JPH11127651A - 落花生収穫方法及びその装置 - Google Patents
落花生収穫方法及びその装置Info
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- JPH11127651A JPH11127651A JP30070097A JP30070097A JPH11127651A JP H11127651 A JPH11127651 A JP H11127651A JP 30070097 A JP30070097 A JP 30070097A JP 30070097 A JP30070097 A JP 30070097A JP H11127651 A JPH11127651 A JP H11127651A
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- beans
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- Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】落花生のように、地中の豆が地上にある葉茎部
に覆われることがあって、豆に乾燥のバラツキを生じ易
く、また、乾燥に長時間かかるため、品質や作業能率の
低下の原因になる。 【解決手段】堀取り装置1によって堀取られた落花生2
2を搬送装置2が搬送し、該搬送装置2によって搬送さ
れてきた落花生22の葉茎部22aが下側に位置し、豆
21が上側に位置する姿勢で圃場に置いていく落花生収
穫方法及び堀取り装置1によって堀取られた落花生22
を搬送装置2が搬送し、該搬送装置2によって搬送され
てきた落花生22の葉茎部22aが下側に位置し、豆2
1が上側に位置する姿勢で圃場に置いていくよう案内す
るシュ−タ−3を機体と一体又は機体に着脱自在に設け
てなる落花生収穫装置。
に覆われることがあって、豆に乾燥のバラツキを生じ易
く、また、乾燥に長時間かかるため、品質や作業能率の
低下の原因になる。 【解決手段】堀取り装置1によって堀取られた落花生2
2を搬送装置2が搬送し、該搬送装置2によって搬送さ
れてきた落花生22の葉茎部22aが下側に位置し、豆
21が上側に位置する姿勢で圃場に置いていく落花生収
穫方法及び堀取り装置1によって堀取られた落花生22
を搬送装置2が搬送し、該搬送装置2によって搬送され
てきた落花生22の葉茎部22aが下側に位置し、豆2
1が上側に位置する姿勢で圃場に置いていくよう案内す
るシュ−タ−3を機体と一体又は機体に着脱自在に設け
てなる落花生収穫装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圃場に植生して
いる落花生を収穫する落花生収穫方法及びその装置に関
する。
いる落花生を収穫する落花生収穫方法及びその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】堀取り装置で堀取った農産物を搬送装置
により所定場所に搬送し、その後この農産物をコンテナ
に箱詰めする調整作業を行う収穫機がある。
により所定場所に搬送し、その後この農産物をコンテナ
に箱詰めする調整作業を行う収穫機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、収穫する農
産物によっては、選別や箱詰めをするだけでなく、堀取
った農産物を圃場に残して天日乾燥する必要のものもあ
る。然し乍ら、単に農産物を放置するだけでは、例え
ば、落花生のように、地中の豆が地上にある葉茎部に覆
われることがあって、豆に乾燥のバラツキを生じ易く、
また、乾燥に長時間かかるため、品質や作業能率の低下
の原因になる。
産物によっては、選別や箱詰めをするだけでなく、堀取
った農産物を圃場に残して天日乾燥する必要のものもあ
る。然し乍ら、単に農産物を放置するだけでは、例え
ば、落花生のように、地中の豆が地上にある葉茎部に覆
われることがあって、豆に乾燥のバラツキを生じ易く、
また、乾燥に長時間かかるため、品質や作業能率の低下
の原因になる。
【0004】そのため、収穫機に農産物の品質や作業能
率を高める方策を講じる必要がある
