JP2001008530A - コンバイン - Google Patents
コンバインInfo
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- JP2001008530A JP2001008530A JP11179102A JP17910299A JP2001008530A JP 2001008530 A JP2001008530 A JP 2001008530A JP 11179102 A JP11179102 A JP 11179102A JP 17910299 A JP17910299 A JP 17910299A JP 2001008530 A JP2001008530 A JP 2001008530A
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- 235000013339 cereals Nutrition 0.000 description 16
- 241000209094 Oryza Species 0.000 description 2
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000029142 excretion Effects 0.000 description 1
- 238000009313 farming Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圃場での走行中、クローラ20後部が沈下し
て機体にトリム角θが生じても、農作物処理部が農作物
を効率的に処理できるものとする。また機体のトリム角
θに起因して機台1後端が接地するのを防止できるもの
とする。 【解決手段】 クローラ式走行装置2を有するコンバイ
ンにおいて、クローラ接地面mに対し機台1を後上がり
状とする。
て機体にトリム角θが生じても、農作物処理部が農作物
を効率的に処理できるものとする。また機体のトリム角
θに起因して機台1後端が接地するのを防止できるもの
とする。 【解決手段】 クローラ式走行装置2を有するコンバイ
ンにおいて、クローラ接地面mに対し機台1を後上がり
状とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走行クローラを有す
るコンバインに関する。
るコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインは、走行クローラの接
地面が水平であるとき、機台上の農作物処理部が標準姿
勢となるように構成されている。ここに、標準姿勢と
は、農作物処理部が最も効率的に作動することのできる
姿勢を言うのものであり、一般には水平姿勢である。
地面が水平であるとき、機台上の農作物処理部が標準姿
勢となるように構成されている。ここに、標準姿勢と
は、農作物処理部が最も効率的に作動することのできる
姿勢を言うのものであり、一般には水平姿勢である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した在来のコンバ
インが圃場(特に泥濘地等の軟弱地面)を走行すると、
走行クローラの後端に近づくほど、その滑り沈下が増大
したり、また機体重心の位置に起因して、機体に無視で
きないトリム角が生じるようになる。このようになる
と、脱穀選別部等の農作物処理部も同様にトリムするの
であり、従って農作物処理部は自身の前後方向の標準姿
勢から大きく外れた姿勢となって農作物の効率的な処理
が行えなくなる。また機体後部がトリム角で大きく降下
して接地し易い状態となる。本発明は、これらの問題点
を解消させることのできるコンバインを提供することを
目的とする。
インが圃場(特に泥濘地等の軟弱地面)を走行すると、
走行クローラの後端に近づくほど、その滑り沈下が増大
したり、また機体重心の位置に起因して、機体に無視で
きないトリム角が生じるようになる。このようになる
と、脱穀選別部等の農作物処理部も同様にトリムするの
であり、従って農作物処理部は自身の前後方向の標準姿
勢から大きく外れた姿勢となって農作物の効率的な処理
が行えなくなる。また機体後部がトリム角で大きく降下
して接地し易い状態となる。本発明は、これらの問題点
を解消させることのできるコンバインを提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では次のようになす。即ち、請求項1の発明
