JP2838698B2 - コンバインの刈取装置 - Google Patents

コンバインの刈取装置

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JP2838698B2
JP2838698B2 JP3706797A JP3706797A JP2838698B2 JP 2838698 B2 JP2838698 B2 JP 2838698B2 JP 3706797 A JP3706797 A JP 3706797A JP 3706797 A JP3706797 A JP 3706797A JP 2838698 B2 JP2838698 B2 JP 2838698B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は刈刃で刈取られた穀
稈をスターホイルで掻込むと共に、この掻込れた穀稈の
稈元を下部搬送チェンで後方に挾持搬送する6条刈り用
コンバインの刈取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平2−83724号公報に示
す如く、右及び中の各2条分のスターホイルを右及び中
の稈元搬送チェンを介して駆動し、左の2条分のスター
ホイルを左の稈元搬送チェンを介して駆動する6条刈り
技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、6条
分のスターホイル中2条分のスターホイルを一組として
各組を離間させて各別に駆動し、また最左側のスターホ
イルの軸芯位置を左の稈元搬送チェン前部のドラム軸位
置よりも機体内方側にずらせるものではなく、最左側の
掻込ベルトの最左側軌跡と前記スターホイル軸芯の間に
前記ドラム軸を取付けるものではないから、6条分のス
ターホイルの左右取付け幅を容易に縮少し得ず、稈元搬
送チェンを張設させる前後幅(チェン送り始端から送り
終端合流部までの前後間隔)を制約してコンパクト化を
図る場合、左の稈元搬送チェンの中間が非直線形に延設
され、左2条分の搬送稈姿勢の乱れ防止または稈詰り防
止などを容易に図り得ない等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、6条
分の引起ケースと、左及び中及び右の各2条を一対とし
た6条分のスターホイル及び掻込ベルトと、左及び中及
び右の各2条分の穀稈を搬送させる3本の稈元搬送チェ
ンを設けた6条用コンバインの刈取装置において、右の
2条分のスターホイルを噛合せ、かつ左と中の4条分の
スターホイルを噛合せ、左右二組にスターホイルを分け
て中と右の2本の稈元搬送チェンの駆動力を伝えるよう
に構成すると共に、6条分のスターホイルのうち最左側
のスターホイルの軸芯位置を左の稈元搬送チェン前部の
ドラム軸位置よりも機体内方側にずらせ、また最左側の
掻込ベルトの軌跡を左の稈元搬送チェンの左機外側に形
成したことを特徴とする。
【0005】
【作 用】従って、左の稈元搬送チェンを取付ける前後
幅の制限によってコンパクト化を図っても、左の2条分
のスターホイルに対する左の稈元搬送チェンの送り始端
位置を適正に維持し乍ら、左の稈元搬送チェンが左から
2条目のスターホイルに重なる不具合並びに左の稈元搬
送チェンの搬送系路が途中で折曲する不具合などを容易
になくし得、最左側のスターホイルの軸芯から離れた機
体左側位置で略直線的に左の稈元搬送チェンの搬送系路
を容易に形成し得ると共に、刈取部左側のサイドカバー
が衝突などによって内方に押込まれても、サイドカバー
が左の稈元搬送チェンに接触する前に掻込ベルトに当接
するから、刈取部の穀稈搬送機構が破損するのを容易に
防止し得るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1は刈取部の平面説明図、図2はコン
バインの全体側面図、図3は同平面図であり、図中
(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレー
ム、(3)は前記トラックフレーム(1)上に架設する
機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱
胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀部、
(8)は刈刃及び穀稈搬送機構などを備える6条刈り用
の刈取部、(9)は排藁チェン(10)(11)終端を
臨ませる排藁処理部、(12)は運転席(13)及び運
転操作部(14)を備える運転台、(15)はエンジン
(16)を内設するエンジン部、(17)は前記エンジ
