JPH0648933B2 - コンバインにおける刈取部伝動装置 - Google Patents
コンバインにおける刈取部伝動装置Info
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- JPH0648933B2 JPH0648933B2 JP4332885A JP4332885A JPH0648933B2 JP H0648933 B2 JPH0648933 B2 JP H0648933B2 JP 4332885 A JP4332885 A JP 4332885A JP 4332885 A JP4332885 A JP 4332885A JP H0648933 B2 JPH0648933 B2 JP H0648933B2
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- lateral
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は穀稈を刈取脱穀するコンバインにおける刈取部
伝動装置に関する。
伝動装置に関する。
(ロ)従来技術 従来、1つの掻込径路の掻込帯で掻込んだ穀稈を該掻込
帯の後部で横送りし、その搬送終端にもう1つの掻込経
路を合流させるコンバインは実公昭58−37225号
公報等により既に知られており、また、1つの掻込経路
の中途部に他の掻込経路の終端をハ字状に合流させるコ
ンバインは実公昭58−12580号公報等により既に
知られている。
帯の後部で横送りし、その搬送終端にもう1つの掻込経
路を合流させるコンバインは実公昭58−37225号
公報等により既に知られており、また、1つの掻込経路
の中途部に他の掻込経路の終端をハ字状に合流させるコ
ンバインは実公昭58−12580号公報等により既に
知られている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 前記既知のコンバインのうち前者は掻込帯の後部の横送
部の始端も終端も横送経路の前部にあるので、横送部の
終端が合流部で前方へ戻り回動することとなり、その
際、合流部にある穀稈を前方へ掻出すため穀稈が混乱す
ると共に合流した穀稈を脱穀装置に向けて搬送する縦搬
送装置の始端がいずれの掻込帯の後端より更に後方にあ
るため、穀稈の受継が不円滑で稈漏れや詰りを生じ、か
つこの方式は刈取幅を5条以上にすることができなかっ
た。
部の始端も終端も横送経路の前部にあるので、横送部の
終端が合流部で前方へ戻り回動することとなり、その
際、合流部にある穀稈を前方へ掻出すため穀稈が混乱す
ると共に合流した穀稈を脱穀装置に向けて搬送する縦搬
送装置の始端がいずれの掻込帯の後端より更に後方にあ
るため、穀稈の受継が不円滑で稈漏れや詰りを生じ、か
つこの方式は刈取幅を5条以上にすることができなかっ
た。
また、後者は刈取った穀稈をいずれも斜め後方へ搬送し
て合流させるので、刈取部と合流部との距離が大にな
り、5条以上の刈取幅にする場合は追加される掻込経路
を上記合流部の更に後方で合流させなければならず前記
距離が一層大となり、その結果、分草体、引起体、掻込
装置及び刈刃等の重量物が機台の前方へ大きく突出する
ので、機体が振動すると分草体等が土中に突込むことが
あった。
て合流させるので、刈取部と合流部との距離が大にな
り、5条以上の刈取幅にする場合は追加される掻込経路
を上記合流部の更に後方で合流させなければならず前記
距離が一層大となり、その結果、分草体、引起体、掻込
装置及び刈刃等の重量物が機台の前方へ大きく突出する
ので、機体が振動すると分草体等が土中に突込むことが
あった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は横搬送経路の前部に設けた伝動系に附随する複
数の掻込経路の掻込体を別々の伝動ケースで駆動し、複
数の掻込経路から掻込まれた穀稈を横搬送体に集めて横
送りすることにより穀稈掻込経路の前後長さを短絡し、
未刈地側の掻込経路の掻込体及び横搬送経路の搬送帯及
びそれに続く縦搬送体を前記横搬送経路の後部の伝動系
により駆動することにより未刈地側の掻込経路からの穀
稈の合流及び縦搬送装置への受継を整然とかつ稈こぼれ
や乱れなく行ない得るようにして前述の問題点を解決し
た。
数の掻込経路の掻込体を別々の伝動ケースで駆動し、複
数の掻込経路から掻込まれた穀稈を横搬送体に集めて横
送りすることにより穀稈掻込経路の前後長さを短絡し、
未刈地側の掻込経路の掻込体及び横搬送経路の搬送帯及
びそれに続く縦搬送体を前記横搬送経路の後部の伝動系
により駆動することにより未刈地側の掻込経路からの穀
稈の合流及び縦搬送装置への受継を整然とかつ稈こぼれ
や乱れなく行ない得るようにして前述の問題点を解決し
た。
(ホ)作用 多数条の刈取穀稈は複数の掻起経路から一連の横送経路
に掻込まれて合流し、該横送経路の横搬送体の終端及び
未刈地側の掻込帯を後方の伝動系まで延出し得て未刈地
側から掻込まれた穀稈を後方へ向かいならがスムーズに
合流させることができ、この合流した穀稈は上記横搬送
体と同じ後部の伝動系で駆動するので、合流させた穀稈
を縦搬送装置に詰りや漏れがなく整然と継送することが
できる。
に掻込まれて合流し、該横送経路の横搬送体の終端及び
未刈地側の掻込帯を後方の伝動系まで延出し得て未刈地
側から掻込まれた穀稈を後方へ向かいならがスムーズに
合流させることができ、この合流した穀稈は上記横搬送
体と同じ後部の伝動系で駆動するので、合流させた穀稈
を縦搬送装置に詰りや漏れがなく整然と継送することが
できる。
(ヘ)実施例 本発明の一実施例を図面について説明すると、1は走行
装置2を有する機台3上に搭載した自脱型の脱穀装置で
あって、他側には前部から順に操作盤4、操縦席5、そ
の下部にエンジンEを、また後部には穀粒タンク等を配
設してあり、前方には複数の分草体7・・、中分草体8
・・、穀稈引起装置9、掻込輪10・・、株元掻込チエン
11・・、ラグ付き茎部掻込ベルト12・・、掻込爪付き茎
部掻込チエン13・・、刈刃14及び横搬送チエン15等から
なる刈取装置を設け、該刈取装置の一側から後方上方に
向けて縦搬送装置16を配設し、該縦搬送装置16の終端と
前記脱穀装置1の供給部との間には株元揚送体17と穂側
揚送体18を並列に配設してなる揚送装置を設けてある。
