JP2001148925A - コンバインにおける穀稈引起し装置 - Google Patents

コンバインにおける穀稈引起し装置

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JP2001148925A
JP2001148925A JP33765199A JP33765199A JP2001148925A JP 2001148925 A JP2001148925 A JP 2001148925A JP 33765199 A JP33765199 A JP 33765199A JP 33765199 A JP33765199 A JP 33765199A JP 2001148925 A JP2001148925 A JP 2001148925A
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JP
Japan
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pipe
transmission pipe
transmission
uprising
divided
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JP33765199A
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English (en)
Inventor
Yoichi Nakasa
陽一 仲佐
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の引起し駆動体を設けた伝動パイプを分
割可能に構成して、条数の変更に容易に対応することが
できるコンバインにおける穀稈引起し装置を提供する。 【解決手段】 複数の引起し駆動体22を配設してなる
伝動パイプ23を分割可能に構成し、当該分割した一方
の伝動パイプ23bの分割端近傍に予備取付部26を設
けて、これに増設用引起し駆動体22´を取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立毛穀稈を引き起
こす穀稈引起し装置に係り、特に引起し駆動体を設けた
伝動パイプを分割可能に構成して、条数の変更に容易に
対応することができるコンバインにおける穀稈引起し装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインの刈取脱穀作業は、ク
ローラ走行装置を備えた機体の前部に穀稈引起し装置、
刈刃装置、掻込み装置および扱深さ搬送装置を搭載した
前処理部を架設し、機体の走行時において、穀稈引起し
装置で引き起こした立毛穀稈の株元を刈刃装置で切断し
た後に、刈取られた穀稈を掻込み装置から扱深さ搬送装
置を経て穀稈供給チェンに継送し、後続の脱穀部に刈取
穀稈を供給するように構成されている。
【0003】そして上記前処理部の各構成装置のうち、
立毛穀稈を引き起こす穀稈引起し装置は、前処理部の上
位に水平状に配設した伝動パイプに各条毎の引起し駆動
体を所定間隔を存して設け、当該各引起し駆動体の駆動
スプロケットと下端の従動スプロケットとの間に、複数
の引起しタインを付設してなるチェンを巻回し、機体進
行に伴って圃場の立毛穀稈を引起しタインで引き起こす
ようになっている。
【0004】しかしながら、上述した穀稈引起し装置で
は、単一の伝動パイプに各引起し駆動体を設ける構成で
あるため、例えば、5条から6条に条数を変更する場合
には伝動パイプ自体を交換しなければならず、製造上に
おける構成部材の共通化も困難となり、圃場条件に合わ
せて条数の変更を簡単に行える穀稈引起し装置が要望さ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
実状に鑑み穀稈引起し装置における使用状況の改善を追
求する研究、開発の課程で創案されたものであって、そ
の目的とするところは、極めて簡易な構造でありなが
ら、構成部材の多くを共通化し得て製造コストの低減
と、条数変更のための分解、組立を簡単に行うことがで
き、同一コンバインの使用用途を拡大してより汎用性の
あるコンバインにおける穀稈引起し装置を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が採用した第1の技術的手段は、所定間隔を
存して複数の引起し駆動体を配設してなる伝動パイプを
分割可能に構成し、当該分割した一方の伝動パイプの分
割端近傍に、引起し駆動体の予備取付部を設け、他方の
伝動パイプを一方の伝動パイプにスペーサパイプを介し
て接続した際に、増設用引起し駆動体を予備取付部に取
り付けて刈取条数の変更を行うようにしたことを特徴と
し、第2の技術的手段として、上記スペーサパイプの全
長は、分割した一方の伝動パイプの一端に設けた予備取
付部の出力位置と、これから離間して配設した引起し駆
動体の出力位置との間の長さより大であることを特徴と
するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施例を添付した
図面に基いて詳細に説明する。図1ないし図9におい
