JP2541459Y2 - コンバインの刈取装置 - Google Patents

コンバインの刈取装置

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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の属する技術分野」 本考案は6条コンバインにあって刈刃で刈取られた穀
稈を掻込ベルト及びスターホイルで掻込むと共に、この
掻込れた穀稈の桿元を下部搬送チェンで後方に挾持搬送
するようにしたコンバインの刈取装置に関する。
「従来の技術」 従来、実開平2−83724号公報に示す如く、右及び中
の各2条分のスターホイルを右及び中の稈元搬送チェン
を介して駆動し、左の2条分のスターホイルを左の稈元
搬送チェンを介して駆動する6条刈り技術がある。
「考案が解決しようとする課題」 前記従来技術は、6条分のスターホイル中2条分のス
ターホイルを一組として各組を離間させて各別に駆動す
るから、6条分のスターホイルの左右取付け幅を容易に
縮少し得ず、稈元搬送チェンを張設させる前後幅(チェ
ン送り始端から送り終端合流部までの前後間隔)を制約
してコンパクト化を図る構造において、左の稈元搬送チ
ェンの中間が非直線形に延設され、左2条分の搬送稈姿
勢の乱れ防止または稈詰り防止などを容易に図り得ない
等の問題がある。
「課題を解決するための手段」 然るに、本考案は、6条分の引起しケースと、左及び
中及び右の各2条を一対とした6条分のスターホイル及
び掻込ベルトと、左及び中及び右の各2条分の穀稈を搬
送させる3本の稈元搬送チェンを設けた6条用コンバイ
ンの刈取装置において、右の2条分のスターホイルを噛
合せ、かつ左と中の4条分のスターホイルを噛合せ、左
右二組にスターホイルを分けて中と右の2本の稈元搬送
チェンの駆動力を伝えるように構成すると共に、6条分
の掻込ベルトのうち最左側の掻込ベルトのラグを他より
も長尺に形成し、最左側のスターホイル及び左の稈元搬
送チェンの左機外側に最左側の掻込ベルトのラグを突出
させたことを特徴とする。
「作用」 従って、左の稈元搬送チェンを取付ける前後幅の制限
によってコンパクト化を図っても、左の2条分のスター
ホイルに対する左の稈元搬送チェンの送り始端位置を適
正に維持し乍ら、左の稈元搬送チェンが左から2条目の
スターホイルに重なる不具合並びに左の稈元搬送チェン
の搬送系路が途中で折曲する不具合などを容易になくし
得、最左側のスターホイルの軸芯から離れた機体左側位
置で略直線的に左の稈元搬送チェンの搬送系路を容易に
形成し得ると共に、刈取部左側のサイドカバーが衝突な
どによって内方に押込まれても、サイドカバーが左の稈
元搬送チェンに接触する前に最左側の掻込ベルトのラグ
に当接するから、刈取部の穀稈搬送機構が破損するのを
容易に防止し得るものである。
「実施例」 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。第1
図は刈取部の平面説明図、第2図はコンバインの全体側
面図、第3図は同平面図であり、図中(1)は走行ロー
ラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記ト
ラックフレーム(1)上に架設する機台、(4)はフィ
ードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴
(7)を内蔵している脱穀部、(8)は刈刃及び穀稈搬
送機構などを備える6条刈取り用の刈取部、(9)は排
藁チェン(10)(11)終端を臨ませる排藁処理部、(1
2)は運転席(13)及び運転操作部(14)を備える運転
台、(15)はエンジン(16)を内設するエンジン部、
(17)は前記エンジン部(15)前方に配設して脱穀部
(4)からの穀粒を揚穀筒(18)を介し溜める穀粒タン
ク、(19)は前記穀粒タンク(17)内の穀粒を外側に取
出す上部排出オーガであり、連続的に刈取り・脱穀作業
を行うように構成している。
第4図にも示す如く、前記刈取部(8)は分草板(2