率を高める方策を講じる必要がある
【0005】。
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するものであって、つぎのような技術的手段を講じ
た。すなわち、豆21が葉茎部よりも下側に位置する状
態で圃場に植生している落花生22を掘取り装置1で堀
取り、堀取った落花生22の搬送途中で葉茎部22aと
豆21の位置を反転し、圃場には、葉茎部22aが下側
に位置し、豆21が上側に位置するように排出する落花
生収穫方法とし、また、堀取り装置1によって堀取られ
た落花生22を搬送装置2が搬送し、該搬送装置2によ
って搬送されてきた落花生22を、排出位置では、葉茎
部22aが下側に位置すると共に豆21が上側に位置す
るように案内するシュ−タ−3を、機体と一体又は機体
に着脱自在に設けてなる落花生収穫装置とした。
解決するものであって、つぎのような技術的手段を講じ
た。すなわち、豆21が葉茎部よりも下側に位置する状
態で圃場に植生している落花生22を掘取り装置1で堀
取り、堀取った落花生22の搬送途中で葉茎部22aと
豆21の位置を反転し、圃場には、葉茎部22aが下側
に位置し、豆21が上側に位置するように排出する落花
生収穫方法とし、また、堀取り装置1によって堀取られ
た落花生22を搬送装置2が搬送し、該搬送装置2によ
って搬送されてきた落花生22を、排出位置では、葉茎
部22aが下側に位置すると共に豆21が上側に位置す
るように案内するシュ−タ−3を、機体と一体又は機体
に着脱自在に設けてなる落花生収穫装置とした。
【0006】さらに、薄い樹脂製のフィルムFに覆われ
た圃場に、豆21が葉茎部22aよりも下側に位置する
状態で植生している落花生22をフィルムFとともに堀
取って搬送し、搬送途中で葉茎部22aと豆21の位置
を反転し、圃場には、葉茎部22aが下側に位置し、豆
21が上側に位置するようにフィルムFとともに排出す
る落花生収穫方法とし、また、薄い樹脂製のフィルムに
覆われた圃場に植生し、且つ、堀取り装置1によって堀
取られた落花生22をフィルムFとともに搬送する搬送
装置2と、搬送されてきた落花生22及びフィルムFを
搬送又は案内して、葉茎部22aが下側に位置し、豆2
1が上側に位置する姿勢で圃場に案内する案内手段を設
けてなる落花生収穫装置とした。
た圃場に、豆21が葉茎部22aよりも下側に位置する
状態で植生している落花生22をフィルムFとともに堀
取って搬送し、搬送途中で葉茎部22aと豆21の位置
を反転し、圃場には、葉茎部22aが下側に位置し、豆
21が上側に位置するようにフィルムFとともに排出す
る落花生収穫方法とし、また、薄い樹脂製のフィルムに
覆われた圃場に植生し、且つ、堀取り装置1によって堀
取られた落花生22をフィルムFとともに搬送する搬送
装置2と、搬送されてきた落花生22及びフィルムFを
搬送又は案内して、葉茎部22aが下側に位置し、豆2
1が上側に位置する姿勢で圃場に案内する案内手段を設
けてなる落花生収穫装置とした。
【0007】
【作用】まず、落花生収穫機の駆動源を起動して機体の
回転各部を駆動し、機体を移動して作業を開始する。す
ると、堀取り装置1によって堀取られた落花生22は、
搬送装置2によって後方に搬送され、シュ−タ−3によ
って葉茎部22aが下側に位置し地中の豆21が上側に
位置する姿勢で圃場側に排出される。
回転各部を駆動し、機体を移動して作業を開始する。す
ると、堀取り装置1によって堀取られた落花生22は、
搬送装置2によって後方に搬送され、シュ−タ−3によ
って葉茎部22aが下側に位置し地中の豆21が上側に
位置する姿勢で圃場側に排出される。
【0008】また、薄い樹脂製のフィルムFが圃場を覆
っている場合には、堀取った落花生22をフィルムFと
ともに搬送し、その後、圃場には、葉茎部22aが下側
に位置し地中の豆21が上側に位置する姿勢の落花生2
2およびフィルムFを排出していく。
っている場合には、堀取った落花生22をフィルムFと
ともに搬送し、その後、圃場には、葉茎部22aが下側
に位置し地中の豆21が上側に位置する姿勢の落花生2
2およびフィルムFを排出していく。
【0009】
【効果】シュ−タ−3によって案内された落花生の葉茎
