JP2000037124A - 汎用コンバイン - Google Patents

汎用コンバイン

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JP2000037124A
JP2000037124A JP10206501A JP20650198A JP2000037124A JP 2000037124 A JP2000037124 A JP 2000037124A JP 10206501 A JP10206501 A JP 10206501A JP 20650198 A JP20650198 A JP 20650198A JP 2000037124 A JP2000037124 A JP 2000037124A
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JP
Japan
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rotor
beater
feeder house
threshing
general
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Pending
Application number
JP10206501A
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English (en)
Inventor
Toshinori Kirihata
俊紀 桐畑
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転席のあるキャビンの側方にはフィーダハ
ウスがあり視界が悪かった。また、フィーダハウスの直
後にロータが配置されているため、該ロータ上方をキャ
ビンが覆いロータ部の保守点検作業がやりにくく、更
に、ロータ下方に唐箕が配置されていることから車高の
上昇が避けられず、車体バランスの悪化を招いていた。 【解決手段】 刈取装置8の後部にスクリュー型のロー
タ21・22を配置した汎用コンバインにおいて、フィ
ーダハウス10は運転席15の下方に配置し、該フィー
ダハウス17とロータ21との間にビータ51を設け、
該ビータ51の下方に唐箕27を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリュー型ロー
タを進行方向に対して直角方向に配置した汎用コンバイ
ンの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に汎用コンバインでは、走行装置よ
り前方に刈取装置を突出し、該刈取装置により刈り取っ
た穀稈をキャビン側方のフィーダハウスから後方の脱穀
部に搬送し、該脱穀部にはスクリュー型のロータを前後
方向に配置して該ロータの回転によって脱穀を行う構成
としていた。なお、本出願人はロータを左右方向に配置
したコンバインを出願済みである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
前後方向にロータを配置した構成では、脱穀入口が該ロ
ータの前端部に限定されるため、該脱穀入口まで刈取穀
稈を搬送するフィーダハウスはロータの前端部に連設す
る必要があった。そこで、該フィーダハウスの側方に隣
接してキャビンを設け、機体の大型化を防いでいた。そ
のため、キャビンの運転席からの視界が悪く、刈取位置
の確認も困難であり、操縦操作性に劣るという問題があ
った。
【0004】一方、左右方向にロータを配置した構成で
も、脱穀入口は左右一側に配置され、フィーダハウスが
左右一側に偏って配置され、前記同様に運転席からの視
界が悪くなっていた。この問題を回避するためフィーダ
ハウス上方にキャビンを設けた場合には、視界は著しく
に良好となるが、車高が高くなり車体バランスが悪化す
るという問題が生じ、また、該フィーダハウスの直後に
ロータが配されているため、該ロータ上を前記キャビン
が覆う構成となり、ロータカバーを開閉するにはキャビ
ンを前方に倒す等の手間がかかって、脱穀部およびロー
タ下方の選別装置の保守点検作業が極めて煩雑になると
いう問題があった。
【0005】更に、両ロータタイプにおいても、ロータ
下方には風選別を行うべく、風量に余裕のある比較的大
型のファンである唐箕が配置されていることから、車高
の上昇が避けられず、コンバイン自体の重心が高くな
り、圃場間移動時の畦越えやトラックへの積み込み、積
み降ろし時等でバランスを崩しやすいという問題もあっ
た。本発明は、前記の点に鑑み、運転席からの視界が良
好であり、装置の保守管理の容易で、車体バランスにも