ン部(15)前方に配設して脱穀部(4)からの穀粒を
揚穀筒(18)を介し溜める穀粒タンク、(19)は前
記穀粒タンク(17)内の穀粒を外側に取出す上部排出
オーガであり、連続的に刈取り・脱穀作業を行うように
構成している。
【0007】図4にも示す如く、前記刈取部(8)は分
草板(20)を介し取入れられる未刈り穀稈を起立させ
る引起しタイン(21)を有する穀稈引起し装置である
6条用引起しケース(22)と、この引起された穀稈の
稈元側及び穂先側を掻込むスターホイル(23)及び掻
込ベルト(24)と、この掻込時稈元側を切断する刈刃
(25)と、切断後の右側2条分の穀稈の稈元側を左斜
め後方に搬送する右稈元搬送チェン(26)と、右側2
条分の穀稈の穂先側を左斜め後方のフィードチェン
(5)の送り始端近傍迄搬送する右穂先搬送タイン(2
7)と、右側より3条及び4条の中央2条分の穀稈の稈
元側及び穂先側を後方の右稈元搬送チェン(26)の送
り終端位置近傍に合流させる中央稈元搬送チェン(2
8)及び中央穂先搬送タイン(29)と、左側2条分の
穀稈の稈元側及び穂先側を右稈元搬送チェン(26)の
送り終端位置近傍に合流させる左稈元搬送チェン(3
0)及び左穂先搬送タイン(31)と、前記右稈元搬送
チェン(26)の送り終端に合流する6条分の穀稈の稈
元側を前記フィードチェン(5)の送り始端に搬送受継
ぎする縦搬送チェン(32)と、前記右穂先搬送タイン
(27)と縦搬送チェン(32)の送り終端部上下略中
間高さ位置に設けてフィードチェン(5)に適正姿勢で
穀稈を受継ぎさせる補助搬送チェン(33)とを備え、
刈取られた6条分の穀稈をこれらY字形搬送経路(3
4)を介してフィードチェン(5)に受継ぎさせて脱穀
処理するように構成している。
【0008】また、前記機台(3)の前端に支柱(3
5)を介し立設固定する受台(36)に、上下回動支点
軸(37)を介し刈取主フレーム(38)の基端を支持
すると共に、該主フレーム(38)とトラックフレーム
(1)間に刈取昇降シリンダ(39)を介設して、該シ
リンダ(39)の伸縮動作でもって刈取部(8)の適宜
昇降を行うように構成している。
【0009】図5にも示す如く、前記スターホイル(2
3)は対となる右2条と中央2条の各右側ホイル(23
a)(23c)を駆動側、各左側ホイル(23b)(2
3d)を従動側とすると共に、対となる左2条の左右ホ
イル(23f)(23e)を中央2条の左側ホイル(2
3d)に噛合せ連結させて従動とさせるもので、前記右
側ホイル(23a)(23c)のホイル軸(40a)
(40c)を、右及び中央の稈元搬送チェン(26)
(28)に連動連結させて、右稈元搬送チェン(26)
の駆動力でもって右2条のホイル(23a)(23b)
を、中央稈元搬送チェン(28)の駆動力でもって中央
及び左2条のホイル(23c)(23d)(23e)
(23f)をそれぞれ回転させるように構成している。
【0010】図6乃至図9に示す如く、最左側位置のス
ターホイル(23f)と稈元搬送チェン(30)とはそ
の回転軸芯位置を異ならせるもので、搬送チェン(3
0)の前端側を支持するチェン回転ドラム(41)を、
刈取フレーム(42)に固設する刈刃駆動台(43)
に、略L形の支持フレーム(44)及びドラム軸(4
5)及びベアリング(46)を介して遊転自在に支持す
る一方、前記駆動台(43)に固設する上下刈刃駆動ア
ーム(47a)(47b)の支点軸(48)上端にブラ
ケット(49)を固定させ、該ブラケット(49)に立
設固定させるピン(50)にベアリング(51)を介し
遊転自在に最左側のスターホイル(23f)を支持し
て、該ホイル(23f)の軸芯であるピン(50)より
も搬送チェン(30)の軸芯であるドラム軸(45)を
外側で後方に配置をずらせる状態とさせて、左2条の右
側ホイル(23e)に搬送チェン(30)がラップする
のを最大限回避させるように構成している。
【0011】また、最左側のスターホイル(23f)の
中空部(52)を上下蓋(53)(54)で塞ぐもの
で、ホイル(23f)にボルト(55)を介して上下蓋
(53)(54)を固定させて、下蓋(54)中央のベ
アリングケース(56)に前記ベアリング(51)を嵌
合させて、該下蓋(54)を前記ピン(50)に支持さ
せ、ホイル(23f)を上下蓋(53)(54)で塞ぐ
ことによって、この下方の駆動アーム(47a)(47
b)部に稈屑などが落下するのを防止するように構成し
ている。
【0012】さらに、最左側の掻込ベルト(24)の送
り終端側の大径プーリ(57)を、ケース(58)を介
して、前記ドラム(41)に一体連結すると共に、送り
始端側の小径プーリ(59)を、前記フレーム(44)
