JP2020020350A - ベルト式無段変速機 - Google Patents

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和之 市村
Kazuyuki Ichimura
和之 市村
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Abstract

【課題】軸間距離の増大を抑制して小型化が可能なベルト式無段変速機を提供する。【解決手段】ベルト6が巻き掛けられる溝幅11,17を連続的に変化させることによって、ベルト6の巻き掛かり半径を連続的に変化させて変速比を連続的に変化させるように構成された一対のプーリ3,5を有するベルト式無段変速機1において、ベルト6のうち、一対のプーリ3,5の間に架け渡されている弦部6bの内側に、弦部6bに噛み合ってベルト6によって駆動させられ、ベルト6で伝達されるトルクを被駆動部12に伝達するように構成されている動力取り出し装置21が設けられている。【選択図】図1

Description

この発明は、一対のプーリと、それらのプーリに巻き掛けられたベルトとを備え、ベルトの巻き掛かり半径を変更することにより変速比を連続的に変化させるように構成されたベルト式無段変速機に関するものである。
この種のベルト式無段変速機を備えた動力伝達装置の一例が特許文献1に記載されている。その装置では、エンジントルクを出力軸に伝達するためのベルト式無段変速機とギヤ機構とが並列に設けられている。具体的には、エンジンのクランク軸と同軸上で、エンジン側から前後進切替機構、ベルト式無段変速機のプライマリプーリの順に配置されている。ギヤ機構はクランク軸の回転中心軸線方向でエンジンとベルト式無段変速機との間に配置され、かつ、前後進切替機構を介してエンジントルクが入力されるように構成されている。また、ベルト式無段変速機のセカンダリプーリとギヤ機構の出力軸とが同軸上に配置されている。つまり、ベルト式無段変速機のプライマリプーリの回転中心軸線とセカンダリプーリの回転中心軸線との間に、前後進切替機構とギヤ機構とが配置されている。
特開2017−211013号公報
この種のベルト式無段変速機では、各プーリの外周部分が互いに干渉しない範囲でプライマリプーリの回転中心軸線とセカンダリプーリの回転中心軸線との間の軸間距離が可及的に短く設定されることが好ましい。一方、特許文献1に記載された構成では、クランク軸と出力軸との間にベルト式無段変速機と並列に、前後進切替機構とギヤ機構とが配置される。したがって、クランク軸の回転中心軸線と出力軸の回転中心軸線との間に前後進切替機構とギヤ機構とを介在させることになるので、クランク軸と出力軸との間の軸間が延び、それに伴って、前記プーリの間の軸間距離が長くなってしまう。その結果、装置の全体として大型化する可能性がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、軸間距離の増大を抑制して小型化が可能なベルト式無段変速機を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、ベルトが巻き掛けられる溝幅を連続的に変化させることによって、前記ベルトの巻き掛かり半径を連続的に変化させて変速比を連続的に変化させるように構成された一対のプーリを有するベルト式無段変速機において、前記ベルトのうち、前記一対のプーリの間に架け渡されている弦部の内側に、前記弦部に噛み合って前記ベルトによって駆動させられ、前記ベルトで伝達されるトルクを被駆動部に伝達するように構成されている動力取り出し装置が設けられていることを特徴とするものである。
この発明によれば、動力取り出し装置によって、ベルトで伝達されるトルクがベルトから被駆動部に分岐される。そのため、動力取り出し装置や被駆動部が一対のプーリの間の軸間距離を増大する要因になりにくい。また、動力取り出し装置はベルトの内側に設けられるため、動力取り出し装置や被駆動部の配置の自由度を向上することができる。それらの結果、スペース効率が向上して装置の全体として小型化が可能になる。さらに、動力取り出し装置は弦部に噛み合っているから、弦部が振動した場合には、動力取り出し装置によって弦部の振動を低減もしくは抑制することができる。そのため、弦部の振動を低減する部材や装置を特には設ける必要がなく、その分、部材コストを低減することができる。また、動力取り出し装置を弦部に押し付けると、いわゆるテンショナーとして機能させることができる。
この発明の実施形態に係るベルト式無段変速機を模式的に示す側面図である。 この発明の実施形態に係るベルト式無段変速機を模式的に示す上面図である。 この発明の実施形態に係るチェーンベルトの一部を模式的に示す図である。
