52のリンク2の前貫通孔9と、第3のリンク列53のリンク2の後貫通孔10とは、チェーン幅方向Wに並んで互いに対応しており、これらの貫通孔9,10を挿通する連結部材50によって、第2および第3のリンク列52,53のリンク2同士がチェーン進行方向Xに屈曲可能に連結されている。
図3において、第1〜第3のリンク列51〜53は、それぞれ1つしか図示されていないが、チェーン進行方向Xに沿って第1〜第3のリンク列51〜53が繰り返すように配置されている。そして、チェーン進行方向Xに互いに隣接する2つのリンク列のリンク2同士が、対応する連結部材50によって順次に連結され、無端状をなすチェーン1が形成されている。
図3および図4を参照して、各連結部材50は、チェーン幅方向Wに沿って延びており、第1の動力伝達部材としての第1のピン3と、第2の動力伝達部材としての第2のピン4とを備えており、これら第1および第2のピン3,4は、対をなしている。第1のピン3は、対をなす第2のピン4に対して、リンク2間の屈曲に伴い転がり摺動接触するようになっている。
なお、転がり摺動接触とは、転がり接触およびすべり接触の少なくとも一方を含む接触のことをいう。
第1のピン3は、チェーン幅方向Wに延びる長尺(板状)の部材である。第1のピン3の周面11は、チェーン幅方向Wに平行に延びている。
この周面11は、滑らかな面に形成されており、チェーン進行方向Xの前方を向く対向部としての前部12と、チェーン進行方向Xの後方を向く背部としての後部13と、チェーン径方向Vに相対向する一対の端部としての一端部14および他端部15とを有している。
前部12は、対をなす第2のピン4と対向しており、第2のピン4の後述する後部19と接触部T(チェーン幅方向Wからみて、接触点)で転がり摺動接触している。
一端部14は、第1のピン3の周面11のうち、チェーン外径側の端部を構成しており、チェーン外径側に向けて凸湾曲する曲面に形成されている。
他端部15は、第1のピン3の周面11のうち、チェーン内径側の端部を構成しており、チェーン内径側に向けて凸湾曲する曲面に形成されている。
なお、以下では、チェーン径方向Vのうち、一端部14から他端部15に向かう側をチェーン内径側といい、他端部15から一端部14に向かう側をチェーン外径側という。
第1のピン3の長手方向(チェーン幅方向W)に関する一対の端部16は、チェーン幅方向Wの一対の端部に配置されるリンク2からチェーン幅方向Wにそれぞれ突出している。これら一対の端部16には、動力伝達部としての端面17がそれぞれ設けられている。
図2を参照して、一対の端面17は、中心面Aを中心とする対称形状に形成されている。これらの端面17は、各プーリ60,70の対応するシーブ面62a,63a,72a,73aに摩擦接触(係合)するためのものである。
第1のピン3は、上記対応するシーブ面62a,63a,72a,73a間に挟持され、これにより、第1のピン3と各プーリ60,70との間で動力が伝達される。第1のピン3は、その端面17が潤滑油膜を介して対応するシーブ面62a,63a,72a,73aに接触して動力を伝達するため、例えば、軸受用鋼(SUJ2)等の高強度耐摩耗材料で形成されている。
図3および図4を参照して、第2のピン4(ストリップ、またはインターピースともいう)は、第1のピン3と同様の材料により形成された、チェーン幅方向Wに延びる長尺(板状)の部材である。
第2のピン4は、その一対の端部が上記各プーリのシーブ面に接触しないように、第1のピン3よりも短く形成されており、対をなす第1のピン3に対して、チェーン進行方向Xの前方に配置されている。チェーン進行方向Xに関して、第2のピン4は、第1のピン3よりも薄肉に形成されている。
第2のピン4の周面18は、チェーン幅方向Wに延びている。この周面18は、滑らかな面に形成されており、チェーン進行方向Xの後方を向く対向部としての後部19と、チェーン進行方向Xの前方を向く前部20と、チェーン径方向Vに関する一対の端部としての一端部21および他端部22とを有している。