装置2を有する機台3上に搭載した自脱型の脱穀装置で
あって、他側には前部から順に操作盤4、操縦席5、そ
の下部にエンジンEを、また後部には穀粒タンク等を配
設してあり、前方には複数の分草体7・・、中分草体8
・・、穀稈引起装置9、掻込輪10・・、株元掻込チエン
11・・、ラグ付き茎部掻込ベルト12・・、掻込爪付き茎
部掻込チエン13・・、刈刃14及び横搬送チエン15等から
なる刈取装置を設け、該刈取装置の一側から後方上方に
向けて縦搬送装置16を配設し、該縦搬送装置16の終端と
前記脱穀装置1の供給部との間には株元揚送体17と穂側
揚送体18を並列に配設してなる揚送装置を設けてある。
次に5条刈タイプのコンバインにおける各部の構成につ
いて詳述する。
いて詳述する。
[刈取装置] 前記穀稈引起装置9は第1図に示すように引起経路が隣
接する2対の引起対9a・・及び右側(前方からみて)に
あって引起経路が外側になっている1つの引起体9bで構
成されており、上部の筒状伝動ケース19により駆動され
る。
接する2対の引起対9a・・及び右側(前方からみて)に
あって引起経路が外側になっている1つの引起体9bで構
成されており、上部の筒状伝動ケース19により駆動され
る。
掻込輪10・・は左側の2個を噛合させ、それらとは別に
右側の3個を横方向の列状に噛合させると共に縦軸20・
・に取付け、それらの縦軸20・・の上部のプーリー21・
・に前記茎部掻込ベルト12・・の後部を巻き掛け、左か
ら2番目と4番目の縦軸20,20に取付けたスプロケット
22,22とそれらの後方の駆動スプロケット23,23に前記
株元掻込チエン11,11を張設してあるので、左側から2
番目の掻込輪10はそれに噛合する1番目の掻込輪10を駆
動し、4番目の掻込輪10はその両側に噛合する3番目及
び5番目の掻込輪10,10を回転させ、その結果、5番目
の掻込輪10は平面視で反時計方向へ回転し、これに対応
する外側の株元掻込チエン11a は後部の駆動スプロケッ
ト23a により駆動され、右側の2個の掻込輪10,10を支
承する軸受はそれらの掻込輪10,10が噛合するように支
持する取付金10A を介して刈取枠に着脱可能に取付けて
ある。
右側の3個を横方向の列状に噛合させると共に縦軸20・
・に取付け、それらの縦軸20・・の上部のプーリー21・
・に前記茎部掻込ベルト12・・の後部を巻き掛け、左か
ら2番目と4番目の縦軸20,20に取付けたスプロケット
22,22とそれらの後方の駆動スプロケット23,23に前記
株元掻込チエン11,11を張設してあるので、左側から2
番目の掻込輪10はそれに噛合する1番目の掻込輪10を駆
動し、4番目の掻込輪10はその両側に噛合する3番目及
び5番目の掻込輪10,10を回転させ、その結果、5番目
の掻込輪10は平面視で反時計方向へ回転し、これに対応
する外側の株元掻込チエン11a は後部の駆動スプロケッ
ト23a により駆動され、右側の2個の掻込輪10,10を支
承する軸受はそれらの掻込輪10,10が噛合するように支
持する取付金10A を介して刈取枠に着脱可能に取付けて
ある。
また、最も右側にある掻込輪10の軸20a は第2図に示す
如く上端で下段の茎部掻込チエン13a を駆動し、該茎部
掻込チエン13a の後部の従動スプロケットの軸は上段の
茎部掻込チエン13b を駆動し、更に、左端の前記プーリ
ー21はV溝が2段になっており、その他方のV溝と側方
に軸支した遊動プーリー21a との間にはラグ付き茎部掻
込ベルト12a を張設して後述する広い掻込通路の穀稈掻
込みを行なうようにしてある。
如く上端で下段の茎部掻込チエン13a を駆動し、該茎部
掻込チエン13a の後部の従動スプロケットの軸は上段の
茎部掻込チエン13b を駆動し、更に、左端の前記プーリ
ー21はV溝が2段になっており、その他方のV溝と側方
に軸支した遊動プーリー21a との間にはラグ付き茎部掻
込ベルト12a を張設して後述する広い掻込通路の穀稈掻
込みを行なうようにしてある。
前記駆動スプロケット23,23の軸24,24は第3図に示す
如くギヤケース25,25から立上っており、前記茎部掻込
ベルト12・・より上部に上下2段の茎部掻込チエン13・
・を張設してあり、また、操縦席5の前方でかつ既刈地
寄りとなる左側から一番目の分草体7とそれに隣接する
中分草体8との間隔を、他の部位の分草掻込経路幅より
広くし、穀稈列と直交して刈取を行なう場合、又は広幅
になっている麦を刈取る時等に、前行程で機体が蛇行し
て刈取を行ない、刈取線が凹凸になっていても刈り残し
を生じないようにしてある。
如くギヤケース25,25から立上っており、前記茎部掻込
ベルト12・・より上部に上下2段の茎部掻込チエン13・
・を張設してあり、また、操縦席5の前方でかつ既刈地
寄りとなる左側から一番目の分草体7とそれに隣接する
中分草体8との間隔を、他の部位の分草掻込経路幅より
広くし、穀稈列と直交して刈取を行なう場合、又は広幅
になっている麦を刈取る時等に、前行程で機体が蛇行し
て刈取を行ない、刈取線が凹凸になっていても刈り残し
を生じないようにしてある。
前記横搬送チエン15は始端が左側の株元掻込チエン11の
後部の横送り終端部寄りに対向し、終端部は後方へ屈曲
していて駆動スプロケット15a により駆動される。
後部の横送り終端部寄りに対向し、終端部は後方へ屈曲
していて駆動スプロケット15a により駆動される。
[縦搬送装置] 縦搬送装置16は搬送チエンの搬送面に挟持しレール26a
を対設した株元搬送体26と搬送爪付のチエンに保持間隙
を隔ててガイド杆を対設した穂側搬送体27とで構成され
ており、それらはギヤケース28から立上がった軸29のス
プロケットにより駆動され、前記穂側搬送体27の前部は
前記横搬送チエン15と平行な横搬送部を有している。
を対設した株元搬送体26と搬送爪付のチエンに保持間隙
を隔ててガイド杆を対設した穂側搬送体27とで構成され
ており、それらはギヤケース28から立上がった軸29のス
プロケットにより駆動され、前記穂側搬送体27の前部は
前記横搬送チエン15と平行な横搬送部を有している。
そして、この縦搬送装置16は後述する斜筒94に固定され
たモーター16a によりリンク16b ・・を介し、前記ギヤ
ケース28の横軸Pを中心としてリフトアーム16c により
上下傾動して扱深調節を行なう。
