JP3452965B2 - コンバインの刈取部 - Google Patents

コンバインの刈取部

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JP3452965B2
JP3452965B2 JP03606694A JP3606694A JP3452965B2 JP 3452965 B2 JP3452965 B2 JP 3452965B2 JP 03606694 A JP03606694 A JP 03606694A JP 3606694 A JP3606694 A JP 3606694A JP 3452965 B2 JP3452965 B2 JP 3452965B2
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型コンバインにおけ
る刈取部の受継搬送装置を、扱深さ調節可能の状態で左
右スライド自在とする構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバイン、特に小型コンバイン
の刈取部において、引起し装置や刈刃等の前処理装置を
左右スライド自在とした構成は実開平5─15728等
にて公知となっている。更に、前処理装置の左右スライ
ドに対応すべく、穂先搬送装置及び縦搬送装置よりなる
受継搬送装置を左右スライド自在とした構成について
は、実開平5─23828にて開示されている。
【0003】このようにコンバインの刈取部を左右スラ
イド可能とする目的について説明する。刈取部が車体前
部の左右全面にわたって配設されている場合は往復走路
にて刈取作業ができるが、小型の二条刈り小型コンバイ
ンにおいては、刈取条数が少ないため、車体幅が刈取部
の幅よりも長くなり、刈取部は運転席に隣接して車体の
片側に配設しているので、刈取りは車体の片側しかでき
ない。そのため、刈取作業は、周囲の畦際より渦巻き状
に圃場の中心部に向かって刈り取ってゆく。なお、畦際
においては、運転席の配設部分が穀稈に当接しないよう
に、畦際に一定幅の未植付面が残されている。この刈取
作業において、最初の畦際における刈取工程では、未植
付面が操作部の幅程度であるので、刈取部はできるだけ
運転席側に近づけて刈取っていく。この場合、刈取部側
のクローラが圃場の未刈取穀稈に隣接してしまって、こ
のままで刈取作業を進めていくと、特に軟質の圃場の場
合、クローラによる泥上げの弊害、例えば隣接する未刈
取穀稈を倒伏してしまったり、穀稈への泥の付着によ
り、脱穀及び選別作業が非効率的になってしまうという
問題があった。このような弊害を除去するには、クロー
ラを隣接する未刈取穀稈より離す、即ち、刈取部を未刈
取穀稈側に近づけるようにスライド可能に構成すればよ
いのである。
【0004】更に、従来のコンバインにおいて、受継搬
送装置には、穀稈の長さに対応して縦搬送装置の穀稈の
保持高さを調節して、脱穀部に適当な扱深さで穀稈を搬
送するために、受継搬送装置の上下回動調節機構である
扱深さ調節機構が付設されている。例えば、回転駆動可
能なネジ棒に扱深さ調節部材を螺装環設し、この部材を
受継搬送装置に連結する構成がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の左右ス
ライド式刈取部においては、左右スライドする受継搬送
装置に対応して扱深さ調節ができる技術については開示
されていない。受継搬送装置の左右スライドに対応して
扱深さ調節ができるようにするには、従来技術で述べた
扱深さ調節部材と受継搬送装置とを、屈曲自在のリンク
にて連結することが考えられるが、このようなリンク
は、上下回動操作とともに連結支点軸に捩れが生じやす
く、使用数を重ねると、リンク同士の連結が緩んでしま
い、正確な扱深さ調節ができなくなるだけでなく、リン
クの破損に繋がる。更に、扱深さ調節部材と受継搬送装
置との距離が長い状態においては、リンクが伸びた状態
で強度が弱くなり、この状態で調節操作が繰り返される
と、リンクが破損するおそれが高くなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の不具合
を解消し、受継搬送装置の左右スライドに扱深さ調節機
構が対応する刈取部スライド式コンバインを構成しよう
とするものである。植立穀稈を引起し装置にて引き起こ
して根元部を刈刃にて切断し、掻込搬送装置にて切断後
の根元部を後方に掻き込む構成の前処理装置を走行車体
に対して左右回動自在とし、掻込搬送装置より穀稈を受
け継ぎ、穂先部を穂先搬送装置にて保持し、根元部を縦
搬送装置にて保持して、穀稈の姿勢を立姿勢から横姿勢
にしながら脱穀部のフィードチェーンへと搬送する構成
の受継搬送装置の前端部を左右回動自在とし、更に、掻
込搬送装置からの穀稈の受継上下位置を調節する扱深さ
調節のために、受継搬送装置の前端部を上下回動自在と
したコンバインの刈取部において、前処理装置側に上下
移動自在に支持され、扱深さ検出センサーからの信号に
より上下される扱深さ調節部材3と前記受継搬送装置と