では、クローラ式走行装置を有するコンバインにおい
て、機台に対しクローラ接地面を後下がり状とする。こ
れによれば、コンバインの使用中の機台及び農作物処理
装置のトリム角は従来よりも緩和されるものとなる。
め、本発明では次のようになす。即ち、請求項1の発明
では、クローラ式走行装置を有するコンバインにおい
て、機台に対しクローラ接地面を後下がり状とする。こ
れによれば、コンバインの使用中の機台及び農作物処理
装置のトリム角は従来よりも緩和されるものとなる。
【0005】請求項2の発明では、クローラ式走行装置
を有するコンバインにおいて、トラックフレームを機台
に平行とし、このトラックフレームに転輪取付部材を傾
斜状に固定する。請求項3の発明では、クローラ式走行
装置を有するコンバインにおいて、トラックフレームを
機台に平行とし、このトラックフレームに転輪取付部材
を後端側下がりに固定する。請求項4の発明では、クロ
ーラ式走行装置を有するコンバインにおいて、トラック
フレームを機台に平行とし、トラックフレームの下部に
断面U字状とした転輪取付部材を固定したことを特徴と
するコンバイン。請求項5の発明では、クローラ式走行
装置を有するコンバインにおいて、トラックフレームを
機台と平行とし、転輪取付部材をトラックフレームの下
部に添わせて固着する。請求項6の発明では、クローラ
式走行装置を有するコンバインにおいて、トラックフレ
ームを機台に平行とし、トラックローラの回転中心軸を
支持するための転輪取付部材をトラックフレームに傾斜
状に固定する。上記請求項2〜6の各発明によれば、転
輪取付部材が、複数のトラックローラをトラックフレー
ム及び機台に対し前後方向の後下がり傾斜に列設するこ
とを可能となす。これにより、クローラ接地面は機台に
対し後下がり状となり、コンバインの使用中、機台及び
農作物処理装置はトリム角を従来よりも緩和されるもの
となる。
を有するコンバインにおいて、トラックフレームを機台
に平行とし、このトラックフレームに転輪取付部材を傾
斜状に固定する。請求項3の発明では、クローラ式走行
装置を有するコンバインにおいて、トラックフレームを
機台に平行とし、このトラックフレームに転輪取付部材
を後端側下がりに固定する。請求項4の発明では、クロ
ーラ式走行装置を有するコンバインにおいて、トラック
フレームを機台に平行とし、トラックフレームの下部に
断面U字状とした転輪取付部材を固定したことを特徴と
するコンバイン。請求項5の発明では、クローラ式走行
装置を有するコンバインにおいて、トラックフレームを
機台と平行とし、転輪取付部材をトラックフレームの下
部に添わせて固着する。請求項6の発明では、クローラ
式走行装置を有するコンバインにおいて、トラックフレ
ームを機台に平行とし、トラックローラの回転中心軸を
支持するための転輪取付部材をトラックフレームに傾斜
状に固定する。上記請求項2〜6の各発明によれば、転
輪取付部材が、複数のトラックローラをトラックフレー
ム及び機台に対し前後方向の後下がり傾斜に列設するこ
とを可能となす。これにより、クローラ接地面は機台に
対し後下がり状となり、コンバインの使用中、機台及び
農作物処理装置はトリム角を従来よりも緩和されるもの
となる。
【0006】請求項7の発明では、トラックフレームの
前部から後部に及ぶ前後向き下縁を機台の前後方向に対
して後下がり状となす。請求項8の発明では、トラック
フレームの前部から後部に及ぶ前後向き下縁に沿った部
位に、複数のトラックローラの回転中心軸を列設する。
これら請求項7又は8の発明によれば、上記転輪取付部
材を設けないでも、コンバインの使用中における機台及
び農作物処理装置のトリム角は従来よりも緩和されるも
のとなる。
前部から後部に及ぶ前後向き下縁を機台の前後方向に対
して後下がり状となす。請求項8の発明では、トラック
フレームの前部から後部に及ぶ前後向き下縁に沿った部
位に、複数のトラックローラの回転中心軸を列設する。
これら請求項7又は8の発明によれば、上記転輪取付部
材を設けないでも、コンバインの使用中における機台及
び農作物処理装置のトリム角は従来よりも緩和されるも
のとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る移動農機の一
種であるコンバインを示す側面図、図2は前記コンバイ
ンを示す正面図、図3は前記コンバインの要部を示す側
面図、図4は前記コンバインの要部を示す正面図であ