部22aが地面側に位置して豆21を支えた状態になる
ので、豆21が日光や風が当たり易くなり、乾燥ムラに
よる品質の低下の防止及び作業能率の向上を図ることが
できる。また、フィルムFを覆っていても、フィルム7
Fを落花生22と共に圃場に置いていくので、収穫作業
能率が向上する。
部22aが地面側に位置して豆21を支えた状態になる
ので、豆21が日光や風が当たり易くなり、乾燥ムラに
よる品質の低下の防止及び作業能率の向上を図ることが
できる。また、フィルムFを覆っていても、フィルム7
Fを落花生22と共に圃場に置いていくので、収穫作業
能率が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、その構成について説明する
と、落花生収穫装置4は、機体の前進方向に向かって、
左右方向に所定の間隔を置いて配置した走行装置(実施
例ではクロ−ラ型であるが、車輪又は車輪とクロ−ラと
の組合わせによる構成としてもよい)5を具備する車台
6の前部に掘り取り側よりも搬送終端側を後方上方に位
置し且つ任意の高さに調節できる昇降手段(実施例では
油圧シリンダであるが、電動モ−タでもよい)7によっ
て昇降自在に設けた堀取り搬送装置8と、該堀取り搬送
装置8の横方向の一側部に設けた操縦部9とを設けてい
る。
に基づいて説明する。まず、その構成について説明する
と、落花生収穫装置4は、機体の前進方向に向かって、
左右方向に所定の間隔を置いて配置した走行装置(実施
例ではクロ−ラ型であるが、車輪又は車輪とクロ−ラと
の組合わせによる構成としてもよい)5を具備する車台
6の前部に掘り取り側よりも搬送終端側を後方上方に位
置し且つ任意の高さに調節できる昇降手段(実施例では
油圧シリンダであるが、電動モ−タでもよい)7によっ
て昇降自在に設けた堀取り搬送装置8と、該堀取り搬送
装置8の横方向の一側部に設けた操縦部9とを設けてい
る。
【0011】該堀取り搬送装置8は左右方向に所定の間
隔を置いて相対向させ、機体の進行方向に長く形成した
側枠10の前端部に取付け具(例えばボルト、ナット
等、図示せず)により着脱自在に取付けた左右方向に広
幅に形成した堀取り装置(実施例では板体の刃)1と、
該堀取り装置1の背面近くに搬送始端部を位置し後方に
向けて機体の進行方向に長く形成した堀取り装置1と略
同等の左右幅を有する搬送装置2と、左右の側枠10か
ら前方に向けて突出したブラケット11に収穫対象畝の
長さ方向に沿って機体の移動と共に移動する畝追従装置
12とを設けている。
隔を置いて相対向させ、機体の進行方向に長く形成した
側枠10の前端部に取付け具(例えばボルト、ナット
等、図示せず)により着脱自在に取付けた左右方向に広
幅に形成した堀取り装置(実施例では板体の刃)1と、
該堀取り装置1の背面近くに搬送始端部を位置し後方に
向けて機体の進行方向に長く形成した堀取り装置1と略
同等の左右幅を有する搬送装置2と、左右の側枠10か
ら前方に向けて突出したブラケット11に収穫対象畝の
長さ方向に沿って機体の移動と共に移動する畝追従装置
12とを設けている。
【0012】そして、該搬送装置2は搬送始端部及び搬
送終端部の左右両端部にそれぞれ回転可能に設けている
輪体13に巻き掛けた無端チェ−ン14に、落花生22
に付着している土は落下することができるが上部に葉茎
部22aを有する落花生22の豆21は落下しない程度
の間隙を設けて搬送方向に搬送体15を多数設けたチェ
−ンコンベアである。
送終端部の左右両端部にそれぞれ回転可能に設けている
輪体13に巻き掛けた無端チェ−ン14に、落花生22
に付着している土は落下することができるが上部に葉茎
部22aを有する落花生22の豆21は落下しない程度
の間隙を設けて搬送方向に搬送体15を多数設けたチェ
−ンコンベアである。
【0013】前記畝追従装置12は前後・左右に所定間
隔を置いて配置した機枠1を枠組みして畝追従フレ−ム
16を構成し、該畝追従フレ−ム16の堀取り装置1よ
りも前方に位置する部位の左右両端部から下方前方に向
けて設けた車輪フレ−ム17の下端部に、収穫対象畝の
左右の傾斜部に接すると共に左右一対のキャンバ−角を
有し回動可能な車輪18を対向させている。なお、該車
