JP5204798B2 - 作業車 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載されたものでは、機体フレームに上下揺動操作自在に連結された前後一対の支持アーム(揺動アームに相当)を備えるとともに、前後一対の支持アームのうちの前側の支持アームの遊端側がトラックフレームに連結され、前後一対の支持アームのうちの後側の支持アームの遊端側がキャンセルリンクを介してトラックフレームに連結されており、前後一対の支持アームが揺動操作されることにより、機体フレームに対するトラックフレームの姿勢が変更され、地面に対して機体フレームを昇降させるなど、地面に対する機体フレームの姿勢変更を行なうことが可能になったものである。
揺動アームの下降揺動によって機体フレームに対して下降したトラックフレームの機体フレームに対する下降位置を低く設定するほど、トラックフレームが下降限界まで下降した状態において、前側の揺動アームが鉛直姿勢により近づく状態となり、揺動アームによってトラックフレームが昇降操作されるに伴うトラックフレームの機体フレームに対する前後移動量が大になり、機体フレームに対する接地転輪の前後移動量が大になっていた。すなわち、クローラベルトにおける接地部位の機体フレームに対する前後移動量が大になっていた。
機体フレームに駆動回動自在に支持された駆動スプロケット、トラックフレームに機体前後方向に並べて回転自在に支持された複数の接地転輪、前記トラックフレームの後部に支持されたクローラ緊張輪、及び、前記駆動スプロケットと前記複数の接地転輪と前記クローラ緊張輪とに巻回されたクローラベルトを有する走行装置と、
前記機体フレームと前記トラックフレームとに亘って設けられ、前記機体フレームに対する前記トラックフレームの姿勢を機体上下方向に変更可能な姿勢変更機構と、が備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに上下揺動操作自在に連結された前後一対の揺動アームと、前記トラックフレームの前端部から機体上方向きに突設した連結支持体と、前記前後一対の揺動アームのうちの前側の揺動アームの遊端部を前記連結支持体の上端部に回転自在に連結する連結ピンと、前記前後一対の揺動アームのうちの後側の揺動アームの遊端部に一端側が回転自在に連結され、他端側が前記トラックフレームの後端側に回転自在に連結された揺動リンクと、が備えられ、
前記後側の揺動アームに当接して前記トラックフレームの上昇限度を設定する接当部材が、前記トラックフレームに備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに機体横外方向きの状態で支持されると共に前記後側の揺動アームを支持する揺動支軸が備えられ、
前記後側の揺動アームに、前記揺動支軸に外嵌されるボス部が備えられ、
前記接当部材が前記ボス部に当接して前記トラックフレームの上昇限度が設定される点にある。
(2)本発明の別の特徴は、
機体フレームに駆動回動自在に支持された駆動スプロケット、トラックフレームに機体前後方向に並べて回転自在に支持された複数の接地転輪、前記トラックフレームの後部に支持されたクローラ緊張輪、及び、前記駆動スプロケットと前記複数の接地転輪と前記クローラ緊張輪とに巻回されたクローラベルトを有する走行装置と、
前記機体フレームと前記トラックフレームとに亘って設けられ、前記機体フレームに対する前記トラックフレームの姿勢を機体上下方向に変更可能な姿勢変更機構と、が備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに上下揺動操作自在に連結された前後一対の揺動アームと、前記トラックフレームの前端部から機体上方向きに突設した連結支持体と、前記前後一対の揺動アームのうちの前側の揺動アームの遊端部を前記連結支持体の上端部に回転自在に連結する連結ピンと、前記前後一対の揺動アームのうちの後側の揺動アームの遊端部に一端側が回転自在に連結され、他端側が前記トラックフレームの後端側に回転自在に連結された揺動リンクと、が備えられ、