0)を介し取入れられる未刈り穀稈を起立させる引起し
タイン(21)を有する穀稈引起し装置である6条用引起
しケース(22)と、この引起された穀稈の稈元側及び穂
先側を掻込むスターホイル(23)及び掻込ベルト(24)
と、この掻込時稈元側を切断する刈刄(25)と、切断後
の右側2条分の穀稈の稈元側を左斜め後方に搬送する右
稈元搬送チェン(26)と、右側2条分の穀稈の穂先側を
左斜め後方のフィードチェン(5)の送り始端近傍迄搬
送する右穂先搬送タイン(27)と、右側より3条及び4
条の中央2条分の穀稈の稈元側及び穂先側を後方の右稈
元搬送チェン(26)の送り終端位置近傍に合流させる中
央稈元搬送チェン(28)及び中央穂先搬送タイン(29)
と、左側2条分の穀稈の稈元側及び穂先側を右稈元搬送
チェン(26)の送り終端位置近傍に合流させる左稈元搬
送チェン(30)及び左穂先搬送タイン(31)と、前記右
稈元搬送チェン(26)の送り終端に合流する6条分の穀
稈の稈元側を前記フィードチェン(5)の送り始端に搬
送受継ぎする縦搬送チェン(32)と、前記右穂先搬送タ
イン(27)と縦搬送チェン(32)の送り終端部上下略中
間高さ位置に設けてフィードチェン(5)に適正姿勢に
穀稈を受継ぎさせる補助搬送チェン(33)とを備え、刈
取られた6条分の穀稈をこれらY字形搬送経路(34)を
介してフィードチェン(5)に受継ぎさせて脱穀処理す
るように構成している。
また、前記機台(3)の前端に支柱(35)を介し立設
固定する受台(36)に、上下回動支点軸(37)を介し刈
取主フレーム(38)の基端を支持すると共に、該主フレ
ーム(38)とトラックフレーム(1)間に刈取昇降シリ
ンダ(39)を介設して、該シリンダ(39)の伸縮動作で
もって刈取部(8)の適宜昇降を行うように構成してい
る。
第5図にも示す如く、前記スターホイル(23)は対と
なる右2条と中央2条の各右側ホイル(23a)(23c)を
駆動側、各左側ホイル(23b)(23d)を従動側とすると
共に、対となる左2条の左右ホイル(23f)(23e)を中
央2条の左側ホイル(23d)に噛合せ連結させて従動と
させるもので、前記右側ホイル(23a)(23c)のホイル
軸(40a)(40c)を、右及び中央の稈元搬送チェン(2
6)(28)に連動連結させて、右稈元搬送チェン(26)
の駆動力でもって右2条のホイル(23a)(23b)を、中
央稈元搬送チェン(28)の駆動力でもって中央及び左2
条のホイル(23c)(23d)(23e)(23f)をそれぞれ回
転させるように構成している。
第6図乃至第9図に示す如く、最左側位置のスターホ
イル(23f)と稈元搬送チェン(30)とはその回転軸芯
位置を異ならせるもので、搬送チェン(30)の前端側を
支持するチェン回転ドラム(41)を、刈取フレーム(4
2)に固設する刈刃駆動台(43)に、略L形の支持フレ
ーム(44)及びドラム軸(45)及びベアリング(46)を
介して遊転自在に支持する一方、前記駆動台(43)に固
設する上下刈刃駆動アーム(47a)(47b)の支点軸(4
8)上端にブラケット(49)を固定させ、該ブラケット
(49)に立設固定させるピン(50)にベアリング(51)
を介し遊転自在に最左側のスターホイル(23f)を支持
して、該ホイル(23f)の軸芯であるピン(50)よりも
搬送チェン(30)の軸芯であるドラム軸(45)を外側で
後方に位置をずらせる状態とさせて、左2条の右側ホイ
ル(23e)に搬送チェン(30)がラップするのを最大限
回避させるように構成している。
また、最左側のスターホイル(23f)の中空部(52)
を上下蓋(53)(54)で塞ぐもので、ホイル(23f)に
ボルト(55)を介して上下蓋(53)(54)を固定させ
て、下蓋(54)中央のベアリングケース(56)に前記ベ
アリング(51)を嵌合させて、該下蓋(54)を前記ピン
(50)に支持させ、ホイル(23f)を上下蓋(53)(5
4)で塞ぐことによって、この下方の駆動アーム(47a)
(47b)部に稈屑などが落下するのを防止するように構
成している。
さらに、最左側の掻込ベルト(24)の送り終端側の大