たモーター16a によりリンク16b ・・を介し、前記ギヤ
ケース28の横軸Pを中心としてリフトアーム16c により
上下傾動して扱深調節を行なう。
[揚送供給装置] 第1図、第3図及び第5図において、前記株元揚送体17
と穂側揚送体18は前記脱穀装置1の前面から突出したフ
レーム31にU字杆32に介して支持されており、それらの
揚送体17,18の始端部が前記株元搬送体26の終端より下
方に臨み終端は脱穀装置1の供給口33から突出した入口
坂33a より高くなっており、それらは前記縦搬送装置16
の株元搬送体26及び穂側搬送体27の終端部が始端部間に
入り込む間隔で平行に配設してあり、株元揚送体17は各
プレートに低い突起を有するチエン17a とその連結ピン
の外側に回動自在に取付けられていて上昇行程でガイド
レール17b により起立突出する掻上爪17c ・・とからな
り、穂側揚送体18は前記株元揚送体17の掻上爪17c より
長い掻上爪18a ・・を有しており、穂側揚送体18の穂側
には第1図に示すように揚送案内板34を併設し、前記株
元揚送体17と穂側揚送体18の間には、上端が前記入口板
33a の下面に固定された上部傾斜案内板35と、下部が前
記ギヤケース28の上面に蝶着されていて前記上部傾斜案
内板35の下部上面に重合する可動案内板36とを設けてあ
る。
と穂側揚送体18は前記脱穀装置1の前面から突出したフ
レーム31にU字杆32に介して支持されており、それらの
揚送体17,18の始端部が前記株元搬送体26の終端より下
方に臨み終端は脱穀装置1の供給口33から突出した入口
坂33a より高くなっており、それらは前記縦搬送装置16
の株元搬送体26及び穂側搬送体27の終端部が始端部間に
入り込む間隔で平行に配設してあり、株元揚送体17は各
プレートに低い突起を有するチエン17a とその連結ピン
の外側に回動自在に取付けられていて上昇行程でガイド
レール17b により起立突出する掻上爪17c ・・とからな
り、穂側揚送体18は前記株元揚送体17の掻上爪17c より
長い掻上爪18a ・・を有しており、穂側揚送体18の穂側
には第1図に示すように揚送案内板34を併設し、前記株
元揚送体17と穂側揚送体18の間には、上端が前記入口板
33a の下面に固定された上部傾斜案内板35と、下部が前
記ギヤケース28の上面に蝶着されていて前記上部傾斜案
内板35の下部上面に重合する可動案内板36とを設けてあ
る。
また、前記株元揚送体17の駆動スプロケット37及び穂側
揚送体18の駆動スプロケット38は第5図に示す如くフィ
ードチエン1aの従動スプロケット40を軸支した軸41に装
着してあり、クラッチケース42内のクラッチ43はシフタ
ー44の作動により上記従動スプロケット40の側面に刻設
したクラッチ爪に係脱し、前記シフター44は走行クラッ
チペタル45にワイヤー46により連動連結してあるので、
作業中に走行クラッチペタル45を踏込むと走行クラッチ
が切れ、刈取装置及び縦搬送装置16は走行装置2に連動
しているので、機体及び刈取装置等が停止し、同時に前
記クラッチ43が切れて揚送装置も停止する。
揚送体18の駆動スプロケット38は第5図に示す如くフィ
ードチエン1aの従動スプロケット40を軸支した軸41に装
着してあり、クラッチケース42内のクラッチ43はシフタ
ー44の作動により上記従動スプロケット40の側面に刻設
したクラッチ爪に係脱し、前記シフター44は走行クラッ
チペタル45にワイヤー46により連動連結してあるので、
作業中に走行クラッチペタル45を踏込むと走行クラッチ
が切れ、刈取装置及び縦搬送装置16は走行装置2に連動
しているので、機体及び刈取装置等が停止し、同時に前
記クラッチ43が切れて揚送装置も停止する。
更に、前記株元揚送体17の上面にはガイド杆47を対設し
てあり、このガイド杆47の下端部は株元搬送体26の挟持
レール26a を保持する枠体48の後端外側面にピン50で第
6図(a) に実線と鎖線で示すように前後回動自在に枢支
されており、縦搬送装置16を上下傾動して扱深さ調節を
行なった時、ピン50は縦搬送装置16の回動中心となる横
軸Pに側面視で極めて接近した位置になるので、ガイド
杆47は基部を中心として自在に傾動して株元揚送体17の
搬送面に近接して常に押え作用をなす。
てあり、このガイド杆47の下端部は株元搬送体26の挟持
レール26a を保持する枠体48の後端外側面にピン50で第
6図(a) に実線と鎖線で示すように前後回動自在に枢支
されており、縦搬送装置16を上下傾動して扱深さ調節を
行なった時、ピン50は縦搬送装置16の回動中心となる横
軸Pに側面視で極めて接近した位置になるので、ガイド
杆47は基部を中心として自在に傾動して株元揚送体17の
搬送面に近接して常に押え作用をなす。
また、手扱ぎ作業を行なう時、チェンジレバーを操作し
てサブミッション57の主クラッチを切ると走行装置2及
び前処理装置が停止するから走行クラッチペタル45を踏
み込まない状態で前記揚送供給装置のクラッチ43を入り
にしておくことができ、この状態で前記ガイド杆47を第
6図(a) に示す前方の(イ)位置(浅扱ぎ調節時)、又
は(ロ)位置(深扱ぎ調節時)に回動すると、作業者は
供給口33より低い位置にある株元揚送体17及び穂側揚送
体18に手刈穀稈を楽な姿勢で供給することができ、ま
た、刈取脱穀作業に復帰する時、第6図に示すように前
記ガイド杆47を後方へ傾動して軽く押すと、後部が挟扼
レール1bの外側面に固定されていて前部を開口させたス
プリング板51が外側方へ押し出されてその基部に当接
し、前部はストッパー52に受止められて所定の案内姿勢
にセットされる。
てサブミッション57の主クラッチを切ると走行装置2及
び前処理装置が停止するから走行クラッチペタル45を踏
み込まない状態で前記揚送供給装置のクラッチ43を入り
にしておくことができ、この状態で前記ガイド杆47を第
6図(a) に示す前方の(イ)位置(浅扱ぎ調節時)、又
は(ロ)位置(深扱ぎ調節時)に回動すると、作業者は
供給口33より低い位置にある株元揚送体17及び穂側揚送
体18に手刈穀稈を楽な姿勢で供給することができ、ま
た、刈取脱穀作業に復帰する時、第6図に示すように前
記ガイド杆47を後方へ傾動して軽く押すと、後部が挟扼
レール1bの外側面に固定されていて前部を開口させたス
