JP3806226B2 - コンバイン刈取部の横移動装置 - Google Patents

コンバイン刈取部の横移動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、脱穀部の前方に設けた刈取部への動力を入力する刈取1軸ケ−スを所定高さ位置で左右方向に横架し、その刈取1軸ケ−スがわから前下方に向けて延設した刈取2軸ケ−スの前端にこれに直交するガイドケ−スを連結し、該ガイドケ−スに刈取3軸ケ−スを横方向に摺動可能に嵌挿したところのコンバイン刈取部の横移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のように構成して刈取部を横移動可能にするものとしては、例えば特開平7−298756号公報に記載されるに、刈取3軸ケ−スに伸縮自在の中間伝動軸を内装してこの中間伝動軸と共に伸縮する中間伝動軸ケ−スをその刈取3軸ケ−スにそって添設し、刈取2軸から中間伝動軸を介して刈取3軸に動力を伝達し、刈取3軸ケ−スを横移動させるのに、ガイドケ−スにそわせたシリンダ−装置によって行わせているものや、特開平07−312962号公報には刈取連結パイプの下端にガイドケースを連結し、刈取部のスライド支点であるスライドパイプを摺動自在に嵌挿させ、ガイドケースの前面と右伝動ケース間に油圧シリンダを架設し、機体左右方向に刈取部をスライドさせる構成が記載され、図1には該油圧シリンダをスライドパイプの前側部にそって設けたことが開示されている。また、コンバインの右側の上部搬送装置を下部搬送装置の後端手前位置にて前後方向に2分割し、その前上部搬送装置を後上部搬送装置の上方に配設させ、この前上部搬送駆動軸が後上部搬送装置の間を貫通して前上部搬送装置を駆動し、後上部搬送装置を補助搬送装置の駆動軸を延長して駆動するよう構成したものが特開平09−051718号公報に記載されている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のものは刈取3軸ケ−スに伸縮自在の中間伝動軸を内装してこの中間伝動軸と共に伸縮する中間伝動軸ケ−スをその刈取3軸ケ−スにそって添設し、刈取2軸から中間伝動軸を介して刈取3軸に動力を伝達しているので、添設する中間伝動軸ケ−スによって稈切れ等の塵埃が刈取3軸ケ−スと中間伝動軸ケ−スにまたがって堆積し、また、湿田の場合は泥を抱き込むようになる。加えてガイドケ−スにシリンダ−装置が添設されていて益々塵埃の堆積や泥の抱き込みを増幅する等の問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前項に記載する従来の問題点を解消するもので、脱穀部の前方に設けた刈取部への動力を入力する刈取1軸ケ−スを所定高さ位置で左右方向に横架し、その刈取1軸ケ−スがわから前下方に向けて延設した刈取2軸ケ−スの前端にこれに直交するガイドケ−スを連結し、該ガイドケ−スに刈取3軸ケ−スを横方向に摺動可能に嵌挿したもので、刈取2軸ケ−ス内の刈取2軸から刈取3軸ケ−スに内装する刈取3軸を伝動するとともに、刈取3軸ケ−ス横移動用のシリンダ−装置を刈取3軸ケ−スの前側部にそって設けたことにより、刈取2軸から直接刈取3軸に動力が伝達されて動力伝達が簡潔化し、且つ横移動用のシリンダ−装置が刈取3軸ケ−スの前側部にそって設けられても刈取3軸ケ−スに塵埃が堆積しにくく、湿田の場合も泥を抱き込まないようになる。
【0005】
その場合、シリンダ−装置を刈取3軸ケ−スの前側部で、且つその刈取3軸ケ−スの右側部分に位置させると、クロ−ラやミッションケ−スと干渉することなく刈取穀稈の搬送通路外に位置して刈取穀稈の搬送を阻害しないのである。
【0006】