優れた汎用コンバインを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。すなわち、請求項1においては、刈
取装置の後部に穀稈の搬送を行うフィーダハウスを連通
し、該フィーダハウスの後部にスクリュー型のロータを
左右方向に配置した汎用コンバインであって、前記フィ
ーダハウス後部とロータの間にビータを配置したもので
ある。
【0007】また、請求項2においては、前記運転席の
後部下方にビータを配置したものである。
【0008】更に、請求項3においては、前記ビータの
下方に選別装置の唐箕を配置したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明の汎用コンバインの全体側面一部断面
図、図2は同じく平面図、図3は同じく正面断面図、図
4は従来例と本発明での各部品配置の比較説明図であ
る。
【0010】まず、本発明に係わる汎用コンバインの全
体構成を図1乃至図3により説明する。クローラー式走
行装置1上に本機が搭載され、本機より前方に刈取装置
8及び搬送装置9が突出されている。刈取装置8はプラ
ットホーム2内に横送りオーガ3を左右方向に収納し
て、回転駆動することによって穀稈を略中央に集めるよ
うにしている。前記プラットホーム2前端には刈刃4が
横設され、該刈刃4の前上方には掻込リール5が配設さ
れている。前記プラットホーム2の両側の後部上に昇降
リンク6の後部が枢支され、該昇降リンク6の前端に前
記掻込リール5が回転自在に支持され、油圧モーター等
によって掻込リール5が回転駆動される。また、前記プ
ラットホーム2の両側前端には分草板7が配設されてい
る。
【0011】搬送装置9については、前記プラットホー
ム2の後部左右中心よりやや左側寄りには前記横送りオ
ーガ3のスクリュー羽根の送り終端位置に合わせてフィ
ーダハウス10が連通され、該フィーダハウス10内に
コンベア11が収納され、該フィーダハウス10の後端
は、左右水平方向に回転軸心を有する円筒状のビータ5
1を介して、脱穀入口12に連通されており、フィーダ
ハウス10の後部は機体フレーム13に昇降回動自在に
支持されている。そして、フィーダハウス10の下面と
本機の機体フレーム13との間には油圧シリンダー14
を介装して、刈取装置8を昇降可能としている。該フィ
ーダハウス10の上方には運転席15や操向ハンドル1
6等を収納したキャビン17を配置している。
【0012】機体前上部には脱穀部18が配設されてお
り、該脱穀部18は複数のロータ(第一ロータ21と第
二ロータ22)と受網20等からなり、該第一ロータ2
1と第二ロータ22は筒の外周にスクリュー羽根21a
・22aを設けたスクリュー型に構成されて、軸心は左
右水平方向に向けられて、前後平行に配置されている。
但し、本実施例では二つのロータを配置しているが3本
以上配置して脱穀処理の距離を長くすることもできるの
である。また、前記第一ロータ21と第二ロータ22の
間には仕切り板23が設けられ、該第二ロータ22の後
部には左右方向に後板24が設けられ、前記仕切り板2
3の右側には連通孔23aが開口され、前記後板24の
左側には排出孔24aが開口されている。
【0013】このような構成において、フィーダハウス
10からビータ51を介して脱穀入口12に刈取穀稈が
送られると、第一ロータ21の回転によって、刈取穀稈
は右方へ搬送されながら脱粒される。そして、第一ロー
タ21の右端に至ると連通孔23aから第二ロータ22
の脱穀空間に送られ、該第二ロータ22の回転によって
左方へ搬送されながら脱粒され、第二ロータ22の左端
に送られると、排出孔24aより選別装置19後部上に
排稈が落下されて圃場上へ放出されるのである。
【0014】また、前記脱穀部18下方には選別装置
(揺動選別装置)19が配置されており、該選別装置1
9は前記第一ロータ21と第二ロータ22の長さに合わ
せた幅とし、その構成は、受け網20、流穀板25やグ
レンシーブ26等よりなる揺動選別装置、及びビータ5
1下方の唐箕27等からなる。そして、一番物は一番コ
ンベア28より揚穀コンベア29を介してグレンタンク
30に貯留され、二番物は二番コンベア31より還元コ
ンベア32を介して選別装置19の前部へ還元されるの
である。尚、前記揚穀コンベア29によりグレンタンク
30上部に搬送された一番物は、レベリングコンベア5
4で前方に送られ、グレンタンク30の前後方向略中央
位置に設けられた回転羽根等からなるレベリングディス
ク55によってタンク中央に向かって投入され、グレン
タンク30内の穀粒が均一に貯蔵されるようにしてい
る。
