JP2003002260A - 作業車のクローラ式走行装置 - Google Patents

作業車のクローラ式走行装置

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JP2003002260A
JP2003002260A JP2001194394A JP2001194394A JP2003002260A JP 2003002260 A JP2003002260 A JP 2003002260A JP 2001194394 A JP2001194394 A JP 2001194394A JP 2001194394 A JP2001194394 A JP 2001194394A JP 2003002260 A JP2003002260 A JP 2003002260A
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wound around
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Yuichi Fumino
文野  裕一
Masaya Mizumoto
雅也 水本
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローラベルトを楽に交換したり安価に交換
でき、しかも駆動構造の面でコンパクト化できる作業車
のクローラ走行装置を提供する。 【解決手段】 車体前後方向に並ぶ一対のトラックフレ
ーム12a,12b及びクローラ駆動輪17a,17b
を備えてある。前トラックフレーム12aによって支持
される接地転輪16及びクローラ緊張輪15と、前側の
クローラ駆動輪17aとにわたって前クローラベルト1
1aを巻回してある。後トラックフレーム12bによっ
て支持される接地転輪16及びクローラ緊張輪15と、
後側のクローラ駆動輪17bとにわたって後クローラベ
ルト11bを巻回してある。前クローラベルト11aは
後側で、後クローラベルト11bは前側でそれぞれクロ
ーラ駆動輪17a,17bに巻回している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインなどの
作業車のクローラ式走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】作業車のクローラ式走行装置において、
従来、一本のクローラベルトによって必要な接地面積及
び推進力を確保するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、クローラベルト
が摩滅したり破損して交換する際、一本の長いクローラ
ベルトをトラックフレームに対して着脱する必要がある
ことにより、そして、クローラベルトは長くなるほど重
くなることにより、交換しにくくなっていた。また、ク
ローラベルトは長くなるほど高価になることから、必要
経費が大になっていた。
【0004】本発明の目的は、クローラベルトの交換が
容易にできるとともに安価に済ませることもでき、さら
には、クローラベルトの耐久性を向上でき、しかもその
割には駆動構造の面で比較的コンパクトに得られる作業
車のクローラ式走行装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0006】〔構成〕車体前後方向に並ぶ前後一対のト
ラックフレームと、前記前トラックフレームが支持する
接地転輪に巻回している前クローラベルトと、前記後ト
ラックフレームが支持する接地転輪に巻回している後ク
ローラベルトと、前記一対のクローラベルトが各別に巻
回している一対のクローラ駆動輪とを備えるとともに、
前記一対のクローラ駆動輪を、一方のクローラ駆動輪に
は前記前クローラベルトが後側で巻回し、他方のクロー
ラ駆動輪には後クローラベルトが前側で巻回する配置で
車体に駆動回動自在に取付けてある作業車のクローラ式
走行装置。
【0007】〔作用〕前クローラベルトが前トラックフ
レームの接地輪に巻回して接地部を現出するとともに一
方のクローラ駆動輪によって駆動されて推進力を発揮
し、後クローラベルトが後トラックフレームの接地輪に
巻回して接地部を現出するとともに他方のクローラ駆動
輪によって駆動されて推進力を発揮し、前クローラベル
トによる接地部と後クローラベルトによる接地部とによ
って全体として必要な接地面積を現出させ、前クローラ
ベルトと後クローラベルトとによって必要な推進力を発
