JP4525910B2 - Vベルト、vベルト用エレメント及びvベルト用プーリ - Google Patents
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Description
また、第2の目的は、高トルクに対応可能なベルト式無段変速機が、軽量、且つコンパクトに構成されるVベルト用エレメントを提供することにある。
さらに、第3の目的は、高トルクに対応可能なベルト式無段変速機が、軽量、且つコンパクトに構成されるVベルト用プーリを提供することにある。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のVベルトにおいて、Vベルトの各摩擦部が凸部と凹部とが交互に設けられる波形に形成されて、凸部の頂部は、プーリ軸心側の曲率がプーリ外周側の曲率よりも小さく形成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のVベルトにおいて、ベルト式無段変速機に用いられることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のVベルト用エレメントにおいて、エレメントの各摩擦部が凸部と凹部とが交互に設けられる波形に形成されて、エレメントの凸部の頂部は、プーリ軸心側の曲率がプーリ外周側の曲率よりも小さく形成されることを特徴とする。
上記第3の目的を達成するために、本発明のうち請求項9に記載の発明は、溝幅が可変に構成されて一対のシーブ面によってVベルトのベルト幅方向両側の摩擦部が挟圧されるVベルト用プーリであって、シーブ面に、プーリ軸心を中心とする円環状の凸部と凹部とが交互に設けられて、該凸部は、摩擦部に接触させる頂部がプーリ外周側へ偏倚されて形成され、Vベルトがプーリに対してプーリ軸心側へ移動する時のシーブ面との間の摩擦力が、Vベルトがプーリに対してプーリ外周側へ移動する時のシーブ面との間の摩擦力よりも大きく設定されることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のVベルト用プーリにおいて、シーブ面が凸部と凹部とが交互に設けられる波形に形成されて、凸部の頂部は、プーリ外周側の曲率がプーリ軸心側の曲率よりも小さく形成されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、Vベルトがプーリに対してプーリ軸心側へ移動する時の、Vベルトの摩擦部とプーリのシーブ面との間の摩擦力が、Vベルトがプーリに対してプーリ外周側へ移動する時の、Vベルトの摩擦部とプーリのシーブ面との間の摩擦力よりも大きくなる。
請求項3に記載の発明では、Vベルトがプーリに対してプーリ軸心側へ移動する時の、Vベルトの凸部とプーリのシーブ面との間の摩擦力が、Vベルトがプーリに対してプーリ外周側へ移動する時の、Vベルトの凸部とプーリのシーブ面との間の摩擦力よりも大きくなる。
請求項4に記載の発明では、ベルト式無段変速機において、Vベルトをプーリに対してプーリ軸心側へ移動させる力が抑えられてプーリがVベルトを挟圧する力(挟圧力)が軽減される。
請求項6に記載の発明では、エレメントがプーリに対してプーリ軸心側へ移動する時の、エレメントの摩擦部とプーリのシーブ面との間の摩擦力が、エレメントがプーリに対してプーリ外周側へ移動する時の、エレメントの摩擦部とプーリのシーブ面との間の摩擦力よりも大きくなる。
請求項7に記載の発明では、エレメントがプーリに対してプーリ軸心側へ移動する時の、エレメントの凸部とプーリのシーブ面との間の摩擦力が、エレメントがプーリに対してプーリ外周側へ移動する時の、エレメントの凸部とプーリのシーブ面との間の摩擦力よりも大きくなる。
請求項9に記載の発明では、Vベルトがプーリに対してプーリ軸心側へ移動する時の、Vベルトの摩擦部とプーリのシーブ面との間の摩擦力が、Vベルトがプーリに対してプーリ外周側へ移動する時の、Vベルトの摩擦部とプーリのシーブ面との間の摩擦力よりも大きくなる。
請求項10に記載の発明では、Vベルトがプーリに対してプーリ軸心側へ移動する時の、Vベルトの摩擦部とシーブ面の凸部との間の摩擦力が、Vベルトがプーリに対してプーリ外周側へ移動する時の、Vベルトの摩擦部とシーブ面の凸部との間の摩擦力よりも大きくなる。
本エレメント11は、幅方向両側の摩擦部13が、板厚方向へ延びる凸部22と凹部23とが各摩擦部13に沿って交互に設けられて波形に形成されて、各摩擦部13の各凸部22の各頂部24がプーリ軸心側へ偏倚される。
そして、本エレメント11では、各頂部24におけるプーリ軸心側の曲率R1がプーリ外周側の曲率R2よりも小さく(R2>R1)形成されることにより、プーリ4に対してプーリ軸心側へ移動する時の、摩擦部13とシーブ面14,15との間の摩擦力μ1が、プーリ4に対してプーリ外周側へ移動する時の、摩擦部13とシーブ面14,15との間の摩擦力μ2よりも大きくなる(μ1>μ2)。また、従来のエレメント11´では、各摩擦部13´に形成された波形の各凸部22´の各頂部24´が均一な曲率R3(R2>R3>R1)で形成されることから、本エレメント11では、プーリ4に対してプーリ軸心側へ移動する時の、摩擦部13とシーブ面14,15との間の摩擦力μ1が、従来のエレメント11´における当該摩擦力μ3と比較して大きくなる(μ1>μ3)。