前記クローラ緊張輪を回転自在に支持する支持軸と、前記トラックフレームに備えられた角筒状のガイドレール部に摺動自在に内嵌される角筒状の差し込み部と、を有するテンションフレームが備えられ、
前記差し込み部は、鋳物で形成されると共に、前記ガイドレール部の内面に沿う外面形状に機械加工され、
前記ガイドレール部に対する前記差し込み部の差し込み深さを調節自在なネジ軸と、前記ネジ軸を挿通可能な一対のネジ軸挿通孔が形成されたネジ軸挿通部と、が備えられ、
前記ネジ軸挿通部が前記テンションフレームの一端側に備えられると共に、前記支持軸が前記ネジ軸挿通部に固定され、
前記テンションフレームは、前記差し込み部の中心線が前記支持軸の中心線と交差するように構成されると共に、前記差し込み部の中心線と前記支持軸の中心線とを含む仮想平面を挟んで対称形状となるように形成され、
前記一対のネジ軸挿通孔は、前記ネジ軸挿通部のうち前記仮想平面を挟んで対称となる位置にそれぞれ形成されている点にある。
(3)本発明のさらに別の特徴は、
機体フレームに駆動回動自在に支持された駆動スプロケット、トラックフレームに機体前後方向に並べて回転自在に支持された複数の接地転輪、前記トラックフレームの後部に支持されたクローラ緊張輪、及び、前記駆動スプロケットと前記複数の接地転輪と前記クローラ緊張輪とに巻回されたクローラベルトを有する走行装置と、
前記機体フレームと前記トラックフレームとに亘って設けられ、前記機体フレームに対する前記トラックフレームの姿勢を機体上下方向に変更可能な姿勢変更機構と、が備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに上下揺動操作自在に連結された前後一対の揺動アームと、前記トラックフレームの前端部から機体上方向きに突設した連結支持体と、前記前後一対の揺動アームのうちの前側の揺動アームの遊端部を前記連結支持体の上端部に回転自在に連結する連結ピンと、前記前後一対の揺動アームのうちの後側の揺動アームの遊端部に一端側が回転自在に連結され、他端側が前記トラックフレームの後端側に回転自在に連結された揺動リンクと、が備えられ、
前記連結ピンの端部に当接して前記トラックフレームの上昇限度を設定するストッパーが、前記機体フレームに備えられ、
前記機体フレームの機体横外方側箇所に連結されて、前記駆動スプロケット及び前記前側の揺動アームを支持する支持部を前記機体フレームに形成する構造体が備えられ、
前記連結ピンは前記前側の揺動アームよりも機体横内方側に延設され、
前記ストッパーは、前記構造体の機体横外方側箇所に連結され、かつ、前記連結ピンの延設部分に当接して前記トラックフレームの上昇限度を設定する点にある。
本発明の構成によると、トラックフレームが上昇限度に上昇操作された場合、停止や畦越えなどによってトラックフレームの前端部に大きな接地反力が掛かっても、トラックフレームが連結支持体及び連結ピンを介してストッパーによって支持されて、前側の揺動アームに大きな荷重が掛かることを効果的に防止できる。
従って、トラックフレームが上昇限度に上昇操作され、前側の揺動アームが上昇姿勢になってトラックフレームからの大荷重を受けることに対して不利な状態になっている場合であっても、前側の揺動アームを大荷重から保護しながら走行することができる。
また、本発明の構成によると、駆動スプロケット及び前側の揺動アームを支持するよう大強度を備えさせて構成される構造体を支持手段に利用してストッパーを強固に支持させることができる。
従って、ストッパーを強固に支持させて、ストッパーによる連結ピンを介してのトラックフレームの支持を強固に行なわせることができるものでありながら、構造体を支持手段に利用した簡単な構造で得ることができる。
(4)本発明においては、
前記前側の揺動アームの遊端部は二股形状に形成され、前記連結支持体の両横側部を上方から挟み込んでいると好適である。
(5)本発明のさらに別の特徴は、