径プーリ(57)を、ケース(58)を介して、前記ドラム
(41)に一体連結すると共に、送り始端側の小径プーリ
(59)を、前記フレーム(44)に固設するベルトカバー
(60)のベルト支持板(61)にプーリ軸(62)を介して
支持させて、左稈元搬送チェン(30)の駆動力でもって
掻込ベルト(24)を回転するように構成している。
またさらに、最左側の掻込ベルト(24)のラグ(24
a)長さをこれ以外に比べ長く形成し、該ラグ(24a)の
作用長さを調整するラグ調整ガイド(63)を前記ベルト
カバー(60)の搬送面側に設けて、該ベルト(24)での
対応性拡大を図る一方、非搬送面側のラグ(24a)先端
部を前後略一直線状に揃える状態とさせて、この左側方
にサイドカバー(64)を取付けるときにはこのラグ(24
a)の先端軌跡(D)に沿う状態にコンパクトな取付け
が行われて刈取全幅を縮小するように構成している。
上記から明らかなように、6条分の引起しケース(2
2)…と、左及び中及び右の各2条を一対とした6条分
のスターホイル(23)…及び掻込ベルト(24)…と、左
及び中及び右の各2条分の穀稈を搬送させる3本の稈元
搬送チェン(26)(28)(30)を設けた6条用コンバイ
ンの刈取装置において、右の2条分のスターホイル(2
3)(23)を噛合せ、かつ左と中の4条分のスターホイ
ル(23)…を噛合せ、左右二組にスターホイル(23)…
を分けて中と右の2本の稈元搬送チェン(26)(28)の
駆動力を伝えるように構成すると共に、6条分の掻込ベ
ルト(24)…のうち最左側の掻込ベルト(24)のラグ
(24a)を他よりも長尺に形成し、最左側のスターホイ
ル(23)及び左の稈元搬送チェン(30)の左機外側に最
左側の掻込ベルト(24)のラグ(24a)を突出させ、左
の稈元搬送チェン(30)を取付ける前後幅の制限によっ
てコンパクト化を図っても、左の2条分のスターホイル
(23)に対する左の稈元搬送チェン(30)の送り始端位
置を適正に維持し乍ら、左の稈元搬送チェン(30)が左
から2条目のスターホイル(23)に重なる不具合並びに
左の稈元搬送チェン(30)の搬送系路が途中で折曲する
不具合などを容易になくすことができ、最左側のスター
ホイル(23)の軸芯から離れた機体左側位置で略直線的
に左の稈元搬送チェン(30)の搬送系路を容易に形成で
きると共に、刈取部(8)左側のサイドカバー(64)が
衝突などによって内方に押込まれても、サイドカバー
(64)が左の稈元搬送チェン(30)に接触する前に最左
側の掻込ベルト(24)のラグ(24a)に当接するから、
カバー(64)にラグ(24a)が当たる音によって作業者
が異常を察知し、刈取部(8)の穀稈搬送機構が破損す
るのを容易に防止できるように構成している。
また、前記左稈元搬送チェン(30)の搬送面側のチェ
ンガイド(65)は角パイプ(66)に薄肉鉄板(67)を貼
付けて構成し、該ガイド(65)取付側のスペースを拡大
させて藁屑などの堆積の減少や、コストの低減や、軽量
化を図るように構成している。
そして、前記左稈元搬送チェン(30)の送り終端の手
前位置に中央稈元搬送チェン(28)の送り終端を合流さ
せて、中央2条及び左2条合流用のY字形搬送経路(34
a)を形成すると共に、さらに該経路(34a)の送り終端
を右稈元搬送チェン(26)の送り終端近傍に合流させる
左4条及び右2条合流用のY字形搬送経路(34b)を形
成するもので、これら各搬送経路(34a)(34b)からな
るY字形搬送経路(34)を右及び中央及び左の稈元搬送
チェン(26)(28)(30)からなるY字形穀稈搬送機構
(68)でもって形成している。
また、中央及び左稈元搬送チェン(28)(30)の合流
部(A)を前記引起しケース(22)のタイン中心ライン
より一定距離(L)後方に引離して、この合流部(A)
位置の穀稈に引起しタイン(21)が全く作用しない状態
に配設して、この合流部(A)でタイン(21)に穀稈が
引掛ることなどによって起る稈こぼれ及び稈詰りや、株
元の不揃いを防止して、特に倒伏穀稈での刈取性能を向
上させるように構成している。