後部19は、チェーン進行方向Xと直交する平坦面に形成されている。前述したように、この後部19は対をなす第1のピン3の前部12と対向している。
一端部21は、第2のピン4の周面18のうち、チェーン外径側の端部を構成しており、チェーン外径側に向けて凸湾曲する曲面に形成されている。
他端部22は、第2のピン4の周面18のうち、チェーン内径側の端部を構成しており、チェーン内径側に向けて凸湾曲する曲面に形成されている。
チェーン1は、いわゆる圧入タイプのチェーンとされている。具体的には、各リンク2の前貫通孔9には、第1のピン3が相対移動可能に遊嵌されているとともに、この第1のピン3と対をなす第2のピン4が相対移動を規制されるようにして圧入固定され、各リンク2の後貫通孔10には、第1のピン3が相対移動を規制されるように圧入固定されているとともに、この第1のピン3と対をなす第2のピン4が相対移動可能に遊嵌されている。
上記の構成により、第1のピン3の前部12と対をなす第2のピン4の後部19とは、チェーン進行方向Xに隣接するリンク2間の屈曲に伴って変位する接触部Tで、互いに転がり摺動接触する。
チェーン幅方向Wからみたときにおいて、接触部Tの移動軌跡は、インボリュート曲線を描くようにされている。具体的には、第1のピン3の前部12に曲面部25が設けられている。曲面部25のチェーン内径側の端部が、所定の起部J(チェーン幅方向Wからみて、起点)とされている。起部Jの位置は、接触部T1の位置、すなわち、チェーン1の直線領域における第1のピン3の接触部Tと一致している。この起部Jは、前部12のうち、チェーン内径側寄りに配置されている。
チェーン幅方向Wからみて、曲面部25は、所定の起部J(起点)をもつインボリュート曲線からなる。このインボリュート曲線の基礎円Kは、中心M、半径Rb(基礎円半径、例えば、100mm)を有する円である。
中心Mは、チェーン進行方向Xに直交し且つ第1のピン3の接触部T1を含む平面上において、上記接触部T1よりもチェーン内径側に位置している。基礎円Kと起部Jとは、交差している。
上記の構成により、チェーン幅方向Wからみて、曲面部25は、対をなす第2のピン4の後部19と接触部Tで接触している。対応するリンク2間の屈曲に伴う接触部Tの移動軌跡は、第1のピン3を基準として、インボリュート曲線をなす。
なお、チェーン幅方向Wからみた、第1のピン3の曲面部25は、インボリュート曲線以外の曲線(例えば、単一または複数の曲率半径を有する曲線)に形成してもよい。
本実施の形態の特徴とするところは、チェーン1は、チェーン幅方向Wに関してチェーン1の中央としての前記中心面Aを含む所定の領域としての中央領域26と、中央領域26に対してチェーン幅方向Wに関する一方の側方および他方の側方のそれぞれに設けられた側方領域27,28とを備え、このうちの中央領域26のみが、チェーン幅方向Wに互いに押圧される状態で互いに接触した少なくとも2つの押圧接触リンク2a,2b,2c,2d,2e,2f,2gを含んでいる点にある。
中央領域26は、前述した第3のリンク列53の真中のリンク2aと、チェーン幅方向Wの一方W1に関してこのリンク2aから3番目までのリンク2(第2のリンク列52のリンク2b、第1のリンク列51のリンク2c、第3のリンク列53のリンク2d)と、チェーン幅方向Wの他方W2に関して上記リンク2aから3番目までのリンク2(第2のリンク列52のリンク2e、第1のリンク列51のリンク2f、第3のリンク列53のリンク2g)とを含んでいる。
すなわち、本実施の形態において、中央領域26は、リンク2aと、このリンク2aに対してチェーン幅方向Wに近接する6枚のリンク2b〜2gとを含んでいる。中央領域26において、チェーン幅方向Wに隣り合うリンク2同士が互いに押圧接触されている。