機体フレームに駆動回動自在に支持された駆動スプロケット、トラックフレームに機体前後方向に並べて回転自在に支持された複数の接地転輪、前記トラックフレームの後部に支持されたクローラ緊張輪、及び、前記駆動スプロケットと前記複数の接地転輪と前記クローラ緊張輪とに巻回されたクローラベルトを有する走行装置と、
前記機体フレームと前記トラックフレームとに亘って設けられ、前記機体フレームに対する前記トラックフレームの姿勢を機体上下方向に変更可能な姿勢変更機構と、が備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに上下揺動操作自在に連結された前後一対の揺動アームと、前記トラックフレームの前端部から機体上方向きに突設した連結支持体と、前記前後一対の揺動アームのうちの前側の揺動アームの遊端部を前記連結支持体の上端部に回転自在に連結する連結ピンと、前記前後一対の揺動アームのうちの後側の揺動アームの遊端部に一端側が回転自在に連結され、他端側が前記トラックフレームの後端側に回転自在に連結された揺動リンクと、が備えられ、
前記機体フレームに回転自在に支持されて、前記クローラベルトを下方から支持する上部転輪が備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに機体横外方向きの状態で支持されると共に前記後側の揺動アームを支持する揺動支軸が備えられ、
前記揺動支軸が前記後側の揺動アームよりも機体横外方側に延設され、前記揺動支軸の延設部分に前記上部転輪が支持され、
前記トラックフレームが上昇限度まで上昇したとき、前記揺動支軸は、前記トラックフレームに備えられた接当部材に支持される点にある。
(6)本発明のさらに別の特徴は、
機体フレームに駆動回動自在に支持された駆動スプロケット、トラックフレームに機体前後方向に並べて回転自在に支持された複数の接地転輪、前記トラックフレームの後部に支持されたクローラ緊張輪、及び、前記駆動スプロケットと前記複数の接地転輪と前記クローラ緊張輪とに巻回されたクローラベルトを有する走行装置と、
前記機体フレームと前記トラックフレームとに亘って設けられ、前記機体フレームに対する前記トラックフレームの姿勢を機体上下方向に変更可能な姿勢変更機構と、が備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに上下揺動操作自在に連結された前後一対の揺動アームと、前記トラックフレームの前端部から機体上方向きに突設した連結支持体と、前記前後一対の揺動アームのうちの前側の揺動アームの遊端部を前記連結支持体の上端部に回転自在に連結する連結ピンと、前記前後一対の揺動アームのうちの後側の揺動アームの遊端部に一端側が回転自在に連結され、他端側が前記トラックフレームの後端側に回転自在に連結された揺動リンクと、が備えられ、
前記機体フレームに回転自在に支持されて、前記クローラベルトを下方から支持する上部転輪が備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに機体横外方向きの状態で支持されると共に前記後側の揺動アームを支持する揺動支軸が備えられ、
前記揺動支軸が前記後側の揺動アームよりも機体横外方側に延設され、
前記後側の揺動アームのうち機体横外側端部が、前記揺動リンクに連結されている箇所側よりも前記揺動支軸に支持されている箇所側ほど機体横内方側に位置するように形成され、
前記上部転輪は、機体横方向において、前記後側の揺動アームのうち前記揺動リンクに連結されている箇所における機体横外側端部よりも機体横内側に入り込んだ状態で、前記揺動支軸の延設部分に支持されている点にある。
(7)本発明においては、
前記後側の揺動アームの遊端部は、二股形状に形成され、かつ、前記揺動リンクの一端部の両横側部を上方から挟み込んでおり、
前記揺動リンクの他端部は、二股形状に形成され、かつ、前記トラックフレームの後端側の両横側部を上方から挟みこんでいると好適である。
前記後側の揺動アームの遊端部は、二股形状に形成され、かつ、前記揺動リンクの一端部の両横側部を上方から挟み込んでおり、