また、刈刃駆動用の刈刃駆動軸を刈取3軸ケ−スの右側部分から取出すようにすると、刈刃への伝動機構が刈取穀稈の搬送圏外に位置するようになり、刈取穀稈の搬送の邪魔にならず塵埃も堆積しない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そして、脱穀部の前方に設けた刈取部への動力を入力する刈取1軸ケ−スを所定高さ位置で左右方向に横架し、その刈取1軸ケ−スがわから前下方に向けて延設した刈取2軸ケ−スの前端にこれに直交するガイドケ−スを連結し、該ガイドケ−スに刈取3軸ケ−スを横方向に摺動可能に嵌挿して刈取部全体を横移動可能にするとともに、刈取2軸ケ−スの中途部内から刈取3軸の右端がわまたは左端がわに、刈取2軸から刈取3軸に至る動力の伝達経路であるバイパス経路を設け、該バイパス経路の途中に上部搬送駆動軸を介在させたコンバイン刈取部の横移動装置において、シリンダ−装置による刈取3軸ケ−スの横移動に追従して上部ケ−スが下部ケ−スに対して回動し、伸縮伝動ケ−スの出力がわが上部搬送ケ−スの下部とギヤケ−スの入力がわとに対して回動するとともに、伸縮伝動ケ−スとこれに内装した伸縮伝動軸が伸縮し、刈取3軸ケースに連結する下部搬送ケースに立設させた下部搬送駆動軸を介して、刈取2軸から刈取3軸に動力を伝達するバイパス経路を構成したものであり、バイパス経路がわの上部搬送駆動軸に加え下部搬送駆動軸も介在させることによって、下部搬送チエンの駆動手段をあらためて設けなくてよく動力伝達経路が簡素になるのである。
【0008】
更に、バイパス経路がわの上部搬送駆動軸に加え下部搬送駆動軸も介在させることによって、下部搬送チエンの駆動手段もあらためて設けなくてよく、動力伝達経路が簡素になるのである。
【0009】
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、本発明による刈取部の横移動装置について実施例図を参照し説明するのであるが、先ずコンバイン全体について「図2」により記載しておくと、(9)は左右一対のクロ−ラ(10)からなる走行装置上に載設する搭載台、(A)はフィ−ドチエン(11)を左側に張設し扱胴(12)処理胴(13)揺動選別体(14)等を内蔵して搭載台(9)の左側に載置する脱穀部、(B)は分草板(15)引起し装置(16)刈刃(17)及び掻込ベルト(18)スタ−ホイル(19)下部搬送チエン(20)上部搬送タイン(21)縦搬送チエン(22)によりなる搬送機構等から構成され脱穀部(A)の前方に設けられた刈取部、(23)はフィ−ドチエン(11)の終端部から脱穀済の藁稈を後方に搬出する排藁チエン、(24)は排藁カッタ−であり、(25)は操縦部、(26)は脱穀部(A)からの穀粒を貯溜する穀粒タンクであって、操縦部(25)と穀粒タンク(26)は搭載台(9)の右側に位置し、連続的に刈取部(B)で植立穀稈を刈取りながら脱穀部(A)に搬送して脱穀処理し、穀粒を穀粒タンク(26)に貯留し、脱穀済の藁稈を排藁チエン(23)により搬出して藁カッタ−(24)で切断処理するようになっている。なお、(27)は穀粒タンク(26)に貯留された穀粒を機外に取出す排出オ−ガである。
【0010】
また、刈取部(B)は左右方向に横架する刈取1軸ケ−ス(1)に一体的に設けたギヤボックス(28)から前下方に向けて刈取2軸ケ−ス(2)が延設され、この刈取2軸ケ−ス(2)の前端にこれに直交するように横方向に刈取3軸ケ−ス(3)が取付けられ、その刈取3軸ケ−ス(3)の両端部に刈取フレ−ム(29)を一体的に取付けて、昇降装置(30)により前記刈取1軸ケ−ス(1)を軸にして刈取部(B)全体が上下動し刈高さの調節や機体の旋回あるいは路上走行を可能にしている。なお、前記刈取1軸ケ−ス(1)は仮想線により示す左右の支持体(31)により所定高さ位置で左右方向に横架され回動可能に支持されている。
【0011】
そして、刈取部(B)は前述のように、分草板(15)引起し装置(16)刈刃(17)及び掻込ベルト(18)スタ−ホイル(19)下部搬送チエン(20)上部搬送タイン(21)縦搬送チエン(22)によりなる搬送機構等から構成されていて、その引起し装置(16)は横方向に数本のものを並設し植立穀稈の数条分を引起して掻込みながら刈取り、その刈取穀稈を平面視でY字形に搬送し脱穀部(A)に供給するようにしている。