さらに、最左側2条分の合流点である最左側2条引起
しケース(22)の中央合流ライン(B)を左走行クロー
ラ(2)の左外縁ライン(C)より若干寸法(t)外側
に位置させる状態に配設して、機体を左旋回させて回向
後の作業にあっては、前回行程のクローラ跡と現在のク
ローラとの間には少なくとも2条間のスペースを有する
状態とさせることによって、前回行程のクローラ跡の悪
影響を受けることのない湿田性能に秀れた走行を行わし
めるように構成している。
ところで前記刈刃(25)は、上刃(25a)と下刃(25
b)を左右に往復動させるようにしたもので、これら各
刃(25a)(25b)に固設するナイフヘッド(68a)(68
b)の係合溝(69a)(69b)にそれぞれ嵌合させる刈刃
駆動筒体(70a)(70b)を前記駆動アーム(47a)(47
b)の一端側に備えると共に、該駆動アーム(47a)(47
b)の他端側を各ロッド(71a)(71b)を介してこの後
方の刈刃駆動ケース(72)の左右クランク(73)(73)
に連動連結させて、該クランク(73)(73)でもって上
刃(25a)及び下刃(25b)の相互逆方向の駆動を行うよ
うに構成している。
また、前記揺動アーム(47a)(47b)の筒体(70a)
(70b)を支持する枢軸(74a)(74b)と筒体(70a)
(70b)との間に環状ゴム(75)を介在させて上刃(25
a)及び下刃(25b)に対する衝撃の緩和を図るように構
成している。
さらに第10図乃至第11図に示す如く、前記刈刃(25)
を保持する刈刃受板(76b)を懸架部材(76)及びブラ
ケット(77)を介し刈取フレーム(42)側に支持させる
もので、前記受板(76b)にボルト(78)を介して固定
する懸架部材(76)の筒部(76a)と前記ブラケット(7
7)の取付ボルト(79)との間に環状ゴム(80)を介設
して、刈刃(25)の防振を図るように構成している。
またさらに、前記刈刃駆動ケース(72)近傍の横伝動
ケース(81)に固設するブラケット(82)に、左サイド
デバイダー(83)の基端を支持させ、該デバイダー(8
3)の後端を左走行クローラ(2)の先端部側方に臨ま
せている。
また各引起しケース(22)の上端間に横架するフロン
トゲート(84)を後方の基板(85)に蝶番(86)を介し
開放自在に取付けると共に、該ゲート(84)の前面裏側
をマグネット(87)を介し引起しケース(22)に固着さ
せるように構成している。
本実施例は上記の如く構成するものにして、最左側2
条のスターホイル(23e)(23f)を、中央2条のスター
ホイル(23c)(23d)に連動連結させて該ホイル(23
e)(23f)を従動で回転させると共に、最左側の下部稈
元搬送チェン(30)の回転ドラム軸(45)の軸芯位置
を、最左側ホイル(23f)のホイル軸であるピン(50)
よりも外側で後方にずらせて配置させることによって、
最左側ホイル(23f)に噛合せる相対ホイル(23e)との
ラップを最小とさせる状態で搬送チェン(30)の送り終
端を右斜め後方に延設させて、右稈元搬送チェン(26)
との二つの直線搬送経路によるY字形合流を可能にでき
るもので、最左側のスターホイル(23f)の軸芯と搬送
チェン(30)の軸芯を同一とする搬送構造に比べ搬送経
路をシンプルなものにできると共に、部品点数の少ない
構造簡単なものにできて、メンテナンスや取扱性でも至
便なものとさせることができる。
またこの場合、中央2条の穀稈を左2条の穀稈にY字
形合流させ、この合流した4条分の穀稈にさらに右2条
の穀稈をY字形合流させるものであるから、合流が順次
スムーズに行われて稈詰りなどの発生がない。
さらに、最初に合流が行われる中央及び左稈元搬送チ
ェン(28)(30)の合流部(A)は引起しケース(22)
より後方に充分引離された位置にあって、この合流部
(A)の穀稈に引起しタイン(21)が全く作用しないも
のであるから、このタイン(21)の作用による稈こぼれ
及び稈詰りや、株元の不揃いなどの不都合も防止でき
る。
またさらに、機体に取入れられる最左側2条の穀稈合
