JP4702626B2 - 動力伝達チェーンおよびこれを備える動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達チェーンおよびこれを備える動力伝達装置 Download PDF

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Description

本発明は、動力伝達チェーンおよびこれを備える動力伝達装置に関する。
自動車の無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)等の動力伝達装置に用いられる無端状の動力伝達チェーンは、例えば、チェーン幅方向に並ぶ複数のリンクを1つのリンクユニットとして、複数のリンクユニットをチェーン進行方向に並べ、チェーン進行方向に隣接するリンクユニットのリンク同士を、一対のピン等からなる連結部材で連結してなる(例えば、特許文献1参照)。各リンクの厚みは等しくされている。
特開平8−312725号公報
図11は、特許文献1に示されている従来の動力伝達チェーンの要部の断面図である。図11を参照して、動力伝達チェーン301は、チェーン301の単位要素としてのリンクモジュール310を有しており、リンクモジュール310をチェーン進行方向Xに連ねて形成されている(図11において、1つのリンクモジュール310のみを図示)。
リンクモジュール310は、8枚のリンク302を含む第1のリンクユニット321と、8枚のリンク302を含む第2のリンクユニット322と、9枚のリンク302を含む第3のリンクユニット323と、隣り合うリンクユニット同士を連結する連結部材320とを有している。第1、第2および第3のリンクユニット321〜323のそれぞれにおいて、リンク302は、チェーン幅方向Wの中央を通る中心線Aを中心にして対称に配置されている。
しかしながら、この場合、各リンクユニット321〜323のリンク302の枚数が8枚と9枚という不均一な枚数である。したがって、第1または第2のリンクユニット321,322のそれぞれにおけるリンク1枚あたりの負荷と、第3のリンクユニット323におけるリンク1枚あたりの負荷とは相異なる。この場合、リンク枚数が少ないことによりリンク1枚あたりの負荷が大きい第1または第2のリンクユニット321,322における強度を基準として、許容伝達トルク等が決まる。ここで、各リンク302の厚みを増すことでチェーン301の強度を向上して許容伝達トルクを増すことも考えられるが、動力伝達チェーン301が大型化してしまう。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、大型化することなく、許容伝達トルクおよび耐久性を向上することのできる動力伝達チェーン、およびこれを備える動力伝達装置を提供することを目的とする。
本願発明者は、鋭意研究を行い、まず、図10に示す動力伝達チェーン201を想到した。チェーン201は、リンクモジュール210をチェーン進行方向Xに複数連ねてなるものである(図10において、1つのリンクモジュール210のみを図示)。リンクモジュール210は、第1、第2および第3のリンクユニット221,222,223のリンク202の枚数を7枚に統一して、隣り合うリンクユニット同士を連結部材220で連結したものである。
ここで、第1のリンクユニット221のリンク202を「1」で表し、第2のリンクユニット222のリンク202を「2」で表し、第3のリンクユニット223のリンク202を「3」で表したときに、各リンクモジュール210において、チェーン幅方向Wに関するリンクモジュール210の一端210aから他端210bに向けて、「1,3,2,1,3,2,1,3,2,1,3,2,1,3,2,1,3,2,1,3,2」(個別の「」を省略して示してある。)の順でリンク202を配列している。すなわち、「1,3,2」のパターンを7回繰り返した配列としている。これにより、各リンクユニット221〜223のリンク202の枚数を統一した。また、図11に示すチェーン301は、リンクモジュール310におけるリンク302の延べの枚数が8+8+9=25枚であるが、図10のチェーン201は、リンクモジュール210におけるリンク2の延べの枚数が7+7+7=21枚である。したがって、上記特許文献1のチェーンと比較して、動力伝達チェーン202の全幅を増大することなく、リンク1枚あたりの厚みを増すことができた。上記の構成により、リンク1枚当たりの強度を増すとともに、各リンク202に生じる負荷を等しくして、負荷の偏りを防止し、許容伝達トルクおよび耐久性を向上できると期待した。