本エレメント11は、幅方向両側の摩擦部13が、板厚方向へ延びる凸部22と凹部23とが交互に設けられることにより波形に形成されるが、摩擦部13の凸部22と凹部23とはエレメント11の板厚方向に対して必ずしも平行ではなく、摩擦部13の凸部22と凹部23とを必要に応じて当該板厚方向に対して傾斜させてもよい。
この場合、プーリ4に対するVベルト1(エレメント11)の、プーリ接線方向への摩擦力が調節されて当該プーリ接線方向への滑りが調節される。
Claims (10)
- 溝幅が可変であるプーリの一対のシーブ面によってベルト幅方向両側の摩擦部が挟圧されるVベルトであって、該Vベルトの前記摩擦部は、前記Vベルトが前記プーリに対してプーリ軸心側へ移動する時の前記シーブ面との間の摩擦力が、前記Vベルトが前記プーリに対してプーリ外周側へ移動する時の前記シーブ面との間の摩擦力よりも大きく設定されることを特徴とするVベルト。
- 溝幅が可変であるプーリの一対のシーブ面によって挟圧されるVベルトのベルト幅方向両側の摩擦部に、ベルト長さ方向へ延びる凸部と凹部とが交互に設けられるVベルトであって、該Vベルトの前記凸部は、前記シーブ面に接触させる頂部がプーリ軸心側へ偏倚されて形成され、前記Vベルトが前記プーリに対してプーリ軸心側へ移動する時の前記シーブ面との間の摩擦力が、前記Vベルトが前記プーリに対してプーリ外周側へ移動する時の前記シーブ面との間の摩擦力よりも大きく設定されることを特徴とするVベルト。
- 前記Vベルトの各摩擦部が前記凸部と前記凹部とが交互に設けられる波形に形成されて、前記凸部の前記頂部は、プーリ軸心側の曲率がプーリ外周側の曲率よりも小さく形成されることを特徴とする請求項2に記載のVベルト。
- ベルト式無段変速機に用いられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のVベルト。
- 溝幅が可変であるプーリの一対のシーブ面によってベルト幅方向両側の摩擦部が挟圧されるVベルトに用いられるエレメントであって、前記Vベルトの摩擦部を構成する前記エレメントの摩擦部は、前記エレメントが前記プーリに対してプーリ軸心側へ移動する時の前記シーブ面との間の摩擦力が、前記エレメントが前記プーリに対してプーリ外周側へ移動する時の前記シーブ面との間の摩擦力よりも大きく設定されることを特徴とするVベルト用エレメント。
- 溝幅が可変であるプーリの一対のシーブ面によってベルト幅方向両側の摩擦部が挟圧されるVベルトに用いられて、前記Vベルトの摩擦部を構成するエレメントの摩擦部にエレメント厚さ方向へ延びる凸部と凹部とが交互に設けられるVベルト用エレメントであって、該エレメントの前記凸部は、前記シーブ面に接触させる頂部がプーリ軸心側へ偏倚されて形成され、前記Vベルトが前記プーリに対してプーリ軸心側へ移動する時の前記シーブ面との間の摩擦力が、前記Vベルトが前記プーリに対してプーリ外周側へ移動する時の前記シーブ面との間の摩擦力よりも大きく設定されることを特徴とするVベルト用エレメント。
- 前記エレメントの各摩擦部が前記凸部と前記凹部とが交互に設けられる波形に形成されて、前記エレメントの前記凸部の前記頂部は、プーリ軸心側の曲率がプーリ外周側の曲率よりも小さく形成されることを特徴とする請求項6に記載のVベルト用エレメント。
- 溝幅が可変に構成されて一対のシーブ面によってVベルトのベルト幅方向両側の摩擦部が挟圧されるVベルト用プーリであって、前記シーブ面は、前記Vベルトが前記プーリに対してプーリ軸心側へ移動する時の前記摩擦部との間の摩擦力が、前記Vベルトが前記プーリに対してプーリ外周側へ移動する時の前記摩擦部との間の摩擦力よりも大きく設定されることを特徴とするVベルト用プーリ。
- 溝幅が可変に構成されて一対のシーブ面によってVベルトのベルト幅方向両側の摩擦部が挟圧されるVベルト用プーリであって、前記シーブ面に、プーリ軸心を中心とする円環状の凸部と凹部とが交互に設けられて、該凸部は、前記摩擦部に接触させる頂部がプーリ外周側へ偏倚されて形成され、前記Vベルトが前記プーリに対してプーリ軸心側へ移動する時の前記シーブ面との間の摩擦力が、前記Vベルトが前記プーリに対してプーリ外周側へ移動する時の前記シーブ面との間の摩擦力よりも大きく設定されることを特徴とするVベルト用プーリ。
- 前記シーブ面が前記凸部と前記凹部とが交互に設けられる波形に形成されて、前記凸部の前記頂部は、プーリ外周側の曲率がプーリ軸心側の曲率よりも小さく形成されることを特徴とする請求項9に記載のVベルト用プーリ。
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