JP3484721B2 - 野菜収穫機 - Google Patents
野菜収穫機Info
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- JP3484721B2 JP3484721B2 JP10204993A JP10204993A JP3484721B2 JP 3484721 B2 JP3484721 B2 JP 3484721B2 JP 10204993 A JP10204993 A JP 10204993A JP 10204993 A JP10204993 A JP 10204993A JP 3484721 B2 JP3484721 B2 JP 3484721B2
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- Japan
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- vegetables
- transport
- vegetable
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- Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、地上に葉菜を結球す
る、例えばキャベツ、白菜などの野菜収穫機に関するも
のである。 【０００２】 【従来の技術】従来、結球野菜を適確に支持して搬送す
ることが困難であった。また、確実に搬送しようとして
結球野菜を強く挟持すると野菜に損傷を与えることがあ
った。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
点を解消することを目的とし、この目的達成のため、次
ぎのような技術的手段をもつ野菜収穫機を提供せんとす
るものである。 【０００４】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明にかか
る技術的手段は、結球野菜の根元を切断処理するカッテ
イング手段と、結球野菜を後側上方に搬送する搬送手段
とを備えた野菜収穫機において、前記搬送手段には、搬
送面が下側に湾曲状となるようにし上側が開いた逆ハの
字型配置とした左右一対の搬送ベルトを設けたことを特
徴とする野菜収穫機の構成とする。 【０００５】 【作用】上記構成の野菜収穫機は、カッテイング手段が
結球野菜の根元を切断処理し、搬送手段が結球野菜を後
側上方に搬送する。その搬送手段搬送手段に設けた左右
一対の搬送ベルトは、搬送面が下側に湾曲状となるよう
にし上側が開いた 逆ハの字型配置としたものなので、搬
送面が結球野菜を下側から包み込むようにして搬送す
る。 【０００６】 【発明の効果】本発明は、搬送手段には、搬送手段に
は、搬送面が下側に湾曲状となるようにし上側が開いた
逆ハの字型配置とした左右一対の搬送ベルトを設けたの
で、搬送面が結球野菜を下側から包み込むようにして搬
送するものとなって、結球野菜にできるだけ損傷を与え
ないで、しかも、適確に支持して結球野菜を搬送でき
て、良好な状態で、且つ、適確に結球野菜を収穫でき
る。 【０００７】 【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。車体１は車輪式の走行装置２を具備し、車体１の一
側上部には運転席３及び操縦部４が設けられている。車
体１の前部には収穫部５が設けられ、後部には収穫され
た収穫物を収納する収納装置６が設けられている。一つ
の畝Ｕには左右２条の結球野菜Ｋ，Ｋが作付けされてい
る。 【０００８】前記収穫部５は、主として、左右結球野菜
Ｋ，Ｋの条間内に割込ませながら左右外側方に押し分け
る分草具を兼ねた分草引起し装置７と、左右に押し分け
られた結球野菜の根元を切断処理するカッタ−８，８
と、カッテイング後に畝Ｕと畝Ｕとの間の溝Ｍ上に押し
出された結球野菜を受け入れて後方上方に搬送するバケ
ット９ａ付バケットエレベ−タ９，９とこれら各バケッ
トエレベ−タ９，９からの結球野菜を一つにまとめて後
方の収納装置６に搬送供給する中間バケットエレベ−タ
１０とからなる。 【０００９】尚、図中、１１はカッタ−８，８を回転駆
動する伝動装置を内装した伝動ケ−ス、１２は前記バケ
ットケレベ−タ９の始端側を接地支持する接地ロ−ラ
で、溝Ｍ面上に沿って接地移動するよう架設されてい
る。以上のように構成される野菜収穫機には、図５〜図
６に示すような搬送装置を利用することもできる。かか
る搬送装置の構成は、鼓型ドラム１３，１３に搬送ベル