輪18は上下調節ハンドル19の操作により上下位置調
節でき、さらに車輪フレ−ム17を畝追従フレ−ム16
の前機枠に対して横方向に移動することにより左右方向
に位置変更自在に構成している。
隔を置いて配置した機枠1を枠組みして畝追従フレ−ム
16を構成し、該畝追従フレ−ム16の堀取り装置1よ
りも前方に位置する部位の左右両端部から下方前方に向
けて設けた車輪フレ−ム17の下端部に、収穫対象畝の
左右の傾斜部に接すると共に左右一対のキャンバ−角を
有し回動可能な車輪18を対向させている。なお、該車
輪18は上下調節ハンドル19の操作により上下位置調
節でき、さらに車輪フレ−ム17を畝追従フレ−ム16
の前機枠に対して横方向に移動することにより左右方向
に位置変更自在に構成している。
【0014】また、左右の各側枠10と車輪との間に
は、側面視において、上下及び前後方向に広幅に形成す
ると共に、基部を側枠10の前端部に取付け具(ボル
ト、ナット等)19により着脱自在に取付け、先端上部
を横外方に向けて屈曲して車輪18に近づけている葉茎
案内板20を配置している。なお、堀取り搬送装置8は
搬送装置2の中間部で上方に折畳できるように構成して
おり、搬送装置2の搬送始端部、掘取り装置1、車輪1
8と、茎案内板20等が一体に機体内側に収納できるの
で、機体の全長を短くでき運搬の利便性を高め得る。
は、側面視において、上下及び前後方向に広幅に形成す
ると共に、基部を側枠10の前端部に取付け具(ボル
ト、ナット等)19により着脱自在に取付け、先端上部
を横外方に向けて屈曲して車輪18に近づけている葉茎
案内板20を配置している。なお、堀取り搬送装置8は
搬送装置2の中間部で上方に折畳できるように構成して
おり、搬送装置2の搬送始端部、掘取り装置1、車輪1
8と、茎案内板20等が一体に機体内側に収納できるの
で、機体の全長を短くでき運搬の利便性を高め得る。
【0015】操縦部8は操作パネル23と座席24を備
えており、前側の操作パネル23の右側端部に、機体の
前進方向に向かって前側に倒すと堀取り搬送装置8を下
降し、後側に倒すと堀取り搬送装置8を上昇し、左側に
倒すと機体を左側に旋回し、右側に倒すと機体を右側に
旋回する各操作を行い得るパワステレバ−25を設けて
いる。なお、図示していないが、パワステレバ−25の
操作により油圧バルブを切り替えて前記動作を行う構成
である。
えており、前側の操作パネル23の右側端部に、機体の
前進方向に向かって前側に倒すと堀取り搬送装置8を下
降し、後側に倒すと堀取り搬送装置8を上昇し、左側に
倒すと機体を左側に旋回し、右側に倒すと機体を右側に
旋回する各操作を行い得るパワステレバ−25を設けて
いる。なお、図示していないが、パワステレバ−25の
操作により油圧バルブを切り替えて前記動作を行う構成
である。
【0016】そして、横側の操作パネル23の前部に、
車台6に搭載した原動機26の回転動力により駆動する
流体静圧変速機(HST)27や歯車伝動機構等を介し
て前記走行装置5の速度を変速操作する変速レバ−28
を設け、該変速レバ−28の後方に、搬送装置2や後述
する選別コンベア29の回転・停止の操作を行う作業ク
ラッチレバ−30、搬送装置2や選別コンベア30の駆
動途中部に設けた無段変速機構(図示せず)を作動して
回転速度を変速操作する作業変速操作レバ−31等を設
けている。32は前記原動機40を起動又は停止を切り
替え操作するエンジンスイッチである。
車台6に搭載した原動機26の回転動力により駆動する
流体静圧変速機(HST)27や歯車伝動機構等を介し
て前記走行装置5の速度を変速操作する変速レバ−28
を設け、該変速レバ−28の後方に、搬送装置2や後述
する選別コンベア29の回転・停止の操作を行う作業ク
ラッチレバ−30、搬送装置2や選別コンベア30の駆
動途中部に設けた無段変速機構(図示せず)を作動して
回転速度を変速操作する作業変速操作レバ−31等を設
けている。32は前記原動機40を起動又は停止を切り
替え操作するエンジンスイッチである。
【0017】搬送コンベア33は前記搬送装置2の後方
に配置し、左右幅が搬送装置2と略同等に設けて収穫物
を後方に搬送し得るべく回転可能に設けている。該搬送