【0012】
ところで、この刈取部(B)は刈取作業の始期における枕刈り、中割り作業等を容易にするために、刈取部(B)全体が左右方向に横移動可能になっているのであって、この横移動装置に関して図1に示す実施例1.のものについて記載する。
【0013】
即ち、前記刈取2軸ケ−ス(2)の前端にはこの刈取2軸ケ−ス(2)に直交して横方向に筒状のガイドケ−ス(4)が取付けられ、そのガイドケ−ス(4)に前記刈取3軸ケ−ス(3)を横方向に摺動可能に嵌挿して刈取部(B)全体を横方向に一定量移動可能なものにし、エンジンからの動力を入力する刈取1軸ケ−ス(1)内の軸によって伝動される刈取2軸ケ−ス(2)に内装の刈取2軸(2a)を、刈取3軸ケ−ス(3)に横方向に幅広く開口した長孔(32)を通してこの刈取3軸ケ−ス(3)内にのぞませ、刈取3軸(3a)にスプライン嵌合により一体となって回転する筒体(33)と刈取3軸(3a)の端部とに一対のベベルギヤ(34)(34)を取着して刈取3軸ケ−ス(3)を横方向に移動させながら刈取2軸(2a)から刈取3軸(3a)に回転動力を伝達している。
【0014】
そして、(5)は前記刈取3軸ケ−ス(3)を横移動させるシリンダ−装置であって、このシリンダ−装置(5)は刈取3軸ケ−ス(3)の前側部にそわせ、且つその刈取3軸ケ−ス(3)の右側部分に位置させてあって、刈取3軸ケ−ス(3)即ち刈取部(B)全体の横方向の移動量は(L)に設定されている。
【0015】
(6)は刈取3軸ケ−ス(3)の右側部分から取出した刈刃駆動軸で、この刈刃駆動軸(6)により前記刈刃(17)への伝動機構を介して刈刃(17)を往復動させ、また、この刈刃駆動軸(6)よりも更に右側部分から仮想線で示す下部搬送チエン(20)を回行させる下部搬送駆動軸(8)を取出し、刈取3軸ケ−ス(3)の左側部からは引起し駆動軸(35)が取出されて前記引起し装置(16)に動力を伝達している。なお、仮想線で示す(10)はクロ−ラ、(M)はミッションケ−スである。
【0016】
次に、刈取部(B)の横移動装置を図3と図4に示す実施例2.のものについて記載すると、刈取2軸ケ−ス(2)は刈取1軸ケ−ス(1)から前下方に向けて延出され、この刈取2軸ケ−ス(2)の前端にこれに直交する横方向に筒状のガイドケ−ス(4)を一体に連結し、そのガイドケ−ス(4)に刈取3軸ケ−ス(3)が摺動可能に嵌挿して刈取部(B)全体が横方向に一定量移動可能になり、刈取1軸ケ−ス(1)内の軸から伝動される刈取2軸(2a)を内装する刈取2軸ケ−ス(2)の中途部から刈取3軸ケ−ス(3)の右端がわにバイパス経路(D)により動力を伝達するようにしている。
【0017】
そこで、このバイパス経路(D)に関して記載する。前記刈取2軸(2a)は刈取2軸ケ−ス(2)の中途部までの間に内装され、(36)はこの刈取2軸ケ−ス(2)の中途部に立設した縦伝動軸(37)を内装する縦伝動ケ−スで、上下に分割されその分割された上部ケ−ス(36a)が下部ケ−ス(36b)に回動自在に嵌合している。
【0018】
そして、(38)は入力がわと出力がわとに分割されて伸縮自在に嵌合してなる伸縮伝動軸(39)内装の伸縮伝動ケ−スであり、また、(40)は上部搬送駆動軸(7)を内装する上部搬送ケ−スで、この上部搬送ケ−ス(40)の下部に前記伸縮伝動ケ−ス(38)の出力がわの上側部を回動自在に嵌合させている。
【0019】
また、(41)は3枚の伝動ギヤ(42)を内蔵するギヤケ−スで、このギヤケ−ス(41)の入力がわの上側部に前記伸縮伝動ケ−ス(38)の出力がわの下側部を回動自在に嵌合させて、前記上部搬送駆動軸(7)の延長線上に位置する中間軸(43)を内装し、ギヤケ−ス(41)の出力がわは前記刈取3軸ケ−ス(3)の右端に立設する下部搬送ケ−ス(44)に一体的に連結してあり、(45)と(46)は上部搬送駆動軸(7)と下部搬送駆動軸(8)の上端にそれぞれ軸着した駆動スプロケットであって、上部搬送タイン(21)と下部搬送チエン(20)が掛け廻されて、バイパス経路(D)の途中に上部搬送駆動軸(7)と下部搬送駆動軸(8)を介在させてある。