しかしながら、動力伝達チェーン201が駆動してプーリから引張力を受けたとき、動力伝達チェーン201が蛇行してジグザグ状の形状をなすことが判明した。これは、リンクモジュール210において、チェーン幅方向Wの中央を通る中心線Aに対してリンク202が非対称に配置されていることが原因と考えられる。この場合、連結部材220の負荷の分布がチェーン幅方向Wに関して不均一になり、且つ各連結部材220間においても、チェーン幅方向Wに関する負荷の分布が不均一になる。その結果、各リンク202が対応する連結部材220から受ける負荷に偏りが生じてしまい、耐久性の向上にとって好ましくない。
以上の知見を得た本願発明者は、更なる鋭意研究を行い、本願発明を想到するに至った。すなわち、本発明は、チェーン進行方向(X)に並んで互いに連結された複数のリンクモジュール(40)を備え、各リンクモジュール(40)は、チェーン進行方向(X)に隣接する第1、第2および第3のリンクユニット(51,52,53)と、これらのリンクユニット(51,52,53)を互いに連結する連結部材(50)とを含み、各リンクユニット(51〜53)は、それぞれチェーン幅方向(W)に並ぶ7枚のリンク(2)を含み、第1のリンクユニット(51)のリンク(2)を「1」で表し、第2のリンクユニット(52)のリンク(2)を「2」で表し、第3のリンクユニット(53)のリンク(2)を「3」で表したときに、各リンクモジュール(40)において、チェーン幅方向(W)に関して、「1」,「3」,「2」,「2」,「3」,「2」,「1」,「3」,「2」,「1」,「3」,「2」,「1」,「3」,「2」,「1」,「3」,「1」,「1」,「3」,「2」の順でリンク(2)が配列されていることを特徴とする動力伝達チェーン(1)である(請求項1)。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
本発明におけるリンクモジュールは、図10に示す前記動力伝達チェーン201の各モジュール210において、リンク202の配置を一部入れ替えた構成となっている。すなわち、リンクモジュール210のうち、チェーン幅方向Wの一端210aから4番目のリンク202aの配置と、チェーン幅方向Wの他端210bから4番目のリンク202bの配置とを入れ替えると、本発明におけるリンクモジュールとなる。
図11に示す従来の動力伝達チェーン301、すなわち、第1〜第3のリンクユニット321〜323のそれぞれのリンク枚数が8枚−8枚−9枚で計25枚であった構成に対して、本発明によれば、第1〜第3のリンクユニットのそれぞれのリンク枚数を7枚−7枚−7枚で計21枚にした構成としており、動力伝達チェーンの全幅を増大することなくリンク1枚あたりの厚みを増すことができる。したがって、動力伝達チェーンを大型化することなく、各リンクの強度をより増すことができる。また、各リンクユニットのリンク枚数を統一していることにより、連結部材から各リンクに作用する負荷を各リンクユニット内で偏らないように均一にできる。さらに、リンクの配列を最適化している結果、動力伝達チェーンが駆動してプーリ等から引張力を受けたときに、動力伝達チェーンがジグザグ状に蛇行した形状になることを抑制して真っ直ぐにできる。各連結部材を互いに平行な状態に維持できる。これにより、連結部材の負荷の分布をチェーン幅方向に関して均一にでき、且つ各連結部材間においても、チェーン幅方向に関する負荷の分布を均一にできる。各リンクが連結部材から受ける負荷(曲げモーメント等)を可及的に均一にでき、一部のリンクのみが先に疲労することを防止できる。動力伝達チェーンの耐久性および許容伝達トルクを格段に向上できる。
また、本発明において、各上記連結部材(50)は、対応するリンクユニット(51,52,53)間の屈曲に伴い互いに転がり摺動接触する第1および第2の動力伝達部材(3,4)を含み、各リンク(2)は、チェーン進行方向(X)に並ぶ第1および第2の貫通孔(9,10)を含み、第1の貫通孔(9)には、対応する第1の動力伝達部材(3)が遊嵌され且つ対応する第2の動力伝達部材(4)が圧入固定され、第2の貫通孔(10)には、対応する第1の動力伝達部材(3)が圧入固定され且つ対応する第2の動力伝達部材(4)が遊嵌されている場合がある(請求項2)。
この場合、各リンクが対応する第1および第2の動力伝達部材に圧入固定されていることにより、各リンクを対応する第1および第2の動力伝達部材に対してチェーン幅方向に不用意に動かないようにできる。