【0015】前記グレンタンク30は脱穀部18の上方
に配置され、その幅は機体フレーム13の幅と略同じと
し、該グレンタンク30の下部には第一ロータ21と第
二ロータ22の両ロータを配置させている。該グレンタ
ンク30の下部内で機体の進行方向に向かって右側に
は、排出コンベア33を前後方向に収納し、該排出コン
ベア33の後端は排穀コンベア52の下端に連通し、該
排穀コンベア52はグレンタンク30の側面より上方に
突出し、その上端は排出オーガ34の基部と連通してい
る。該排出オーガ34は前方に水平に延出されており、
上下左右に回動可能とし、排出オーガ34の先端を任意
位置に移動可能として、グレンタンク30内の籾をトラ
ックの荷台等へ排出できるようにしている。
【0016】また、図2に示すように、前記縦コンベア
52の下部に動力入力ケース115を配置し、エンジン
53の動力を減速ケース121で減速し、動力入力ケー
ス115内に入力するように構成し、動力入力ケース1
15内のベベルギア機構等を介して排出コンベア33を
駆動する一方で、別のベベルギア機構を介して縦コンベ
ア52より排出オーガ34内のスクリューを駆動してい
る。このように、籾を排出する動力伝達経路を排出コン
ベア33方向と、縦コンベア52、排出オーガ34方向
への二方向に分けたので、例えば、排出コンベア33、
縦コンベア52、排出オーガ34へと順次動力を伝達し
てゆく構成に比べて、連続して動力を伝達する動力伝達
部経路を短くできギア等の連動部に過剰な負荷がかかる
ことを防いでいる。
【0017】また、グレンタンク30は、前記排出コン
ベア33の回転軸を中心として機体フレーム13側方に
回動自在に支持され、該グレンタンク30の下面の前後
端部には油圧シリンダ56・56の上端が枢結され、該
油圧シリンダ56・56の下端はそれぞれ前記第一ロー
タ21前方の機体部分と、第二ロータ22後方の機体部
分に枢支されており、油圧シリンダ56・56を伸縮さ
せることでグレンタンク30を昇降回動可能とし、グレ
ンタンク30内の穀粒を排出したり、ロータ等をメンテ
ナンスできるようにしている。更に、前記グレンタンク
30の後部にはエンジン53が配置されている。該エン
ジン53の下方はミッションケースや伝動ケース等を介
して車軸36に連結され、該車軸36に駆動スプロケッ
トを固設して、クローラー式走行装置1を駆動して走行
できるようにしている。
【0018】次に、以上のような全体構成から成る汎用
コンバインおいて、本発明に係わる構成を、図1、図
2、図4により更に詳細に説明する。前記フィーダハウ
ス10の前端は、オーガ3の外周側面に植設されたスク
リュー羽根の送り終端部に連結され、該終端部にはオー
ガ3の回動により穀稈が集積され、該穀稈はフィーダハ
ウス10内に配設されたコンベア11によりフィーダハ
ウス10後端に搬送される。コンベア11は、前記第一
ロータ21や第二ロータ22等とベルトやプーリー等を
介して動力が伝達されるようにしている。
【0019】また、フィーダハウス10は、キャビン1
7の下方に配置するとともに、本実施例では、ビータ5
1、脱穀入口12とともに機体の進行方向に向かって左
側寄りに設けている。これにより、運転席からの視界を
良好とするばかりでなく、ロータを往復して脱穀される
ようになって、穀稈の脱穀処理の距離を長くし脱穀性能
の向上を図ることができるのである。
【0020】前記フィーダハウス10の後端には円筒状
のビータ51が横架され、該ビータ51の外周側面には
複数の突起57が植設されており、ビータ51の回動に
より突起57も回転されて穀稈をはね飛ばし前記脱穀部
18まで搬送する。該脱穀部18の前部へ搬送された穀
稈は、脱穀入口12を通り第一ロータ21の左前部に取
り込まれて脱穀処理が施され、続いて第二ロータ22に
おいても脱穀されるのである。
【0021】次に、キャビン、ロータ、唐箕の配置構成
を図4により説明する。従来の左右方向にロータを配置
したコンバインは図4(a)に示すように、フィーダハ
ウス10の後部の直後に第一ロータ21が配置され、キ
ャビン17’の後部が第一ロータ21の上方を覆う構成
となっていた。よって、ロータカバー58を開閉する際
には、キャビン17’が邪魔となるので、該キャビン1
7’を前方または側方に傾倒させてからロータカバー5
8を開けていたのである。従って、メンテナンスや部品
交換等では煩雑な工程が要求され、順番を間違うと重大
な機械トラブルを招く要因ともなる。
【0022】また、従来では、前記脱穀部18の下方に
脱穀後の穀粒を藁屑を選別するための選別装置19’が
配置され、第一ロータ21の直下にはグレンパンを設
け、更にその下方に唐箕27’を設けていたのである。