を、左右にのみ屈伸自在のリンク1にて連結した。
【0007】また、植立穀稈を引起し装置にて引き起こ
して根元部を刈刃にて切断し、掻込搬送装置にて切断後
の根元部を後方に掻き込む構成の前処理装置を走行車体
に対して左右回動自在とし、掻込搬送装置より穀稈を受
け継ぎ、穂先部を穂先搬送装置にて保持し、根元部を縦
搬送装置にて保持して、穀稈の姿勢を立姿勢から横姿勢
にしながら脱穀部のフィードチェーンへと搬送する構成
の受継搬送装置の前端部を左右回動自在とし、更に、掻
込搬送装置からの穀稈の受継上下位置を調節する扱深さ
調節のために、受継搬送装置の前端部を上下回動自在と
し、更に、掻込搬送装置からの穀稈の受継上下位置を調
節する扱深さ調節のために、受継搬送装置の前端部を上
下回動自在とし、前処理装置側に上下移動自在に支持さ
、扱深さ検出センサーからの信号により上下される扱
深さ調節部材3と前記受継搬送装置とを、連結支点軸に
て連結して左右にのみ屈伸自在としたリンク1にて連結
したコンバインの刈取部において、扱深さ調節部材3を
鉛直方向に立設した軸部材4上を摺動自在に外嵌すると
ともに、リンク1の連結支点軸の方向を軸部材4に対し
て平行にした。
【0008】また、植立穀稈を引起し装置にて引き起こ
して根元部を刈刃にて切断し、掻込搬送装置にて切断後
の根元部を後方に掻き込む構成の前処理装置を走行車体
に対して左右回動自在とし、掻込搬送装置より穀稈を受
け継ぎ、穂先部を穂先搬送装置にて保持し、根元部を縦
搬送装置にて保持して、穀稈の姿勢を立姿勢から横姿勢
にしながら脱穀部のフィードチェーンへと搬送する構成
の受継搬送装置の前端部を左右回動自在とし、更に、掻
込搬送装置からの穀稈の受継上下位置を調節する扱深さ
調節のために、受継搬送装置の前端部を上下回動自在と
し、更に、掻込搬送装置からの穀稈の受継上下位置を調
節する扱深さ調節のために、受継搬送装置の前端部を上
下回動自在とし、前処理装置側に上下移動自在に支持さ
、扱深さ検出センサーからの信号により上下される扱
深さ調節部材3と前記受継搬送装置とを、左右にのみ
伸自在のリンク1にて連結したコンバインの刈取部にお
いて、前処理装置及び受継搬送装置を、その左右回動域
内において択一的に固定可能とし、使用頻度の高い固定
位置に刈取部を固定した時に、使用頻度の低い固定位置
の時よりも、リンク1の屈曲度が大きくなるように設定
した。
【0009】
【作用】扱深さ調節部材3と受継搬送装置とを左右屈伸
自在のリンク1にて連結したので、受継搬送装置が左右
回動して扱深さ調節部材3との距離が変化しても、リン
ク1の屈伸によって、扱深さ調節部材3と受継搬送装置
との連結が保持される。
【0010】また、扱深さ調節部材3が鉛直方向の軸部
材4上を摺動するので、この摺動方向が受継搬送装置の
上下回動方向と略平行となり、また、リンク1の連結支
点軸が、軸部材4に平行な鉛直方向に配設されているの
で、扱深さ調節部材3の摺動とそれに伴う受継搬送装置
の上下回動を繰り返しても、連結支点軸にて生じる捩れ
の度合いが少ない。
【0011】また、リンク1は、屈曲した状態では強度
が高く、使用頻度の高い刈取部のスライド状態におい
て、リンクをこの状態にすれば、長時間の使用に耐え得
る。
【0012】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説
明する。図1は刈取部スライド式コンバインの全体側面
図、図2は同じく正面図、図3は前処理装置A’と穀稈
搬送装置のスライド態様を示す平面略図、図4は搬送装
置の左右スライドにおけるリンク1のリンク比変動を示
す平面略図、図5は受継搬送装置の扱深さ調節機構を示
す側面図、図6は同じくリンク1部分の側面一部断面
図、図7は刈取入力軸ケース19と搬送駆動ケース20
の正面断面図、図8は縦搬送装置16の平面図、図9は
同じく側面図、図10は同じく固定板36及び穀稈搬送
棒36c部分の側面断面図、図11は前処理装置A’の
伝動系を示す側面断面図、図12は同じく正面断面図、
図13は前処理装置A’の左右スライド機構を示す正面
略図、図14は刈取部A後方のシャーシ64上の刈取入
力軸ケース19支持構造を示す側面図である。
【0013】本発明の刈取部スライド式コンバインの全
体構成について、図1及び図2より説明する。左右クロ
ーラ68L・68Rを支承してなるクローラ走行装置上
に、シャーシ64を配設し、このシャーシ64上の前部
右側にエンジンEを搭載し、更にシャーシ64の前方に
ミッションケースMを配設して、ミッションケースMに
クローラ走行装置の駆動輪68aの車軸を懸架してい
る。シャーシ64の上部において、走行方向の左側には
選別部Dを、その上部には扱胴69及びフィードチェー
ン39等を具備する脱穀部Cを形成しており、右側には
上方にグレンタンク71が配設されていて、選別部Dよ
り揚穀コンベア70にて籾が収納され、その下方に籾袋
の載置部が具備されており、載置した籾袋にグレンタン
ク71の籾を収納することができる。
【0014】シャーシ64の前方には、走行方向右側に