前記連結支持体は、前記トラックフレームが前記機体フレームに対して上昇限度に上昇操作された状態において前記連結ピンのピン軸芯と前記トラックフレームの上端面との機体上下方向での間隔の大きさが、前記連結ピンの前記ピン軸芯と前記前側の揺動アームの揺動軸芯との機体上下方向での間隔の大きさ以上になるように構成されていると好適である。
この構成によると、前側の揺動アームの遊端部がトラックフレームから上方に比較的離れた箇所に位置しながらトラックフレームの前端部に対して連結ピン及び連結支持体を介して連結する状態にできて、トラックフレームが下降限界まで下降操作された際のトラックフレームの機体フレームからの下降量を大に設定しても、トラックフレームが下降限界まで下降した際における揺動アームの揺動位置が、揺動アームの揺動軸芯を通る鉛直線から上昇側に比較的大角度を揺動した位置となり、揺動アームによってトラックフレームが昇降操作されるのに伴うトラックフレームの機体フレームに対する前後移動量を極力少なくすることができる。
前記機体フレームに、機体前後方向に沿う固定フレームと、前記固定フレームに連結されると共に、前記固定フレームよりも機体横外方側に延出された横向きの横フレームと、が備えられ、
前記横フレームの延出部分と前記固定フレームとに亘って、前記前側の揺動アームを回動自在に支持する支持部が連結されていると好適である。
(10)本発明においては、
前記横フレームは、前記固定フレームの下側を通って前記固定フレームも機体横外方側へ延出されていると好適である。
(11)本発明においては、
前記駆動スプロケットが前記支持部に支持されていると好適である。
図1は、本発明の実施例に係る作業車の全体を示す側面図である。この図に示すように、本発明の実施例に係る作業車は、左右一対のクローラ走行装置1を備え、かつ運転座席3aが装備された運転部3を備えた走行機体2、走行機体2の前部にフィーダ4aが連結された刈取り部4、走行機体2の後部に設けられた脱穀部5及びグレンタンク5aを備えている。
すなわち、刈取り部4は、油圧シリンダ4bによってフィーダ4aが走行機体2に対して上下に揺動操作されることにより、地面近くに下降した下降作業状態と、地面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降する。刈取り部4を下降作業状態にして走行機体2を走行させると、刈取り部4は、植立穀稈を刈取り処理し、刈取穀稈の株元から穂先までの全体をフィーダ4aによって脱穀部5に供給し、脱穀部5は、刈取穀稈を脱穀処理し、脱穀粒をグレンタンク5aに送り込む。
前部揺動機構16aと後部揺動機構16bの夫々は、図5,図6にも示すように、固定フレーム15に機体横外方に向けた横向きに支持してある揺動支軸17a,17bと、当該揺動支軸17a,17bに上下揺動自在に支持してある揺動アーム18a,18bと、揺動支軸17a,17bに揺動自在に支持してある操作アーム19a,19bとを備えている。揺動支軸17a,17bの夫々は、揺動支軸17a,17bの機体外側がクローラベルト9の内周側に入り込む状態で、トラックフレーム12よりも高い位置に配置してある。
図1〜図4に示すように、クローラ緊張輪7は、トラックフレーム12の機体前後方向の後端側に装備したクローラ緊張装置28に装着してある。
尚、図12においては、ガイドレール部29の内周面寸法と差し込み部33の外周面寸法との差を実際よりも誇張して記載してある。
図16は、別の実施形態を備えた後部揺動機構16bを示す縦断面図である。この図に示すように、別の実施形態を備えた後部揺動機構16bでは、揺動アーム18bにボス部18cを一体的に形成し、そのボス部18cに支軸部材150を介して上部転輪10を回転自在に支持させている。