ト１４を巻回してこの搬送面が湾曲状となるよう形成
し、そして、この一対の搬送ベルト１４，１４を逆八の
字型に配設して、両者間で結球野菜を包込むように構成
している。 【００１０】搬送ベルト１４は、支持フレ−ム１５に対
しピン軸１６周りに回動するリンク１７，１７を介して
揺動変位可能に構成され、該ベルト１４と１４との対向
間隔が被搬送物の大きさに応じて任意に調節できるよう
になっている。つまり、かかるベルト調節機構は、調節
レバ−１８の大中小位置への揺動操作と、押し引きロッ
ド１９の押し引き操作、揺動リンク機構２０の回動操作
及びスライド杆２１のスライド操作により、例えば、調
節レバ−１８を「大」側へ揺動操作すると、スライド杆
２１が引張られ左右搬送ベルト１４，１４の対向間隔が
図６（イ）状態に広くなり、逆に、調節レバ−１８を
「小」側へ揺動操作すると、スライド杆２１が押され左
右搬送ベルト１４，１４の対向間隔が図６（ロ）状態に
狭くなるように構成されている。 【００１１】図７，図８は大根や人参等の根菜類を引抜
き収穫する野菜収穫機を示し、つぎのような構成になっ
ている。すなわち、根菜類の茎葉部を挾持して後方上方
に搬送しながら引抜く引抜きベルト３１と、土中に進入
して作物を掘り起す堀起し具３２などからなる。引き抜
きベルト３１は前後のプ−リ３３，３３間に巻回し、一
対のベルトを対接することにより両者間で挾持搬送する
ように構成している。また、この引抜きベルト３１は傾
き調整シリンダ３４によって地面に対する傾斜角度を変
更調整できるように構成している。３５は前記引抜きベ
ルト３１へのギヤ伝動装置３６を内装したギヤケ−ス、
３７は走行ミッション、３８はベルト無段変速装置（ベ
ルコン）である。走行ミッション３７により前進速度に
比例した引抜きベルト３１の周速が得られるように、該
走行ミッション３７からベルコン３８、ベルコンプ−リ
３８ａ、ベベルギヤ３９を介して引抜きベルト３１を駆
動するように連動構成している。そして、調整レバ−４
０の操作でもって、引抜きベルト３１の地面に対する傾
斜角を調整すると同時に、ベルト周速を前記傾斜角変化
に比例して増減速することにより、引き抜く方向が地面
に対して垂直となるよう、かつ、引き抜き力の大きさが
調整されるように構成している。例えば、引き抜き力調
整時に、調整レバ−４０を「大」側へ移動操作すると傾
き調整シリンダ３４のピストンが伸び、引抜きベルト３
１の始端は定位置のままで該ベルト３１の傾斜角が大き
くなると同時に、無段変速装置３８を介して引抜きベル
ト３１の周速が増速することになる。 【００１２】特に、大根の収穫では、これを折損させず
に収穫することが大切である。一般に太い大根ほど大き
な引き抜き力を必要とする。しかし、引抜きベルト方式
の場合単に引き抜き力を増減しただけではその方向が地
面に対して垂直方向でない限り大根が折損してしまう。
上記構成によれば、引き抜き力を変えるために引き抜き
ベルトの速度を変えるが、その引き抜き方向が常に地面
に対して垂直方向になるので、大根を折損させずに引き
抜き力を調整することができる。
る、例えばキャベツ、白菜などの野菜収穫機に関するも
のである。 【０００２】 【従来の技術】従来、結球野菜を適確に支持して搬送す
ることが困難であった。また、確実に搬送しようとして
結球野菜を強く挟持すると野菜に損傷を与えることがあ
った。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
点を解消することを目的とし、この目的達成のため、次
ぎのような技術的手段をもつ野菜収穫機を提供せんとす
るものである。 【０００４】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明にかか
る技術的手段は、結球野菜の根元を切断処理するカッテ
イング手段と、結球野菜を後側上方に搬送する搬送手段
とを備えた野菜収穫機において、前記搬送手段には、搬
送面が下側に湾曲状となるようにし上側が開いた逆ハの
字型配置とした左右一対の搬送ベルトを設けたことを特
徴とする野菜収穫機の構成とする。 【０００５】 【作用】上記構成の野菜収穫機は、カッテイング手段が
結球野菜の根元を切断処理し、搬送手段が結球野菜を後
側上方に搬送する。その搬送手段搬送手段に設けた左右
一対の搬送ベルトは、搬送面が下側に湾曲状となるよう
にし上側が開いた 逆ハの字型配置としたものなので、搬
送面が結球野菜を下側から包み込むようにして搬送す
る。 【０００６】 【発明の効果】本発明は、搬送手段には、搬送手段に