また、本発明において、相対向する一対の円錐面状のシーブ面(62a,63a,72a,73a)をそれぞれ有する第1および第2のプーリ(60,70)と、これらのプーリ(60,70)間に巻き掛けられ、シーブ面(62a,63a,72a,73a)に係合して動力を伝達する上記の動力伝達チェーン(1)とを備えている場合がある(請求項3)。この場合、大トルクを伝達できるとともに耐久性に優れ、且つコンパクトな動力伝達装置を実現できる。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達チェーンを備える動力伝達装置としてのチェーン式無段変速機(以下では、単に無段変速機ともいう)の要部構成を模式的に示す斜視図である。図1を参照して、無段変速機100は、自動車等の車両に搭載されるものであり、第1のプーリとしての金属(構造用鋼等)製のドライブプーリ60と、第2のプーリとしての金属(構造用鋼等)製のドリブンプーリ70と、これらの両プーリ60,70間に巻き掛けられた無端状の動力伝達チェーン1(以下では、単にチェーンともいう)とを備えている。なお、図1中のチェーン1は、理解を容易にするために一部断面を示している。
図2は、図1のドライブプーリ60(ドリブンプーリ70)およびチェーン1の部分的な拡大断面図である。図1および図2を参照して、ドライブプーリ60は、車両の駆動源に動力伝達可能に連なる入力軸61に一体回転可能に取り付けられるものであり、固定シーブ62と可動シーブ63とを備えている。固定シーブ62および可動シーブ63は、相対向する一対のシーブ面62a,63aをそれぞれ有している。各シーブ面62a,63aは円錐面状の傾斜面を含んでいる。これらシーブ面62a,63a間に溝が区画され、この溝によってチェーン1を強圧に挟んで保持するようになっている。
また、可動シーブ63には、溝幅を変更するための油圧アクチュエータ(図示せず)が接続されており、変速時に、入力軸61の軸方向(図2の左右方向)に可動シーブ63を移動させることにより、溝幅を変化させるようになっている。それにより、入力軸61の径方向(図2の上下方向)にチェーン1を移動させて、プーリ60のチェーン1に関する有効半径を変更できるようになっている。
一方、ドリブンプーリ70は、図1および図2に示すように、駆動輪(図示せず)に動力伝達可能に連なる出力軸71に一体回転可能に取り付けられており、ドライブプーリ60と同様に、チェーン1を強圧で挟む溝を形成するための相対向する一対のシーブ面73a,72aをそれぞれ有する固定シーブ73および可動シーブ72を備えている。
ドリブンプーリ70の可動シーブ72には、ドライブプーリ60の可動シーブ63と同様に油圧アクチュエータ(図示せず)が接続されており、変速時に、この可動シーブ72を移動させることにより溝幅を変化させるようになっている。それにより、チェーン1を移動させて、プーリ70のチェーン1に関する有効半径を変更できるようになっている。
図3は、チェーン1の要部の断面図である。図4は、図3のIV−IV線に沿う断面図である。なお、以下では、チェーン1の直線領域を基準として説明する。
図3および図4を参照して、チェーン1は、複数のリンク2と、これらのリンク2を互いに屈曲可能に連結する複数の連結部材50とを備えている。
以下では、チェーン1の進行方向に沿う方向をチェーン進行方向Xといい、チェーン進行方向Xに直交する方向のうち連結部材50の長手方向に沿う方向をチェーン幅方向Wといい、チェーン進行方向Xおよびチェーン幅方向Wの双方に直交する方向を直交方向Vという。
各リンク2は板状に形成されたばね鋼や炭素工具鋼等の鋼板製の部材であり、チェーン進行方向Xの前後に並ぶ一対の端部としての前端部5および後端部6、ならびにこれら前端部5および後端部6間に配置される中間部7を含んでいる。
前端部5および後端部6には、第1の貫通孔としての前貫通孔9と、第2の貫通孔としての後貫通孔10とがそれぞれ形成されている。中間部7は、前貫通孔9および後貫通孔10間を仕切る柱部8を有している。この柱部8は、チェーン進行方向Xに所定の厚みを有している。各リンク2における周縁部は、滑らかな曲線に形成されており、応力集中の生じ難い形状とされている。
リンク2を用いて、第1〜第3のリンクユニット51〜53が形成されている。具体的には、第1のリンクユニット51、第2のリンクユニット52および第3のリンクユニット53はそれぞれ、チェーン幅方向Wに並ぶ複数のリンク2を含んでいる。第1〜第3のリンクユニット51〜53のそれぞれにおいて、同一リンクユニットのリンク2は、チェーン進行方向Xの位置が互いに同じとなるように揃えられている。第1〜第3のリンクユニット51〜53は、チェーン進行方向Xに沿って並んで配置されている。
