JP2003034274A - クローラ車輛の走行装置 - Google Patents

クローラ車輛の走行装置

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JP2003034274A
JP2003034274A JP2001219699A JP2001219699A JP2003034274A JP 2003034274 A JP2003034274 A JP 2003034274A JP 2001219699 A JP2001219699 A JP 2001219699A JP 2001219699 A JP2001219699 A JP 2001219699A JP 2003034274 A JP2003034274 A JP 2003034274A
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Japan
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traveling device
crawler
crawler traveling
transmission
frame
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JP2001219699A
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English (en)
Inventor
Masashi Kamoto
政司 嘉本
Keisuke Mishima
圭介 三島
Atsuya Itohara
敦也 糸原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体フレームに対して上下動するトラックフ
レームでクローラ走行装置を支持したクローラ車輛であ
って、平行リンクによってクローラ走行装置を上下動さ
せても、クローラ走行装置の駆動スプロケットと、他の
転輪との位置関係が変化しないようにして、常に適正な
クローラ長の状態を保持して、走行性能の向上を図るよ
うにする。 【解決手段】 エンジンを搭載した機体フレーム3にト
ランスミッション32を固定し、上記機体フレーム3に
平行リンク24を介して装着したトラックフレーム23
には、クローラ走行装置2を構成する駆動スプロケット
17および他の転輪を固定してクローラ走行装置2全体
を上下動自在に支持すると共に、トランスミッション3
2から上記駆動スプロケット17に動力を伝達する伝動
機構を平行リンクとは別に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、機体フレームに対
して上下動するトラックフレームでクローラ走行装置を
支持したクローラ車輛における走行装置に係るものであ
る。 【0002】 【従来の技術】一般に、農業用の作業車には、湿田にも
対応できるように、トラックフレームに装着したクロー
ラ走行装置によって圃場を走行するようにしたコンバイ
ンあるいはトラクタ等のようなクローラ車輛が知られて
いる。 【0003】このようなクローラ車輛では、機体フレー
ムに対しトラックフレームを上下動自在に装着し、機体
の傾きを感知するセンサの感知に連繋して、左右の制御
シリンダを作動させることにより、回動する平行リンク
が左右のトラックフレームをクローラ走行装置とともに
上上下動させて機体姿勢を水平制御している。 【0004】ところが、従来のクローラ車輛は、図9で
示すように、走行トランスミッションおよびこのトラン
スミッションから動力が伝達されるクローラ走行装置の
駆動スプロケットaを、エンジンのある機体フレームb側
に固定し、駆動スプロケットaに隣接する第一転輪cおよ
びその他の転輪を平行リンクdによって上下動するトラ
ックフレームe側に固定していた。 【0005】このため、機体を水平制御する際に、機体
フレームbに対してトラックフレームeを上下動させる
と、駆動スプロケットaとこれに隣接する第一の転輪cと
の位置関係が変化して、これらに懸回されているクロー
ラの適正なクローラ長の状態が保持されず、泥押し等が
生じたりして走行性能が低下するという問題があった。
またトランスミッションから駆動スプロケットに動力を
伝達する伝動機構を一体のケースで覆って、トラックフ
レームを上下動させる際のリンク機構に兼用したもので
は、クローラから無理な力が直接トランスミッションに
作用する等、強度上にも問題があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解消すべく創作されたものであって、そ
の意図するところは、機体を水平制御するため、機体フ
レームに対してトラックフレームを上下動させても、駆
動スプロケットとこれに隣接する第一の転輪との位置関
係が変化することはなく、常に適正なクローラ長の状態
を保持して走行性能の向上を図ることができ、しかもト
ランスミッションに無理な力が作用することのないクロ
ーラ車輛の走行装置を提供しようとするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明が講じた技術手段は、機体フレームに対して