揮させるものである。これにより、一本のクローラベル
トによって必要な接地面積を現出させるとともに必要な
推進力を発揮させるに比し、クローラベルトの交換を前
クローラベルトと後クローラベルトとに分けて行なえる
とか、摩滅や損傷の具合によっては交換するクローラベ
ルトを前側と後側のいずれか一方だけで済ませられるよ
うにしながら必要な接地面積を現出させられるとともに
必要な推進力を発揮させられる。
【0008】さらに前クローラベルト及び後クローラベ
ルトにあっては、一本のクローラベルトによって必要な
接地面積や推進力を得る場合のクローラベルトよりも軽
くなる。これにより、一本のクローラベルトを採用する
場合に比し、クローラベルトに無理な張力が掛かりにく
くてクローラベルトの耐久性が向上するようにしながら
クローラベルトを駆動できる。
【0009】前クローラベルトと後クローラベルトのい
ずれもが前側又は後側でクローラ駆動輪に巻回すると
か、前クローラベルトが前側でクローラ駆動輪に巻回
し、後クローラベルトが後側でクローラ駆動輪に巻回す
るものであれば、一対のクローラ駆動輪を車体前後方向
に大きく離れた配置にして車体に駆動回動自在に取付け
ねばならず、両クローラ駆動輪に動力伝達するための距
離が長い大型なクローラ駆動構造を採用する必要があ
る。これに対し、前クローラベルトが後側で一方のクロ
ーラ駆動輪に巻回し、後クローラベルトが前側で他方の
クローラ駆動輪に巻回するものであるから、両クローラ
駆動輪を極力近接する配置で車体に駆動回動自在に取付
けて、両クローラ駆動輪に動力伝達するための距離が短
い小型なクローラ駆動構造を採用して前クローラベルト
及び後クローラベルトを駆動できる。
【0010】〔効果〕従って、必要な接地面積が確保で
きるとともに必要な推進力が得られる割には、クローラ
ベルトを全体にわたって交換する必要がある場合でも、
前クローラベルトと後クローラベルトとに分けてその重
量や大きさの面から容易に取り扱って楽に能率よく交換
できる。また、前クローラベルトと後クローラベルトの
いずれか一方だけを交換すればよくて安価に済ませられ
る場合もある。さらに、クローラベルトの耐久性が向上
して長期使用が可能になる。
【0011】しかも、一対のクローラ駆動輪に動力伝達
するための距離が短い小型なクローラ駆動構造を採用し
てコンパクトに得られる。
【0012】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0013】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記前トラックフレームと前記後トラックフレーム
とを車体横向きの軸芯まわりで各別に車体に対して揺動
昇降操作する一対の駆動手段を備えてある。
【0014】〔作用〕前トラックフレームに作用する駆
動手段を操作すれば、この駆動手段によって前トラック
フレームが揺動昇降操作され、前クローラベルトの接地
部に対する高さが変化したり、前クローラベルトの接地
部の車体や地面に対する前後傾斜角が変化する。後トラ
ックフレームに作用する駆動手段を操作すれば、この駆
動手段によって後トラックフレームが揺動昇降操作さ
れ、後クローラベルトの接地部に対する高さが変化した
り、後クローラベルトの接地部の車体や地面に対する前
後傾斜角が変化する。これより、一つの駆動手段を適切
に操作すれば、車体の走行装置の接地部に対する高さや
前後傾斜角を変更したり、前クローラベルトと後クロー
ラベルトの一方の接地部を水平状態にしながら他方の接
地部を水平面に対して前後傾斜した状態にすることがで
きる。
【0015】〔効果〕従って、乾田であるとか畦が低い
場合などでは、走行装置の接地部に対する車体の高さを
低く調節し、車体重心を低くして安定的に走行すること
ができ、湿田や不整地などでは、走行装置の接地部に対
する車体の高さを高く調節し、車体を泥部や畦に接触し
にくくしながら走行することができる。また、湿田にお
いて、走行装置の接地部に対して車体を前後に傾斜する
ように調節し、推進反力に起因して発生する車体の前後
傾斜にかかわらず、車体を水平姿勢にしながら前進した
り後進することができ、不整地では、前クローラベルト
の接地部を前上がり状態に調節したり、後クローラベル
トの接地部を後上り状態に調節し、障害物を乗り越えや
すくしたり、傾斜地に進入しやすくしながら走行するこ
とができる。