(1)前述の実施形態では、連結ピン21aのピン軸芯21cとトラックフレーム12の上端面12cとの機体上下方向での間隔D1の大きさが、トラックフレーム12が機体フレーム11に対して上昇限界に上昇操作された状態における連結ピン21aのピン軸芯21cと揺動アーム18aの揺動軸芯Xaとの間隔D2よりも大きくなるように連結支持体21を構成した例を示したが、これに替え、連結ピン21aのピン軸芯21cとトラックフレーム12の上端面12cとの機体上下方向での間隔D1の大きさが、トラックフレーム12が機体フレーム11に対して上昇限界に上昇操作された状態における連結ピン21aのピン軸芯21cと揺動アーム18aの揺動軸芯Xaとの間隔D2の大きさと同じになるように連結支持体21を構成して実施してもよい。この場合も、本発明の目的を達成することができる。
6 駆動スプロケット
7 クローラ緊張輪
8a,8b,8c,8d 接地転輪
9 クローラベルト
10 上部転輪
11 機体フレーム
12 トラックフレーム
12c トラックフレームの上端面
15 固定フレーム
15a 支持部
15c 横フレーム
16 姿勢変更機構
17b 揺動支軸
18a,18b 揺動アーム
20b ボス部
21 連結支持体
21a 連結ピン
21b 連結ピンの端部
21c ピン軸芯
22 揺動リンク
25 延設部分
27 接当部材
29 ガイドレール部
31 ネジ軸
32 支持軸
Y32 支持軸の中心線
33 差し込み部
Y33 差し込み部の中心線
34 テンションフレーム
35 ネジ軸挿通孔
36 ネジ軸挿通部
50 ストッパー
53 構造体
S 仮想平面
Z 鉛直線
D1 ピン軸芯とトラックフレームの上面との機体上下方向での間隔
D2 ピン軸芯と揺動アームの揺動軸芯との機体上下方向での間隔
Xa 揺動アームの揺動軸芯
Claims (11)
- 機体フレームに駆動回動自在に支持された駆動スプロケット、トラックフレームに機体前後方向に並べて回転自在に支持された複数の接地転輪、前記トラックフレームの後部に支持されたクローラ緊張輪、及び、前記駆動スプロケットと前記複数の接地転輪と前記クローラ緊張輪とに巻回されたクローラベルトを有する走行装置と、
前記機体フレームと前記トラックフレームとに亘って設けられ、前記機体フレームに対する前記トラックフレームの姿勢を機体上下方向に変更可能な姿勢変更機構と、が備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに上下揺動操作自在に連結された前後一対の揺動アームと、前記トラックフレームの前端部から機体上方向きに突設した連結支持体と、前記前後一対の揺動アームのうちの前側の揺動アームの遊端部を前記連結支持体の上端部に回転自在に連結する連結ピンと、前記前後一対の揺動アームのうちの後側の揺動アームの遊端部に一端側が回転自在に連結され、他端側が前記トラックフレームの後端側に回転自在に連結された揺動リンクと、が備えられ、
前記後側の揺動アームに当接して前記トラックフレームの上昇限度を設定する接当部材が、前記トラックフレームに備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに機体横外方向きの状態で支持されると共に前記後側の揺動アームを支持する揺動支軸が備えられ、
前記後側の揺動アームに、前記揺動支軸に外嵌されるボス部が備えられ、
前記接当部材が前記ボス部に当接して前記トラックフレームの上昇限度が設定される作業車。 - 機体フレームに駆動回動自在に支持された駆動スプロケット、トラックフレームに機体前後方向に並べて回転自在に支持された複数の接地転輪、前記トラックフレームの後部に支持されたクローラ緊張輪、及び、前記駆動スプロケットと前記複数の接地転輪と前記クローラ緊張輪とに巻回されたクローラベルトを有する走行装置と、
前記機体フレームと前記トラックフレームとに亘って設けられ、前記機体フレームに対する前記トラックフレームの姿勢を機体上下方向に変更可能な姿勢変更機構と、が備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに上下揺動操作自在に連結された前後一対の揺動アームと、前記トラックフレームの前端部から機体上方向きに突設した連結支持体と、前記前後一対の揺動アームのうちの前側の揺動アームの遊端部を前記連結支持体の上端部に回転自在に連結する連結ピンと、前記前後一対の揺動アームのうちの後側の揺動アームの遊端部に一端側が回転自在に連結され、他端側が前記トラックフレームの後端側に回転自在に連結された揺動リンクと、が備えられ、