操作部Bが形成されており、この操作部Bにおいて、最
前部には操向レバーや変速レバー等を突設する操向パネ
ル72が配設されており、その後方に座席73が配設さ
れている。そして、シャーシ64の左前方、即ち、操作
部Bの左側には、刈取部Aが形成されている。
【0015】本実施例は二条刈り用であり、刈取部Aの
最前部に、分草板60L・60M・60Rを、前方に突
設する左右一対の引起し装置61L・61Rを配設し、
その下端部後方に刈刃62及び穀稈掻込み用のスターホ
イル63L・63Rを配設して、前処理装置A’を形成
しており、その後方に穂先搬送装置15及び縦搬送装置
16を配設している。穀稈は、引起し装置61にて立状
に引き起こされ、根元部がスターホイル63にて刈取部
A内に掻き込まれて刈刃62にて切断され、更に穂側が
穂先搬送装置15にて、根側が縦搬送装置16にて挟持
されて搬送され、脱穀部Cのフィードチェーン39に受
け継がれるのである。
【0016】次に、刈取部Aの各部材について説明す
る。図14の如く、刈取部Aの後部上方には、シャーシ
64より突設される支持柱材65・66の先端に形成さ
れたスベリ軸受65a・66aに回動自在に保持され
て、刈取入力軸18を軸支する刈取入力軸ケース19が
左右に配設されており、刈取入力軸18の右端部は、刈
取入力軸ケース19より突出していて、刈取入力プーリ
ー17が付設されており、前記エンジンEの出力軸より
ベルト伝動される。
【0017】図1乃至図3、図11乃至図13より、引
起し装置61、刈刃62及びスターホイル63等よりな
る前処理装置A’の伝動系及びスライド構成について説
明する。図11乃び図12の如く、刈取入力軸18の途
中よりベベルギア噛合してベベルギア軸43を前方に延
設しており、ベベルギア軸43は、刈取入力軸ケース1
9の前方に、左右方向に回動自在に枢結延設したベベル
ギアギアケース44内に軸支されている。そして、ベベ
ルギア軸43の前端よりベベルギア噛合して第一伝動軸
45が前部下方に延設され、この第一伝動軸45を軸支
する第一伝動軸ケース46の上端部が、ベベルギアケー
ス44の前部下端に固着されている。
【0018】即ち、第一伝動軸ケース46は、ベベルギ
アケース44と一体に、刈取入力軸ケース19に対して
左右方向に回動可能となっている。そして、刈取入力軸
ケース19より固定板47が延出固設されており、これ
には、ピン孔47a・47bを穿設してある。一方、第
一伝動軸ケース46には係止ピン48を抜き差し自在に
具備するピン嵌挿部46aが固設されており、左右回動
自在の第一伝動軸ケース46を、図13のように、係止
ピン48をピン孔47aに嵌入してX位置に固定し、ま
た、ピン孔47bに嵌入してY位置に固定できる。
【0019】なお、第一伝動軸ケース46の途中後部に
シリンダー取付部46bを固設しており、シリンダー取
付部46bには球面継手を具備し、一方、図14の如
く、シャーシ64上にも球面継手を具備するシリンダー
取付部64aを形成して、両シリンダー取付部46b・
64a間に油圧、電動或いは空圧等の昇降シリンダー6
7を、第一伝動軸ケース46の左右回動に合わせて回動
自在に配設しており、このシリンダー駆動にて第一伝動
軸ケース46を上下回動させることで、スベリ軸受け6
5a・66aにて軸支される刈取入力軸ケース19が上
下回動し、刈取部A全体が昇降するように構成してい
る。
【0020】刈取部A中央付近の下方には、左右方向に
第二伝動軸52を軸支する第二伝動軸ケース50を配設
しており、第一伝動軸45の下端が第二伝動軸ケース5
0の途中部に嵌入されて、スライド用ベベルギア53を
介して第二伝動軸52にベベルギア噛合している。ここ
で、第一伝動軸ケース46と第二伝動軸ケース50の接
合部分について、図11乃至図13より説明する。第一
伝動軸ケース46下端部は、先端ケース49の円弧状の
ツバ部49aに固着する。先端ケース49にはツバ部4
9aに穿設した軸孔より第一伝動軸45を嵌入できるよ
うになっており、また、嵌入部50a内の孔の形状に合
わせて、その先端部の前後面が円形になっていて、左右
回動自在としている。
【0021】また、その先端部に第二伝動軸52を貫設
可能であり、また、スライド用ベベルギア53を嵌入可
能に軸孔が穿設されていて、これらの軸を貫設または嵌
入することで、先端ケース49の嵌入部50aからの抜
け止めとなっている。一方、第二伝動軸ケース50に
は、先端ケース49を嵌入する嵌入部50aが形成され
ていて、その上部には、嵌入孔50cを穿設し、軸方向
に円弧形状をなす円弧状面50bが形成されており、こ
の嵌入孔50cより先端ケース49を嵌入し、円弧状面
50bには先端ケース49のツバ部49aを第二伝動軸
52方向に摺動可能に接合している。
【0022】こうして、先端ケース49及び第一伝動軸
ケース46が第二伝動軸ケース50の軸方向に回動可能
に接合しており、また、第一伝動軸45も、スライド用
ベベルギア53を介して第二伝動軸52にギア噛合して
いるので、先端ケース49及び第一伝動軸ケース46の