第1〜第3のリンクユニット51〜53のリンク2はそれぞれ、対応する連結部材50を用いて、対応する第1〜第3のリンクユニット51〜53のリンク2と屈曲可能に連結されている。
具体的には、第1のリンクユニット51のリンク2の前貫通孔9と、第2のリンクユニット52のリンク2の後貫通孔10とは、チェーン幅方向Wに並んで互いに対応しており、これらの貫通孔9,10を挿通する連結部材50によって、第1および第2のリンクユニット51,52のリンク2同士がチェーン進行方向Xに屈曲可能に連結されている。
同様に、第2のリンクユニット52のリンク2の前貫通孔9と、第3のリンクユニット53のリンク2の後貫通孔10とは、チェーン幅方向Wに並んで互いに対応しており、これらの貫通孔9,10を挿通する連結部材50によって、第2および第3のリンクユニット52,53のリンク2同士がチェーン進行方向Xに屈曲可能に連結されている。
図3において、第1〜第3のリンクユニット51〜53は、それぞれ1つしか図示されていないが、チェーン進行方向Xに沿って第1〜第3のリンクユニット51〜53が繰り返すように配置されている。そして、チェーン進行方向Xに互いに隣接する2つのリンクユニットのリンク2同士が、対応する連結部材50によって順次に連結され、無端状をなすチェーン1が形成されている。
チェーン1には、その単位要素としてのリンクモジュール40が設けられている。このリンクモジュール40は、第1〜第3のリンクユニット51〜53と、第1および第2のリンクユニット51,52を互いに連結する連結部材50と、第2および第3のリンクユニット52,53を互いに連結する連結部材50と、第3のリンクユニット53およびチェーン進行方向Xの前方にある他のリンクモジュール(図示せず)の第1のリンクユニットを互いに連結する連結部材50とを備えている。チェーン1は、複数のリンクモジュール40をチェーン進行方向Xに順次連結してなるともいえる。
各連結部材50は、互いに平行な状態でチェーン進行方向Xに並んでいる。各連結部材50は、第1の動力伝達部材としての第1のピン3と、第2の動力伝達部材としての第2のピン4とを含んでおり、これら第1および第2のピン3,4は対をなしている。これら対をなす第1および第2のピン3,4は、対応するリンク2間の屈曲に伴い、互いに転がり摺動接触するようになっている。転がり摺動接触とは、転がり接触およびすべり接触の少なくとも一方を含む接触状態をいう。
第1のピン3は、チェーン幅方向Wに延びる長尺の部材であり、第1のピン3の周面11がチェーン幅方向Wに平行に延びている。
この周面11は、滑らかな面に形成されており、チェーン進行方向Xの前方を向く対向部としての前部12を有している。前部12は、対をなす第2のピン4と対向しており、第2のピン4の後述する後部19と接触部T(チェーン幅方向Wからみて、接触点)で転がり摺動接触している。
第1のピン3の長手方向(チェーン幅方向W)に関する一対の端部16は、リンクモジュール40のリンク2のうちチェーン幅方向Wの一対の端部に配置されるリンク2a,2bからチェーン幅方向Wにそれぞれ突出している。これら一対の端部16には、一対の動力伝達部としての端面17がそれぞれ設けられている。
図2および図3を参照して、一対の端面17は、各プーリ60,70の対応するシーブ面62a,63a,72a,73aに摩擦接触(係合)するようになっている。
第1のピン3は、上記対応するシーブ面62a,63a,72a,73a間に挟持され、これにより、第1のピン3と各プーリ60,70との間で動力が伝達される。第1のピン3は、その端面17が直接動力伝達に寄与するため、例えば、軸受用鋼(SUJ2)等の高強度耐摩耗材料で形成されている。
再び図3および図4を参照して、第2のピン4(ストリップ、またはインターピースともいう)は、第1のピン3と同様の材料により形成された、チェーン幅方向Wに延びる長尺の部材である。
第2のピン4は、その一対の端部が上記各プーリのシーブ面に接触しないように、第1のピン3よりも短く形成されており、対をなす第1のピン3に対して、チェーン進行方向Xの前方に配置されている。チェーン進行方向Xに関して、第2のピン4は、第1のピン3よりも薄肉に形成されている。なお、第2のピン4が各プーリのシーブ面に接触できるようにされていてもよい。
第2のピン4の周面18は、チェーン幅方向Wに延びている。この周面18は、滑らかな面に形成されており、チェーン進行方向Xの後方を向く対向部としての後部19を有している。後部19は、チェーン進行方向Xと直交する平坦面に形成されており、対をなす第1のピン3の前部12と対向している。