【0016】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0017】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記前トラックフレームと前記後トラックフレーム
の一方を車体横向きの軸芯まわりで車体に対して揺動昇
降自在に構成し、他方を車体に固定してある。
【0018】〔作用〕障害物や傾斜地が存在する方向に
走行する場合、揺動昇降自在なトラックフレームが固定
側のトラックフレームより進行方向前方側に位置する走
行向きにして走行する。すると、揺動自在なトラックフ
レームが接地反力とか走行装置の重量のために揺動し、
このトラックフレームよって支持されているクローラベ
ルトの接地部が前上がり状態になって障害物を乗り越え
ていくとか、傾斜地をこれに沿った状態で移動していく
ようにして走行できる。
【0019】〔効果〕従って、障害物や傾斜地があって
も、前側又は後側のクローラベルトの接地部が揺動して
障害物を衝撃が出にくいように乗り越えたり、傾斜地を
車体の急激な姿勢変化が出にくいように移動していき、
安定的にかつ乗り心地よく走行できる。
【0020】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1に示すよう
に、前後一対のクローラベルト11a,11bを備える
クローラ式走行装置10を両横側に有し、かつ、運転座
席1を備える搭乗型の運転部、及び、運転座席1の下方
に位置する原動部を横一端側に有した車体の車体フレー
ム2の前端側に、引起装置3aやバリカン型の刈取装置
3bを備える刈取部3の刈取部フレーム3cの基端部を
車体横向きの軸芯Pまわりで回動自在に連結するととも
に、刈取部フレーム3cと車体フレーム2とにわたって
リフトシリンダ4を取付け、前記車体フレーム2の後端
側に、前記刈取部3の後方に位置する脱穀装置5、及
び、この脱穀装置5の横側に位置する穀粒タンク6を設
けて、コンバインを構成してある。
【0021】このコンバインは、稲や麦などの穀物を収
穫するものであり、リフトシリダ4によって刈取部フレ
ーム3cを軸芯Pまわりで車体に対して上下に揺動操作
することにより、刈取部3を引起装置3aや刈取装置3
bが地面上近くに位置した下降作業位置と、引起装置3
aや刈取装置3bが地面から大きく浮上した上昇非作業
位置とに昇降操作する。刈取部3を下降作業位置にして
車体を走行させると、刈取部3は、植立穀稈を引起装置
3aによって引起こし処理するとともに刈取装置3bに
よって刈取り処理し、刈取穀稈を搬送装置3dによって
機体後方に搬送していく。脱穀装置5は、脱穀フィード
チェーン5aによって前記搬送装置3dからの刈取穀稈
の株元側を受け継いで挟持搬送しながら穂先側を扱室に
供給して脱穀処理し、脱穀装置5の選別部からの脱穀粒
を穀粒タンク6に搬送して貯留していく。
【0022】車体に設けた前記左右一対のクローラ式走
行装置10のそれぞれは、図2、図4などに示すように
構成してある。すなわち、車体フレーム2の脱穀装置5
や穀粒タンク6を搭載する部分の横端部の下方に、車体
前後方向に並ぶ一対のトラックフレーム12a,12b
を車体フレーム2のメインフレーム部2aから横外向き
に延出する支持アーム13の延出端側に固定された状態
で設け、この前後一対のトラックフレーム12a,12
bの一方の前トラックフレーム12aの前端側にテンシ
ョン調節機構14を介してクローラ緊張輪15を取付
け、この前トラックフレーム12aの下部の車体前後方
向での複数箇所に接地転輪16を遊転自在に取付け、前
記前後一対のトラックフレーム12a,12bの他方の
後トラックフレーム12bの後端側にテンション調節機
構14を介してクローラ緊張輪15を取付け、この後ト
ラックフレーム12bの下部の車体前後方向に並ぶ複数
箇所に接地転輪16を遊転自在に取付け、前トラックフ
レーム12aと後トラックフレーム12bの間で車体前
後方向に並ぶ一対のクローラ駆動輪17a,17bを、
車軸ケース20及びミッションケース21を介して車体
フレーム2に回動自在に取付け、前記一対のクローラ駆
動輪17a,17bのうちの前側のクローラ駆動輪17
aと、前トラックフレーム12aによって支持されてい
るクローラ緊張輪15及び接地転輪16との各輪体にわ
たってゴム製の前クローラベルト11aを巻回するとと
もにこの前クローラベルト11aが後側でクローラ駆動
輪17aに巻回するように構成し、前記一対のクローラ
