JP2008116010A - 動力伝達用無端ベルト - Google Patents

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裕文 谷
Hiroyuki Yamaguchi
裕之 山口
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Abstract

【課題】ベルト駆動時の走行安定性を確保できるとともに、エレメントの強度を損なうことなく、その軽量化が図れ、ベルト高速回転時の動力伝達効率を向上させることができる動力伝達用無端ベルトの提供を課題とする。
【解決手段】頭部50と本体部52を備えた複数のエレメント42と、複数のエレメント42を支持する環状の帯状部材46とを有し、一対の可変プーリー20、30間に巻き掛けられる動力伝達用無端ベルト40において、頭部50をその中央部56から端部に向かうに従って厚さが薄くなるテーパー形状に形成するとともに、本体部52の中央部60の厚さを両側部62の厚さよりも薄くし、隣接するエレメント42に、頭部50の中央部56と本体部52の両側部62とで接触させる構成にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のエレメントが環状の帯状部材に支持され、一対の可変プーリー間に巻き掛けられる動力伝達用無端ベルトに関する。
複数のエレメントが環状の帯状部材に支持され、一対の可変プーリー間に巻き掛けられる動力伝達用無端ベルトにおいて、そのエレメントは、一対の可変プーリーから挟圧力を受ける本体部と、本体部にネック部を介して連結される頭部とを有している。このような構成のエレメントにおいて、ベルト駆動時の走行安定性を向上させるために、隣接するエレメントに対し、頭部の両側部(以下「イヤー部」という)と本体部を積極的に接触させる構成としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、このような動力伝達用無端ベルトのエレメントでは、一対の可変プーリーから挟圧力を受けない頭部のイヤー部を薄肉化するなどして、その頭部(エレメント)を軽量化できれば、ベルト回転時にエレメントに作用する遠心力の低減が図れ、ベルト高速回転時における動力伝達効率を向上させることができる。しかしながら、特許文献1に記載のエレメントでは、イヤー部全面が、隣接するエレメントのイヤー部全面と接触し、大きな荷重を伝達する部材として働くため、イヤー部を薄肉化して頭部を軽量化することが、その強度上困難であった。
特開昭63−199943号公報
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、ベルト駆動時の走行安定性を確保できるとともに、エレメントの強度を損なうことなく、その軽量化が図れ、ベルト高速回転時の動力伝達効率を向上させることができる動力伝達用無端ベルトを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の動力伝達用無端ベルトは、頭部と本体部を備えた複数のエレメントと、該複数のエレメントを支持する環状の帯状部材と、を有し、一対の可変プーリー間に巻き掛けられる動力伝達用無端ベルトにおいて、前記頭部を該頭部の中央部から端部に向かうに従って厚さが薄くなるテーパー形状に形成するとともに、前記本体部の中央部の厚さを両側部の厚さよりも薄くし、隣接するエレメントに、前記頭部の中央部と前記本体部の両側部とで接触させる構成にしたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、各エレメントは、頭部の中央部と本体部の両側部の3点のみで互いに接触する。したがって、エレメントの姿勢が保たれ、ベルト駆動時の走行安定性が確保される。また、頭部をその中央部から端部に向かうに従って厚さが薄くなるテーパー形状に形成したので、頭部の強度を損なうことなく、その頭部を軽量化できる。したがって、エレメントの軽量化ができ、可変プーリー内において、エレメントに作用する遠心力を低減させることができる。よって、エレメントと帯状部材との間の摩擦力を低減させることができ、ベルト高速回転時の動力伝達効率を向上させることができる。