に固設するベルトカバー(60)のベルト支持板(6
1)にプーリ軸(62)を介して支持させて、左稈元搬
送チェン(30)の駆動力でもって掻込ベルト(24)
を回転するように構成している。
【0013】またさらに、最左側の掻込ベルト(24)
のラグ(24a)長さをこれ以外に比べ長く形成し、該
ラグ(24a)の作用長さを調整するラグ調整ガイド
(63)を前記ベルトカバー(60)の搬送面側に設け
て、該ベルト(24)での対応性拡大を図る一方、非搬
送面側のラグ(24a)先端部を前後略一直線状に揃え
る状態とさせて、この左側方にサイドカバー(64)を
取付けるときにはこのラグ(24a)の先端軌跡(D)
に沿う状態にコンパクトな取付けが行われて刈取全幅を
縮小するように構成している。
【0014】また、前記左稈元搬送チェン(30)の搬
送面側のチェンガイド(65)は角パイプ(66)に薄
肉鉄板(67)を貼付けて構成し、該ガイド(65)取
付側のスペースを拡大させて藁屑などの堆積の減少や、
コストの低減や、軽量化を図るように構成している。
【0015】そして、前記左稈元搬送チェン(30)の
送り終端の手前位置に中央稈元搬送チェン(28)の送
り終端を合流させて、中央2条及び左2条合流用のY字
形搬送経路(34a)を形成すると共に、さらに該経路
(34a)の送り終端を右稈元搬送チェン(26)の送
り終端近傍に合流させる左4条及び右2条合流用のY字
形搬送経路(34b)を形成するもので、これら各搬送
経路(34a)(34b)からなるY字形搬送経路(3
4)を右及び中央及び左の稈元搬送チェン(26)(2
8)(30)からなるY字形穀稈搬送機構(68)でも
って形成している。
【0016】また、中央及び左稈元搬送チェン(28)
(30)の合流部(A)を前記引起しケース(22)の
タイン中心ラインより一定距離(L)後方に引離して、
この合流部(A)位置の穀稈に引起しタイン(21)が
全く作用しない状態に配設して、この合流部(A)でタ
イン(21)に穀稈が引掛ることなどによって起る稈こ
ぼれ及び稈詰りや、株元の不揃いを防止して、特に倒伏
穀稈での刈取性能を向上させるように構成している。
【0017】さらに、最左側2条分の合流点である最左
側2条引起しケース(22)の中央合流ライン(B)を
左走行クローラ(2)の左外縁ライン(C)より若干寸
法(t)外側に位置させる状態に配設して、機体を左旋
回させて回向後の作業にあっては、前回行程のクローラ
跡と現在のクローラとの間には少なくとも2条間のスペ
ースを有する状態とさせることによって、前回行程のク
ローラ跡の悪影響を受けることのない湿田性能に秀れた
走行を行わしめるように構成している。
【0018】上記から明らかなように、6条分の引起ケ
ース(22)…と、左及び中及び右の各2条を一対とし
た6条分のスターホイル(23)…及び掻込ベルト(2
4)…と、左及び中及び右の各2条分の穀稈を搬送させ
る3本の稈元搬送チェン(26)(28)(30)を設
けた6条用コンバインの刈取装置において、右の2条分
のスターホイル(23)(23)を噛合せ、かつ左と中
の4条分のスターホイル(23)…を噛合せ、左右二組
にスターホイル(23)…を分けて中と右の2本の稈元
搬送チェン(26)(28)の駆動力を伝えるように構
成すると共に、6条分のスターホイル(23)…のうち
最左側のスターホイル(23)の軸芯位置を左の稈元搬
送チェン(30)前部のドラム軸(45)位置よりも機
体内方側にずらせ、また最左側の掻込ベルト(24)の
軌跡を左の稈元搬送チェン(30)の左機外側に形成
し、左の稈元搬送チェン(30)を取付ける前後幅の制
限によってコンパクト化を図っても、左の2条分のスタ
ーホイル(23)に対する左の稈元搬送チェン(30)
の送り始端位置を適正に維持し乍ら、左の稈元搬送チェ
ン(30)が左から2条目のスターホイル(23)に重
なる不具合並びに左の稈元搬送チェン(30)の搬送系
路が途中で折曲する不具合などを容易になくすことがで
き、最左側のスターホイル(23)の軸芯から離れた機
体左側位置で略直線的に左の稈元搬送チェン(30)の
搬送系路を容易に形成できると共に、刈取部(8)左側
のサイドカバー(64)が衝突などによって内方に押込
まれても、サイドカバー(64)が左の稈元搬送チェン
(30)に接触する前に掻込ベルト(24)に当接する
から、刈取部(8)の穀稈搬送機構が破損するのを容易
に防止できるように構成している。
【0019】ところで前記刈刃(25)は、上刃(25
a)と下刃(25b)を左右に往復動させるようにした
もので、これら各刃(25a)(25b)に固設するナ