コンベア33の左右両側部に、下端部が搬送コンベア3
3の上部内側にのぞむ斜め案内板34を機体に着脱自在
に設けている。なお、実施例では、搬送コンベア33を
ベルト型を実施しているが、ロ−ラ−型や網型でもよ
い。
に配置し、左右幅が搬送装置2と略同等に設けて収穫物
を後方に搬送し得るべく回転可能に設けている。該搬送
コンベア33の左右両側部に、下端部が搬送コンベア3
3の上部内側にのぞむ斜め案内板34を機体に着脱自在
に設けている。なお、実施例では、搬送コンベア33を
ベルト型を実施しているが、ロ−ラ−型や網型でもよ
い。
【0018】シュ−タ−3は、複数個の棒体3aを、収
穫物が落下しない間隔に配置し、且つ、中間部を螺旋状
に折り曲げて螺旋状の案内路を形成するように一体に構
成し、そして、その案内始端部を前記選別コンベア33
の搬送終端部に近接すると共に、案内終端部を後方下方
に位置して地面に近づけ、機体に着脱自在に設けてい
る。さらに、該シュ−タ−3は、実施例では固定してい
るが、振動手段を設けて振動する構成としてもよい。
穫物が落下しない間隔に配置し、且つ、中間部を螺旋状
に折り曲げて螺旋状の案内路を形成するように一体に構
成し、そして、その案内始端部を前記選別コンベア33
の搬送終端部に近接すると共に、案内終端部を後方下方
に位置して地面に近づけ、機体に着脱自在に設けてい
る。さらに、該シュ−タ−3は、実施例では固定してい
るが、振動手段を設けて振動する構成としてもよい。
【0019】手摺り35は搬送コンベア33を跨ぐよう
に棒体を折り曲げて略水平の水平部36を形成し、さら
に両自由端側を下側に折り曲げて下端部を車台6の後部
に取付け、一方略水平部の連続部側を上方に折り曲げて
形成している。そして、該水平部36は機体の側面視に
おいて搬送コンベア33の上面よりも高い所に位置して
いる。
に棒体を折り曲げて略水平の水平部36を形成し、さら
に両自由端側を下側に折り曲げて下端部を車台6の後部
に取付け、一方略水平部の連続部側を上方に折り曲げて
形成している。そして、該水平部36は機体の側面視に
おいて搬送コンベア33の上面よりも高い所に位置して
いる。
【0020】前記座席24は横方向に回動して操作パネ
ル23のパワステレバ−側および搬送コンベア側に対向
するべく位置変更可能に設け、搬送コンベア33を挾ん
で座席24に対向する位置に第2座席37を設けてい
る。なお、38は機体の回転各部を駆動する伝動機構の
一部である。つぎに、その落花生の収穫作業について説
明する。
ル23のパワステレバ−側および搬送コンベア側に対向
するべく位置変更可能に設け、搬送コンベア33を挾ん
で座席24に対向する位置に第2座席37を設けてい
る。なお、38は機体の回転各部を駆動する伝動機構の
一部である。つぎに、その落花生の収穫作業について説
明する。
【0021】まず、別の作業者は第2座席37の所に位
置し、運転者は操縦部9の座席24に座り、駐車ブレ−
キペダルを踏み込んでエンジンスイッチ32を入りして
エンジンを起動すると、エンジンから出力された動力は
伝動機構を介して機体の回転各部に伝動される。そし
て、スロットルレバ−を回動してエンジンを所定回転数
に選択すると共に、作業クラッチレバ−30を入りに
し、作業変速操作レバ−31を操作して搬送装置2およ
び搬送コンベア33の回転数を選択し、パワステレバ−
25を前側または後側に倒して油圧シリンダ7を介して
掘取り搬送装置8を昇降し所望の高さにする。収穫作業
の準備を終えると、駐車ブレ−キペダルの踏み込みを解
除し、つづいて変速レバ−28を前側に回動して機体を
前進させると共にパワステレバ−25を左側または右側
に倒して機体の前進方向を修正し、畝追従装置12に設
けた左右一対の車輪18が圃場に埴生している収穫を対
象とする落花生22の畝を挾んで移動するように合わせ
作業を開始する。このとき、畝の幅と車輪幅が適正でな
い場合には、車輪フレ−ム17を畝追従フレ−ム16の
前機枠に対して横方向に移動して調節し、車輪の高さが
適正でない場合には上下調節ハンドル19を操作して適
正な高さに調節する。
置し、運転者は操縦部9の座席24に座り、駐車ブレ−
キペダルを踏み込んでエンジンスイッチ32を入りして