また、請求項2に記載の動力伝達用無端ベルトは、請求項1に記載の動力伝達用無端ベルトにおいて、前記頭部に形成するテーパー形状が、該頭部の片面のみとされていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、頭部の強度を維持しつつ、その頭部の軽量化ができ、エレメントの軽量化ができる。
また、請求項3に記載の動力伝達用無端ベルトは、請求項2に記載の動力伝達用無端ベルトにおいて、前記本体部の前記テーパー形状が形成されていない面側の中央部に、該本体部の全高に亘って凹部を形成し、該中央部の厚さが前記本体部の両側部の厚さよりも薄くなるようにしたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、本体部の強度を維持しつつ、その本体部の軽量化ができ、エレメントの軽量化ができる。
以上、本発明によれば、ベルト駆動時の走行安定性を確保できるとともに、エレメントの強度を損なうことなく、その軽量化が図れ、ベルト高速回転時の動力伝達効率を向上させることができる動力伝達用無端ベルトを提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。図1は車両用のベルト式無段変速機(以下「CVT」という)10における一対の可変プーリー(入力側可変プーリー20及び出力側可変プーリー30)の構成を示す概略正面図であり、図2はその一対の可変プーリー間に巻き掛けられる動力伝達用無端ベルト(伝動ベルト40)の構成を示す概略斜視図である。なお、説明の便宜上、矢印UPを上方向、矢印DOを下方向、矢印LEを左方向、矢印RIを右方向、矢印FRを前方向、矢印REを後方向とする。
図1で示すように、このCVT10は、ハウジング(図示省略)により軸受(図示省略)を介して回転可能に支持された入力軸12と、その入力軸12に対して平行となるように、ハウジング(図示省略)により軸受(図示省略)を介して回転可能に支持された出力軸14と、入力軸12に支持された入力側可変プーリー20と、出力軸14に支持された出力側可変プーリー30と、入力側可変プーリー20及び出力側可変プーリー30に巻き掛けられた伝動ベルト40(動力伝達用無端ベルト)と、を備えている。
入力軸12は、図示しない原動機にトルクコンバーターなどを介して連結され、出力軸14は、図示しない駆動輪に減速機や差動歯車装置などを介して作動的に連結されている。そして、伝動ベルト40により、入力側可変プーリー20から出力側可変プーリー30へ回転動力が伝達されるようになっている。つまり、入力軸12が回転することにより入力側可変プーリー20が回転駆動され、伝動ベルト40を介して出力側可変プーリー30が回転駆動されることにより、出力軸14が回転するようになっている。
入力側可変プーリー20は、入力軸12に固定された円盤状の固定回転体である固定シーブ22と、この固定シーブ22に対向し、入力軸12に対して軸周りに相対回転不能で、かつ軸方向(左右方向)へ移動可能に設けられた円盤状の可動回転体である可動シーブ24と、その可動シーブ24に推力を付与するために、入力軸12に設けられた油圧アクチュエーター(図示省略)と、を備えている。
同様に、出力側可変プーリー30は、出力軸14に固定された円盤状の固定回転体である固定シーブ32と、この固定シーブ32に対向し、出力軸14に対して軸周りに相対回転不能で、かつ軸方向(左右方向)へ移動可能に設けられた円盤状の可動回転体である可動シーブ34と、その可動シーブ34に推力を付与するために、出力軸14に設けられた油圧アクチュエーター(図示省略)と、を備えている。
また、入力側可変プーリー20において、固定シーブ22と可動シーブ24の互いに対向する面は、回転中心(入力軸12)から径方向外側(外周縁部側)に向かうに従って両者の間隔が徐々に広がる円錐状のベルト摺動面26とされ、そのベルト摺動面26間で、伝動ベルト40を巻き掛けるV溝28が構成されている。
同様に、出力側可変プーリー30において、固定シーブ32と可動シーブ34の互いに対向する面は、回転中心(出力軸14)から径方向外側(外周縁部側)に向かうに従って両者の間隔が徐々に広がる円錐状のベルト摺動面36とされ、そのベルト摺動面36間で、伝動ベルト40を巻き掛けるV溝38が構成されている。