チェーン1は、いわゆる圧入タイプのチェーンとされている。具体的には、各リンク2の前貫通孔9には、対応する第1のピン3が遊嵌されているとともに、対応する第2のピン4が圧入固定され、各リンク2の後貫通孔10には、対応する第1のピン3が圧入固定されているとともに、対応する第2のピン4が遊嵌されている。
上記の構成により、第1のピン3の前部12と対をなす第2のピン4の後部19とは、チェーン進行方向Xに隣接するリンク2間の屈曲に伴って、接触部T上で互いに転がり摺動接触する。なお、各第1および第2のピン3,4は、対応する前貫通孔9および後貫通孔10に遊嵌されていてもよい。
また、チェーン1は、いわゆるインボリュートタイプのチェーンとされている。具体的には、第1のピン3の前部12に曲面部25が設けられている。曲面部25のチェーン内径側の端部は、所定の起部B(チェーン幅方向Wからみて、所定の起点)とされている。
起部Bの位置は、接触部T1の位置、すなわち、チェーン1の直線領域における第1のピン3の接触部Tと一致している。この起部Bは、前部12のうち、チェーン内径側寄りに配置されている。
チェーン幅方向Wからみて、曲面部25は、所定の起部B(起点)をもつインボリュート曲線からなる。このインボリュート曲線の基礎円Cは、中心D、半径Rb(基礎円半径、例えば、100mm)を有する円である。
中心Dは、チェーン進行方向Xに直交し且つ第1のピン3の接触部T1を含む平面上において、上記接触部T1よりもチェーン内径側に位置している。基礎円Cと起部Bとは、交差している。
上記の構成により、チェーン幅方向Wからみて、対応するリンク2間の屈曲に伴う接触部Tの移動軌跡は、第1のピン3を基準として、起部Bを持つインボリュート曲線となる。すなわち、チェーン幅方向Wからみて、第1のピン3の曲面部25をインボリュート曲線に形成することで、上記接触部Tの移動軌跡をインボリュート曲線にしている。
なお、チェーン幅方向Wからみた、第1のピン3の曲面部25は、インボリュート曲線以外の曲線(例えば、単一または複数の曲率半径を有する曲線)をなしていてもよい。
本実施の形態の特徴とするところは、第1〜第3のリンクユニット51〜53は、それぞれ7枚のリンク2を含み、第1のリンクユニット51のリンク2を「1」で表し、第2のリンクユニット52のリンク2を「2」で表し、第3のリンクユニット53のリンク2を「3」で表したときに、各リンクモジュール40において、チェーン幅方向Wに関して、チェーン1の一端1aから他端1bにかけて、
「1,3,2,2,3,2,1,3,2,1,3,2,1,3,2,1,3,1,1,3,2」(個別の「」を省略して示してある。)
の順で互いの間に所定の隙間Eを設けてリンク2が配列されている点にある。
上記の配列は、3つ毎に区切ると、
「1,3,2」,「2,3,2」,「1,3,2」,「1,3,2」,「1,3,2」,「1,3,1」,「1,3,2」
という配列になる。
この配列は、チェーン幅方向の一端から「1,3,2」という配列を7回繰り返した配列としての
「1,3,2」,「1,3,2」,「1,3,2」,「1,3,2」,「1,3,2」,「1,3,2」,「1,3,2」
に対し、チェーン幅方向の一端から4番目の「1」と、チェーン幅方向の他端から4番目の「2」とを入れ替えたものに相当する。
リンクモジュール40の各リンク2は全体としてみたときに、チェーン進行方向Xに延び且つチェーン幅方向Wの中央を通る仮想の中心線Aに対して、非対称に配列されている。第1および第2のリンクユニット51,52のそれぞれにおいて、リンク2は、中心線Aに対して非対称に配列されている。第3のリンクユニット53において、リンク2は、中心線Aに対して対称に配列されている。第3のリンクユニット53のうち、チェーン幅方向Wの中央のリンク2cは、中心線Aと重なっている。
第1のリンクユニット51のうち、チェーン幅方向Wの他端1bにあるリンク2dは、当該第1のリンクユニット51のリンク2eと隣接しており、これら2枚のリンク2d,2eは、他のリンクユニット52,53のリンク2を介することなく、直接に相対向している。
第2のリンクユニット52のうち、チェーン幅方向Wの一端1aにあるリンク2fは、当該第2のリンクユニット52のリンク2gと隣接しており、これら2枚のリンク2f,2gは、他のリンクユニット51,53のリンク2を介することなく、直接に相対向している。
各リンク2の厚みFは、互いに等しい値に設定されている。この厚みFは、例えば、0.7mm〜2.0mmの範囲に設定されていることが好ましい。