具体的には、リンク2aの一側面21aおよびリンク2bの一側面21bの相対向する対向部分が、摩擦接触している。同様に、リンク2bの他側面22bおよびリンク2cの一側面21cの相対向する対向部分が、摩擦接触している。同様に、リンク2cの他側面22cおよびリンク2dの一側面21dの相対向する対向部分が、摩擦接触している。
また、リンク2aの他側面22aおよびリンク2eの一側面21eの相対向する対向部が、摩擦接触している。同様に、リンク2eの他側面22eおよびリンク2fの一側面21fの相対向する対向部部分が、摩擦接触している。同様に、リンク2fの他側面22fおよびリンク2gの一側面21gの相対向する対向部分が、摩擦接触している。
以上より、リンク2aは、チェーン幅方向Wの両側方にある対応するリンク2とそれぞれ摩擦接触している。同様に、リンク2b,2c、2e,2fは、チェーン幅方向Wの両側方にある対応するリンク2とそれぞれ摩擦接触している。
上記の構成により、中央領域26において互いに押圧接触しあうリンク2同士は、図4に示す直線領域から図5に示す屈曲領域に移行することに伴い、すなわち、チェーン1が屈曲することに伴い、互いに摩擦力を及ぼしながら相対回動(相対摺動)する。
図3を参照して、一方の側方領域27は、中央領域26に対してチェーン幅方向Wの一方W1側に配列された各リンク2を含んでいる。他方の側方領域28は、中央領域26に対してチェーン幅方向Wの他方W2側に配列された各リンク2を含んでいる。
各側方領域27,28の各リンク2は、チェーン幅方向Wに隣接するリンク2に対して、所定の隙間Sを隔てて配列されている。この隙間Sは、第1のピン3が各プーリに挟持されて撓みを生じたときや、各プーリが後述するミスアライメントを生じたときでも、チェーン幅方向Wに隣り合うリンク2同士が接触しないように、所定の値(例えば、0.04mm程度)に設定されている。また、上記所定の値は、チェーン幅方向Wに隣接するリンク2の側面間に潤滑作動油を粘性で保持できるようにも設定されている。
なお、ミスアライメントとは、図6に示すように、ドライブプーリ60とドリブンプーリ70との相対位置がずれることをいう。このミスアライメントは、図6(a)に示すような、ドライブプーリ60とドリブンプーリ70との間で水平方向(チェーン幅方向W)にずれを生じるミスアライメントAと、図6(b)に示すような、ドライブプーリ60とドリブンプーリ70が互いに異なる方向を向くミスアライメントBと、図6(c)に示すような、ドライブプーリ60とドリブンプーリ70が捩れるように回転するミスアライメントCと、これらのミスアライメントA〜Cの2つ以上が組み合わさったミスアライメントと、を含むものである。
図3を参照して、上記の構成により、側方領域27,28において隙間Sを隔てて配列されたリンク2同士は、直線領域から屈曲領域に移行することに伴い、すなわち、チェーン1が屈曲することに伴い、互いに潤滑油の粘性抵抗(減衰力)を受けながら相対回動(相対摺動)する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、下記の作用効果を奏することができる。すなわち、中央領域26にあるリンク2間の摩擦抵抗が、チェーン1の振動(弦振動)時に減衰力として作用し、この振動を確実に抑制することができる。その結果、第1のピン3が各プーリ60,70に衝撃的に接触することを防止して、静粛性および耐久性を向上できる。
また、一部のリンク2(リンク2a〜2g)にのみ摩擦抵抗を生じさせているので、駆動ロスが少ない。しかも、各プーリ60,70に係合して挟持された第1のピン3は、両端部16から各プーリ60,70の押圧力を受けることや、ミスアライメント等に起因して曲げが生じ、両端部16が大きく撓むが、第1のピン3の撓みの少ない中央領域26にのみ、互いに押圧接触されるリンク2a〜2fを設けている。これにより、リンク2a〜2fの相対位置が不用意に変動してリンク2a〜2g同士が過度に接触することを防止でき、これらのリンク2a〜2g間の摩擦抵抗が過度に大きくなることを防止できる。駆動ロスを確実に少なくして、高い伝動効率を達成できる。