【0020】
(5)は前記刈取3軸ケ−ス(3)を横移動させるシリンダ−装置で、前記ガイドケ−ス(4)の前側部にそわせて、刈取部(B)全体を横方向に移動させるのである。また、(6)は刈取3軸ケ−ス(3)の左側部分から取出した刈刃駆動軸を示し、(35)は引起し装置(16)に動力を伝達する引起し駆動軸であり、(10)はクロ−ラ、(M)はミッションケ−スである。
【0021】
したがって、この実施例2.のものによれば、シリンダ−装置(5)により刈取3軸ケ−ス(3)を横移動させると、その移動に追従して上部ケ−ス(36a)が下部ケ−ス(36b)に対して回動し伸縮伝動ケ−ス(38)の出力がわが上部搬送ケ−ス(40)の下部とギヤケ−ス(41)の入力がわとに対して回動するとともに伸縮伝動ケ−ス(38)とこれに内装の伸縮伝動軸(39)は伸縮してバイパス経路(D)により刈取2軸(2a)から刈取3軸(3a)に動力を伝達する。
【0022】
また、刈取部(B)を横移動させるのに、刈取3軸ケ−ス(3)を刈取2軸ケ−ス(2)に対して横移動させるのではなく、図5に示すように、刈取1軸ケ−ス(1)に平行にして伸縮する刈取中間軸ケ−ス(47)を設け、この中間軸ケ−ス(47)から前下方に向けて刈取2軸ケ−ス(2)を延設し、刈取1軸ケ−ス(1)内から刈取中間軸ケ−ス(47)に内装する伸縮自在な中間軸(48)を介して刈取2軸(2a)に動力を伝達するとともに、刈取中間軸ケ−ス(47)に一体に設ける筒状体(49)を刈取1軸ケ−ス(1)に摺動自在に嵌合して、刈取2軸ケ−ス(2)を刈取1軸ケ−ス(1)に対して横移動させ刈取部(B)全体を横方向に移動させるようにすることもでき、この場合は、上部搬送タインと下部搬送チエンの駆動用軸(50)を刈取2軸ケ−ス(2)内から取出すようにするとよいのである。
【0023】
なお、図6のように、一対のクロ−ラ(10)をゴム製のものにし、そのクロ−ラ(10)のラグ部にクロ−ラ成形時空間(51)を造形することにより、ラグ中に空気が封入され加硫時加熱されてラグ部が膨張し、この膨張によって空気入りゴムクロ−ラ(10)ができて振動を解消し浮力も増進して走行性能が向上するのである。なお、図中(52)は芯金、(53)は合わせ面を示してある。
【0024】
また、図7に示すように、搭載台(9)の両側間に特殊ゴム製の袋(54)を取付け、この袋(54)に空気を送り込むエアコンプレッサ−(55)とその空気量を必要に応じて排出する圧力制御弁(56)を設けたフロ−トを装備すれば特に湿田走行の場合走行性能がアップする。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、次に記載するような効果を奏する。
【0026】
脱穀部の前方に設けた刈取部への動力を入力する刈取1軸ケ−スを所定高さ位置で左右方向に横架し、その刈取1軸ケ−スがわから前下方に向けて延設した刈取2軸ケ−スの前端にこれに直交するガイドケ−スを連結し、該ガイドケ−スに刈取3軸ケ−スを横方向に摺動可能に嵌挿したもので、刈取2軸ケ−ス内の刈取2軸から刈取3軸ケ−スに内装する刈取3軸を伝動するとともに、刈取3軸ケ−ス横移動用のシリンダ−装置を刈取3軸ケ−スの前側部にそって設けたことにより、刈取2軸から直接刈取3軸に動力が伝達されて動力伝達が簡潔化し、且つ横移動用のシリンダ−装置が刈取3軸ケ−スの前側部にそって設けられても刈取3軸ケ−スに塵埃が堆積しにくく、湿田の場合も泥を抱き込まないのである。
【0027】
その場合、シリンダ−装置を刈取3軸ケ−スの前側部で、且つその刈取3軸ケ−スの右側部分に位置させると、クロ−ラやミッションケ−スと干渉することなく刈取穀稈の搬送通路外に位置して刈取穀稈の搬送を阻害しないのである。
【0028】
また、刈刃駆動用の刈刃駆動軸を刈取3軸ケ−スの右側部分から取出すようにすると、刈刃への伝動機構が刈取穀稈の搬送圏外に位置するようになり、刈取穀稈の搬送の邪魔にならず塵埃も堆積することがない。