て、1は5条刈りのコンバインであって、クローラ走行
装置2を備えた機体3の前部に前処理部4が架設されて
おり、該前処理部4に穀稈引起し装置5が設けられてい
ると共に、上記前処理部4を形成する前処理部フレーム
6、6…の先端にはデバイダ7、7´…が設けられてい
る。
【0008】上記前処理部フレーム6、6…の後部下面
には、レシプロ式の刈刃装置8が配設されており、前記
デバイダ7、7´…で分草された立毛穀稈を穀稈引起し
装置5で引起した後、刈刃装置8により穀稈の株元を切
断し、次いで刈取られた穀稈は、前処理部フレーム6、
6…に前傾姿勢で複数並置した掻込み装置9、9…およ
び扱深さ搬送装置10を経て穀稈供給チェン11に継送
され、脱穀部12に供給されるようになっている。13
は機体進行方向の右側に位置して配設された運転席であ
る。
【0009】また上記扱深さ搬送装置10は、複数の搬
送爪14、14…を所定間隔を存して配設した搬送帯1
5に巻回して形成される穂先側搬送部16と、図示しな
いガイドレールに沿う搬送チェン17を巻回して構成さ
れる株元側搬送部18をそれぞれ上下位置に離間並設し
てなり、かつその上下方向の回動支点を搬送終端側に位
置する機体3の前部に据えて、当該機体3の進行方向に
前傾しかつ機体幅方向に傾斜する上下昇降自在な軸架構
成となっている。
【0010】ここで上記前処理フレーム6は主駆動パイ
プ19の上端19a側を機体3の前部に軸架し、かつ下
伝動パイプ20を下端19bに水平状に連動連結して刈
刃装置8、掻込み装置9への駆動力の伝達を行うと共
に、上記下伝動パイプ20の機体進行左端から立ち上が
る縦伝動パイプ21の上端に、所定間隔を存して5本の
引起し駆動体22、22…を下方に向けて配設してなる
伝動パイプ23を水平状に配設し、その略中央上面に前
記主駆動パイプ19の上端19aから延出する支持パイ
プ24の先端を止着して前処理フレーム6が構成されて
いる。
【0011】上記伝動パイプ23は、縦伝動パイプ21
の上端に連動連結されて3本の引起し駆動体22を有す
る左伝動パイプ23aと、2本の引起し駆動体22を有
する右伝動パイプ23bとにフランジ部25、25を介
して分割可能に構成されており、上記右伝動パイプ23
bのフランジ部25の近傍には、開口面にカバーキャッ
プ26aを装着した引起し駆動体22の予備取付部26
が設けられている。27a、27bは伝動パイプ23内
に挿通される駆動軸、28は該駆動軸27a、27bの
接続端に嵌装されるジョイント部材である。
【0012】一方、前記縦伝動パイプ21の上端近傍に
は、各引起し駆動体22の高速駆動および低速駆動を切
換る引起し変速ケース29が装着されており、該ケース
29に内装した変速ギヤ30a、30b、シフタ31お
よび変速軸32を介して伝動パイプ23内の駆動軸27
a、27bの回転駆動を切換ると共に、上記シフタ31
の切換作動を行う傾動アーム33が引起し変速ケース2
9の外面に突出する切換軸34に軸支され、ロッド35
を介して運転席13の図示しない変速レバーに連動連結
されている。そして上記ロッド35の引張作動で中立位
置Nから高速側Aまたは低速側Bに変速切換えを行う際
には、傾動アーム33の基端側周縁に凹凸を形成したノ
ッチ部36に、引起し変速ケース29の同面側に装着し
た板バネ37の先端37aを嵌入させて変速切換の位置
決め固定を行うことにより、簡単な構造でありながら泥
土、付着物等の影響を受けることなく変速位置に的確に
切換ることができ、作動不良を未然に防止できる。
【0013】本発明は叙上の如く構成されているから、
刈取、脱穀作業を行う場合は、各デバイダ7、7´で分
草された立毛穀稈を穀稈引起し装置5で引起し、刈刃装
置8で株元を切断した後に、掻込み装置9、扱深さ搬送
装置10を経て穀稈供給チェン11に刈取穀稈が引継が
れて脱穀部12に供給されることになる。
【0014】このような立毛穀稈の刈取、脱穀作業にお
いて、条数の変更を行う場合には、まず左伝動パイプ2
3aと右伝動パイプ23bを接続するフランジ部25、
25を分離して伝動パイプ23を二分割し、次いで当該
分割した右伝動パイプ23bの分割端近傍の予備取付部
26に装着されているカバーキャップ26aを取り外す
と共に、上記右伝動パイプ23b内の駆動軸27bを増
設用駆動軸27´bに取り替えて、既設の引起し駆動体
22と同構成の増設用引起し駆動体22´を上記予備取
付部26に取り付ける。そして、然る後に右伝動パイプ
23bを左伝動パイプ23aにスペーサパイプ38を介
して接続すれば良い。
【0015】ここで上記スペーサパイプ38について詳
述すると、該スペーサパイプ38は伝動パイプ23と同
径、同種のパイプ材で構成され、かつ両端縁にフランジ
部25、25を固着してなり、その全長L1は、右伝動
パイプ23bの一端に設けた予備取付部26の出力位置
と、これから離間して配設した引起し駆動体22の出力
位置との間の長さL2よりも長く設定されている。
【0016】従って、同一の穀稈引起し装置5の伝動パ
イプ23をそのまま利用して5条から6条への条数変更
を容易に行うことができる。
【0017】図10は、引起し駆動体22を設ける伝動