伝動ベルト40は、図2で示すように、略碇型形状とされるとともに、厚さ方向(伝動ベルト40の進行方向であり、以下「ベルト進行方向」という)に多数(複数)並べられて環状に構成された薄板状のベルトブロック42(エレメント)と、そのベルトブロック42の後述するネック部54の左右方向両側に形成された係合溝44内に係合配置され、そのベルトブロック42を支持する左右一対の無端状のフープ46(帯状部材)と、を有している。
なお、ベルトブロック42は、強度の観点から金属(鋼)製とされている。また、左右一対のフープ46も金属製であり、薄板状の金属リングが複数枚積層されて構成された金属リング集合体とされている。また、入力軸12の可動シーブ24側及び出力軸14の可動シーブ34側には、それぞれ油を流入・流出させる油路16が形成されている。
以上のような構成のCVT10では、可動シーブ24、34が軸方向(左右方向)へ移動すると、入力側可変プーリー20のV溝28の幅や出力側可変プーリー30のV溝38の幅が変化し、入力側可変プーリー20及び出力側可変プーリー30の有効径(伝動ベルト40の回転径)が調整できる。つまり、これにより、CVT10の変速比γ(γ=入力軸12の回転速度/出力軸14の回転速度)が無段階に変更可能とされる(無段階の変速が可能となる)。
次に、本実施形態に係るベルトブロック42(エレメント)について詳細に説明する。図3(A)は第1実施例のベルトブロック42の概略正面図であり、図3(B)は第1実施例のベルトブロック42の概略平面図である。また、図4(A)は第1実施例のベルトブロック42の前面(正面)側から見た概略斜視図であり、図4(B)は第1実施例のベルトブロック42の後面(背面)側から見た概略斜視図である。
図3、図4で示すように、このベルトブロック42は、正面視略二等辺三角形状の頭部50と、正面視略等脚台形状の本体部52と、頭部50と本体部52をその左右方向中心部で一体に連結するネック部54と、を有しており、頭部50及び本体部52は、左右方向(幅方向)に所定長さ延在している。なお、本体部52の方が頭部50よりも左右方向に所定長さ長く延在しており、頭部50が入力側可変プーリー20のベルト摺動面26及び出力側可変プーリー30のベルト摺動面36に接触しないようになっている。
また、ネック部54の左右方向両側で、かつ頭部50と本体部52との間に形成された空隙が係合溝44とされており、ネック部54と頭部50との連結部分の左右方向両側と、ネック部54と本体部52との連結部分の左右方向両側には、正面視略円弧状の切欠部48が形成されている。そして、係合溝44にフープ46が入り込むことにより、ベルトブロック42とフープ46とが互いに外れないようになっている。
頭部50は、左右方向の長さ(幅)が、ネック部54の左右方向の長さ(幅)よりも僅かに長くされた中央部56と、その中央部56よりも左右方向両側へ延在する側部であるイヤー部58とを有している。中央部56の前面には、所定高さ突出する円柱状のディンプル64が形成され、中央部56の後面には、そのディンプル64の突出高さよりも若干深く、かつ、そのディンプル64の外径よりも若干大径とされた内径を有する円形凹状のホール66が形成されている。このホール66には、ベルト進行方向(前後方向)後側のベルトブロック42のディンプル64が挿入される。
また、頭部50のイヤー部58は、平面視で前面側が、中央部56から左右方向両端部に向かうに従ってその板厚が薄くなるテーパー形状とされており、その前面がテーパー面58Aとされている。なお、テーパー形状とする面は、イヤー部58の後面でも構わない。つまり、イヤー部58は、前面又は後面のどちらか片面のみがテーパー面58Aとされていればよい。
本体部52は、その後面に全高に亘って所定深さの凹部60Aが形成される中央部60と、その中央部60(凹部60A)から左右方向両側へ延在する側部である脚部62とを有している。凹部60Aは、その左右方向の長さ(幅)が、頭部50の中央部56の左右方向の長さ(幅)よりも僅かに長くされた背面視略矩形状に形成されており、その凹部60Aにより、中央部60の板厚が脚部62の板厚よりも僅かに薄くされている。
そして、ネック部54の板厚も凹部60Aが形成されている本体部52の中央部60の板厚と同一とされて、脚部62よりも僅かに薄くされている。なお、ネック部54と本体部52との連結部分の左右方向両側に形成されている正面視略円弧状の切欠部48は、中央部60の上端(凹部60Aが形成される領域内)に形成されている。