前記クローラ緊張輪を回転自在に支持する支持軸と、前記トラックフレームに備えられた角筒状のガイドレール部に摺動自在に内嵌される角筒状の差し込み部と、を有するテンションフレームが備えられ、
前記差し込み部は、鋳物で形成されると共に、前記ガイドレール部の内面に沿う外面形状に機械加工され、
前記ガイドレール部に対する前記差し込み部の差し込み深さを調節自在なネジ軸と、前記ネジ軸を挿通可能な一対のネジ軸挿通孔が形成されたネジ軸挿通部と、が備えられ、
前記ネジ軸挿通部が前記テンションフレームの一端側に備えられると共に、前記支持軸が前記ネジ軸挿通部に固定され、
前記テンションフレームは、前記差し込み部の中心線が前記支持軸の中心線と交差するように構成されると共に、前記差し込み部の中心線と前記支持軸の中心線とを含む仮想平面を挟んで対称形状となるように形成され、
前記一対のネジ軸挿通孔は、前記ネジ軸挿通部のうち前記仮想平面を挟んで対称となる位置にそれぞれ形成されている作業車。 - 機体フレームに駆動回動自在に支持された駆動スプロケット、トラックフレームに機体前後方向に並べて回転自在に支持された複数の接地転輪、前記トラックフレームの後部に支持されたクローラ緊張輪、及び、前記駆動スプロケットと前記複数の接地転輪と前記クローラ緊張輪とに巻回されたクローラベルトを有する走行装置と、
前記機体フレームと前記トラックフレームとに亘って設けられ、前記機体フレームに対する前記トラックフレームの姿勢を機体上下方向に変更可能な姿勢変更機構と、が備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに上下揺動操作自在に連結された前後一対の揺動アームと、前記トラックフレームの前端部から機体上方向きに突設した連結支持体と、前記前後一対の揺動アームのうちの前側の揺動アームの遊端部を前記連結支持体の上端部に回転自在に連結する連結ピンと、前記前後一対の揺動アームのうちの後側の揺動アームの遊端部に一端側が回転自在に連結され、他端側が前記トラックフレームの後端側に回転自在に連結された揺動リンクと、が備えられ、
前記連結ピンの端部に当接して前記トラックフレームの上昇限度を設定するストッパーが、前記機体フレームに備えられ、
前記機体フレームの機体横外方側箇所に連結されて、前記駆動スプロケット及び前記前側の揺動アームを支持する支持部を前記機体フレームに形成する構造体が備えられ、
前記連結ピンは前記前側の揺動アームよりも機体横内方側に延設され、
前記ストッパーは、前記構造体の機体横外方側箇所に連結され、かつ、前記連結ピンの延設部分に当接して前記トラックフレームの上昇限度を設定する作業車。 - 前記前側の揺動アームの遊端部は二股形状に形成され、前記連結支持体の両横側部を上方から挟み込んでいる請求項3に記載の作業車。
- 機体フレームに駆動回動自在に支持された駆動スプロケット、トラックフレームに機体前後方向に並べて回転自在に支持された複数の接地転輪、前記トラックフレームの後部に支持されたクローラ緊張輪、及び、前記駆動スプロケットと前記複数の接地転輪と前記クローラ緊張輪とに巻回されたクローラベルトを有する走行装置と、
前記機体フレームと前記トラックフレームとに亘って設けられ、前記機体フレームに対する前記トラックフレームの姿勢を機体上下方向に変更可能な姿勢変更機構と、が備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに上下揺動操作自在に連結された前後一対の揺動アームと、前記トラックフレームの前端部から機体上方向きに突設した連結支持体と、前記前後一対の揺動アームのうちの前側の揺動アームの遊端部を前記連結支持体の上端部に回転自在に連結する連結ピンと、前記前後一対の揺動アームのうちの後側の揺動アームの遊端部に一端側が回転自在に連結され、他端側が前記トラックフレームの後端側に回転自在に連結された揺動リンクと、が備えられ、