エンジンを起動すると、エンジンから出力された動力は
伝動機構を介して機体の回転各部に伝動される。そし
て、スロットルレバ−を回動してエンジンを所定回転数
に選択すると共に、作業クラッチレバ−30を入りに
し、作業変速操作レバ−31を操作して搬送装置2およ
び搬送コンベア33の回転数を選択し、パワステレバ−
25を前側または後側に倒して油圧シリンダ7を介して
掘取り搬送装置8を昇降し所望の高さにする。収穫作業
の準備を終えると、駐車ブレ−キペダルの踏み込みを解
除し、つづいて変速レバ−28を前側に回動して機体を
前進させると共にパワステレバ−25を左側または右側
に倒して機体の前進方向を修正し、畝追従装置12に設
けた左右一対の車輪18が圃場に埴生している収穫を対
象とする落花生22の畝を挾んで移動するように合わせ
作業を開始する。このとき、畝の幅と車輪幅が適正でな
い場合には、車輪フレ−ム17を畝追従フレ−ム16の
前機枠に対して横方向に移動して調節し、車輪の高さが
適正でない場合には上下調節ハンドル19を操作して適
正な高さに調節する。
【0022】すると、機体の移動に関連して、落花生2
2の葉茎部22aの下部は葉茎案内板20によって案内
され、一方、地中にある豆は掘取り装置1によって掘り
取られる。このとき、葉茎部22aが左側または右側、
あるいは左右両側に広がっている場合には、左側の葉茎
案内板20または右側の葉茎案内板20あるいは左右両
側にある葉茎案内板20によって、機体内側に案内され
るので、搬送装置2は掘り取った落花生22を一株ずつ
円滑に引き継ぎ搬送できる。
2の葉茎部22aの下部は葉茎案内板20によって案内
され、一方、地中にある豆は掘取り装置1によって掘り
取られる。このとき、葉茎部22aが左側または右側、
あるいは左右両側に広がっている場合には、左側の葉茎
案内板20または右側の葉茎案内板20あるいは左右両
側にある葉茎案内板20によって、機体内側に案内され
るので、搬送装置2は掘り取った落花生22を一株ずつ
円滑に引き継ぎ搬送できる。
【0023】搬送装置2に引き継がれた落花生22は、
下側にある大部分の豆21を搬送面に載った姿勢で搬送
方向である後部上方に向けて移動し、その後搬送装置2
の搬送終端から搬送コンベア33に排出されるが、この
搬送作業において、落花生が倒れている場合には、第2
座席37にいる作業者が豆が下側に位置するように姿勢
を直せばよく、あるいは、搬送コンベア33に落下して
いる場合には、落花生22の豆21を掴んで前記と同様
に葉茎部22aを下側に位置させて搬送コンベア33に
置く。この作業において、作業者は機体に振動や横振れ
が生じても、手摺り35を持つことにより落下せず安全
である。。
下側にある大部分の豆21を搬送面に載った姿勢で搬送
方向である後部上方に向けて移動し、その後搬送装置2
の搬送終端から搬送コンベア33に排出されるが、この
搬送作業において、落花生が倒れている場合には、第2
座席37にいる作業者が豆が下側に位置するように姿勢
を直せばよく、あるいは、搬送コンベア33に落下して
いる場合には、落花生22の豆21を掴んで前記と同様
に葉茎部22aを下側に位置させて搬送コンベア33に
置く。この作業において、作業者は機体に振動や横振れ
が生じても、手摺り35を持つことにより落下せず安全
である。。
【0024】搬送装置2が掘り取った落花生22を搬送
するとき、落花生22に付着し、あるいは落花生22と
ともに持ち上げられた土や砂を下方に落下することがで
きるので、作業部9での作業を衛生的に行い得ると共に
豆21への付着を防止できる。 なお、車輪19が畝に
沿った状態にあって、機体が略所定の進路を移動する場
合には、座席24を搬送コンベア33に向くように変更
し、運転者自身が搬送装置2により搬送されてきた落花
生を搬送コンベア33に置くこともできる。
するとき、落花生22に付着し、あるいは落花生22と
ともに持ち上げられた土や砂を下方に落下することがで
きるので、作業部9での作業を衛生的に行い得ると共に
豆21への付着を防止できる。 なお、車輪19が畝に
沿った状態にあって、機体が略所定の進路を移動する場
合には、座席24を搬送コンベア33に向くように変更
し、運転者自身が搬送装置2により搬送されてきた落花