プリング板51が外側方へ押し出されてその基部に当接
し、前部はストッパー52に受止められて所定の案内姿勢
にセットされる。
而して、前記株元揚送体17及び穂側揚送体18の駆動スプ
ロケット37,38の直径はフィードチエン1aの従動スプロ
ケット40の直径より小であるからフィードチエン1aの搬
送速度V1は揚送装置の揚送速度V2より大になってい
る。
ロケット37,38の直径はフィードチエン1aの従動スプロ
ケット40の直径より小であるからフィードチエン1aの搬
送速度V1は揚送装置の揚送速度V2より大になってい
る。
[前処理枠及び伝動装置] 前処理枠は第2図及び第4図に示すように前記横軸Pの
筒枠をトップリンク53で、また下部を左右一対のロアリ
ンク54,54で支柱55と一体なフレーム31及び機台3に支
持されていて油圧シリンダ56の伸縮作動により略一定の
姿勢を保って昇降するようになっており、エンジンEの
動力はサブミッション57にクラッチ58を介して入力さ
れ、後述する屈折伝動機構81を介して伝動される後部横
軸ケース60は3つのギヤケース61,62,63を有し、前部
横軸ケース65は4つのギヤケース66,67,25,25を備え
ており、該前部横軸ケース65の右端と後部横軸ケース60
の右端を、ホルダー70でL字状に螺着した連結枠71によ
り一体的に結合し、前記後部横軸ケース60の左端のギヤ
ケース61と前部横軸ケース65の左から2番目のギヤケー
ス67とを前後方向の軸ケース72で連結することにより一
体的な枠体を兼ねた伝動ケース73に構成してある。
筒枠をトップリンク53で、また下部を左右一対のロアリ
ンク54,54で支柱55と一体なフレーム31及び機台3に支
持されていて油圧シリンダ56の伸縮作動により略一定の
姿勢を保って昇降するようになっており、エンジンEの
動力はサブミッション57にクラッチ58を介して入力さ
れ、後述する屈折伝動機構81を介して伝動される後部横
軸ケース60は3つのギヤケース61,62,63を有し、前部
横軸ケース65は4つのギヤケース66,67,25,25を備え
ており、該前部横軸ケース65の右端と後部横軸ケース60
の右端を、ホルダー70でL字状に螺着した連結枠71によ
り一体的に結合し、前記後部横軸ケース60の左端のギヤ
ケース61と前部横軸ケース65の左から2番目のギヤケー
ス67とを前後方向の軸ケース72で連結することにより一
体的な枠体を兼ねた伝動ケース73に構成してある。
また、刈取フレーム74は前記各分草体7・・及び中分草
体8・・を取付けた複数の縦フレーム75・・を2本の横
フレーム76,77と刈刃フレーム78とで連結して構成して
あり、この刈取フレーム74はその後部を第4図に示す如
く前記伝動ケース73からなる枠体の前部下面に重合して
左右2箇所で熔接して一体に構成してあり、右端の前記
縦フレーム75は後部寄りで分割してボルト80により着脱
可能に結合してある。
体8・・を取付けた複数の縦フレーム75・・を2本の横
フレーム76,77と刈刃フレーム78とで連結して構成して
あり、この刈取フレーム74はその後部を第4図に示す如
く前記伝動ケース73からなる枠体の前部下面に重合して
左右2箇所で熔接して一体に構成してあり、右端の前記
縦フレーム75は後部寄りで分割してボルト80により着脱
可能に結合してある。
そして、前記屈折伝動機構81は第1〜3、9図に示すよ
うに操縦席5の下部の機枠に変速装置82を取付け、該変
速装置82の入力プーリー83をサブミッション57の手前の
プーリー84で駆動し、その出力プーリー85の中間軸86の
プーリー87にクラッチプーリー付きベルト88で連動連結
し、中間軸86のスプロケット89と前記後部横軸ケース60
内の横軸90に取付けたスプロケット91とはチエン91a で
連動連結してあり、前記中間軸86の軸受86a は後部が前
記出力プーリー85の軸受筒85a に回動自在に遊嵌された
後部屈折アーム92の前端に設けた半円状受部により後面
を支承され、前部屈折アーム93の上部は前記軸受86a に
固定され、下部は後部横軸ケース60に遊嵌されているの
で前記油圧シリンダー56により前処理枠が略一定の姿勢
で昇降すると、変速装置82は機台3と一体であるのに対
し、後部横軸ケース60は伝動ケース73と一体的に相対距
離を変化させながら昇降するが、前記前部屈折アーム93
と後部屈折アーム92の中間軸86を屈折点として屈伸する
こととなって軸間距離が変化することがなく円滑な伝動
を行なうことができ、脱穀装置1はエンジンEで別に駆
動される。
うに操縦席5の下部の機枠に変速装置82を取付け、該変
速装置82の入力プーリー83をサブミッション57の手前の
プーリー84で駆動し、その出力プーリー85の中間軸86の
プーリー87にクラッチプーリー付きベルト88で連動連結
し、中間軸86のスプロケット89と前記後部横軸ケース60
内の横軸90に取付けたスプロケット91とはチエン91a で
連動連結してあり、前記中間軸86の軸受86a は後部が前
記出力プーリー85の軸受筒85a に回動自在に遊嵌された
後部屈折アーム92の前端に設けた半円状受部により後面
を支承され、前部屈折アーム93の上部は前記軸受86a に
固定され、下部は後部横軸ケース60に遊嵌されているの
で前記油圧シリンダー56により前処理枠が略一定の姿勢
で昇降すると、変速装置82は機台3と一体であるのに対
し、後部横軸ケース60は伝動ケース73と一体的に相対距
離を変化させながら昇降するが、前記前部屈折アーム93
と後部屈折アーム92の中間軸86を屈折点として屈伸する
こととなって軸間距離が変化することがなく円滑な伝動
を行なうことができ、脱穀装置1はエンジンEで別に駆
動される。
また、前記縦搬送装置16を駆動するギヤケース28に臨設
して設けたギヤケース28a は前記後部横軸ケース60のギ
ヤケース62にバック伝動軸を内装した斜筒94により連結
されおり、ギヤケース28,28a 内の前記横軸Pはトップ
リンク53の前部支点が一致しているので、無理なく確実
な伝動を行なうことができ、前記穀稈引起装置9の筒状
伝動ケース19はギヤケース66から立上がった軸19a によ
り駆動される。
して設けたギヤケース28a は前記後部横軸ケース60のギ
ヤケース62にバック伝動軸を内装した斜筒94により連結
されおり、ギヤケース28,28a 内の前記横軸Pはトップ