パイプ39を1条単位で構成し、この伝動パイプ39を
条数に応じて水平方向に連結するようにした他例を示す
ものであって、この構成では略1条幅の長さL1で分割
した伝動パイプ39の両端にフランジ部25、25を固
着し、当該各フランジ部25、25の近傍に引起し駆動
体22と予備取付部26をそれぞれ設けて、上記長さL
1の伝動パイプ39とこれより長い全長L2のスペーサ
パイプ38を適宜に組み合わせることにより、例えば同
図(c)に示す4条構成の穀稈引起し装置を基本とした
場合に、スペーサパイプ1個を追加して1本の伝動パイ
プ38の予備取付部26に増設用引起し駆動体22´を
取り付ければ5条構成とすることができると共に、また
スペーサパイプ2個を追加して2本の伝動パイプ38、
38の各予備取付部26に増設用引起し駆動体22´、
22´をそれぞれ取り付ければ6条構成とすることがで
き、製造工程における部材の共通化を容易にし得てコス
トの低減を図ることが可能となる。
【0018】
【発明の効果】これを要するに本発明は、所定間隔を存
して複数の引起し駆動体を配設してなる伝動パイプを分
割可能に構成し、当該分割した一方の伝動パイプの分割
端近傍に、引起し駆動体の予備取付部を設け、他方の伝
動パイプを一方の伝動パイプにスペーサパイプを介して
接続した際に、増設用引起し駆動体を予備取付部に取り
付けて刈取条数の変更を行うようにしたから、 スペーサパイプの追加と取付部への増設用引起し駆動
体の追加装着を行うのみで、条数の変更に対応した穀稈
引起し構造を容易かつ簡単に構成することができる。ま
た上記スペーサパイプの全長は、分割した一方の伝動パ
イプの一端に設けた予備取付部の出力位置と、これから
離間して配設した引起し駆動体の出力位置との間の長さ
より大であるから、 条数変更でスペーサパイプを介装する際に、変更に要
する1条当たりの条幅を容易に設定でき、スムーズに条
数変更の準備作業を進行させることができる。 等という極めて有用な新規的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図である。
【図2】コンバインの全体平面図である。
【図3】前処理フレームの要部斜視図である。
【図4】前処理フレームの要部展開断面図である。
【図5】縦伝動パイプと伝動パイプの構成を示す要部斜
視図である。
【図6】縦伝動パイプに設けた引起し変速ケースの取付
状態を示す作用説明図である。
【図7】引起し変速ケースの要部拡大図である。
【図8】(a)は5条構成の前処理フレームの要部斜視
図である。(b)は6条構成の前処理フレームの要部斜
視図である。
【図9】前処理フレームの要部展開断面図である。
【図10】(a)は1条単位で構成した伝動パイプの平
面図である。(b)はスペーサパイプの平面図である。
(c)は4条構成の前処理フレームの平面図である。
(a)は5条構成の前処理フレームの平面図である。
(a)は6条構成の前処理フレームの平面図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 5 穀稈引起し装置 22 引起し駆動体 22´ 増設用引起し駆動体 23 伝動パイプ 23a 左伝動パイプ 23b 右伝動パイプ 26 予備取付部 38 スペーサパイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔を存して複数の引起し駆動体を
    配設してなる伝動パイプを分割可能に構成し、当該分割
    した一方の伝動パイプの分割端近傍に、引起し駆動体の
    予備取付部を設け、他方の伝動パイプを一方の伝動パイ
    プにスペーサパイプを介して接続した際に、増設用引起
    し駆動体を予備取付部に取り付けて刈取条数の変更を行
    うようにしたことを特徴とするコンバインにおける穀稈
    引起し装置。
  2. 【請求項2】 上記スペーサパイプの全長は、分割した
    一方の伝動パイプの一端に設けた予備取付部の出力位置
    と、これから離間して配設した引起し駆動体の出力位置
    との間の長さより大であることを特徴とする請求項1記
    載のコンバインにおける穀稈引起し装置。
JP33765199A 1999-11-29 1999-11-29 コンバインにおける穀稈引起し装置 Pending JP2001148925A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011769A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Kubota Corp コンバインの引起し駆動構造
JP2009106252A (ja) * 2007-11-01 2009-05-21 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバイン
JP2011055724A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Yanmar Co Ltd コンバイン

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