回動に合わせて、第二伝動軸52に対しての左右噛合角
度を変更できる。更に第一伝動軸ケース46及び第一伝
動軸45がそれぞれ刈取入力軸ケース19及び刈取入力
軸18に対して左右回動自在なので、刈取入力軸ケース
19に対して第一伝動軸ケース46をX位置あるいはY
位置にスライドさせて、第二伝動軸ケース50をそれぞ
れの位置にスライドできる。
【0023】第一伝動軸ケース46及び第二伝動軸ケー
ス50の左右スライドは、本実施例では手動で行うが、
第一伝動軸ケース46或いは第二伝動軸ケース50等
を、横方向から押し引きする油圧シリンダーやエアシリ
ンダー等のアクチュエーターを配設することも可能であ
る。更に、刈取入力軸ケース19と第二伝動軸ケース5
0との間には、図11乃至図13の如く、第一伝動軸ケ
ース46よりも右側にて、支持リンク51を左右回動可
能に枢結し、支持リンク51と第一伝動軸ケース46と
で平行リンクを形成している。このため、第二伝動軸ケ
ース50及びそれに支持される前処理装置A’を、前後
左右平行状のまま左右スライドできる。
【0024】更に図12のように、第二伝動軸52両端
よりベベルギア噛合にて引起し駆動軸54L・54Rを
伝動している。また、第二伝動軸52途中部よりベベル
ギア噛合にて刈刃駆動軸57を前方に延設しており、刈
刃駆動軸57付設のウォームにスターホイル63Rの駆
動軸58付設のウォームホイルを噛合させている。そし
て、各引起し駆動軸54L・54Rを軸支する引起し駆
動軸ケース55L・55Rは、第二伝動軸ケース50の
左右端より上方に固設され、また、刈刃駆動軸57及び
スターホイル駆動軸58を軸支する駆動軸ケース56も
第二伝動軸ケース50より前方に固設されている。更に
図3のように、刈刃62やスターホイル63L・63
R、及び引起し装置61L・61Rの下端部を支持する
三本の分草杆59L・59M・59Rも第二伝動軸ケー
ス50より前方に延出固設されている。
【0025】以上のように、引起し装置61、刈刃6
2、及びスターホイル63等よりなる前処理装置A’
が、第二伝動軸ケース50にて支承されているので、前
記のように第一伝動軸ケース46を回動させれば、引起
し装置61、刈刃62、及びスターホイル63が第二伝
動軸ケース50と一体で左右スライドする。正面視で、
引起し装置61L・61R及び各分草杆59L・59M
・59R先端に固設された分草板60L・60M・60
Rのスライド位置を見ると、図2のように第一伝動軸ケ
ース46をX位置にした時が操作部B寄り、即ち右側
(正面視では左側寄り)であり、Y位置の時が外側寄
り、即ち左側(正面視では右側寄り)となっている(以
後、第一伝動軸ケース46をX位置、Y位置にした時の
前処理装置A’の位置もそれぞれX位置、Y位置と呼
ぶ)。
【0026】まず、畦際等では、左側クローラ68Lの
外端ぎりぎりまでで刈り取らなければならないため、左
側クローラ68Lの外側端に引起し装置61L(分草板
60L)の外端部が重なるX位置にして刈り取るが、そ
れ以後は、左側クローラ68Lの泥寄せにて植付穀稈を
倒伏させる事態を避けるため、引起し装置61L(分草
板60L)を左側クローラ68Lよりも更に左側にスラ
イドさせたY位置にして刈り取る。また、図3にて示す
ように、左右スターホイル63L・63Rの噛合部Kの
終端部は、縦搬送装置16の搬送始端部になっており、
更にその直後の上方位置は穂先搬送装置15の搬送始端
部となっていて、刈刃62で切断し、スターホイル63
L・63Rにて掻き込んだ穀稈を平面視左側に傾斜して
保持搬送する。
【0027】この縦搬送装置16と穂先搬送装置15
は、左右スライド可能となっていて、前処理装置A’を
X位置、Y位置にした時それぞれに、搬送始端部をスタ
ーホイル63L・63Rの噛合部Kの終端部に位置させ
ることができる。両搬送装置15・16の左右スライド
構成については後述する。また、第二伝動軸ケース50
の嵌合部50a、即ち、第一伝動軸ケース46との接合
部分は、図13に示す如く、その中央部であるスターホ
イル63L・63Rの噛合部Kよりも右側にずらせて位
置させており、前処理装置A’をX位置にした時もY位
置にした時も第一伝動軸ケース46が穂先搬送装置15
及び縦搬送装置16の搬送経路よりも右側に外れて位置
しているので、穀稈搬送に支障を来すことがない。ま
た、支持リンク51も、第一伝動軸ケース46より右側
にあるので、同様の効果を奏する。
【0028】前処理装置A’の駆動構成、また、その左
右スライド構成については以上であり、次に、穀稈搬送
装置である穂先搬送装置15及び縦搬送装置16の部材
構成とその左右スライド構成について説明する。図7の
如く、刈取入力軸ケース19の左端部には、刈取入力軸
ケース19まわりに回動可能に搬送駆動ケース20が枢
結されていて、この中に軸支される搬送駆動軸21が刈
取入力軸18よりベベルギア18a・21aを介して伝
動される。そして、搬送駆動ケース20の上下に搬送駆
動軸21の上端部・下端部が突出されて、上端部は、穂