る。
種であるコンバインを示す側面図、図2は前記コンバイ
ンを示す正面図、図3は前記コンバインの要部を示す側
面図、図4は前記コンバインの要部を示す正面図であ
る。
【0008】これらの図に於いて、1は機台であり、こ
の機台1は左右一対のクローラ式走行装置2、2で支持
されている。そして、この機台1には各種の農作物処理
部が配設されている。
の機台1は左右一対のクローラ式走行装置2、2で支持
されている。そして、この機台1には各種の農作物処理
部が配設されている。
【0009】農作物処理部としては、機台1の前方に配
設される刈取部3、機台1の上面に配設される脱穀選別
部4、穀粒タンク5、排稈を切断し又は結束するものと
なされた排稈処理部6、刈取部3と脱穀選別部4との間
を連絡した穀稈縦搬送部7、運転席や操縦ハンドルを備
えた運転操作部8、穀粒タンク5内の穀粒を機外へ搬出
するための穀粒搬出オーガ部9等がある。これらの各農
作物処理部は機台1の上面が水平であるときに標準姿勢
となるように装設される。ここに、標準姿勢とは農作物
が最も効率的に処理できる姿勢を言う。
設される刈取部3、機台1の上面に配設される脱穀選別
部4、穀粒タンク5、排稈を切断し又は結束するものと
なされた排稈処理部6、刈取部3と脱穀選別部4との間
を連絡した穀稈縦搬送部7、運転席や操縦ハンドルを備
えた運転操作部8、穀粒タンク5内の穀粒を機外へ搬出
するための穀粒搬出オーガ部9等がある。これらの各農
作物処理部は機台1の上面が水平であるときに標準姿勢
となるように装設される。ここに、標準姿勢とは農作物
が最も効率的に処理できる姿勢を言う。
【0010】上記した各部の作動は次のように行われ
る。即ち、図示しないエンジンの動力が各部に伝達さ
れ、この動力で左右一対のクローラ式走行装置2、2が
回転して機体を走行させる。機体の前進中、刈取部3が
圃場に植立した水稲等の穀稈を刈り取り、穀稈縦搬送部
7がこの刈り取った穀稈を脱穀選別部4に搬送し、脱穀
選別部4は搬送された穀稈の脱穀を行った後にこの脱穀
物を選別し、穀粒は穀粒タンク5内へ供給し、排稈は排
稈処理部6へ向け送り出し、さらに排稈処理部6はこの
排稈6を寸断し或いは結束して機外へ排出する。そし
て、穀粒タンク5内に穀粒が満たされたときは穀粒搬出
オーガ部9を作動させるのであり、この作動中、穀粒搬
出オーガ部9は穀粒タンク5内の穀粒を機体から離れた
場所へ向け搬出する。
る。即ち、図示しないエンジンの動力が各部に伝達さ
れ、この動力で左右一対のクローラ式走行装置2、2が
回転して機体を走行させる。機体の前進中、刈取部3が
圃場に植立した水稲等の穀稈を刈り取り、穀稈縦搬送部
7がこの刈り取った穀稈を脱穀選別部4に搬送し、脱穀
選別部4は搬送された穀稈の脱穀を行った後にこの脱穀
物を選別し、穀粒は穀粒タンク5内へ供給し、排稈は排
稈処理部6へ向け送り出し、さらに排稈処理部6はこの
排稈6を寸断し或いは結束して機外へ排出する。そし
て、穀粒タンク5内に穀粒が満たされたときは穀粒搬出
オーガ部9を作動させるのであり、この作動中、穀粒搬
出オーガ部9は穀粒タンク5内の穀粒を機体から離れた
場所へ向け搬出する。
【0011】次にクローラ式走行装置2について詳述す
る。左右のクローラ式走行装置2は左右対称構造となさ
れているので、一方のものについて代表的に説明する。
機台1から横方向へ張り出された回転駆動軸10に固定
された駆動スプロケット11、及び、機台1に縦結合部
材1aを介し同体に固定されたトラックフレーム12を
備えてなる。この際、回転駆動軸10を回転自在に支持
する図示しない軸受ケースはトラックフレーム12から
前方へ張り出させた張出し部材121の前端に固着され
た止め金具122に支持させる。
る。左右のクローラ式走行装置2は左右対称構造となさ
れているので、一方のものについて代表的に説明する。
機台1から横方向へ張り出された回転駆動軸10に固定
された駆動スプロケット11、及び、機台1に縦結合部
材1aを介し同体に固定されたトラックフレーム12を
備えてなる。この際、回転駆動軸10を回転自在に支持
する図示しない軸受ケースはトラックフレーム12から
前方へ張り出させた張出し部材121の前端に固着され
た止め金具122に支持させる。
【0012】トラックフレーム12は前後方向へ長い四
角筒部材となされており、このトラックフレーム12の
下部に添わせて、これとほぼ同一長さとなされた断面U