駆動輪17a,17bのうちの後側のクローラ駆動輪1
7bと、後トラックフレーム12bによって支持されて
いるクローラ緊張輪15及び接地転輪16との各輪体に
わたってゴム製の後クローラベルト11bを巻回すると
ともにこの後クローラベルト11bが前側でクローラ駆
動輪17bに巻回するように構成してある。
【0023】前側のクローラ緊張輪15を支持する前記
テンション調節機構14も、後側のクローラ緊張輪15
を支持する前記テンション調節機構14も、内部に位置
するテンションばね(図示せず)によってクローラ緊張
輪15をトラックフレーム12a,12bから離れる側
に移動付勢することによって、クローラベルト11a,
11bに緊張力を付与するように構成し、かつ、調節ね
じ14aの人為回動操作によってクローラ緊張輪15を
前記テンションばねと共に車体前後方向に移動調節する
ことによって、クローラベルト11a,11bの緊張力
を人為的に調節するように構成してある。
【0024】図3に示すように、左右のクロー式走行装
置10それぞれにおける前記前後一対のクローラ駆動輪
17a,17bは、車体フレーム2に固定されている前
記ミッショケース21の横側部から延出している前記車
軸ケース20によって回転支軸18を介して回動自在に
支持されている。そして、前記原動部に位置するエンジ
ンの回転出力を前記ミッションケース21の上端側に位
置する入力軸(図示せず)に伝達し、この入力軸の回動
力を、ミッションケース21の内部に位置する走行用変
速装置(図示せず)及び操向クラッチ(図示せず)、車
軸ケース20の内部に位置するギヤ伝動機構22を介し
て前後一対のクローラ駆動輪17a,17bそれぞれの
回転支軸18に伝達するように構成してある。これによ
り、左右のクローラ式走行装置10それぞれの前側のク
ローラ駆動輪17aは車体フレーム2によって駆動回動
自在に支持されていて前クローラベルト11aを駆動
し、後側のクローラ駆動輪17bは車体フレーム2によ
って駆動回動自在に支持されていて後クローラベルト1
1bを駆動する。
【0025】これにより、左右のクローラ式走行装置1
0のそれぞれは、前クローラベルト11aの接地転輪1
6に巻回している接地部と、後クローラベルト11bの
接地転輪16に巻回している接地部との前後の接地部に
よって走行面に接地し、前記前後の支持フレーム13を
介して車体を支持する。そして、前クローラ駆動輪17
aによって駆動される前クローラベルト11aの推進力
と、後クローラ駆動輪17bによって駆動される後クロ
ーラベルト11bの推進力とによって車体を走行させ
る。
【0026】〔第2実施形態〕図5は、別の実施形態を
備えるクローラ式走行装置10を示し、このクローラ式
走行装置10にあっては、前トラックフレーム12a及
び後トラックフレーム12bを車体フレーム2に連結し
ている構造においてのみ上記した第1実施形態のクロー
ラ式走行装置10とは異なっており、この相異点におい
てのみ説明する。
【0027】前トラックフレーム12aも、後トラック
フレーム12bも、車体フレーム2のメインフレーム部
2aから車体横外向きに延出している支持アーム13の
延出端側と、車体フレーム2のメインフレーム部2aに
一端側が連結しているフレーム昇降シリンダ30の他端
側とに連結している。前トラックフレーム12aのアー
ム連結部19も、後トラックフレーム12bのアーム連
結部19も支持アーム13に対して車体横向きの軸芯X
まわりで相対回動自在に連結している。
【0028】すなわち、前トラックフレーム12aに連
結しているフレーム昇降シリダ30を駆動操作すると、
このシリンダ30は、前トラックフレーム12aを前記
軸芯Xを揺動支点にして車体フレーム2に対して昇降操
作し、車体の前端側を前クローラベルト11aの接地部
に対して昇降操作し、後トラックフレーム12bに連結
しているフレーム昇降シリンダ30を駆動操作すると、
このシリンダ30は、後トラックフレーム12bを前記
軸芯Xを揺動支点にして車体フレーム2に対して昇降操
作する。これにより、両シリンダ30を適切に操作すれ
ば、図6(イ)に示す如く走行装置10の接地部に対す
る車体の高さを変更したり、図6(ロ),(ハ)に示す
如く前クローラベルト11aと後クローベルト11bの
一方の接地部を水平状態にしながら他方の接地部を水平
基準面に対して前後に傾斜した状態にすることができ
る。
【0029】前記フレーム昇降シリンダ30に替え、モ