先搬送装置15の駆動スプロケット22に、下端部は、
縦搬送装置16の駆動スプロケット26に固設されてい
て、穂先搬送装置15及び縦搬送装置16の各搬送チェ
ーン23・33を駆動する。
【0029】図7のように、搬送駆動軸21上端は穂先
搬送装置15の下部を被覆する下部穂先搬送ケース25
bに回転自在に嵌入されており、また、搬送駆動ケース
20の上端寄り部分に上部回動連結板37aが回動自在
に外嵌されて、その上端が下部穂先搬送ケース25bに
固着されている。一方、搬送駆動ケース20の下端寄り
部分に下部回動連結板37bが回動自在に外嵌されてい
て、上部回動連結板37aの下端が下部回動連結板37
bに固着されて、回動連結板37を構成している。下部
回動連結板37bの下端は、後記の縦搬送装置16の縦
搬送フレーム30に固着されている。従って、穂先搬送
装置15と縦搬送装置16とは、搬送駆動ケース20に
対して回動自在な回動連結板37にて一体に連結されて
いるので、搬送駆動軸21(搬送駆動ケース20)を支
点に一体に左右回動可能となっており、また、両搬送装
置15・16における搬送駆動軸21の軸受部にコジレ
を生じにくくしている。
【0030】両搬送装置の構成について説明する。穂先
搬送装置15は、図7の如く、搬送駆動軸21上端に固
設される駆動スプロケット22と前方の図示せぬ従動ス
プロケットとの間に、複数のタイン24を具備する搬送
チェーン23を巻回したものであり、上部穂先搬送ケー
ス25a・下部穂先搬送ケース25bにて上下を被覆さ
れている。穀稈の穂先部は、タイン24とその外側の図
示せぬ杆状部材との間に挟持され、搬送チェーン23の
駆動とともに後方へ搬送される。
【0031】縦搬送装置16の構成を図7乃至図10よ
り説明する。駆動スプロケット26は、前記の如く搬送
駆動軸21に固設されており、搬送駆動ケース20の駆
動スプロケット26寄り部分には、図8及び図9の如
く、回動自在に下部回動連結板37bと連結アーム27
を環設しており、連結アーム27の両端にテンションス
プロケット28と後部従動スプロケット29を枢支して
いる。
【0032】一方、長形板材である縦搬送フレーム30
に摺動自在に伸縮フレーム31を差し渡し、更に伸縮フ
レーム31より縦搬送フレーム30下方にて前方に伸縮
アーム31bを延設し、その先端に前部従動スプロケッ
ト32を軸支している。伸縮フレーム31には係止ボル
ト34を嵌挿するための長孔31aが穿設されており、
長孔31aの長さ内で、伸縮フレーム31を摺動させて
前部従動スプロケット32の前方延出位置を適当に調節
し、係止ボルト34で伸縮フレーム31を縦搬送フレー
ム30に固定できるよう構成されている。もし、前部従
動スプロケット32の位置が固定された状態だと、前記
のように前処理装置A’の左右スライドに対応して搬送
装置を左右スライドした際、前処理装置A’の後端位置
(スターホイル63の噛合部Kの終端位置)に対する縦
搬送装置16の前端位置が前後にずれ、穀稈の受け継ぎ
がうまくいかなくなる。そのため、前部従動スプロケッ
ト32の前方延出長さを調節可能に構成し、良好に縦搬
送装置16に穀稈を受け継げるように構成している。
【0033】以上のように配設した各スプロケット26
・28・29・32と縦搬送フレーム30の両側部に縦
搬送チェーン33を巻回する。縦搬送フレーム30左側
のチェーン巻回部分の長さは、穀稈を搬送する作用長と
なる。一方、縦搬送チェーン33の全周長は一定なの
で、作用長を調節可能とするために、前記のように連結
アーム27を搬送駆動ケース20に対して回動可能とし
ており、また、連結アーム27より固定板27aが縦搬
送フレーム30にかけて延設されていて、連結板27a
の長孔27bと縦搬送フレーム30の長孔30aに係止
ボルト35を嵌挿固定できるようになっている。作用長
を調節すると、縦搬送チェーン33の巻回規制が変化
し、それに従動して連結アーム27が回動するので、そ
の回動した位置で係止ボルト35により連結アーム27
と縦搬送フレーム30とを固定させるのである。
【0034】そして、両搬送装置15・16を図3に図
示するX’位置及びY’位置に固定可能とするため、ピ
ン孔36a・36bを穿設する固定板36を搬送駆動ケ
ース20より突設しており、一方、前記下部回動連結板
37bにピン嵌挿部37cを形成している。縦搬送装置
16の下方より係止ピン38を、ピン嵌挿部37cに貫
通させて、ピン孔36a・36bのどちらかに嵌入固定
すると、搬送駆動ケース20に固設されている固定板3
6と縦搬送装置16に固設されている下部回動連結板3
7bが固定されるので、縦搬送装置16の左右回動を阻
止して位置固定する。ピン孔36aに嵌入した場合は
X’位置であり、36bの場合はY’位置である。穂先
搬送装置15は縦搬送装置16と一体状なので、同時に
位置固定される。なお、両搬送装置15・16の搬送駆
動ケース20まわりの左右回動は、本実施例の場合、手
動にて行うが、どちらか、或いは両方の搬送装置を回動
方向に押し引きする油圧や空圧、或いは電動シリンダー