上下動するトラックフレームでクローラ走行装置を支持
したクローラ車輛であって、エンジンを搭載した機体フ
レームにトランスミッションを固定し、上記機体フレー
ムに平行リンクを介して装着したトラックフレームに
は、クローラ走行装置の駆動スプロケットを固定してク
ローラ走行装置全体を上下動自在に支持すると共に、ト
ランスミッションから上記駆動スプロケットに動力を伝
達する伝動機構を平行リンクとは別に設けたことを特徴
とするものである。 【0008】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施例の形態を添付
した一実施例の図面に基づいて詳細に説明する。まず図
1、図2において、1はクローラ車輛として例示したコ
ンバインであって、該コンバイン1は、クローラ走行装
置2を備えた機体フレーム3の前部に、デバイダ4、穀
稈引起し体5、刈刃6等からなる前処理部7が昇降自在
に装着されており、その後方一側に脱穀機8が搭載さ
れ、その下方には選別室9が配置されている。また前処
理部7の後方他側にはキャビン10で覆われた運転席1
1が配設されており、運転席11の後方には籾タンク1
2が配置されている。 【0009】13は脱穀機8の扱口に沿って配設したフ
ィードチェーンであって、前処理部7で刈取った穀稈が
揚上搬送体14からフィードチェーン13に受継がれ
て、扱口に沿って後方に搬送される過程で脱穀機8に内
装された扱胴の回転により脱穀処理される。 【0010】脱穀された穀粒は選別室9内で選別処理さ
れた後、精粒は揚穀筒を経て前記籾タンク12に貯留さ
れる。15は籾タンク12に貯留された籾を機外に取出
す排出ラセン、また16は脱穀処理後の排藁を細断して
圃場に放出するカッタ装置である。 【0011】前記クローラ走行装置2は、駆動スプロッ
ケト17、従動輪18、下部転輪19、上部転輪20お
よび上下動する輪転21に帯状のクローラ22を懸回し
て構成されている。そして上記クローラ走行装置2は、
機体フレーム3に対して上下動するトラックフレーム2
3で支持されている。 【0012】すなわち、図3〜図7で示すように、枠状
に構成された機体フレーム3の両側に、左右のトラック
フレーム23、23が平行リンク24、24を介して上
下動自在に支持されている。上記平行リンク24は、機
体フレーム3とトラックフレーム23とを連結する前後
一対のリンク体25、26と、このリンク体25、26
から突出した回動アーム27、28を連結する連動杆2
9等で構成されている。そして図示しないセンサが機体
の傾きを感知するのに連繋して、一方の回動アーム28
に連結した油圧シリンダ30が伸縮作動し、これに連動
してリンク体25、26が回動し、トラックフレーム2
3がクローラ走行装置2とともに上下動して機体を水平
制御するようになっている。31はクローラ22の張り
強さ調節装置である。 【0013】そしてクローラ走行装置2を構成する駆動
スプロッケト17、従動輪18、複数の下部転輪19、
19…、上部輪転20等がいずれもトラックフレーム2
3に装着されていて、油圧シリンダ30の作動によりト
ラックフレーム23がクローラ走行装置2とともに上下
動しても、クローラ22は適正なクローラ長の状態を保
持するようになっている。 【0014】一方、エンジンを搭載した機体フレーム3
には、走向トランスミッション32を固定し、該トラン
スミッション32の出力軸33と駆動スプロッケト17
の回転軸34とを自在継ぎ手35で連結することによ
り、駆動スプロッケト17に動力を伝達するの伝動機構
が前記平行リンク24とは別に形成されている。従って
駆動スプロッケト17は、自在継ぎ手35によって上下
左右に揺動可能とななっている。 【0015】なお、上記自在継ぎ手に替えてチエン伝動
あるいは歯車伝動によりトランスミッション32の出力
軸33と駆動スプロッケト17の回転軸34とを連結し
て、出力軸33を回動中心として駆動スプロッケト17
を回動可能としてもよい。 【0016】また図8は、クローラ走行装置の他の実施
例を示すものであって、前記平行リンク24を構成する
前後一対のリンク体25、26のうち、特に、後方のリ
ンク体26を、前方のリンク体25よりも長く形成した
ものである。 【0017】上記のように構成したので、クローラ車輛
としてのコンバイン1は、トラックフレーム23で支持
されたクローラ走行装置2の駆動スプロッケト17に、
走向トランスミッション32の出力軸33から動力が伝
達されて自由に圃場を走行する。 【0018】そして、機体の傾きをセンサが感知する
と、油圧シリンダ30が伸縮作動し、これに連動して平
行リンク24が、トラックフレーム23とともにクロー
ラ走行装置2を上下動させて機体を水平制御する。そし
て、クローラ走行装置2が上下動しても、トラックフレ
ーム23に装着した駆動スプロッケト17は、隣接する
下部転輪19およびその他の転輪との位置関係が変化し
ないので、クローラ22は、予め設定した適正なクロー
ラ長による張り状態を保持できて、泥押し等を生ずるこ
となく走行性能の向上を図ることができる。 【0019】また、機体フレーム3に固定した走向トラ
ンスミッション32は、エンジンからのベルト伝動が可
能であり、さらに走向トランスミッション32の出力軸