生を搬送コンベア33に置くこともできる。
【0025】その後、搬送コンベア33によって後方に
搬送された落花生22は、この搬送終端からシュ−タ−
3に乗り移って傾斜に沿って滑り落ちると共に、途中
で、葉茎部22aが下側に位置するように反転し、圃場
に落下したときは葉茎部22aが地面に接地し、豆21
が上側に位置する。したがって、地中にあった豆21は
地面より高い位置にあるので、日光や風当たりがよく、
乾燥ムラを防止すると共に豆21の乾燥を速め収穫作業
能率を高め得る。また、落花生22を圃場に排出した後
に雨が降っても、水は地面側に落下するので、豆21が
水に浸漬して湿度が大きくならず乾燥を速くすることが
できる。その上、シュ−タ−3は棒体3aを一体に枠組
みして落花生22を反転する案内路を形成しているの
で、安価で、簡単な構成でもって落花生22を円滑に案
内できる。
搬送された落花生22は、この搬送終端からシュ−タ−
3に乗り移って傾斜に沿って滑り落ちると共に、途中
で、葉茎部22aが下側に位置するように反転し、圃場
に落下したときは葉茎部22aが地面に接地し、豆21
が上側に位置する。したがって、地中にあった豆21は
地面より高い位置にあるので、日光や風当たりがよく、
乾燥ムラを防止すると共に豆21の乾燥を速め収穫作業
能率を高め得る。また、落花生22を圃場に排出した後
に雨が降っても、水は地面側に落下するので、豆21が
水に浸漬して湿度が大きくならず乾燥を速くすることが
できる。その上、シュ−タ−3は棒体3aを一体に枠組
みして落花生22を反転する案内路を形成しているの
で、安価で、簡単な構成でもって落花生22を円滑に案
内できる。
【0026】さらに、落花生22が薄い樹脂製のフィル
ムFに覆われた圃場に植生している場合は、落花生22
とフィルムFは搬送装置2によって搬送され、その後、
搬送コンベア33、シュ−タ−3を通って、落花生22
の葉茎部22aが下側に位置し、豆21が上側に位置す
る姿勢で圃場に案内される。このような作業において、
圃場に案内されたフィルムFの端部を圃場に固定してお
けば、収穫作業時に、フィルムFが移動しないので作業
を行い易い。また、作物列の端部で、機体を旋回して進
行方向を変更する場合には、その端部でフィルムFを切
断し、作業の開始によってシュ−タ−3を通って案内さ
れて来るフィルムFの端部を固定すればよい。
ムFに覆われた圃場に植生している場合は、落花生22
とフィルムFは搬送装置2によって搬送され、その後、
搬送コンベア33、シュ−タ−3を通って、落花生22
の葉茎部22aが下側に位置し、豆21が上側に位置す
る姿勢で圃場に案内される。このような作業において、
圃場に案内されたフィルムFの端部を圃場に固定してお
けば、収穫作業時に、フィルムFが移動しないので作業
を行い易い。また、作物列の端部で、機体を旋回して進
行方向を変更する場合には、その端部でフィルムFを切
断し、作業の開始によってシュ−タ−3を通って案内さ
れて来るフィルムFの端部を固定すればよい。
【0027】したがって、圃場が薄い樹脂製のフィルム
Fに覆われている場合であっても、落花生の収穫作業を
行うことができ、作業の適応性を高め得る。
Fに覆われている場合であっても、落花生の収穫作業を
行うことができ、作業の適応性を高め得る。
【図1】落花生収穫装置の側面図。
【図2】落花生収穫装置の平面図。
【図3】フィルム毎収穫する落花生収穫装置の平面図。
【図4】フィルムの側断面図。
1 堀取り装置 2 搬送装置 3 シュ−タ− 21 豆 22 落花生 22a 葉茎部
Claims (4)
- 【請求項1】 豆21が葉茎部22aよりも下側に位置
する状態で圃場に植生している落花生22を掘取り装置
1で堀取り、堀取った落花生22の搬送途中で葉茎部2
2aと豆21の位置を反転し、圃場には、葉茎部22a
が下側に位置し、豆21が上側に位置するように排出す
る落花生収穫方法。 - 【請求項2】 落花生22を堀取る堀取り装置1と、堀
取られた落花生22を搬送する搬送装置2と、排出位置
では、葉茎部22aが下側に位置し、豆21が上側に位
置するように案内すると共に機体に一体又は着脱自在に