等のアクチュエーターを配設することも可能である。
【0035】更に、図8及び図10の如く、固定板35
より縦搬送装置16後方に穀稈搬送棒36cを延出固設
している。これは、脱穀部Cのフィードチェーン39始
端部まで穀稈を沿わせて受け継ぐための部材であり、フ
ィードチェーン39始端部との相対位置を変化させては
受継がうまくいかなくなるので、左右回動によって縦搬
送装置16の終端位置とフィードチェーン39始端部と
の相対位置が変化しても、固定しておかなければならな
い。従って、縦搬送装置16の左右回動に関係なく、搬
送駆動ケース20に固設された固定板35に固設するこ
とによって、常時位置固定されている。
【0036】また、図11のように、穂先搬送装置15
の右側にU字杆11下端部を固設し、このU字杆11を
穂先搬送装置15の上方に跨設し、穂先搬送装置15の
上部穂先搬送ケース24a上面とU字杆11の右側基端
部との間は、図1及び図2の如く、上部カバー14にて
被覆しており、更にU字杆11左端より連結板12を介
して、縦搬送装置16左側の穀稈搬送路に当たる縦搬送
チェーン33に挟扼ガイド13を臨ませている。穀稈
は、この搬送経路にて縦搬送チェーン33と挟扼ガイド
13とに挟扼されながら後方に搬送されるのであり、金
属材にて構成されるU字杆11や連結板12の弾性によ
って、挟扼ガイド13が、縦搬送チェーン33を押圧す
る付勢力を持つ板バネの機能を有し、穀稈搬送量が多け
れば外側に押し広げられ、少なければ内側に戻り、穀稈
の挟扼圧力をその搬送量に対応させる。
【0037】次に、以上のように左右回動可能に構成さ
れた穂先搬送装置15と縦搬送装置16における扱深さ
調節機構について説明する。これは、フィードチェーン
39に適当な状態で穀稈を送り込むよう、刈取入力軸ケ
ース19まわりに搬送駆動ケース20を上下回動させ
て、穂先搬送装置15及び縦搬送装置16を上下に回動
調節し、穀稈の長さに対応して縦搬送装置16の搬送チ
ェーン33が把持する位置を調節するものである。まず
扱深さ検出センサーとして、図8のように、縦搬送装置
16の搬送経路にLセンサー40が突設されており、U
字杆11の穂先搬送装置15上方位置には、図1及び図
2に示すように、穀稈の穂先側が当接するようMセンサ
ー41とHセンサー42が垂設されている。
【0038】Lセンサー40は穀稈の根元部の当接にて
ONし、穂先部がMセンサー41にも当接しない時は、
浅扱となるので、両搬送装置15・16を上方に回動す
る必要があり、一方、穂先部がMセンサー41だけでな
く、Hセンサー42にも当接してONした場合は、深扱
なので下方に回動しなければならない。そして、穂先部
がMセンサー41のみONさせる状態が適度な扱深さで
あり、この時、両搬送装置15・16の上下回動を停止
する。
【0039】穂先搬送装置15及び縦搬送装置16の上
下回動は、図4乃至図6に示す如く、垂直状に配設され
た回転駆動式のネジ棒である軸部材4に螺装された扱深
さ調節部材3よりリンク1がU字杆11に連結されてお
り、扱深さ調節部材3が軸部材4上を上下摺動するのに
追従してU字杆11が上下し、U字杆11は穂先搬送装
置15に固設されているので、U字杆11とともに穂先
搬送装置15及び縦搬送装置16が一体に回動する構成
となっている。
【0040】軸部材4は右側引起し軸ケース55Rより
突設される支持部材5に回転可能に軸支されており、支
持部材5に固設され、前記扱深さセンサー40・41・
42のON・OFFにより駆動制御される電動モーター
6のモーター軸6aより連設されている。軸部材4に螺
装環設された扱深さ調節部材3は、軸部材4の回転によ
って軸部材4の軸方向(垂直上下方向)に摺動する。ま
た、その摺動姿勢が一定に保持されるように、扱深さ調
節部材3よりガイドピン3aを突設し、一方、ガイド板
7が右側引起し軸ケース55Rに支持部材8を介して支
持され、軸部材4に平行に配設されており、軸部材4に
垂直方向に形成されたガイド溝7aに回転自在のローラ
ーを環設したガイドピン3aが摺動自在に嵌入してい
る。
【0041】ガイド溝7aの上下端部にはリミットスイ
ッチ9・9が配設されていて、ガイドピン3aがスイッ
チに当接すると電動モーター6の駆動が停止する。な
お、下方回動の場合には、リミットスイッチが作動しな
くても、U字杆11が支持リンク51に当接して両搬送
装置15・16の回動が停止するので安全である。ま
た、U字杆11と穂先搬送装置15との間に固設した上
部カバー14と、第一伝動軸ケース46との間に、図1
1にて示すガススプリング10を配設し、リンク1とU
字杆11による両搬送装置15・16の支持力を強化す
るため、上方に付勢力を持たせている。なお、ガススプ
リング10を付勢力の強いバネとしてもよい。
【0042】リンク1は、図4のように、前記の両搬送
装置15・16の左右スライドに対応できるように、平
面視「く」の字に屈曲自在に構成されている。リンク1
の連結構成は、扱深さ調節部材3より突設されるリンク