字形の転輪取付部材123が固着してある。トラックフ
レーム12の後端部は前後方向の変位自在に内挿された
可動支持棒部材13の案内部12bとなしてあり、転輪
取付部材123は先端部から後端部に及ぶ直状の前後向
き下縁123aを備えた屈曲板式細長棒体となされてい
る。この際、前後向き下縁123aは機台1の上面が水
平であるとき、前後向き下縁123aの先端よりも後端
が凡そ2cm〜4cm程度低くなるようになすのであっ
て、これを前後向き下縁123aの傾斜角θで表すと、
凡そ0.8度〜1.5度程度となる。さらに具体的に
は、機台1の上面が水平であるときで、しかもトラック
フレーム12の全長が凡そ400cm程度であるとき、
前後向き下縁12aの前端よりも後端を凡そ3cm程度
低くなすのであって、このときの前後向き下縁123a
の傾斜角θは凡そ1.2度程度である。ここに、前後向
き下縁123aの前後端の高低差や傾斜角θの具体的数
値は圃場での走行中におけるクローラ式走行装置2、2
の実際の沈下状況に基づいて特定したものである。
角筒部材となされており、このトラックフレーム12の
下部に添わせて、これとほぼ同一長さとなされた断面U
字形の転輪取付部材123が固着してある。トラックフ
レーム12の後端部は前後方向の変位自在に内挿された
可動支持棒部材13の案内部12bとなしてあり、転輪
取付部材123は先端部から後端部に及ぶ直状の前後向
き下縁123aを備えた屈曲板式細長棒体となされてい
る。この際、前後向き下縁123aは機台1の上面が水
平であるとき、前後向き下縁123aの先端よりも後端
が凡そ2cm〜4cm程度低くなるようになすのであっ
て、これを前後向き下縁123aの傾斜角θで表すと、
凡そ0.8度〜1.5度程度となる。さらに具体的に
は、機台1の上面が水平であるときで、しかもトラック
フレーム12の全長が凡そ400cm程度であるとき、
前後向き下縁12aの前端よりも後端を凡そ3cm程度
低くなすのであって、このときの前後向き下縁123a
の傾斜角θは凡そ1.2度程度である。ここに、前後向
き下縁123aの前後端の高低差や傾斜角θの具体的数
値は圃場での走行中におけるクローラ式走行装置2、2
の実際の沈下状況に基づいて特定したものである。
【0013】上記可動支持部材13の後端には軸受部を
介してアイドラー14が回転自在に装着されており、こ
のアイドラー14はスプリング手段を介して後方へ付勢
されている。
介してアイドラー14が回転自在に装着されており、こ
のアイドラー14はスプリング手段を介して後方へ付勢
されている。
【0014】転輪取付部材123における直状の前後向
き下縁123aに沿った部位には5つの回転中心軸aが
列状に固設してあり、各軸aに一つのトラックローラ1
5a、15b、・・・、15eを装着している。この
際、第二のトラックローラ15bと第三のトラックロー
ラ15cとの間箇所には支持アーム16を軸b回りの揺
動可能に且つ図示しないスプリングの弾力による下方へ
の付勢状態に装着し、この支持アーム16の先端にガイ
ドローラ17を回転自在に装着する。またトラックフレ
ーム12の長さ途中の上面には支持片18が固定してあ
り、この支持片18にキャリアローラ19が装着されて
いる。
き下縁123aに沿った部位には5つの回転中心軸aが
列状に固設してあり、各軸aに一つのトラックローラ1
5a、15b、・・・、15eを装着している。この
際、第二のトラックローラ15bと第三のトラックロー
ラ15cとの間箇所には支持アーム16を軸b回りの揺
動可能に且つ図示しないスプリングの弾力による下方へ
の付勢状態に装着し、この支持アーム16の先端にガイ
ドローラ17を回転自在に装着する。またトラックフレ
ーム12の長さ途中の上面には支持片18が固定してあ
り、この支持片18にキャリアローラ19が装着されて
いる。
【0015】そして駆動スプロケット11、アイドラー
14、トラックローラ15a、15b、・・・、15
e、ガイドローラ17及びキャリアローラ19に外接さ
せるように無端状のクローラ20が掛け回してある。こ
のクローラ20は駆動スプロケット11で回転力を付与
され、アイドラー14で緊張力を付与され、トラックロ
ーラ15a、15b、・・・、15eでクローラ接地面
mの接地荷重を支持され、キャリアローラ19で上張り
部の垂れ下がりを阻止され、ガイドローラ17で特定位
置pを上側へ凹み屈曲可能となされて走行地面の凸部に
よる影響に対処し得るものとなされている。