以上のような構成のベルトブロック42(エレメント)において、次にその作用について説明する。図1、図2で示すように、多数(複数)のベルトブロック42は、フープ46に支持されて、入力側可変プーリー20と出力側可変プーリー30の間に巻き掛けられている。
このとき、特に伝動ベルト40が直線状に走行するベルト直線部では、ベルト進行方向(前後方向)に隣接する各ベルトブロック42は、ディンプル64がホール66に挿入されつつ、頭部50の中央部56と、本体部52の左右両側部である脚部62の3箇所(3点)のみで接触して進行する。したがって、少なくともそのベルト直線部では、ベルトブロック42のピッチング姿勢(図2の矢印A方向の回動)、ヨーイング姿勢(図2の矢印B方向の回動)、ローリング姿勢(図2の矢印C方向の回動)が正常に保たれ、伝動ベルト40の直進性に悪影響を及ぼすおそれがない。
つまり、このベルトブロック42は、ベルト進行方向(前後方向)に隣接するイヤー部58が互いに非接触とされ、そのイヤー部58による荷重の伝達ができない構成とされているが、上記3箇所で接触して進行することにより、上記各姿勢の安定性を確保することができるので、ベルト駆動時の走行安定性を確保することができる。なお、このように、イヤー部58を非接触とすることから(イヤー部58で荷重を伝達しないことから)、イヤー部58の板厚を精度よく管理する必要がない。したがって、ベルトブロック42の製造コストを低減化することができる。
また、このベルトブロック42は、頭部50のイヤー部58が、それぞれ中央部56から左右方向端部に向かうに従ってその板厚が薄くなるテーパー形状に形成されて(イヤー部58の前面がテーパー面58Aとされて)薄肉化されるとともに、本体部52の中央部60に全高に亘って凹部60Aが形成されて(中央部60が凹部60Aとされて)、その部位が薄肉化されているため、従来よりも大幅に軽量化されている。したがって、入力側可変プーリー20内及び出力側可変プーリー30内において、ベルトブロック42に作用する遠心力を低減させることができ、ベルトブロック42とフープ46との間の摩擦力を低減させることができる。よって、伝動ベルト40の高速回転時における動力伝達効率を向上させることができる。
また、ベルトブロック42は、頭部50のイヤー部58が一様に薄肉化されるのではなく、板厚が厚い形状のままとされた中央部56から、左右方向両端部に向かうに従ってその板厚が薄くなるテーパー形状とされて薄肉化されているので、イヤー部58における強度の低下が防止されている。したがって、例えば出力側可変プーリー30の出口(ベルト進行方向下流側)において、伝動ベルト40が出力側可変プーリー30のベルト摺動面36に必要以上に巻き付き、フープ46の弾性力によってそのベルト摺動面36から突発的に離隔する現象が起きたとしても、即ちイヤー部58にフープ46から突発的に押圧力が作用する現象が起きたとしても、イヤー部58には、その押圧力に対する強度が充分にある。
また、そのイヤー部58のテーパー面58Aの平面視における傾斜角度を適切に設定することにより、例えばベルト進行方向(前後方向)に隣接する多数(複数)のベルトブロック42のうち、1つのベルトブロック42の姿勢が悪化して、そのベルトブロック42にヨーイングが発生したとしても、そのイヤー部58の端部が、隣接するベルトブロック42のイヤー部58に接触しないようにできる。したがって、このベルトブロック42では、ベルト進行方向(前後方向)に生じる押圧力の影響を、イヤー部58において考慮する必要がない。
次に、第2実施例のベルトブロック42について説明する。図5(A)は第2実施例のベルトブロック42の概略正面図であり、図5(B)は第2実施例のベルトブロック42の概略平面図である。また、図6(A)は第2実施例のベルトブロック42の前面(正面)側から見た概略斜視図であり、図6(B)は第2実施例のベルトブロック42の後面(背面)側から見た概略斜視図である。