これは、前述の如く、第一ロータ21がフィーダハウス
10の直後に配置されるので、必然的に第一ロータ2
1、グレンパン、唐箕27’と上下方向に配置される。
このため脱穀部18の設置高さが高くなり、ひいては車
高が高くなり車体バランスが悪化する事態を招いてい
た。
【0023】本発明では図4(b)に示すように、フィ
ーダハウス10の後部と第一ロータ21との間にビータ
51が設けられるので、ビータ51の上方にキャビン1
7の後部が位置することになる。このビータ51の径は
第一ロータ21の径よりもかなり小さいので、キャビン
17はそのぶん低く配置することができ、車高を低くす
ることができるのである。また、第一ロータ21の上方
がキャビン17により覆われないので、ロータカバー5
8を上方へ開放するときにキャビン17が邪魔になら
ず、容易に開閉可能となった。これにより、機械の保守
点検を頻繁に行うことができ、重大なトラブルを未然に
防ぐことが可能となったのである。
【0024】また、ビータ51の下方には空間ができて
しまうので、その空間に唐箕を配置することが可能とな
り、その空間を有効に利用でき、更に、グレンパンはそ
の後方の第一ロータ21下方に配置できて、選別装置1
9の上下高さを低くすることができ、第一ロータ21や
第二ロータ22等の脱穀部18も低く設置することがで
きて、高さ抑えられ、重心を低くし重量バランスの向上
を図ることができるようになったのである。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。すなわち、請求項1の如
く、刈取装置の後部に穀稈の搬送を行うフィーダハウス
を連通し、該フィーダハウスの後部にスクリュー型のロ
ータを左右方向に配置した汎用コンバインであって、前
記フィーダハウス後部とロータの間にビータを配置した
ので、ロータ上方がキャビンで覆われることがないた
め、ロータカバーの開閉が容易となり、脱穀部や選別装
置の保守点検作業等が簡単に行え、深刻な機械トラブル
の回避が可能となった。
【0026】請求項2の如く、前記運転席の後部下方に
ビータを配置したので、フィーダハウスで視界が遮られ
ず、刈取部の視認性が向上し、また、キャビンを低く配
置できるようになり、車高を低くすることが可能となっ
た。
【0027】請求項3の如く、前記ビータの下方に選別
装置の唐箕を配置したので、選別装置の上下高さを低く
することができて、車高のアップが抑えられて重心を低
くすることができ、刈取収穫作業時、あるいはトラック
への積み込み、積み降ろし時等の車体バランスを大きく
改善することができ、重心が低くなって走行安定性も向
上できたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汎用コンバインの全体側面一部断面図
である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく正面断面図である。
【図4】従来例と本発明での各部品配置の比較説明図で
ある。
【符号の説明】
8 刈取装置 10 フィーダハウス 17 キャビン 18 脱穀部 21・22 ロータ 27 唐箕 51 ビータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取装置の後部に穀稈の搬送を行うフィ
    ーダハウスを連通し、該フィーダハウスの後部にスクリ
    ュー型のロータを左右方向に配置した汎用コンバインで
    あって、前記フィーダハウス後部とロータの間にビータ
    を配置したことを特徴とする汎用コンバイン。
  2. 【請求項2】 前記運転席の後部下方にビータを配置し
    たことを特徴とする請求項1記載の汎用コンバイン。
  3. 【請求項3】 前記ビータの下方に選別装置の唐箕を配
    置したことを特徴とする請求項1記載の汎用コンバイ
    ン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008000033A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Yanmar Co Ltd コンバイン
JP2015181437A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 ヤンマー株式会社 コンバイン
CN106258185A (zh) * 2016-09-29 2017-01-04 重庆市农业科学院 一种新型双切流联合收割机

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