は、搬送面が下側に湾曲状となるようにし上側が開いた
逆ハの字型配置とした左右一対の搬送ベルトを設けたの
で、搬送面が結球野菜を下側から包み込むようにして搬
送するものとなって、結球野菜にできるだけ損傷を与え
ないで、しかも、適確に支持して結球野菜を搬送でき
て、良好な状態で、且つ、適確に結球野菜を収穫でき
る。 【０００７】 【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。車体１は車輪式の走行装置２を具備し、車体１の一
側上部には運転席３及び操縦部４が設けられている。車
体１の前部には収穫部５が設けられ、後部には収穫され
た収穫物を収納する収納装置６が設けられている。一つ
の畝Ｕには左右２条の結球野菜Ｋ，Ｋが作付けされてい
る。 【０００８】前記収穫部５は、主として、左右結球野菜
Ｋ，Ｋの条間内に割込ませながら左右外側方に押し分け
る分草具を兼ねた分草引起し装置７と、左右に押し分け
られた結球野菜の根元を切断処理するカッタ−８，８
と、カッテイング後に畝Ｕと畝Ｕとの間の溝Ｍ上に押し
出された結球野菜を受け入れて後方上方に搬送するバケ
ット９ａ付バケットエレベ−タ９，９とこれら各バケッ
トエレベ−タ９，９からの結球野菜を一つにまとめて後
方の収納装置６に搬送供給する中間バケットエレベ−タ
１０とからなる。 【０００９】尚、図中、１１はカッタ−８，８を回転駆
動する伝動装置を内装した伝動ケ−ス、１２は前記バケ
ットケレベ−タ９の始端側を接地支持する接地ロ−ラ
で、溝Ｍ面上に沿って接地移動するよう架設されてい
る。以上のように構成される野菜収穫機には、図５〜図
６に示すような搬送装置を利用することもできる。かか
る搬送装置の構成は、鼓型ドラム１３，１３に搬送ベル
ト１４を巻回してこの搬送面が湾曲状となるよう形成
し、そして、この一対の搬送ベルト１４，１４を逆八の
字型に配設して、両者間で結球野菜を包込むように構成
している。 【００１０】搬送ベルト１４は、支持フレ−ム１５に対
しピン軸１６周りに回動するリンク１７，１７を介して
揺動変位可能に構成され、該ベルト１４と１４との対向
間隔が被搬送物の大きさに応じて任意に調節できるよう
になっている。つまり、かかるベルト調節機構は、調節
レバ−１８の大中小位置への揺動操作と、押し引きロッ
ド１９の押し引き操作、揺動リンク機構２０の回動操作
及びスライド杆２１のスライド操作により、例えば、調
節レバ−１８を「大」側へ揺動操作すると、スライド杆
２１が引張られ左右搬送ベルト１４，１４の対向間隔が
図６（イ）状態に広くなり、逆に、調節レバ−１８を
「小」側へ揺動操作すると、スライド杆２１が押され左
右搬送ベルト１４，１４の対向間隔が図６（ロ）状態に
狭くなるように構成されている。 【００１１】図７，図８は大根や人参等の根菜類を引抜
き収穫する野菜収穫機を示し、つぎのような構成になっ
ている。すなわち、根菜類の茎葉部を挾持して後方上方
に搬送しながら引抜く引抜きベルト３１と、土中に進入
して作物を掘り起す堀起し具３２などからなる。引き抜
きベルト３１は前後のプ−リ３３，３３間に巻回し、一
対のベルトを対接することにより両者間で挾持搬送する
ように構成している。また、この引抜きベルト３１は傾
き調整シリンダ３４によって地面に対する傾斜角度を変
更調整できるように構成している。３５は前記引抜きベ
ルト３１へのギヤ伝動装置３６を内装したギヤケ−ス、
３７は走行ミッション、３８はベルト無段変速装置（ベ
ルコン）である。走行ミッション３７により前進速度に
比例した引抜きベルト３１の周速が得られるように、該
走行ミッション３７からベルコン３８、ベルコンプ−リ
３８ａ、ベベルギヤ３９を介して引抜きベルト３１を駆
動するように連動構成している。そして、調整レバ−４
０の操作でもって、引抜きベルト３１の地面に対する傾
斜角を調整すると同時に、ベルト周速を前記傾斜角変化
に比例して増減速することにより、引き抜く方向が地面
に対して垂直となるよう、かつ、引き抜き力の大きさが
調整されるように構成している。例えば、引き抜き力調
整時に、調整レバ−４０を「大」側へ移動操作すると傾
き調整シリンダ３４のピストンが伸び、引抜きベルト３
１の始端は定位置のままで該ベルト３１の傾斜角が大き
くなると同時に、無段変速装置３８を介して引抜きベル
ト３１の周速が増速することになる。 【００１２】特に、大根の収穫では、これを折損させず
に収穫することが大切である。一般に太い大根ほど大き
な引き抜き力を必要とする。しかし、引抜きベルト方式
の場合単に引き抜き力を増減しただけではその方向が地