ータによって回動操作自在なねじ機構を利用したものな
どを採用して実施してもよいのであり、これらシリンダ
30やねじ機構などを総称して駆動手段30と呼称す
る。
【0030】〔第3実施形態〕図7は、さらに別の実施
形態を備えるクローラ式走行装置10を示し、このクロ
ーラ式走行装置10にあっては、前トラックフレーム1
2a及び後トラックフレーム12bを車体フレーム2に
連結している構造においてのみ上記した第1及び第2実
施形態のクローラ式走行装置10とは異なっており、こ
の相異点においてのみ説明する。
【0031】前トラックフレーム12aも、後トラック
フレーム12bも、車体フレーム2のメインフレーム部
2aから車体横外向きに延出する支持アーム13の延出
端側に連結している。前トラックフレーム12aのアー
ム連結部19は、支持アーム13に対して車体横向きの
軸芯Xまわりで相対回動自在に連結し、後トラックフレ
ーム12bは支持アーム13に対して回動しないように
固定されている。
【0032】すなわち、前クローラベルト11aが障害
物の上を移動したり傾斜地を移動する際、図8(イ),
(ハ)に示す如く前トラックフレーム12aが接地反力
や重量のために前記軸芯Xを揺動支点にして上昇側や下
降側に揺動し、障害物を衝撃が発生しにくいように乗り
越えていったり、前クローラベルト12aの接地部が傾
斜地に沿った状態になって車体の急激な姿勢変化が生じ
ないように傾斜地を移動していくようにしてある。
【0033】このように、前トラックフレーム12aを
揺動昇降自在に構成し、後トラックフレーム12bを固
定式に構成するに替え、前トラックフレーム12aを固
定式に構成し、後トラックフレーム12bを揺動昇降自
在に構成して実施してもよい。この場合も、障害物の上
や傾斜地を移動する際、後クローラベルト11bの方が
進行方向前方側になる走行向きにして走行すれば、同様
の効果を得られるのである。
【0034】〔別実施形態〕稲・麦以外に玉ねぎなどの
各種作物を収穫対象とする収穫機に装備されるクローラ
式走行装置にも、バックホウなどの建設機械に装備され
るクロー式走行装置にも本発明は適用できる。従って、
コンバインなどの各種収穫機、建設機械などを総称して
作業車と呼称する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン全体の側面図
【図2】クローラ式走行装置の側面図
【図3】走行用伝動系統図
【図4】走行装置の縦断面図
【図5】別の実施形態を備えるクローラ式走行装置の側
面図
【図6】機体の姿勢調節要領を示す説明図
【図7】さらに別の実施形態を備えるクローラ式走行装
置の側面図
【図8】走行装置の姿勢変化を示す説明図
【符号の説明】
11a 前クローラベルト 11b 後クローラベルト 12a 前トラックフレーム 12b 後トラックフレーム 16 接地転輪 17a,17b クローラ駆動輪 30 駆動手段 X 軸芯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前後方向に並ぶ前後一対のトラック
    フレームと、前記前トラックフレームが支持する接地転
    輪に巻回している前クローラベルトと、前記後トラック
    フレームが支持する接地転輪に巻回している後クローラ
    ベルトと、前記一対のクローラベルトが各別に巻回して
    いる一対のクローラ駆動輪とを備えるとともに、前記一
    対のクローラ駆動輪を、一方のクローラ駆動輪には前記
    前クローラベルトが後側で巻回し、他方のクローラ駆動
    輪には後クローラベルトが前側で巻回する配置で車体に
    駆動回動自在に取付けてある作業車のクローラ式走行装
    置。
  2. 【請求項2】 前記前トラックフレームと前記後トラッ
    クフレームとを車体横向きの軸芯まわりで各別に車体に
    対して揺動昇降操作する一対の駆動手段を備えてある請
    求項1記載の作業車のクローラ式走行装置。
  3. 【請求項3】 前記前トラックフレームと前記後トラッ
    クフレームの一方を車体横向きの軸芯まわりで車体に対
    して揺動昇降自在に構成し、他方を車体に固定してある
    請求項1記載の作業車のクローラ式走行装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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