リンク53の前部支点が一致しているので、無理なく確実
な伝動を行なうことができ、前記穀稈引起装置9の筒状
伝動ケース19はギヤケース66から立上がった軸19a によ
り駆動される。
[穀稈案内装置] 前記前部屈折アーム93には屈折伝動機構の外側及び前面
を覆う平面視でL字状をなすカバーを兼ねた後部横案内
板95をステー96を介して着脱可能に螺着してあり、この
後部横案内板95は、左から2番目と3番目にある引起体
9a,9aの下部寄り背面から後方へ延出させた縦案内部97
a ,97a とそれらの後端を連結した横案内部97b とから
なる下案内板97の横案内部97b に第1図及び第3図に示
すように横搬送経路を隔てて対向しており、右から1番
目と2番目の引起体9a,9bの背面にも下案内板97を装着
してあり、左端の引起体9aの背面から後方へ向けて延設
した幅の広い案内板97c は後部を折曲して前記横搬送経
路の後面に沿わせてあり、該案内板97c の上下方向の中
間部をヘ字状の突条部97c′に形成し、軸19a の保持筒
から横方向へ突出させたチャンネル型支持腕97d を前記
突条部97c′の後面に嵌合して螺着してあるので、案内
板97c の後部を強固に支持することができると共に前記
突条部97c′が横送りされる穀稈に線接触することとな
り、搬送抵抗を小さくして穀稈を整然と横送りすること
ができる。
を覆う平面視でL字状をなすカバーを兼ねた後部横案内
板95をステー96を介して着脱可能に螺着してあり、この
後部横案内板95は、左から2番目と3番目にある引起体
9a,9aの下部寄り背面から後方へ延出させた縦案内部97
a ,97a とそれらの後端を連結した横案内部97b とから
なる下案内板97の横案内部97b に第1図及び第3図に示
すように横搬送経路を隔てて対向しており、右から1番
目と2番目の引起体9a,9bの背面にも下案内板97を装着
してあり、左端の引起体9aの背面から後方へ向けて延設
した幅の広い案内板97c は後部を折曲して前記横搬送経
路の後面に沿わせてあり、該案内板97c の上下方向の中
間部をヘ字状の突条部97c′に形成し、軸19a の保持筒
から横方向へ突出させたチャンネル型支持腕97d を前記
突条部97c′の後面に嵌合して螺着してあるので、案内
板97c の後部を強固に支持することができると共に前記
突条部97c′が横送りされる穀稈に線接触することとな
り、搬送抵抗を小さくして穀稈を整然と横送りすること
ができる。
また、前記下案内板97の直上部にも横案内部が前記下案
内板97の横案内部97b と略同一面をなすと共に側面視で
三角形状をなす上案内板98を設けてあり、この上案内板
98の上部の傾斜部はその略全面を対応する引起体9a・
・,9bの背面にボルト99・・にて螺着し、下部は第3図
及び第7図に示す如く上方の茎部掻込チエン13の支持枠
に藁屑が通過する程度の僅かの間隙をおいてステー99a
,99a により着脱可能に螺着してある。
内板97の横案内部97b と略同一面をなすと共に側面視で
三角形状をなす上案内板98を設けてあり、この上案内板
98の上部の傾斜部はその略全面を対応する引起体9a・
・,9bの背面にボルト99・・にて螺着し、下部は第3図
及び第7図に示す如く上方の茎部掻込チエン13の支持枠
に藁屑が通過する程度の僅かの間隙をおいてステー99a
,99a により着脱可能に螺着してある。
[梳上分草装置] 前記穀稈引起装置9の非作用側が近接している引起体9
a,9aの間の下部には梳上分草装置100 を第2、3図及
び第8図に示すように装着してあり、該梳上分草装置10
0 は一方の引起体9aの遊動スプロケット9dの軸によりチ
エンを介して前後方向の軸101 を駆動し、チエンケース
102 の上部と下部に軸支したスプロケットには梳上爪10
3 ・・チエン起伏可能に装着した梳上チエン104 を張設
し、上部のスプロケットの軸104aを前記軸101 により傘
歯車を介して駆動すると、上記梳上爪103 ・・は上昇側
ではガイドレール105 により地面際から第3図に示す如
く引起爪の1〜2ピッチ(望ましくは1,5 〜2ピッチ)
(但し図中lは1ピッチ)程度で、かつ下案内板97の下
縁部又は下段にある茎部掻込チエン13の前部若くは茎部
掻込ベルト12と対応する高さまで低い梳上げ高さで起立
突出して強制的に梳上分草し、その梳上の上限で穀稈が
引起爪に受渡されると、それ以後引起爪により引きほぐ
しながら穂側まで無理なく分草し、梳上分草を引起体9
a,9aの上部まで行なうものより脱粒及び稈の引き抜き
等を少なくすることができる。
a,9aの間の下部には梳上分草装置100 を第2、3図及
び第8図に示すように装着してあり、該梳上分草装置10
0 は一方の引起体9aの遊動スプロケット9dの軸によりチ
エンを介して前後方向の軸101 を駆動し、チエンケース
102 の上部と下部に軸支したスプロケットには梳上爪10
3 ・・チエン起伏可能に装着した梳上チエン104 を張設
し、上部のスプロケットの軸104aを前記軸101 により傘
歯車を介して駆動すると、上記梳上爪103 ・・は上昇側
ではガイドレール105 により地面際から第3図に示す如
く引起爪の1〜2ピッチ(望ましくは1,5 〜2ピッチ)
(但し図中lは1ピッチ)程度で、かつ下案内板97の下
縁部又は下段にある茎部掻込チエン13の前部若くは茎部
掻込ベルト12と対応する高さまで低い梳上げ高さで起立
突出して強制的に梳上分草し、その梳上の上限で穀稈が
引起爪に受渡されると、それ以後引起爪により引きほぐ
しながら穂側まで無理なく分草し、梳上分草を引起体9
a,9aの上部まで行なうものより脱粒及び稈の引き抜き
等を少なくすることができる。
また、前記梳上爪103 は下降行程で第8図(a) に示すよ
うに引起体9a,9a間に侵入して下降し、引起体9a・・の
非作用側後面は開口しており、この開口部の前部から後
方へ向けて折曲したガイド板106 ,106はチエンケース10
2 後方開口部から藁屑や泥土等を後方下方に案内すると
共にそれらが引起体9a,9aの対向する開口部に侵入する
のを防止し、後端部に形成される間隙107 からは引起体
9a,9aから排出される藁屑等が落下する。
うに引起体9a,9a間に侵入して下降し、引起体9a・・の
非作用側後面は開口しており、この開口部の前部から後