14、トラックローラ15a、15b、・・・、15
e、ガイドローラ17及びキャリアローラ19に外接さ
せるように無端状のクローラ20が掛け回してある。こ
のクローラ20は駆動スプロケット11で回転力を付与
され、アイドラー14で緊張力を付与され、トラックロ
ーラ15a、15b、・・・、15eでクローラ接地面
mの接地荷重を支持され、キャリアローラ19で上張り
部の垂れ下がりを阻止され、ガイドローラ17で特定位
置pを上側へ凹み屈曲可能となされて走行地面の凸部に
よる影響に対処し得るものとなされている。
【0016】上記したコンバインを走行させて水稲の収
穫を実施すると、穀粒タンク5内の穀粒の重量や、クロ
ーラ20の滑り沈下等で、クローラ接地面mの後端は例
えばトラックフレーム12の全長が凡そ400mm程度
であるとき、クローラ接地面mの前端よりも凡そ3cm
程度低くなり、機体には凡そ1.2度程度のトリム角θ
が生じる。この結果、機台1の上面はほぼ水平になり、
各農作物処理部3、4、5、6、7はほぼ標準姿勢とな
って農作物を効率的に処理する。
穫を実施すると、穀粒タンク5内の穀粒の重量や、クロ
ーラ20の滑り沈下等で、クローラ接地面mの後端は例
えばトラックフレーム12の全長が凡そ400mm程度
であるとき、クローラ接地面mの前端よりも凡そ3cm
程度低くなり、機体には凡そ1.2度程度のトリム角θ
が生じる。この結果、機台1の上面はほぼ水平になり、
各農作物処理部3、4、5、6、7はほぼ標準姿勢とな
って農作物を効率的に処理する。
【0017】一方、圃場が泥濘地等の軟弱地面であると
きは機体のトリム角θはさらに大きくなるが、クローラ
接地面mに対し機台1の上面が後上がり状となっている
ため、この場合も各農作物処理部3、4、5、6、7は
その標準姿勢から大きく外れるのを阻止されるものとな
り、農作物は従来の泥濘地等における処理の場合よりも
効率的に処理されるものとなる。また機台1は、後端が
トリム角θに起因して接地するのを抑制される。
きは機体のトリム角θはさらに大きくなるが、クローラ
接地面mに対し機台1の上面が後上がり状となっている
ため、この場合も各農作物処理部3、4、5、6、7は
その標準姿勢から大きく外れるのを阻止されるものとな
り、農作物は従来の泥濘地等における処理の場合よりも
効率的に処理されるものとなる。また機台1は、後端が
トリム角θに起因して接地するのを抑制される。
【0018】上記実施例では穀粒タンク5を備えたコン
バインを示したが、これに限るものではなく、穀粒を袋
詰めする形式のものであってもよい。
バインを示したが、これに限るものではなく、穀粒を袋
詰めする形式のものであってもよい。
【0019】またトラックフレーム12は転輪取付部材
123を含まないものとして説明したが、これに限るも
のではなく、トラックフレーム12に転輪取付部材12
3を固着したものや、これら両者12及び123の全体
を単一の部材、或いは3つ以上の多数の部材で形成した
ものを新しい概念のトラックフレームとして取り扱うこ
とも差し支えない。この際、前後向き下縁123aは新
しい概念のトラックフレームの下縁を意味するものとな
る。
123を含まないものとして説明したが、これに限るも
のではなく、トラックフレーム12に転輪取付部材12
3を固着したものや、これら両者12及び123の全体
を単一の部材、或いは3つ以上の多数の部材で形成した
ものを新しい概念のトラックフレームとして取り扱うこ
とも差し支えない。この際、前後向き下縁123aは新
しい概念のトラックフレームの下縁を意味するものとな
る。
【0020】本発明は、コンバインに代えて、クローラ
式走行装置2、2に支持された機台1上に自動脱穀機を
搭載した移動農機等にも応用できる。
式走行装置2、2に支持された機台1上に自動脱穀機を
搭載した移動農機等にも応用できる。
【0021】
【発明の効果】上記した本発明によれば、コンバインの
使用中、機台や農作物処理装置のトリム角が従来よりも
緩和され、農作物処理装置等を効率的に作動させること
ができる。また、機体にトリム角が生じても機体が接地
し難いものとなる。
使用中、機台や農作物処理装置のトリム角が従来よりも
緩和され、農作物処理装置等を効率的に作動させること
ができる。また、機体にトリム角が生じても機体が接地
し難いものとなる。
【0022】請求項2〜6の発明によれば、転輪取付部
材が、複数のトラックローラをトラックフレーム及び機