取付板材3bよりリンク部材1a・1bを水平回動自在
に各々連結支点軸P1・P2にて枢結し、リンク部材1
bの後端部には、連結支点軸P3にて回動吸収部材2の
板状部2aを枢支し、U字杆11より突設された取付部
11aの枢支ピン11bを、回動吸収部材2の筒状部2
b内に回動自在に嵌入している。扱深さ調節の際、両搬
送装置15・16は、刈取入力軸ケース19を支点に上
下回動するので、扱深さ調節部材3及びリンク1に対す
る上下角度が変化する。回動吸収部材2は、筒状部2b
内のU字杆11固設の枢支ピン11bを回動自在にする
ことにより、両搬送装置15・16及びU字杆11の上
下回動を吸収して、リンク1及び扱深さ調節部材3を水
平に保持できる。更に、回動吸収部材2・リンク1・扱
深さ調節部材3間の各連結支点軸P1乃至P3は、図6
に示す如く、軸部材4と平行な鉛直方向なので、扱深さ
調節部材3の摺動に際し、各連結支点軸におけるリンク
のネジレ自由度が少なく、枢支部分のゆるみが低減さ
れ、頻繁な扱深さ調節にも耐え得る。
【0043】そして、両搬送装置15・16の左右スラ
イドに対しては、リンク1が中折れして対応する。両搬
送装置15・16がX’位置にある時、リンク1はリン
ク部材1a・1bが直線状となり(この時のリンク位置
もX’位置と呼ぶ)、両搬送装置15・16がY’位置
にある時は、リンク部材1a・1bが屈曲した形状とな
る(この時のリンク位置もY’位置と呼ぶ)。前記の如
く、前処理装置及び受継搬送装置は、X・X’位置と、
Y・Y’位置との二カ所に切換固定可能で、畦際におい
ては、操作部B側に寄せたX・X’位置に固定し、左ク
ローラ68Lに近接する穀稈を刈り取っていくが、畦際
の刈取りが済むと、左クローラ68Lの泥寄せによる隣
接穀稈の倒伏を避けるため、左クローラ68Lよりも左
側に突出させたY・Y’位置に固定する。従って、畦際
以外の刈取りに対応する前処理装置と受継搬送装置をY
・Y’位置に固定した状態の方が使用頻度が高い。畦際
以外の刈取りに対応して前処理装置A’がY位置にある
時に、両搬送装置15・16はY’位置にあり、この状
態の方が、畦際の刈取りに対応して前処理装置A’がX
位置に、両搬送装置15・16がX’位置にある状態よ
りも頻度が高い。一方、リンク1は、リンク部材1aと
リンク部材1bとの夾角が小さい状態、即ち、屈曲の度
合が大きい状態の方が強度が高い。従って、長時間にわ
たって使用されるY’位置において、強度の高い屈曲状
態を対応させている。
【0044】本実施例のコンバインは、以上のように引
起し装置61、刈刃62及びスターホイル63等の前処
理装置A’を左右スライドでき、更にこれに対応して穂
先搬送装置15及び縦搬送装置16を左右スライドでき
るように刈取部Aが構成されている。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏する。即ち、請求項1の如く、刈取
部スライド式コンバインにおいて、受継搬送装置と扱深
さ調節部材3とを左右にのみ屈伸自在のリンク1にて連
結したことにより、受継搬送装置の左右スライドにて扱
深さ調節部材3と受継搬送装置との距離が変位しても、
扱深さ調節部材3と受継搬送装置との連結が保持される
ので、受継搬送装置の左右スライドに扱深さ調節機構を
対応できる。
【0046】また、請求項2の如く、扱深さ調節部材3
が鉛直方向の軸部材4上を摺動するよう構成したので、
この摺動方向が受継搬送装置の上下回動方向と略平行と
なり、また、リンク1の連結支点軸が、軸部材4に平行
な鉛直方向に配設されているので、扱深さ調節部材3の
摺動とそれに伴う受継搬送装置の上下回動を繰り返して
も、連結支点軸にて生じる捩れの度合いが少ない。従っ
て、頻度の高い扱深さ調節に対するリンク1の強度の向
上、及び扱深さ調節の正確度の保持が期待できる。
【0047】また、請求項3の如く、使用頻度の高い刈
取部の固定位置において、リンク1を強度の高い屈曲し
た状態に設定したので、リンク1が長時間の使用に耐え
られ、良好な扱深さ調節が長時間維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取部スライド式コンバインの全体側面図であ
る。
【図2】同じく正面図である。
【図3】前処理装置A’と受継搬送装置のスライド態様
を示す平面略図である。
【図4】搬送装置の左右スライドにおけるリンク1のリ
ンク比変動を示す平面略図である。
【図5】搬送装置の扱深さ調節機構を示す側面図であ
る。
【図6】同じくリンク1部分の側面一部断面図である。
【図7】刈取入力軸ケース19と搬送駆動ケース20の
正面断面図である。
【図8】縦搬送装置16の平面図である。
【図9】同じく側面図である。
【図10】同じく固定板36及び穀稈搬送棒36c部分
の側面断面図である。
【図11】前処理装置A’の伝動系を示す側面断面図で
ある。
【図12】同じく正面断面図である。
【図13】前処理装置A’の左右スライド機構を示す正
面略図である。
【図14】刈取部A後方のシャーシ64上の刈取入力軸
ケース19支持構造を示す側面図である。