厚みFが0.7mm未満であると、リンク1枚あたりの強度を十分に確保し難く、厚みFが2.0mmを超えると、各リンク2が厚くなりすぎてチェーン1の全幅が大きくなりすぎてしまうからである。
隙間Eは、チェーン幅方向Wに隣り合う各リンク2間の何れにおいても、等しい値に設定されている。この隙間Eは、例えば、0mm〜0.04mmの間に設定されていることが好ましい。
隙間Eが0mm未満であると、隣り合うリンク2同士の接触圧が大きくなって効率が低下し、隙間Eが0.04mmより大きいと、チェーン1の全幅が大きくなりすぎてしまうからである。
以上の概略構成を有するチェーン1は、図2および図3に示すように、各第1のピン3と各プーリ60,70との係合によって、チェーン進行方向Xに沿う引張力を受ける。この引張力は、各連結部材50および各リンク2に作用する。各連結部材50は、対応するリンクユニット51,52,53の各リンク2に引張力を付与する。
以上の次第で、本実施の形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。図11に示す従来のチェーン301、すなわち、第1〜第3のリンクユニット321〜323のそれぞれのリンク枚数が8枚−8枚−9枚で計25枚であった構成に対して、図3に示す本実施の形態によれば、第1〜第3のリンクユニット51〜53のそれぞれのリンク枚数を7枚−7枚−7枚で計21枚にした構成としており、チェーン1の全幅を増大することなくリンク1枚あたりの厚みを増すことができる。したがって、チェーン1を大型化することなく、各リンク2の強度をより増すことができる。
また、各リンクユニット51,52,53のリンク枚数を統一していることにより、連結部材50から各リンク2に作用する負荷を各リンクユニット51,52,53間で偏らないように均一にできる。
さらに、リンク2の配列を最適化している結果、チェーン1が駆動して各プーリ60,70から引張力を受けたときに、チェーン1がジグザグ状に蛇行した形状になることを抑制して、真っ直ぐにできる。各連結部材50を互いに平行な状態に維持できる。これにより、連結部材50の負荷の分布をチェーン幅方向Wに関して均一にでき、且つ各連結部材50間においても、チェーン幅方向Wに関する負荷の分布を均一にできる。各リンク2が連結部材50から受ける負荷(曲げモーメント等)を可及的に均一にでき、一部のリンク2のみが先に疲労することを防止できる。チェーン1の耐久性および許容伝達トルクを格段に向上できる。
また、前貫通孔9に対応する第1のピン3を遊嵌し且つ対応する第2のピン4を圧入固定し、後貫通孔10に対応する第1のピン3を圧入固定し且つ対応する第2のピン4を遊嵌している。これにより、各リンク2が対応する第1および第2のピン3,4に圧入固定され、各リンク2を対応する第1および第2のピン3,4に対してチェーン幅方向Wに不用意に動かないようにできる。また、チェーン幅方向Wに隣り合う同一リンクユニットのリンク2間の隙間Gを一定の値に維持できる。
さらに、各第1のピン3の各端面17が各プーリ60,70の対応するシーブ面62a,63a,72a,73aに接触する際、対をなす第2のピン4が、上記第1のピン3に対して転がり摺動接触して、リンク2同士の屈曲が可能である。
この際、対をなす第1および第2のピン3,4間において、互いの転がり接触成分が多くてすべり接触成分が極めて少なく、するとその結果、各第1のピン3の各端面17が上記対応するシーブ面62a,63a,72a,73aに対してほとんど回転せずに接触することとなり、摩擦損失を低減して高い伝動効率を確保できる。
また、第1のピン3を基準としたその接触部Tの移動の移動軌跡が、チェーン幅方向Wからみてインボリュート曲線を描くようにされている。これにより、各第1のピン3が各プーリ60,70に順次噛み込まれる際に、チェーン1に弦振動的な運動が生じることを抑制できる。その結果、チェーン1の駆動時の騒音をより低減することができる。
さらに、チェーン1の製造時には、チェーン1の組み立て後に所定の引張力(予張力)を付与して各リンク2を若干量塑性変形させ、各リンク2の硬度を高める作業が行われるが、このときに各リンク2に均等に荷重を付与できる結果、各リンク2を等しく強化できる。
図11に示す従来のチェーン301は、第1〜第3のリンクユニット321〜323のリンク枚数が、8枚−8枚−9枚となっていた。この場合のリンク1枚の厚みを約0.8mmとすると、チェーン幅方向Wにおけるリンクの延べの厚みは、0.8mm×(8枚+8枚+9枚)=20mmとなる。また、当該チェーン301の強度は、リンク枚数の相対的に少ない第1および第2のリンクユニット52を基準として決まる。このときのチェーン301の強度に関するリンクの有効厚みは、0.8mm×8枚=6.4mmとなる。