【0029】
そして、脱穀部の前方に設けた刈取部への動力を入力する刈取1軸ケ−スを所定高さ位置で左右方向に横架し、その刈取1軸ケ−スがわから前下方に向けて延設した刈取2軸ケ−スの前端にこれに直交するガイドケ−スを連結し、該ガイドケ−スに刈取3軸ケ−スを横方向に摺動可能に嵌挿して刈取部全体を横移動可能にするとともに、刈取2軸ケ−スの中途部内から刈取3軸の右端がわまたは左端がわに、刈取2軸から刈取3軸に至る動力の伝達経路であるバイパス経路を設け、該バイパス経路の途中に上部搬送駆動軸を介在させたコンバイン刈取部の横移動装置において、シリンダ−装置による刈取3軸ケ−スの横移動に追従して上部ケ−スが下部ケ−スに対して回動し、伸縮伝動ケ−スの出力がわが上部搬送ケ−スの下部とギヤケ−スの入力がわとに対して回動するとともに、伸縮伝動ケ−スとこれに内装した伸縮伝動軸が伸縮し、刈取3軸ケースに連結する下部搬送ケースに立設させた下部搬送駆動軸を介して、刈取2軸から刈取3軸に動力を伝達するバイパス経路を構成したので動力の伝達経路が簡素化し、刈取2軸ケ−スの中途部内からバイパス経路により刈取3軸の端部がわに動力が伝達されて刈取3軸ケ−スに塵埃が堆積しにくく、湿田の場合も泥を抱き込まないようになるとともに、上部搬送タインの駆動手段を別途に設ける必要がなくなる。
【0030】
更に、バイパス経路がわの上部搬送駆動軸に加え下部搬送駆動軸も介在させることによって、下部搬送チエンの駆動手段もあらためて設けなくてよく、動力伝達経路が簡素になるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1.のものの横移動装置を示す平面図である。
【図2】コンバイン全体の側面図である。
【図3】実施例2.のものの横移動装置の平面図である。
【図4】同例における横移動装置の側面図である。
【図5】横移動装置の他の実施例を示す平面図である。
【図6】クロ−ラの他の実施例のものを示す断面図である。
【図7】走行装置の他の実施例のものの側面図である。
【符号の説明】
A 脱穀部
B 刈取部
D バイパス経路
1 刈取1軸ケ−ス
2 刈取2軸ケ−ス
2a 刈取2軸
3 刈取3軸ケ−ス
3a 刈取3軸
4 ガイドケ−ス
5 シリンダ−装置
6 刈刃駆動軸
7 上部搬送駆動軸
8 下部搬送駆動軸
36a 上部ケース
36b 下部ケース
38 伸縮伝動ケース
39 伸縮伝動軸
40 上部搬送ケース
41 ギヤケース
44 下部搬送ケース

Claims (1)

  1. 脱穀部(A)の前方に設けた刈取部(B)への動力を入力する刈取1軸ケ−ス(1)を所定高さ位置で左右方向に横架し、その刈取1軸ケ−ス(1)がわから前下方に向けて延設した刈取2軸ケ−ス(2)の前端にこれに直交するガイドケ−ス(4)を連結し、該ガイドケ−ス(4)に刈取3軸ケ−ス(3)を横方向に摺動可能に嵌挿して刈取部(B)全体を横移動可能にするとともに、刈取2軸ケ−ス(2)の中途部内から刈取3軸(3a)の右端がわまたは左端がわに、刈取2軸(2a)から刈取3軸(3a)に至る動力の伝達経路であるバイパス経路(D)を設け、該バイパス経路(D)の途中に上部搬送駆動軸(7)を介在させたコンバイン刈取部の横移動装置において、シリンダ−装置(5)による刈取3軸ケ−ス(3)の横移動に追従して上部ケ−ス(36a)が下部ケ−ス(36b)に対して回動し、伸縮伝動ケ−ス(38)の出力がわが上部搬送ケ−ス(40)の下部とギヤケ−ス(41)の入力がわとに対して回動するとともに、伸縮伝動ケ−ス(38)とこれに内装した伸縮伝動軸(39)が伸縮し、刈取3軸ケース(3)に連結する下部搬送ケース(44)に立設させた下部搬送駆動軸(8)を介して、刈取2軸(2a)から刈取3軸(3a)に動力を伝達するバイパス経路(D)を構成したことを特長とするコンバイン刈取部の横移動装置。
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