図5、図6で示すように、この第2実施例のベルトブロック42では、頭部50のイヤー部58の前面側及び後面側を、平面視で中央部56から左右方向両端部に向かうに従ってその板厚が薄くなるテーパー形状としている。すなわち、第1実施例のベルトブロック42では、頭部50のイヤー部58の前面又は後面のみ(片面のみ)をテーパー面58Aにして、イヤー部58を薄肉化したが、第2実施例のベルトブロック42では、頭部50のイヤー部58の前面及び後面(両面)をテーパー面58Aにして、イヤー部58を薄肉化している。
このように、ベルトブロック42の頭部50において、イヤー部58の前面及び後面を共にテーパー形状(テーパー面58A)にして薄肉化すると、更にベルトブロック42の軽量化ができるので好ましい。なお、上記第1実施例と異なる部位は、そこだけであるため、この第2実施例のベルトブロック42についての詳細な説明は省略する。何れにしても、本実施形態によれば、ベルトブロック42のイヤー部58の強度やベルト直線部での走行安定性に悪影響を及ぼすことなく、ベルトブロック42のイヤー部58の大幅な薄肉化が実現可能となる。したがって、ベルトブロック42(CVT10)の軽量化や伝動ベルト40の高速回転時における動力伝達効率の向上が可能となる。
なお、本実施形態に係るベルトブロック42の形状は、図示のものに限定されない。すなわち、ベルト進行方向(前後方向)に隣接する多数(複数)のベルトブロック42において、頭部50の中央部56と本体部52の左右両側部である脚部62の3点のみで互いに接触する構成とされていれば、例えば凹部60Aの形状を、背面視略等脚台形状等としてもよい。また、上記第1実施例及び第2実施例では、ネック部54及び本体部52の中央部60の後面側に凹部60Aを形成したが、凹部60Aはベルトブロック42の前面側に形成しても構わない。但し、イヤー部58に形成するテーパー面58Aが片面のみの場合には、そのテーパー面58Aが形成されていない面側の本体部52の中央部60に凹部60Aを形成することが、ベルトブロック42の強度上好ましい。
車両用のCVTにおける一対の可変プーリーの構成を示す概略正面図 一対の可変プーリー間に巻き掛けられる伝動ベルトの構成を示す概略斜視図 (A)第1実施例のベルトブロックの概略正面図、(B)第1実施例のベルトブロックの概略平面図 (A)第1実施例のベルトブロックの前面側から見た概略斜視図、(B)第1実施例のベルトブロックの後面側から見た概略斜視図 (A)第2実施例のベルトブロックの概略正面図、(B)第2実施例のベルトブロックの概略平面図 (A)第2実施例のベルトブロックの前面側から見た概略斜視図、(B)第2実施例のベルトブロックの後面側から見た概略斜視図
符号の説明
10 CVT(ベルト式無段変速機)
12 入力軸
14 出力軸
20 入力側可変プーリー
22 固定シーブ
24 可動シーブ
26 ベルト摺動面
28 V溝
30 出力側可変プーリー
32 固定シーブ
34 可動シーブ
36 ベルト摺動面
38 V溝
40 伝動ベルト(動力伝達用無端ベルト)
42 ベルトブロック(エレメント)
44 係合溝
46 フープ(帯状部材)
48 切欠部
50 頭部
52 本体部
54 ネック部
56 中央部
58 イヤー部(側部)
60 中央部
60A 凹部
62 脚部(側部)

Claims (3)

  1. 頭部と本体部を備えた複数のエレメントと、該複数のエレメントを支持する環状の帯状部材と、を有し、一対の可変プーリー間に巻き掛けられる動力伝達用無端ベルトにおいて、
    前記頭部を該頭部の中央部から端部に向かうに従って厚さが薄くなるテーパー形状に形成するとともに、前記本体部の中央部の厚さを両側部の厚さよりも薄くし、隣接するエレメントに、前記頭部の中央部と前記本体部の両側部とで接触させる構成にしたことを特徴とする動力伝達用無端ベルト。
  2. 前記頭部に形成するテーパー形状は、該頭部の片面のみとされていることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達用無端ベルト。
  3. 前記本体部の前記テーパー形状が形成されていない面側の中央部に、該本体部の全高に亘って凹部を形成し、該中央部の厚さが前記本体部の両側部の厚さよりも薄くなるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の動力伝達用無端ベルト。
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