流ライン(B)が左走行クローラ(2)の左外縁ライン
(C)より左側に位置する状態に配設されたものである
から、機体を左旋回させての回向後の作業にあっては、
前回行程のクローラ跡をまったく踏むことのない安定し
た走行が可能となって、特に湿田での性能向上を図るこ
とができる。
このように機体を安定走行させることができると共
に、極めて簡単な手段のもので刈取り穀稈をスムーズ且
つ確実に脱穀部(4)に搬送させることが可能にでき
る。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、6条分の引
起しケース(22)…と、左及び中及び右の各2条を一対
とした6条分のスターホイル(23)…及び掻込ベルト
(24)…と、左及び中及び右の各2条分の穀稈を搬送さ
せる3本の稈元搬送チェン(26)(28)(30)を設けた
6条用コンバインの刈取装置において、右の2条分のス
ターホイル(23)(23)を噛合せ、かつ左と中の4条分
のスターホイル(23)…を噛合せ、左右二組にスターホ
イル(23)…を分けて中と右の2本の稈元搬送チェン
(26)(28)の駆動力を伝えるように構成すると共に、
6条分の掻込ベルト(24)…のうち最左側の掻込ベルト
(24)のラグ(24a)を他よりも長尺に形成し、最左側
のスターホイル(23)及び左の稈元搬送チェン(30)の
左機外側に最左側の掻込ベルト(24)のラグ(24a)を
突出させたもので、左の稈元搬送チェン(30)を取付け
る前後幅の制限によってコンパクト化を図っても、左の
2条分のスターホイル(23)(23)に対する左の稈元搬
送チェン(30)の送り始端位置を適正に維持し乍ら、左
の稈元搬送チェン(30)が左から2条目のスターホイル
(23)に重なる不具合並びに左の稈元搬送チェン(30)
の搬送系路が途中で折曲する不具合などを容易になくす
ことができ、最左側のスターホイル(23)の軸芯から離
れた機体左側位置で略直線的に左の稈元搬送チェン(3
0)の搬送系路を容易に形成できると共に、刈取部
(8)左側のサイドカバー(64)が衝突などによって内
方に押込まれても、サイドカバー(64)が左の稈元搬送
チェン(30)に接触する前に最左側の掻込ベルト(24)
のラグ(24a)に当接するから、刈取部(8)の穀稈搬
送機構が破損するのを容易に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は刈取部の平面説明図、第2図はコンバインの全
体側面図、第3図は同平面図、第4図は刈取部の側面説
明図、第5図はスターホイル部の平面説明図、第6図は
穀稈掻込部の側面説明図、第7図は刈取部の部分平面説
明図、第8図は同部分拡大説明図、第9図乃至第11図は
刈刃部の説明図である。 (22)…引起しケース (24)…掻込ベルト (24a)…ラグ (26)(28)(30)…稈元搬送チェン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】6条分の引起しケース(22)…と、左及び
    中及び右の各2条を一対とした6条分のスターホイル
    (23)…及び掻込ベルト(24)…と、左及び中及び右の
    各2条分の穀稈を搬送させる3本の稈元搬送チェン(2
    6)(28)(30)を設けた6条用コンバインの刈取装置
    において、右の2条分のスターホイル(23)(23)を噛
    合せ、かつ左と中の4条分のスターホイル(23)…を噛
    合せ、左右二組にスターホイル(23)…を分けて中と右
    の2本の稈元搬送チェン(26)(28)の駆動力を伝える
    ように構成すると共に、6条分の掻込ベルト(24)…の
    うち最左側の掻込ベルト(24)のラグ(24a)を他より
    も長尺に形成し、最左側のスターホイル(23)及び左の
    稈元搬送チェン(30)の左機外側に最左側の掻込ベルト
    (24)のラグ(24a)を突出させたことを特徴とするコ
    ンバインの刈取装置。
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