これに対して、図3に示す本実施のチェーン1では、リンクモジュール40は、リンク枚数が7枚−7枚−7枚となるように各リンクユニット51〜53を配置したものである。この場合のリンク1枚の厚みを約1.0mmとすると、チェーン幅方向Wにおけるリンクの延べの厚みは、1.0mm×(7枚+7枚+7枚)=21mmとなる。またチェーン1の強度に関するリンク2の有効厚みは、1.0mm×7枚=7mmとなる。
上記より、本実施の形態のチェーン1は、上記従来のチェーンと比較して、各リンクモジュール40におけるリンク2の延べの厚みは、21mm÷20mm=1.050、すなわち5%しか増していないのに、有効厚みは、7mm÷6.4mm≒1.094、すなわち約10%も増している。したがって、リンク2の延べの厚みをほとんど増すことなく、有効厚み、すなわちチェーン1の強度に関連する厚みを向上できる。しかも、各リンクモジュール40に含まれるリンク2の枚数を少なくして部品点数を低減できる。
このようにして、耐久性、静粛性、伝動効率に優れ、且つコンパクトで大トルクを伝達することのできる無段変速機100を実現できる。
なお、上記リンクモジュール40のリンク2を中心線Aに対して非対称に配置していることにより、チェーン1の対応するリンクユニット51,52,53間には曲げモーメントが発生するが、チェーン1を無端状にしていることにより、チェーン全体としての曲げモーメントは釣り合う。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において、種々の変更が可能である。例えば、図5に示すように、各リンクモジュール40のリンク2の配列パターンを変えることなく、チェーン1に関するチェーン進行方向Xの向きを反対にしてもよい。
また、前貫通孔9および後貫通孔10に圧入固定されている対応する第1および第2のピン3,4を、当該前貫通孔9および後貫通孔10に遊嵌してもよい。
さらに、第1のピンの長手方向の一対の端部のそれぞれの近傍に、当該第1のピンの端面と同様の動力伝達部を有する部材が配置された、いわゆるブロックタイプの動力伝達チェーンに本発明を適用してもよい。
また、各リンク2の前貫通孔9の配置と後貫通孔10の配置とを互いに入れ換えてもよい。さらに、各リンク2において、前貫通孔9と後貫通孔10との間の柱部8に連通溝(スリット)を設けてもよい。スリットは、貫通孔の高さより小さくてもよいし、同程度まで大きくしてもよい。高さが小さければリンクの剛性が増し、高さが大きければ弾性変形量(可撓性)が増してリンクに生じる応力をより低減することができる。負荷条件に応じて適宜設定すればよい。
また、ドライブプーリ60およびドリブンプーリ70の双方の溝幅が変動する態様に限定されるものではなく、何れか一方の溝幅のみが変動し、他方が変動しない固定幅にした態様であっても良い。さらに、上記では溝幅が連続的(無段階)に変動する態様について説明したが、段階的に変動したり、固定式(無変速)である等の他の動力伝達装置に適用しても良い。
試験例:図6に示す試験例を、コンピュータ上で有限要素法の解析モデルとして作成した。この試験例は、図3に示すリンクモジュール40を2つ1組として繋ぎ合わせ、且つその1組のリンクモジュール40,40のなかでチェーン進行方向Xの最も上流側の第1のリンクユニット51aのリンク2の後貫通孔10に連結部材50を挿通したものに相当する。
比較例:図7に示す比較例を、コンピュータ上で有限要素法の解析モデルとして作成した。この比較例は、図10に示すリンクモジュール310を2つ1組として繋ぎ合わせ、且つその1組のリンクモジュール310,310のなかでチェーン進行方向Xの最も上流側の第1のリンクユニット321aのリンク302の後貫通孔330に連結部材320を挿通したものに相当する。
図6および図7を参照して、上記試験例および比較例のそれぞれにおいて、各連結部材50,320の第1のピン3,303に、チェーン進行方向Xの下流側から順に♯1、♯2、♯3、♯4、♯5、♯6、♯7の識別用の符号を付した。これら試験例および比較例のそれぞれにおける主な諸元は、以下のとおりである。
リンク2,302の材質:鋼
リンク2,302の厚み:0.8mm
第1および第2のピン3,4,303,304の材質:鋼
第1のピン3,303の長さ、厚み:25mm、3mm