面に対して垂直方向でない限り大根が折損してしまう。
上記構成によれば、引き抜き力を変えるために引き抜き
ベルトの速度を変えるが、その引き抜き方向が常に地面
に対して垂直方向になるので、大根を折損させずに引き
抜き力を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】野菜収穫機の平面図である。
【図２】野菜収穫機の要部の拡大平面図である。
【図３】同上要部の背面図である。
【図４】バケットエレベ−タの側面図である。
【図５】野菜搬送装置の斜視図である。
【図６】同上要部の背面図である。
【図７】野菜収穫機の平面図である。
【図８】野菜収穫機の側面図である。
【図９】同上要部の側面図である。
【図１０】伝動機構図である。
【図１１】引抜きベルト周速と前進速度の関係を示すグ
ラフである。 【図１２】引抜きベルト周速と前進速度の関係を示すグ
ラフである。 【符号の説明】 Ｋ 結球野菜 Ｕ 畝 １ 車体 ２ 走行装置 ３ 運転席 ４ 操縦部 ５ 収穫部 ６ 収納装置 ７ 分草引起し装置 ８ カッタ− ９ バケットエレベ−タ １０ 中間 バケットエレベ−タ
ラフである。 【図１２】引抜きベルト周速と前進速度の関係を示すグ
ラフである。 【符号の説明】 Ｋ 結球野菜 Ｕ 畝 １ 車体 ２ 走行装置 ３ 運転席 ４ 操縦部 ５ 収穫部 ６ 収納装置 ７ 分草引起し装置 ８ カッタ− ９ バケットエレベ−タ １０ 中間 バケットエレベ−タ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】結球野菜の根元を切断処理するカッテイン
グ手段と、結球野菜を後側上方に搬送する搬送手段とを
備えた野菜収穫機において、前記搬送手段には、搬送面
が下側に湾曲状となるようにし上側が開いた逆ハの字型
配置とした左右一対の搬送ベルトを設けたことを特徴と
する野菜収穫機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10204993A JP3484721B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 野菜収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10204993A JP3484721B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 野菜収穫機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06311810A JPH06311810A (ja) | 1994-11-08 |
| JP3484721B2 true JP3484721B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=14316915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10204993A Expired - Fee Related JP3484721B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 野菜収穫機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3484721B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115413486B (zh) * | 2022-10-09 | 2024-08-30 | 山东省农业机械科学研究院 | 一种牵引式可升降v型振动式小浆果采收机 |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP10204993A patent/JP3484721B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06311810A (ja) | 1994-11-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091024 Year of fee payment: 6 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024 Year of fee payment: 9 |
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