方へ向けて折曲したガイド板106 ,106はチエンケース10
2 後方開口部から藁屑や泥土等を後方下方に案内すると
共にそれらが引起体9a,9aの対向する開口部に侵入する
のを防止し、後端部に形成される間隙107 からは引起体
9a,9aから排出される藁屑等が落下する。
更に、図示してないが未刈取地側の引起体9bの外側に前
記梳上分草装置100 又は引起体9bと略等しい高さの梳上
分草装置を付設する。
記梳上分草装置100 又は引起体9bと略等しい高さの梳上
分草装置を付設する。
[刈幅調節装置] 第1図及び第4図において株元掻込チエン11a を外すと
共に弯曲したチエンガイドを兼ねた支持枠をギヤケース
63から取外し、右端の縦フレーム75に換えて中分草体8
付きの縦フレーム75を第12図に示すように取付けると共
に前端部に分草体7を有する補助縦フレーム75a の基部
を前記横フレーム76,77の右端に螺着し、下部が前記補
助縦フレーム75a に固定された引起体9cの筒状伝動ケー
ス19b を前記筒状伝動ケース19の端部に螺子で着脱可能
に取付け、右側にある2つの掻込輪10,10を支承してい
る取付金10A に換えて第10図及び第12図に示す如く上記
掻込輪10,10が噛合しない間隔で軸支された長い取付金
10B を取付け、前部にスプロケット22と右端の掻込輪10
の外側に噛合する掻込輪10a を軸支すると共に中間部が
支柱を介して前記補助縦フレーム75a に支持された支持
枠75b の後部を前記ギヤケース63に着脱可能に螺着し、
該ギヤケース63から立上がった軸の駆動スプロケット23
a とその前方のスプロケット22に株元掻込チエン11b を
張設し、茎部掻込チエン13c ,13c を第11図に示すよう
に上記軸に連結すると共に茎部掻込チエン13c ,13c を
後方へ延出させると、右端に2条用の引起、掻込経路が
形成されることとなり、第1図に示す5条刈コンバイン
を第10〜12図に示す6条刈コンバインに変換することが
でき、また、6条刈として取付けたものを第1図及び第
4図等に示す状態にすると5条刈コンバインに戻すこと
ができ、更に、多条刈コンバインにおいて、7条刈型と
8条刈型と条数変換若くは他の多条刈コンバインの条数
変換を前述の方式で適宜行なうことができる。
共に弯曲したチエンガイドを兼ねた支持枠をギヤケース
63から取外し、右端の縦フレーム75に換えて中分草体8
付きの縦フレーム75を第12図に示すように取付けると共
に前端部に分草体7を有する補助縦フレーム75a の基部
を前記横フレーム76,77の右端に螺着し、下部が前記補
助縦フレーム75a に固定された引起体9cの筒状伝動ケー
ス19b を前記筒状伝動ケース19の端部に螺子で着脱可能
に取付け、右側にある2つの掻込輪10,10を支承してい
る取付金10A に換えて第10図及び第12図に示す如く上記
掻込輪10,10が噛合しない間隔で軸支された長い取付金
10B を取付け、前部にスプロケット22と右端の掻込輪10
の外側に噛合する掻込輪10a を軸支すると共に中間部が
支柱を介して前記補助縦フレーム75a に支持された支持
枠75b の後部を前記ギヤケース63に着脱可能に螺着し、
該ギヤケース63から立上がった軸の駆動スプロケット23
a とその前方のスプロケット22に株元掻込チエン11b を
張設し、茎部掻込チエン13c ,13c を第11図に示すよう
に上記軸に連結すると共に茎部掻込チエン13c ,13c を
後方へ延出させると、右端に2条用の引起、掻込経路が
形成されることとなり、第1図に示す5条刈コンバイン
を第10〜12図に示す6条刈コンバインに変換することが
でき、また、6条刈として取付けたものを第1図及び第
4図等に示す状態にすると5条刈コンバインに戻すこと
ができ、更に、多条刈コンバインにおいて、7条刈型と
8条刈型と条数変換若くは他の多条刈コンバインの条数
変換を前述の方式で適宜行なうことができる。
また、刈刃14は1条分追加して接続するか又は全体を広
幅のものに取換える。
幅のものに取換える。
このような刈幅調節装置によると、特定条数のコンバイ
ンを量産し、使用者の要望に応じて1条分の補助装置を
添付することでもう1条分多いコンバインを提供するこ
とができ、製造コスト及び在庫等の流通コストを著しく
低減することができ、また、通常農家で使用する小型ト
ラックでは荷台幅に対して機体幅が広くて積み込むこと
ができないような場合、1条分取外すことにより積み込
んで運搬することができ日常の作業に有益である。
ンを量産し、使用者の要望に応じて1条分の補助装置を
添付することでもう1条分多いコンバインを提供するこ
とができ、製造コスト及び在庫等の流通コストを著しく
低減することができ、また、通常農家で使用する小型ト
ラックでは荷台幅に対して機体幅が広くて積み込むこと
ができないような場合、1条分取外すことにより積み込
んで運搬することができ日常の作業に有益である。
[作用] 次に作用について説明する。
分草体7・・及び中分草体8・・で分草され、梳上分草
装置100 で梳上分草されながら穀稈引起装置9により引
起される穀稈は株元部を茎部掻込ベルト12・・,12a に
より掻込まれて刈刃14により刈取られ、左側の掻込経路
から横送経路に掻込まれた穀稈は後部を案内板97c と後
部横案内板95とにより案内され、前部は上案内板98及び
下案内板97により案内され、中間の掻込経路から掻込ま
れた穀稈は左側から横送りされてくる穀稈に合流し、横
送経路の終端の弯曲部に合流する。
装置100 で梳上分草されながら穀稈引起装置9により引
起される穀稈は株元部を茎部掻込ベルト12・・,12a に
より掻込まれて刈刃14により刈取られ、左側の掻込経路
から横送経路に掻込まれた穀稈は後部を案内板97c と後
部横案内板95とにより案内され、前部は上案内板98及び
下案内板97により案内され、中間の掻込経路から掻込ま
れた穀稈は左側から横送りされてくる穀稈に合流し、横
送経路の終端の弯曲部に合流する。
このようにして横送りされた穀稈は縦搬送装置16に受継
がれて後送され、その間に図外の扱深さセンサーの検出
結果によりモーター16a が作動して縦搬送装置16が上下
回動して扱深さ調節が行なわれ、その搬送終端では株元
搬送体26と株元揚送体17の下部とがラップしているの
で、スムーズに持ち換えられ、ガイド杆47に押さえられ