また、側方領域27,28において、チェーン幅方向Wに隣接するリンク2同士についても、隙間Sに介在する潤滑油の粘性抵抗による減衰力により、弦振動を確実に抑制することができる。
さらに、各前貫通孔9に、対応する第1のピン3を遊嵌すると共に対応する第2のピン4を圧入固定し、各後貫通孔10に、対応する第1のピン3を圧入固定すると共に対応する第2のピン4を遊嵌している。これにより、各リンク2を対応する第1および第2のピン3,4に固定して、チェーン幅方向Wに位置決めすることができる。したがって、中央領域26の対応するリンクリンク2a〜2g同士を確実に押圧接触させることができる。
また、各第1のピン3の各端面17が各プーリ60,70の対応するシーブ面62a,63a,72a,73aに接触する際、対をなす第2のピン4が、上記第1のピン3に対して転がり摺動接触することにより、リンク2同士の屈曲が可能とされている。
この際、対をなす第1および第2のピン3,4間において、互いの転がり接触成分が多くてすべり接触成分が極めて少なく、するとその結果、各第1のピン3の各端面17が上記対応するシーブ面62a,63a,72a,73aに対してほとんど回転せずに接触することとなり、摩擦損失を低減してより高い伝動効率を確保できる。
さらに、第1のピン3を基準としたその接触部Tの軌跡が、チェーン幅方向Wからみてインボリュート曲線を描くようにされている。これにより、各第1のピン3が各プーリ60,70に順次噛み込まれる際に、チェーン1に弦振動が生じることを抑制できる。その結果、チェーン1の駆動時の騒音をより低減することができる。
このようにして、静粛性、耐久性および伝動効率に優れた無段変速機100を実現できる。
なお、本実施の形態において、中央領域26に配置されて互いに押圧接触されるリンク2は2枚だけでもよいし、3枚以上でもよい。
また、第2のピン4が、各プーリ60,70に係合するようにされていてもよい。さらに、第1のピンの長手方向の一対の端部のそれぞれの近傍に、当該第1のピンの端面と同様の動力伝達部を有する部材が配置された、いわゆるブロックタイプの動力伝達チェーンに本発明を適用してもよい。
また、リンク2の前貫通孔9と後貫通孔10の配置とを互いに入れ換えてもよい。さらに、リンク2の前貫通孔9と後貫通孔10との間の柱部8に連通溝(スリット)を設けてもよい。
この場合、チェーン径方向Vにおけるスリットの長さを相対的に長くすることで、リンク2の弾性変形量(可撓性)を増すことができ、リンク2に生じる応力をより低減することができる。また、チェーン径方向Vにおけるスリット2の長さを相対的に短くすることで、リンク2の剛性を高くすることができる。
さらに、ドライブプーリ60およびドリブンプーリ70の双方の溝幅が変動する態様に限定されるものではなく、何れか一方の溝幅のみが変動し、他方が変動しない固定幅にした態様であっても良い。また、上記では溝幅が連続的(無段階)に変動する態様について説明したが、段階的に変動したり、固定式(無変速)である等の他の動力伝達装置に適用しても良い。
図7は、本発明のさらに別の実施の形態の要部の一部断面図である。なお、本実施の形態では、図1〜図6に示す実施の形態と異なる点について主に説明し、同様の構成については、図に同様の符号を付してその説明を省略する。
図7を参照して、本実施の形態の特徴とするところは、連結部材としての1つの(単一の)第1のピン3によって、チェーン進行方向Xに隣り合うリンク2K同士が互いに相対回転可能に(屈曲可能に)連結されている点にある。具体的には、各リンク2Kの前貫通孔9Kに、対応する第1のピン3が相対移動可能に遊嵌され、各リンク2Kの後貫通孔10Kに、対応する第1のピン3が相対移動を規制されるように圧入固定されている。
前貫通孔9Kの周縁部30のチェーン進行方向Xに関する前部31(対向部)は、チェーン径方向Vに延びる断面形状を有している。この前部31は、前貫通孔9Kに遊嵌された第1のピン3の前部12と対向しており、接触部TKで転がり摺動接触している。これにより、対偶部材としてのリンク2Kと当該リンク2Kに遊嵌された第1のピン3とは、リンク2K間の屈曲に伴い、互いに転がり摺動接触するようになっている。