図1は、この発明の実施形態に係るベルト式無段変速機を模式的に示す側面図であり、図2は、この発明の実施形態に係るベルト式無段変速機を模式的に示す上面図である。図1および図2に示すベルト式無段変速機(以下、単にCVTと記す)1は、従来知られたものとほぼ同様に構成されている。CVT1は、図示しないエンジンなどの駆動力源からトルクが伝達される入力軸2と、入力軸2と一体に回転するプライマリプーリ3と、図示しない駆動軸などの出力部材にトルクを伝達する出力軸4と、出力軸4と一体に回転するセカンダリプーリ5と、プライマリプーリ3とセカンダリプーリ5とに巻き掛けられる無端状のベルト6とを備えている。入力軸2および出力軸4は互いに平行に配置されている。入力軸2と出力軸4とは図示しないケースに支持されており、また、ケース内にプライマリプーリ3とセカンダリプーリ5とベルト6などとがそれぞれ収納されている。
プライマリプーリ3は、それぞれ円錐形状の第1固定シーブ7と第1可動シーブ8とによって構成されている。第1固定シーブ7は入力軸2に一体に形成されている。第1可動シーブ8は入力軸2と一体に回転し、かつ、入力軸2の回転中心軸線方向(以下、単に軸線方向と記す。)への移動が可能なように、入力軸2にスプライン嵌合されている。各シーブ7,8における円錐面9,10は入力軸2の軸線方向で対向している。各円錐面9,10によって第1V溝11が形成されている。入力軸2の軸線方向で第1可動シーブ8における円錐面10とは反対側に、第1可動シーブ8を軸線方向に移動させる図示しない第1アクチュエータが設けられている。第1アクチュエータは例えばオイルポンプ12などの油圧源からオイルが供給されることにより、第1可動シーブ8を第1固定シーブ7に接近させる推力を生じるように構成されている。
セカンダリプーリ5は、プライマリプーリ3とほぼ同様に構成されており、それぞれ円錐形状の第2固定シーブ13と第2可動シーブ14とによって構成され、第2固定シーブ13は出力軸4に一体に形成されている。第2可動シーブ14は、出力軸4と一体に回転しかつ出力軸4の回転中心軸線方向(以下、単に軸線方向と記す。)への移動が可能なように、出力軸4にスプライン嵌合されている。各シーブ13,14における円錐面15,16は出力軸4の軸線方向で対向している。各円錐面15,16によって第2V溝17が形成されている。出力軸4の軸線方向で第2可動シーブ14における円錐面16とは反対側に、第2可動シーブ14を軸線方向で第2固定シーブ13側に移動させる図示しない第2アクチュエータが設けられている。第2アクチュエータはオイルポンプ12などの油圧源からオイルが供給されることにより、第2可動シーブ14を第2固定シーブ13に接近させる推力を生じるように構成されている。なお、セカンダリプーリ5には、第2可動シーブ14を第2固定シーブ13側に押圧する図示しないリターンスプリングが設けられている。また、第1固定シーブ7と第2固定シーブ13とが、ベルト6を挟んで対角線上に配置され、同様に第1可動シーブ8と第2可動シーブ14とが、ベルト6を挟んで対角線上に配置されている。
図3はこの発明の実施形態に係るチェーンベルト6の一部を模式的に示す図である。図3に示すベルト6はチェーンによって構成されている。以下、ベルト6をチェーンベルト6と記す。チェーンベルト6は複数のピン18と複数のリンク19とによって構成されている。ピン18はチェーンベルト6の幅と同一の長さに形成されている。リンク19は長円形の板部材であって、その長手方向での両端部にピン18の外径とほぼ同じもしくは僅かに大きい内径のピン保持部20が形成されている。なお、ピン保持部20同士の間の中央部分の幅は、ピン18の外径よりも僅かに小さく設定されていてよく、これにより、ピン保持部20に挿入されたピン18がリンク19の長さ方向にピン保持部20から抜け出ることを抑制できる。
また、リンク19はチェーンベルト6の幅方向に所定枚数、積層されるとともに、チェーンベルト6の幅方向で隣り合うリンク19同士が、図3に示すように、ピン保持部20同士の間の長さ分、チェーンベルト6の長さ方向にずれて配置されている。また、前記幅方向で外側に配置された各リンク19からピン18の両端部が突出するように、ピン保持部20にピン18が挿入されている。こうすることにより各リンク19が互いに連結されて無端環状のチェーンベルト6が構成されている。また、ピン18の両端部は前記幅方向で外側に配置されたリンク19から突出しているため、各プーリ3,5の円錐面9,10,15,16にピン18の両端部が接触し、それらの間の摩擦力によってトルクが伝達される。さらに、リンク19とピン18とは相対回転するように構成されている。
なお、上述した構成のCVT1は、第1V溝11の溝幅および第2V溝17の溝幅を変化させることにより変速比を連続的に変化させるようになっている。また、各円錐面9,10,15,16と上述したピン18の両端部との間の摩擦力によってトルクを伝達するように構成されている。ここで、変速制御および伝達トルク容量の制御の一例を簡単に説明すると、要求されるエンジン回転数に応じてプライマリプーリ3の第1アクチュエータに供給する油量を変化させることにより、第1V溝11の溝幅を変化させて、変速比が変更される。ベルト6の周長は一定であるため、第1V溝11の溝幅の変化に応じて第2V溝17の溝幅が変化する。また、車速とアクセル開度となどに基づく要求駆動力に応じてセカンダリプーリ5の第2アクチュエータに供給する油圧を変化させて、伝達するトルクに応じた摩擦力を得るようにチェーンベルト6を挟み付けるベルト挟圧力が変更される。