前記機体フレームに回転自在に支持されて、前記クローラベルトを下方から支持する上部転輪が備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに機体横外方向きの状態で支持されると共に前記後側の揺動アームを支持する揺動支軸が備えられ、
前記揺動支軸が前記後側の揺動アームよりも機体横外方側に延設され、前記揺動支軸の延設部分に前記上部転輪が支持され、
前記トラックフレームが上昇限度まで上昇したとき、前記揺動支軸は、前記トラックフレームに備えられた接当部材に支持される作業車。 - 機体フレームに駆動回動自在に支持された駆動スプロケット、トラックフレームに機体前後方向に並べて回転自在に支持された複数の接地転輪、前記トラックフレームの後部に支持されたクローラ緊張輪、及び、前記駆動スプロケットと前記複数の接地転輪と前記クローラ緊張輪とに巻回されたクローラベルトを有する走行装置と、
前記機体フレームと前記トラックフレームとに亘って設けられ、前記機体フレームに対する前記トラックフレームの姿勢を機体上下方向に変更可能な姿勢変更機構と、が備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに上下揺動操作自在に連結された前後一対の揺動アームと、前記トラックフレームの前端部から機体上方向きに突設した連結支持体と、前記前後一対の揺動アームのうちの前側の揺動アームの遊端部を前記連結支持体の上端部に回転自在に連結する連結ピンと、前記前後一対の揺動アームのうちの後側の揺動アームの遊端部に一端側が回転自在に連結され、他端側が前記トラックフレームの後端側に回転自在に連結された揺動リンクと、が備えられ、
前記機体フレームに回転自在に支持されて、前記クローラベルトを下方から支持する上部転輪が備えられ、
前記姿勢変更機構に、前記機体フレームに機体横外方向きの状態で支持されると共に前記後側の揺動アームを支持する揺動支軸が備えられ、
前記揺動支軸が前記後側の揺動アームよりも機体横外方側に延設され、
前記後側の揺動アームのうち機体横外側端部が、前記揺動リンクに連結されている箇所側よりも前記揺動支軸に支持されている箇所側ほど機体横内方側に位置するように形成され、
前記上部転輪は、機体横方向において、前記後側の揺動アームのうち前記揺動リンクに連結されている箇所における機体横外側端部よりも機体横内側に入り込んだ状態で、前記揺動支軸の延設部分に支持されている作業車。 - 前記後側の揺動アームの遊端部は、二股形状に形成され、かつ、前記揺動リンクの一端部の両横側部を上方から挟み込んでおり、
前記揺動リンクの他端部は、二股形状に形成され、かつ、前記トラックフレームの後端側の両横側部を上方から挟みこんでいる請求項5または6に記載の作業車。 - 前記連結支持体は、前記トラックフレームが前記機体フレームに対して上昇限度に上昇操作された状態において前記連結ピンのピン軸芯と前記トラックフレームの上端面との機体上下方向での間隔の大きさが、前記連結ピンの前記ピン軸芯と前記前側の揺動アームの揺動軸芯との機体上下方向での間隔の大きさ以上になるように構成されている請求項1から7の何れか一項に記載の作業車。
- 前記機体フレームに、機体前後方向に沿う固定フレームと、前記固定フレームに連結されると共に、前記固定フレームよりも機体横外方側に延出された横向きの横フレームと、が備えられ、
前記横フレームの延出部分と前記固定フレームとに亘って、前記前側の揺動アームを回動自在に支持する支持部が連結されている請求項1から8の何れか一項に記載の作業車。 - 前記横フレームは、前記固定フレームの下側を通って前記固定フレームよりも機体横外方側へ延出されている請求項9に記載の作業車。
- 前記駆動スプロケットが前記支持部に支持されている請求項9または10に記載の作業車。
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