33に自在継ぎ手35で連結した駆動スプロッケト17
は、上下左右に揺動できるので、クローラ走行装置2が
上下動しても、走向トランスミッション32の出力軸3
3から円滑に動力が伝達される。 【0020】また平行リンク24のリンク体25、26
のうち、特に後方のリンク体26を、前方のリンク体2
5よりも長く形成したものでは、機体の水平制御時にク
ローラ走行装置2が上下動しても、クローラ走行装置2
の前端にある駆動スプロッケト17は、その位置が大き
く変化しないので、自在継ぎ手35による揺動可能範囲
をあまり大きくする必要はなく、しかも機体の昇降によ
って前処理部7のデバイダ4の位置が大きく変化するこ
とはない。 【0021】そして駆動スプロッケト17への動力伝動
機構を、走向トランスミッション32の出力軸33に連
結した自在継ぎ手35で形成したので、動力伝動機構の
ケースを、クローラ走行装置2を上下動させる平行リン
クに兼用したものに比べて全体の構造が簡単になって強
度を大きくすることができる。 【0022】 【発明の効果】これを要するに本発明は、機体フレーム
に対して上下動するトラックフレームでクローラ走行装
置を支持したクローラ車輛であって、エンジンを搭載し
た機体フレームにトランスミッションを固定し、上記機
体フレームに平行リンクを介して装着したトラックフレ
ームには、クローラ走行装置の駆動スプロケットを固定
してクローラ走行装置全体を上下動自在に支持すると共
に、トランスミッションから上記駆動スプロケットに動
力を伝達する伝動機構を平行リンクとは別に設けたこと
から、平行リンクによってクローラ走行装置を上下動さ
せても、トラックフレームに固定した駆動スプロケット
は、他の転輪との位置関係が変化しないため、常に適正
なクローラ長の状態を保持できて、泥押し等を生ずるこ
となく走行性能の向上を図ることができる。 【0023】また、走行トランスミッションからの動力
を平行リンクとは別に設けた伝動機構で駆動スプロケッ
トに伝達できるので、伝動機構のケースを平行リンクに
兼用したものに比べて全体の構造を簡単にして強度を大
きくすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】コンバインの全体側面図である。 【図2】同上正面図である。 【図3】機体フレームの斜視図である。 【図4】クローラ走行装置の平面図である。 【図5】同上側面図である。 【図6】下動させたクローラ走行装置の側面図である。 【図7】自在継ぎ手の正面図である。 【図8】(イ)他の実施例を示すクローラ走行装置の側
面図である。 (ロ)下動させたクローラ走行装置の側面図である。 【図9】従来のクローラ走行装置の平面図である。 【符号の説明】 2 クローラ走行装置 3 機体フレーム 17 駆動スプロケット 23 トラックフレーム 24 平行リンク 32 走行トランスミッション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 糸原 敦也 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B076 AA03 CC02 CC14 DA02 DB10

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】機体フレームに対して上下動するトラック
    フレームでクローラ走行装置を支持したクローラ車輛で
    あって、エンジンを搭載した機体フレームにトランスミ
    ッションを固定し、上記機体フレームに平行リンクを介
    して装着したトラックフレームには、クローラ走行装置
    の駆動スプロケットを固定してクローラ走行装置全体を
    上下動自在に支持すると共に、トランスミッションから
    上記駆動スプロケットに動力を伝達する伝動機構を平行
    リンクとは別に設けたことを特徴とするクローラ車輛の
    走行装置
JP2001219699A 2001-07-19 2001-07-19 クローラ車輛の走行装置 Pending JP2003034274A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104960586A (zh) * 2015-02-02 2015-10-07 星光农机股份有限公司 一种履带式自行走系统及采用其的旋耕机
CN108860348A (zh) * 2018-08-17 2018-11-23 西北农林科技大学 一种基于花键轴传动的山地履带拖拉机的调平机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104960586A (zh) * 2015-02-02 2015-10-07 星光农机股份有限公司 一种履带式自行走系统及采用其的旋耕机
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RD04 Notification of resignation of power of attorney

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Effective date: 20040527