本実施の形態によれば、第1のピン3間のピッチをより短くして各プーリに一時に噛み込まれる第1のピン3の数をより多くできる。これにより、第1のピン3の1本あたりの負荷を低減して各プーリとの衝突力を低減でき、騒音をより低減することができる。
以上、本発明の実施の形態について幾つか説明したが、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内において、種々の変更が可能である。
本発明の一実施の形態に係る動力伝達チェーンを備える動力伝達装置としてのチェーン式無段変速機の要部構成を模式的に示す斜視図である。 図1のドライブプーリ(ドリブンプーリ)およびチェーンの部分的な拡大断面図である。 チェーンの要部の断面図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図であり、チェーンの直線領域を示している。 チェーンの屈曲領域の断面図である。 (a)〜(c)は、それぞれ、ミスアライメントについて説明するための模式的な図である。 本発明のさらに別の実施の形態の要部の一部断面図である。
符号の説明
1…動力伝達チェーン、2,2K…リンク、2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g…リンク(押圧接触リンク)、3…第1のピン(動力伝達部材、第1の動力伝達部材、連結部材)、4…第2のピン(第2の動力伝達部材)、9…前貫通孔(第1の貫通孔)、10…後貫通孔(第2の貫通孔)、16…端部(動力伝達部材の端部)、17…端面(動力伝達部)、26…中央領域(所定の領域)、50…連結部材、60,70…プーリ、62a,63a,72a,73a…シーブ面、100…無段変速機(動力伝達装置)、A…中心面(動力伝達チェーンの中央)、W…チェーン幅方向、X…チェーン進行方向。

Claims (3)

  1. チェーン進行方向に並ぶ複数のリンクと、チェーン進行方向とは直交するチェーン幅方向に沿って延び、複数のリンクを相対的に屈曲可能に連結する連結部材とを備える動力伝達チェーンにおいて、
    連結部材は、一対の端部のそれぞれにプーリ係合用の動力伝達部を有する動力伝達部材を含み、
    上記複数のリンクは、チェーン幅方向に互いに押圧される状態で互いに接触した少なくとも2つの押圧接触リンクを含み、
    上記少なくとも2つの押圧接触リンクは、チェーン幅方向に関して動力伝達チェーンの中央を含む所定の領域のみに配置されており、動力伝達チェーンの屈曲に伴って互いに摩擦力を及ぼしながら相対回動することを特徴とする動力伝達チェーン。
  2. 請求項1において、上記連結部材は、一対の端部のそれぞれにプーリ係合用の動力伝達部を有する第1の動力伝達部材、および第1の動力伝達部材とは対をなす第2の動力伝達部材を含み、
    各リンクは、チェーン進行方向に並ぶ第1および第2の貫通孔を含み、
    各リンクの第1および第2の貫通孔の一方には、対応する第1の動力伝達部材が相対移動可能に嵌め入れられるとともに対応する第2の動力伝達部材が相対移動を規制されて嵌め入れられ、
    各リンクの第1および第2の貫通孔の他方には、対応する第1の動力伝達部材が相対移動を規制されて嵌め入れられるとともに対応する第2の動力伝達部材が相対移動可能に嵌め入れられていることを特徴とする動力伝達チェーン。
  3. 相対向する一対の円錐面状のシーブ面をそれぞれ有する第1および第2のプーリと、これらのプーリ間に巻き掛けられ、シーブ面に係合して動力を伝達する請求項1または2記載の動力伝達チェーンとを備えることを特徴とする動力伝達装置。


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