た状態で株元揚送体17と掻上爪17c とに受継がれ、穂側
は穂側揚送体18上に落下して掻上爪18a に受継がれて
夫々揚送される。
がれて後送され、その間に図外の扱深さセンサーの検出
結果によりモーター16a が作動して縦搬送装置16が上下
回動して扱深さ調節が行なわれ、その搬送終端では株元
搬送体26と株元揚送体17の下部とがラップしているの
で、スムーズに持ち換えられ、ガイド杆47に押さえられ
た状態で株元揚送体17と掻上爪17c とに受継がれ、穂側
は穂側揚送体18上に落下して掻上爪18a に受継がれて
夫々揚送される。
その際、縦搬送装置16の終端部は株元揚送体17と穂側揚
送体18の始端部間に入り込んでいるので、縦搬送装置16
の終端から落下した穀稈の株元部と穂側は株元揚送体17
と穂側揚送体18上に確実に受止められ、かつ、縦搬送装
置16の株元搬送体26及び穂側搬送体27の搬送終端より外
側にて広い間隔で受継いで揚送することとなり、横方向
の安定した姿勢で揚送し、株元部は脱穀装置1のフィー
ドチエン1aと挟扼レール1bの始端に整然と継送し、穂側
も姿勢を乱すことなく、しかも揚送遅れを生ずることな
く供給口33に供給することができる。
送体18の始端部間に入り込んでいるので、縦搬送装置16
の終端から落下した穀稈の株元部と穂側は株元揚送体17
と穂側揚送体18上に確実に受止められ、かつ、縦搬送装
置16の株元搬送体26及び穂側搬送体27の搬送終端より外
側にて広い間隔で受継いで揚送することとなり、横方向
の安定した姿勢で揚送し、株元部は脱穀装置1のフィー
ドチエン1aと挟扼レール1bの始端に整然と継送し、穂側
も姿勢を乱すことなく、しかも揚送遅れを生ずることな
く供給口33に供給することができる。
湿田のように走行装置2が沈下するような場合、刈取装
置及び縦搬送装置16等を油圧シリンダ56で前処理枠を上
昇させた時、屈折伝動機構81の後部屈折アーム92と前部
屈折アーム93との角度が小さくなるだけで軸芯の間隔は
一定であるので、無理のない伝動を行なうことができ
る。
置及び縦搬送装置16等を油圧シリンダ56で前処理枠を上
昇させた時、屈折伝動機構81の後部屈折アーム92と前部
屈折アーム93との角度が小さくなるだけで軸芯の間隔は
一定であるので、無理のない伝動を行なうことができ
る。
而して前記穀稈を掻込んで縦搬送する行程において、前
方からみて一番左側の掻込経路を構成する掻込輪10・
・、茎部掻込チエン13・・とその右側の掻込経路を構成
するそれらは横搬送経路を構成する横搬送チエン15の前
部にある伝動系のギヤケース25,25により駆動され、5
条刈の場合、右側端部の掻込経路を構成する掻込輪10
は、その左側にある掻込輪10により駆動され、右端の株
元掻込チエン11a 、茎部掻込チエン13a ,13b は横搬送
経路の後部にある伝動系のギヤケース63により駆動さ
れ、6条刈の場合、右側の掻込輪10,10a 、株元掻込チ
エン11b 及び茎部掻込チエン13c は後方にある前記伝動
系のギヤケース63により駆動される。
方からみて一番左側の掻込経路を構成する掻込輪10・
・、茎部掻込チエン13・・とその右側の掻込経路を構成
するそれらは横搬送経路を構成する横搬送チエン15の前
部にある伝動系のギヤケース25,25により駆動され、5
条刈の場合、右側端部の掻込経路を構成する掻込輪10
は、その左側にある掻込輪10により駆動され、右端の株
元掻込チエン11a 、茎部掻込チエン13a ,13b は横搬送
経路の後部にある伝動系のギヤケース63により駆動さ
れ、6条刈の場合、右側の掻込輪10,10a 、株元掻込チ
エン11b 及び茎部掻込チエン13c は後方にある前記伝動
系のギヤケース63により駆動される。
また、横搬送チエン15は横搬送経路の後部に設けたギヤ
ケース62により駆動され、右端の掻込経路から掻込まれ
た穀稈の株元側の横搬送チエン15で横送りされ、次の掻
込径路から掻込まれた穀稈が横搬送チエン15の中間部に
合流して横送りされ、その間、横搬送経路の前面は下案
内板97,97で案内され、後面は横搬送チエン15により搬
送され、穂側は穂側搬送体27の前部により搬送される。
ケース62により駆動され、右端の掻込経路から掻込まれ
た穀稈の株元側の横搬送チエン15で横送りされ、次の掻
込径路から掻込まれた穀稈が横搬送チエン15の中間部に
合流して横送りされ、その間、横搬送経路の前面は下案
内板97,97で案内され、後面は横搬送チエン15により搬
送され、穂側は穂側搬送体27の前部により搬送される。
更に、右端の掻込経路からの穀稈は横搬送チエン15の終
端の後方へ向けて屈曲した部分に合流し、それが前記後
方の伝動系の前記ギヤケース62により、前記バック伝動
軸、ギヤケース28a ,28、横軸P及び軸29を介してギヤ
ケース62により駆動される縦搬送装置16の株元搬送体26
と穂側搬送体27とに受継がれて後送される。
端の後方へ向けて屈曲した部分に合流し、それが前記後
方の伝動系の前記ギヤケース62により、前記バック伝動
軸、ギヤケース28a ,28、横軸P及び軸29を介してギヤ
ケース62により駆動される縦搬送装置16の株元搬送体26
と穂側搬送体27とに受継がれて後送される。
(ト)発明の効果 本発明は前述のように少なくとも2つの掻込経路を横搬
送経路に合流させ、該横搬送経路の終端部に、更に別の
掻込経路を合流させるようにしたコンバインにおいて、
前記横搬送経路の前部に未刈地側端部以外の少なくとも
2つの掻込用の伝動ケースを有する伝動系を設け、後部
に未刈地側端部の掻込装置と、横搬送装置の終端部及び
縦搬送装置16とを駆動する伝動系を設けたので、複数の
掻込経路からの穀稈を横搬送経路に合流し得て多数条の
穀稈を刈取るものでありながら刈取装置と機台3との間
隔を小さくし得て、作業中に刈取装置が上下振動しても
分草体7・・等が土中に突込むことがない。
送経路に合流させ、該横搬送経路の終端部に、更に別の
掻込経路を合流させるようにしたコンバインにおいて、
前記横搬送経路の前部に未刈地側端部以外の少なくとも
2つの掻込用の伝動ケースを有する伝動系を設け、後部
に未刈地側端部の掻込装置と、横搬送装置の終端部及び
縦搬送装置16とを駆動する伝動系を設けたので、複数の
掻込経路からの穀稈を横搬送経路に合流し得て多数条の
穀稈を刈取るものでありながら刈取装置と機台3との間