イフヘッド(68a)(68b)の係合溝(69a)
(69b)にそれぞれ嵌合させる刈刃駆動筒体(70
a)(70b)を前記駆動アーム(47a)(47b)
の一端側に備えると共に、該駆動アーム(47a)(4
7b)の他端側を各ロッド(71a)(71b)を介し
てこの後方の刈刃駆動ケース(72)の左右クランク
(73)(73)に連動連結させて、該クランク(7
3)(73)でもって上刃(25a)及び下刃(25
b)の相互逆方向の駆動を行うように構成している。
【0020】また、前記揺動アーム(47a)(47
b)の筒体(70a)(70b)を支持する枢軸(74
a)(74b)と筒体(70a)(70b)との間に環
状ゴム(75)を介在させて上刃(25a)及び下刃
(25b)に対する衝撃の緩和を図るように構成してい
る。
【0021】さらに図10及び図11に示す如く、前記
刈刃(25)を保持する刈刃受板(76b)を懸架部材
(76)及びブラケット(77)を介し刈取フレーム
(42)側に支持させるもので、前記受板(76b)に
ボルト(78)を介して固定する懸架部材(76)の筒
部(76a)と前記ブラケット(77)の取付ボルト
(79)との間に環状ゴム(80)を介設して、刈刃
(25)の防振を図るように構成している。
【0022】またさらに、前記刈刃駆動ケース(72)
近傍の横伝動ケース(81)に固設するブラケット(8
2)に、左サイドデバイダー(83)の基端を支持さ
せ、該デバイダー(83)の後端を左走行クローラ
(2)の先端部側方に臨ませている。
【0023】また各引起しケース(22)の上端間に横
架するフロントゲート(84)を後方の基板(85)に
蝶番(86)を介し開放自在に取付けると共に、該ゲー
ト(84)の前面裏側をマグネット(87)を介し引起
しケース(22)に固着させるように構成している。
【0024】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、最左側2条のスターホイル(23e)(23f)
を、中央2条のスターホイル(23c)(23d)に連
動連結させて該ホイル(23e)(23f)を従動で回
転させると共に、最左側の下部稈元搬送チェン(30)
の回転ドラム軸(45)の軸芯位置を、最左側ホイル
(23f)のホイル軸であるピン(50)よりも外側で
後方にずらせて配置させることによって、最左側ホイル
(23f)に噛合せる相対ホイル(23e)とのラップ
を最小とさせる状態で搬送チェン(30)の送り終端を
右斜め後方に延設させて、右稈元搬送チェン(26)と
の二つの直線搬送経路によるY字形合流を可能にできる
もので、最左側のスターホイル(23f)の軸芯と搬送
チェン(30)の軸芯を同一とする搬送構造に比べ搬送
経路をシンプルなものにできると共に、部品点数の少な
い構造簡単なものにできて、メンテナンスや取扱性でも
至便なものとさせることができる。
【0025】またこの場合、中央2条の穀稈を左2条の
穀稈にY字形合流させ、この合流した4条分の穀稈にさ
らに右2条の穀稈をY字形合流させるものであるから、
合流が順次スムーズに行われて稈詰りなどの発生がな
い。
【0026】さらに、最初に合流が行われる中央及び左
稈元搬送チェン(28)(30)の合流部(A)は引起
しケース(22)より後方に充分引離された位置にあっ
て、この合流部(A)の穀稈に引起しタイン(21)が
全く作用しないものであるから、このタイン(21)の
作用による稈こぼれ及び稈詰りや、株元の不揃いなどの
不都合も防止できる。
【0027】またさらに、機体に取入れられる最左側2
条の穀稈合流ライン(B)が左走行クローラ(2)の左
外縁ライン(C)より左側に位置する状態に配設された
ものであるから、機体を左旋回させての回向後の作業に
あっては、前回行程のクローラ跡をまったく踏むことの
ない安定した走行が可能となって、特に湿田での性能向
上を図ることができる。
【0028】このように機体を安定走行させることがで
きると共に、極めて簡単な手段のもので刈取り穀稈をス
ムーズ且つ確実に脱穀部(4)に搬送させることが可能
にできる。
【0029】図12及び図13はスターホイル(23)
の配列の他の変形構造例を示すもので、該構造のものは
右及び中央及び左の各2条毎のホイル(23a)(23
b)・(23c)(23d)・(23e)(23f)を
それぞれ独立的に駆動するもので、右及び中央各2条の
ホイル(23a)(23b)・(23c)(23d)を
前実施例同様右及び中央稈元搬送チェン(26)(2
8)の駆動力でもって回転させると共に、最左側位置の
ホイル(23f)のホイル軸(40f)を、該ホイル軸
(40f)とは軸芯位置をずらせた左稈元搬送チェン