上記構成のCVT1には、チェーンベルト6によって駆動されるスプロケット21が設けられている。スプロケット21はこの発明の実施形態に係る動力取り出し装置に相当するものであって、図1および図2に示すように、プライマリプーリ3とセカンダリプーリ5との間のスペースSに配置されている。また、図示しないケースに回転可能に支持されている。スプロケット21は、チェーンベルト6の弦部6a,6bのうち、プライマリプーリ3が上記構成のCVT1を搭載した車両の前進方向(図1での時計回り方向)へ回転する場合に緩み側(図1で上側)となる弦部6bの内側の噛み合い点Pで噛み合っている。
上記の噛み合い点Pについて説明する。上記構成のCVT1では、設定される変速比に拘わらず、チェーンベルト6の弦部6a,6bが通過する箇所がある。その箇所は、最大変速比が設定された場合における弦部6a,6bと、最小変速比が設定された場合における弦部6a,6bとの交点付近である。そのため、上記構成のCVT1では、前記交点で弦部6bとスプロケット21とが噛み合うように、言い換えれば、CVT1で設定される変速比に拘わらずに弦部6bがスプロケット21の接線となるようにスプロケット21の位置が設定されている。なお、弦部6a,6bは、チェーンベルト6のうち、プライマリプーリ3とセカンダリプーリ5との間に架け渡されている部分であって、CVT1でトルクを伝達する場合に各プーリ3,5の間で直線状に進行する部分である。
また、スプロケット21には、ポンプ軸22を介してオイルポンプ12が連結されている。ポンプ軸22の回転中心軸線はプライマリプーリ3およびセカンダリプーリ5の各回転中心軸線と互いに平行になっている。オイルポンプ12は、ここに示す例では、スプロケット21と同軸上であって、前記軸線方向でCVT1と互い隣接して配置されている。なお、上述したオイルポンプ12が、この発明の実施形態に係る被駆動部に相当している。
したがって、上記構成のCVT1では、弦部6bの内側の噛み合い点Pからオイルポンプ12にベルトで伝達されるトルクが分岐される。そのため、スプロケット21が一対のプーリの間の軸間距離を増大する要因になりにくい。また、上記のスペースSにスプロケット21が配置されるから、スプロケット21およびオイルポンプ12の配置の自由度が向上し、いわゆるスペース効率が向上してCVT1の全体として小型化が可能になる。
ところで、上述した構成のCVT1では、ピン18は、所定の間隔を開けて設けられているので、各V溝11,17内へのピン18の挟み込みと各V溝11,17からのピン18の離脱とが間欠的に生じる。そのため、各プーリ3,5やピン18の応力が間欠的に変化する。そして、このような応力の間欠的な変化が要因となって、弦部6a,6bが振動することがある。しかしながら、上記構成のCVT1では、弦部6bの内側の噛み合い点Pでチェーンベルト6にスプロケット21が噛み合っている。そのため、弦部6bが振動した場合には、CVT1で設定される変速比に拘わらずに、スプロケット21によって弦部6bの振動を抑制することができる。ひいては、CVT1の振動やそれに伴う騒音を抑制することができる。また、弦部6a,6bに接触して当該弦部6a,6bの振動を抑制する部材や装置を特には設ける必要がなく、その分、部材コストを低減することができる。また、チェーンベルト6にスプロケット21を押し付けることにより、スプロケット21をテンショナーとして機能させることができる。
なお、この発明は上述した実施形態に限定されないのであって、特許を請求している範囲で適宜に変更して実施することができる。例えば、上記のチェーンベルト6は、剛性を向上させるためなど種々の条件に応じて、ピン保持部20に複数のピン18を挿入してもよく、またはピン保持部20やピン18の断面形状を楕円状など種々の形状に形成してもよい。
1…ベルト式無段変速機(CVT)、 3…プライマリプーリ、 5…セカンダリプーリ、 6…チェーンベルト(ベルト)、 6a,6b…弦部、 11,17…V溝(溝幅)、 12…オイルポンプ(被駆動部)、 21…スプロケット(動力取り出し装置)、 P…噛み合い点(弦部の内側)。

Claims (1)

  1. ベルトが巻き掛けられる溝幅を連続的に変化させることによって、前記ベルトの巻き掛かり半径を連続的に変化させて変速比を連続的に変化させるように構成された一対のプーリを有するベルト式無段変速機において、
    前記ベルトのうち、前記一対のプーリの間に架け渡されている弦部の内側に、前記弦部に噛み合って前記ベルトによって駆動させられ、前記ベルトで伝達されるトルクを被駆動部に伝達するように構成されている動力取り出し装置が設けられている
    ことを特徴とするベルト式無段変速機。
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