【符号の説明】
A 刈取部 A’ 前処理装置 P1 連結支点軸 P2 連結支点軸 P3 連結支点軸 1 リンク 1a リンク部材 1b リンク部材 2 回動吸収部材 2a 板状部 2b 筒状部 3 扱深さ調節部材 3a ガイドピン 3b 連結板 4 軸部材 5 支持部材 6 電動モーター 7 ガイド板 7a ガイド溝 8 支持部材 9 リミットスイッチ 11 U字杆 11a 枢支部 11b 枢支ピン 15 穂先搬送装置 16 縦搬送装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−157308(JP,A) 特開 昭61−47113(JP,A) 実開 平5−23828(JP,U) 実開 平5−15728(JP,U) 実開 昭64−22230(JP,U) 実開 昭58−130430(JP,U) 実開 昭58−122926(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 61/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植立穀稈を引起し装置にて引き起こして
    根元部を刈刃にて切断し、掻込搬送装置にて切断後の根
    元部を後方に掻き込む構成の前処理装置を走行車体に対
    して左右回動自在とし、掻込搬送装置より穀稈を受け継
    ぎ、穂先部を穂先搬送装置にて保持し、根元部を縦搬送
    装置にて保持して、穀稈の姿勢を立姿勢から横姿勢にし
    ながら脱穀部のフィードチェーンへと搬送する構成の受
    継搬送装置の前端部を左右回動自在とし、更に、掻込搬
    送装置からの穀稈の受継上下位置を調節する扱深さ調節
    のために、受継搬送装置の前端部を上下回動自在とした
    コンバインの刈取部において、前処理装置側に上下移動
    自在に支持され、扱深さ検出センサーからの信号により
    上下される扱深さ調節部材3と前記受継搬送装置とを、
    左右にのみ屈伸自在としたリンク1にて連結したことを
    特徴とするコンバインの刈取部。
  2. 【請求項2】 植立穀稈を引起し装置にて引き起こして
    根元部を刈刃にて切断し、掻込搬送装置にて切断後の根
    元部を後方に掻き込む構成の前処理装置を走行車体に対
    して左右回動自在とし、掻込搬送装置より穀稈を受け継
    ぎ、穂先部を穂先搬送装置にて保持し、根元部を縦搬送
    装置にて保持して、穀稈の姿勢を立姿勢から横姿勢にし
    ながら脱穀部のフィードチェーンへと搬送する構成の受
    継搬送装置の前端部を左右回動自在とし、更に、掻込搬
    送装置からの穀稈の受継上下位置を調節する扱深さ調節
    のために、受継搬送装置の前端部を上下回動自在とし、
    更に、掻込搬送装置からの穀稈の受継上下位置を調節す
    る扱深さ調節のために、受継搬送装置の前端部を上下回
    動自在とし、前処理装置側に上下移動自在に支持され
    扱深さ検出センサーからの信号により上下される扱深さ
    調節部材3と前記受継搬送装置とを、連結支点軸にて連
    結して左右にのみ屈伸自在としたリンク1にて連結した
    コンバインの刈取部において、扱深さ調節部材3を鉛直
    方向に立設した軸部材4上を摺動自在に外嵌するととも
    に、リンク1の連結支点軸の方向を軸部材4に対して平
    行にしたことを特徴とするコンバインの刈取部。
  3. 【請求項3】 植立穀稈を引起し装置にて引き起こして
    根元部を刈刃にて切断し、掻込搬送装置にて切断後の根
    元部を後方に掻き込む構成の前処理装置を走行車体に対
    して左右回動自在とし、掻込搬送装置より穀稈を受け継
    ぎ、穂先部を穂先搬送装置にて保持し、根元部を縦搬送
    装置にて保持して、穀稈の姿勢を立姿勢から横姿勢にし
    ながら脱穀部のフィードチェーンへと搬送する構成の受
    継搬送装置の前端部を左右回動自在とし、更に、掻込搬
    送装置からの穀稈の受継上下位置を調節する扱深さ調節
    のために、受継搬送装置の前端部を上下回動自在とし、
    更に、掻込搬送装置からの穀稈の受継上下位置を調節す
    る扱深さ調節のために、受継搬送装置の前端部を上下回
    動自在とし、前処理装置側に上下移動自在に支持され
    扱深さ検出センサーからの信号により上下される扱深さ
    調節部材3と前記受継搬送装置とを、左右にのみ屈伸自
    在のリンク1にて連結したコンバインの刈取部におい
    て、前処理装置及び受継搬送装置を、その左右回動域内
    において択一的に固定可能とし、使用頻度の高い固定位
    置に刈取部を固定した時に、使用頻度の低い固定位置の
    時よりも、リンク1の屈曲度が大きくなるように設定し
    たことを特徴とするコンバインの刈取部。
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