台に対し前後方向の後下がり傾斜に列設することを容易
となす。またトラックフレーム12が転輪取付部材によ
って補強されるものとなる。
材が、複数のトラックローラをトラックフレーム及び機
台に対し前後方向の後下がり傾斜に列設することを容易
となす。またトラックフレーム12が転輪取付部材によ
って補強されるものとなる。
【0023】請求項7又は8の発明によれば、上記転輪
取付部材を設けないでも、コンバインの使用中における
機台及び農作物処理装置のトリム角は従来よりも緩和さ
れるものとなる。
取付部材を設けないでも、コンバインの使用中における
機台及び農作物処理装置のトリム角は従来よりも緩和さ
れるものとなる。
【図1】本発明に係る移動農機の一種であるコンバイン
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図2】前記コンバインの正面図である。
【図3】前記コンバインのクローラ式走行装置を示す側
面図である。
面図である。
【図4】前記コンバインのクローラ式走行装置周辺を示
す正面図である。
す正面図である。
1 機台 2 クローラ式走行装置 4 脱穀選別部(農作物処理部) 5 穀粒タンク(農作物処理部) 6 排稈処理部(農作物処理部) 12 トラックフレーム 123 転輪取付部材 123a 前後向き下縁 15a トラックローラ 15b トラックローラ 15c トラックローラ 15d トラックローラ 15e トラックローラ a 回転中心軸 m クローラ接地面
Claims (8)
- 【請求項1】 クローラ式走行装置を有するコンバイン
において、クローラ接地面に対し機台を後上がり状とし
たことを特徴とするコンバイン。 - 【請求項2】 クローラ式走行装置を有するコンバイン
において、トラックフレームを機台に平行とし、このト
ラックフレームに転輪取付部材を傾斜状に固定したこと
を特徴とするコンバイン。 - 【請求項3】 クローラ式走行装置を有するコンバイン
において、トラックフレームを機台に平行とし、このト
ラックフレームに転輪取付部材を後端側下がりに固定し
たことを特徴とするコンバイン。 - 【請求項4】 クローラ式走行装置を有するコンバイン
において、トラックフレームを機台と平行とし、トラッ
クフレームの下部に断面U字状とした転輪取付部材を固
定したことを特徴とするコンバイン。 - 【請求項5】 クローラ式走行装置を有するコンバイン
において、トラックフレームを機台と平行とし、前後方
向へ長い転輪取付部材をトラックフレームの下部に添わ
せて固着したことを特徴とするコンバイン。 - 【請求項6】 クローラ式走行装置を有するコンバイン
において、トラックフレームを機台に平行とし、トラッ
クローラの回転中心軸を支持するための転輪取付部材を
トラックフレームに傾斜状に固定したことを特徴とする
コンバイン。 - 【請求項7】 トラックフレームの前部から後部に及ぶ
前後向き下縁を機台上面に対して後下がり状となしたこ
とを特徴とするコンバイン。 - 【請求項8】 トラックフレームの前部から後部に及ぶ
前後向き下縁に沿った部位に、複数のトラックローラの
回転中心軸を列設したことを特徴とする請求項7記載の
移動農機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11179102A JP2001008530A (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11179102A JP2001008530A (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | コンバイン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=16060075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11179102A Pending JP2001008530A (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001008530A (ja) |
-
1999
- 1999-06-25 JP JP11179102A patent/JP2001008530A/ja active Pending
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