上記試験例および比較例のそれぞれについて、16kNの引張荷重を付与する条件で解析を行った。引張荷重を付与する前の状態を基準とする、各第1のピン3,303のチェーン進行方向Xに関する弾性変形量を求めた。結果を図8、図9に示す。
図8、図9において、横軸は、チェーン幅方向Wの他端側(図6、図7において、下側)を基準(0mm)とした第1のピン3,303の位置を示している。縦軸は、チェーン進行方向Xに関する第1のピン3,303の弾性変形量を示している。
図8に示すように、試験例では、第1のピン3の弾性変形量の上限と下限の差H1が、約0.03mmと小さなものになっている。したがって、♯1〜♯7の各第1のピン3は、概ね平行に並んでおり、リンク2に作用する負荷の偏りが小さいといえる。
一方、図9に示すように、比較例では、第1のピン303の弾性変形量の上限と下限の差H2が、約0.05mmと大きなものになっている。すなわち、差H2は、試験例における差H1と比べて、60%も大きい値となっている。したがって、♯1〜♯7の各第1のピン3,303は、平行に並んでいるとはいえず、リンク302に作用する負荷の偏りが大きいといえる。
このように、試験例は、各第1のピン3が平行に並んで各リンク2に均等に負荷をかけられることが実証された。すなわち、一部のリンク2のみが先に疲労してしまうことがなく、高い耐久性およびトルクを伝達できることが実証された。
本発明の一実施の形態に係る動力伝達チェーンを備える動力伝達装置としてのチェーン式無段変速機の要部構成を模式的に示す斜視図である。 図1のドライブプーリ(ドリブンプーリ)およびチェーンの部分的な拡大断面図である。 チェーンの要部の断面図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。 本発明の別の実施の形態の要部の断面図である。 試験例の断面図である。 比較例の断面図である。 試験例の第1のピンの他端からの位置と弾性変形量との関係を示すグラフ図である。 比較例の第1のピンの他端からの位置と弾性変形量との関係を示すグラフ図である。 本発明にかかる動力伝達チェーンを想到する途中段階において本願発明者が想到した動力伝達チェーンの要部の断面図である。 特許文献1に示されている従来の動力伝達チェーンの要部の断面図である。
符号の説明
1…動力伝達チェーン、2…リンク、3…第1のピン(第1の動力伝達部材)、4…第2のピン(第2の動力伝達部材)、9…前貫通孔(第1の貫通孔)、10…後貫通孔(第2の貫通孔)、40…リンクモジュール、50…連結部材、51…第1のリンクユニット、52…第2のリンクユニット、53…第3のリンクユニット、60,70…プーリ、62a,63a,72a,73a…シーブ面、100…無段変速機(動力伝達装置)、W…チェーン幅方向、X…チェーン進行方向。

Claims (3)

  1. チェーン進行方向に並んで互いに連結された複数のリンクモジュールを備え、
    各リンクモジュールは、チェーン進行方向に隣接する第1、第2および第3のリンクユニットと、これらのリンクユニットを互いに連結する連結部材とを含み、
    各リンクユニットは、それぞれチェーン幅方向に並ぶ7枚のリンクを含み、
    第1のリンクユニットのリンクを「1」で表し、第2のリンクユニットのリンクを「2」で表し、第3のリンクユニットのリンクを「3」で表したときに、各リンクモジュールにおいて、チェーン幅方向に関して、
    「1」,「3」,「2」,「2」,「3」,「2」,「1」,「3」,「2」,「1」,「3」,「2」,「1」,「3」,「2」,「1」,「3」,「1」,「1」,「3」,「2」
    の順でリンクが配列されていることを特徴とする動力伝達チェーン。
  2. 請求項1において、各上記連結部材は、対応するリンクユニット間の屈曲に伴い互いに転がり摺動接触する第1および第2の動力伝達部材を含み、
    各リンクは、チェーン進行方向に並ぶ第1および第2の貫通孔を含み、
    第1の貫通孔には、対応する第1の動力伝達部材が遊嵌され且つ対応する第2の動力伝達部材が圧入固定され、第2の貫通孔には、対応する第1の動力伝達部材が圧入固定され且つ対応する第2の動力伝達部材が遊嵌されていることを特徴とする動力伝達チェーン。
  3. 相対向する一対の円錐面状のシーブ面をそれぞれ有する第1および第2のプーリと、これらのプーリ間に巻き掛けられ、シーブ面に係合して動力を伝達する請求項1または2記載の動力伝達チェーンとを備えていることを特徴とする動力伝達装置。
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