(30)の支持軸であるドラム軸(45)に一対のギヤ
(88)(89)を介して連動連結させて、左稈元搬送
チェン(30)の駆動力でもって左2条のホイル(23
e)(23f)を回転させて、各チェン(26)(2
8)(30)で対応する各2条のホイル(23a)(2
3b)・(23c)(23d)・(23e)(23f)
をそれぞれ駆動してこの掻込作業を確実且つ安定あるも
のとするように構成したものである。
【0030】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、6条分の引起ケース(22)…と、左及び中及び右
の各2条を一対とした6条分のスターホイル(23)…
及び掻込ベルト(24)…と、左及び中及び右の各2条
分の穀稈を搬送させる3本の稈元搬送チェン(26)
(28)(30)を設けた6条用コンバインの刈取装置
において、右の2条分のスターホイル(23)(23)
を噛合せ、かつ左と中の4条分のスターホイル(23)
…を噛合せ、左右二組にスターホイル(23)…を分け
て中と右の2本の稈元搬送チェン(26)(28)の駆
動力を伝えるように構成すると共に、6条分のスターホ
イル(23)…のうち最左側のスターホイル(23)の
軸芯位置を左の稈元搬送チェン(30)前部のドラム軸
(45)位置よりも機体内方側にずらせ、また最左側の
掻込ベルト(24)の軌跡を左の稈元搬送チェン(3
0)の左機外側に形成したもので、左の稈元搬送チェン
(30)を取付ける前後幅の制限によってコンパクト化
を図っても、左の2条分のスターホイル(23)(2
3)に対する左の稈元搬送チェン(30)の送り始端位
置を適正に維持し乍ら、左の稈元搬送チェン(30)が
左から2条目のスターホイル(23)に重なる不具合並
びに左の稈元搬送チェン(30)の搬送系路が途中で折
曲する不具合などを容易になくすことができ、最左側の
スターホイル(23)の軸芯から離れた機体左側位置で
略直線的に左の稈元搬送チェン(30)の搬送系路を容
易に形成し得ると共に、刈取部(8)左側のサイドカバ
ー(64)が衝突などによって内方に押込まれても、サ
イドカバー(64)が左の稈元搬送チェン(30)に接
触する前に掻込ベルト(24)に当接するから、刈取部
(8)の穀稈搬送機構が破損するのを容易に防止できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取部の平面説明図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】同平面図。
【図4】刈取部の側面説明図。
【図5】スターホイル部の平面説明図。
【図6】穀稈掻込部の側面説明図。
【図7】刈取部の部分平面説明図。
【図8】同部分拡大説明図。
【図9】刈刃部の説明図。
【図10】同説明図。
【図11】同説明図。
【図12】他の変形構造例を示す説明図。
【図13】同説明図。
【符号の説明】
(22) 引起ケース (23) スターホイル (24) 掻込ベルト (26)(28)(30) 稈元搬送チェン (45) ドラム軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−83724(JP,U) 実開 昭55−30535(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 57/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 6条分の引起ケース(22)…と、左及
    び中及び右の各2条を一対とした6条分のスターホイル
    (23)…及び掻込ベルト(24)…と、左及び中及び
    右の各2条分の穀稈を搬送させる3本の稈元搬送チェン
    (26)(28)(30)を設けた6条用コンバインの
    刈取装置において、右の2条分のスターホイル(23)
    (23)を噛合せ、かつ左と中の4条分のスターホイル
    (23)…を噛合せ、左右二組にスターホイル(23)
    …を分けて中と右の2本の稈元搬送チェン(26)(2
    8)の駆動力を伝えるように構成すると共に、6条分の
    スターホイル(23)…のうち最左側のスターホイル
    (23)の軸芯位置を左の稈元搬送チェン(30)前部
    のドラム軸(45)位置よりも機体内方側にずらせ、ま
    た最左側の掻込ベルト(24)の軌跡を左の稈元搬送チ
    ェン(30)の左機外側に形成したことを特徴とするコ
    ンバインの刈取装置。
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