隔を小さくし得て、作業中に刈取装置が上下振動しても
分草体7・・等が土中に突込むことがない。
また、5条以上の刈取幅であっても未刈地側の掻込経路
からの穀稈を後方の伝動系により駆動される横搬送体の
後方へ向かう部分にスムーズに合流させることができ、
合流した穀稈は横搬送体の駆動部と同じ後部の伝動系に
より駆動される縦搬送装置16の始端部に受継がれ、穀稈
が受継部でよどんで稈抜けや乱れや詰りを生ずることが
ない。
からの穀稈を後方の伝動系により駆動される横搬送体の
後方へ向かう部分にスムーズに合流させることができ、
合流した穀稈は横搬送体の駆動部と同じ後部の伝動系に
より駆動される縦搬送装置16の始端部に受継がれ、穀稈
が受継部でよどんで稈抜けや乱れや詰りを生ずることが
ない。
図面は本発明の一実施例を示すものであって、第1図は
コンバインの前部の展開平面図、第2図は同上側面図、
第3図(a) は前方からみて右側の掻込経路を省略した同
上側面図、(b) は上部案内板の断面図、(c) は下部案内
板の断面図、第4図は前処理枠の平面図、第5図(a) は
揚送装置の縦断面図、(b) は同上横断面図、(c) は株元
揚送体の掻上爪を内側に付設した例の横断面図、第6図
(a) は揚送装置の側面図、(b) はガイド杆係止部の平面
図、第7図は穀稈掻込部の分解側面図、第8図(a) は梳
上分草装置の縦断平面図、(b) は同上斜視図、第9図は
屈折伝動機構の側面図、第10図は6条刈となしたコンバ
インの一部を省略した展開平面図、第11図は同上側面
図、第12図は同上機枠と伝動部の展開平面図である。 10,10a ……掻込輪、12……茎部掻込ベルト 13,13a ,13b ……茎部掻込チエン 15……横搬送チエン、25,62,63……ギヤケース
コンバインの前部の展開平面図、第2図は同上側面図、
第3図(a) は前方からみて右側の掻込経路を省略した同
上側面図、(b) は上部案内板の断面図、(c) は下部案内
板の断面図、第4図は前処理枠の平面図、第5図(a) は
揚送装置の縦断面図、(b) は同上横断面図、(c) は株元
揚送体の掻上爪を内側に付設した例の横断面図、第6図
(a) は揚送装置の側面図、(b) はガイド杆係止部の平面
図、第7図は穀稈掻込部の分解側面図、第8図(a) は梳
上分草装置の縦断平面図、(b) は同上斜視図、第9図は
屈折伝動機構の側面図、第10図は6条刈となしたコンバ
インの一部を省略した展開平面図、第11図は同上側面
図、第12図は同上機枠と伝動部の展開平面図である。 10,10a ……掻込輪、12……茎部掻込ベルト 13,13a ,13b ……茎部掻込チエン 15……横搬送チエン、25,62,63……ギヤケース
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも2つの掻込経路を横搬送経路に
合流させ、該横搬送経路の終端部に、更に別の掻込経路
を合流させるようにしたコンバインにおいて、前記横搬
送経路の前部に未刈地側端部以外の少なくとも2つの掻
込用の伝動ケースを有する伝動系を設け、後部に未刈地
側端部の掻込装置と、横搬送装置の終端部及び縦搬送装
置16とを駆動する伝動系を設けたことを特徴とすコンバ
インにおける刈取部伝動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4332885A JPH0648933B2 (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 | コンバインにおける刈取部伝動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4332885A JPH0648933B2 (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 | コンバインにおける刈取部伝動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61202623A JPS61202623A (ja) | 1986-09-08 |
JPH0648933B2 true JPH0648933B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=12660755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4332885A Expired - Lifetime JPH0648933B2 (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 | コンバインにおける刈取部伝動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648933B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010104347A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Kubota Corp | コンバインの刈り取り搬送構造 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4874702B2 (ja) * | 2006-04-20 | 2012-02-15 | 三菱農機株式会社 | コンバイン |
JP4952571B2 (ja) * | 2007-12-26 | 2012-06-13 | 井関農機株式会社 | 多条刈りコンバイン |
-
1985
- 1985-03-05 JP JP4332885A patent/JPH0648933B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010104347A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Kubota Corp | コンバインの刈り取り搬送構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61202623A (ja) | 1986-09-08 |
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