に設けたシュ−タ−3とを備えてなる落花生収穫装置。 - 【請求項3】 薄い樹脂製のフィルムFに覆われた圃場
に、豆21が葉茎部22aよりも下側に位置する状態で
植生している落花生22をフィルムFとともに堀取って
搬送し、搬送途中で葉茎部22aと豆21の位置を反転
し、圃場には、葉茎部22aが下側に位置し、豆21が
上側に位置するようにフィルムFとともに排出する落花
生収穫方法。 - 【請求項4】 薄い樹脂製のフィルムFに覆われた圃場
に植生し、且つ、堀取り装置1によって堀取られた落花
生22をフィルムFとともに搬送する搬送装置2と、搬
送されてきた落花生22及びフィルムFを搬送又は案内
して、葉茎部22aが下側に位置し、豆21が上側に位
置する姿勢で圃場に案内する案内手段を設けてなる落花
生収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30070097A JPH11127651A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 落花生収穫方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30070097A JPH11127651A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 落花生収穫方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11127651A true JPH11127651A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17888038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30070097A Pending JPH11127651A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 落花生収穫方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11127651A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104247603A (zh) * | 2013-06-27 | 2014-12-31 | 何运甫 | 高效花生犁 |
CN108566813A (zh) * | 2018-04-18 | 2018-09-25 | 山东省农业科学院农产品研究所 | 一种带翻晒功能的花生收割机 |
CN110235591A (zh) * | 2019-07-30 | 2019-09-17 | 宋太银 | 薯类、花生收获机 |
CN112293027A (zh) * | 2019-12-13 | 2021-02-02 | 青岛农业大学 | 基于花生联合收获机的多垄垄间距及单垄上下纬度调控装置 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP30070097A patent/JPH11127651A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104247603A (zh) * | 2013-06-27 | 2014-12-31 | 何运甫 | 高效花生犁 |
CN108566813A (zh) * | 2018-04-18 | 2018-09-25 | 山东省农业科学院农产品研究所 | 一种带翻晒功能的花生收割机 |
CN110235591A (zh) * | 2019-07-30 | 2019-09-17 | 宋太银 | 薯类、花生收获机 |
CN112293027A (zh) * | 2019-12-13 | 2021-02-02 | 青岛农业大学 | 基于花生联合收获机的多垄垄间距及单垄上下纬度调控装置 |
CN112293027B (zh) * | 2019-12-13 | 2024-03-19 | 青岛农业大学 | 花生联合收获机多垄垄间距及单垄上下纬度调控装置 |
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